海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2019年06月

6月30日(日)
昨日まで、台風3号の影響で雨が降り、菜園も精気を取り戻し、嬉しい雨だったが・・・

今日は4回目のヨット講習会だが、朝一指導員から電話が入る。
「川が雨で増水してるのはいいが、流木やゴミが多く、危険なので中止する」と。
講習場所は、川が海に入る手前の大きなワンドだ。またも中止でガックリだ・・・・

遣る事も無いし涼しいので、庭の草取り・菜園の百姓業をしよう~
今朝は、孔雀サボテンが4輪開花。
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みごとな大輪

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梅雨の時季に似合う
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6月27日
令和初の熱帯低気圧(台風3号に化けるかも)が、太平洋沿岸を進んでます。
気象庁の雨雲レーダーを見ると、午後からは雨に為る模様です。
菜園の〝オクラ苗〟を移植するいい機会だ・・・(移植後の水遣りの手間が省ける・・・)

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朝飯後に外に出ると・・・〝孔雀サボテン〟の一番花が咲いてる!
蕾が膨らんでたので、近いと思ってたが・・・今朝から咲くとは・・・全鉢玄関前に集合させた。
これを観るのは、郵便と新聞配達員ぐらいだが・・・径が15cmほど、蕾も沢山付いてる。
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菜園では、5月のGW明けに植えたメークインが開花、8月茎が枯れる頃に収穫。

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5月中旬過ぎに植えた、ミニトマト3本も3段ほど房を付けてるが・・・

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大玉〝桃太郎〟2本も順調に育ってる・・・実が着色する頃には、
雨避け対策をしないと実割れの原因になる・・・

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昨年、種を採ってた向日葵。孫が誕生日のプレゼントに〝ハムスター〟が欲しいと言ったそう・・・
飼育ゲージ付きで一匹手に入れたとか・・・動画を送って来たが、
触られ過ぎてハム公は、迷惑そう~ 名前がピーナッツだと? 何処からの由来か・・・
爺は、有るだけの種を蒔いたら、100本以上が発芽した。
この雨の内に、間隔を離して植え替えしなくては・・・
秋に種を採って、ピーナッツにプレゼントしようと。

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胡瓜を2本植えた、2人で喰うには充分過ぎるほどの量が採れる。
1本でいいのだが、枯れ死んだ時の為に2本・・・
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今日のメイン作業・・・メークインの隣りに〝オクラ〟を移植。35本位だ・・・
昨年、葉の陰で鞘が大きく為り過ぎて、食用に向かないの、を秋まで生らせて採種したもの。
オクラは、暖かく為らないと発芽しないので、ミニハウスで発芽させたのを移植。

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ピーマン2本、既に2個収穫済み。

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トマト挿し芽。黒ポットが桃太郎の脇芽、赤ポットがミニトマトの脇芽だ・・・
桃太郎は、葉の元から出る脇芽を欠いて、一房に3~4個の実を付けさせる(小玉は欠く)、
房は3~4段で先を芯止めして、それ以上は実を付けさせない様にすると、大玉に育つのだ・・・
欠いた脇芽を挿すと・・・1週間~10日で発根する。(コツは有るが馴れると簡単)
これを定植すると・・・親苗の収穫が終わる頃から、桃太郎・ミニトマトがまた喰えるのだ・・・
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百姓の真似事は・・・無農薬・有機栽培をすると・・・意外と面白い、師匠はinternetである。
百姓業は、5月GW明けの遅霜の心配が無くなってから・・・

予報通りに雨が降り始めた~ 明日は土も充分に湿るだろうし、向日葵の植え替えをしよう~~

6月24日
安田氏が、昨日(23日)に東京警察病院を退院した様子で、ホッとしました~
黒字は、安田氏のブログより。


昨日退院した。
入院中、病院の病室から見えていて、ずっと気になっていた近くに公園に行ってみた。
心地よい初夏の風..バーベキューしている幸せしそうな家族...仲良くベンチに腰掛けるカップル...
楽しそうに話しながら歩く若者達...
そんな光景を眺めていると不思議と生きる幸せみたいなものをとても感じた。
そして、死の匂い漂う、凍てつくような極寒の6000m地点のたった一人のノーギアビバークから、
無事に生きて戻れたという実感が突然わきその安堵感からか、
自然と涙が止めどなく溢れ出てきてなかなか止まらなかった。
髭も生え放題で杖もつきビッコをひいていたので、
公園にいた子供達が何か不思議ものをみるように僕をみていた。
デナリに助けてもらった命...今度は、もっと大切に使いたいと思う。

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帰国当初の画像を見て、足は3度の凍傷か?と思ってたが、
体液が抜けた状態を見ると、2度の凍傷だった様で皮が剥げれば完治です。

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10日間の入院治療で済んだとは・・・流石に専門医です。
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これで僕のデナリスキー遠征は終了です。
ご支援応援、ご心配してくださった方々、本当にありがとうございました。
こんなに多くの方々から応援して頂き、僕は、本当に幸せものです。
この幸せを噛みしめ、明日からは、来年も遠征に向けて準備していきたいと思います。
三浦さんの無念を晴らしたい気持ち、
ヒマラヤでボード滑降したいっていう気持ちでゆれ動いてます😁頑張りますよー。

一時は、最悪足指2本の切断かと思ったが・・・早くも来年の目標が決った様です。(>_<)
〝拾った命・貰った命〟大事にして欲しいと・・・

6月23日(日)
土曜日は一日雨が降ってたが、日曜日の朝は薄曇。
〝ボーラインノット〟
(舫い結び)や、シートノット〟(八の字結び)の復習もしてた。
そろそろ8時だ・・・家を出ようとした時に、電話が鳴った・・・
指導員からだ「風は良いのだが、雷予報が出てるので、中止にする」と。

〝ガーーン〟である・・・・早速、気象庁のHPを見ると・・・

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成る程ちっちゃな〝雷〟域が、有りました・・・60キロ先の天気は判らない・・・
雷雲が移動してしまえば・・・と、思ったものの市の体育協会主催だし、安全第一主義なのか・・・

マストポール・ブームがアルミ製なので、落雷確立が高いのか?
付近には、巨大風力発電のプロペラも数基有り、落ちるとしたらそれにだろう思ったが、
中止とは残念・・・先週は〝風雨〟で中止、いつになったら操船出来るのやら・・・






6月21日
6月5日、アラスカ最高峰・マッキンリー(デナリ)6190mに登頂後、
スキー滑降中に6000m付近で、ビバークの為に受傷(凍傷)した安田氏。

6月12日に帰国し、6月14日から凍傷の専門医から治療を受けてます。

今日(21日)に、ブログの更新をしました。
(以下黒字)

100%確定ではないのですが、何とか切断は免れれそうです。
切断せずに済みそうな事に、一安心です。

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凍傷の治療は、壊死した箇所がミイラ化して、剥がせるまでは感染症予防が中心。
形成手術は、その後の治療です。

沢山のご心配コメント並びに奨励コメント本当にありがとーございました。
嬉しく感謝しています。私の頭は、もう来期の挑戦で一杯です。
(おそらく6000m級峰ソロスノーボード滑降をやろうかと、
来期はスノーボードで6000m級の山頂から滑降したいなって....)
退院したら来期に向けて動き出そうと思っています。引き続き応援頂けると嬉しいです。

今年のマッキンリー登頂・滑降の為に、昨年・一昨年にイラン最高峰ダマバンド(5671m)へ登頂。
一昨年はスノーボード・昨年はスキーで滑降する訓練をしてました・・・
凍傷が治れば、来年また6000m級を遣ると言う・・
気丈過ぎる・・・

安田氏に関する直近の記事です。



6月15日

明日16日(日)は、ヨット講習会の2日目の予定だったが、
低気圧接近で中止の連絡が入った。
予想はしてたものの、ガックリだ・・・

この波浪予報図を見ても、無理な事が判る・・・

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1回目の講習の後、WORKMANでヨット用に色々買って、準備してたのに・・・
長ズボンにスニーカーで行ったが、ヨットを浮かべるのに膝まで水に浸からないと駄目だ・・・
ズボンは裾を上げれば何とか為るが、靴がビショ濡れに・・・

WORKMANで・・・
水陸両用と書かれた、ポリエステルの膝までの短パンを発見、しかも速乾だと。
次に靴だ・・・底が生ゴムで滑らないと書かれてるし、メッシュ地なので水切れもOKだ。
指導員は皆短パンを穿いてたが、聞くとタッキング操作の時に膝を付いてやるので、
FRPの船底に擦れて痛いと聞かされた・・・
低反発ウレタン(緩衝材機能)の、膝当てが売ってましたよ~、これなら膝が痛くないのだ。

WORKMANの店舗には、初めて入ったがHC(ホームセンター)よりも、面白い物が有り。
3点で、2000円と言う価格にも満足。

磯釣り用のライフジャケット・ブームから頭を守るクライミング用のメットも有る。
次の日曜日は、雨が降らず・風もソコソコで有りますように~

安田氏が帰国し、ブログの更新をしました。全文を転記します。

ただいま~👍アラスカから帰国しました~。
2019/6/12(水) 午後 7:20
みんな~たった今アラスカから日本に帰国した。
(エクストラチャージ払って便を変更しての帰国。)
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北極圏6000mのビバークの体への影響は甚大で、
足の指は、カマキリの卵のように腫れ上がり、手の指は土星の環のようになっている。
(明日凍傷の専門医に行って切断or非切断の相談に行ってくる。)

素人見解だが、足は3度?で壊死・・・
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手は2度だろう・・・(酷いしもやけは1度)
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もちろん痛み止めを飲んでいるのだけど、歩くのも痛いので辛く体はしんどいが、
なぜだか心は晴れやかで誇らしい。
例え指を切断することになったとしても、一切の後悔はなく、
デナリへの感謝や畏敬の念は変わらない。
嘘偽りなく本当に、指を切断してもデナリをやって良かった。
やらずに後悔するより百倍いや千倍まし。無事に志を遂げる事が出来き、もう何も言うことはない。
赤穂浪士の47志士の最後の気持ちが、今ならよくわかる。

貧乏以外何の取り柄のない、何でもないイチおっさんが、
皆様の支えでデナリ山頂から単身スキー滑降した。
その事実が皆様を勇気づけ、元気づけ今度は、皆様の背中を押すことができれば、
どんなに嬉しいことか....犠牲を払い遂行した僕自身がどんなに救われることか....

アメリカの詩人がこういったそうだ。
 「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、
こう言う様相を青春と言うのだ。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる」
【サミュエル・ウルマンの「青春の詩」】

僕は、今年46歳だ。白髪が増え、風貌はすっかりおっさんになり、体力の衰えを感じはじめている。
ただ情熱は年々衰えるどころか、20代のように燃え上がるばかりだ。
今も青春真っ只中、僕の青春はこれからもまだまだずっと続く。
明日からは次の目標に向かって頑張るぞ⤴お~⤵😁

皆様からのコメント、凄く嬉しかったです。リコメしよう思ったのですが、
時間がなくそのままにしてしまいすみませんでした。
家に帰りじっくり読ませて頂き、リコメさせて頂きます。
応援コメント本当にありがとうございました。


成功の代償として・・・大き過ぎる・・・
凍傷治療には時間が掛かる、体液が抜けて、壊死した部分が判明してからだ・・・
それまでは、感染症予防が優先される。先ずはユックリ休んで・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

登頂の報をブログに記したが・・・→ 
凍傷の程度が気に為ってた・・・本人からの詳細はまだ無いが、何故???の疑問が・・・

手に付いては。

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登頂時は、赤のオーバー手袋装着。

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オーバー手袋の下には、ウール手袋をしてるはず・・・
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最高級のダウンミトンも、持参してたはず・・・
アタック時に予備として、ザックに入れて無かったのか???


足に付いては、
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この兼用靴に
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保温材入りのオーバーシューズを履いて登ったはず・・・

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ダウン・テントシューズ

帰路ビバークを予想したら、ダウンのテントシューズを持参したのだろうが・・・
滑走体勢に入ってからのビバークなので、
もしかしたらオーバーシューズを履いてなかったのかも・・・
足が絞められてる兼用靴のシェルを脱ぎ、インナーにテントシューズを履き、
オーバーシューズを重ね履きしたら防げたかもだ・・・
ツエルトを被らなかったのか・・・悔いが残る・・・

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6月15日 追記
田中幹也氏(登山家・冒険家)から、
凍傷の専門医を紹介して貰い、昨日(14日)入院したそうです。




6月11日

夕方6時過ぎに、取れた手の根曲がり筍を貰った・・・
妻のダンス仲間の旦那が、田代岳9合目の高層湿原の下で採って来たと言う。
この旦那は山菜採りが趣味で、春先には当地で言う〝シドケ〟・ボンナ〟・〝アイコ〟等を、
旬の時季毎に貰って喰ってます。

山菜は、時間が命なので、採ったその日に湯通ししないと駄目。
店で売ってるいつ採ったか判らないのは、硬いし独特の風味も劣ります・・・

田代岳は、積雪期に何回も山スキーで登る山ですが、山菜取り等には興味が無いので・・・
有ったとしても、熊の宝庫ですから敬遠です。

旦那曰く、熊の糞がアチコチに有ったと・・・根曲がり筍は、今の時季の熊の主食です。
秋田県では毎年、山菜採りで熊に遣られる事故が多発してます・・・

先日の地方紙に、田代岳の筍が旬を迎えたとの記事、麓の直売所で500gで1700円だと。
貰った竹の子は、親指の太さ以上有り、1.8㎏でした・・・
水分が抜けて硬く為る前に、皮を剥き湯通しです。


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皮を剥くと1kgより有りませんでしたが、沸騰した湯で5分程茹で、火を止め冷める迄放置です。

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ここまで下処理して置くと、煮物や味噌汁に使えます。
大量に採る人は、缶詰屋に持ち込んで缶詰にしたり、瓶詰めにして自家用保存食に・・・

一番美味い喰い方は、採って直ぐに皮ごと焦げるまで焼くと、中身が蒸し焼きに為り、
熱々を醤油マヨネーズで喰うと・・・絶品です。この喰い方は採れ立てでないと駄目。

偶々妻が今朝の便で、江戸へ旅立ったので・・・仕方が無く下処理をしました・・・
貰った件で電話するも出ず・・・メールの返事も3時間も経ってから・・・何してるのか?

3日間の一人暮らし、明日の朝は筍100%の味噌汁です。

この6月からヨットを習う事に・・・70を過ぎての手習いです。

50年も昔の話し、体育会山嶽部に属してた頃に、隣りの部室が体育会ヨット部でした。
何故か部室が隣りどうしで、〝山と海〟3.4年の上級生達は交流が有りました。
1年の時に1年間大学の寮生活をしたが、ヨット部に入部した者が居て、
ヨットの魅力を聞かされてました。

3年の夏山合宿の前に、山から降りたら合宿所に遊びに来いと誘われ、葉山の合宿所に。
葉山の外れの海辺に有る、農家の2階建の大きな納屋が、合宿所でした。
1階は艇庫に使い、梯子で上がった板張りの2階が寝泊りと自炊スペース。
部員は、金曜日の授業が終わり次第合宿所に集合し、土日練習すると言う・・・
道路を渡った目の前が砂浜で、海が荒れて練習出来ない日は、
大家の畑の草取りや収穫の手伝いをして、家賃を安くして貰ってるとか・・・
ヨットは金持ちの道楽と思ってたが、まるで違った環境でした・・・

2日間二人乗りや一人乗りで遊び〝沈〟もしたが、風が有れば走れると言う不思議な体験。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長く為ったが、習う事にした経緯は・・・

能代市の体育協会の中に、マリースポーツ教室が有り、6月~9月末まで教えてくれると。
早速 電話して見た・・・
市民で無くてもOK・年齢制限無し・受講料無し(保険料1日100円)です。
日曜日毎の、全回分を申し込みました・・・

6月9日 講習初日です。
10時からでしたが8時半に家を出て、9時半前に米代川河口に有る艇庫着。
B&G財団(競艇の収益で運営)の支援で、ヨット・カヌー・セールボードがギッシリ入ってます。

受講者1人なのに指導員が4人も・・・
晴れてたが風が強過ぎて、初心者に無理との事で、
艇庫前の広場でヨットの帆等の組み立て方(艤装)を習う。

ヨットはオプティミスト(OP)級と言う1人乗りの入門艇。   これです↓

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一通り遣って見せて貰い、バラシテさぁ~1人でどうぞ・・・
見てた手順を思い出して1回でクリァ。

次にロープワーク。帆の下のブームに着いてる滑車と艇の床に有る滑車2個を結ぶ、
〝ボーラインノット〝〟と〝シートノット〟と言う結び方。
横文字なので??だったが、〝モヤイ結び〟と〝八の字結び〟だ・・・
ロープをブームと床の間にある滑車に〝の〟の字に為る様に通し、
端は手を離しても抜けない様に八の字結びをする。何回か練習だ・・・

次に風上に進むタッキングの練習。(風上に向かってジグザグに進む方法)
ロープを引き、ティラー(舵棒)を押し出しながら、右舷左舷に身体を移動させると・・・
ラダーが当たらない様に身を屈めて・・・しかも後ろ手でやると・・・
中々スムーズには往かぬ・・・

来週条件が良ければ、艇を出すと・・・併走するので、心配するなとの事。
濡れても良い格好で、との話しだ。って事は〝沈〟覚悟か???

早くオプティミスト級をマスターして、レーサー級↓に乗りたいものだ・・・

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デナリ(アラスカ・マッキンリー)での、快挙の報が届きました。
詳細はこれからですが、無事で何よりでした。

多分、デナリ登山基地の町、タルキートナからの書き込みと思います。
安田氏のブログから全文を添付します。

デナリ山頂滑降報告

2019/6/8(土) 午後 5:32

6月5日僕はデナリ山頂にたった。

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2転3転する天候にふりまわされ、誰もいない山頂にたったのは、夜の12時。
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山頂からスキー滑降をするも、ズルズルと滑降して違うルートに迷いこみそうになりビバークを決意、
6000m地点での低酸素でのビバーク..ノーテントにノースリーピングバックに-30度と風、
正常な思考を保つことが困難な事になり、発狂しそうになる自分を必死に押さえた。

その結果、指の切断の可能性が多いにあると今日ドクターに言われた。
端から見れば、貯金通帳から大金を下ろし高い装備を買いアラスカまで行き指も切断までする。
あいつは馬鹿かと人は言うかもしれない。
でも、僕は馬鹿だとは思わないし、貯金通帳に富みを築こうとは全く考えていない。
その代わり心の貯金通帳に心の財産を沢山築きたい。
お陰様でデナリでは沢山の心の財産を築けた。
その代償が指の切断なら安いもの...もし生まれ変わり、
指切断の危険が迫った同じ条件でも山頂に向かう

それが人が志を持つという事だと思う。

この度僕を支援応援してくださった、すべての方に感謝致します。
本当にありがとうございました。

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これからも心に財産を沢山築ければ...次は何をやろうかと検討中だ。
それから国旗に応援メッセージ書いてくださった子供達...
この度は応援メッセージありがとーねー❗

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君たちの未来はきっと明るいし、可能性は無限大だ。
でも、君たちが大人になって万が一社会でつまずいた時に、
「そういえばあの時のオッサンは、45才の時にデナリの山頂からスキー滑降したんだよな。
僕も私も負けないで頑張ろう」って一人でも思って頂ければ、
労力やお金をかけてデナリ遠征をやった価値や僕の存在意義もあるかなとも思う。
今回は僕が君たちを応援する番だよ~。
では長くなりましたが、以上は報告でした。また落ち着いたらアップします。
また個別にご報告させて頂きます。

多少関わりを持った者として、快挙の報に接し、こんな嬉しい事はない。
5月13日に出国し、こんなに早く登頂して降りるとは。凍傷の具合も気には為るが・・・

出国時の記事       

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