今年最後の大晦日に、寒黒鯛釣りに行って来ました~
場所は、男鹿半島西海岸・孔雀窟の地磯です。
年末年始の今頃が海水温も下がり、コマセ(撒き餌)に群がる餌さ取りの小魚も減少。
寒の黒鯛釣りには、寒いのを我慢すれば、最適の季節です。
越冬の為に水温が安定してる深場に移動する前に、
岸の岩礁で荒喰いし内臓に脂を蓄える習性が有ります。
それが狙い目ですが・・・そう簡単には釣れてくれません。
前日より水温が1℃下がっただけで、捕食せず岩陰でジッとしてます。
29日まで5日間も日本海は大荒れだったので、
凪始めた30日から今日辺りが狙い目でした。
30日に予定しましたが、31日が更に波風が落ちると考え、大晦日に決行。
30日にコマセのオキアミ3キロブックを細かくカットして・・・道具一式を車載。
31日の夜中4時発で、途中の標識は-4℃でしたが、大潟村辺りでは0℃でした。
国道には雪も無く乾いてる状態で、
6時に西海岸・大桟橋(ダイサンキョウ)駐車場着、孔雀窟降り口に車が一台。
来る途中車窓から見える沖磯には、磯渡しで渡礁した釣人のライトが見えます・・・
防寒具を着て準備してると、1名到着です・・・以外に人出は少ない。
ここから海面までは、標高差150mの断崖に近い急斜面で、
ロープ伝いに降りる釣場ですから普通の人は敬遠、降りはいいが登りが・・・
目的の釣場が空いてたので、背負子を下ろし、コマセの準備。
波風が穏やかだったので、孔雀窟の先端を釣座に決めました。
水深は、釣竿2本分の約10mですが、竿1本半に仕掛けをセットし開始です。
コマセを足元に撒くと、5cm程の小魚がコマセに群がります・・・
5m程沖に仕掛けを投入し、馴染ませてから足元に寄せると餌さ取りをかわせます。
が・・・釣れるのは、アイナメの15cm程度の小魚・・・
浮下を、竿2本にし海底近くを狙うと・・・アイナメの当たりとは違う変化が・・・
9時半に釣れた、燻し銀の寒黒鯛・35cmです。

12月31日の男鹿の潮汐表

この日の仕掛け、
竿1号5.3m中通し・道糸PE2号・円錐浮1号・ハリス2号・針3号。
中通しを使うのは、背後の岩壁に当たった風が巻き、穂先ガイドに絡み予防の為。
PE2号・ハリス2号は、牛蒡抜きの為。今回も釣座が高く、7.2mのタモ届かず。
浮1号は、足元の10 mに一気に沈める為。
その後、小魚も釣れなくなり、1時に納竿、30分掛けて崖を登り、3時半帰宅。
日中の気温は4~5℃の予報でしたが、
風も無く防寒具を着てると寒く有りません・・・
この季節、指がカジカミ・鼻水を垂らして・・が常ですが・・・
周りの磯には、正月休みに入った釣人が、磯渡しで釣りを楽しんでました。
阿冶の地磯

小阿冶島

沖の小島は、焼き飯島。中央は女泣き島(別称 婆浜離れ)、右は婆浜地磯。
手前の島は、五貫目島。いづれも一級の磯です。

孔雀窟地磯の北側

背後の崖から滴る水が凍結してます・・・

帰宅後、黒鯛の半身は刺身に・半身は塩焼きに・アラは潮汁用に捌いてから入浴。
風呂から上がると、丁度焼き物が出来てました~
刺身は美味でしたし、焼き物は寒黒独特の黄色い脂が滴り何とも・・・
9時半に釣れたと電話したので、家人は年越しの刺身は買わず、黒鯛で代用。
一石二鳥の大晦日寒黒釣行でした~
〝海彦・山彦の白秋日記〟に訪れて戴いた皆様へ
至らぬブログですが、この一年ありがとうございました。
感謝いたします。
明日から、新年・・・? 日々変らない次の日の様にも思えますが、
皆様 良い年越しを~~