4月29・30日
待ちに待った、秋田県側の鳥海山(矢島祓川口・象潟鉾立口)への道路が開通した。
GWの天候が不安定で、連泊して楽しめる状況に無いが、30日は晴れ予報。
29日の夕方に祓川口に着くように、12時に家を出る。29日は、昼から雨予報。
走り始めて・・・直ぐに雨・・・しかも、黄砂で汚れた雨・・・
4時間掛かって、4時に祓川口の駐車場着。標高1200m、ミゾレ混じりの雨・・・
一人宴会をしてると、次々に明日の晴れを狙った車が登って来る。
ミゾレが雪に替わり、吹雪状態・・・何年も来てるが、吹雪は珍しい~

目が覚めた、時計を見ると間もなく5時、真っ暗だ。4時半過ぎ頃に日の出なのだが・・・
何と・・・車が雪ダルマ状態、ミゾレで濡れてたのに雪が付着して、朝日を遮ってたのだ。
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20cm以上は積もってる・・・長靴は持って来て無い・・・山用スコップで、周囲を除雪。
日中は気温が上がるので、直ぐに解けると思うが、迷惑な雪だ・・・
日差しが強く、微風快晴だ。湯を沸かし、椅子を出して外で、珈琲。
朝飯を喰い、準備をする。新雪が積もってるので、シールは毛足の長いのを貼る。

湿った重い雪で、板の上に張り付く・・・蹴っても、離れ無い・・・
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只管、先行者のトレールを辿る。暑い・・・額の汗が目に、バンダナで鉢巻。
2022_04300004 パノラマ写真
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トレールが分岐。直接七ツ釜避難小屋へ登るのと、尾根の上を巻いて登るルートだ。

尾根に出るルートを選ぶ。

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右に大きな亀裂が・・・
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この辺に来ると・・・降雪が均一で無く、風紋が出来てる。
2022_04300012 パノラマ写真
2022_04300016 パノラマ写真
1800m辺りから、風が出始める。
日差しは強いが、板の上の雪が解けて、エッジに凍り付き、歩く度に抵抗が有る・・・

山頂直下のハイマツの“島”に着いた・・・3時間半も掛かってしまった・・・
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この先、山頂まで1時間は掛かる・・・登っても、この“ウネウネ斜面”は上手く滑れ無い!
板を外して、“島”で大休止。エッジの氷を、ストックで叩き落とす・・・
休んでると、寒い・・・アウターを着込む。
一団がシールを付けて滑って来た・・・途中まで登ったが、シールが効か無いと・・・
2人は板を置いて、アイゼンを付けて登ると・・・他はシールを外して帰りを待つと。

山頂を諦めて、シールを外し・・・ワックスを塗る。
夏道の“氷の薬師”方向に滑って見たが、登って来たルートよりも、風紋が大きい・・・

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登って来たルートに沿って、滑る事にする。
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“大雪路”辺りまで来ると、風紋は無く為ったが、新雪の厚みが処に寄りマチマチ。
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板を取られながら、何とか・・・七ツ釜避難小屋へ・・・
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下から、“兎”が必死に走って登って来た・・・タカやテンの姿が無いのに・・・

避難小屋から下の雪は、日差しで“ドフドフ”の腐れ雪に為ってた・・・

車に戻ると、屋根の雪は落ちてて、周囲の雪も消え掛けてた。
椅子を出して、日差しを楽しみながら、帰りの準備。
明日も晴れなら、喰い物も有るし居れるのだが、雨なのだ・・・
次の晴れ間は、5.6日頃? いいザラメに為ってれば良いのだが・・・

4時間走って帰宅、疲れた~~