海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2019年03月

発見が遅れてしまった・・・
往年の名クライマーである、ワァルテル・ボナッティが・・・

K2 初登頂の真実



2019年3月31日(日) 23:59 まで
無料で映画が見れます。

「非情の山」として畏怖の念を持たれエベレストにも増して登頂が困難な、世界第二の高峰―。1954年、イタリアでは野心家のデジオ教授が密かに最強のアルピニスト・チームを集めていた。厳しいトレーニングで中には肉体的、精神的な限界にぶつかる者もいた。だが、皆前へ進みたい。登頂したいのだ。強靭な精神力と足腰を持つ青年ボナッティはその代表格だ。最終的には12人が選ばれる。男たちが地球を半周し命知らずの登攀を始めると、それぞれの個性がぶつかり合い、結束したチームに嫉妬と不信が見え隠れし始める……。果たしてK2初登頂は成功するのだろうか。

今日27日は、那須 雪崩遭難事故が発生してから丸2年・・・


栃木県主催(県教委)の追悼式が有ったそうです。
報道によると、参加者は関係者約170人とか・・・
今日の追悼式には、業務上過失致死傷の疑いで書類送検された教師3人は出席せず、
多くの遺族も「十分な説明がされていない」などとして、
去年に引き続き出席しなかったそうです。

一方遺族側は、県教委から参加の打診を受けたが、
「原因がしっかり究明されない中、事故の関係者と一緒に追悼する気持ちにはなれない」との声もあり、遺族会として初めて前日の26日に追悼式を催したそうです。
8人のうち5人の遺族をはじめ、8人とともに雪崩に巻き込まれた同校生徒とその家族、遺族側弁護団の弁護士ら計25人が参加したとか・・・
これにも、当然県教委関係者や当該教師3人の出席は無かったとの事。


何故に、分断された追悼式だったのでしょうか・・・
故人の思いは?????


今 思っても、責任者の猪瀬修一が、なぜ雪上訓練の現場に行かずに、
登山本部の温泉旅館に居たのか・・・不思議でしたが、答えが推測出来ました・・・
推測の域ですが、ネットの書き込みに
〔猪瀬は、当日選抜甲子園を見て居たのては?〕と有りました・・・

2017年春の甲子園選抜カード、3月27日分を調べて見ると・・・
当日の2回戦第一試合が、秀岳館(熊本) 対 地元の作新学院でした。
ズバリ、これを観てたのかも知れませんねぇ・・・


栃木県警は、当時の県高校体育連盟登山専門部の専門委員長ら、
引率教諭3人を業務上過失致死傷容疑で書類送検したそうですから、
検察が不起訴にしない限りは、裁判が始まります。

法廷で、猪瀬修一が、雪上訓練現場に往かず温泉旅館に居た理由を問われて、
何と答えるか!!!!!! 事故発生時の記者会見で言ってた、残務整理で通るのか・・・



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雪崩遭難事故を検証する為に、県教委が設置した〔検証委員会〕の、
最終報告書(公開)の中に、今回送検された3人の登山経歴が添付されてます。
元データが薄く、見難いですが・・・


栃木県高体連・登山専門部委員長 猪瀬修一
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殆んど雪山経験が有りませんね・・・


登山専門部副委員長 菅又久雄
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登山専門部・計画立案者 渡辺浩典
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彼等の登山経歴を見て、指導者としてどうなのか?は、各自ご判断下さい。


新聞を見て、驚いてる・・・
秋田県内での出店地が、〝明るい農村の国道沿い道の駅〟だとか?
地域農産品物販と飲食だけの、田園地帯の小規模な道の駅↓です
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しかも・・・町が誘致し、1億円の資金を補助するらしい・・・

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アウトドア用品等の嗜好性の高い商品は、広域商圏でないと成立が難しい・・・
都市部の商業集積地や、郊外の大型モールへの出店が一般的なのだが・・・
商圏人口を50万~100万人程度に設定するのが普通です。

その証拠にモンベルは、FC(フランチャイズ)を除き、直営店舗が全国で130店。
大都市部は別として、近県では青森市と弘前市・岩手県の盛岡市により直営店なし、
山形県内に小規模なFCが1店と直営店のみです。
登山用品のICI等と比べれば、衣料としてのmont・bell印を好む方も居て、
山用具以外でも商機は有ると思うのだが・・・

岩手や山形からの購買客の流入は見込めない(標準型既存店有り)し、
秋田市から高速で1時間掛けて、買いに行く客が居るのか?
店舗面積も標準店の半分程度・・・当然商品選択の余地も限られる・・・
モンベル製品は定価販売で、ネット購入も送料無料なのでサイズさえ知ってたら、
宅配を選らんだ方が良さそうだが・・・

秋田市に出店せずに、町村合併で町に為る以前は、仙南村と言われた過疎地へ・・・
往年の名クライマー辰野さん、1億円に惹かれたのか???

この美郷町は、〝龍角散〟で有名な(株)龍角散の創業者が誕生した地。
江戸時代に藩主の主治医として、この地で生薬を育て献上したとの逸話がある。
今でも、(株)龍角散が生薬にする薬草栽培や、
将来の生薬の実験をしてる地でも有るのだが・・・それも関係してるのか・・・

令和2年8月1日 追記
上記 毎日新聞記事(平成31年3月20日付け)に、今年7月に着工予定と書かれてました・・・
予定通り着工し、開店したものと思ってましたが・・・
積雪対策等の見直しで着工が遅れ・・・8月28日に開店するそうです。
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8月26日 魁新報記事より
秋田県美郷町に直営店をオープンするアウトドア用品大手モンベル(大阪市)と県は26日、県民のアウトドア活動の推進を目的とした包括連携協定を結んだ。今後、キャンプや登山といった自然を体験するイベントを企画し、健康増進や生きがいづくりなどに取り組んでいく。
協定は▽地域の魅力発信やエコツーリズムによる地域経済の活性化▽自然体験による健康増進▽農林水産業の活性化―などでの連携を盛り込んでいる。モンベルは協定に基づき、美郷町の直営店に県の真木真昼県立自然公園ガイドブックを置くほか、通信販売で県産品を取り扱うことも計画している。

3月20日

久し振りの〝一日晴れマーク〟予報です。
就寝前に、「明日は八甲田へ行く」と宣言。

朝5時発表の気象予報をチェック、3社中の2社が青森県内終日晴れ予報です。
6時半に出発したが・・・途中で携帯を忘れて、家に戻り30分のロス・・・

峠越えして青森に入ると、快晴ではないが春霞が掛かってます。
山道は凍結もなく、8時半にロープ駅に到着。平日なので駐車場も空いてる・・・

急いで準備し、9時の始発に乗り込み、10分で山頂駅へ・・・

                            赤倉岳↓ 井戸岳↓      ↓八甲田大岳    
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タモヤチ湿原に滑り込み、赤倉岳の基部でシール装着・・・
画像は3枚をパノラマ処理したが、
手前のツァールート標識の竹竿の下半分が消えてる???

今日は、3峰の稜線を辿り、酸ヶ湯温泉に滑り込み、定期バスで戻る予定です。


赤倉岳の基部、樹氷はまだ生きてる様に見えるが・・・ 
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北斜面なので・・・それらしい形を保ってるが・・・        
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日差しの当る南側は融けてます・・・               
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樹氷帯が過ぎ・・・ハイ松に着いた海老のシッポやシュカブラ帯をジグ切って登る。
山頂へ続く夏道跡が見えます・・・
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板で踏まれ・・・バリバリと崩れます・・・まもなく赤倉岳
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赤倉岳 少し風が強く・・・休まず先に進む            
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行く手の2峰
                                   井戸岳の双耳峰↓       ↓八甲田大岳
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赤倉岳と井戸岳の鞍部を目指して・・・鞍部に高田大岳の頭が見えます。
                       高田大岳↓                八甲田大岳↓   
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鞍部に到着・・・
                              雛岳↓           高田大岳↓      
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振り返って・・・赤倉岳
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井戸岳双耳峰の、北峰に着きました・・・ここで板を外して1本点てる・・・
井戸岳噴火口の縁に廻された柵も、海老のシッポで極太に。
                                 八甲田大岳↓           井戸岳南峰↓    
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井戸岳の稜線はガタガタなので、東側のハイ松帯を巻く・・・
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                         雛岳↓    高田大岳↓           小岳↓     
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高田大岳をズーム 
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南八甲田連峰が霞んでます・・・
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井戸岳と八甲田大岳の鞍部にある、大岳避難小屋。
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避難小屋から、八甲田大岳の北斜面を大きくジグ切って登り始めるが・・・
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シールに雪団子が・・・井戸岳の巻きで、腐れ雪が有り・・・
水分を吸ったのが、原因だ・・・団子を引き摺っての登りは疲れる・・・
板を外して、シールにワックスを塗る。
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ワックスを塗り終えて、振り返る・・・
井戸岳との鞍部に有る、大岳避難小屋。              
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八甲田大岳・1585mに到着、山頂標識がクタビレテ、雪が融けたら倒れそう・・
ここで風裏を探して昼飯を喰う。
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頂からの景色・・・手前に八甲田大岳の噴火口。奥に南八甲田の山々・・・
                 雛岳↓      高田大岳↓     小岳↓            
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南八甲田連峰の雄、櫛ヶ峯・1517m。
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飯後、八甲田大岳山頂でシールを外して、ガタガタの斜面の良さそうな処を選び、
酸ヶ湯温泉に降りる事に・・・
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行く手の左側に、南八甲田連峰の横岳が・・・
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眼下に毛無帯の大湿原が・・・これを越えれば酸ヶ湯温泉です。   
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左に櫛ヶ峯を眺めながら・・・
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八甲田大岳が遠くなります・・・
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毛無岱は日差しに照らされて、腐れ雪でドフドフ状態・・・
ここに来て幅広板を履いて来れば良かった・・・と後悔・・・

何とか酸ヶ湯温泉が真下に見える、湯坂に到着です・・・
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大岳が遠くになりました・・・
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酸ヶ湯に降りると・・・帰りの定期バスが30分前に出たと・・・
板背負って歩けば、バスが来る前にロープ駅に着くのだが・・・
この歳に為ると、昔の元気は無しだ・・・
日差しも気持ち良いし、熊の皮に座り 残ったテルモス珈琲と非常食を喰って、
1時間半待って390円で車回収。

今季初の主稜線縦走が出来て、満足・満足の一日でした~~


3月15日

3月5日に県の自然保護課から、この春全国で9県目として、
県内の[山岳グレーディング]が公表されました。

山岳事故の多発する長野県が、全国に先駆けて県内の山の難易度を、
[山岳グレーディング]として発表したのが始まりです。
末尾に資料として、先行した8県の[山岳グレーディング]を添付します。

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上記表の詳細は↓で

高山帯を多数有する富山県に先んじて、何故に秋田が・・・と言う疑問は残るが、
国の補助金対象事業なのでしょうね・・・英語バージョンも作製中とか・・・
こんな税金の使い方をするよりは、
現状の登山道・道標・避難小屋・トイレ等の整備が、先だと思うのだが・・・
お上に管理された数値で〝山〟を登るのでは無く、地形図から情報を読んで、
登る山(登れる山)を決めたいものですね~ 自己完結の世界ですから・・・


資料
長野県:「信州 山のグレーディング」

山梨県:「山梨 山のグレーディング」

静岡県:「静岡県 山のグレーディング」

新潟県:「新潟 山のグレーディング」

岐阜県:「岐阜県 山のグレーディング」

群馬県:「群馬県 山のグレーディング」

栃木県:「栃木県 山のグレーディング」

山形県:「やまがた百名山のグレーディング」

石鎚山系:「石鎚山系 公式WEBサイト」

3月11日
県内の推定熊生息数が発表になった・・・
県内の森林面積は約7割で、約8,206K㎡もある。
そこに約3,700頭が生息してると言う・・・話し半分でも凄い数だ・・・

約2.2K㎡の範囲に、1頭が居る事になる。

昔にマタギから聞いた話では、周囲50kmが熊の縄張りだと、
そこを数日掛けて回り餌を探すと言う・・・明らかに過密だ・・・
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県内人口は、135万人をピークに、年間に1万人減で推移して、
現在は98万人まで減少・・・熊は逆に増えてるのだ・・・

熊も2K㎡の狭い範囲で、餌を探すのは大変だろう・・・
縄張り争いに負けた若い熊は、里に降りて来て農作物を荒らし、味を占め再び来る。
そして・・・待ち構えてた猟友会に駆除される。
昔の〝マタギ〟(猟師)は、山で何日も熊を追い猟をしたが、
今の猟師は、被害に有った畑や果樹園を見張ってれば、獲物に有り付けるのだ・・・

山里の林の管理が放置されてるから、熊が出ると言うが、
管理する担い手(若者・壮年)が、そこに住めない・居ないのが現状だろう・・・

年は秋田には居ないと言われてた、〝猪〟や〝鹿〟の目撃情報も多い、
温暖化で降雪量が減り、餌を探し易く為ったので、
岩手・山形から山越えして、生息範囲を拡げているらしい・・・

近い将来 〝米どころ秋田〟が〝野生動物王国〟に変わるかも・・・

3月9・10日

3月10日に駒ヶ岳で、県岳連(秋田県山岳連盟)の、
冬山講習会が開催されると知らせが・・・

内容は、ピッケルの使い方・アイゼンの歩き方、滑落停止術。
    確保技術 隔時登攀時の  スタンディングアックスビレー
         連続登攀時の コンテビレー、タイトロープビレー

50年前に習った技術と、現世流の技術の差を知りたく、申し込みするか迷ったが・・
春先の駒ヶ岳は、午前中西面(秋田側)に雲が掛り・午後に晴れる傾向が有る・・・
天気が悪い中での訓練は、面白くない・・・申し込まずに、覗き見をする事に。
タイトロープビレーの操作法だけに興味が有るのだ、本チャンでどう決めるのか?


3月9日
前日の土曜日に男岳西尾根を登り、天泊して参加すると言う山仲間が居た・・・
朝からスキー場のライブカメラをチェックするが、第3リフト上は雲の中・・・
夕方着く様に家を出て100キロ先を目指す。

途中のドラッグ店でUV+25のリップを買う、(毎年買うが車に放置で溶けて駄目に)
何故か雪焼けをすると唇が遣られるのだ・・・皮膚の抵抗力が落ちた・・・


小峠を越えると・・・秋田駒ヶ岳の雄姿がドーンと、やはり午後から晴れるのだ・・
                  田沢湖スキー場↓  男女(おなめ)岳↓     ↓男(お)岳    ↓女(め)岳
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夕方に天泊予定地に着くと・・・眩しい駒ヶ岳が~
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                                       男女岳↓         男岳↓     男岳西尾根↓ ↓水沢尾根
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水沢温泉に入ってたと言う仲間と合流、近くで評判のジンギスカン屋で一杯、
喰った感想は・・?だ 山で腹が空いてれば美味いかも・・・ビール4本。

戻り、天幕一張り後 車中呑み、17.5度の日本酒・ワインを空け・・・
明日の講師は、県岳連の指導員・明大山岳部OBで故植村氏の後輩とのこと。
明大OBなら其れなりのテクだろう・・・気合が懸かる方らしい・・・


翌3月10日

6時頃に起床・・・スキー場の上半分は雲の中・・・雲の流れも速い。
二日酔いだ・・・湯を沸かし珈琲を、朝飯を喰う元気も無いが、カップ麺を・・・

7時に為ると、講習参加者が続々と・・・知り合いもチラホラと。
8時前に15.6人で出発・・・離れてスタート・・・
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閉鎖されたスキー場跡地を登る・・・時折木立を風が唸る・・・
ガスで景色が見えない中、山岳道路に沿って登る。
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この冬は、キャット故障でスキー客の運搬はしてないが・・・
こんなのが道端に・・・今日の営業は無い様子。1時間も歩いた処に放置?
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約2時間歩いて・・・周囲はガスガスで、戦意喪失気味の時に、携帯が鳴る・・・
「孫軍団来襲」のメールだ! 
迷わずシールを外し・・・滑走、この天気では面白味が無い・・・

バタバタ車に山道具を積み、100キロを急ぎ帰宅し、今年初の対面・・・
ジャングルジムで遊び・木の枝でチャンバラごっこ。
子供は手加減を知らず、真剣に枝を振り回す・・危ない・危ない。
小枝で大地に名前や御絵描き、名前が書けると得意気なのだ、
寒くなるまで外遊びをして・・・
冷えた身体を風呂で潜ったりで一暴れ! 鮭の混ぜ御飯を美味いとお替り。 
爺は、山より満足な半日でした~~




聞けば、講習は滑落停止とスタンディングアックスビレーだけで、
時間切れ終了だったと・・・あの人数と天候で・・・何と無く納得。


タイトロープビレーを、見たかったのだが・・


昨夕のローカルニュース番組で紹介してたので、早速診断して見ました。

各種詐欺に対して、あなたの抵抗力を診断

秋田県立大学のワタナベ教授が開発したらしい


85問にチェックを入れるのですが、
オレオレ詐欺  還付金詐欺  架空請求詐欺  融資保証詐欺 の4種に
引っ掛かるか?どうかを診断出来ます。


これがそのアプリです https://app.defrec.jp/#/

やって見たが、全ての詐欺に大丈夫でした・・・


「自分は大丈夫だ」と、思ってるあなたも、
是非試して見て下さい。



3月5日(火)

今日も、ド晴れの予報でした。

3月3日に八幡平山頂へ登った時に、八幡平・樹氷・山スキーで
隣りの〝焼山山塊〟が綺麗に見え、其の内に・・・と、思ってましたが・・・
今日、朝飯後に急遽向かいました。


3月3日に撮った、焼山山塊の画像です。国見台は手前の山。
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焼山山塊の登り口は、後生掛温泉裏からが一般的ですが(夏道)・・・
温泉200m手前の、秋八スキー場への道路分岐から取り付きます。


冬季閉鎖の八幡平山岳道路・アスピーテラインの除雪が、今日から始まってました。
ロータリー除雪車2台で、唸りを上げて雪を飛ばしてます・・・
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後生掛温泉から流れ出る排水の小沢ですが、スノーブリッジを探して・・・
対岸に渡ります。トレールが有り難なく渡れました・・・
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このスキー跡主の話しは、後に出て来ます・・・


2・300mは沢筋を登り、左手の尾根に除々に登ります。
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行く手のブナの巨木には、爆弾が載ってます・・・真下を通らない様に注意して。
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広い尾根上を真っ直ぐに登りる・・・雪は絞まって春です。
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林間に目指す国見台が見えます・・・
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登るに従がい、国見台山頂が・・・
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林間にスノーシューの一団が、数日前に歩いた跡が・・・判りますか?
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カモシカも昨日歩いた様です・・・蹄を見ると下に向かってます。
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急斜面は、ジグ切って登ります・・・
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国見台の山頂が・・・
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            ↓八幡平スキー場の上部が見えます。  

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尾根上には、登った跡と滑った跡に遭遇。
3月3日に八幡平に登る時に、隣りに停まってた特長あるワゴン車に見覚えが有り、
声を掛けました。八甲田で見た髭面の精悍な単独男です。(調べたら2月18日の事)
「前に酸ヶ湯の駐車場に停めてたよねぇー」
「一昨日ここ来て、昨日は八幡平に登り、今日は焼山に往く」と・・・
ゲッ!2週間もスキー三昧の様です・・・
焼山は初めてらしく、取り付き口を教える。
スノーブリッジ手前の画像の、スキー跡は彼の物です。
ブリッジを越えて直ぐに、忠実に左の尾根に登ってました・・・ここで合流。
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振り向くと、八幡平山頂と小モッコ岳が・・・
                                ↓八幡平                            ↓小モッコ岳 
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間も無く、国見台山頂です。                   
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春霞に・・・秋田駒ヶ岳。
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                            小モッコ岳↓                       ↓岩手山の頭が・・・
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国見台山頂に到着、西には毛氈峠を挟んで〝栂森〟山頂が・・・   
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東には、八幡平から秋田駒ヶ岳に続く、奥羽山脈が・・・      
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秋田駒ヶ岳が・・・霞んでます・・・
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真下に後生掛温泉の〝ドロ火山〟が見えます・・・熱いので雪が無いですね。
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今日の装備
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国見台山頂で、豪華な昼飯?? ミニパン2個を喰い、プシューを1本。
ミニパン3個は帰路の遭難用に喰わず、足を折ったりした時に一晩過ごせる様に。
勿論ツェルト・スノーソー・非常食・替手・靴下は、日帰りでも常に持参ですが・・
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食後シールを外し・・・滑走・・・雪は絞まってて、いい具合。


無風快晴れで、余りにも気持ち良く、途中で一休み・・・
板に載った雪が日差しで、直ぐに融けました・・・
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休んだ処に〝岳樺〟の古木が有り、剥げ掛けた皮が沢山ぶら下がってた・・・

山嶽部時代泣かされた〝サバイバル訓練の焚き火〟を思い出した・・・
岳樺の皮は、油分が多く、濡れてても直ぐに火が着き、
火力が有り黒煙を上げて燃えます。それを火種に、雪の上でも焚き火が可能です。
大規模な焚き火をすると・・・熱で火床が下がり、輻射熱で擂鉢状に雪が融ける・・・
風が防げ、一晩位は楽に過ごせます。スノーソーを持つなら、木が切れる品質(刃先)の物を
今では自然保護ナンチャラで、こんな事は教えないだろうが、凍死するよりはマシ。
冬の樹林帯での身を守る術として、知ってて損はないだろう・・・

数年前に、八甲田で山スキーの同輩爺に会った、ザックにはワカンが結ばれてた。
板・金具が破損した時に備え、昔はそうする様に教えられたものだ・・・
冬の八幡平で会った同輩爺のサイドポケットには、折り畳みの鋸が~聴かずもがなである。
携帯やGPSを持つ前に、遣らないといけない事が有る気がするが・・・





帰路 田代岳が綺麗に見えました・・・
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次の晴れは、どこの山へ往きましょうか・・・講習会の予定も有るのだが・・・

1月18日に日本人が、南極点到達と書きました。
これです。↓
途中支援を受けては、登山界や冒険界では、残念ながら〝単独〟とは言いません。


しかし同じ年の夏期に、世界初の単独横断と言う偉業を成し遂げた、
〝冒険家〟が居ました。

世界一過酷な環境の中、54日間で1500キロを踏破
2018.12.28 ナショナル ジオグラフィック日本版
 

米国のコリン・オブレイディ氏(33歳)が世界で初めて、単独、無支援での南極大陸横断を成し遂げた。11月3日の出発以降、GPS信号を追跡してきたオブレイディ氏のウェブサイトによれば、すでに太平洋側のロス棚氷に到着しているようだ。
オブレイディ氏は自身の筋力だけを頼りに、地球上で最も寒くて風が強い、
最果ての大陸を、重さ136キロ以上のそりをスキーで引き、54日かけて横断断。
大西洋側から太平洋側まで、南極点経由で約1500キロを踏破した。
最後の2日間はラストスパートをかけ、それまでの1日平均の5倍近いペースで約130キロ進み、東部標準時12月26日午後1時少し前(日本時間12月27日午前3時前)、南極横断山脈からロス棚氷に到達し、南極横断の歴史にその名を刻んだ。
(中略) 
ゴールまで130キロ、30時間のラストスパート
パルクと呼ばれるそりを引くオブレイディ氏。100キロ以上の物資を積み、54日間で約1500キロを踏破した。
(以下略)


凄過ぎますねぇ~ 
この歳に為っても、こんな記事を目にすると〝ワクワク〟します。

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