海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2016年05月

5月28日

翌29日が晴れ予報なので、午後から鳥海・矢島・祓川に向かいました。
途中で、スキーのメンテを頼んでる彼に℡、兼用靴のシェル出しです。
遣ってくれるとの事で寄道です。

右足の小指の付根の骨が、左より明らかに、飛び出してます・・・
去年もシェル出しをして貰ったのですが・・・
インナーを外し、ヒートガンで熱し、機械に掛けて押し出します。
餅が膨れる様に迫り出し、いい処で止めて水で冷やして完了。
料金は、只・・・
彼の性格からして、去年の処理が足らなかったと思ったのか・・・


5月19日以来の鳥海山  まだこんなに、雪が残ってます。
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1180mの矢島・祓川登山口に着きました。
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下界は、夏日の暑さの為か霞んでます。
     ↓太平山    ↓森吉山      秋田駒ヶ岳↓ ↓岩手山
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雪解けで〝緑の島〟が出て来ましたが、下の藪コギだけで登れそう~
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駐車場には、3人が車中泊の様です・・・
あまり酒も進まず・・・7時に就寝


5月29日

日の出前の下界、靄が掛かってます。
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山麓の水田に光が反射。
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朝食後、準備してると、登に声を掛けられました。
県南で歯科医をされてる荘○氏ご夫妻、
2月末に田代岳山頂神社小屋でお会いした方です。
今日は、二人で登山とか・・・

高校山岳部が二組、ザックには秋田高Aと秋田南の表示、
夏の高体連のコース下見でしょうか?
母校なので、声を掛け様かと思ったが、年寄りの出る幕ではないと・・・

梅○氏が到着。塚○氏は、途中パンクで遅れるとの話・・・
ヒュッテ前から、祓川祠まで板を背負い、最初の雪渓の急登も・・・
雪渓がブッシュで繋がらず夏道を登りますが、板が木に当たり難儀。

やっとの思いで夏道右の雪渓に・・・板に履き替え二人で登りだすも・・・
汗が噴出し・ペースが上がらずドンドン離されます・・・
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6合目〝賽の河原〟付近
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ここで、訂正が有ります。恥ずかしい限りですが・・・
観光案内を見たら、何合目の認識に誤りが有りまた。
七っ釜7合目・氷の薬師8合目・舎利坂下9合目と覚えてましたが、
正式には、
賽の河原6合目・御田7合目・七っ釜8合目・氷の薬師9合目です。
御田→七っ釜120m・七っ釜→氷の薬師約300m・氷の薬師→山頂約380m、
の標高差はどーなんだろう・・・


賽の河原〟上の平坦な処からの、七っ釜避難小屋下の急斜面が見えます。
急斜面の下の平坦な処が、御田と言う湿原の有る処です。
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急斜面の登りは、大きくジグを切って・・・
8合目の七っ釜避難小屋直前で、
急斜面の雪渓をキックステップで登って来た、秋田高Aに追い着かれる・・・
秋田南は小屋前で休んでいた・・高校山岳部二組は、猿倉ルートの下見へ。

小屋を過ぎてもペースは上がらず、30歩いては休む様。
先に大雪路の大雪渓が見えます・・・
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夏道ルートの大雪路から左に別れ、
傾斜の緩いコース取りで〝島〟に向かうつもりですが、視界がクラクラ・・
板を外して、2回目の休憩中に、塚○氏に追い着かれる・・・
梅○氏は〝島〟までの中間点辺りに居る事と、
具合が悪いから戻るかも・・・と伝える。

大雪路で休憩中に、獲物を探しながら旋回する鳥、鳶? 鷹? 鷲? 何だろう~
高山植物にも疎いが、鳥にも疎い・・・・
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騙し騙し、30歩進んで、一息入れて、やっとの思いで〝島〟に到着です。
氷の薬師が9合目なら、ここは9合5尺の辺りか・・・
塚○氏に、℡し〝島〟に居る事を伝え、帰りに寄る様にと・・・
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〝島〟で昼飯を喰い、気持ちのいい芝生に寝転び・・・
シールを外し・靴を脱ぎ・大休憩です。

舎利坂を見ると、荘○夫妻が下って往くのが見える。

小1時間して、塚○・梅○氏が滑り降りて来る・・・
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縦溝が多い処も有ったが、気持ちの良い滑走を楽しめました~
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車に着き、着替えて帰路へ

今朝 起きたら、扁桃腺が腫れ気味・・・不調は夏風邪だったのかも・・・

5月26日

この春のエベレスト登頂者が、5月25日現在で14人となりました。
5月19日から23日に掛けての快挙です。
天候待ちに耐える強い心と、一気に登れる体力が欠かせません・・・
北稜ルート・南東稜ルートと半々の有酸素登頂ですが、登った者勝ちです・・・


このリストには、日本人初登頂者の松浦輝夫氏以下、
5月23日登頂の南谷真鈴(まりん・19歳)さん含み、213人の登頂日・年齢・
所属・登山ルート等が記されてます。(資料・日本大学山岳部・編)

細かくて見難いでしょうが、拡大して御覧下さい。
若干、説明をしますが・・・


登頂者No1が松浦氏(早大)となってます。
植村氏(明大)が山頂目前までトップで登ってましたが、
年長者に道を譲り、2番目に山頂を踏みました・・・これには2つの訳が有ります。
①両氏共に大学山岳部出身で、先輩に先に登頂して貰った。
②日本山岳会が、遠征隊員に個人負担金を課したが、植村氏は払えず、
 荷揚げ・ルート工作要員として参加しました。(アタック要員ではなかった・・・)
 しかし高度障害等で次々とアタック隊員が脱落し、荷揚げ等で活躍した植村氏に、
 登頂のチャンスが巡って来たのです。(明大時代から黙々と登る姿に、団栗と字)
 植村氏は、負担金を納めた他の隊員への配慮が有ったのかも知れません・・・
 のちに、松浦氏は、すばらしい仲間に恵まれ登頂出来たと言ってます。


その後は、山岳同志会・イェティ同人・カモシカ同人等の、
当時一世を風靡した社会人山岳会が活躍。

No70、野口 健(当時25歳)がいます。彼は、海外の商業登山隊に参加し、登頂。
当時、国内にはまだ商業登山を業とした組織は無く、
体力的に劣る日本人の海外商業登山隊参加は無理と、言われた頃の快挙です。

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No123、岩崎圭一(当時32歳)
彼は、インド洋の波打ち際から、自転車と徒歩で一年掛かりでヒマラヤへ。
商業登山隊に参加し、見事に海抜0mから一発登頂。
費用は、道すがら得意の手品を見せて賄ったとか・・検索すると旅日記が見れます。

No184、渡邉玉枝(当時73歳)
彼女は、2002年に続き2回目の登頂です。現在も、女性世界最高齢登頂者、
今でも山を歩く早さは、並みの男以上とか・・・しかも、ゴミ拾いしながら・・・

No185、村口徳行(当時55歳)
日本人最多登頂者タイ 7回目の登頂

No206、倉岡裕之(現在54歳)
日本人最多登頂者タイ 7回目の登頂

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3頁目

No212、田村 聡(現在50歳)
今年、3回目の挑戦で登頂、視聴覚障害者で世界初の快挙。

No213、南谷真鈴(まりん・現在19歳)
早大生、過去にアルプス・アコンカグア・マナスル・ビンソン(南極最高峰)等に登頂。南極点にも到達してる若手の女子。

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ヒラリー、テンジンが初登頂して以来、
6000人~7000人が登頂したと言われる、エベレストですが、ドラマは尽きません。
世界最高峰ゆえでしょうか????

5月19日(木)

今朝の朝日は・・・
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今日も朝日が昇る前に起床、洗面・コーヒーで始まります・・・

装備は、昨日ウロコ板で最後に目に有ったので、シールが勿体無いが、
ディナフィットPDG 161cm・800g+TLTバーチカルST・540g+兼用靴
昨日よりも、片足で1kgも軽い~~


昨日同様7時出発、駐車場脇から板を履き、正面の最初の急斜面を登らず、
ギリギリ雪が残ってる赤線ラインで・・・昨日も往復通過。
多少潅木を踏み付けたが・・・ご免
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昨日は、赤線を辿り、最後のブッシュまで抜けれなかったので、

今日は昨日の帰路の青線で・・・板を外して夏道を10m程横断です。

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亀裂帯 ブッシュぎりぎりを進む・・・

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風が気持ちいい~ 七合目・七っ釜避難小屋と急斜面が見えて来ました・・・
避難小屋から左に伸びる尾根越えは、今時期ブッシュで無理、
急斜面を登る覚悟で・・・
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ここにも亀裂が・・・
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抜けれそうな処を探しながら登って往くと、有りました\(◎o◎)/!
誰かが、枝を払って・・・踏み跡まで・・・
2回目の板を外して横断、この裏にすぐ雪面が・・・
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ブッシュを抜けた処で、SONYFMラジオ発見!!  通過間もないスキー跡も。
裏に、「横手市・小泉・℡」のシール貼り、
ONにしたが、ザラメ雪に刺さってたので鳴らないが・・一応ゲットして・・


七っ釜の急斜面を、登らなくても良かった~ 一休みしようと思ったら・・
藪の向こう側で、バキッ・ガサと・・・一瞬〝熊〟かと、固まったが・・・
藪越しに見ると、人でした。 何と昨日駐車場で話した、北海道氏です。
見通しの良い処まで登り、二人で板外して休み雑談・・・
以後、楽チンルートを教えて併登です。


左・楽チンコース、右・氷の薬師の分岐まで来ました。
楽チンコースで進むことに・・・
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九合目の舎利坂下が見えて来ました~
北海道氏は大変そう・・・アルペンビンディングにトレッカー装着、
更にガチガチのスキー靴ですから、鉄下駄履いているようなもの・・・・
目の前が九合目の〝島〟で、芝生敷きの奥座敷が有るから、頑張れと。
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奥座敷直前で、二人が山頂から滑って来ました・・・
「小泉さん」と呼ぶと・・・「アィ~(秋田訛りでハイ)」ラジオを渡す。
探しながら帰るつもりだったと、イガッタ・イガッタ(秋田訛り・良かった)


〝奥座敷〟に着きました。
北海道氏は足が攣りそうで、滑りに影響が有るので、ここまてで充分と・・
昨日に比べ風も無く、穏やか~ 色んな話をして、何と同じ歳で少し先輩。
農家だそうで、冬は蔵王スキー場に働きに来てたとか・・・
後での、滑りを見て納得!!!! 滑りの上手い人は何人も見て来たが、
上手いを通り超して、華麗な滑りでした~
ガタガタの縦溝はジャンプターン・多少の亀裂は飛んでく・・・(◎o◎)
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〝奥座敷〟横の大斜面
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帰路の滑走は、北海道氏の要望で、舎利坂下から氷の薬師を通り、大雪路へ
北海道氏は、雪渓の分岐まで一気に滑り、左か右か確認して・また一気・・
待たせぱなしでした・・・(下手な奴だなぁ~と、思われたかも・・・)


駐車場近くの雪解け跡に、水芭蕉が・・・
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車に戻って、ビールタイム中に突然爆音が・・・
黒塗り軍用ヘリの襲来、前方を照らすライトを点けて、ロケット弾も見える
小1時間も旋回してました・・・
二枚目の画像 頭の上を飛んだ時には、爆弾でも落される恐怖・・・
この辺で航空自衛隊が在るのは新潟? それとも三沢の米軍か?
山に飛んで来る県警のヘリは可愛いが、黒塗りは見るからに不気味。
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5月20日

今朝の日の出は今一・・・どんより天気です。
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ラジオは朝から、夏日になるので熱中症に注意と、盛んに放送・・・
何か戦意喪失、山もジリジリ・・少し遊んで昼過ぎに帰ることに・・・

山を降りながら、木蓮? コブシ? 花は判らない(^^ゞ
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冬の裸のブナも、秋の黄葉のブナも好きだが、新緑が一番!!!!!!!!
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夕方帰宅、洗濯機廻して、風呂、湯上りビール・山菜三昧。
家が一番いいと思ったり・・・歳かも・・・・


5月17日(火)

週間天気予報が、珍しく明日から日曜日まで、連続の晴れ予報です。
1時に家を出て、途中のスーパーで食料買出しして・・・
五合目・祓川駐車場に5時着。

山は霞んでるが、明日からは晴れ!!!
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徐々に靄が取れて・・・                パノラマ画像
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下界を見ると、標高1100~1200m辺りに雲海の層が・・・
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一人宴会をして、7時 車中泊。厳冬期用の寝袋は暑くて、腿までイン・・・




5月18日(水)

4時に起床、4時半頃が日の出です・・・
下界は雲海、残雪に朝日が反射して・・・
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振り返ると・・・こんなに焼ける日には、中々逢えません~
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暫しの日の出鑑賞後、洗顔・・・雪解け水で一瞬に覚醒です。
まずは、湯を沸かしコーヒーを・・・外で今日の予定ルートを目で追いながら・・・
車に戻り朝飯の段取り、味噌汁一杯分+αの水でレトルト卵丼を温める。
沸騰したら、卵丼パックを取り出し、真空パックのご飯を温める・・・
パック飯を温めるのに、そのまま煮ても時間も・ガスも食うし・湯気が・・・

小さいコッフェルに湯を移し、鍋底3.4mmの湯にパックから取り出した飯を入れ、
スプーンで粗く砕きます。弱火で4.5分も温めれば、軟らかめのご飯完成です。

メンツ(食器)に飯を移し・卵丼掛ければ飯は完成。
小さいコッフェルを沸かしメンツで味噌汁、残った湯は食後のコーヒー用・・・
武器(スプーン)を使い、ゆっくり食べます~
食後のコーヒー後は、水場で食器洗い・・・都度洗う方が得策です。

さて、山仕度です・・・
靴下を履き替え、ザックの中身点検・OS1 500mlと水500mlは必須・・・
OS1は疲れた時(特に夏山)に2口も飲むと、不思議と元気が出ますのでお勧め。

シール登りだと、今の時期は水を吸い重くなるし、糊面縁にゴミが付着・・・
なのでウロコ板を選択、
板165cm・1250g+ジルブレッタ404・1050g+兼用靴1120gが片足重量です。
ウロコ板なので、日が当たり、雪が腐るまで待ち7時出発。
今日の予定のルートです。・・が、後半変更しました。
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歩き始めて最初の亀裂、急な沢筋で斜面全体がズリ落ちてます、ここは毎年。
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七合目・七っ釜避難小屋の裏手を登ります。          パノラマ画像
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大斜面に出ました。いつもは、氷の薬師から舎利坂下の急斜面を避け、
左にルートを取るのですが・・・                                       パノラマ画像
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夏道の、氷の薬師 方向を見ると、雪の付き方も良いので、予定変更。
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八合目 氷の薬師 に着きました。
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氷の薬師を左に曲がると、
九合目の舎利坂下までの雪が多いのにビックリ。       パノラマ画像
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九合目の 島 に到着。板を外して大休憩です。
ここに来て北西風が強くなり、カッターシャツでは寒くヤッケを着込む。
この先、七高山への直登と、左のスカイラインに見えるブッシュ帯の下部に斜登し、
ブッシュ沿いに登るルートが取れます。(直登する赤ヤッケの単独者・後で登場)
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島 からの大斜面、帰りにこれを滑ります。        パノラマ画像         
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ブッシュ帯を目指して斜登したが、追い風が強く、
ストックを突っ張ってバランス取る始末・・おまけに氷化してる部分が随所に有り、
ウロコ板では登れずに・・・エッジを打ち付けて横移動で通過・・・
風を背に受け、山形県側に回り込み、11時10分縦走路に到着です。
この場所は、風が当たらず快適です。

(赤ヤッケ氏も、強風で四苦八苦してたので、風裏に回るように声掛けをする。
もう一方は、佐賀県から来たテレマーカー・・東面の唐獅子避難小屋に滑り、
登り返すとの事、同じ日に入山し今日も向かった・・脅威)

赤ヤッケ氏に、ウロコ板でよく登って来たと言われた・・(言わなかったが根性だ!!)
往年の名機ジルブレッタ404を見て、テレマークかと聞いた・・・
こっちは、はあっ? である。
赤ヤッケ氏は、最新TLTラディカルSTだ、年恰好は同じだが山スキー入門と見た・・
シールにアイゼン付けても、風と氷に容易でなかったと。
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新山降り口の標柱
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新山と山頂神社小屋。新山にも登りたかったが、風が強く諦める。 パノラマ画像
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12時、滑走開始。標高差1000mの大滑走~~
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ここを滑って、左に回り込みます。              パノラマ画像
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舎利坂下まで滑って、山頂を見る。              パノラマ画像
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赤線の様に滑って来ました。山頂が遠くなる・・・       パノラマ画像
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七合目・七っ釜避難小屋下の急斜面。
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標高差1000mを滑り、1時15分に下山。
日向ぼっこをしながら、午後のビール~~
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この後、北海道から来たと言う方が・・・
大雪山が在るのに何故?と聞くと、今の時期に山頂から車まで、
滑って来れる山は、ここだけだと。5年振りに来たとか・・・

2日目につづく・・・

5月14日

今週は、肌寒い日が続いたが、土日は晴れ予想。
鳥海山での春スキーを予定してたが、土曜日は家庭菜園の苗の植え付け・・・
トマト・フルーツトマト(赤・黄)・ピーマン・胡瓜・ゴーヤ等。
ジャガイモ3種は、先週に各15個づつ植え付け。

雪解け後、アスパラ床に鶏糞ペレットを、多目に施肥してたので、
今は毎日、親指径のものが10本程度収穫出来ます。
アスパラは肥料次第と言うが、実感・・・朝、畑で切ると切り口から水が滴る・・・
即、食卓へ 残りは晩に、毎日だと飽きるが旬の物、贅沢過ぎるかも。

当地は今 田植えが盛りで、この頃は蕨も最盛期。
すぐ傍で収穫出来るので、これも毎日楽しんでいます。
山菜取りが趣味の方から、あいこ・しどけ・ぼんな・ウド等を貰えて買う必要無し。
お返しは、初冬の鰤・ワラサで・・・



今日の日曜日は、隣の小学校もの運動会、朝から賑やか・・・
応援歌も「赤・々・々、白・々・々・・・」と、先週有った孫の歌と同じ・・・
畑も一段落したし・天気も良いので、八幡平へスキー遊びに往くことに。


蒸の湯Pに車を止め、11時28分の山頂行き路線バスを待つ・・・
遠くに残雪の八甲田連峰が見えます。
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八幡平は4月27日以来です。
今日は、ウロコ板で・・・
シールは水を吸って重くなるし、細かなゴミが粘着面にくっ付くのを避ける為。

バスの車窓から、雪の量と繋がりを確認・・・蒸の湯Pまでは滑れないのは確実。
切りの良い所で道路に出て、背負って車まで歩くか? 
そこから空身で車を取りに往くか? 雪の繋がりを見ながら・・・と言うことで。

4月27日は、山頂道路脇から板を履いて登れたが、
50mほど板を担いで遊歩道を歩く・・・鶯が鳴き春山気分満点・・・
板を履き、山頂までは30分程の緩い登りだが、遊歩道沿いの雪面には、
細かい間隔でルート竹標識が立ってます。
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後で聞いたがビジターセンターで管理とか・・これでは、ガスっても迷う心配なし。

標識は右に大きく迂回してるが、左へショートカットして、鏡沼を目指します。
鏡沼の縁に出ました・・・不思議な解け方・・・右奥に岩手山。 パノラマ画像
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4月27日の鏡沼、水面が雪で覆われてます。         パノラマ画像
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昨年5月4日の鏡沼
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鏡沼の隣にある小沼 雪面に亀裂が入り盛り上がってます、奥が鏡沼。パノラマ画像
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4月27日の小沼です。
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八幡平山頂に着きましたが・・・若いお嬢さん2人と鉢合わせ。
昔のお嬢さん組もお食事中です・・・爺の長居は無用と、休ます西側の籐助森へ。
八幡平山頂付近は人も多いし・バイクの音も聞こえるので熊は来ませんが・・・
山頂付近以外は、青森トド松の原生林で融雪が進み背丈も大きく見通しが効きません
トド松の陰から・・・なんて嫌なので、
そこで出番のこれ、15発108円のロケット花火です。
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100m毎にバンバン鳴らして・・・住宅地で鳴ると可也耳障りですが、
四方何も無い山だと、以外に音が響かないのです・・・
チリン・々の鈴よりは、有効でしょうが~~
昔 木葉の落ちた秋に、一人八幡平から秋田駒ヶ岳への縦走、目の前に出た時には、
相手もこっちも固まって動けなかった思い出が有ります・・・

籐助森の大斜面                        パノラマ画像
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ウロコ板なので、滑った後にシール登りの手間要らず、4回ほど遊びました。

進路方向にクロカン板の跡が3本有り、2.3時間前に通ったらしい・・・
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暫く併走するが、左に逸れ道路に向かった様子・・・

中間点の〝田代沼〟に着きました、夏道の木道が一部出てます。
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この先で、5人の人影が・・・聞けば鹿角山岳会のメンバー。
冬の樹氷シーズンに山頂まで、3mほどの竹標識が立ってます。
遭難者が出ないよう、彼等が毎年設置してくれてるのです・・・
それを回収して、目立つ立ち木に脚立で登り、縛って固定作業中でした。
冬に世話に為ってるので礼を言いました~

標高が下がると、ブッシュが出始めてて、止まり先を確認して滑り・・の繰り返し。
脱出し易いように、為るべく左に在る道路沿いに滑ります・・・
ツアー標識通りに滑って、板背負っての藪コギは嫌ですから~
切りのいい処で道路に・・・
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国交省の雨量観測所の脇に出ました。
天気もいいし・鶯の鳴き声聴きながら、板背負って車へ。
駐車場で板・靴が乾くまでコーヒータイム、天気が良くて気持ちいい~



さて、帰路・・・八幡平国立公園入り口道路脇に在る 温泉廃墟・・・
志張温泉と言い、アルカリ性のツルッツル温泉でした・・・
酸性泉が多い八幡平では、珍しい温泉でしたが・・・
他にも廃業した熊牧場跡・名湯と呼ばれたトロコ温泉跡が雪で崩壊のまま・・・
何とか為らないものでしょうか???  
 私らはいいとしても、八幡平を楽しみにして来た観光客は幻滅のはず・・・
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11月中旬の降雪まで、八幡平はこれで終わり。
後は、6月初旬まで滑れそうな鳥海山東面だけです・・・

GWも過ぎようとしてますが、冷たい雨が・・・
日中でも暖房無しでは、居られません。

GWは、北アを中心に例年の如く、遭難事故多発しました。
鳥海山に居てラジオを聴いてたが、中高年の事故が殆んどでした。
★天候把握の拙さ(限られた日程での無理な山行)
★行動の遅さ(体力不足に寄る時間の浪費)
★技術不足(氷雪対応)
毎回言われてる事例ですが、この3点に集約されます・・・
自身も鳥海北面で、あわやの失態を招いたので、他人事では有りませんが、
自分が思ってる以上に、足腰の衰え・反射神経の鈍りを感じてます。

県内では3日に日帰り予定で、森吉山1454mに登った73歳(男)が帰宅せず、
4日朝から捜索したが発見出来ず、5日朝に自力下山しました。
コース上の尾根には2ヵ所の避難小屋があるが、
道に迷い2泊ツェルトビバークしたとか・・・
5月とは云え夜間は氷点下、動き廻らなかった事が幸いです。
食料は御握りを喰い繫いだとか、水分は残雪が豊富なのでそれを代用か・・・
携帯を持っていれば、尾根上からなら発信出来たのに・・・
日帰りでも、ツェルト持参が重要です。
今は、缶コーヒーサイズ・重さ100g・広さ畳一枚物が、
1万円程度で市販されてますから、ザックの底に忍ばせておくべきかと・・・
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さて、山スキーですが・・・
例年以下の積雪量で、殆んどの山が雪不足です。

北八甲田は、板を外さないで登り・滑れるルートは、
 宮様ルート→酸ヶ湯・大岳環状ルート・硫黄岳ルート・睡蓮沼ルート・
 八甲田温泉・銅像ルートに限定。
南八甲田は、蔦温泉周辺以外は、まだ登・下降可能。

八幡平 山頂⇔蒸の湯
鳥海山 猿倉・祓川⇔七高山
月山  牛首⇔姥沢   等が、まだ可能の様です。
今年は昨年のような、ブナ花粉被害の話も聞かないので、
もう少しの間、山を楽しめそうな気がします・・・


GW最後の8日は孫の運動会、天気も良さそうなので、応援へ~





天候が安定しないが、GWの山計画を立てました。(4月30日時点)

5月1日(曇り・雨予報) 
鳥海山・矢島祓川   午後から出発し、祓川P泊。

5月2日(曇り・晴れ予報)
ノーマルルートで、七高山に登り、スキー滑走。

5月3日(晴れ・曇り予報)
新山北面を登り、滑走は雪の状況を見て、北面か? 七高山からか?決定。

5月4日(雨・曇り予報)
祓川から、月山・姥沢Pに移動。

5月5日.6日(晴れ・曇り予報)
ノーマルルートで月山往復、姥ヶ岳→湯殿山→南西尾根→姥沢P

気象庁・気象協会・ウェザーニュースの予報からの計画。
風の状況が判らないものの、当日状況を見て判断します。

5月7日  予備日
5月8日  孫の運動会

以上がGW中の予定でしたが・・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

5月1日
予報通りの雨模様ですが、今日は鳥海・矢島祓川登山口の駐車場まで上がる予定。
昼に出発、道中断続的に雨が降ってますが、由利高原に上がると、
雨雲の中で濃いガス、対向車もライト点灯、カーブが多いのでユックリ運転。

祓川への林道は更に濃いガス・・・車窓からはボンヤリと残雪が・・・

3時に祓川駐車場へ到着、雨は降ってません。天気が悪いので車も少な目。
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下界は雲の中、上空は別な雨雲・・・
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まずは飲み水の確保ですが、駐車場内の蛇口が折れて使えません・・・
百m先に在る祓川ヒュッテに貰い水・・・グサグサの雪道でスニーカーびしょ濡れ。
長靴を持って来るべきと後悔・・・
ヒュッテは昨年改修され、広い調理場スペースは食堂兼休憩に。調理場は縮小です。
蛇口は除雪の際に壊したと、小屋番の話。

4Lの水を確保し車に戻る。携帯のバッテリーが少なめ・・・予備に入れ替えるも、
起動して・・・ダウン・・・エンジンを掛けてバッテリー2個充電。



5月2日
朝焼け・・・異常な赤さで、嫌な感じですが・・・
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8合目辺りから上はガスの中ですが、予報では序々に晴れるとか・・
ヒュッテから竜ヶ原湿原を横断して、赤線が今日の予定ルートです。
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七つ釜避難小屋下の急斜面を避け、尾根の裏から小屋に周ります。
竹竿標識は直登ですが、見てると裏周り派と直登派は半々程度。
年々裏周りが増えてる感じです、潅木が出てしまうまでの限定ルートです。
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避難小屋辺りまでは、黄砂で汚れてますが、上は28・29日の新雪です。
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相変わらす山頂は視界不良。
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3時間で、9合目の〝島〟に着きました・・・正面に七高山が見えるはずが・・・
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舎利坂に挑むツワモノ・・・
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〝島〟例年はハイ松が露出してて、休むのには絶好の場ですが・・・
風が出て来て・たまに小雨が顔に当たります。
アウターを着込み様子見をしますが、ここで撤退する事に・・・
シールを外して、極上ザラメ満喫です~~
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降りて来たら、薄っすらと山頂が見えました・・・
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3時頃に為ると、駐車場の車も減ります。
9割が県外、今年は何処も雪が少なく、皆さん鳥海祓川集合の様です。

塚○氏から電話で、これから上がると・・・
松○氏も夜までには到着予定です。空いた両脇のスペースを確保。

夜は3人で大宴会・・・10時頃まで呑んだらしいが・・・記憶に無い・・・



5月3日
6時起床、しっかりと寝袋に入ってました・・・強烈な二日酔いです・・・
何年振りかの酔い様です・・・
隣を見ると、松○氏は起きてましたが、塚○氏は寝袋の中。

今日は、梅○氏も合流して、鳥海・新山北面を登り滑る予定。
気持ちが悪いが、ラーメンで腹ごしらえ・・・・水もガブガブ・・・

梅○氏が到着して、いざ北面へ・・・天気は上々。

竜ヶ原湿原を横断し、
最初の藪(潅木帯)コギ板・ストックを投げてやり何とか脱出・・・
何と目の前に大きな雪壁が・・・・
例年は、トラバース気味に登れる斜面ですが、これでは無理 沢上から迂回。
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雪壁の上に周り込んで、又も藪・・・藪下に滑り込み切れ目から雪原へ。
絶不調でドンドン離されて、待って貰い合流。汗ダグ・・・
熊が、これから往く方に走って行った・・・との話です。
(帰りに足跡を確認しました)           
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3回藪コギをして、北面の大斜面が眺められる処へ・・・
最後の藪を越えれば、新山北面が見えます。    稲倉岳1554m↓
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最後の藪(ブッシュ)を抜けた処で水音がします。
ここまで1Lの殆んどを飲んだので補充・・・
ここまで2時間、北面基部にトラバース。赤線が予定のルート
2年前に登って以来の北面です、前の記録↓
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北面基部にやっとの思いで到着。
梅○氏は、ここから七五三掛・千蛇谷経由で荒神ヶ岳に向かい、
滑走するのでここで一端別れです。

3人で登り始めるが、ドンドン離される・・・
通称〝ポコン〟の手前で、ジグり切り替えしをしようと板を捻ってら、
ザラメ雪がズレでバランスを崩して、転倒・・・
板履いたまま・頭を下にし背中で滑落・・・・急斜面で止まらない・・・・
20mほど流されて、ブッシュに引っ掛かり止る!!!!
ブッシュを過ぎれば又滑落が始まるので、
慎重に板とザックを外し、ステップを切って起き上がる。
この時は露岩が無くて幸い・・・ヘルの大事さを知る・・・・
(知人から、GWの山の事故多いからのメール・・・事故寸前・・・)


シールでの上りは無理と判断、アイゼンを付け・板を背負って、ピッケル刺して。
松○氏が見えたのでコールするが、山頂からの吹き降ろし風で聞こえない様子。
下を指して・降りる意思を伝え、基部に戻りオレンジ色のツエルトを張る。
上から見えるはずだ・・・



画面左が七高山 右が新山。基部からの標高差800m 4時間の登り。
中央斜面に塚○氏 大ジグ切って登ってます。
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吹き降ろす風が強くなり、ツェルトがバタバタ言う・・・
体調は相変わらずで・・・先に戻ることに・・・

車に戻って、小1時間すると3人が戻って来た・・・
風が強くて大変だった様子、来年又 チャレンジしよう・・・(ヘルも忘れずに・・)

雑談中に、GW後半の予報が変わったとの話が・・・
翌日4日は、雨天で月山・姥沢に移動し、5.6日で月山・湯殿山のつもり。
松○氏に確認して貰うと・・・雨予報に変わってる・・・
月山には往かず、帰宅を決断・・・途中から帰宅する旨を連絡。

不摂生も有り、消化不良のGWでした・・・・

反省
①酒は程々に・・・
②シール登行の限界を知る・・・
③兼用靴でのアイゼン装着は、歩き難いことを再認識・・・
④ヘルメット装着の重要さ・・・

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