海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2017年09月

月日の流れが速いこと・・・・〝歳〟の所為でしょうか???

〝金木犀〟が咲き始めました~~寒冷地では地植えで育たないので鉢植え。
玄関前で芳香が漂ってます~~
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食用菊が咲き始めました~ 当地では〝もってのほか〟と呼び、
黄色の食用菊より美味、サッと湯通してポン酢で・・・秋を喰います・・・
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先日、八幡平・三ッ石山の紅葉見物に往ったが、八甲田にも往って観たいなぁ~と。
次の晴れが予報では日曜日・・・
前日の土曜日の夜は、秋田市でICIスポーツ社長のエベレスト報告会が有る。
先着20名枠に上手く入れたので楽しみである~~


冬用タイヤが値上がりする話しを聞いて、値上がり前にと・・・
スタンドに預けて有る夏タイヤに、載せ換えて貰った。
今は春に交換せず、冬タイヤのまま走ってる・・・4冬履いたので5冬目は心配・・・
11月中旬の八幡平降雪前には、新品に換えて初スキーである。


タイヤ代で出費が嵩むのに、また買ってしまった・・・
10月末から始まる〝戻り鰤〟用のメタルジグ・・・送料込み約8千・・・
今年は、10月末・11月末・12月末の3回は出漁の予定。
消耗品なので仕方がないが、田舎に居るとマトモナ釣具屋が無いのだ・・・
この魚マークは、釣船屋の会員用に小生がデザインした、ウインドブレーカーの背。
白・黒Tシャツの背にもこのマーク、チョット絵心が有った頃の作・・・
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先日、娘が夜勤で孫軍団を連れて来た。
4歳の次男が面白い・・・「ママのママが、ババだよね?」「何、ババって言うの?」
どうもババを名前と思い、苗字を聞いてるらしい・・・大笑いであった。
次に・・・「パパのパパは、おじいさんって言うんだよ」
嫁ぎ先では、そう呼ばせてるらしい・・・
更に・・・「ジジ、ジジはおじいさんでないよね、ジジって言うんだよね」
真顔で言われると、〇?×△!□◇である・・・・

土曜日に隣りの小学校で〝学習発表会〟をしてたので、孫達を連れて行った・・・
文化祭を今はそう呼ぶらしい・・・習字・図画等の展示とバザー・喫茶。
ビックリしたのは5年生の英語劇〝大きな蕪〟、小学校で英語を教えてるとは!!!!!
英語の前に、他に学ぶ事が多々有る様に思ったが・・・




予報通り夕方から雨・・・今 音を立てて降ってる・・・一雨毎に冬に近づく・・・
今宵は一人・・・ビールとジャーキーで・・・

両氏の事を拙ブログで取り上げ、
多くの方々に、こんな若者が居る事を知って貰いました。

この夏ダマバンド峰から、日本人初のボード滑走に成功した安田氏の記録です。

帰国後、平日は通常の仕事をしながら・休日は日雇いをして、
次なる目標のマッキンリー山頂からの、スキー滑走の準備をしています。



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この春に単独でアマダブラム峰に挑んだ、紙谷紙の記録です。

帰国後の仕事に試行錯誤が有った様ですが、将来の目標に向かって進み始めた様子。
その事が書かれてます。

近い将来、紙谷氏のガイドツァーに参加も有りかなっ!!!と、思った次第です。
若者達を引き寄せる〝山〟って、何なんでしょうか・・・・

キリマンジャロでの、アシスタントガイドを無事終えての報告です。



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追記  まだ噂の域ですが、〝自称登山家〟の栗城が懲りずに、
    ’18年春季エベレスト北壁で、8回目の敗退劇を演じる様です・・・
    この夏シャモニーでのガイド同伴の岩登り訓練が、青氷に対応出来るか???
           見ものです・・・その際は★★下山家 栗城劇場★★でウォッチします。

9月22日
6月鳥海山以来の、久し振りの山行です。
汗が嫌で夏山を避けてたが、去年の絶景を思い出し再び・・・
天気予報は秋田・岩手共にド晴れマーク。

6時過ぎに家を出て、八幡平アスピーテラインから樹海ライン経由で松川温泉の予定。

アスピーテラインからの展望、遠くに鳥海山まで見えてます・・・            
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八幡平見返り峠から籐七温泉間が〝夜間通行止め、夜5時~朝8時30分〟????
時計を見たら7時55分なので、30分も待つのか・・・
単管バリケードをチョット移動し・・・路肩の補修工事でしたが完成してました・・

樹海ラインから、三ッ石山の山頂が見えます、少し赤く・・・
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松川温泉に着くと、登山客用のPが平日なのに満車、下の温泉入り口のPへ。
8時30分出発、汗を予想し半袖Tシャツに、足元は泥濘を予想しスパイク磯ブーツ。

山荘まで3.7キロ、温泉のパイプ? 今日の目標は山頂まで2時間。
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尾根に上がるまでは、こんな感じ・・・汗ダグで・・・
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左手に〝岩手山〟が・・・
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急登が終わり中間の分岐、この先はダラダラ登り。誰とも会わない・・・
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山頂が見えます・・・
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二本目の沢を渡る・・・
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リンドウがチラホラ咲いてます・・・
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三ッ石山荘到着、10時15分。登山客チラホラ・・・
ここから山頂までは900m、15分で登らねば2時間の目標は無理・・・
ペットの茶を2口呑み気合を入れて・・・           
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秋田駒ヶ岳が見えます・・・
               秋田駒・男女岳↓     ↓乳頭山(烏帽子岳)
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間も無く三ッ石山頂です・・・                 
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山頂着 10時40分・・・残念2時間10分掛かってしまいました~目標達成ならず。
(去年の記録を見たら、松川から山頂までが2時間10分、同じペースだ(>_<))
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松川から2時間で登れず、ガックリ・・でも天気は最高なので、予定外の計画変更。
大深岳まで縦走して、源太ヶ岳から松川温泉へ戻ろう~~

三ッ石山を後にして・・・
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三ッ石山を振り返って・・・笹原を進みます・・・
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右手に岩手山が・・・
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稜線上に在る 三っ沼。
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晴れた日の縦走路は、気持ちがいい~~             
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小モッコ山頂が見えて来ました・・・
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ここで昼飯。サンドイッチを喰ってると、傍に居た〝お嬢さん〟と目が逢う・・・
中々の美人さん、山では珍しい~
話し掛けて来たのです・・・「鳥海に居ましたよね~」
心臓バグバグ・心筋梗塞発症一歩手前状態・・・

聴けば、鳥海春スキーの時に、仲間の塚〇氏に写真を撮って貰ったとか・・・
その時小生も傍に居た?   こんな美人を忘れるとは・・ボケが進んでるのかも・・・

もうスキーはしないのかと聞かれる、何と先日鳥海・湯ノ岱で滑って来たと言う。
固雪は無理だと言ったら、柔らかくていい雪だったと・・・ビックリである。

彼女は源太→大深でここに来て、三ッ石経由で松川に降りると言う。
この先のコース時間を聞いたら、5時間掛かると・・・
ユックリはしてられない、日暮れ前には戻らねば・・・

12時別れを告げ、小モッコ・大深の鞍部への急坂を降り、大深のジグザグ急登。


秋田駒ヶ岳方面の分岐点に着きました・・・三ッ石山を振り返って。
             三ッ石山↓    ↓小モッコ山
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分岐からの秋田駒ヶ岳をUPで・・・
                ↓乳頭山      ↓秋田駒・男女岳
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途中で、大型ザックを担ぐ女性と交差、安比から岩手山への縦走中とか・・・
八幡平で泊まり、今日は三ッ石で泊まると、水が枯れてると困るので背負ってると。
たいした女性が居るものです・・・

景色が見えない・・・大深岳に1時到着です・・・
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八幡平への縦走路から右に曲がって・・・
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源太ヶ岳へのハイ松帯を進む・・・
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1時40分到着、ここから3.8キロの長い降り・・・
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源太からの降り道は、洗掘で荒れてた・・・
見通しも悪く、熊の名所なので〝爆竹〟のお世話に為りながら通過・・・
途中 胡桃の枝が折られて彼方此方に散乱・・・
胡桃の厚皮も剥かれて落ちてます・・・何ヶ所も有る、熊!!・猿!!の仕業か??

3時20分、松川P到着。
昼飯の約30分を除けば、朝の8時半から歩き通しでした・・・
まだ以外に歩けるなぁ~と思った次第。

去年9月25日の様子↓


紅葉が里まで降りれば、山頂は冠雪・・・11月中旬の雪山開始が待ち遠しい~

庭木に実がなり始めると、〝ヒヨドリ〟達が飛来、ピーピー鳴いて少し五月蠅い。
このままだと1~2週間で、折角の実が喰い尽くされてしまう・・・
そこで鳥避けの出番・・・一匹の〝黒猫〟と、銀赤のテープ。
使わなく為った釣竿に吊るすと、これが風で揺ら揺ら・・・
警戒してか? 周囲でピーピー・キーキー鳴くが、枝に止る事は有りません~
〝ヒヨドリ〟には可哀想だが、渡り鳥の彼等は、早く南へ行って餌を探せばよい。

こんな意地悪は、降雪時期になると餌を探しにやって来る〝雉一家〟の為です。
雄・雌・子供2~3羽が、毎年雪解け迄の間に頻繁に餌さ探しに来てくれます。

飛び付いて止れる枝では、器用にバランスを取って。
枝先の実は、飛び移って枝を揺らし、雪の上に落ちた実をツイバミます。
居間の窓から眺めてると結構面白いし、雄の尾羽の艶やかさが何とも綺麗。
何とか捕まえて〝雉鍋〟などと考えた時期も有ったが・・・
何日か来ないと、何処かで喰われたのか・・・等と、心配もする仲です・・・
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十数年活躍してる〝黒猫〟目が反射テープでギラギラ

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ホームセンターで売ってる反射テープ

白式部
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紫式部
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ガマズミ(ブログ友のhttps://blogs.yahoo.co.jp/yu04a11に名前を教えて貰った)
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うめもどき
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ななかまど
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こども園 運動会
先週、運動会が有り40キロ走って応援へ。

次男4歳児・22.5kg 入場行進・何故か一人だけ囲まれてる・・・
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かけっこ 本人曰く、時速30キロで走ったとか・・・
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肉弾突進で一等賞
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久々の台風!!!
換気口とサッシの風切り音で目が覚めた・・・午前3時だ。
PCで台風を見ると、新潟・糸魚川沖を70k/hで通過中。

台風銀座(表現が古いか?)に住む方には申し訳無いが、今年初の台風らしい台風だ。
通常はこの辺まで来ると、勢力も弱まるのだが・・・
当地は、日本海を通過時は風が吹くが、太平洋岸を進むケースでは微風程度。
台風の中心より東側が強風帯と言う説に納得です。

GPV気象予報データ 山登りや海釣りをするので利用してるが、
           時間毎の予報も見れる、いい資料です。
           漁業関係者が信頼してる予報です。
低気圧・台風位置
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降雨量
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気圧分布・風力・風向
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波高・波方向                   国際気象海洋(株)提供データ
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庭の、これから咲く菊等は昨日結束したが、植木鉢等の転倒が無いか・・・
夜が明けたら点検。
不思議と風かピタリと止んだ・・・


台風その後
夜間は東風が吹いてたが、午前4時過ぎには風が止んだ。
台風の中心が近くに来た様子・・・夜が明けると西風に変り、台風の中心が通過か?
断続的に強い風雨が・・・でも、被害が出る程では無い・・・
飛行機は全便欠航・列車の遅れも出てるとニュースで言うが、我が家には関係なし。

午後3時頃には、風雨も弱まり晴れ間も見え始める・・・台風一過だ。
今回の台風18号の被害は、植木鉢の転倒だけで、一安心でした。

余談 
台風(低気圧)の位置の知り方
風は、気圧の高い方から低い方に流れる。
風に背を向け・左腕を水平に上げる。
その腕を45度前方に出した範囲の中間(22.5度)に、
台風(低気圧)の中心が有るのです。
傍に山や大きな建物が在れば、その影響で位置はズレますが、
理論的には正解です・・・確か、何とかの法則と言ってたが・・・
山登りを始めた頃に習いました。

栗城は、’17年春季にエベレスト7回目の敗退後に、
公式ブログで下記の書き込みをしてました。(ダラダラ長文なので読まなくて結構)
その最後で※9月はフランスで訓練です。と言ってました。

エベレストに何回挑んでも登れないので
登れる為に9月はフランスで訓練です〟と、小生は解釈してました。

そして、8月末に訓練の為に、フランスに出国。
実際の訓練の内容はに記載してます。



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フランスで訓練中の栗城の発言です。(黒字)

9月6日 公式ブログでの発言
今回シャモニに来たのには、目的があります。
2012年秋季エベレストで9本の指を失ってから、技術的にどうしても超えにくい課題がありました。
それを道具の改良も含めてさらに克服していきます。

指を失ってからの課題を、道具の改良で克服したい、と言ってます。
失う前には、技術的に超えられた事なのでしょうか?

過去の経緯(指が無く身体を支えられないと言ってた)から、
ピッケル等の使い方の訓練と、〝氷〟対策と思ってましたが・・・

しかし、訓練目的が微妙に変化してきました・・・

9月13日 FBでの発言
今回の訓練には目的があります。
今まで高所登山(8000m峰)を専門としてやってきましたが、もっと幅の広い登山ができること、そして、9本の指を失ってからの「不便なこと」や「できないこと」の課題を一つ一つ超えることでした。


もっと幅の広い登山〟とは、具体的にどんな事か?


学生の頃に一人でエルブルース(ロシア)を登りきて、そのままモンブラン縦走に来てました。コスミックの下にテントを張り、ミディ南壁を登る人達を見て、いつか登ってみたいなと思っていましたが、その小さな夢が一つ叶いました。
10数年前の〝夢〟が、ガイド付きで叶った・・・
指が有った頃に登れ無いと思っていた〝ミディ南壁〟を、今 登れたと・・・

来年はル・プチ・ドリュ(800mの壁)を登る目標もできました。
今度は、ドリュ壁も登ると言う・・・
江本ガイドは、モンブラン周辺には詳しく仏語も堪能、栗城の実力も知ってるので、
栗城にとっては格好のガイドです。

しかし 登山愛好家がガイドを雇い、アルプスの名ルートを登る事は良しとして、
〝自称 登山家〟が、ガイドに曳かれて壁を登る事に、どれ程の意味が有るのか???

栗城は、エベレスト北壁を狙いつつ・夏はアルプスで大岩壁にも挑むと言う事・・・
宗旨替え?かと思う程の変化です。


9月7日 江本ガイドのFBで、近藤謙司(ガイド・エベレスト登頂6回)との遣り取り

近藤 謙司 クリキントンやるじゃん!(ミディ南壁を登った事への言葉)
栗城 史多 江本さんのお陰です!ホテルの件、ありがとうございました!
近藤 謙司 アイスクライミングのルートも連れてってもらいな〜^_^    
江本 悠滋 栗城くん頑張ってますよ〜(^^)

今回の訓練では、〝氷雪技術〟の訓練は無し、岩登りのみでした。
近藤ガイドも言ってる様に、アイスに弱い栗城が折角氷河を前にして、
訓練無しではアルプス迄往った意味が無い・・・〝岩〟は国内でも出来るのだ・・

結論は、エベレストに繋がる様な訓練では無く、
学生時代に夢見た〝ミディ南壁〟を登る為の訓練だったのか・・・
登れたので、次は〝ドリュ壁〟なのか? 
道具の改良の話は、立ち消えか・・・・

今回 栗城が学んた事は、〝クラック(岩の割れ目)の登り方〟と、
カム(岩の割れ目で支点を取る為の器具)の使い方以外に無い様な気がするが・・・・
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カム 岩の割れ目幅により、使えるサイズが色々有り。
使い方は、丸いリングに親指を要れ、
人指し指と中指の第一関節を上のバーに掛け握ると、カムが閉じます。
クラックの中に入れて指を離すと、割れ目の中でカムが開き、固定されます。
第二関節まで無い手で操作出来るのか・・・ワイャーの長さ調整が可能なのか?疑問。

エベレストの北壁・南東稜のヒラリー・ステップにも、
カムを使う様な岩場は無いのです・・・・

江本ガイドに、ガイド料として約60万ほど儲けさせる結果でしたねぇ・・・


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9月15日にフランスから帰国の途に・・・今日に為っても帰国報告が無い・・・
帰国報告を見てからコメしようと思ってたましたが、
いつになるか判らないので、取り合えず一言。
報告が有れば、書き加えます・・・
 

【 ’17年秋季のチベット側からの入山が禁止と為った件 】

この春のシーズン中に、中国が秋季のチベット側から、
エベレスト・チョオュー・シシャパンマ等の登山を禁止する旨を発表。
チベット側からエベレストに登頂し、
ネパール側へ下山した者がいたからか?と言われたが、
今年の10月18日から5年に一度の、
〔第19回中国共産党全国代表会議〕が有る為。
この時期に外国人がチベットに入り、独立運動の扇情や幇助を恐れての事。
習近平・中国はこんな事を恐れているのです。ああ見えて以外に蚤の心臓。

’18年の春季からは解禁になる模様。


ここ一週間ほどの間で、一気に秋の気配。
蝉からコオロギが主役になり、秋の虫達が元気に鳴いてます。

夏場伸び放題だった雑草取り・降雪に備えて枝折れ防止の庭木選定など・・・
暑いとヤル気が失せますが、今は汗も出ず快適な日々。

刈り込んだ玉柘植、多少頭デッカチか???
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鉢植えの〝七竈〟が色付き始めましたが、地植えの七竈はまだ青い実のまま・・・
生育環境の違いでしょうか???
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10月~12月の〝戻り鰤・ジギング釣り〟の乗合船予約も済ませ、
気持ちは恒例の釣りモードに・・・。


昼に一息入れに家に入ると、〝北朝鮮核実験〟のテロップが・・・・
先日、頭の上をミサイルが通過したばかり・・・何とも困った〝金豚〟。
最初に核実験したのは親爺で’、06年秋だった。
その日は、岩手山七滝から山頂への往路で、熊避けの携帯ラジオで聴き、
驚いた記憶がある・・・



夜は、マッキンリー大滑降① 放映予告で紹介した放送が入る。
いつもは一杯呑んで寝てる時間だが、酒量を控え待機です・・・

山名の〝マッキンリー〟は、米国大統領の名前から付けられたもの。
アラスカ先住民族は〝デナリ〟と呼んでましたが、
オバマ大統領が退陣前に〝デナリ〟と改称しました。

小生は、馴染みが有るので旧名がしっくりしますが・・
エベレスト(印度測量局の人名から命名)、サガルマータ(ネパール名)、
チョモランマ(チベット名)、珠穆朗瑪峰(中国名)
ネパール側からはエベレスト、中国側からはチョモランマが一般的ですが・・・

今回のスキーでの大滑降は、ノーマルルートからでは無く、カシンリッジを登攀し、
南西壁を滑り降りる計画でした。

マッキンリーは6190mより有りませんが、緯度が高くヒマラヤに比べ酸素は希薄。
極地に近いので気温も低く、ヒマラヤの7000m峰に匹敵する環境と言われてます。

赤線 カシンリッジ 南西壁はカシンリッジの左斜面全体を指す。
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カシン・リッジ登攀 トポ(概念図)
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マッキンリー山頂からの世界初スキー滑走は、
40年以上前に植木毅氏がノーマルルートから達成。
彼は当時の山スキー界では、三浦雄一郎を凌ぐ植木毅と呼ばれてて、
冬季は奥穂高岳山荘の冬季小屋をBCにして、滝谷滑降の訓練(S42年に達成)をしてた。
2日ほど冬季小屋で同宿したことが有る。
また当時は、山岳写真家田淵行男の駆け出しの弟子であった、
水越武氏(後に白旗史郎と並び称される)も、重いカメラ機材を担いで、
涸沢岳西尾根から冬季小屋に来て、撮影してた頃が思い出される。
彼は名古屋の質屋の息子で、ライカとかの高級な機材を持ってた、質流れ品だと言ってた。


カシン・リッジとは
イタリーの名クライマー、リカルド・カシンが50歳過ぎてから(52.3の頃)、
マッキンリー南壁に未踏のリッジ(狭稜)が残ってる事を知り、このリッジから初登頂。
当時の米国大統領のケネディが祝電を打ったと言う、名ルートです。

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リカルド・カシン登攀の図。当時は登山靴にニッカーボッカー姿。
ハーネス・メット無しで麻のザイルでブーリン結びでしたが、
アルプスで数多くの難ルートを初登攀、後にイタリア登山学校の校長を歴任。
自らデザインした登攀用具の製造販売もし、カラビナ・ハンマー・メット・ピッケル等は、
日本でも一世を風靡したものです。
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カシンのロゴマーク
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さて映像です。
NHKがこの大冒険を、たったの1時間番組に纏めてますが、勿体無い・・・
ブッシュパイロットの氷河へのランディングから、リッジへのアプローチ・
リッジ登攀シーン・滑走シーンの全てが端折り過ぎて、充実感無し・・・
登頂までを前編・滑走を後編として2時間番組にして欲しかった・・・残念。

しかし、カヒルトナ氷河からの周囲の景色は素晴らしかったし、
登攀シーンも滑走シーンも迫力が有り素晴らしいの一言・・・
佐々木氏の板はdpsの何モデル? ビンはディナフィット・スーパーライト175g。
ただ番組が短く、モヤモヤ感が残る・・・・

幸い、佐々木大輔氏らの報告会が10月に秋田市の高清水蔵元サロンで有る、
テレビ以外の映像も有るそうなので、申し込もう~ 先着80名限りだ。


この春にチベット側からエベレスト北壁を狙ったが、青氷が登れずに断念。
不法越境?してネパール側に移動したが、体調不良(順応の失敗)で西稜に上がれず、
止む無く一般ルートに転進、しかしC3までも登れずに時間切れで7度目の敗退。

敗退後、「9月はフランスで訓練」と言ったきり、鳴りを潜めてました・・・
講演後に小樽の赤岩ゲレンデで、岩の練習はしてた様ですが~

その後8月31日に成田からフランスへ・・・
「2週間シャモニで山岳訓練です」 高級山岳リゾート地のシャモニーとは豪勢。
何故か栗城の公式ブログ・ツィッターで、この事は公表してません。
FBだけの発表です・・・変ですね~

フランスと言えば、夏のシーズンはガイドの江本悠滋がフランスで稼いでます。
彼はガイド資格を仏国立登山学校で取得してるので、言葉は達者です。
日本の固定客案内が主で、息子もサッカー(サマースクール)教室に参加させてます。
学校の始業式に合わせて息子は帰国、最後の客が栗城だと予想はしてました。

八ヶ岳での冬山訓練でも、江本をガイドに雇ってましたから、
フランスと聞いた時点でガイドすると想像してました・・・・


栗城が2週間フランスで、どの様な訓練をして、
次のエベレスト(8回目)に繫げるのかを、ウォッチして見ます・・・・

以下黒字は、栗城・江本FBより・青字は私見。

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9月3日

さて、江本ガイドのFBに栗城が登場です。

もう9月。
気がつけばこの夏最後のお仕事です。
しかし数日前から風邪ぎみで少し体調よくないのですが・・・
ゲストはエベレストから冒険の共有を発信しつづける栗城君です。
今日は9ピッチのマルチを全ピッチリードして頂き、下山はパラグライダーで空の楽しみを感じてもらえました(^^)
画像で見る限り、ハーケンが打ち込まれて有るゲレンデですね。
フリクションが効きそうな花崗岩、RCCグレードで3~4級程度かと・・・
栗城がトップと言う事は、支点の位置を指示出切る様に、
江本ガイドがすく下に居ると言う事です。
何故なら1ピッチ登られたら、声が通らない場合が有り指示が出来ない・・・
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画像が傾いて凄い岩場だったので修正しました

この程度の岩場なら国内には幾らも有るのに、敢えてフランスです・・・
江本はフランス認定の優秀なガイドたが、何で栗城を相手にするのか???
金目以外には、考えられない・・・・
さて、次はどんな訓練をするのか・・・

栗城がFBを更新しました
但し、承認された会員より書き込めないFBにです。
相変わらず、公式ブログ・FB・ツィッターには、記載無しです。
余程、信者以外から色々書き込まれるのが嫌の様ですねぇ~
「空になる
シャモニに着いてから雨が降り続けて室内トレーニングでしたが、
ようやく晴れて昨日は岩を9ピッチをリードで登り、
下山は人生初のパラグイダーで降りました。
誰と登ったかは、書いてませんね。
〝自称 登山家〟が、ガイドと共にとは、書き難いですねぇ~
それとシャモニーですよ。
パラグイダーは「空」という自然を感じる初体験に感動しました。
どこに上昇気流が起きや(す)いのかなど見えない空気の見方を学びました。
今回シャモニに来たのは目的があります。
2012年秋季エベレストで9本の指を失ってから技術的にどうしても超えにくい課題がありました。
それを道具の改良も含めて克服します。
今頃になって気付いたのですか?、どんな道具の改良をするのか!!  見物です。
そして、変化を取り入れたトレーニングもやってきます。
今日は雪と岩へ。 楽しみながら!
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こんなに足広げたら、次のムーブに移れないゾ 栗城・・・



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9月4日 フレバン展望台下のゲレンデで岩登り訓練

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9月5日

江本ガイドがFB更新

雪線に上がった様ですが、栗城同伴には触れてませんね。

久しぶりに快晴です!
今日は昨日までの寒さを感じさせない程暖かい1日でした。
数日降った雪のおかげで山はまた少し白くなり綺麗にお化粧してますが氷河の後退や残雪量は目に見えて少なくそこらじゅうのクレパスが口を開けてます・・・
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栗城がFBを更新しました。   栗城も江本ガイド同伴な事は伏せてますね。
 
皆さんボンジュール!
ようやくシャモニ(ー)の上部が晴れてきました。
昨日はシャモニ(ー)上部が悪天候のためにコスミック綾(稜)はやめて、
場所を変えてブレバンを12ピッチ登り、
今朝はようやく晴れてコスミック綾(稜)に行けました。
やっぱり雪山は美しい。。
※写真のバックはモンブラン(4810m)です。
明後日からまた岩に取り付きます。
3日登って、疲れたのか? 明日は休養の様です・・・

ここまでの岩登り訓練は、
3日 ゲレンデで9ピッチ  4日 ブレバン12ピッチ  5日 コスミック稜 

ピッチ 使うザイルの長さで決るが、60mザイルだと50m位登って、
    足場の良い所で区切るので、45~50mが1ピッチと言う事に為ります。

コスミック稜で 画像を見ると、アイゼンを付けての訓練です。
        岩と鉄が擦れる、あのキリキリ音が何とも嫌な音だ・・・
    
ブレバンとは、このパンフに載ってる展望台。
ゴンドラで展望台に上がり、その下の岩場を登る、岩登り練習ルート。
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コスミック稜とは、
この赤線左ルートで一部雪有りの、歩行距離が約500mのミックスルート。
ガイドがモンブランに登れる技量が有るか? を試す為に使うルートで、4級ルート。
国内で言うと、GWに槍や穂高に登れれば、モンブランは登れると言う事です。
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9月6日  休養日

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9月7日

江本ガイドがFB更新しました。

久しぶりにミディ南壁レブュッファ♬
凄いな〜❗️
指が9本も無いとは思えない。
ポジティブに挑戦するっていいね!

前後をガイドに確保されて登ってる様です。
栗城の下に江本ガイドが居て、ホールド・スタンスの指示を・・・
トポによると登攀時間は、3~5時間とか・・・・
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栗城がFB更新しました。
みなさん、ナマステ。
今日はエギュイドゥミディ南壁を登りました。
なんか脈が上がるなと思っていたら標高3800と富士山の標高と同じところで岩登り。
指が無い分どうしても掴めないホールドもあり、悔しくて、そして不甲斐ないです。。
ハンデが有る分、大変ですね・・・
でも諦めません。
やれることを一つ一つ!
明日も登ります!


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エギュー・ド・ミディ南壁 ガストン・レビュファ ルートを登ってる人が居ますね。赤点




エギュー・ド・ミディ南壁 ガストン・レビュファ ルート
                          (トポ 概念図)

岩の経験の有る方は、トポのグレートを見たら壁の想像が出来るでしょう。
レビュファの初登時は、重登山靴・麻ザイル・ボルト・アブミ使用。
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フランスの名ガイド ガストン・レビュファが初登攀したルート。
一部人工(埋め込みボルト)を含む、花崗岩の素晴らしいルートです。
レビュファは後に、登攀の様子を映画にし【天と地の間に】を公開しました。

日本での公開時には来日し、一ツ橋の共立女子大の大講堂で上映と講演。
当時 山嶽部員の小生は、レビュファの著書にサインを貰い有頂天、
2m近い大男が、猿のような身のこなしで登攀する姿に感激したものです。

この映画はDVDで観る事が出来ます。レンタルに置いてるか? アマゾンでは販売。
NHKではレビュファの3部作【天と地の間に】【星と嵐】【星にのばされたザイル】を、今でも販売してるはず、高価たが・・・

ガストン・ レビュファとは、
名ガイド・名クライマーとして、モンブラン山塊では1000回以上の登攀、
フランス国立登山学校で教官もした。

アルプス6大北壁初完登者
グランド・ジョラス北壁 ウォーカー・バットレス  中央バットレス
ピッツ・バディレ北壁

ドリュ北壁
マッターホルン北壁
チマ・グランデ・ディ・ラヴァレド北壁
アイガー北壁


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麻ザイルにキスリング姿



◆栗城のこの登攀には、正直な処〝驚き〟です。
 下世話ながら、前後二人のガイドを雇い(一人8~10万)登れる栗城が羨ましい・・



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9月8日 

江本ガイドがFB更新
今日もミディ
コスミック山稜へと繋がるエプゴンデュコスミック。
またまたレブュッファルートです!
ミディ南壁と違って残置が少ないしビレイポイントも自分でセットしたりとクラシカルなクライミングが楽しめます。
残置とは、岩に打ち込まれて残ってるハーケンやボルトを指します。
これを利用する事により、登攀時間の節約になります。
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疲労困憊なのか? 栗城がテラス(岩棚)に座り込んでます・・・
普通 確保者の居る処(足場の良い処)まで登って、休むのですが・・どうしたのか??


栗城がFBを更新

「壁」
悔しい。
昨日(8日)はエプロンデュコスミック(レブュッファルート200m)を登ってました。
途中で屋根のようなオーバーハング(90度以上の壁)が出てきました。左手をクラック(岩の割れ目)に突っ込み、右足を腰よりも高く上げて、ウーウー言いながらフリーで登りきりました。
そこからコスミック稜に合流して核心を登る時に落ちました。。
悔しい。。
落ちたショックで、テラスでボーッとしてたんだね~その気持ち判るよ・・・
まだまだ訓練は続きます。指が痛い。。
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栗城 普通クラックを登る時は、手袋をして手を保護するのは半ば常識。
相手はザラザラの硬い花崗岩、まともに指が有っても傷つくのは当たり前な話。
テーピングをするとか・指先を詰めた手袋を使うとか、考える頭が無いのか???
お涙チョウダイの画像は晒すな!!

この指画像を見て思った事

栗城のインタビュー記事より(黒字)
秋季エベレスト単独・無酸素登頂、4度目の失敗。重度の凍傷で両手9本の指は壊死。2012年、栗城はどん底の状態に陥った。そこから1年間、指を切断せずにすむ治療方法を探し続けた。日本にはじまり、インドやウクライナにも渡った。それでも結局、切断が一番現実的な方法だという結論に至るだけだった。
(中略)
そして、栗城はアメリカで開発された薬に出会い、再生を促すために、手指9本を切断した。
指を切断してから3週間くらいはものすごい痛みに苦しみました。基本的に切りっぱなしなので、血がたらたら出る。入院はせず、痛み止めを飲んで耐えていたんですが、夜中も汗をかいて、何度も起きてしまうんです。本当に痛かった。痛みが治まっても、箸も持てない、靴の紐も結べない、お店でおつりももらえない。登山どころか日常生活すらままならない状態でした」

エベレストで重度の凍傷を負った栗城は、壊死した指先に未練が有り、
再生術とか訳の判らない治療を試みたものの壊死した指が再生するはずも無く、
国内の何処かの医療機関で切断したようです・・・

画像を見て判るが・・・凍傷に因る切断手術を、経験した事の無い医者の手術。
指を切断後、周囲の皮を巾着を絞める様に中央に集めて縫った事が判る。
各指先に有る小さな凹部が、それを現してます。
此れでは指先の縫合部分が一番弱く、裂けて出血するのが当たり前です・・・

まともな医者(凍傷治療経験者)は、切断面より大きい〇型サイズの皮膚+肉を、
腹又は太腿から切り取り、これを被せて外周を縫って整形します。
当然腹・太腿にはその傷は残るのですが・・・

何でこんな事を知ってるか?  大学山嶽部時代に同様な凍傷に為った先輩が居て、
山から近い大病院が良いと、名古屋大医学部を受診しました・・・
凍傷の指は、解凍が始まると体液が溜まり、バナナ並みに肥大します・・・
先生曰く 壊死の範囲が確定する迄は、細菌感染を予防しながら、
壊死部分がミイラ化するまで待つより無しとの事でした。
福島大医学部に専門医が居ると紹介され、直ぐに転院して治療。
生きている細胞と炭化した境目が確定してから、切断+整形手術でした・・・・



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9月9日

江本ガイドがFBを更新。

もしかしたらこんな青空のシャモニーはこれがこの夏最後かな・・・
ミディ側からの夕方のソアリング♬
氷河の上を気持ちよく飛べるのもこの時期だから。
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栗城と同行してるとは言ってませんね・・・栗城の画像もなし・・・

この日は、何処で・何の訓練をしたのか・・・記載なしです。


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9月10日
江本ガイドがFBを更新
今日は彼にカム(岩の割れにはめて取る支点)を使ってもらいリードを学んで貰いました。
1日しっかりやったので最後にはカムを取る場所やタイミングのリズムもかなり良くなりましたね♬
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栗城がFB更新
久しぶりにシュークリーム食べました
今日は昨日の大雨ため(3000m以上は大雪)コスミック周辺のでっかい岩はやめて、技術的な確認をしてました。
明日、晴れたら再び攻めていきます。
天気予報は微妙ですが。
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指先を痛めた為に今日は手袋をしてるが、相変わらず指先ビロビロ。
要らぬ指先切り揃えて処理しないと、使い難いだろうに・・少しは考えろ。

2週間の訓練と言い、フランス入りした栗城ですが、早10日
残り少ない日程だが、画像で見る様に腰に〝ガチャ〟をぶら下げ訓練してます・・
これまでの訓練を見て、少々疑問(方向がずれてる)が湧いてます。
エベレスト北壁を登る為に、フランスくんだり迄来たはず・・・
今回シャモニに来たのには、目的があります。
2012年秋季エベレストで9本の指を失ってから、技術的にどうしても超えにくい課題がありました。
技術的課題は岩か? 登れ無い青氷対策だろーうよ。
それを道具の改良も含めてさらに克服していきます。
道具の改良はどーした? 指無しでも使えるピッケル用意出来たか?
シャモニーならペツルやシモンの専門店が有るから、
シャフトを細いチタンパイプを使った物に改良する様に依頼せーよ。
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ぺツル・イルビス ハイブリッド  505g
ついでにこれも買ったら、今使ってるアルミアイゼンより丈夫だし軽いゾ 
2万くらいで買えるかも・・

過去7回エベレストでの敗退劇は、天候要因も有るが、
栗城の〝氷雪技術〟の無さが最大の要因。(基礎体力の無さは勿論だが・・)
折角アルプス迄往き、氷河・氷壁でのピッケル・アイゼンワーク、
アイスピトン・スクリュー等での、支点の確保法を学ばないのでは、
往った意味が無いのでは???

岩を登る訓練は、国内でも近場の〝丹沢や三つ峠〟でも出来るのだ・・・



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9月11日

江本ガイドがFBを更新

すっかり秋の空気感のシャモニーです。
お天気微妙な周期です・・・
雨に変わる前になんとか登れたけど😅
寒い❄️❄️
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クラックを登る 栗城、手袋してますね。

栗城がFBを更新

皆さんボンジュール。
訓練も最後になってきました。
今日はプレバン岩群のフリゾンロッシュ200m...を登りました。
クラック(岩の割れ目)をプレバン(クラックに手を入れて、足を手の反対向きに力を入れて引き寄せる登り方)をしながら登ります。
ただ、指が無い分、手のひらで登る感じなので気合いです。気合い。
訓練もあと2日間。最後はモンブランを登ってこようと考えていましたが、モンブランは大雪。
朝の一部しか晴れないのでこのまま帰国かな。やれるだけやって帰ります!

残り2日だそうですが、これで終わりかも・・・
結局今回の訓練は、岩登りだけで氷河での〝氷雪技術〟はしてません・・・
ミディ南壁をガイド付きであれ、登れた事は評価するが、
栗城に一番足らない「ブルーアイスが~~」の訓練がされてません。
栗城が言う技術的にどうしても超えにくい課題」とは、
〝岩〟だったのでしょうか??? 



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9月12日    更新無し、悪天候か? そろそろ帰国の準備?

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9月13日 

栗城がFBを更新しました。

「無事に訓練終えました」
シャモニでの訓練を無事に終えました。最後はモンブランを登って高所トレーニングをしたかったですが、悪天候の周期ため、中止して荷造りしてます。
今回の訓練には目的があります。
今まで高所登山(8000m峰)を専門としてやってきましたが、もっと幅の広い登山ができること、そして、9本の指を失ってからの「不便なこと」や「できないこと」の課題を一つ一つ超えることでした。
今回フランスまで往った目的が岩登り?  違和感を感じてます・・・
指が無くなってからの課題を超える???
指が有った時には、こんな事が出来てた様な言い方ですねぇ・・・
エベレストに北壁・又は南東稜から登るのには、
今回の様な訓練では、たいした意味が無いかと思う・・・
シャモニは、富士山山頂の同じ高さで様々な岩やルートを登ることができます。
ボルトの数も少ない。
学生の頃に一人でエルブルース(ロシア)を登りきて、そのままモンブラン縦走に来てました。コスミックの下にテントを張り、ミディ南壁を登る人達を見て、いつか登ってみたいなと思っていましたが、その小さな夢が一つ叶いました。
今回の訓練を江本さん(日本人唯一のフランス山岳ガイド)にサポートして頂きました。
登山、スキー、パラグライダーとその多様性の経験と知見、そして哲学と江本さんには本当に感謝です。
そして、来年はル・プチ・ドリュ(800mの壁)を登る目標もできました。
次もシャモニーに来ると言う・・・そして、ガイド付きで登る・・・
エベレストの話は無し・・・宗旨替えでしょうか????
この経験を活かしてこれからも頑張ります。
本当にありがとうございました!
道具の改善の話は、何処に往ったのでしょうか・・・・
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栗城が来年登ると言う〝ドリュー〟。この画像は西壁(標高差1000mの大岩壁)


栗城がフランスでの訓練の目的は・・・
今回シャモニに来たのには、目的があります。
2012年秋季エベレストで9本の指を失ってから、技術的にどうしても超えにくい課題がありました。
それを道具の改良も含めてさらに克服していきます。
達成出来たのでしょうか??? 帰国後の報告を見てコメします。


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