海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2015年05月


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5月29日の毎日新聞記事です。

恐ろしい速さです・・・岩登りの際の、落石速度の比では有りませんね。
岩場で唸りをあげて落ちてくる落石は、見えるし何度かかわした事が有ったが、
300キロ超えでは見えるのか? かわす余裕は無いと思う・・・・

噴火事故当時、ヘルメット着用や活火山の山小屋に常備の話が有ったが、
それで頭を守れるのか・・・疑問です・・・

また、シェルターを造る話も有ったが、余程厚みのある強固な物でないと・・・
更に火砕流の熱風対策も必要かと・・・

今、口永良部島の新岳が噴火し、
幸い入山規制の為に御嶽の様な事故には至らなかったが、
活火山の山は心配です。

近場では、秋田焼山山塊・秋田駒ヶ岳(女岳)・八甲田(酸ヶ湯周辺)が、
入山規制も無く、冬でも雪が積もる事の無いスポットの存在が気懸かり。


ヒマラヤのガイドをしてる知人からの情報です。

ネパールの首都カトマンズから、
北に40キロほどのランタン国立公園エリアの画像です。

ランタン谷は、高山植物が咲き乱れ、世界で一番美しい谷と言われて、
トレッキングのメッカでした・・・
日本人の多くが訪れ、人気のエリアだったのですが・・・
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地震で山塊が崩落し、全て土砂で埋め尽くされてます・・・
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施設の屋根は吹き飛ばされ、石で囲われた畑も土砂の下・・・
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ランタン谷の奥には、ランタンリルン峰7234mがあり、
大阪市立大の登山隊が1961年に初登頂に挑み、C3で雪崩に遭遇。
隊員2名とシェルパ1名(日本隊マナスル峰の初登頂時の登頂者)が亡くなった山。

その後、1978年に大阪市立大が再挑戦して、初登頂しました。

緑に囲まれ、高山植物が咲き乱れる姿は、今は有りません・・・
村も崩壊、トレッカー用のロッジも崩壊してます・・・

もはやこの地を訪れるトレッカーは無いでしょう・・・
この様な崩壊地区が、何百ヶ所も有ると言われてます。

高山植物が復活するまで何十年・・・トレッカーが訪れるまで、
村は復活しないでしょう・・・・

観光より資源の無い、ネパールには大打撃です。
1人のトレッカーが、ネパールで費やす金が、
10人の生活を支えてると言われてる国です・・・



5月24日(日)

今年の春山スキーは、ブナ花粉で板がベトベトに為ったり・雪が少なく、
GWで終わりと思ってましたが、
先週祓川で滑った方から花粉なし・雪繋がってるとの情報です。

又、雪面の花粉も、雪中バクテリァが食い尽くせば前の状態に戻る話も有りました。

鳥海西面も考えましたが、雪量が少なく・藪こぎも有るので、迷わず祓川へ。
23日(土)昼に出発、約20キロ走った時点で、シールを忘れた事に気付くも、
ウロコ板積んでるから・・・と安易に・・・

祓川 夕方の画像

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この日は、晴れてるものの下界も山も風が強く、祓川は山から吹き降りる風。
風当たりの少ない山側の隅を確保、定位置で車中泊・水場も目の前です。

山から降りて来た方に聞くと、下で一部雪が切れてるが、
山頂まで繋がってるし、板のべト付き無しとの事。
見た感じもいいので、能代のU氏とT氏に明日来るように連絡。

早めの一人宴会、暑かったので雪で冷やしたビールが美味い!!
夜中に一度目を覚ましたが星空が凄く綺麗、風で埃が流れたのか?
横手盆地の夜景もハッキリと・・・

翌朝 鳥形雪渓もはっきり 快晴・無風です。
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朝飯を済ませ、準備も完了。
8時にU氏・T氏到着、8時半スタート。
ヒュッテ裏の残雪が続いてる様に見えたが、神社まで板を背負って往く事に。
直ぐに雪の急斜面が現れますが、上の緩斜面までキックで直登。

雪渓上進み、少し行くと夏道が右に現れました。
そのまま進むルートも取れるが、藪こぎの懸念があり、
夏道を越え右手の雪渓に移動、板を抱え10mほど歩く。

ここまでは二人のペースに着いて登れたが、シールとウロコの差・・・
どんどん離されて往きます・・・・
相手シールで直登、こっちはジグ切って・・・3倍歩く位の差・・・
焦ると谷足がズルし、バックして仕舞う様・・・疲れ倍加です。
U氏に、七ッ釜避難小屋迄で、飯し喰って帰ると弱気発言・・・
板背負って登って来いと・・・キツイお言葉・・・
さて、下の画像七ッ釜直下の急斜面下で一息入れて、
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大塚製薬製OS-1 ゼリーを一パック吸うと・・・不思議と元気が・・・
発汗による脱水状態に最適です、500mlも有るが高いのが難点。
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七ッ釜直下の急斜面にジグ切って、板を叩き着ける様に登ると、
不思議にズリやバックが無く、楽に避難小屋上の斜面通過です~

避難小屋裏の雪渓を一人で登る方が・・・
何となく見覚えのある姿、声掛けて見るべきでした・・・
帰ってからFBで矢留のH先生だったのが判明。

広大な雪原を夏道から離れ、左へ左へ・・・氷の薬師からの急登を避ける為。
早くも、下山して来た人が・・・
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赤線 今回の登りルート  緑線 今回の滑走ルート 
途中一箇所狭い処でウロコで直登出来ず、3mほど板を背負う。
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2人は先に行ってるし、山頂直下の急斜面はウロコでは大変と・・・
最後の草付きで板を外し昼飯&缶B。

ここまでで祓川から3時間半も掛りました・・・
山頂に向かってるU氏に電話して見ると・・・
休んでるのが見えるとの事、今からそこに滑ると。
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降りて来て休んでると、T氏が舎利坂下を滑走中・・・
大声で呼び止め合流。
天気が良いし雪もいいので、2人はもう一回登って滑ると言う・・・
結局登り返し2本滑走です。

草付きからの東斜面
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舎利坂下の斜面 
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祓川方向 右下に雪に囲まれた駐車場 左上に鳥海高原の菜の花畑が見えます。
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この後、3人で夏道伝いに大滑走でした~ 縦溝もそれほど気に為らず快適。
週末天気が良ければ再会を期して解散。

今回の大反省
〔山道具あれこれ〕の中に、山スキー・シール代替法 が有ります。
日記の中で、上記の如くシールが無い時の応急術を記してたし、
細引き紐も常時携行してたが、全く頭に無かった・・・・ボケ症状か???


春山スキーで、タール状に付着する油分で板が滑らず、参ってたが・・・
何となく訳が判って来ました。

今日、16日に鳥海・ブルーライン県境から登り滑走したNさんから、
タール付着全くなし・雪の状態◎の知らせが・・・

再度日付を追って、考えて見ました。

4月25日 鳥海・鉾立 付着なし
4月26日 月山・姥沢 タール付着
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4月28日・29日 鳥海・祓川 付着なし
5月4日 八幡平 タール付着
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この間にあちこちの山で、板が滑らない・おかしい・初めての体験・・・
等の話がネットで有りました。

尾瀬・月山・八甲田・八幡平・鳥海・森吉・等々の地域で・・・

原因として、
ブナ油説・中国汚染物質飛来説・北朝鮮大規模山火事煤煙飛来説・等々が・・
丁度その頃、ネットに山火事の煙が日本海を渡り、
東北地方上空に流れてる衛星画像が、配信されてました。

何年もスキーをしてて、初めての体験だったので、
山火事煤煙と思ってましたが・・・

ブナの油分・・・花粉・・・が原因だったのか?
理由は、5月16日の時点で付着なし、Nさんの話です。

先に挙げたどの山も、山麓東西南北に広大なブナ林が有ります。
風向きが変わっても、油分なり花粉が飛来します。

処が、鳥海山の西側(日本海側)には、
ブナは在るもののブナ林と言うほどではありません。

なので、海側の県境付近は、大量飛散から免れたのかも・・・

でも、ブナの芽の外皮が落ちて無い処でも滑らなかったので、
花粉が原因かと・・・月山では平年の2倍近くブナが開花したとか・・・

ブナの開花が多い→実が豊作→熊が増える と言う事も・・・

今年は例年に比べて、降雪量が少なく・更に気温も高めに推移してます。
今週中に、鳥海・ブルーラインがら御浜辺りで滑って見たいものです~
今時期はウロコが動き易いだろう~~












GW頃から、スキー板の滑走面に異物ベッタリの情報です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おはようございます。GWに滑りに行かれた方から多数情報がきていますが
ソールに大量の黒色タール状汚れが付着して全く滑らないという悲鳴だらけ

下の石やんサンの書き込みどおり、これは黄砂とかではなくて、今年はどこも
花粉飛散量が多く東日本では昨年比120-200%と非常に多かったため、周辺植生
月山ではブナ原生林からの花粉分泌物を雪氷微生物が食べきれずに残している
ような状態が続いています。

なお、ガリのベースリムーバー等の石油溶剤の使用は、一生懸命に仕事?を
している雪氷上のバクテリアの細胞膜を溶かして彼らを減らしてしまうので
控えて、リモネン(テルペン)や希薄させた中性洗剤など使用するなどで
美しい月山の生態系を壊さないようにお願いします。

なお大事なのは汚れてから落とす・・ではなくて「最初から汚さない」こと
月山の雪氷を科学的に解析して月山のために生まれた環境汚染物質ゼロの
ナノダイヤモンド超分散スキーワックス「月山SPECIAL」をお試しくださいね
ライトサイド版
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春雪向け固形ワックス
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春雪向け液体ワックス
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潜雪向けワックス

・・・・・・・・・・・・・・・

ベッタリタール状の物の原因が、ブナ花粉としても・・・
このワックス3種パックで11,500円もします。
滑走面が鏡面状に光、影が映るほどとか・・・・
滑り過ぎて、上級者向けとの謳い文句です。

今季の春山スキーは、
4月末からの滑走面に付着する、タール状の異物で終了です。

例年、月山や鳥海山では6月上旬まで、滑走してましたが、
積雪量の少なさ・気温の高い日々・で雪解けが進み、
更に追い討ちを掛けるような異物の飛来・・・意気消沈です・・・
11月末の八幡平降雪まで、山登りは中断です。

さて、毎日PC画面の壁紙を眺めています・・・
カラコルム山脈の山々、
K2にブロードP、長さ70キロ・幅3キロのバルトロ氷河・・・
自分の手足・目・耳を総動員して、体感したい地域・・・
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これからは、家庭菜園が中心に・・・草取りも忙しくなります。
遅霜の心配が無くなったので、そろそろ種蒔きや植え付け作業~
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長ネギの植替えを終え、じゃが芋の準備・・・

10日は、小学一年生の初運動会へ~ 天気も良さそうで何より~

5月4日、八幡平へ山スキーに・・・
シールは、この時期水を吸って重くなるのでウロコ板で・・・
山頂に登り、籐助森からの滑走予定でしたが、板が走らす・・・
見ると・・・
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滑走面にタール状のものがベットリです。

今日は、昨夜の雨で暑さも収まり、春らしい陽気です。
外で昨日のタール取りをしました・・・

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加重の掛る金具部分と、テールの汚れが特に酷いです。

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26日の月山の時は、普通の板だったので、
クリーナーを吹き付けタオルで拭くと簡単に落ちましたが・・・
今回はウロコ板で、凹部に入った汚れが落ちません(>_<)
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各凹部を爪楊枝でホジホジしてはタオルで・・・仕上げに再度クリーナー。
やっと一本仕上げました・・・・
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同じ手順で、もう一本。
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一本の滑走面に、凹部が 横4列×縦97列=388凹部×板2本
とても疲れましたが、綺麗に為りました(*^_^*)

北朝鮮の森林大火災の煤煙でないか? と言う話も有りますが・・・
半世紀近く山スキーをしてて、初めての体験です。

5月4日
朝から日差しが暑く、春と言うより夏の感じ。
夜から雨予報だったが、雪が消える前にひと滑りと思い、八幡平へ・・・
4月22日と同様に、蒸ノ湯駐車場に車を置き、山頂行きバスで。

日差しが強いので、腐れ雪と想定しウロコ板選択。
22日はガマ沼を左から巻いたので、今回は更にその左を巻いたら
真ん丸小沼に出ました・・・名前知らず・・・
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山頂部の雪解けは意外と進んで無く、22日と同じ程度の雪量です。
山頂の300番標識が見えて来ました   ↓
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山頂の木製展望台は、観光客が鈴なりなので、パスして藤助森へ・・・
         藤助森山頂↓
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藤助森からは、緩い下りですが・・・板が滑りません・・・
外して滑走面を見るとーーーーー(>_<)(>_<)
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4月26日に月山で為った症状と同じです・・・・
チャイナ産 PM2.5と煤煙 がベットリと・・・
板は滑らず・・・苦戦の連続・・・・
西に見える 焼山山塊も同じかなぁ~等と思いながら只管歩きに近い状態・・・
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下に来ると、根開きが始まってるものの、雪量はそこそこに・・・
でも 滑らないのです・・・
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蒸ノ湯の道路に降りる処は手前で板を外し、15mほど歩いて道路へ。

 
最近の経過を時系列に

4月22日  八幡平山頂~蒸ノ湯    滑走面異常なし

4月25日  鳥海山・鉾立~御浜    滑走面異常なし

4月26日  月山・姥沢~牛首     ベッタリPM2.5と煤煙?
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4月28日  鳥海山・祓川~舎利坂   滑走面異常なし

4月29日  鳥海山・祓川~七ッ釜   滑走面異常なし

5月 4日  今日 八幡平山頂~蒸ノ湯 ベッタリPM2.5と煤煙
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雪に、何かが含まれてた為の現象か?
この冬 こんな事は有りませんでした・・・

雨に、何かが含まれてた為の現象か?
4月25日から5月4日(今日)まで、山形県も秋田県も降雨なしです。

空から飛来したのか?
だとしたら、月山と八幡平の中間にある鳥海山に、飛来しなかったのか・・・

この謎(?_?) どなたか答え下さい<m(__)m>


山スキーは、これで今季終わりとします・・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

追記(5月5日)
ある方からの情報
北朝鮮の山火事が原因ではないか?

30日にNASAが公開した衛星画像を見ると、煙が日本海を越えて、
東北地方に筋のように流れてます。
煤煙が大気の流れに乗って、飛来した事に為ります・・・

これが原因なら納得ですが、煤煙でなく核の事故だったなら・・・
同じ様に、東北地方に流れ込む・・・福島の避難地区を思いお越しました・・・

追記(5月6日)
昨日辺りから、鳥海山・森吉山でも同様の症状が出始めた様です。
秋田・山形全域に飛来しています・・・八甲田は今のところ大丈夫か?

追記(5月7日)
ブナのヤニでは・・・と言う説が有りました。
芽吹く時に飛散? 新芽を包んでいる外皮に含まれてるらしい・・・
不思議です。

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