海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2016年03月

3月29日
天気予報通りの、穏やかな日。
こんな晴れの山日和に、家に居るのは勿体無いが・・・

今朝 隣の小学校が久し振りに賑やかだ、教師の離任式らしい。
孫も今日登校日と言ってたのを思い出す。

冬場車庫に仕舞っていた、物干しを引き摺り出す。
コンクリートの土台が結構重く感じた、歳か・・・
夜勤から帰って洗濯機を廻して、仮寝体制・・・止まったので干す段取り。
秋以来、初めての外干しだ・・・洗濯物も気持良さげに揺れてる。

山道具満載の車の中を整理してると、灯油の配達。
300Lも入った・・・雪国では致し方なし暖房・給湯に欠かせない。
この冬は一日10Lも消費、原油価格が下落とかで少しは恩恵に与かった・・・

玄関脇に置いてた、除雪道具(スノーダンプ・雪掻きべラ)を車庫の梁に仕舞う。
もう降っても積もる事は無いだろう~

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車から出した、カンジキに亜麻仁油をたっぷり塗り、天日干し。
この冬は、スキー登山が中心で、カンジキの出番は1回のみ。


富山・立山製のカンジキです、爪・軸が太く頑丈に出来てます。
学生時代の物が5年位前に爪が折れ、これが2代目。前のは40年以上履きました。
年に1回程度、亜麻仁油を木部・麻縄に塗って置くと、雪離れが良く長持ちします。
亜麻仁油ですが、山用品店で小瓶で売ってるが高価です。
スーパーの食用油のコーナーで売ってる“アマニ油”と同等なので、それを使って下さい。

愈々4月、春スキーのシーズンです。
八甲田の道路開通が4月1日ですが、JRバスの運行が4月23日からとか・・・
去年は17日頃だったのが伸びた感じ・・・利用客も居ないのは確かだが・・・
谷地温泉や睡蓮沼に滑り降りた時に、車に戻るのには便利なのだが~

この土日は、孫が泊まりに来る予定だったので、山は考えて無かったが・・・

土曜の午前中に来たが、母親が風邪気味で病院に・・・インフル的中で、
土曜日の夜勤は交代して貰い、2階で床に就いてた・・・夕方帰宅。
仕事柄、予防接種は受けてたらしいが・・・それでも罹患とは・・・
天気も良く、外遊び、ゴムを曳いて飛ばす飛行機に飽きて、近くの小山を散策。
ドングリの実が矢鱈落ちてて、中には根が2~3cm伸びてるものも・・・
少し拾って、家に帰って庭に植えると云う・・・リスが来るかもと。
日曜日の予定が、無くなってしまった・・・

今日(日曜日)は早く目覚めた、外は凄い朝靄と車の窓がバリバリに凍結。
山のライブカメラ画像を見ると、鳥海・秋田駒・森吉・岩木・八甲田がハッキリと。
秋田・青森全域が晴れです~ 急遽山へ・・・
用具他は常に車の中、コーヒーとメシが出来ればOK。

日帰り最短で往ける田代岳は、林道の雪が消え、ドロ道とのことで×
次の森吉山は、2月19日の遭難者がまだ発見されず×
結局、毎度の八甲田へ・・・


黒石ICからの岩木山、山頂部に薄雲が・・・
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日曜日で久し振りの晴れなのに、意外と少ない人出です。
ツァーの団体、滑走地点に・・・樹氷は少し甦り・・・
前回の13日より新雪が30cmほど増えてます~
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これから登る山のバノラマ         ↓八甲田大岳の裏までの1人ツァー
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南八甲田の山々も丸見えです。こんな天気は今シーズン初。
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トレイル通り往くと、八甲田温泉に降りてしまいます。
ツァーは回収バスが有るが、一般は歩き以外無し・・・大変な事に・・・
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最初の登る 赤倉岳パノラマ 夏道が山頂に伸びてるのが見える。
この辺は薄最中だけど、シールは効く。
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風は冷たいが・・・太陽カーン~
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赤倉岳の夏道が判る辺りまで登ると、ガリガリでシールが効きません・・・
前回13日と同様、板を背負い・ストックを1mに縮めキック・ステップで・・・
兼用靴は何回やっても登り難い、コバの確りした重登山靴なら1回の蹴り込みで、
ステップが決まるのだが・・・
でも、登山靴1.5キロ+板1.25キロ+金具1キロ=3.75キロ(片足)で重い!!
遊びで歩くには、軽量化されたものが楽チンです~
今日の道具は、兼用靴1.1キロ+板0.8キロ+金具0.55キロ=2.45キロ

赤倉岳山頂部は風が有りフードを冠る、風裏のいつもの場所で板を外して一休み。
一休みでも、ザック降ろして・板外して・座して一服しないと休んだ気に為らない。
最近はいつもそうだ・・・あぁ~田代岳初ルートの時は、余り休んだ記憶が無い。
あの時は偵察から完登まで、真剣に遣ってたなぁ~あんな緊張感が堪らない・・・


赤倉岳から井戸岳との鞍部にスキーでトラバースです。
ハイ松に雪が載ってて歩き易い。    井戸岳パノラマ
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右手に南八甲田の山々も目線の高さに・・・ パノラマ
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鞍部に着くと、高田大岳が姿を見せます。
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井戸岳の噴火口  正面南側に八甲田大岳がデ~ン~と見えます。
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井戸岳から八甲田大岳との鞍部に在る、大岳避難小屋へは、
夏道左下のハイ松帯をスキーでトラバース。
前回13日はハイ松帯に雪が無く通れないので、
板を背負い夏道を避難小屋まで歩きました。


大岳避難小屋からの八甲田大岳北斜面。
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八甲田大岳のパノラマ
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大岳避難小屋は誰も居なく、マドレーヌと饅頭でカロリー補給。
テルモスコーヒーを2杯。
いい気分で居ると男女混合ツァーがドカドカ15人ほど来た、
挨拶無し・板の間に靴で上がり込み、そこら一杯雪だらけ・・・
コンロを着けて飯を喰う様子。4人居たガイドも雪落して上がれの一言も無し。
ガイドは土間の椅子で飯・・・文句を言おうと思ったが・・・我慢・・・

北八甲田には大岳を挟んで、北にこの大岳避難小屋、南に仙人岱避難小屋が在る。
仙人岱小屋は、地元の山の会が常時使ってて管理が行き届いてるが、
ここは、冬戸も碌に閉めず中は雪だらけ・・・
客の質が悪いのか? ガイドが駄目なのか?

ガイドが確り言えは、客は従うはず。
文句言われて嫌なら、遠路八甲田に来なければいいのだ。

ガイドが駄目なのだろう・・・
雪崩れる斜面滑らせて、死者だしたレベルだから・・・
夏場百姓して、雪降ればナンチャッテガイド・・・関係者見てたらご免デ


そんな小屋を早々に退散して、八甲田大岳の東斜面を巻いて仙人岱へ・・・
大岳環状ルートの標識竹が林立してます。
今回は、最初から大岳に登る予定では有りません。
雪が良ければ、仙人岱から睡蓮沼に滑るつもりでした。
高田大岳に向かってスタートです。ここでシールを外して滑走です~
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左手には、降りて来た井戸岳  パノラマ
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高田大岳の北西斜面パノラマ
小岳と大岳の間を通って仙人に向かうが、大岳側の高い位置を滑らないと、
途中で登り返しに為ります。
          雛岳↓   高田大岳↓       小岳↓
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八甲田大岳の東斜面、昼になると雪が腐ってズシズシ・・・・
板に乗った雪が重い・・・
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仙人岱避難小屋が見えます、後ろは硫黄岳。一面の雪原、雲が出始める。
小屋から睡蓮沼に向かっても、下部は斜度も無くグサグサに苦労するだろう・・・
観光道路の除雪は全部終わってると思うが、酸ヶ湯まで1時間の歩き・・・
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4月1日から谷地温泉⇔酸ヶ湯温泉間が開通なのに、
睡蓮沼までの竹竿標識が未設置。今までに無く遅い・・・・

睡蓮沼を止め、ツァーコースの硫黄岳ルートを帰路と。
仙人岱避難小屋に寄らず、硫黄岳との鞍部に滑り込みます。
雪が重くて回すのが大変・・・

鞍部手前から振り返えってのパノラマ
                小岳↓    ↓高田大岳の頭
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コース標識が付いてます。竹竿も・・・
これに沿って滑り、地獄湯ノ沢で大岳環状ルートと合流です。
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硫黄岳北斜面をワンペアが登ってます、東斜面を滑るのでしょう・・・
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ここはまだ日差しが有るが、西から怪しい雲が・・・・
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この辺で、バランス崩して横転倒・・・首がギクっと鳴った・・・今の所大丈夫そう


南八甲田の山並みパノラマ
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岳樺(だけかんば)
この木の冬姿が好き、この色合いが好きだ。高い処の奇形よりも。
其々の木肌の色合いが微妙に違うのだ・・・
成長に従って樹皮が剥げるが、油分が有って濡れてても燃えるし、
以外に火力を得られる。遭難対策用か???
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此処まで来ると、酸ヶ湯までは5分位。
板外して、おにぎり二個を喰う・・・時間は1時を回った、バスは酸ヶ湯発2時。
風も無く暖かいので、ゆっくり休んでると、外人ペアがシューで登って来た。
ザックの大きさと・時間からして仙人小屋泊か・・・
三沢市に米軍基地があるので、八甲田に来る外国人は多いし、日本語も達者。
子供で方言を喋るワラシも居る位だ・・・
「チワーー」「コン 二チ ワァ~」


バス時間も迫って来たので、酸ヶ湯に降りると駐車場の除雪をしていた。
4月1日に道路開通なので、駐車場の整備。
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2時発のバスに乗り、390円で車回収。

帰る途中、城ヶ倉トンネル(登り勾配・直線で約50m)に入った途端、
車が180度回転した・・・
朝は道路が凍結してて4駆で通過したが、帰り解けてたので4駆を解除してた。
対向車が無く良かったが、あの狭いトンネルの壁が目の前に来た時は、
あぁー壁に衝突するー と、まだ車は90度より回転してなく、その後の90度は、
横転する錯覚に陥った・・・
反対車線に止まったので、一旦トンネルから走り出て方向転換、
4駆に切り替えて再突入・・・入り口10m位がブラックアイスバーンだった・・・

登り坂だったので、何気に加速したのが原因だべぇ~
冬場何回も通った場所だったから油断も有ったべなぁ~
気を付けなければ・・・


帰路 黒石の大河原温泉200円で一風呂。

3本のピッケルの薄錆・クスミ取りをしたら、他のが見劣りするので・・・
暇に任せて、再度砂消しゴムで、ゴシゴシと・・・

現在販売されてるピッケルの殆んどは、
ヘッド・シュピッツェ(石突き)が塗装品で、余程使い込まないと剥げませんが、
炭素鋼・特殊鋼で無塗装の物は、置いて置くだけで酸化(錆)が進みます。
炭素鋼ピッケルは持ってないが、手入れを怠るとすぐ錆びる・・・
表面に黒錆が出来ると、それ以上の酸化は進まないが、赤錆は内部に侵入します。

ピッケルの錆取りに、紙・布ヤスリを使う方もいますが・・・
作業は早いが、番手の多いヤスリ(細かい)を使っても、金属面に筋(キズ)が出て、
その筋目が次の錆を呼びます。
錆落しの薬剤を塗り、錆を溶かして拭取る方法も有るが、金属には良くないです。
食酢に漬けて、錆を取る方法も有るそうです。

砂消しゴムは、時間が掛かるものの、キズが残らず綺麗に仕上がります。
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上 スコットランド マウンテン・テクノロジー製 750g  75cm
  ロールス・ロイス社の、山好き技術者が、独立して製造した物です。
下 フランス アルピレッド製 ルネ・ドメゾンモデル 700g  60cm
  シャフトは、超音速機コンコルドの骨材・超ジュラルミンを使用。
共に、バランスが良く使い易いピッケルです。
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アルピレッドは、シュピッツェの段差が無い設計で、刺さりが抜群です。
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ピッケルの手入れ Ⅰは↓



ついでに ピッケル雑学 です

ピッケル各部の名称について
 
画像の金属部分全体をヘッドと呼びます。
ピック   スリップや滑落時に、雪面に刺して落下を確保します。(薪割りにも)
ブレード  氷雪面に足場を切るのに使います。(テントの排水溝堀りにも)
      湾曲カーブが色々だが、アルプスの谷に住む鍛冶屋が、
      その地区の山の氷に合った形状にしたと云われてます。
フィンガー シャフトとヘッドを繋ぐ二本の腕、通常3箇所止められてます。
      初期のピッケルには2箇所止めも有る。
シャフト  ヒッコリー・青タモ・トネリコ・アッシュ等の、
      木質が硬く粘りの有る木材が使われてました。画像はヒッコリー。
      ヒッコリーは昔のスキー板、タモは今でもプロ用バットに使われてる。
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シュピッツェ  氷雪に刺す部分。耐風姿勢を取る時にも重要な部分。(石突きとも)
ハーネス    シャフトに刺さってるシュピッツェを補強するカバー。
        画像に見える丸ピンで、木部・シュピッツェ・木部を貫通させ、
        脱落を防いでます。
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このピッケルは、スイスのアンデンマッテン。輸入用見本として送られて来たもの。
大振りで日本人には向かないとの理由で、輸入されなかった物、なので国内にはこれ一本。

ピッケルの鋼材について

鋼材は、炭素鋼と特殊鋼に分けられます。(日本山岳会発行〔山岳〕62年より)

炭素鋼 硬く安価だが脆い、錆・伸び・衝撃・低温に弱い。
特殊鋼 炭素鋼の欠点を補った鋼材。

特殊鋼の種類 クロム・モリブデン鋼
       炭素鋼に、クロム1%・モリブデン0.2%混ぜた鋼。
       高価なニッケルを使わず、ニッケル・クロム鋼と同等の性質。

       ニッケル・クロム鋼
       炭素鋼に、ニッケル2.5~3%・クロム0.55~0.95%混ぜた鋼。
       炭素鋼の欠点である脆さを改善した鋼。

       ニッケル・クロム・モリブデン鋼
       炭素鋼に、ニッケル1.6~2%・クロム0.6~1%・
       モリブデン0.15~0.3%混ぜた鋼。
       ニッケル・クロム鋼の性質を更に改善、一番錆び難い。

ピッケル価格は、炭素鋼<クロ・モリ鋼<ニッケル・クロム鋼<ニッケル・クロモ鋼
と、為ってるが鋼材表示(記号・マーク)をしてるメーカーは、
昔のカンプ・旧国産メーカー程度・・・

それと、炭素鋼は脆いと言っても、焼入れ・焼き戻しが適正なら、
国内の冬山程度では、充分に機能する。
       
現在は、ミゾーが高価なチタン鋼製のピッケルを販売してるが、
硬くて加工が難しいとか・・・
利点は軽い・熱伝導が少なく手が冷たく為らないとか・・・    


ピッケルの製造法と歴史について

ピッケルは、アルプス(スイス・フランス・イタリア・オーストリア)の鍛冶屋が、
1800年代後半に農具製作の片手間に、氷河を登り降りする為の杖と氷を割る斧を、
合体させたのが始まりと言う。

以後、製法が日本に伝わり、仙台の山之内東ー郎・札幌の門田直馬等が、
アルプス同様に手打ち鍛造での製造を始める。
しかし、一塊りの鋼を手打ちで伸ばしヘッドの形を造るのは、大変な手間が掛かり、
高価でもあった。(門田の鍛造行程画像)
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戦後の登山ブームで、スポーツ用品メーカー(ミズノ・トップ・ホープ・エバニュー)
等が、機械打ちの鍛造ピッケルを量産し、価格も安価で普及する。
当時、輸入物は国産の2倍~3倍の価格(1ドル360円時代)

手打ち・機械打ちの差は、価格の差であり鍛造の時代が続いたが、
溶接技術が進むと、細工が難しいフィンガーを溶接するメーカーも現れ、
不信感も・・・同時に1ドル360円時代が終わり、輸入物が買い易く為った。
1980年頃には、国産の量産メーカーは、ピッケルから撤退又は廃業の道を辿る。

メタルシャフトの時代になると、1961年に国産のカジタが登場する。
カジタの発想は斬新で、手間の掛かる鍛造では無く、鋼板をプレス機で打ち抜き、
ブレードを90度ネジリ、シャフトに固定する。プレス・アイゼンの発想。
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メタルシャフトなので、フィンガーも必要無く、簡単に出来るのだ。
ただ、ネジリの向きが右利きには使い易いが、左利きにには・・と言う話も有った。

カジタのアイスバイルで、ピックのセミチューブと云う形状は、
世界で例が無く、氷に打ち付けるとチューブの下から氷が飛び出し、
刺さりが良いとの評判だった。本場欧州ではハミングと言う名の模造品が出た。
既存のピックは、氷を割る感じで1回の打撃で決まらず、2度打ち・3度打ち・・・
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一部の岳人に愛用されたカジタも、創業49年・平成22年5月末で、
後継者が無く廃業・・・・職人と技術はモンベルがアイゼンで継承。

尚、現在流通してる輸入ピッケルでも、溶接物は有ります。
ブレードの裏に三角錘の補強(アゴ)がして有る物は、溶接ピッケルです。
しかし、不安に思う必要は有りません、
昔と今とでは溶接技術が格段に進歩してますから。

それと、輸入ピッケル他の登攀用具に、CEマーク(EU安全基準適合マーク)や、
UIAAマーク(国際アルピニスト協会安全基準適合マーク)が付いてる物が有ります。
これは安心して使えるでしょう。

BD・ぺツル・グリベルのピッケルには、
B=ベーシック T=テクニカルの表示が有ります。用途により選んで下さい。

朝、5cmほど 春の淡雪 が積もってる。

ここ数日不安定な日が続き、寒暖の差が激しいが、季節は確実に春へ~
昨日、この冬出番の無かったピッケル達をクリーニング。
砂消しゴムで、時間を掛けて・・・・使ったシーンが想い出されます・・・
薄錆・クスミが取れると、往年の輝きが・・・

2代目のローマン・ウイリッシュ造・初代森谷一郎造は、50年経たお気に入り。
アイスバイルには、カンプ(製造元)とインターアルプ(企画販売元)の刻印が・・・
合併する前の物で、今はカンプ(CAMP)に統一。
メタルシャフトに移行し始めた頃(1970年代)の物で、
ヘッドが同じデザインで、シャフトが木製の物もある。

これらを駆使した頃が懐かしい・・・

ピッケルの手入れ Ⅱは↓


週末だ 先週に続き、孫軍団の襲来。何をして遊ぼうか ?

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この冬は、森吉山での遭難が多発してます。

ゴンドラで樹氷平まで登れて、少し歩けば樹氷が観られる。
との、宣伝効果か???

2月10日に、秋田市の若者25歳が、単独スキーで入山。
遭難騒ぎに為ったものの、翌日に自力下山。(ビバーク対応)

2月19日に、川崎市の中年59歳が、単独スノーシューで入山。
24日まで捜索するも発見出来ず、捜索打ち切りに・・・
その件は下記に↓

2件の遭難を受けて、遭難対策が話し合われました。(秋北新聞記事)
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3月に入って、また遭難です。

東京の男性、森吉山で遭難か 県に登山計画書
 20日午後6時半ごろ、秋田県北秋田市の森吉山へ一人で登山に来た東京都多摩市貝取、田中健さん(64)が、予定の時刻になっても下山しないと家族の知人から北秋田署に連絡があった。同署は田中さんが遭難したとみて、21日朝から捜索する。
 同署によると、田中さんは事前に登山計画書を県に提出。計画書では、18日昼ごろ市営森吉山阿仁スキー場から入山、山頂近くの避難小屋に宿泊し、20日昼ごろに下山することになっていた。予約を受けたタクシー会社が、指定時刻になっても田中さんが待ち合わせ場所に来なかったため家族に連絡した。(魁新報web記事)

森吉山で遭難の男性発見、けがなし
 秋田県北秋田市の森吉山へ20日午後に1人で入山し遭難した東京都多摩市貝取、田中健さん(64)は21日午前、捜索中の県警ヘリに発見された。けがはなく、自力で下山した。(魁新報web記事)


NPO森吉山ネーチャー協会のHPの記事
●(森吉山で遭難続出)2月10日、19日、3月18日にゴンドラを利用し森吉山頂を目指した入山者の遭難が相次いでいる。19日の遭難者は行方不明のまま。10日と18日の入山者は自力で下山したが、短期間の間に家族から遭難要請が連続している。
●遭難捜索は3月に入り3件目。ゴンドラ利用客の多くは山頂部のジャイアントモンスターがお目当て。春先のスノトレも人気を呼んでいる。山頂まではルート旗がないので、視界不良時のトレックは、各自ルート旗をもって複数で慎重に行動されたい。 また非常食と携帯電話は必需品。(NPO森吉山ネーチャー協会HP)


この3件の遭難は、入山時に登山届けを提出してたので、対応が早かったが、
樹氷見物のついでにロープを潜って、山域に入り込む者が多いのが現状。
ロープ設置場所に、この先登山届けが必要と表記してるが・・・

森吉山には、当分往く気にならないが・・・
最近の伝聞では、樹氷平から石森ピークまでの間と、
そこから先の阿仁避難小屋と森吉避難小屋まで竹竿標識が設置されてると言う。
安全対策のつもりなのか??? それに釣られて登る馬鹿も居る・・・
今期はどうなってるか判らないが、ゴンドラ山頂駅で、
樹氷見物用に長靴+スノーシューの貸し出しサービスもしてた・・・
これでは、履き替えて上に行けと言ってるようなもの。
いづれかの時期に、樹氷見物者の中から遭難者が出る心配がある。

今後の遭難対策としては、
①事務的な登山届けの受理では無く、山頂部の天候情報や装備の確認が重要。
②樹氷平ロープ脇に大きな看板。
③竹竿標識の撤去。(有ると誘われるし、それを頼りに登って来る者がいる。
間隔が有り過ぎて、吹雪くと役立たず) 

こんな事を考えてみたが・・・
ここ数日、冬から春への季節の鬩ぎ合いで、中々安定した天気が望めない・・・
雨も多く、雪解け具合が気になる処



追記 4月26日

2月19日に遭難した川崎市の方が、ゴンドラ山頂駅より北東1キロの沢地点で、
23日に発見されました。合掌


追記 5月5日

5月3日の朝に、旧森吉スキーから日帰り登山に向かった男性73歳が、
行方不明でしたが、5日朝に自力下山。
道に迷い・ツェルトで夜を過ごし、持参の御握りを少しづつ食したらしい。
教訓 日帰り登山でもツェルト持参は重要、高カロリーの非常食が有れば尚可。
何はともあれ、無事で何より。



3月17日
昨夜の天気予報では、今日は県内全域晴れの予報でした。
最近 予報通りでなく、苦戦の山行ですが、今日は貰ったと・・・
勇んで家を出ましたが、途中の森吉山は雲の中です・・・

今日は、旧アッスル・スキー場を登り、
八合目への夏道(観光道路)から、男岳・男女岳(おなめ)を目指す。
戻りは、来たコースを滑走の予定です。


峠越えの前に、阿仁道の駅へ 地域起しでチェンソーアートが盛んです。
木彫り彫刻が沢山並んでます~
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駒ヶ岳が見える処まで来ると・・・上半分が雲の中・・・
スキー場の白いラインが微かに見えます・・・
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田沢湖高原スキー場の奥に在る、閉鎖されたアッスルスキー場跡をシール登行。
BC用に、ここ650mから8合目の1300mまでキャットが運行されてます。
予約制で3500円も取られます・・・40分で往けるとか・・登れば2時間。
着いた時に2組の山スキー客が、9時40分のキャットで出発。
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ヒタスラ登るも、山は御覧の通りです・・・雲の中・・・
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スキー場跡を登り終え、夏の観光道路に合流。
この辺は風も無く予報通りの暑さ、
ツナギウェアのサイドジッパー両側を、腕から腰まで解放して換気・・・
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カーブ毎にミラーが付いてるので、猛吹雪でない限りは8合目までは安全。


途中ツァー用の標識が何箇所か付いてますが、古く欠番が有り当てには為りません。
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雲が晴れて来ました~                ↓男女岳パノラマ画像
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片倉橋を過ぎると、夏道から離れカーブをショートカットで登ります。
この方が時間・歩行距離の節約に・・・     ↓男女岳北西斜面
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1300mに在る小屋が見えました~
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黒い処が戦時中に硫黄の採掘をした跡です。
秋田駒ヶ岳は、全体が活火山で10万年前頃から出来始めた山。
男岳・男女岳・女岳・小岳等の総称。女岳は今も水蒸気を上げてます。
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小屋が見えた処からのパノラマ画像
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2時間掛からず小屋に到着。キャットで先行した2人組が200m先を登ってた・・・
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高山植物が見頃の時期から、紅葉までの間は、定期バス・車でここまで上がれます。
道路・駐車場は無料。


小屋前から北東の景色 パノラマ 
                       ↓笹森山1414m       ↓湯森山1471m
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南側の景色 パノラマ    ↓横岳      ↓男女岳
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小屋内部 2階建てで、冬は2階の冬戸から進入。
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2階には毛布も用意、男女トイレも・・・

昔、スキーで膝ラッセル、4~5時間掛かって着いた時には、暗かった思い出有り。
泊りで翌日登頂の予定だったが、昼過ぎに出発したのが徒・・・
翌朝は悪天で下山・・・苦い教訓でした・・・・

小屋内で昼飯を喰い、1時間ほど休む。
雲は取れたが風が強く、流れる雲の速さを見て、戦意喪失・・・
冬戸を縛ってる2mほどのトラロープの撚りが解けて、3本バラに為ってたので、
取り合えず三つ編みにして処理、当分は大丈夫だろう・・・


雪面がテカッテます・・・堅いのか・・・男女岳北斜面
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男女岳北斜面パノラマ
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相変わらず滑りは下手・グニャグ二ャ・・・(>_<)
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中々の威容 男女岳
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車に戻り帰る準備をしてると、2人組みも帰って来た。
風か強く、阿弥陀小屋まで行って戻ったとの事。


帰りには秋田駒ヶ岳が良く見えた。
        男女岳1637m↓     ↓男岳1623m   ↓女岳1513m
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水深 日本一 423mの田沢湖、辰子と云う名の龍が住むと・・・・
噴火口に水が溜まって湖に・・・ 
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辰子像   謂れに興味の有る方は下記を・・・・
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今日は、4キロ シール登行して、4キロ スキー滑走。
腐れ雪だったが、面白かった\(◎o◎)/!



追記

帰ってUPしてたら、知り合いからのFBで・・・秋田駒情報が・・・

仙台管区気象台発表
秋田駒ヶ岳で、12日から14日にかけて山頂を中心に、火山性地震が49回。
12日には、M1.8 の揺れ他18回が有ったそう。
画像は、14日に女岳から上がる水蒸気 200mの高さまで達したと云う。
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登ってる時に、爆発しなくて良かった・良かった~

女岳は、1970年に噴火してます。

3月15日
13日に続き、中一日置いての八甲田詣です。
今日と明日が晴れ予報で、太陽マークが大きい今日を選びましたが・・・・

朝起きたら、外は霧で・・・予報では序々に晴れると・・・
今回の計画は、酸ヶ湯→地獄湯ノ沢→仙人岱→睡蓮沼→笠松峠→酸ヶ湯の予定。
天気が悪化すれば、仙人岱避難小屋往復です。

谷地温泉⇔睡蓮沼⇔酸ヶ湯の間、8キロは冬期道路閉鎖中で、
毎年4月1日から日中に限り開通です。
今頃は盛り除雪中・・・谷地と酸ヶ湯の両側から開始するので、
上手く往けば、中間の睡蓮沼辺りまでの除雪済みかも・・・と。
除雪が終わってれば、睡蓮沼付近の雪の壁は4~5m有り、降りれない事も予想。
良さそうな立ち木を利用し、懸垂下降も考え10mm×20mのザイルも持参。
酸ヶ湯まで歩いても1時間の距離です。

7時に出発しました~高速を降りると、天気は良いが岩木山に雲が・・・
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黒石市から酸ヶ湯への山道に入ると、北八甲田がドーンと見えてます。
   田茂萢岳↓赤倉岳↓井戸岳↓ 八甲田大岳↓    小岳↓
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酸ヶ湯温泉の上の駐車場に車を止め、準備。
平日なので温泉関係者の車と、改装工事業者の車が殆んど・・・
登山らしい車は2.3台のみ。
登山口には、スキーの登り跡が1名・・・

ブナ林を抜け、青森トド松が出始めると、地獄湯ノ沢への降り口です。
この沢を詰めれば仙人岱で、避難小屋が在ります。
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地獄湯ノ沢の中間かで振り向くと、南八甲田の山並みが・・・
この沢は、雪で埋まってても硫黄臭がします。
序々に青空が、雪雲に・・・いつもの事ですが背中から風も付いて・・・
ガリガリバーンに粉雪が被ってるが、シールが効き快適に登れます。
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左側の雪庇が崩れて、プチ雪崩れ跡。
この辺は過去雪崩れで埋没者が出た場所、通過には雪の状態チェックが大事。
湯ノ沢に入って危険を感じたら、
夏道経由か・沢を横断して硫黄の鞍部経由で仙人岱へ抜ける選択必要です。
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夏道との合流点に来ました。この先、沢は狭まり 喉 と呼ばれる強風部が目前。
沢を吹き上がって来た風が、狭い処を通るので押される感じの強風です。
ここは、休まずに一気に通過しないと・・・
雪が吹き飛ばされ露岩で何処を通るが悩んだり、
また氷化しててシールが効かない時も有るが、今日は楽に通過です。
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喉 を過ぎると、一瞬青空が覗いたり・・・落ちた樹氷が再生する姿。
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左手に八甲田大岳が・・・
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八甲田大岳の右 東側に小岳が見えます。
風が強いものの天気はまだ持ってますが・・・
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中央に仙人岱避難小屋の屋根が・・・
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酸ヶ湯9時半発、避難小屋着が11時。2.5キロ登るのに1時間半掛かりました・・・
酸ヶ湯で在った、先行スキー者は小屋に入った形跡なし。
冬戸を外して中に入る・・・
小屋内はほんのり暖かく、温度計は10℃を指してます。
荷物が3箇所に置いて有り、やかんに触れると暖かい・・・
昨夜泊まって、大岳か小岳に登ってる様子だが・・・大岳に人影は無かったが・・
小岳だとトド松が密生してて見えない・・・この強風で大岳は考えられない・・・

粒あん大福一個とテルモスコーヒーで軽く昼飯・・・
あんこ系は大好物、何か元気が出るのだ・・・あんパン二個は非常用に手を付けず。

11時半になり、強風が小屋を揺する感じに為ったので、冬戸を閉め滑走準備。
板を履いて、さー滑るか~ 小岳方向から女性主体の団体が小屋に向かって来ます。
あぁ~あの荷物の主か・・・全員シューで隊列の乱れも無し。

地吹雪に押されるように、小屋裏の急斜面へ・・・出だしは下が見えない・・・
ガリガリバーンに薄っすらと粉雪・おまけに雨後の縦溝まで・・・
何とか急斜面クリアです、コケレバ流されること必須です。
睡蓮沼へは3月末になれば、ツァー標識の竹竿が立ちますが、今は無し。

これから硫黄岳の腹を巻いて、睡蓮沼方向へ       硫黄岳↓
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雪雲が空を覆い・強風だが、睡蓮沼方向の見通しは良し。
曇りで雪面の凹凸が見えず、ガリガリハーンと新雪ブレーキで苦行の滑り。
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パノラマ    睡蓮沼まで直線で2.8キロの滑走です。
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来た方を振り返って・・・小岳も高田大岳も雲の中です、いい時に降りた・・・
              ↓小岳         ↓高田大岳
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更に滑って、振り返ると・・・・見えてます~
      ↓八甲田大岳      ↓小岳         ↓高田大岳
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           ↓硫黄岳       ↓八甲田大岳
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間も無くトド松林で、山々が見えなくなります。
            ↓石倉岳             ↓硫黄岳
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12時に道路に出ました~ と、言っても除雪が出来てません。
折角、下降用にザイルを背負って来たのに・・・・
ブルドーザーのキャタピラ跡が・・・遠くに道路標識が・・・笠松峠の案内板です。
ここでシールを付け、峠への緩い登り・・・
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笠松峠到着です
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荒削りの除雪  この巨大な溝が風の通り道、正面から吹き付けます・・・・
春山と思い、覆面を持って来なかったのが悔やまれる・・・顔面凍傷寸前。
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道路に出て1キロ程進むと、大型ブルとロータリー除雪車が2台止まってます。
エンジンが掛かったまま、お昼休みの様ですが姿なし・・・
ブルの前で板を外して、手持ちでブルの右の狭い隙間を通る。
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ブルで大雑把に除雪し、左右の車線を同時にロータリー車で除雪してるようです。
雪の回廊が綺麗に仕上がってます~
暫く歩いて往くと、オペレーターが工事車両に3人乗って登って来ました。
減速し怪訝な眼差しで・・・・
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ゲート下の隙間を這って脱出・・・・
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酸ヶ湯の駐車場に戻ったのが1時、睡蓮沼から4キロの距離。
八甲田大岳が正面に・・・コロコロ変わる天気でした・・・
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最後に 黒石 大河原温泉
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黒石温泉郷の八甲田側の最奥に在る温泉です。よく寄ってます。
山の帰り、酸ヶ湯等の温泉は有るが入浴料600円、ここは200円。
アルカリ泉で57℃・毎分160L湧いてるそうです。
全館温泉床暖、小トイレの便器もお湯が流れます、これにはビックリ・・・
番台の婆さん曰く、「水道代の節約だ~湯余ってるもの~」
風呂は42℃に設定してると言うが、熱くて入れない・・・
婆さん曰く、「熱っちば、なんぼ水入れでもいい~山の水だもの~ あっははー」

大河原地区は32戸の集落で、ここが地区の集会場も兼ねてるとか。
管理は集落の婦人会で、婆さん達が交代で番台役や掃除をしてます。

ツルツルのいい湯ですから、是非八甲田に立ち寄りの際は入ってみて下さい。



今日の反省
こんなに天気が崩れるとは、予想してませんでした・・・
が、当初の計画通りに歩き・滑れて満足。
2.5キロスキーで登り・2.8キロ滑走し・約4キロ板背負って歩き。

3月13日
今期、やっと3回目で、
北八甲田(赤倉岳→井戸岳→八甲田大岳)のスキー縦走が出来ました。


過去2回、赤倉岳までは登ったものの、天候悪化で敗退・・・
今日も予報は良くなかったが、朝起きたら朝日が燦々。
早速ライブカメラをチェックすると・・鳥海山・森吉山・八幡平・岩木山・八甲田、
全ての山が山頂までハッキリ見えてます~
特に八甲田の、弘前市(西側)・青森市(北側)のカメラが鮮明に映ってます。
午後からは雲が多くなる予報・・・昼までに勝負すれば何とか為ると・・・

7時に家を出ました、片道90キロ、途中高速に乗り1時間半で到着。
途中の黒石インターからの岩木山、左奥の山塊が世界遺産の白神山地です。
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薄曇り・弱風で、日曜日と在ってガイドツァー全盛です。
田茂萢湿原(たもやち)からの
             赤倉岳↓  井戸岳↓ 八甲田大岳↓
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まずは、赤倉岳山頂を目指しますが・・・
暖冬で積雪不足に、3月に入り雨が多く、樹氷の姿は無し・・・
おまけに、雪面がバリバリに凍り付いてシールが効かない・・・
何とかジグ切って良さそうな雪面を探して登ったが、山頂直下100m辺りで、
ズリ下がる始末です・・・腕と胸筋に要らぬ力が入るので、
シール登行を諦め板を背負うことに・・・
兼用靴を蹴り込んで登るのは、登山靴の様に上手くは往きません・・・・


何とか赤倉岳に到着、眼下に毛無岱の大湿原。
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これから向かう稜線
       井戸岳↓  八甲田大岳↓
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ここからスキー装着し、赤倉岳の祠の在るピークを巻いて井戸岳との鞍部へ。
ハイ松と潅木の混合帯ですが、雪が少なくブサブサ状態、壷足で難儀するよりは楽。
       ↓祠のピーク                   井戸岳↓
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井戸岳鞍部が目前です。ここまで来ると赤倉岳に隠れれてた、高田大岳が見えます。
三角形の端正な山ですが、小岳を挟んで離れてるのと、
登って降りても車に戻る手立てが無いので、一昔前に登った以来ご無沙汰。
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井戸岳(北ピーク)まで来ました。井戸岳の噴火口です。井戸岳は双耳峰です。
八甲田大岳へは、左の噴火口のヘリを周って南ピークの手前から降ります。
            八甲田大岳↓     井戸岳南ピーク↓
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噴火口のヘリの夏道が現れてます・・・如何に雪が少ないか・・・
板を外して再度背負うことに・・・兼用靴ではロボット歩き(>_<)
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普段は、夏道の柵沿いにスキーでトラバースする場所ですが、
雪が無くハイ松や潅木が・・・・   八甲田大岳↓
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火口を周り込んで、八甲田大岳との鞍部に降りますが・・・
ロボット歩きでの降りは難行苦行です・・・鞍部に在る大岳避難小屋。
大岳の登りに沢山のガイドツァーが・・・
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小屋に入り、アンパン一個とテルモスコーヒーで軽く昼飯です。
小屋の入り口は前後2枚戸なのだが、大量の雪が吹き込んで中は雪だらけ・・・
近年使い方が乱れてます・・・この小屋は夜に雪女が出ると???泊まる者は稀。
ひと昔前の冬に泊まったが・・・アラワレなかった・・・

小屋前でスキーを履き、八甲田大岳への最後の登りに入る。
案の定、山頂手前で又ガリガリバーンにシールが効かない・・・
即、板を背負い・ストックを1mにセットし、両方同時に腕の長さに突き、
左右キックステップを刻む。これの繰り返しで直登。
皆さんアイゼンだが、使うまでも無い・・・キックで対応出来る堅さだ・・・
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大岳山頂から、今日のルート。
    田茂萢岳↓ 田茂萢湿原↓   赤倉岳↓ 祠ピーク↓↓井戸岳噴火口 
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大岳から酸ヶ湯温泉への降りは、
仙人岱経由か避難小屋まで戻りツァールート経由が普通ですが、
時間の節約と面白味が理由で、山頂からダイレクトに降り、ツァールートに合流。
昨年同期は、雪も豊富で山頂からスキーで降りたが、今年は露岩だらけで無理。
板を背負って降りに入るが、西風がマトモに当たる場所なので、
思った以上に氷化してて手古摺る。
部分的に10cmほどの新雪が流れる処も有り、今日一番の難所・・・

スキーが履ける処まで降りました・・・
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ここまで降りれば一安心。大休憩~   ↓八甲田大岳
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下の方は、腐って重い雪です。      ↓大岳            ↓硫黄岳
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南八甲田連峰の山々               ↓主峰 櫛ヶ峰
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最後に八甲田大岳を・・・・
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縦走目的での山行。
井戸岳の稜線に雪が無く・各山の上部が氷化してて、兼用靴では歩き難い。
こんな時は、コバが確りしてる重登山靴がステップを切るのに適している。
今回はこんなに氷化してるとは思って無かった・・・

軽量化を図り、兼用靴+TLTにしたのが裏目に・・
でも、滑りは登山靴より足首が安定し良い。
金具・靴は重いが歩きを重視するか? 滑りの快適さを重視するか? の差だ・・・ 

シール
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ポモカのレース用シール(長さ1.5m・幅5.5cm)を使ったが、
毛足が短い上に板の幅分無くズリ感が何とも・・・
今日の様な雪面では、板幅に忠実にカットしたシールが有効。


今回の八甲田縦走は、氷化した雪面があり、板を履いたり脱いだり忙しかったが、
久し振りに冬山気分を味わたショッパイ山行でした~

それと、酸ヶ湯温泉に降りても、
バスの便が悪く車まで1時間以上歩いたり・親切な方に拾って貰ったり・・・
今回は兼用靴なので、歩き用の靴もザックに詰めましたが・・・
酸ヶ湯温泉が見える 湯坂 まで来ると、眼下にバスが止まってました~
時は1時50分、運転手に聞くと2時発、ラッキーでした390円也。

2016年03月08日
難関 アンナプルナ南壁とは・・・


昨年、秋季エベレストにノーマルルートから挑み、5度目の敗退を喫した栗城が、
何を血迷ったかアンナプルナに挑むと云う。
栗城ブログ↓

このアンナプルナの登頂者は、過去191人死者は61人。
しかも、8000m峰中難関で名高い南壁に・・・・


栗木は今年の秋に、ネパール側より楽だと言う中国側? から、
6度目のエベレスト挑戦を公言してます。
それも、超人ラインホルト.メスナーが単独登頂したルートを狙うらしい・・・
以後このルートは、誰にも登られていないはずです。

昨年秋のエベレスト敗退後、国内での山行は、
甲斐駒・黒戸尾根、八ヶ岳2.3ルートをガイド同伴で登った程度で講演(公演)三昧。
大学山岳部員の冬山入門程度の登山よりしてません。壁の練習等皆無・・・

この画像は、アンナプルナ南壁の過去登攀された5ルートです。
栗城が目指すのは、 ルート。
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は、1970年イギリス隊が南壁からの初登頂に成功した、左リッジルート。
   3名登頂し、帰路1名墜落死。

   1987年群馬岳連隊が、4名登頂しましたが帰路2名墜落死。
   今だ遺体は発見されず。

2隊共に、核心部にはFixザイルを張り巡らせ、時間を掛けて通過。
身障の彼には、そんな技術も経験も無いはず・・・
ラッシュで抜けれるような、柔な壁ではない。

エベレスト・メスナールートの、練習のつもりか????
国内でも岩壁登攀(ロッククライミング)の経験が無い彼に、
氷壁登攀は荷が重過ぎないかと・・・老爺心・・・

出発は、4月9日。5月22日には講演(公演)が予定されてます。
往復のキャラバン(10日~12日)を考えると、登山期間は約30日の一発勝負、
高度順応等してる時間的余裕は無い日程です。
ヘリでベース入りとかをしたら、又高度障害で・・・敗退。

今回は、資金集めをしてない処から、去年の5700万の余りが有るのか・・・


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芸人〝なすび〟(浜津智明40歳)が4度目の挑戦で、エベレスト登頂に成功しました。

5月19日、アドベンチャー・ガイズ社(AG隊)の商業登山に参加し、
近藤ガイド等と共に、ノーマルルートから登頂。

凄い事だと思ってます、おめでとう〝なすび〟。

この、成功の話を聞いて栗城は・・・自身のFBでファンに、こんな事を言ってます・・・
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(FBのコピー添付を・・・考えましたが、全公開されてることだし・・・)

これを見て笑った3点
ぼくのエベレストは別物
 〝なすび〟は、過去3回敗退、酸素使用・ガイド付き・当然ルート工作付き。
  栗城は、過去5回敗退、建前無酸素・建前単独。
  (建前としたのは、酸素吸入がバレタリ・後ろからシェルパが登ってる画像公開)
 〝なすび〟と別物とは、登ってから言う言葉。

知っている人は知ってる。知らない人は知らない。
  そうです、山を知ってる人と知らない人の差です。
  読んで下さい。

秋に無酸素単独で登頂した人は世界でまだ誰もいません
  何を寝惚けた事言ってる。
  超人ラインホルト・メスナーが、1980年8月20日に、
  ノースコル⇔北壁⇔上部グレート・クーロワール⇔山頂を無酸素単独初登攀。
  自分が登ると言うルートも調べて無いとは、ノー天気。  
       メスナーは、モンスーンからポストモンスーンへの移行期の登頂。
  天候が安定する秋よりも、登頂のチャンスは少ないのだ。

上記のFBの書き込みを見た人から、多数の批判書き込みが、
栗城公式ブログに寄せられて・・・
近藤ガイドのツィッターに、栗城が仕方なく書き込みをしました。
@kurikiyama 9 時間9 時間前
近藤さんおめでとうございます!ローツェも!やりましね。
なすびさんもよく諦めずに本当に凄いです。おめでとうございます!

栗城は、毎回 雪が深い・氷が硬い・風が強い・等々で、諦めてる・・・・
8千mの世界では、当たり前の事だと思うが・・・

登山資金の募金額の比較です。(オクサマ・ファイル引用・資料に多少の誤差あり)

なすび〟 2013年  600万
      2014年  677万
      2015年  446万(大雪崩事故で登山中止で割引)
      2016年  自己資金(600万程度の負担)

 栗城   2007年  2000万(エベレスト以外)
      2009年  1億7000万
      2010年  1億近く
      2011年  9200万
      2012年  9450万
      2015年  5700万
      2016年  自己資金(アンナプルナ南壁) 

エベレストに商業登山での費用は、一人当たり600万位が一般的ですから、
〝なすび〟資金集めは妥当。

しかし、栗城の金の使い方は異常です。
生中継だの、何だかんだ言っても、如何にも異常・・BC往復ヘリ代を含んでも。

商業登山では、7千mを越える高所では、酸素ボンベを使用します。
夜間就寝中も・・・ボンベ1本5万円×10~15本程度、それも含む費用です。

栗城はこの秋に、中国側からメスナールートの、第2登を狙うと言ってます。
楽なネパール側からでは、BC⇔C1間のアイスフォール帯(クレバス帯)に、
事故防止にアルミ梯子が設置されてて、これを通過しなければC1到着は無理。
人工物に触れる事で、単独は成立しません・・・
メスナールートは、人工物が無く、BC以上往復シェルパの手助けが無く、
登れれば単独登頂・メスナールート第2登が成立します。

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栗城が、公式ブログを更新しました。
無酸素で登るためと称した一文です。黒字は栗城ブログより引用青字は私見。

無酸素で登るために

(前半割愛) 
エベレスト(8848m)の山頂は、酸素濃度が地上の3分1。
高度が上がると大気の酸素分圧が下がり、最大酸素摂取量が下がる。
肉体の機能は想像以上に低下し、そこにいるだけでも生存不可能と言われている世界です。
エベレストの日本人登頂者は169名ですが、無酸素で登頂した猛者は6名。
そのうち2名の方が下山中に亡くなっている非常に厳しいチャレンジです。

今年の5月23日現在で、日本人登頂者は、延べ213名です。下記リンク参照。

また僕が登る秋はハイシーズンの春よりも気象条件が厳しく、短い好天気に合わせるのがポイントです。

その為には、この春のアンナプルナ遠征の様に高度順応期間を含む、
正味1ヶ月の登山計画では、天候待ちをしてる間に期限切れ・・・
常識的に2ヶ月の登山期間が必要なのです。
栗城がこの秋に登ろう?としてるメスナールートで、メスナーは7週間天候待ちをし、
その期間を利用し充分な高度順応を済ませて、単独・無酸素初登頂に成功しました。
栗城は、この秋の計画を発表してませんが、BC入りして1ヶ月程度の計画と思う。

そのために遠征前から低酸素の環境になれやすい身体を作ります。無酸素形人間になる。
それが「リズム」と呼ぶトレーニングでした。
メスナーの著書〔チョモランマ単独行〕の中で、
〝リズム〟と言う言葉が何回か出て来ますが、登る速さと呼吸のバランス、
連続して歩く歩数と立ち止まり休むバランスの事を言ってます。
リズムは4つあります。
最大酸素摂取量を増やす。
耐久性のある血液と血管を作り、血栓を防ぐ。
バランス感覚を鍛えて無駄な酸素とカロリーを消費させない。
そして、高い技術の呼吸とストレスに強い脳を作る。
何か・・・必要以上に難しく言ってますが・・・
脳は、体内の酸素の3割近くを消費します。無酸素でソロにエベレストに入ると不安や孤独など脳の極度のストレスがかかり、酸素の消費量が上ります。
酸素を無駄に消費しないためには、ストレス無くす精神状態を作り、呼吸法を習得します。
無酸素・単独は、不安や孤独と言ってるが、
選択したのは自身・誰からも強要された訳ではでは無い。
常にBCやシェルパと無線交信し・望遠鏡で位置確認されてる状況でも、
そう感じるなら無酸素・単独登山には向かないのでは?
過去に(これからも)無酸素・単独で8千m峰に挑んだ者は、
呼吸の苦しさは感じるものの、登頂するのだと言う強い意志で結実したもの。
今更、不安・孤独・・・なら、有酸素・シェルパ付き登山より無し!!
先日のアンナプルナ南壁では、好天気が一日も無く、登山は途中で止めましたが、
このリズムの成果を確認してきました
標高4100mのアンナBCから、8km先の5010mに在るABCまで、一日で歩ける距離を
途中一泊して辿り着く様では、成果が有ったのかと・・・疑問です。
ちなみにストレスは無くすことはできません。
「ストレスを無くすのではなく、ストレスを感じている自分を認めてあげることが大切」
山から学んだ技術の一つです。
リズムにさらに磨きをかけて万全な状態を作っていきます!

メスナールートに付いては、下記リンクで紹介してます。

「リズム」云々以前に、強靭な体力・岩氷壁登攀技術を身に就ける事が先決かと。
2009年のメスナールートで栗城は、無酸素・単独登頂を謳うもABCから標高差500mの、
ノース・コルのC1(7000m)に登れず、シェルパ達にルート工作をさせる様。
メスナーは、この500mを18kgのザックを背負い、
2時間で登り、荷上げして30分でABCに帰って来た。

栗城は8千mに至らずに撤退、7600mのC2へシェルパ達に救出される様でした。
この時、15人のシェルパを雇ってた事が、同地に居た日本の他隊に公表される。

8月末には出発すると思われるが、おそらく国内での山登りは一回程度か・・・

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栗城が、資金集めを開始しました。

今年の秋に、中国側から6回目のエベレストに挑戦予定。
謳い文句は、毎回の如くに栗城流〝無酸素・単独登頂〟。
(栗城流とは、世界の登山界には通用しない独特の登山観)


【中国側ルート図の説明】
通常の北稜ルート(青線)とキャンプ位置
赤線、栗城が登ると言うメスナールート、はメスナーのキャンプ位置。

メスナーの行動 1日目 ABC→C2上の7800m
        2日目 7800m→グレートクーロワール手前
        3日目 グレートクーロワール手前⇔山頂往復
        4日目 グレートクーロワール手前→ABC
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今回の計画は発表に為ってませんが、2009年の計画に順ずるものと思われます。

2009年の栗城の行動計画は、ABCからC4まで設置しての計画でした(下図)。
メスナーの行動と比較し、キャンプが2ヶ所増、それだけ燃料・食料増になります。
体力・技術がメスナーより劣る栗城には、仕方が無い事かも知れないが、
7千mを超える高所に無酸素で長時間留まる事は、命の危険に繋がります。
それに、予定されてるC4付近は急傾斜で、テントの張れるスペースは無し。
カッティングした雪棚に座ってのビバークは必須。
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2009年に栗城は、C1のノースコル(7000m)にも単独で登れず、シェルパにルート工作して貰う様でした。
最高到達点は、キャンプ2の少し上で、動けなく為り、シェルパに救助されてキャンプ2に帰還。
〝無酸素・単独〟を謳うも、シェルパ救助隊が後方に居たり、
キャンプ2には〝酸素ボンベ〟が有ったりで、何処まで本気だったのやら・・・


日本人が過去、エベレストで無酸素登頂に成功したのは、
1983年10月・山岳同志会隊2人、イエティ同人隊3人。
1985年10月・植村直己物語撮影隊1人。
現在までに、日本人エベレスト登頂者は延べ213人に及びますが、
無酸素登頂の難しさを示してると思います。

栗城は、これを〝単独・無酸素〟で登ると言い、しかも気象条件の悪い秋季に。
下記要領で資金集めを開始。

クラウドファンディングと言う手法での資金集めですが、
クラウドファンディング(以下CFと略)とは、
インターネットを通して不特定多数の人から資金を募ることを言います。
群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語のようです。

今回のエベレスト遠征総費用は、5200万以上だそうで、
栗城分の250万は自腹、他は生中継・動画配信の機材・人件費他との事。
その内の1800万をCFで調達、目標金額に満たない時は返金と言うシステム。
CF企画会社は、手数料として5%徴収するとか・・・今風の旨い話ですねぇ~
不足分の3150万は、スポンサー企業から集められるのか?(毎回敗退で・・・)

又、ひと頃話題に為った、ビットコインでの資金集めもしてる模様・・・下記。
100万集金のようですが、何とも・・・と言った感じがします・・・


しかし不思議な事に【栗城公式HP】【栗城公式ブログ】【FaceBook】【Twitter】では、資金集めをしてる事に付いては一言も触れてません。
何故でしょうか? 疑問です・・・・

【7月15日加筆】
7月14日付けの公式ブログで、
※大変恐縮ですが、冒険の共有の実現に必要な資金の一部をクラウドファンディングで集めることにしました。今年は資金的にかなり厳しいですが、最後まで頑張ります。
と、書き込みをした。

今まで栗城をウォッチして、〝登山家〟と名乗ってるが、
本当に山を登る気が有るのか疑問です・・・・(ネットの世界では最初から疑問視)

先のアンナプルナ南壁の件と言い、その後の国内での訓練も無く、
最難関のメスナールートの2登を狙う等とは、自殺行為に近いもの・・・

過去の遠征では、資金が集まらず借金してまでも行ったと本人が言ってますから、
8月16日には出国すると思いますが・・・様子見ですね。

因みに、メスナーの登山期間は、BC入りして7週間に亘り高度順応してから、
4日で山頂往復でした。

栗城の登山期間は、8月16日に出国して、9月末迄に登頂する計画です。
カトマンズのシェルパ派遣会社ボチボチトレック社に行き、
シェルパとネパール国境を越え、中国入りしてBCに到着すると思われます。
これだけで、早くても4日の損失・・・BCからABCへの荷上げに2~3日。
正味登山期間は34日程度、これでは満足に高度順応期間も取れません・・・
2009年同様、C2辺りをウロウロして天気がーー・雪がーーで、時間切れ敗退か・・

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栗城公式ブログの、いい加減さが露呈されました。
(黒字は、栗城公式ブログより。青字は私見)

この秋の、中国側からのエベレスト挑戦に備え、富士山の様子をUP。
その中で、登頂時間に関して、ネットで異議多発、修正をしました。
2時間で登ったと書きながら・・・登山開始時間の大幅なズレも・・・
到着時間は失念しても、登山開始時には、時計を確認するのが普通と思うが・・・
栗城本人がUPしてるのか?事務所がUPしてるのかは不明なものの、杜撰極まりなし。

更に、スポンサーであるグリコの商品名を、間違えて書き込んでいる。
〝OXYDRIVE〟を、オキシドドライブと・・・〝オキシドライブ〟が正解。
金さえ貰えればいいのか?  余りにも雑!!!

富士トレーニングに行ってきました!

(一部割愛)

ヒマラヤ8000mの低酸素に対する順応性を考えると、どうしてもトレーニング登山は富士山になります。
高所登山の高度順応の為に、富士山を使う登山者は多いです。
これは、ネパールの首都カトマンズが標高1400mなこと、
エベレスト方面への登山基地ルクラ村が標高2800mです。
ここまで飛行機を利用するのが一般的で、2800mから登山がスタートする為、
事前に高度を体感する必要が有るからです。
出来る事なら、ヒマラヤ行きの直前に富士山頂で2~3泊程度して、
身体を慣らすのがベストですが・・・富士山(3776m)の高度で大丈夫な人が、
ルクラから歩き始めて2日目の、4000m辺りで高山病で、
体調を悪くする例は偶に有りますが・・・
富士山では低酸素の環境を体感しやすく、頭痛や吐き気などの高度障害を感じることができる山です。
高所登山医学でも、富士山でのトレーニングが出てきます。
また富士山を走ることで、低酸素に体を慣らすだけではなく、心肺機能も鍛えることもできます。
山嶽部の頃に、北アルプス剣から槍までの2500~3000mを縦走して下山すると、
登山の疲れは有るものの、10~15キロのランニングをしても、
呼吸の苦しさは少なく感じられたものです。

(一部割愛)

そんな富士山で、今日は呼吸が乱れないこと、疲労感を出さないを目標にして安定したペースで2時間で登ってきました。
標高差1400mを2時間で登れるのは、凄いことです・・
息も乱れず・疲労感も無しとは、考えられない。
アンナプルナ南壁では、BC→ABC(8km)の移動に2日掛かってますが・・・
標高4100mのBCから、標高差910mの8キロ先のABCに移動するのに、
途中で一泊しなければ到着出来なかったはず・・・


吉田5合目駐車場出発 11:46
浅間大社山頂 12:47  (1時間で登った事に為ります)
修正後↓ネットで騒がれて修正したもよう
吉田5合目駐車場出発 9:46
浅間大社山頂 11:47
何か、可笑しいですね・・・昼の出発から、朝の出発への修正です・・・
時間の記憶って、こんになもズレルものですか?

これからいよいよ、低酸素室(標高6000m)でのトレーニングが始まります。
低酸素室では、7000mも体験出来るはず。
6000mで体を慣らしたら、半日程度7000mを体感する意味も有りかと・・

(以下割愛)

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栗城が明らかに足らないのは基礎体力、特には岩と氷の登攀能力です。
指を失う前からそうだったし、失った今は、更に能力は低下してるはず。

日本が世界に誇る、山野井泰史・妙子氏も、指を失って以来、
以前は楽に登攀出来たルートに手古摺ってますが、
家の梁・壁・柱を利用して、日々鍛錬しています。

栗城には、苦手を克服しようとする、気概が感じられないのが残念。
アイゼンを着けて、三つ峠の簡単な岩場での練習をもする気も無いのか・・・
このままでは、エベレスト・メスナールートも茶番で終了か・・・

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栗城が、中国側からエベレスト・メスナールートの登頂を目指し?
8月16日に出国します。後、2週間と少しの時間より有りません。

2015年秋にネパール側から、5度目のエベレスト登頂に敗退。
その年の12月末に、16年秋中国側のメスナールートからの登頂予定を発表。
国内での山行は、積雪期の甲斐駒・黒戸尾根と八ヶ岳をガイド登山した程度。
今年5月には、何故か難関のアンナプルナ南壁に挑むも、南壁基部で敢え無く敗退。
その後7月に、吉田5合目より富士山に2時間で登ったとか・・・
こんな様で、エベレストの難関メスナールートが登れるとは、
本人も思って思ってないでしょうね。
金を集めて、登山ショーなら納得ですが・・・・

7月14日に、エベレスト登山資金の一部1800万を、クラウド・ファンディングで
募集すると発表(黒字・栗城公式ブログより抜粋)
今現在で800万未満より、金が集まってないようで、盛んに募金の宣伝中。

2015年のエベレストでは、2000万の募金に、上回る金が集まり今回も・・・
と、目論んだようですが・・・
エベレストでは動画の配信も無く、アンナプルナではゴマ点捏造画像、
しつかりとフリークに見限られた模様です。

栗城の言い分
▼資金の使い道
支援金はエベレストからのインターネット生中継また動画配信(『冒険の共有』)のための費用に、全て充てさせていただきます。
通信インフラを整え、衛星通信機器を3機使用して生中継を行います。この『冒険の共有』プロジェクトは、衛星回線費、機材レンタル費、日本からのエンジニア人件費、エンジニアとカメラマンをサポートする為の現地スタッフの人件費、その他の許可料と中継の配信技術会社への依託費、ベースキャンプの滞在費用1ヶ月半分などを含め、総額5200万円以上になります。今回は、そのうちの1800万円をクラウドファンディングで募らせていただきます。(栗城自身の遠征費用250万は栗城個人が負担します。)

個人負担が250万と言う発想は、どこから来るのやら・・・・
映像等を欲しがる栗城フリークが、残りを負担しろと言ってる感じがするのは、
私だけしょうか・・・

以下(黒字はアーカイブより添付)は、栗城が27歳の頃、
yahooブログに記載してたものです。
ブログは削除されてて、一部がアーカイブで見られるのですが・・・
〝金〟に纏わる書き込みです、何とも面白い性格ですねぇ~

1円さんはすごい。
2009/11/27 10:57 日記
ナマステ。 
ひさしぶりに札幌の自宅に帰ってきました。解放されました。
(中略)
今日は、お金の話を書きます。
 
最近、僕は一円さんを本当に尊敬しています。
みなさんは一円さんより一万円さんの方がいいと思うかもしれません。
 
しかし、一円さんはすごいのです。
僕が一円さんを尊敬する理由は、
一円さんは世界に貢献するお金だからです。
 
 コンビニとかによくユニセフの募金箱があるじゃないですか。
 
 あそこに入っているのはほとんどが一円さんです。
一万円さんは見たことがありません。
 
 一万円さんもすごいけど、
一円さんは世界に一番貢献しているお金です。
 
 募金箱にじゃらじゃらと入っている一円さんは
今日も世界に貢献しています。
 
皆さんも一円さんを大切にして、
世界に貢献させてあげてください。
 
 それで千円さんがいましたら、
僕の本の購入に使って下さい。えへへ
 
 (以下略)

みんなのジャイアン
2009/11/30 00:17 日記
ナマステ。
 
今、北海道の北見から札幌に向かう汽車の中でブログを更新しています。
(中略) 
今日のブログでも、またお金の話をします。
よく講演の質問で、『資金集めは大変ではないですか』、と聞かれます。

しかし、僕はあまり大変だとは思っていません。
もちろん手元に多額のお金がある訳でもありませんが、
あまり、あるないは関係ないのです。

ドラえもんに出てくるジャイアンは、
 
皆のものは、オレのもの!
 
って言うじゃないですか。
それは素敵な考え方ですよね。

僕に「お金はない」という概念はありません。
なぜなら僕の知人や友人、そのまた友人がお金を持っているからです。
つまり、皆のお金はオレのものと考えているのです。
 
逆に、自分のお金は皆のものと考えており、
皆のためにお金を使います。

つまり、自分がもっていなくてもだれかは持っているし、
皆の物は自分のもので、自分のものは皆のものと考えていると、
なんだか超リッチになった気分になりませんか?

お金が少ない多いなどという概念が無くなった時が、
本当の豊かさとだと思っています。

また、自分の心が豊になると、お金もついてきますしね。
(以下略)
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3月4日
4.5日が晴れ予報、6.7日が雨予報。
3日の夕方の予報では、5日より4日の方が晴れマークが大きく、4日に決定。
朝の内は雲が残るが、昼からは晴れと・・・(ウェザーニュース)

勇んで八甲田に向かいました~・・・が、県境の峠を降りると、
岩木山はドーンと見えるが、北八甲田連峰の上部は雲の中・・・
登り始める頃には、雲も取れるべぇ~と・・・


天気は、はっきりしませんが・・・
イメージ 1

田茂萢湿原から、赤倉岳に向かうルートにはトレイルが無し、
おぉ~今日の一番乗りと・・・湿原を横断し赤倉岳の基部へ・・・
宮様コースの標識。
これに沿って滑ると、毛無岱避難小屋(廃屋)前が、
酸ヶ湯温泉・城ヶ倉温泉への分岐点となります。
イメージ 2

甲田名物の樹氷も、暖冬でこの有様です・・・
シールが効いて登り易い。
イメージ 3

赤倉岳に着いたものの、雲の中で見通しが悪い・・・
ここに看板が付いてるが~~
イメージ 4

本当の頂上はこれ・・・ガスの中・・・
先が見えないので、少し休んでればガスも晴れるかと、
風裏で板を外して大休止ですが、30分後に益々悪化・風も出る始末・・・
イメージ 5

でトレースが掻き消される前にと、撤退を決意。
100mも降ると薄日が差す時も・・・
イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

ツァールート宮様コースの分岐に着いて、コーヒータイム。
コースには、スノーシュー4人組みの足跡が有ります。スキーの跡は無し・・・
当初の予定は、
赤倉岳→井戸岳→八甲田大岳と縦走し、酸ヶ湯温泉へ降りる積もりでしたが・・・
予定を変更し、
宮様コースを滑って、毛無岱避難小屋でどっちに向かうか考えよう~と。
画像の日が差してる処が、上毛無岱。この下に避難小屋が在ります。
イメージ 10

宮様コースは、赤倉岳の裾を巻きながら滑ります。
(故)高松宮様が若い時に滑ったので、そう名付けたらしい。
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田茂萢湿原の南斜面 スキーか?ボードの跡が・・・
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上4枚の画像をパノラマにすると・・・
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後ろを振り返って・・・ガスガスで山頂は見えません・・・
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イメージ 18

上3枚のパノラマです。
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途中のイタズラ・・・
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今頃に為って、晴れて来ましたが、既に遅し・・・です。
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毛無岱避難小屋(廃屋)です。廃屋と言っても、雨・風・雪は防げます。
スノーシュー4人組が、遅い昼飯中でした。
イメージ 24

上3枚をパノラマにすると・・・
イメージ 25

ここまで降りれば、安全です。板を外して、遅い昼飯。
飯を食いながら考えました・・・・
酸ヶ湯・城ヶ倉に往くには、ここから傾斜の無い毛無岱湿原を歩かなければ・・・
往っても、車の回収に道路を1時間も歩かねば・・・

以下の3枚の画像が、酸ヶ湯・城ヶ倉方向。
ツァーコース解禁に向けて竹竿が立ってます。
南八甲田の 逆川岳・横岳・櫛ヶ峰が良く見えます。
イメージ 26

イメージ 27

イメージ 28

パノラマにすると・・・
イメージ 29

思い付いたのが、隠れルートの存在です。
あまり知られてませんが、カモシカと呼んでる寒水沢の南側林間を通り、
寒水沢の橋の傍に出るルートです。
間違えて沢筋を滑っての死亡事故多発なので、パンフには載ってません。

毛無岱避難小屋から西方向。天気も良くなったので、地図・磁石・目を頼りに・・・
西に進めば、南北に通ってる道路に出る、途中崖マークは無し。
初めて通るルートですが、晴れて気持ちの良い林間です。
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林間を抜けた雪原から、来た方を振り返ると、晴れてます・・・・
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      ↓赤倉岳        ↓井戸岳の双耳峰   ↓八甲田大岳
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上2枚をパノラマにすると・・・北八甲田連峰
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雪原から最後の林間に入ると、ウサギの足跡だらけ~~
餌さになる木の皮が多いのか・・・
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林間を滑って往くと、右手に寒水沢と沢越しに八甲田スキー場のリフトが見える。
車の音が聴こえ、ドンピシャ寒水沢橋の傍に出ました。
道路への落差は1m ほど、板を外して尻滑りで・・・200m歩いて車へ。

帰りは、黒石温泉郷 大河原温泉200円 アルカリ温泉でツルツルに・・・

反省
①帰っての天気予報は、明日5日は今日よりも良く、一日晴れると・・早まったか?
②ストックは16cmリングを持つべきだった、雪原歩きは底無しに刺さる・・・
③カモシカルートが確認出来た、悪天候時は有効。


3月5日追記
カモシカルート概要(赤線で表示)

寒水沢は、沢登りにも使われる沢です。
小滝も有り、滑り込んで行き詰るとシール・カンジキ等が無いと、
壷足では抜けれません。
春スキーの時期は、融雪の流れで空間が出来、スキーで乗ると崩落。
2.3年前もこれで凍死者が出てます。右岸か左岸を巻いて巻いて通過のこと。
イメージ 35

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