海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

3月16日
先週の八甲田スキー縦走・2回目から、1週間が過ぎた。
GPV予報とニラメッコして、15日が良さそうと踏んでたが、2日ほど前から16日が良さげ。
昨日15日は、低気圧が通過中で当地は、植木鉢が引っ繰り返る程の強風が吹いた。
八甲田ゴンドラは、25m以上の風で終日運休・・・
昨夜の就寝前でも、天候判断で行き先を決めれずに、起きてからと・・・寝込む。

6時に目覚めた。即 予報と各ライブカメラ、
近隣スキー場の情報等を比較。
近場の森吉山は、登って・滑るだけで面白味が無い、八甲田に行く事に決める。

縦走して、酸ヶ湯温泉に滑っても、帰りのJRバスは3時15分迄より無い。
早く着いても、バス待ちが長い・・・9時半頃着いて、ロープ乗れれば時間が合う。

8時少し前に家を出る。下道も高速も乾いてて、走り易い。

黒石で高速を降りると・・・津軽富士(岩木山)が半分隠れてる・・・

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八甲田に上がる山道に入ると、大河原の集落からは新雪が・・・昨夜の降雪だ。

9時半に着き、即 準備。駅舎に入ると・・・2便のロープが出たばかりで、1番目に並ぶ。
45分発、普段になくガラ空きだった。上駅に着いて外に出ると・・・この景色。
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山頂部は、鉛色の雪雲に覆われてる・・・風も強い。
主稜線のスキー縦走を諦めて、赤倉岳⇒井戸岳⇒八甲田大岳の西側斜面を繋いで、
酸ヶ湯温泉に滑り込む事に変更。南八甲田連峰も、頭は雲の中・・・
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田茂萢湿原に滑り込むと・・・子樹氷が、まだ生き残ってた。
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赤倉岳は、雲の中・・・
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赤倉岳の基部から、スキーツァールートの“宮様コース”に滑り込む。
この時は、上毛無岱の湿原に日が当たっていた・・・
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寒水沢の源頭部を巻いて行く。
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処々に“
宮様コース”のプレートが・・・視界が悪ても、心強い。
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左手前方に、ツァー御一行様が・・・赤倉岳・井戸岳の、鞍部を目指してる様です。
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稜線越えして、箒場岱に滑り込むのでしょうか? この天気に・・・
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段々、天気が悪く為る・・・
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上毛無岱に来ると、雪雲が下がって来て・・・吹雪に・・・
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2時間ノンストップ・必死こいて、先を急ぐ・・・
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八甲田大岳の環状ルートに合流した。 この大きな、青森トド松群が目印。
この標高で、このサイズが林立してるのは、此処だけなのだ。
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青森トド松から、広葉樹帯に入ると・・・“鍋壊し坂”
急坂に、山毛欅の巨木が林立してる。これを降りれば、酸ヶ湯は目前です。

一回転倒して・・・何とか下まで・・・吹雪かれて2時間ブッ通しで行動したので大休止。
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スタート以来、板を外して初めての一服&珈琲Timeです。うぐいすパンを喰う。

ここから先の“湯坂”を滑り、酸ヶ湯温泉に・・・下界は、晴れ間が見える。

今日は、予報通りの天気で無かった・・・午後から晴れる筈だったのに・・・
散々な日だった。昨日の強風で黄砂が飛来したのか? 灰色掛かった雪。
ギシギシして滑りが悪かった・・・それに、灰色の世界で雪面の凹凸が見辛くて・・・
冬山並の吹雪に遭遇したが、痺れる様な寒さは無し。


でも、久振りに“山”を味わえた一日。次の晴れ間も、又八甲田だ・・・

※画像は、買い替えたKodakで撮ったもの。2台使った富士フイルムのカメラと違い
覗き窓が無いので、狙った構図に為らない・・・それに反射して見難いのだ・・・
それに、画像を一括消去出来ぬのが玉にキズ。

3月12日
我が家は震度4、長くユックリとした揺れが続いた。揺れ方から近場で無いと思った。
地震後に2日半停電、反射型石油ストーブと山用ローソクが役立つ。
水・ガスが使えたので、暮らしには困らず、情報は山用携帯ラジオで聴く。
被害は、壁に立て掛けてた姿見が、倒れて割れたのみ。
1週間近く続いた余震に、地震酔いした記憶が有る。
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11日のテレビ・12日の紙面を見ても、慰霊祭・復興道半ばの、話題が中心だ・・・

何処かの市・地区で、“防災・避難訓練”を実施した、と言うNew-sは皆無だった。
冷たい様に思われるが・・・
過ぎた日を、悲しむよりは、どーしたら命を守れたか?を、考えるのが重要。
三陸は、過去何回津波被害に遭ったのか?「津波てんでんこ」の言い伝えも有ったのに。

“熱し易く冷め易い”日本人特有の、気質なのかも・・・

胆沢・熊本・能登と、震災は忘れた頃にやって来る。房総沖の多発地震も気に為る処。
風水害も同様で・・・自分の命・資産は、自分で守らなければ・・・

3.11の後に、福島原発の爆発事故が有ったが・・・
満タンの処理水放出が始まったが、このタンクが将来共に空に為る事は無い。
今も、建屋に流れ込む地下水を汲み⇒濾過⇒保管の、イタチごっこを繰り返している。

解体廃炉も、遅々として進んで無い・・・
融けた高濃度の燃料デブリを、取り出せずにいる。
この秋から、新しい手法での取り出しの、試験をするらしい・・・
釣り竿の様な物を、遠隔操作で伸ばして、掬い取る実験だと言う。
上手く行けば、たった“1g”のデブリが取り出せると・・・
推定880tのデブリが有るそうな・・・気の遠くなる話だ~~
仮に全量取り出せても、保管場所無し、トイレの無いマンションの例えが有る。

地球温暖化の
CO2を出さ無いし、高い化石燃料を輸入せずに済む、と言う論者も居る。
再稼働・増設等で、再び事故が起きては、溜まったものではない。
絶対安全の神話は、13年前に風化崩壊したので有る・・・

3月10日
パリ五輪・マラソン女子代表(最後の一枠)を決める、名古屋大会が有った。
1月の大阪大会で前田穂南が、野口みずきの記録を19年振りに破る、
日本新(2:18
:59)を出した。
今回、この日本新を更新する女子が現れるか? が焦点だった・・・

レースは各関門の通過タイムが、前田の記録との差が焦点。
30kmまでのPacemakerが、15kmで脱落と言う事も有り、前田の記録には達せず・・・
中間点で10秒遅れ、25kmで14秒遅れ、後半加速出来ればとの望みも有ったが・・・
25kmも走って来て、更に加速などは至難の業。
41kmを過ぎて、安藤友香がトップに躍り出たが、ゴール手前700mで前田のタイム超え。
18分59秒に届かなかったが、21分18秒で優勝。

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安藤友香(ワコール 29歳)
自己ベストは、7年前の同じ名古屋での、初マラソンの2時間21分36秒だそう。
初マラソンでの、このタイムは未だに破られて無いとか・・・
7年掛けて、18秒縮めたとは・・・気の遠く為る話だ、努力の人なのだろう。

インタビューを聞いて・・・
「1位に為った事が無かったし、やっと自分の中で、時計の針を動かせた。」
パリ五輪に行けなかった事より、この言葉に嬉しさを感じたのだ・・・

3位(日本人2位)の、鈴木亜由子もゴール直前で大転倒したが、自己ベスト更新。

1週間前の東京大会では、自身の走りが不甲斐ないのに、
男女共にPacemakerが、
どうのこうのと言った奴らと比べ、後味の良い爽やかな大会だった。
 

3月8日
4.5日前から、“GPV天気予報”を見て、今日の3時頃までは、確実に晴れると予想。
八甲田行きを予定していた。

昨夜は、山行なので早目に就寝・・・目が覚める、時計を見ると・・・まだ12時だ。
何となく寝付かれなくて起き出し、PCの電源を入れて・・・
Blueberry苗生産者のYouTubeを見る。ここ数年Blueberry栽培に嵌ってるのだ・・・

動画を見てると・・・ミゾオチの左側の奥が、“ズッキーン”となる。
明らかに心筋が痙攣してるのだ!!!  2秒位で治まるが・・・10分位経つと再び・・・
医者に言われてた、“心筋梗塞”の前触れかも・・・
前から処方され、ロケットに入れて首飾りにしてる、ニトロを何時でも飲める体制に。
そうしてる内に、寝込んでしまった・・・

「山に行くんでしょ! 6時半だョ」の声に目覚めた、死んで無かったのだ!!!

朝飯をカッ込む、山用の昼飯とThermos珈琲が出来てた、有難い・・・7時出発。
途中一回“ズッキーン”と来たが、その後は平常に・・・
青森に入る峠は-9℃だったが、道は乾いている。
高速に乗ると、融雪剤で真っ白に・・・事故防止と言っも、遣り過ぎでは?

黒石インターで降りると・・・津軽富士が、デーンと。
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予想以上の晴れだ~

8時半に八甲田ロープウェイ駅に着く。9時が始発だ、20分間隔の始発便に乗りたい。
100人乗りだが、天気のいい日は直ぐに満員に為る。
板とザックを持ち駅舎に入り、列の後尾に置き、即 車に戻り靴を履き列に戻る。
酸ヶ湯泊のツァー客が大型バスで着く、奴らは2便に・・・

80番目位でロープに乗ったが・・・カメラと携帯を、車に忘れて来たのを思い出す・・・
“ガーン”、今からでは何とも為らぬ・・・

ロープ上駅に着き、外に出ると・・・無風・ド晴れです。
前回2月6日の今季初・北八甲田スキー縦走の時と、ほぼ同じ状況。

暖気で一度落ちた樹氷が、50%位復活してます~
田茂萢湿原に滑り込んで、シール装着。

赤倉岳北峰(1521m)の登りに入る、森林限界辺りまでは、シールが良く効く。
風が無く・強い日差しで、額からの汗が目に入る・・・タオルで鉢巻をして防ぐ。
ハイマツ帯に入り、エビフライを纏った上をバリバリ登る・・・
その上は、ガリガリに凍結した雪面、シール登行に苦戦・苦戦・・・
平な処で板を背負い、ストックを1mに縮め、支えにしキックステップで登る。
既に春山なのに、冬山気分を味わえて、最高でーーす。
北峰着が11時、思いの外時間が掛かった。普段は休むのだが、即 板を履き井戸岳を目指す。

赤倉岳本峰(1548m)の西側を巻いて、井戸岳との鞍部(1520m)に出る。
板を外して、一服大休止。

次に井戸岳・八甲田大岳の鞍部(1400m)に向かうのだが、ルートは2つ有る。
井戸岳の噴火口の縁を歩いて鞍部へと、井戸岳の東斜面を滑って出るルートだ。
凍結した稜線は歩き難いし、時間も掛かる。(2月6日は板を背負って歩いた)
標高差120m分を滑り降りる事に・・・雪が良く快適だった。

大岳の鞍部(1400m)から小岳の鞍部(1350m)に向かう。
50mの下りたが、コース取りを間違うと、登り返しが有る。これが疲れの元なのだ・・・
上手く鞍部に乗った、12時だ。板を外して2度目の大休止。
珈琲を飲み・サンドイッチを喰う・・・
一服してると、大岳から単独ボーダーが、綺麗な左右対象の弧を描いて降りて来た・・・
上手い! 目の前を通ったら“拍手”してやろうと思ってたら、最後にオオコケ。

両側山の鞍部、日差しの熱が集まるし、風も無し。気持ちいい処だ・・・
しかし、落とし穴が有った・・・板を雪面に置いてテールに座っていたのだ。
結果、板の上の雪が解けて、エッジから滑走面に流れ込んでたのだ・・・

仙人岱避難小屋(1330m)に向かうと・・・板に雪団子、鉄下駄を引き摺る感じ。
板でバタバタ足場を踏んで、外してビックリ・テールの滑走面が2本共に凍ってる・・・
Bass Plate Compassで、ゴリゴリ落とし・常備品のWAXをゴシゴシ塗る。
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Compassの第2の使い方だ・・・方角見るだけの物で無し。その後は、快調に・・・

小屋前に板が2台立ってる・・・素通り。
2月6日は、地獄湯の沢を滑ったが、今日は硫黄岳ルート(ツァールート)を滑り、
地獄湯の沢の夏道に合流する事に・・・標高差430mを滑り、酸ヶ湯温泉着1時半。
今日も、いい山登りが出来た~

酸ヶ湯からのJRバスは3時15分。2時間近くも有る・・・
酸ヶ湯の食堂で、“酸ヶ湯蕎麦”なるものを喰って時間を潰す。
モロ醤油味、何か昔の駅の立ち食い蕎麦より不味い。
暖かい処で休ませて貰ったので、文句は言えないが・・・

バス待ちの間に・・・
温泉横の“湯坂”、ほぼ無木立の急斜面に、暖気で緩んた“捲れ雪”が転がり落ちた跡多数。
坂の上で人影6.7人が、左右にウロウロ。下り口を探している様に見えた・・・
雪崩を心配してる様子、意を決したのか? 
20m位の間隔で慎重に降りて来た。シューのお嬢さん達だった。
他方、3人連れのオヤジ共、何の躊躇も無く・横並びでケツ滑り。
雪崩なかったが、山を見る目に、これだけ差が有るのだ・・・

3時15分。何時もはガラ空きなのに・・・ほぼ満員。運転手が43名と無線で連絡してる。
車内に、ランラン・カンカンが、飛び交う・・・
倭人は5.6人、忍び難きを忍び・耐え難きを耐えだ!!!
俺の隣に、堂々と座った支那のアンチャン、勇気有るナ~ァと見たら、
Canada GooseのJacket。足元は、布製のズック靴、オィオィである。

JRバスの車内案内が、2月6日の時と変わってた・・・(
Englishは昔から
English・ランランカンカン・ピェンビェン・ホンダラモンダラの4ヵ国語。

買ったばかりのカメを忘れて、画像は無いが・・・やっぱり八甲田は、いい~~
GWの鳥海山が始まる迄は、次の晴れも八甲田だ!!!(因みに、その後は“
ズッキーン”無し)

3月5日
2日に大山北面で、表層雪崩が発生し、3名が巻き込まれ、1名が自力脱出・2名埋没・・・
この日は、北アの風吹岳でもBCの10名が雪崩に流され、全員生還と言う事故が有った。

昔から、社会人の土日の山岳事故が多いのが、今でも続いている・・・
休暇と、天候が合わないのに、無理して山行した結果である。

大山の遭難だが、ザイルワークとアイゼンワークの訓練で、福岡から来たと言う。

概念図で見ると・・・

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①2日8時半、元谷避難小屋から登り、3時間で八合尾根に到着。
②雪の状態が悪く、下山する事に・・・
八合沢から七合沢に横断中、1350m付近から雪崩発生、1030m辺りで止まったらしい。

地理院の1/2万5千地形図を、概念図に合わせる為に、南北を逆にして見ると・・・
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3方 山に囲まれた馬蹄形の右奥が、その現場に為る。

似た地形で、岳沢を思い出す・・・岳沢小屋の上で、訓練を予定してたのと略同じ・・・
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遥々 九州から大山まで来て、八合尾根で訓練とは・・・それ為りの山歴と思うが・・・
大山は登った事が無いが、この時期に岳沢の奥での訓練等は、考えもしない事だ。

仮に、八合尾根の登攀を目論んでて、今回 訓練
偵察に来たとしても、天気を読めよ!!!
一般道(夏道)を通らず、谷筋から支稜を目指すには、当然雪崩を予測しなければ為らぬ。
雪の積もらない九州に居たので、雪崩を知らない訳でも無いだろうに・・・
北アまでは遠いから、近場の大山を選んだのか? 

これからは、全層(底)雪崩の時期に入る。十分に気を付けなければ・・・

3月3日
東京マラソンの中継だ!!!  パリ五輪代表の、男子残り1枠が決まるレースだ。
駅伝・ラグビー・スキージャンプが好きなので、見逃せない番組。

日テレの放映だが、箱根駅伝の中継でキャンキャン煩い、上重聡アナの声が無くて一安堵。
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箱根の頃から服部勇馬を応援してたが、23kmから遅れ始めて、結果2時間14分3秒で36位。
20km地点での、給水に失敗したのが影響したのか・・・
レース後「引退はしたくない」と言ったそうだが、30歳だがまだ駅伝は走れる、ガンバレ。

前半、世界新を20秒以上上回るペース(日本人は関係無いが)だったが、
五輪3連覇を狙うケニアの?(19戦16勝)も、中盤で崩れて凡タイムで終わる。
結果、パリ五輪代表男子が、大迫含めMGC(マラソン クランド チャンピオンシップ)の
3名が内定。4位の川内優輝は補欠に決まった。
大迫は、高校駅伝の頃から好きに為れない選手。本番では是非 川内優輝に走って欲しい。
あの泥臭く・結果に拘らず、必死に走る姿が好きなのだ・・・

女子の期待された? 新谷は、凡タイムで終わった。
女子は、3月10日の名古屋で、前田穂南の日本新を1秒上回る記録が出れば別だが・・・

ま~ パリ五輪は、男子が小山・赤崎・大迫・川内(補欠)
         女子が前田・鈴木・一山・細田(補欠)に決まるだろう。

レース後の、男子西山(途中転倒)・女子新谷のコメントに驚いた!!!
2人共に、ペースメーカーの速度が一定せず、記録を出せなかった様な口振りだ。
練習なら、それも言い訳に為るだろうが・・・
五輪代表選考の本番だ。五輪でペーメーカーが付くか?  甘いよ!!! 

19年振りに日本新を出した前田穂南は、ペースが遅いので自分で飛び出したと言ってる。

コースには、5km毎に標識が設置されている。腕には、ラップが出る時計もしてる。
42.195kmのペース配分・走行位置・コース取りが、自力で出来ぬとは? 
“他人のふんどしで相撲を取る”のか?と言われても、致し方なしだ・・・
こんな事を言ってる限りは、日本代表には為れないし、世界で勝てない・・・

3月2日
八甲田の山スキーツァールートの第1段の3ルートが、1日から開放に為った。
ロープウェイで田茂萢岳(1310m)に登り、城ヶ倉温泉・酸ヶ湯温泉に滑り込むルート。
城ヶ倉ルートは約4km、酸ヶ湯ルートは約5kmの滑走が楽しめる。
ただのスキーと靴では、登り返しが有り駄目。山スキーの装備が必須で有る。
ロープ起点で城ヶ倉・酸ヶ湯に滑り込んでも、帰路1時間半掛けて歩いて戻るか、
酸ヶ湯発3時15分のJR路線バスで戻るより方法は無い。

その他に、酸ヶ湯を起点として、八甲田大岳(1584m)を周回する、
環状ルート約7~8kmも開放に為った。但しこれは、約半分がシール登行で有る。
3ルートの中では、最も山スキーに相応しいルートだ・・・周回の仕方は、
酸ヶ湯⇒仙人岱⇒大岳避難小屋⇒酸ヶ湯がお勧め。
体力と時間が有れば、八甲田大岳山頂越えが楽しめる。
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4月に為れば、 銅像ルート3.6km・八甲田温泉5.3km・箒場岱6.3km・睡蓮沼2.5kmに、
滑り込むルートが開放される。いづれも前半は、シール登行が課せられる。
帰路だが土日は、シャトルが走るが、ロープ駅で事前に申し込みが必要。
睡蓮沼ルートは、取り付きに車を置くか、中旬に開通する十和田湖からのJRバスを利用。

各ツァールートには、長竹竿標識がセットされてるので、迷う事は無い。

このコースを基本に、各コースを繋いだり、自分の技量で楽しめるのが八甲田の良さだ。
仮にルートを失っても、沢筋に入らなければ、360°道路が通ってるので、心配無しだ。

※この冬、バックカントリーと称し山に入り、怪我もしてないのに救助を求める奴が多い。
 動け無い・ルートロスが言い分だが、其れなりの装備・喰い物・知識が有れば、
 一晩や二晩は耐えられるはず・・・恥ずかしいとは、思わ無いのか???

3月2日
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画像は2021年春、ローツェ フェイスを登り、C4のサウス コルに向かう様子。
1本のFIXザイルを頼りに、数珠繋ぎだ・・・約1/3位は、高所シェルパ。手前のテントは、C3の一部だ。
C4に入り・元気な奴は、仮眠後12時~2時頃に山頂に向かう。
これを見て、昔 山野井氏がエベレストには、興味が無いと言った事を思い出す・・・

(CNN 3月1日付より抜粋)
2024
年のエベレスト登山シーズンを前に、
ネパールが入山を許可する際の新たな条件を発表した。
全ての登山者に追跡チップのレンタルと登山中の使用を義務づける内容だ。
ネパール観光省の責任者によると、既にチップを使用している登山グループもいるが、
これからは全登山者にチップ装着が義務づけられる。
「今後は事故が起きた場合、捜索・救助に要する時間を短縮できるだろう」(同責任者)
説明によればチップの料金は各10~15ドルで、登山者の上着に縫い込まれる。
下山後は外されて政府に戻され、次の登山者のために使用される。
追跡チップは全地球測位システム(GPS)を活用し、衛星と情報を共有する。

C3~C4迄の間なら、ネパール側なので落ちても、直ぐに発見・収容は出来る。
C4~山頂の間で、裏側(中国)に落ちると・・・発見が出来ても、収容は可也難しい・・・
ネパール側と比べて急峻だし、ルート工作をしないと降りれない・・・仮に生きてても、時間切れと為る。
観光省の役人は、現実を知ってるのか? 捜索・救助と言うが、ヘリが飛べない高度だ・・・
捜索・救助に必要な酸素ボンベを、常時C4に備蓄でもするのか? 
仮に備蓄しても誰が管理するのか? 登山隊の間でも酸素が盗難に遭う世界なのに・・・
登山客は、山頂往復に必要な、最低限の酸素3本より持たぬのが現状だ。
未使用の2本を、シェルパに背負わせる奴も居る。空ボンベは、下界に下ろせば1万で売れる。

※栗城が存命なら、面白かったろうに・・・何処まで登れたか一目瞭然だ。
  否 チップが重いと言って、取り外してたかもネェ・・・

3月1日
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栃木県那須町の茶臼岳で2017年3月、登山講習中だった県立大田原高の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた3被告に対し、検察側は29日、宇都宮地裁(滝岡俊文裁判長)で開かれた公判で、それぞれ禁錮4年を求刑した。弁護側は「雪崩を原因とする死傷事故と(3被告の)行為の因果関係はない」と無罪を主張し、結審した。判決は5月30日。(毎日新聞より抜粋)

事故以来7年目を迎える今、ようやく結審した。
しかし・・・被告側3人共に、相変わらず“無罪”を主張している。

先の民事調停(2020年)では、3人が出廷せず不成立。
それで2022年には、県・高体連・3人に損害賠償を求め、提訴された。
結果、宇都宮地裁は、過失を認め県・高体連に損害賠償を命じた。
県・高体連は、それを認めて従う事と為った。これで民事は決着した。

それでも、3人は過失致死を認めずに、事故以来遺族に弔問も謝罪も無しだと言う。
あまりにもフザケタた話だ。5月30日の判決は如何に・・・執行猶予等付けずに!!!

風化しつつ有る雪崩事故だが、
那須 高校生雪崩遭難事故顛末記 (18)に詳細を記載している。

2月27日
17日に田代岳スキー登山をした。その時に、登山口で登山ガイドの0嬢と遭遇。
登頂ルートも同じなので、同行する事にし、前後して登った。
実は、何時も単独なので、ガイド登山為るものに興味が有ったのだ・・・
どんなコース取りをするのか? ペース配分は? 途中のannounceは? ・・
etc.である。
その時の画像が、今日送られて来た。

山毛欅をシール登行中。霧氷や雨氷が日差しに輝き、綺麗だった・・・
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急登では、時々立ち止まり撮影、一息入れさせるのだ・・・
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9合目の高層湿原で、これから登る山頂ドームをバックに・・・
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ドーム登行中
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山頂小屋到着時
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シールを外して帰路
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ドームを背に集合写真
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皆さん、0嬢の知人なので、和気藹々。
因みに0嬢は、女性ガイドとして、県内の山々の4季を紹介する報道番組に、度々登場。
ミキティの愛称でファンも多い。確か、旅行業務取扱管理者の資格も有るはず。

画像の礼を言ったら、このメンバーが来県時に、また一緒に登ろうと・・・
それと、俺の山スキーに同行したいと・・・相手はガイドだ、とても・とてもデアル。

※画像見て・・・
余りの鮮明さに・・・俺が長年使ってるFUJIFILM・FinePixだが、
レンズの内側に、湿気に因るガビ原因か? 画像にボケが出る。
それでも使ってるのには、訳が有る・・・単3乾電池2本仕様なのだ。
今はリチュームイオン充電池式が主流だが、寒さに間違い無く弱いのだ・・・
それに充電の煩わしさも有る。買い換えるにも乾電池式のデジカメが売られて無い。
使用してる乾電池は、これだ!! 米国製。
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兎に角長持ちする。そして低温にも強い。欠点は少し値が高いが・・・
BD社のヘッ電にも、これの単4を使ってる。

最近、乾電池式のデジカメを発見、又米国製だ。早速 ポチするとしよう~

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