海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2017年01月

山用品の専門店ICI石井スポーツ(小生は専門店とは、思ってないが・・)が、
こんなザマです。
敢えて店名を伏せずに記載します。

事の経緯は、小生が山の友人に山スキー用にと、ジルブレッタの金具をあげた・・・
4~5千円で交換出来るからと、アドバイス。
友人は、テレ金具とジルブレッタの入れ替えに、今日ICI秋田店に出向いたら・・。

以下 彼のFBより
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普通 金具を買えば取り付け料は、無料が常識。
ICI秋田店では店長に、持込なので15000円だと言われたとか・・・

彼も・彼の所属山岳会員も使ってる店なのですが、以後は往かないと。
他に山用を扱う店が無いので、猫も杓子も往く店ですが、残念てす・・・


小生が懇意にしてる、隣町のスポーツ店は、持ち込み取り付け料5000円。
取り外しはサービスですし、月末の土日は30%OFF適用なので更にお徳~
混んでない限りは、すぐに取り付けして貰えます。
因みに小学生の、スキー授業用の板・金具・靴・ストックの4点セットは、
1万円・・・子供から儲けなくとも、上手くなっていい道具買って貰えば・・・が、
経営者のポリシーとか・・・高校スキー部の板メンテも手掛けてる店。


FBに有る様に、ICI他店の8000円も高過ぎますねぇ~ 取り外し料込みでも・・


競合店が無いから、こんな馬鹿な料金設定なのでしょうか?
さして山を知らないのに、知ったか振りの店員が多いのもICI秋田店
品揃えも利幅の多い物・売れ筋に偏ってます、専門店では有りません只の量販店。
田舎に居ると、店の選択の余地が無く、困ったものですねぇ~


余談ですが、自分が使った事の無い品を買う際は、高田馬場カモシカ本店が一番。
山をやってるベテラン社員が、メールで丁寧に答えて貰えます。
通常品は、山岳部時代に世話に為った、〝神田さかいや〟の通販で・・・
寝袋・縫製品は、モンベルが信頼出来ますし、接客レベルも良いです。


あまりにも、いい加減なので、敢えて企業名を伏せずに記載しました。



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1月30日 追記

今日 昨日の金具交換の件を、キャンセルしたとの連絡あり。

店長に「高過ぎるからキャンセル」と言ったら、
返答が「なら、何処でやる」って。

何処で交換しようが客の勝手、殿様商売するんじゃねぇよ!!!
ICIだけが店ではないのだ。
 
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1月31日 追記

彼のFBに寄せられたコメ ①ICI盛岡店でビブラムソールの交換が、18000円・・
             買い換えた方がいいと言われたが、
             他店で7500円で交換。5年も履いているが大丈夫・・

            ②ICI秋田店で靴に合うアイゼンを選んで貰ったが、
             馴染めず苦労してるとか・・・

小生が体験した思い   12月にICI秋田店で、アトミックTLT兼用靴を見てると、
            店長が近づいて来て、「その靴滑りに向かないよ」と一言
            スキー靴でも売りたかったのかなぁ~ TLTなんだよ。          
     

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2月2日 追記 彼からのコメ

けふ取り返してきましたヨ。
全部持ち込みは1万5千円だって(笑)
板もくつも、そこで買った物なのに(汗)
ま~あと行きません(笑)

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2月5日 追記

ヤフオクで落札した金具を、3000円+税で取り付けて貰いました。
金具取り付けの適正価格は幾らなのでしょうか?


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1月20日  今日は〝大寒〟です。

この冬最大の寒波が去って、2.3日落ち着いた天気でしたが、
色々有って山に往けず仕舞いでした・・・
 
昨日の予報を見て、今日も夕方迄は安定する模様、森吉山の樹氷見物か?
迷ったものの、上空に薄雲が広がってるので、
1500mクラスは山頂部が雲の中と判断、低い田代岳に向かいました。
田代岳は、この冬初めて・・・標高が低い分 積雪量も少なく気に為ったが・・・
懸案のルート開拓の下見も兼ねて・・・

藪も埋まって、歩きも滑りも大丈夫だろう~


岩瀬ダムの五色湖に架かる橋の上からの、田代岳。湖面は凍結してます。
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8時に家を出て、三菱重工ロケットエンジン燃焼実験場まで除雪された林道を進み、
大広手登山口に到着、誰も居ません・・・早速準備。
今日の目的は、先日入手したディナフィット・シールの試しと、尾根偵察が主です。
板はPDG片足800gに貼り流し、立ち木が多いのでメットも用意・・・
ディナ・シールの事は、山スキー シール取り付け

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9時30分スタート、左の尾根に取り付きます。
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雑木林の中を帰りの滑りを考えで、なるべく木立の無い処を選んで登ります。
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雑木を抜け、杉造林を抜けると、尾根の上が見えます・・・
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広い尾根に上がりました~ ここまで30分。
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幅広の傾斜の緩い尾根を直進。新雪20cm程度の埋まり具合・・・
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沢を隔てて、向こう側に枝尾根が現われました。
ここまで1時間、1本立てます・・・大広手左尾根上の唯一の明確な分岐点。
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左手に2本の尾根が見えて来ました。今日の目的の偵察尾根です。
は、昨年厳冬期に〝初トレース〟であろう「仮称・五色尾根」。
が、今年の厳冬期中(2月)に完登したいと思ってる「仮称・直登尾根」です。
これの偵察に来ました・・・                  パノラマ画像
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五色尾根の取り付きよりも、更に沢上に位置し、
五色尾根の1000mピークに突き上げてる、痩せ尾根です。
スキーで登れるか? カンジキが良いのかの判断の為・・・
スキーでジグ切って登れるのか・・・立ち木が無ければ最高の尾根ですが・・・
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左に見える、〝仮称・直登尾根〟を偵察しなから登ると、先の勾配が急になります。
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ジグを切りながらの登り・・・ディナ・シールは期待通りの効き。
4600円はお買い得~~ この辺は雪深 30cm~膝 。
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標高1000m辺りに来ると、ブナの木に熊棚が・・・
昨年の秋はブナの実が不作の年で、山里に熊が異常に出没しましたが・・・
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〝仮称・直登尾根〟上部が良く見える処に来ました。
ここで11時半です、少し早いが昼飯タイム・・・
おにぎり1個・スイートポテト1個・テルモス珈琲・・・煙草・・・
尾根を見ながら・・・スキーは無理だなぁ~ などと考えながら・・・
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12時に為ってしまいました・・・偵察が主なので、ここから戻ろうとも思ったが、
折角来たから田代岳山頂を拝んで・・・と、歩き始めると 又 熊棚が・・・
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1000mピークに突き上げる基部に、一箇所だけ平な部分を発見・・・
これは、いい目標に為りそうです~
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熊棚の有るブナと別なブナですが、秋に付けられた新しい爪跡。
このブナに熊棚は無かった・・・実が有るだろうと登ったのかも・・・
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昨年登った 仮称・五色尾根上半です。             パノラマ画像
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ブナ林が終わると、岳樺が現われます・・・まもなく〝高層湿原〟です。
霧氷化粧のダケカンバ。
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高層湿原の先に、田代岳の山頂ドームと山頂神社が・・・12時半です。
林が無いので風がまともに当たり・・・寒い・・・
ここでシールを外し、来たルート沿いに滑ります~
その前に・・・田代岳の神様〝白髭大神〟に色々お祈りして・・・
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谷間に、三菱重工のロケット実験場が見えます。
周囲数10キロに民家が無く、轟音や爆発しても、害が無いと選ばれたとか・・・
ここで衛星を打ち上げる H2ロケットのエンジン燃焼試験をしてます。
大型タンクローリーが燃料を運ぶので、林道は常に除雪され快適に通れます。
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高層湿原下のダケカンバ霧氷化粧の図              パノラマ画像
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車に戻って、1時半でした・・・窓を鏡に一枚・・・
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渓谷のマシュマロ達・・・
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次回の田代岳は、〝仮称・直登尾根〟の取り付き偵察を・・・


土日は〝孫軍団襲来・・・、穏やかないい日に、山行出来ました。

森吉山・阿仁スキー場が、樹氷動画をUPしました。
1月16日現在の〝樹氷平〟を、ドローンで空撮したものです。
まだ成長途中の感じですが、ご覧下さい。

〝樹氷平〟は、ゴンドラ上駅で降りた処に有り、標高約1200m。
ここから1450mの山頂一帯に大小の樹氷が見られます。

YouTube画像  https://youtu.be/21C8YctxaD8

北秋田市では、蔵王・八甲田に次ぐ〝日本三大樹氷〟として宣伝、
冬場の観光客誘致に必死です。
これら3山は、ゴンドラやロープウェイーが有り、長靴履きで観れます。



********** 樹氷 参考画像 **********


1月8日の北八甲田樹氷                     パノラマ画像
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実は、〝八幡平〟にも、広大な樹氷原が有ります。
岩手・秋田側から、往復一日掛けて登らないと観られませんが、
厳冬期に汗を掻いて登る価値が有る、見応えだと思いますが・・・
2月中は天候も安定せず、天気が比較的良い日を選んでも、
雪が膝深で一人ラッセルでは、中々樹氷の有る処まで辿り着けません。
雪が締まり、天気が安定する3月上旬には、
崩れる代物ですから、シーズン中に一回観れればいい方かも知れません・・・


2008年 八幡平山頂付近の樹氷
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2011年 八幡平山頂付近の樹氷 左端に山頂ポールが写ってます。 パノラマ画像
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2012年 八幡平山頂 展望台のポールと山頂標識 積雪約5mです。
上空左に樹氷撮影のヘリコが・・・テレビ朝日のニュースで流れた。 パノラマ画像
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八甲田山や森吉山の樹氷と比べて観て、
八幡平は固く・締った〝品〟の有る樹氷と思いませんか?
湿った季節風が強く当たる処ほど、いい樹氷が発生します。


紹介しようと画像を探したら、12年以降厳冬期に登れて無い事が判明・・・
今年は2月中に、見物に往きたいと思うが・・・体調次第(>_<)
ここ3日間、穏やかな天気が続いてるのですが~~~

1月16日
ここ数日の寒波で、毎朝除雪です。
昨日は朝・昼・夕と3回も・・・朝・昼の除雪は気温も低く粉雪で軽く、苦も無し。
処が午後から降った雪は、スノーダンプ離れが悪く、引っ繰り返さないと駄目・・・

雪に湿気が有り、寒気が緩み始めた証拠です。
早速天気予報を調べて・・・明日は森吉へ樹氷見物にと、登山届けをプリント。
新雪・深雪を期待し、道具をチェック、早めに就寝しました・・・



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この画像は14日朝の、森吉阿仁スキー場のリフト乗り場。
一晩でリフトが埋まる積雪・・・・
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丁度9時頃、目を覚まし、トイレに立とうと・・・ベッドから起きたら、
意識が遠のくのが何となく記憶の中に・・・フローリングの床に転倒した模様。
1階に居た妻が音を聞きつけて・・・

血圧 65~30 体温 33℃  看護士なのでこんな時は助かります。
手足が異常に冷たく感じ、ペットボトル二本に湯を入れ〝湯たんぽ〟
夜勤で留守だったら・・・死んでたかも・・・
腸内体温28℃・脇下体温30℃で凍死ですから・・・
小1時間で回復しました・・・



今朝起きると、また雪が・・・
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粉雪20cmほどの積雪です・・・・寄せなければ
森吉樹氷見物を止め・・・ゆっくり除雪・除雪・除雪・・・・



この変な〝病〟は、前回9月も・・・軽かったのですが・・・
次の日は、八幡平山系の三っ石山に紅葉見物登山に往きましたが・・



過去、心電図検査は勿論・運動負荷心電図検査
薬剤による疲労心電図検査・心臓エコー検査
24時間心電図検査でも原因が判らず、
医師の判断は〝自律神経失調症〟とか・・・・・



ディナフィット・PDG板に、板幅分のシールをセットしました。
ディナ社の板のトップには、シール取り付け用の、U型切れ込みが入ってます。

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この赤いシールは、PDG板専用のポモカのレース・プロと言う、名のシール。
幅5.5cm 長さ150cm 重さ1本120gの超軽量仕様です。
1月8日に八甲田をスキー縦走した時に、大岳避難小屋から八甲田大岳への登りで、
固雪斜面をジグ切って登りながら何度もスリップ・・・(腕に必要以上の力が・・・)
このシールの特徴は、下のポモカリストに有る様に、
レース用の為、毛足が短く・グリップ性能よりグライド性能に重きを措いた物。
確かに、シールを外さなくても良く滑りますが・・・
板幅が足らないので、固雪面の斜登には不向きなのです・・・(雪を噛めない)
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ポモカシールのリストです。
一番上がこのレース・プロで、グリップ(登坂力)が最小、グライド(滑り)が最大です
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ヤフオクに、ディナフィット専用シールの出物が有りました。
長さ156cmで幅広、4000円+送料600円でのスタートで・・・
トップフックの形状が異色なので、入札者無し、早速ポチし今日配達に。
新品だと22000円+税もしますから、年金生活者には、お買い得かと・・・
シール色から、クライム・プロ・ガイド(モヘア70%・ナイロン30%)、
グリップ(登り)力・グライド(滑り)力、共に満足なレベルです・・・
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早速、板にセットして見ました。 〝雪豹〟マークが格好いい~
糊の状態は、やや柔いものの使えそうですが、板よりシールが幅広・・・
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板が161cmなので、シールのテールが合いません。
シール長が156cmなのは想定内、板幅よりシールが広いのも想定内です。
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シールカット用のトリムツール等は無いので、いつも板に合わせる時は、
カッターナイフでエッジに沿って切り落としてます・・・
ホツレ防止に小口をライターで焼く人も居ますが、今迄焼かなくてもホツレ無し。
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テールの処理ですが、テールフックが邪魔なので、ハサミでカット。
〝貼り流し〟のスタイルに仕上げました・・・・
貼り流しは、剥げるので嫌だと言う人も居ますが、
糊さえ効いてれば、スリップしてもそう簡単には剥げません。
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本来なら、エッジ分の2~3mm狭くカットするのが筋ですが、
細工が面倒なのでこのまま使います。これで、微妙な斜登も楽な筈です。
シール加工後の1本の重さは、165g、レース・プロの120gとは比較出来ないが、
腕力に頼らず登れると思う・・・・


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富士吉田に在る、ディナフィット・テストセンターのブログに、
ポモカシール(レースプロとクライムプロ)に付いて以下の記述が有りました。

シールについて
 
春先のレースに関しては気温も高く雪も溶けているので
レースプロというピンクシールはビギナーには扱いにくい可能性があります。
おすすめはクライムプロ。今年は進化したクライムプロS-グライドもあります。
 
気温の低い、乾いた雪ならばピンクシールの滑走性能を求めますが、
安定して登り切れないと意味がないかなと感じるので
 まずはクライムプロをお勧めしています。
撥水性も良いですし、
シール表面に滑走ワックスを塗るとピンクと似たような性能を発揮します。

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この冬最大の寒波で、八甲田も八幡平も平年に近い積雪に為った様子です。
次の晴れ間を見て、森吉山の樹氷見物を・・・と思案中。

1月8日
2.3日前から秋田・青森が、土日晴れ予報でした。
天気図で高気圧の動きを確認して、土曜よりは日曜が最適と判断・・・
等圧線の間隔も広く、風も弱い感じです。

朝7時に家を出て、一路八甲田へ・・・
高速から左手に、岩木山がドーンと丸見えです。
右手の八甲田連峰には、山頂に雲が掛かってて・・・
走りながら考える・・・城ヶ倉大橋辺りに着いても雲の中なら、
酸ヶ湯から硫黄岳か八甲田大岳に登ろう・・・と・・・


黒石インターで降りると、正面にドーンと岩木山。
田の畦が判る位に雪が少ないです・・・・
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城ヶ倉大橋まで来ると、八甲田連峰に雲無し、予定通り八甲田ロープ駅へ。
凍結してるので慎重に運転です・・・
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8時半少し過ぎの到着でしたが、駐車場はほぼ満車でしたが、滑り込みセーフ。
急いで準備し、駅舎に入ると満員でした・・・
101人乗りのゴンドラですが、2回待ちで乗る事が出来ました。
10分間隔の運転で、乗車時間10分で上駅到着、ここも人だらけ・・・
殆んどは、ここから滑るスキー客と樹氷見物の人達です。


ストックを伸ばし、板を履いて、9時半スタート。
即、樹氷がお出迎えです・・・   パノラマ画像
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樹氷の間の通り易い処を探して・・・シール登行。

これから登る 赤倉岳(正面)と井戸岳(右奥)。
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パノラマ画像
         赤倉岳↓井戸岳双耳峰↓    ↓八甲田大岳    ↓南八甲田連峰
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今日のルート 北八甲田連峰を縦走して、大岳山頂から直接酸ヶ湯に滑ります。
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近づいて来ました・・
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赤倉岳への登りの樹氷 痩せてますね・・・
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振り返って・・・自分の影を・・・足長いでしょう~(^^ゞ
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赤倉岳への途中で・・・立派なトレールに遭遇・・・
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会話を聞いてると、明らかにフランス語、しかし何故か英語で話し掛けて来る・・・
「ベェリー・ホット」とか「ファイン・デー」
フランス人4人組み・・・170cmの小生が肩より下、身長2M 100キロ超級か?
トレールの主達です、踏み締められて62キロの小生は快適~~  赤倉岳目前の登り
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岩木山と津軽平野  大気に層が有りますねぇ~ 地平線では有りません・・・
上空に寒気が有り、地上で温められた空気が上に上がれない為です。
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フランス人の通った跡・・・シュカブラが踏み潰されてます・・・
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南八甲田方向 いい天気です~                 パノラマ画像
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              井戸岳         八甲田大岳
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山頂に〝祠〟の有る赤倉岳と、爆裂火口壁。
ここでフランス人と別れ、一人でトレースを刻む・・・誰も居ない・・・
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山頂に〝赤倉岳〟の標識が有る、赤倉岳南東斜面 この壁を滑るツワモノも居ます。
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〝祠〟の有る赤倉岳の西斜面を巻いて、井戸岳との鞍部に出ると、高田大岳が・・・
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シュカブラのアップ
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赤倉岳・井戸岳鞍部の樹氷。 風の通り道なので、青森トド松が大きく育てない・・
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井戸岳 11時着。噴火口です・・・               パノラマ画像
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井戸岳からの東・南展望 パノラマ画像
           ↓雛岳     ↓高田大岳     ↓小岳    八甲田大岳↓
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井戸岳から南側を・・・手前の柵は火口を見る散策路(登山道) パノラマ画像
       小岳↓       ↓遠くに岩手山と八幡平山塊 ↓八甲田大岳
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散策路は石が出てて、板では通れないので、その下のハイ松帯をトラバースして、
大岳避難小屋に向かいます。        ↓八甲田大岳
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井戸岳・八甲田大岳の鞍部に有る、大岳避難小屋。
丁度12時前なので、おにぎり一個・どら焼き・テルモス珈琲。
いつもは、風の通り道で寒く小屋に入るのだが、今日は無風快晴で外でも暖か・・・
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小屋から大岳の登りに、スキーのトレール無し、
ガリガリバーンを必死に登って、1時に到着です。
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必死の訳は、スキー幅とシール幅が合って無い・・・
ディナフィットの山岳レース板と専用シールだからです。
板は片足800gと軽量で申し分無いが、シールの毛足が極端に短く雪を掴め無い、
上半分のシール幅が足らないので、斜登で固い雪面だとスリップ・・・
利点は、シールを外さなくても驚くほど良く滑るのです・・・
丁度ヤフオクで、ディナ普通板専用のシールをポチったので、それが来れば解消。
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大岳山頂から、雲海に浮かぶ岩手山と八幡平連山、手前は南八甲田の赤倉岳。
誰か樹氷の陰で、用事中(>_<)三沢米軍基地の方。
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大岳山頂から、眼下に見える酸ヶ湯温泉に直接降ります。判るかな温泉位置・・・
シュカブラが凄いのですが、最短距離 下の方に2月下旬に為ると酸ヶ湯ルートの、
スキーツァー用の竹ポール(大岳避難小屋⇔酸ヶ湯)が設置されます。
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ガタガタですが、頑張って・・・コケない様に、腰を落として・・・
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去年の竹標識が残ってました・・・
ここでシールを外し、踵を固定して滑走開始です・・・
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八甲田大岳山頂を振り返る。
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ツァー標識と岩木山   森林帯に入ると看板が所々に、吹けば見えませんが・・・
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だいぶ降りて来ました・・・
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この後、標高が下がりブナ林に入ると、雪が腐って重くて四苦八苦・・・
林間から温泉が見えた処で、2時半のバスが走って往くのが見えました(>_<)
いつもはこのバスに乗れたのに・・・途中で時間喰って仕舞いました・・・

酸ヶ湯に着いて聞いたら、3時25分が有るとの事で、一安心(^^ゞ
ロープ駅まで去年は360円? 今年は390円でした・・・
車に戻り、荷を積んで4時発、いつもの大川原温泉200円に、
風呂から上がったら5時でした・・・サッパリして帰宅。


相変わらす、八甲田も雪が例年の半分位で、面白味少なし・・・
しかし今日は、3月のような陽気で気分のいい山行でした~~

戦前、立教大山岳部が、インド・ヒマラヤのナンダ・コット(6867m)に初登頂。
当時国内初の快挙、その時に使用したテントが80年を経て発見されました。

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毎日新聞が報じた記事ですが、毎日新聞社が支援した遠征隊だったので、
この記事が書かれたと思われます。(他紙は記事にする意味は薄い)

山の呼称がナンダ・コートと為ってますが、
小生が覚えた頃は、ナンダ・コットと呼んでました。

この記事を読んで・・・
帆布(はんぷ)生地のテントが懐かしく、取り上げました。

帆布は、綿製で丈夫だが重く、雨に濡れると重さが倍増、冬はバリバリに凍ります。
大学山岳部時代に無雪期に使うテントは帆布製で、重くて苦しめられたものです。
積雪期は、BC用は帆布のカマボコ型、高さが有り居住空間は取れるが、
重さと凍るのが難点でした。
畳んでもキスリングに入らないので、それ様の木製背負子で担いだものです。
BCより上では、化繊のテントを使いましたが、冬山用のテントは市販されて無く、
たしか神田?の細野で特注で縫って貰ったものです。ウィンパー型が主流でした。
内張りが綿で、朝起きるとバリバリに凍ってる代物でした・・・

今はゴア製のテントが常識、隔世の感が有りますねぇ~

当時、1.2年生は冬用のヤッケ・オーバーズボンも綿製を着せられました。
滑落しても、スピードが出ないと言う理由で・・・
確かにそうでしたが・・・付いた雪が体温で溶け、風に当たるとバリバリ・・・
対策としてワセリンを生地に塗ってました・・・防水効果を求めて・・・
今では考えられませんね・・・
早く上級生に為って、雪の落ちるナイロン製を、着たいと思ったものです・・・
ナイロン生地一枚で縫製され、二枚仕立てのヤッケも有りましたが、
高価で買えず皆一枚生地を使ってました。
当時、ファスナーは凍ると噛みが駄目に為り、命取りに為るとの事で、
頭から被って着るタイプでした。体温調整が大変でしたが・・・
オーバーズボンは、ブッシュ等で切れ、継ぎはぎして着てましたが、
ヤッケは健在で今でも風防用として残雪期に使っています。

今は昔と比べ化学繊維物が進化し、快適な山歩きが出来ます。

明日は、久々に天気予報も良さそうなので、北八甲田の稜線でスキー登山の予定。

新年 明けましておめでとうございます。

旧年中は、当ブログにお立ち寄り戴き、
沢山のナイス・コメありがとうございました。
今年も、独断と偏見で、書き進めたいと思っておりますので、
宜しくお願い申し上げます。
(記載内容に疑義の有る方は、コメ戴ければご返答したいと思います。)



当ブログを書き始めた経緯は、この写真の孫達が中学・高校に上がる頃に、
自分がどう為ってるか?・・・と思った時に、何かを残したいと思ったからです。
孫は現在4歳と8歳、爺は古希を迎えます・・・
PCを扱える様に為ったら、爺はこんなだったんだ・・・と想って貰えればと。
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今年届いた賀状画像ですが、4歳児に「〝ばか殿〟の格好だね」と言ったら、
「顔が白く無いし・チョンマゲも無いから、ばか殿でない、サムライの服だよ」
との返答でした・・・
戦隊物の悪者役にされ、キックやチョップを浴びても、我慢の爺です・・・



年末年始は何事も無く、婆と日々を過ごしてしまいました。
年末に正月用の花を買って来るとの話に、庭に生えてるので賄えば・・・と。
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黒竹・南天・梅モドキ・椿・ユズリ葉・松で、
其れらしく爺が適当に生けて・・・幾ばくかの出費節約・・・



この冬は少雪で、除雪等する事も無く暇なので、
大晦日は森吉山にスキー登山に往かせて貰いました・・・
夕方から一杯呑んで、年越し蕎麦を戴き、早目の就寝。

元旦も穏やかな日で、賀状書き・・・(ここ数年、年も明けて無いのに書く事に疑問)
昨日・今日と〝箱根観戦〟毎年この2日間は〝力〟が入ります。
10月の出雲も、11月の全日本も思う様な結果が出ず、
シード権を落とすとは思って無いものの、テレビから離れられません・・・
1区の出足はそこそこだったが、2区が予想以上の駄馬・・・
9区の頑張りで何とか面目を保てたが・・・
彼等には、優勝以外2位も10位も同列なのです。(学生時代友人の陸上部主務談)
同じ体育会に身を置いた者としては、判らぬでもない思考です。
この2日間で1人約20キロを駆ける為に、何千キロも走り込んで来たのですから・・
来年に期待しましょう・・・箱根が終わり、正月も終わった気がします。



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さて、山登りに関しての今年の目標です

昨年は、土方バイトの資金で、①【カラコルム・バルトロ氷河遡行・K2を拝む】
    ②【田代岳冬期・新ルート・開拓】を山の目標にしました。

    結果、①の遠征資金は確保したものの、パキスタン渡航自粛区域で諦め。
    往けない事は無いと思ったが、タリバンやアルカイダが横行する区域で、
    爆弾テロも有り家族の大反対・・・
    ②は、山仲間の力を借りて、厳冬期内に達成しました。内容は下記で。

今年は、政情がどう変化するか判りませんが、昨年未達だった、
    ①【カラコルム・バルトロ氷河遡行・K2を拝む】
    
    ②昨冬に開拓した、田代岳新ルートの隣りに有る緑尾根からの登頂。
     昨冬の様に途中までスキーを使うか、尾根上を背負って登るか?
              最初からカンジキで登るか? 下見して1月中には決めたいと思う。


    ③秋田駒ヶ岳・男岳東面の厳冬期中登攀も、再度して見たいと思ってます。
     過去の記録は下記で
     八幡平スキー縦走・鳥海北面・早池峰南面等々積雪期に、             
     遣りたい事は沢山有るが、いづれにしても足腰が立つ内にと思ってます。



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世の中、経済格差や難民流入問題等で、グローバル化が見直され、
保護主義が台頭し始めている今、
何とかミックスの先も見えず、不安要素の多い時代。
孫達が安心して暮らせる世の中に・・・・と思うこの頃です。


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