2月28日
厳冬期、最後の日。予報は、珍しく晴れです。
14日のが心残りで、厳冬期の内に何とか完登したいと・・・
再度、田代岳に向かう。


14日は、下図の赤線1006mPまで登り、天候不良と時間切れで敗退。
IMG パノラマ写真] (2)
(仮)五色尾根と言ってるのは、末端に五色滝が有るから。
仮)直登尾根は、五色尾根に突き上げる支稜で、短くて急勾配。

(仮)直登尾根の断面図。今日は、900mの平場で敗退でした。
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下界は2日間雨模様で、融雪が進んだ。
2月最後の今日は、晴れ予報で最低気温が-5°、道は雨後でバリバリに凍結。
いつも有るローダー置き場に、ローダーが居ない・・・出動中な様子。
山瀬ダムに来ると・・・ダム湖は、雪を冠ったまま凍結・・・
田代岳が良く見える。

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前方で、除排雪の大型ローダーが作業中です。道を空けて貰う・・・
この林道の終点に、三菱重工のロケットエンジン燃焼試験場が有るので、除雪完備です。

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途中の2箇所で、杉の伐採作業中。
大型車が丸太満載で道を塞いでたが、直ぐに移動してくれる。
ロケット試験場の夜警員が2台降りて来る。

沢脇の交差出来る処に、車を止めて準備中・・・軽トラの先導で、大型車が登って来る。
ロケット試験場に、何かを運んで来た様子。近々燃焼実験が有るのか?

板を履いて出発、14日に登れた処が壁に為ってて登れず・・・
沢を越えた先から、一度沢床に降りて雪橋を慎重に渡り、予定のルートへ・・・

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玉子の形が、14日よりも少し変化してる。
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二股に到着、左の沢に入る。正面の尾根は、(仮)直登尾根の末端。
2022_03010005 パノラマ写真

沢筋伝いに登って往くと・・・(仮)五色尾根の960mPが見えた。
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登るに連れて、960mPが大きく為る。ここから右の(仮)直登尾根にジグ切って上がる。
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目標の一本ブナが見える。ここで板を背負い、カンジキに履き替える。
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急登だ・・・膝位の粉雪で、二度踏み・三度踏みして足場を固める。
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14日には無かった折れた幹が、落ち切れずに尾根を塞いでた・・・
跨ぐも潜るも出来ない、微妙な高さ・・・枝先を握り左側を巻く。

2022_03010014 パノラマ写真

右に大広手尾根の先端が見える。この上は高層湿原で、田代岳のPはそれを横断した先だ。
2022_03010017 パノラマ写真

(仮)五色尾根の東側に雪庇が見える・・・
2022_03010019 パノラマ写真

ひたすら登るが・・・昼近くに為ってしまう。
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14日に登れた、(仮)五色尾根の1006mPには到達出来ず、910m地点で大休止。
今回も駄目だった・・・一本ブナに戻り、遅い昼飯・・・
クリームパンを喰いながら思う・・・体力も根性も無く為った・・・

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板に履き替えて、来た沢筋を降る・・・
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来た時には無かった、小規模な雪崩デブリ。
2022_03010025 パノラマ写真
南向きの日差しが当たる斜面には、気を付けなけれ駄目な季節に為った・・・
大広手尾根の上から、絶えず雪塊が転げ落ちて来る、上を見ながら急いで横断する。

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車に戻り、荷を解き・・・暖気で腐った林道を降りる・・・渓流は春の様相。
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1200mに満たない、マイナーな田代岳に拘っている。
無雪期には登山道の2ルートから、子供でも登れる山だが、積雪期は様相が一変。
積雪期のルートも何回も通ったが、東側が未開(記録無し)で、興味を持った次第。
3月中には、何とかしたいと・・・思っている。