海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2017年05月

5月5日
4日の夕方に駐車場で落ち合い、県営鉾立山荘へ・・・
山荘は登山・スキーで満員でしたが、ホールで当番管理人の〇〇氏と、
単独若者と〝酒宴〟開始・・・9時消灯まで呑んでました・・・車に戻り就寝。


翌朝4時起きし、5時にスタート。
朝飯を作るのが面倒で、朝・昼のパンをザックに、暑いので水は1.5L持つ。
ピッケルは置いて、アイゼンのみ持たせる・・・
今日は何年振りかで、歩いて鳥海を登る事に。


稲倉岳の裏から日が昇る。              新山↓
イメージ 1


稲倉渓谷 この一帯は熊の巣窟、こんな崖を熊は普通に歩きます。
拡大して〝白糸の滝〟見えますか?
稲倉岳↓蟻の戸渡り↓  七高山↓↓新山 御浜↓↓白糸の滝   パノラマ画像     
イメージ 2


〝賽の河原〟を通らずに、手前からハイ松漕ぎをし、御浜の下を巻く様に歩きます。
近道だし・徐々に標高を上げれます。
御浜や扇子森の稜線を歩かず、扇子森から下った御田越え(鞍部)に直接出れます。


クラストした雪面に当たる朝日と鳥海山頂の図。ここがお気に入りの場所。
イメージ 3


                               パノラマ画像
イメージ 4


鳥海が近づいて来ました・・・
イメージ 5


外輪の〝七五三掛〟(しめかけ)から、千蛇谷を見下ろす。
ここから谷に下りるトラバースが、多少ヤバイ 雪崩跡2ヶ所有り。
      荒神ヶ岳↓                   パノラマ画像
イメージ 6


帰りの時間が有り、谷に下りずに外輪から景色を眺めながら、文殊岳を目指す。
文殊山頂から、海側に有る笙ヶ岳一帯の雪化粧。
山スキー好きには堪らない斜面が多々、海岸線も見えます~

         笙ヶ岳1~3峰↓  ↓手前 鍋森   御浜↓ パノラマ画像
イメージ 7


ここまで写して、デジカメの容量が無くなり、以後画像無し・・・
一コマのサイズを小さくしてれば良かったが、後の祭り・・・・

今日の登山ルートは、図中の黄色線です。
イメージ 8


いゃ~連休後半は鳥海山で、あとスキーは当分要らぬと言うほど、遊びました~
今日は朝から雲行きが可笑しく、天日干し出来ません・・・
菜園(80坪)に耕運機掛けて、百姓業も始めなくては・・・





5月4日
日の出と同時に起床、寝袋を捲りスペースを広くして、朝珈琲。

イメージ 1


5時前には既に満車です・・・・ ピンク鳥海。
朝 税金を納めるのも一苦労・・・並んでます・・・女用はガラ空きなのだが・・・
山に来れば男も女も関係無いと思うが・・・セクハラかなぁ・・・・


イメージ 2


駐車場奥の建物が祓川税務署・・・
イメージ 3


毎日、チンタラ出発です・・・7時スタート、既に人だらけ・・・
今日もいい天気だーーー 昨日に続きウロコ板採用。
急斜面には手こずるが、ジグ切ってユックリ・ユックリ 時間は余ってるのだ・・・
                               パノラマ画像                   
イメージ 4


避難小屋が見える処から・・・・蟻の行列 昔はこんなに人が居なかったが・・・
今では、鳥海もメジャー 鹿児島ナンバー? 北海道や長野・岐阜からも来る・・・
北アが有るのに何故???                   人だらけのパノラマ画像                                            
イメージ 5


避難小屋を過ぎても・・・七高山頂へ続く 蟻達・・・      パノラマ画像
イメージ 6


直下の〝島〟に着きましたが・・・・またまた 蟻 。      パノラマ画像
イメージ 7


続々と登って来ます・・・長靴履き・腐れ雪に12本アイゼン・壷足・シューと様々。
                               パノラマ画像
イメージ 8


蟻軍団を避けて、東斜面を大回り登ります・・・こっちは人無し。
イメージ 12


11時半、外輪に到着 雪を纏った新山。ここにも人が・・・    パノラマ画像
イメージ 9


七高山 頂は満員です・・・
イメージ 10


                            大展望パノラマ画像
   行者岳↓文殊岳↓大物忌神社↓       ↓新山       七高山↓
イメージ 11


外輪で30分休んで、12時に滑走・・・休み・休み滑ったが30分掛からず到着。
イメージ 13


今日のスキー登山ルートは、図中の赤線です。
イメージ 14


道具を片付けて、帰る仕度をしてると・・・携帯が鳴る。
何と、海側の象潟・鉾立登山口に居ると・・・明日登りたいので来ませんか~ と。
トラバース道が無いので、一旦平地まで降りないと・・・一時間後に会う事に。


5月3日
朝3時に寝たが、外が煩く目が覚めると、7時でした(>_<)・・・・
隣りの知人も起きたばかりの様子・・・少々共に2日酔い気味・・・
皆さん出発で、ガタガタしてました。駐車場は満車・・・無風・快晴です。

慌てずユックリ朝飯を喰い、8時にスタートです。
今日は北斜面の予定ですが、二日酔い気味と睡眠不測で、
ノーマルルートに変更しないか?との意見を却下。

去年の同時期も熊が居るので、ロケット花火を鳴らしたが、
驚いた熊が我等の進む方向に逃げて往った・・・
ロケットは単発なので、熊に聴こえないかも・・・
今回は〝爆竹20連発〟を8個調達して・・・
ブッシュ帯を横断する時に鳴らす段取り・・・これが結構ウルサイ。

最初の谷越えに・・・爆竹 今年は雪の付が良く簡単に渡れた。
この雪面を登り・・・・新山の頂が微かに見える。        パノラマ画像
イメージ 1


次の尾根もトラバースで越える。                パノラマ画像
イメージ 2


カモシカの足跡発見、今朝の物・・・熊でなくて良かった・良かった・・・
イメージ 3


雪面を横断し、次のブッシュ帯を藪漕ぎ・・・          パノラマ画像
イメージ 4


潅木帯を越える・・・振り返ると、亀裂にヌカッテる(>_<)
イメージ 5


北斜面全体が見渡せる処に出ました~ 右に稲倉岳が・・・熊の巣窟です・・・
これから先の藪は膝程度なので楽勝。        稲倉岳↓   パノラマ画像         
イメージ 6


2時間、藪漕ぎ・横断して10時に大雪原に出ました。
      新山↓      文殊岳↓            パノラマ画像
イメージ 7


素晴らしい景色、誰もが見れる景色で有りません・・・
これを眺めるには、藪漕ぎテクと、動物的方向感覚 ? 
地図・磁石が無くても頭の中で〝山座同定〟出来る感が必要です。

北面を滑り降りた若者達が到着、戻りの藪の状況を聞くので、
トレース料として一人300円払えと互いに大笑い。


    新山山頂と北面↓
イメージ 8


新山基部に向かう途中に、昨日歩いた熊跡・・・七高尾根に向かってました・・・
イメージ 9



急斜面に見えないが、見上げて写してるから・・・標高差800m有ります。
鞍部への登り4時間ほど・・・・ここで11時。
   ↓七高山     滑走開始の鞍部↓    新山↓    パノラマ画像    
イメージ 10


新山基部を、千蛇谷方向に回り込む・・・手付かずの大雪面。
ウロコ板は、今頃のザラメ雪に最適、シールは水吸って倍も重く為る。
    七高山↓   ↓新山
イメージ 11


大分登って来ました・・・ここで大休止して、12時滑走開始です。 パノラマ画像
イメージ 12


イメージ 13


今日のスキー登山ルートは、図中の青線です。
イメージ 14


アッとの間で、藪漕ぎして出た場所へ・・・
帰りも板を履いたり・背負ったり・手持ちしたりで2時半に車へ到着。
即、缶Bを雪面てクルクル回し、30秒で呑み頃に・・・・
この日は、何百人も登ったが北面に立ち入った者7名位か・・・


知人は2泊の予定で来たが、夜寒くて寝れないので、帰る事に・・・
2日目の分の和牛と野菜を貰い、すき焼きのタレが有ったので〝牛丼〟で戴く。


余談
車に戻り装備を天日干ししてると、御婦人が話し掛けて来るではないか・・・・
ビックリ!!! 何と小学校の同級生だった・・・
旦那がカメラマンで、鳥海の写真を撮りに来たとか・・・
「変なのが居るなぁ~」と見に来たとか、その内一杯遣る事に・・・







GWは毎年鳥海と決めてましたが、前半は天候不順で見送り、
4月30日の晴れ間を見て、八甲田スキー登山だけで終わりました。

GW後半は天気予報も良く、5月1日昼から鳥海に向かいました。

麓からの雄姿
イメージ 1


夕方に、由利本荘市矢島・祓川登山口に到着。
昨年同期以上の積雪、登山・スキー客は帰り、駐車場は泊まり客のみ。
イメージ 2


何処でも自由に滑れます。
イメージ 3


日が陰ると寒く、ダウン下を履き、車内でウィスキーのお湯割とツマミで、
一人入山祝いです・・・遣る事も無いので早めの就寝。


*******************************


翌5月2日の日の出、4時半頃でした。車内温度は+2度、外の雪はガリガリ。
イメージ 4


雪壁が朝日に染まってます・・・
イメージ 5


目覚めの珈琲を飲み、朝食準備。徐々に車が増えて第一駐車場はすぐに満車。
下の第二Pも満車状態・・・ガリガリ雪なのに先をい急いて、皆さん登り始めます。
ゆっくり飯を喰い、再び珈琲タイム 雪が緩むのを待って7時スタート。


8合目辺りから上はガスの中・・・普通の人が歩かないルートで・・・
イメージ 6


七ッ釜避難小屋の尾根に向かって・・・
イメージ 7


レンズ雲風の雲の塊が山頂から離れません・・・
避難小屋を過ぎる頃から、風が強く為り寒くヤッケを着込む。
海からの風に煽られバタバタ煩い・・・視界も無くなり雪渓亀裂も見え難いので、
ルートを竹標識が有る〝氷の薬師〟方向に変えて・・・
薬師で撤退宣言、シールを外し滑走。              パノラマ画像
イメージ 8


11時前に車に戻り、缶Bとパンで昼飯・・・皆さんも早目に帰って来ます・・・


昼に為ると、雲が取れましたが・・・殆んどの人が帰った後・・  バノラマ画像
イメージ 9


今日のスキー登山ルートは、図中の緑線です。
イメージ 10


夕方までに、知人が来るとの連絡があり、〝大宴会〟でした~~
知人持参の〝和牛霜降り〟で焼肉、〝原酒18度の一升瓶〟と〝四合瓶〟
12時頃かと時計を見たら、何と3時です(>_<)、残った酒は一合程度・・・
仕事・山・スキー談義が、尽きませんでした。
泡喰って寝ました・・・・




↑このページのトップヘ