5月4.5日
4月30日のは、急ブレーキが掛かる“湿り新雪”と“風紋”で、
満足に滑れなかったし・七高山頂も踏んでない。
予報では5.6日が晴れマーク、5日9時の山頂付近は11mの風だが、昼には治まると・・・

前日の4日に4時間走り、夕方に現地入りをする。
山は、1800m辺りから上は
南西寄りの風で、滝雲の中・・・
何時もの定位置が確保出来た。晴れてたが風が強く、車が横揺れ。
到着後即一人宴会・・・厚手ダウン上下を着込む。(寝袋は持参したが使わず)
県外車が続々登場、県営の小屋泊客が多い。素泊まり1830円・寝具510円は魅力だ。
多分寿司詰め状態だろう・・・

翌朝目覚めると・・・第1Pも第2Pも満車、暗い内からヘッ電点けて登ってる・・・
湯を沸かし、夜明けの珈琲・・・知人にmail「今日来る?」「満車」「猿倉から登る」
七高山で12時に会う事にする。

今日も、毛足の長いシールで登る・・・時折、吹き下ろしの突風が吹く・・・
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小屋番が立てた竹標識に沿わず、何時ものルートで・・・
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右手に、七ツ釜避難小屋が見える。この辺から“真っ白”、更に新雪が積もってる・・・
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振り返ると・・・蟻の行列だ・・・
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30日の様にエッジが凍る事も無く、登れる・・・
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ハイ松の“島”が見えて来た・・・板を外して休める、最後の処だ・・・
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板を外して、大休止。日頃運動をしてないので、この辺に来ると・・・太腿パンパン。
薄っすら汗に風が当たり寒い・・・ペラペラヤッケを着込むと快適。
30日は、これより上の雪の状態が悪く、断念しシールを外して滑走。
今日も・・・と思ったが、老若男女?が必死乞いて、皆山頂を目指すではないか・・・
知人との約束も有ったし、去年は山頂を踏んで無い、久々に登って観るか!!!と。

ここで、秘策のツムラ漢方薬“芍薬甘草湯・68番・2.5g”を2袋飲む!!! 
下肢の疲れに効くのだと言う。
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何故か?我が家には大量に有る。元看護師の妻から、山で飲めば楽なはずと言われてたが、
“ヤク”に頼って登るのも・・・と思ってた。今日は2袋、ポッケに忍ばせて来た・・・
今は外装のデザインが変わったが、中身の効能は同じだ・・・

約束の12時に1時間半も有るが、1時間で登り・山頂で30分待つ作戦でスタート。
再び板を履き、シール登行・・・考えられない位に、足が動くし・前に出る!!!
アットと言う間に、“島”は遥か下に・・・

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七高山頂が目前です~~
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30分も掛からずに、外輪に上がった・・・“ヤク”の効き目は凄い・・・
半円の外輪の中に、新山。2年振りの対面。

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七高山頂、人だらけ・・・皆さんメットから板まで、一流の装備です。展示会みたい?
MILOの登山ズボンに、50年物のさかいやヤッケ・タオル鉢巻は、オラだけです・・・
板のビンは、2.3年前TLTは珍しかったが、今や6.7割がTLTだ。
ガッタン・ガッタンのディァミールはもう古い・・・
スプリット板も急増してる。
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新山にも人の列が・・・予報通り風が治まり快適。
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続々と登って来てる・・・知人を探すが・・・見つけらけず(携帯を車に忘れて来た)
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昼飯を喰い、12時も過ぎたので・・・滑走準備。
山頂部は混雑してるので、外輪から新山への夏道分岐に移動。
下を覗くと・・・絶好のバーンが荒れずに残ってる!  準備してるのは2人だけ・・・
必死乞いて、ガタガタの斜面を滑るよりもナンボ楽だか・・・
シールを外して、東斜面を滑る。新雪湿り雪が薄くて、曲がりも楽だ~
“島”の下まで滑り、大斜滑降で大雪路に出る。ここはガタガタだ・・・

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七ツ釜避難小屋脇の急斜面も、転ばずにクリア。
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ここから下は、サラメ化してて快適。
車に戻り、椅子で日光浴しながら・・・チンタラ後始末。
隣の青森人が降りてきた・・・車に貼った“真実の目”のステッカーを見て、
酸ヶ湯で会ったと・・・

新潟人 妙高市から初めて来たと言う。豪雪地帯の妙高高原には、まだ雪が有るが、
こんなに長い距離を、登り返し無しで滑れる斜面は無いと・・・来年も絶対来ると言う。
全国区な意味が何となく判った・・・
第1Pを出て、第2Pへの細道(2台が慎重に交差)には、片側路駐がズラリ、第2Pの下も。

帰って、某なんちゃってガイドの5月5日のブログ拝見。
笙ヶ岳で・・・
「巨大雪庇ぎりぎりに人影。他人事ながらハラハラ。」と、記している。
全員貴方より“力量”が有る、山男達です。心配ご無用・・・
4月上旬に、単独行中に行方不明に為った方の、山仲間による自力捜索隊。
クラックに落ちたのか? 計画ルートを、ヘリ捜索したが発見できずに、
今に為ってる。
一日も早く、奥さんの元へと願う・・・知り合いも捜索に参加中だ・・・