北ア・雲の平の小屋主が、 と題し、
小屋のHPで問題提起したが、もう少し知りたいと・・・調べて見た。

話は戦争直後まで遡るが・・・現小屋主の父親が、料亭の跡取りを嫌い、
山小屋業?を志したと言う・・・
S20年に三俣小屋・S21年に水晶小屋の経営権を、其々2万円で買い取る。
S22年に秘境〝雲の平〟を偵察、、そこに小屋建設を計画する。
S33年からS38年の5年の歳月を経て、登山道と雲の平小屋を完成させる。
当時資材の荷上げヘリは無く、三俣小屋経由で歩荷(ボッカ)したと・・・
用材は、黒部川源流の原生林を伐採し、現地で木挽きして小屋を建てたと言う。
S35年には、自ら〝日本勤労者山岳会〟を創設、現在の〝労山〟である。
更なる収益を目指してか? と疑ってしまう・・・

その後、長男に三俣小屋・水晶小屋、次男に雲の平小屋を譲り、今に至る。

また父親は、三俣小屋の借地料を値上げを巡り、林野庁と約20年に亘り係争し、
最高裁まで争ったが敗訴。その時の借地料は、年間45600円を約18万円に値上げする話。
林野庁が全国国有地内の小屋に、定額方式から売上歩合方式(1~3%)にする案だ。
18万円は、激変緩和措置での算定地代だったらしいが・・・
父親の言い分は https://kumonodaira.net/tokushu/chidai.html 参照。 
雲の平小屋 特集  https://kumonodaira.net/tokushu/kumonodaira/index.html 
この中に、現在の登山道整備の事が書かれているが、(大変難儀な事だが・・・)
これが小屋主の言う、国が遣るべき事業なのか? 小屋が言う公的な補助金対象か?
親子して、言ってる事は立派に聞こえるが・・・根底には収益優先主義が見て取れるのだ・・・
無題


そもそも、未開の〝雲の平〟に、営利目的で小屋を建て・道を切り拓いたのは誰だ?
小屋と道が出来て、重装備でなくても、誰もが簡単に往ける様にしたのは誰だ?
小屋が無ければ、〝高層平原破壊〟は起こらず、自然景観の維持が出来たのだ・・・

①ヘリ空輸代は、相手が納得する金額で折り合え。贅沢を止めれば、空輸代も浮く。
②小屋への登山道整備は、当然小屋主の負担。恩恵に与かってるのだから・・・
③営業収支が見込めないなら、小屋を畳め。
  この先50年や100年で、自然は回復しないだろうが・・・遅れるよりは、早い方が良い。
 
山嶽部の夏山合宿で、剣・五色・平・東沢谷・水晶・三蓮・槍・徳本を縦走したが、
雨の日に東沢谷を遡行し、水晶小屋に着くと・・ズブ濡れの一年部員を見た小屋番が、
可哀想と思ったのか?「喰わせてやれ」と、菓子パンを人数分渡してくれた・・・
こんな小屋は、後にも先にも此処だけだった記憶が有る・・・父親が経営してた頃の話だ。

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南ア・南御室小屋・薬師岳小屋・小屋主のFBです。
こんな小屋主も居る様です、泊まってみたい気がしますねぇ~ ホッコリしそうです・・・ 

【ヘリコプター危機】 8月1日

個人的な考えですが、山や森があくまで主役なので、
山小屋は『登山者』の安全の為の存在に留まるべきと思っています。

山小屋があるからよく考えなくても地図すら持たず登っててもなんとかなる…
お金さえ払えば何とでも…という方も毎日いらっしゃいます。
便利な山小屋に慣れた『登山客』のお客様なんだな、と思います。...

勿論、頼りにしていただくことで我々の生活ができているのですが、
それで事故件数が増加しているのであれば山小屋としては本末転倒なんじゃないか…そう悩む日々です。
また、サービスを追求するほど自然に優しい山小屋から離れていってしまいそう…そんな気もします。

ヘリコプターの会社の方々には本当にお世話になっています。
薬師岳小屋を改築できたのも尽力があったお陰で、
今後もどうか無事にお仕事をしていただきたい…
しかし荷物も運んでもらいたい…という思いの板挟みになっている山小屋がほとんどだと思います。

この問題は今後の山小屋、登山文化にとって分岐点となる大きな問題です。
是非、登山をされる方も、そうでない方も知っておいていただきたいと思い、シェアさせていただきます。

https://kumonodaira.com/news/helicopter.html  



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9月19日 追記
雲ノ平小屋主が、SNS上の反論を見て、【山小屋ヘリコプター問題・その2】と題して、
上記URLの中で反論に対する独自の論を展開してます。興味の有る方はどうぞ!

北アに在る山小屋の多くは、“登山客に泊まって貰ってる”と言う発想は無く、
“泊まらせて遣ってる”と言う発想です。
小屋主の反論に、意見を・・・と思ったが、一々馬鹿々しいので割愛します。
(小生の北ア-某山小屋での労働5ヶ月の経験からの断言。下界では通用しない事が、
山では多々有るのです。)