海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2016年12月

12月31日

今年最後の山行は、森吉山にしました。
今月21日に、この冬初めて登り、樹氷の育ち具合が気になり再度往って来ました。

今日のルートは、森吉阿仁スキー場から登るので、登山届けが必要。
打ち込んでコピー取ってる計画書に、日付・ルート他を書き込んで完成。
イメージ 8


予報では、前線の通過で昼から晴れ間が出る・・でしたが、降りてから青空に・・
山頂は以前雲の中でしたが・・・
スキー場は、正月休みに入った家族連れ・ボーダーの若者で珍しく賑わってます。

事務所に登山届けを出すと・・・上は吹いてるので注意してとの事・・・

ゴンドラで一気に上駅へ・・・
イメージ 1


樹氷平からシール登行・・・まだ樹氷には、程遠い感じ・・・
イメージ 2


ルート旗を約20m間隔で立てながら・・・1300mの石森ピークのケルン
イメージ 3


上も、まだ樹氷未完成・・・
イメージ 4


阿仁避難小屋に着きましたが、積雪量は21日と変わりません・・・
梯子を登り、2Fの冬戸を開け2重窓を開けて進入。
イメージ 5


昼飯のバターレーズンパンを喰い、持参のテルモス珈琲・・・
小屋の中は、意外と暖かい・・・外は吹雪いてるのに。
イメージ 6


小1時間天気の様子見をしたものの、たいして変化が無いので、
山頂はカットして下山する事に・・・吹雪が正面で多少辛いものが・・・
ルート旗を回収しながら、スキー場トップへ。
イメージ 7


シールを外し、ルート旗をザックに縛りスキー場を滑走して・・・
大量に旗を背負ってるので子供達は、怪訝顔・・・

今年最後の山行でしたが、天気が悪かったものの、
気分良く終える事が出来ました~

2016年12月26日
栗城 やっと声を上げた

エベレスト北壁敗退し帰国後、10月25日付けの公式ブログ更新を最後に、
2ヶ月に亘り〝貝〟と化してた栗城が、ブログ更新です。
遠征中はコメント欄に書き込みが出来たが(栗城の意に沿わない書き込みは即削除)、
今は、コメント欄が閉鎖されてます。
如何に批判の声が大きかったかの証明でしょう・・・
(以下黒字は栗城ブログ、青字は私見)


富士山
2016/12/26 20:24
トレーニングで富士山行ってましたー。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
最近は企業の講演やストレス対策のお仕事をさせて頂きながらトレーニングし、今日は久しぶりの富士山でした。
講演料稼ぎもいいが、遠征費を出したスポンサーとの関係が気に為るのだが・・・
帰国後にファンクラブ会員と、伊豆の山にハイキング以来の山行か・・・
早朝、馬返し(0合目)から登って行きましたが、低気圧が近づいているためかなりの強風。。
8合目からは強風に煽られながら、そして雄叫びを上げながら風と向き合いました。風は風速25m〜28mと止む気配はなく、浅間山頂まで30分もかからない9合目の鳥居で下山を判断しました。
山頂はすぐそこ。でも、富士山は風が強い時は本当に危険です。斜面はカリカリのアスバーン。煽られてスリップしたら。。

********************

栗城には悪いが、25m以上の風の中で、本当に9合目まで登ったのなら、
それは自殺行為・・・何故ならピッケルでの滑落停止が出来る手指では無し。
自分自身その辺は、良く判ってるはずだが・・・
それとも、滑落しても止まれるとでも思ってるのか・・・

(以下は、朝日新聞デジタル、栗城インタビュー記事からの拝借画像です。)

イメージ 1
左手でシャフトが握れてない、是では力が入らない、握力不足。

イメージ 2
利き手の右も、シャフトが握れてない、握力不足。

イメージ 3
右親指以外欠落

是では滑落停止の動作を取っても、体重を支えきれません・・・
耐風姿勢を取る事も無理でしょう。
ダガーポジションでのピッケルワークが、ヤットの事でしょう。
ですから、自殺行為と言ったのです・・・


イメージ 4
況してや、こんなダブルアックスや、
ピオレトラクションでの登攀は、絶対に無理です。
単に格好付けた画像に過ぎません・・・(画像は栗城ブログより)
現状の栗城には、ピッケルワークを多用する登攀は無理で、
ストックストラップに腕を通して登れる、滑落の心配がない登山程度かと・・・
エベレスト北壁の、ホーンバイン・クーロワールからの登頂は出来ません。




1月16日 追記
1月15日付けの、栗城公式ブログで、左手の画像が公開されました。
白馬でのスキー中とか・・・黒字・画像はブログより引用

指を失ってから、ストックのグリップが握りづらく
(特に左手は親指もないので)思うようなスキーはできませんが、
ポールを握り、ストラップをテコにしてギリギリ滑りました。
イメージ 5
ストックが握れない事が判明、一回り細いポールの握りがやっとです・・・
グリップが駄目なのに、グリップより太いピッケルのシャフトなど握れる訳無し。
これで上のWアックス画像が、単なるポーズな事が判ります。
滑落停止も、これでは止めれません。
酷かも知れないが、滑落したらそのまま落下です・・・

********************


9合目で「また行きますね」と言って引き返しました。
でも、いい風と向き合えました。
添付されてる画像には、9合目に達した証拠画像も無く、
氷化してテカッタ雪面の画像より無し・・・何処で撮ったか?不明・・・
この日の富士は傘雲が掛かり、強風だった事は判るが、
画像には斜面がハッキリ映ってるので傘雲の下、7合目辺りで撮ったと思われる・・
近くまた来ます。
06:30馬返し出発
11:40 9合目にて下山
約5時間で9合目まで登った事になる・・・30分で山頂と言ってるが・・・
上手く登れて約5時間半で登頂と言う事になるが、
〔馬返し〕から夏の標準タイムは、約9時間となっている。
鈍足の栗城が、5時間半で登れるとは信じ難し・・・
又、吉田の街から撮った傘富士画像を見ると、街灯の照明が点灯してる、
昼前に下山開始したはずなのに、暗くなるまで何処歩いてたのか・・・
※次回、エベレストの挑戦どうするのかまだ調整中の部分ありますが近くご報告させて下さい。
次回春のエベレスト北壁行きは、4月10日出国とファンクラブ会員に告げてるが、
今だに調整中とは・・・・
自己資金が足らなければ、借金してまでもと、豪語してたのに・・・・
近く出る報告が楽しみです。

追 グリコの商品を持った画像が添付されてたが、グリコとはまだ続いている様子。
  ミレーのロゴも宣伝中・・・栗城にとっては、共に大事なスポンサーだ・・・


余談・・・栗城の左手の手袋の刺繍だが、下の栗城ロゴに見えるのだが・・・
     スポンサーのミレー製と思うが、刺繍を入れて貰う位なら、
     要らない指先を切って、処理して貰う方が使い易いと思うのだが・・
イメージ 6

イメージ 7

熊肉 最後の水煮・味付けです。

冷凍生肉からの行程は下記参照


獣臭さを取る為、味噌とオロシ玉葱に漬け込んで、24時間置く事にしてましたが、
昨日は八甲田へ山スキーに行った為、48時間経過してしまいました・・・

自室冷蔵庫に入れてましたが、ビニール袋に入れてたものの、
玉葱臭が庫内に充満し、ビールを飲もうと開閉すると、自室が玉葱臭く閉口・・・
玉葱臭はビニールを通過するのでしょうか????

朝、ビニール袋からボールに取り出し、味噌・オロシ玉葱を洗う準備。
イメージ 1


熊肉の味噌漬け状態・・・獣臭さは味噌に吸われたらしく、臭いが有りません・・・
イメージ 2


キッチンで煮込んで、万一臭いがたちこめたら怒られそうなので、
雪も降らず天気も良いし、外で煮込む事に・・・
火の元と煮え具合を見ながら、昨日のスキー山行の車内整理をし、
ヘルメット・ホルダーを作成しながら・・・
自作ホルダーはこれ、→山スキー用 メットホルダー作製



鰤のアラで、鰤大根を煮込む為に用意してた、練炭コンロを使って・・・
イメージ 3


湯が沸き、熊肉を煮始めます。
イメージ 4


熊肉からの灰汁と、味噌からの薄醤油色が出て来ました・・・
蓋をすると、熊臭が抜けないそうで、灰汁取りしなから煮込みます。
下処理でチルド肉を水洗いし、血抜きをしてたので、思ったほど灰汁は出ません・・
イメージ 5


2時間ほど水煮して、灰汁の出方も収まり、熊肉も柔らかく為ったので、
脂・灰汁汁を全部捨てました・・・この時点で熊臭はゼロです。
イメージ 6


笹ガキ牛蒡・生姜・蒟蒻を入れ・・・
イメージ 7


日本酒2合とお湯2合を入れ、煮込みに入ります・・・
イメージ 8


牛蒡が柔らかくなった時点で、味噌と南蛮を入れグツグツと・・・
イメージ 9


夕方まで煮込んで・・・煮汁が少なく為るまで煮詰めて、取り合えず完了!!!!!
練炭一個ですからガス代の節約(^^ゞ、
熊肉は柔らか過ぎて、これ熊?と・・・ 美味いのです!!!
火から降ろし、味を吸わせたら 熊煮込み 完成です。
イメージ 10


以前、熊肉を煮た時は、固いし・脂濃いし、それぼど美味いとは思わなかった・・・
原因は、調理法だった事が判りました。

秘訣①血抜き洗いをして、血の臭みを取る。
  ②味噌と玉葱に漬け込み、臭みと肉を柔らかくする。
  ③煮汁(脂・灰汁)を一度捨て、煮込みをする。
  ④8時間ほど煮る事で、熊肉が驚くほど柔らかく為ります。

小分けして、冷凍保存をするつもり、山の知人も喰いたがってるし・・・

歳も歳だし、スキー滑走中に立ち木に衝突・転倒して岩にゴッツンコでは話にならん。

登りは、ザックのサイドストラップにぶら下げて歩いてたが、ブラブラして邪魔。
市販のホルダーは2千円近くする・・・各社四隅をストラップに固定する方式。
スキーヤー・ボーダーは格好から入るが、山登りをする者は軽量・実用的が主眼。
格好は二の次ですから・・・

そこで考え付いたのが・・・胡瓜栽培用ネットの活用です。
100均で前に買って余っていた胡瓜ネットと、
これも100均で買ってたミニカラビナ4個、
それに家に有った髪を束ねる太い輪ゴム4本。

ザックにメットを置き、ネットを被せ、大体の寸法でカット。
ネットの切り口はライターで焼き、解け無い様に・・・
後は、輪ゴムとカラビナの繫ぎです。
イメージ 1

イメージ 2

在り物を使って、直ぐに出来ました・・・ブラつかずいい感じ・・・
雨蓋上に装着も可能、年明けのスキー登山は、是非これで快適に~



12月25日
この冬、雪の積もり方が変です。
酸ヶ湯が160cmまで積もり、雨で1mを割り、最近110cmに・・・

今日は、熊肉の下処理をし、愈々下煮の予定でしたが、
朝予報をを見ると・・・今年最後の晴れ模様です・・・熊肉に構っている場合で無し。
急遽、八甲田へ・・・

車で1時間半走り、酸ヶ湯温泉へ。
道路脇の雪の少なさに、今日の予定をあれこれ考えながら・・・
温泉上の駐車場に着いたが、登山者らしき車はチラホラ・・日曜日なのに・・・
急いで準備・・・地獄湯ノ沢〝喉〟の露岩を予想し、傷付いてもいい板を選択。

酸ヶ湯温泉裏の夏道登山口です。
例年今頃は、鳥居も標識も雪で埋まってるのですが・・・
イメージ 1


トレールがバッチリ付いてます・・強烈に寒く、素手で板のシール貼りしてたので、
両手の指がビリビリ痛む・・・
15分程ストックワークをしてると、痛みも無くなり快適に登行。
イメージ 2


更に15分程進むと・・・体が温まった為か? 大の欲求が・・・
ツナギのアウターを着てたので、体制を整えるのが大変(>_<)。 
板を外すとズブズブ沈むのが予想されるので、板を開いた状態で・・・
何とか作業完了です・・・(^^ゞ

地獄湯ノ沢に出ました・・・沢の左手を登る夏道にもトレールが有ったが、
沢通しに登る事を考えてたので、迷わず沢へ・・・
イメージ 3


沢から右手のツァー標識が有る硫黄ルートにも、トレールが・・・
地獄湯ノ沢〝喉〟付近の露岩が酷ければ、帰りのルートとして考えながら・・・
今日は時間的にも・天候的にも、八甲田大岳への登山は無しにして、
仙人岱避難小屋を目指します・・・

左手から夏道が沢に合流する地点。沢の岩が埋まってませーん・・・
この辺は、沢に沸く温泉の硫黄臭が常に漂ってます、雪の下だと言うのに・・・
イメージ 4


地獄湯ノ沢から、振り返ると・・・下界は晴れてるような・・・
イメージ 5


地獄湯ノ沢最狭部の〝喉〟が見えて来ました・・・
ここは沢を吹き上げる風が全て集まる強風地帯、背中から押される強さ・・・
イメージ 6


〝喉〟通過まで板を履いて登って来たが、露岩と氷だらけで、板を外し背負う・・・
登山靴なら楽勝だが、兼用靴でのロボット歩行は、風に煽られ苦行。
イメージ 7


沢筋から離れ、右手に上がる処で、再び板を履く。
樹氷に成り掛けの青森ドド松群。
イメージ 8


沢から離れると風も無く、トド松林を進む・・・
イメージ 9


仙人岱避難小屋が見えました・・・
中には5・6人の先客、11時半だが昼飯タイム。津軽・南部衆は声がデカクテ煩い!!!
1時間ほど休みフリースを着込む、シールを外して滑走準備、オーバー手も装着。
イメージ 10


帰りは、〝喉〟の露岩と氷を避けて、硫黄ルートを滑って帰る事に・・・
避難小屋と硫黄岳の鞍部から、地獄湯ノ沢に降りるツァーコースです。


トド松に標識板が付いてます・・・判りますか?
避難小屋が50番で、酸ヶ湯温泉裏が1番です。
イメージ 11


硫黄岳東斜面と睡蓮沼方向が見えます。雲が目線の高さ・・・
イメージ 12


林間の粉雪を、いい感じて滑ります・・・深い処で50cm位・・・
イメージ 13


トド松の根元の窪みを避け、ブッシュに板を取られないようにコース取り・・
イメージ 14


中間まで滑ると雲間から青空が・・・
イメージ 15


枯れ掛けた青森トド松の幹を、寄生植物が取巻いてます、
こうして朽ちるのでしょうねぇ・・・
イメージ 16


太陽が当たると気持ちがいい~ 好き勝手にコース取りして・・・
イメージ 17


イメージ 18


この後、地獄湯ノ沢を横断して、来たトレール沿いに滑走。


1時半に駐車場に戻りました。八甲田大岳は、終日雲の中・・・
イメージ 19

帰り掛けは何時もの〝大川原温泉〟200円に寄り、一汗流して帰路へ・・・
ラジオで都大路の高校駅伝を聴きながら・・・秋田工業が21位、まーまーか?


今年は今日以降、連日雪マークで、今日が今年最後の山行かと・・・
明日は、熊肉の下煮→本煮→味付け の予定・・・


昨日 冷凍庫から出し常温に置いて一晩経ったら、包丁が入るチルド状態に。
あまり解凍が進むと切り難いと思い、カットする事に。
腿の塊だそうで、上面に筋・裏面は皮に接した部分です。
俎板に熊臭が移らない様に、新聞紙を敷いて・・・
イメージ 1


肉切り包丁が無いので、出刃包丁で3分割、上手く切れました。
イメージ 2


為るべく筋肉を直角に切る様に包丁を入れ、筋と正肉に分けました。
イメージ 3


歩留まりとして、正肉600gと廃棄の筋250g、
素人肉屋としては、まーまーの出来かと。
イメージ 4


さて、臭みの原因でも有る血の除去。揉み洗い4回して普通の肉色に為りました。
笊で水切りをしてる間に、玉葱大2個をオロシ金でゴシゴシ・・・
ボロボロ涙・・・
フードプロセッサーで粉砕したかったが、
夜勤からまだ帰らず収納場所不明の為、止む無くの次第・・・
イメージ 5


オロシ玉葱と味噌400gに熊肉を漬け込み、今日の作業は終了・・・
玉葱は肉を柔らかくし、味噌は臭みを取る為。
勿論 流し台・包丁・ポール・笊等の清掃は責任持って、熊臭が漂わ無い様に・・・
イメージ 6



24時間漬けて置けば、熊臭が少なく為るとか・・・
血を洗った時点で、熊臭は気に為らなくなったのだが・・・
キッチンの冷蔵庫に入れれば、苦情が出そうなので、自室のビール用冷蔵庫に保管。

次回は、愈々 ③下煮・味付け編です。

八幡平・夜明島渓谷で撃ったと言う、熊肉の塊を貰った・・・山の恵みである。

今年県内は熊の出没が多く、人的被害も多かったが、500頭近くが狩られた。
県内には1500~2000頭が生息してると言うが、
11月30日に八幡平へスキーに往った際に、スキー場に出没した熊かも知れない・・
直線距離で15キロより離れてのだ・・・

この熊は、熊の本場?夜明島で、冬眠直前に撃った熊だそうで一番美味い頃と言う。

イメージ 1

ソフトボールより大きな塊で、計ったら850gも・・・
ジビエを扱う肉屋では、100gで2000円の値が付いている。

冷凍だったので、解凍の為にビニール袋に入れ常温解凍と・・・

熊肉は、獣臭が強い・硬い・灰汁が凄い・脂が多い・ので、煮る前の下処理が大切。
特に冬眠前の熊は脂肪がたっぷりなのだ・・・

下処理次第で、美味く喰えるかが決まる。
10年程前にも熊を喰ったが、脂を捨てずに調理した為、美味かったものの飽きが・・

色々調べたり・聞いたりして下処理方を決めた。

①解凍したら薄切りにして、血を洗い・臭い取りの為に、
 オロシ玉葱と味噌に24時間漬け込む。
②一度水洗いしてから、スライス生姜・林檎を入れて煮込む。
③脂分の多い煮汁を捨て、酒を加えて本格的に煮込む。その後味付け。

まーこんな手順で考えているが、
経緯を紹介しようと思ってる・・・②を、お楽しみに・・・







12月21日
この冬 最初の森吉山に、スキー登山。
画像がボケ気味ですが、ガスが濃く視界不良でしたので・・・


予報では、晴れ曇り。
明日からは又荒れ模様でしたので、病み上がりの体力チェックで森吉へ。
登るに従がいガスで15m程度より視界が無く、標識旗を乱立。
青森トド松が、樹氷に為り掛けてます。
イメージ 1


石森ピーク脇の青森トド松 樹氷に為り掛けてます。
暖気が続いたので雪も締まり、シール登行は楽チン。
イメージ 2


阿仁避難小屋が見えました・・・
イメージ 3


まだ、積雪は足りません・・・2月中旬には屋根まで埋まり2階の窓から侵入。
イメージ 4


小屋での休憩は後にし、山頂を目指す・・・
イメージ 5


何となく樹氷らしく・・・
イメージ 6


ガスの中に山頂標識が、ボンヤリと見えます・・・
イメージ 7


ついに到着。標識旗約100本で・・・
イメージ 8


余りの寒さと風で、即 阿仁避難小屋に戻ります。
外梯子を登り、2階の窓から侵入、昼飯を喰い小1時間休憩。
イメージ 9


帰路の樹氷為りかけ
イメージ 10


20歩から30歩毎に刺して来た標識旗が、ぼんやり見えます・・・
雪面と空の区別が付かない・・・
30分も吹雪けば、トレースが消えるので標識旗は必須アイテム。
イメージ 11


樹氷拡大・・・青森トド松に蝦の尻尾が氷結し、ドンドン成長して樹氷へと・・・
イメージ 12


今日は、体調の不安も有ったが、山行中は咳も出ず快適に登れた。
明日からは又荒れ模様・・・晴れ間を見て次回は、八甲田か・・・
冬山は、やっぱり最高。

昨シーズンは、2月に行方不明者が発生して、森吉山行は敬遠してましたが、
雪解け時季に発見されました。
近場の山なので、今季は事故無しだと良いのだが・・・

12月15日

1週間前から、咳が酷く参ってました・・・
風邪だと思って売薬を飲んでましたが、熱は無し・・鼻水も無し、
一向に良くならず、風邪薬で胃が遣られ食欲無し・・・

咳が出だすと、鳩尾から喉に掛けて痛みが走り死ぬ程の苦しみでした・・
気管支炎だったのかも・・・
このシートは、経皮吸収型の気管支拡張剤で、
3cm角ほどのを胸に貼ると24時間効きます。
3日ほど貼ると、不思議と息苦しさが解消されました・・・
イメージ 1


今朝起きると15cmほどの積雪が・・・湿り雪で処理が大変です・・・
お昼過ぎまでに更に15cm積もり、2回目の除雪・・・・
体調が充分でないので、無理しないで少しずつ・・・
イメージ 2

ここ1週間の体調不良で、山スキーにも往けず・・・
八幡平は80cmの積雪・森吉山はスキー場上部で100cm・
八甲田酸ヶ湯では130cm超えの積雪です・・・
早く治して・・と思ってますが、先月の誕生日辺りから急に弱った感じ・・・
満年齢69歳・数え年70歳ですから〝古稀〟
自分の〝意思〟で行動出来るのは、後5~6年でしょうか????
年寄りの暴走事故も増えてる昨今、気を付けなくては・・・

こんなに弱ってるのに・・・年次休暇が貰えたとアロハの国へ避寒旅行・・・
夏から決まってたので仕方なしだが、1週間生き延びねば為らないのだ・・・
夕方、娘から「生きてるか~」のコール。
ゆうチン4歳が吐いたとか・・・元気と言うがノロで無ければ良いのだが・・・

こんな新聞記事を見つけましたので、紹介します。

安全に楽しんで 登山道整備する青森・石塚さん 健常者、気づかぬ障害物感じ 青森   毎日新聞 2016年11月3日 地方版

紅葉が山の斜面を彩る秋。八甲田山系には多くの登山客が訪れる。
その美しい山を多くの人に楽しんでもらいたいと、
人知れず登山道を整備し続けてきた男性がいる。
                        【一宮俊介 記者】

「自分の好きな登山を、障害のせいでやめてほしくない」。
そう話すのは、青森市の石塚雄毅さん(84)。
高校時代に始めた登山を多くの人に楽しんでもらいたいと、
無償で登山道の整備に取り組んできた。
 
傘寿を越えても元気に登山を続ける石塚さんだが、足に障害を持つ。
20代の時にスキーで右足の大腿(だいたい)骨を折り、
膝がうまく曲がらなくなった。
そのため、大きな段差を一度で登ることができないことも多い。
だからこそ健常者が気づきにくい障害物を感じ取ることができる。
 
石塚さんが取り組むのは、
案内看板や山小屋の修理など登山客が利用するもの全てだ。
中でも力を入れているのは足場作り。
つまずきやすくなったり、滑りやすくなったりした場所を見つけては、
自ら修理にあたってきた。
 
それは40~50代のころだった。
しょうゆ製造会社での仕事が休みになる度に訪れていた八甲田山系で、
松葉づえをついた男性が、高い段差のある場所を避けて下山する姿を目にした。
「足の不自由な人は登山に苦労している。安全のための足場が必要だ」。
そう感じた石塚さんはすぐに作業に着手。

最初は足場用の角材をホームセンターで購入していたが、
費用がかさむようになり、近隣住民からもらった廃材や、
海岸に漂着した木を活用するようになった。
重い工具と木材を担いでは山に入り、
必要なら滑り止めとして木製のブロックにネットを張り、くぎを打ち付ける。
登山客に迷惑をかけないよう、作業の多くは深夜や早朝に行う。
 
「登山客のため」を思う作業だが、葛藤もある。
足場を作ることで山の景観を損なう恐れがあるためだ。
「登山道は自然のままが良いという声も聞く」と石塚さん。
最大100個ほどあった足場ブロックのほとんどを自分で撤去したこともあるという。
 
「足場なんかいらない」「なんで撤去したの?」。
相反する声に戸惑い、悩むことも多い。
でも「安全に楽しく登山を」との思いは変わらない。
「人に喜んでもらえる、役に立っていると思うと励みになる」。
足が動く限り、きょうも登山者を陰で支え続ける。
段差の高いところや滑りやすいところなど、
登山道の各所に石塚さん手作りの足場が設置されている。


無雪期の山登りは殆んどしませんが、数年前に紅葉が観たくて、
八甲田に登った事が有りました。
酸ヶ湯から八甲田大岳に登り、毛無岱経由で歩いた時の記憶が思い出されました。

確かに、この写真の様な足場が随所に有りました・・・
この方の手作りとは思ってもいませんでしたが、歩き易かったのです。

今、国立公園等では、場違いな石畳の登山道整備が進んでますが、
この様なちょっとした整備で、充分でないかと思った次第です・・・・。




↑このページのトップヘ