海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2020年02月

2月21日
晴れの予報に釣られて、今季4回の八甲田に向かったが、1000m付近から上は風とガスで、
視界不良・・・目的が達成出来ずに、敗退の連続です。

明日からはまた数日荒れ模様、今日の晴れ間を逃せないと思い、向いました・・・
碇ヶ関から高速に乗ると・・・融雪剤で路面が濡れてて追い越しトラックの飛沫が・・・
ワイパーを動かすと、液が出ない・・・ガラスが白縞に!!
直ぐ近くの阿闍羅PAに入り、手洗いの水を空のPボトルに入れて補充、事なきを得ました。

黒石で降りると、岩木山(津軽富士)がドーンと丸見えです。
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八甲田も晴れてるに違いなし・・・張り切って山道を登り、ロープ駅に到着。
準備をして列に並ぶ・・・電光掲示板を見ると、上駅の風速が16m・・・
100人乗りのロープが15分毎に運転中、2回待ちで乗れたが・・・乗客の半数近くが、
半島・支那で・・・樹氷を見て「◯△□✘」相手も「
◯△□✘ゴチャゴチャ」声がデカイ。
兎に角ウルサイのだ・・・菌を撒き散らすなよナッ!!!

上駅から板を担いで少し登り、田茂萢(たもやち)湿原に滑り込みます。
            赤倉岳↓  井戸岳↓   八甲田大岳↓ 田茂范岳↓
2020_02210002 パノラマ写真

湿原の底でシールを貼り、赤倉岳を目指します・・・
南八甲田の山々が・・・少し雲が掛かってます。 ↓櫛ヶ峯
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2020_02210005 パノラマ写真

田茂萢湿原を横断して、赤倉岳の基部に来ました・・・この辺の風は気に為らず・・・
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樹氷は、例年に無く少し痩せ気味です・・・
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ノートレイルの樹氷原の中を登る・・・パックされた雪で、以外に沈まず、登り易い・・・
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時折、西風が強く吹き・・・雪を舞い上げ、顔に当る・・・
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1400m付近に来ると、樹氷の背丈も低く為り、蝦の尻尾を纏い、これが樹氷と言った感じ。
樹氷が低く為った分、風当たりが強く・・・時々は耐風姿勢も。
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1450m付近からは、樹氷も無くなり風除けが無い・・・
この先どーしたものかと、風に背を向け考えてると、後続のシュー男が追い越して往く・・
あと70mも登れば、赤倉岳だが・・・こんな日の、稜線の風の強さ体験済み・・・
赤倉岳⇒井戸岳⇒八甲田大岳の稜線縦走を諦らめる。見てるとシュー男も進めないで居る。
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何回も縦走してるので、リスクを犯す必要も無いだろう・・・(年寄った発想かも・・)
強風でシールを外す余裕が無いので、樹氷原の中に逃げ込む・・・

陸奥湾が見えます。       ↓前嶽1251m
2020_02210013 パノラマ写真

樹氷の陰でシールをシールを外し、テルモス珈琲で大休止、この先を考える・・・
2020_02210015 パノラマ写真

春スキーツァーコースの宮様ルートから寒水沢に滑り、シールを貼り上毛無岱に上がり、
シールを外して毛無岱避難小屋へ滑り、中央ルートを横切って下毛無岱からカモシカへ。
ツァーコースには、まだ標識竹竿が立って無いが、これが無難な帰路だ、見通しも良い。

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赤倉岳の基部まで滑り降り・・・
2020_02210018 パノラマ写真
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宮様ルートを滑る・・・赤倉山頂が遠くに・・この辺に来ると、嘘の様な無風です。
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      赤倉岳↓    井戸岳1537m↓  八甲田大岳1584m↓
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標高が下がると、樹氷が崩れてます・・・
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赤倉岳が遥か遠くに・・・
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上毛無岱の台地に出ました・・・
2020_02210028 パノラマ写真

緩斜面を只管下へ・・・
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左に、南八甲田の山々が望めます。
2020_02210031 パノラマ写真

上毛無岱の縁は、50m程の急斜面。滑り降りれば、廃避難小屋が有ります。
昔は地形図にも載ってた小屋ですが、今は忘れ去られた存在。
春スキーで、中央ルートを通る者が立ち寄る程度・・・ドンピシャ小屋脇に出ました。
廃小屋とは言え、万一の事態では雨風を凌げるし、遣り方次第で暖も取れる・・・
傍に中央ルートの標識板が見えます・・・
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ここで遅目の昼飯・・・後は、下毛無岱の斜面を右寄りに滑り、
ブナ林の中を寒水沢を見下ろして往くと・・・寒水沢橋に出ます。

板を担いで、駐車場に戻り・・・下山・へのメールを送信。
大河原温泉は、誰も居らず・・・目一杯水を入れて、ユックリ極楽でした~~
黒石のエネオスで給油、表示131円 カード払い割引で今月は4円引きなので実質127円。




支那の疫病感染、拡大の一途です・・・支那マネー欲しさと、近平への忖度が初動の誤り。
検疫官・内閣府職員が罹患、船の管理されてるって言ってたよナァー 厚労相&菅!!!
僕チャンのアンダーコントロールと同じ程度の思考力か?



2月15日
今朝起きたら、予報通り朝日が眩しい、晴れでした。
最近は晴れ予報を見て、八甲田に通ってたが、下界は晴れても山は雲の中・・・
山頂を踏めない山登りは、面白くない。
1500mクラスの山を見切り、1000mクラスなら・・と思い、朝飯を喰ってから8時発です。
車には、この辺の山で対応出来る、全ての山道具を積んでるので、準備に時間掛からず。
家から一番近い、田代岳1178mに登り・滑る事に。

今年は降雪量が少なく、藪が邪魔で滑れない・・・との話も有ったが・・・
一週間前にスキー登山をした知人が、膝上ラッセルで、登り5時間・降り2時間だったと。
普通途中で大休憩しても、2時間半も有れば登れます、そんなに積もったのなら・・・

大広手登山口への山道は、奥に三菱のロケットエンジン実験場が在るので、
降雪が有れば除雪車が綺麗に除雪してますが、その後の雨で、道はガタガタ・・・
しかも、バリバリに凍結してまーーす・・・やっとの思いで、大広手登山口へ。
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先着の若者が準備してました・・前回は藪でスキーが大変だったので、今日はシューだと。

ハガーン板にシールを貼り、杉造林を抜けて尾根に上がった(赤線)、30分で汗ダクです。
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尾根に上がり、板を外して休んでると、若者が追い着いて・・・雑談。
頭から滝の汗、目に入るは・・・首筋を流れるは・・・毛糸帽を止め、
ヘルメットを包んでた、バンダナで鉢巻き。(山嶽部の頃、命を守るメットやザイルを裸で持ち歩くな、とのお達しを今でも守ってます。)
ツナギアウターの両サイドファスナーを、肘から膝まで全開に、風を入れると少しは楽。
雨後のバリバリ最中を登って行くと・・・仮直登尾根・仮五色尾根が見える・・・
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2016年頃から始めた、この2本の尾根からの登頂を目指した頃が懐かしい・・・
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9合目の高層湿原近くまで登ると・・・窪地に、池が凍った様な跡が・・・
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周囲の雪質とは違ってます・・・何でしょう~ 
こんな跡は、雪が降ると隠れて消えるので、滅多に見られません~

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2020_02150012 パノラマ写真

原因は、この縦溝です。
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雪の斜面に雨が降ると・・・雪に滲み込む様に思うが、下に固い層が有ると滲み込めずに、
雪と雨水が混じり、泥流の様に流れ落ちるのです・・・流れた跡がこの様な縦溝です。

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この縦溝を流れた雪が、溜まった跡です。
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高層湿原に出ると、山頂ドームが見えます。大昔に溶岩が盛り上がり冷えた跡です。
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岩木山は見えますが、八甲田連邦は雲の中。行かずに良かった~
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ドームを登って行くと、朽ち掛けた鳥居が・・・雪が少ないので下を通れます。
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振り返った眼下に、高層湿原。大昔の噴火口跡に、泥が溜り出来た湿原です。
夏は池塘も有り、色んな花が咲くそうだが、冬以外登った事が無ので未確認・・・
向こうの尾根から、湿原を横断して来ました。誰か登って来てますねぇ・・・

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一昨年秋に再建された、山頂避難小屋。
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16年2月の小屋内の様子。
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中に“白髭大神”が祀られてます。再建以前は、暗く薄気味悪かったが、再建後はこの通り。
この神様が、大館市の冬行事の“アメッコ市”の時に、山から降りて飴を買いに来ると?
その飴を喰うと、一年風邪を引かないとか?  山から来ないし、風邪も引くのですが~
“半夏生”の祭事が行なわれてます。水に纏わる農事の神様でしょう~
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一通り、家族・孫の健康・安寧を祈願し、昼飯を喰い、シールを外して・・・下山の準備。
登って来た地図の赤ルートは、狭い処も有り・藪も出てるし、同じルートを帰るのも・・と
地図の青ルートを選択。尾根も広いし、藪を避け易いと思い・・・

山頂ドームから高層湿原への滑走は、雪質も良く上手く滑れたが・・・
青ルートに入ると・・・樹林帯の中で、日差しが当たらず・・・縦溝ガンガンのバリバリ。
縦溝も5月頃の腐れ雪なら、ジャンプ・ジャンプで面白いのだが・・・
オマケに積雪が少なく、小沢跡が矢鱈目立つ・・・ターンをすると最中雪が割れて・・・
板が捕られ・潜水艦に・・・何度転倒したか・・・ボーゲンだと最中割れずだが、疲れる。
途中から夏道に入ったが、標高が下がると雪も腐り、それなりに滑れたが・・・
最終の沢が埋まって無い・・・3箇所ほど、渡れそうな処を探して・・・車着。

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帰路の林道は、日差しが当る処はザグザグ雪のガタガタ、日陰は凍結バリバリのまま。
全身按摩状態で、大苦戦の運転でした・・・

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ダム湖の橋からの田代岳。こんなだと、もう行かないと決心です・・・
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電波が繋がる処から電話し、風呂を沸かして貰い、帰宅後即入浴、生き還りました~
次は、八幡平ですかねぇ・・・

支那発の“疫病”、愈々制御不能に為った様ですねぇ~。大混乱が始まるかも・・・
支那マネーがそれ程欲しかったのか?  安倍の近平への忖度が、仇に・・・
今思えば、ドテウ大統領は、国民を守る英断を下しましたね。

2月12日
天気予報をチェックしてるが、3社(気象台・気象協会・ウエザー)共に微妙に違う。
どれが信頼に値するか・・・週間予報に至っては、3日先も当たらず・・・

北八甲田のスキー縦走を・・・と思ってたが、今日12日より無さそうだ。
13日は、南風が吹き・気温が上がり雨予報、樹氷が落ちてしまう・・・

早朝、青森市からのライブカメラを見ると・・・八甲田の山頂部は雲の中。
天気は徐々に上がる見通し、7時に家を出る。9時前には現着出来るはず・・・
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北八甲田の山々が望める、沖揚平の開拓に来たが・・・雲の中・・・
酸ヶ湯から仙人岱に登るよりないのか・・・と思ったが、この冬3回も来ている。
当初予定のロープ駅へ向かう・・・準備して駅舎に入ると・・・人人々。
こんなに居ては、いくら100人乗りでも3回待ちだ。

15分間隔で運行の3回目に乗り込めたが、減速運転、上駅舎の中は人だらけ・・・
外に出て見たが、強風で地吹雪が舞い、とても歩ける状態でない。
シューを履いて外に出ようとしてる年寄り3人組に、危ないから止めた方がいいと言った。
どう見ても、この天候の中を歩ける格好では無いのだ・・・
「樹氷見て来るだけだから」と出て往ったが、10分もしない内に雪塗れで戻って来た。

ストーブに当たり、どうするか考えたり・・・   声を掛けられる、
12月中旬に酸ヶ湯から登った時に、ツエルト内に入れて貰い、飯を喰った方だった。
彼も縦走を考えて来たらしいが、この天気では無理、ここから滑って帰ると・・・

駅舎の放送で、風速25mを超えそうなので、次の下り便で運行停止すると・・・
待ってても、風は弱まりそうも無し、意を決し外に出る。
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滑り出しは、ポールを見失わない様に、慎重に滑りる・・・
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標高が下がると・・・風もそれ程に気に為らず、視界も広がる・・・
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下界が確認出来る・・・良さそうな斜面を勝手に下へ、外れても道路に出る?
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樹氷原を抜けて、林間に入ると穏やか~ 板を外して、大休止。
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林間を3.5キロ滑り、終了。 今日は天気の読みがハズレて、ただのスキー滑り・・・
バックカントリーとかツリーランとか?、格好付けて言う奴が居るが、所謂山スキーだ!!
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下界は予報通りの、春の日差し。恒例の大河原温泉に寄り、一風呂でサッパリ。
“偉大な安倍僕チャン”が答弁する、国会中継を聴きながら・・・無事帰宅。

次回の晴れ間は・・・先日、田代岳の積雪も増え、知り合いが猛ラッセルで登り5時間、
降りで2時間も掛かったとか・・・面白そうだ。
そろそろ八幡平も、雪が締まって良さそうだが・・・

追記
13日
羽田から支那人を乗せた、タクシー運転手が陽性だと。いつ乗せて、今日発覚したのか?
奴らは国内の何処を周ったのか? 団体は駄目で、何故か個人はOKらしいが、
全面的な、支那からの入国禁止策を採らなかったミスが、拡散の悲劇を生み始めてます。

八甲田ロープ駅にも、それらしい言語の奴等が、大勢“黒マスク姿”で樹氷見物に来ていた。
ゾッとするねぇーー


これを書いてたら、和歌山でも在住者に陽性が出たと・・・関空関連でしょうか・・・
和歌山の
済生会有田病院で、医師他数名が感染・・・

14日
タクシー運転手の母が、肺炎で死亡(陽性反応有り)。千葉の20代男性が陽性。
愈々、国内で日本人⇒日本人への感染が始まりました・・・・

2月7日
那須高校生雪崩事故に“新見解”が・・・

栃木県教育委員会は、事故後に「検証委員会」を設置。人選は、県教委自らです。
その最終報告書では、雪崩の原因を自然発生か?人為的か?を、特定するのは難しいとして、
原因を曖昧にしてました。責任から逃れたい、御用委員会ですからねぇ・・・

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しかし、国の防災科学技術研究所が独自に調査して、
雪崩は人為発生の可能性が高いと、学会で報告しました。


雪崩事故の当事者である、県教委が人選設置した「検証委員会」の結論と、
国の研究機関の見解、どちらが正しいのでしょうか・・・・
県警が既に責任者3名を送検してますが、検察がこの報告を見て、何と判断するか・・・
まさか・・・嫌疑不十分で、不起訴等とは為らぬ様に祈ってます。


雪崩事故の経緯は下記で。
那須 高校生雪崩遭難事故顛末記 (10)

2月6日
報道では、盛んに寒波到来と言ってますが・・・
作日の朝に、10cm程の積雪が有りました。これだけの量が積もったのは、この冬3回目。
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今朝は、2cm、除排雪の手間が掛からないのは楽なのですが、体を持て余す・・・

天気図です。1046hpの高気圧なんて、初めて見ます~
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昨日5日朝の衛星画像。半島流に言うと、“東海”に雪雲が筋状に形成されつつ・・・
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一日経過した今朝の画像。雪雲の筋が、少し鮮明になりましたね~
しかし、筋が乱れてるので・・・言う程の“寒波”では無いでしょう・・・
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夕方4時の衛星画像。“日本海”の雪雲の筋が縮小、大陸との間の海が広がって見えてます。
この隙間が広くなれば、寒波も終わり・・・
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夕方に一度10cmほどの除雪をしました・・・これだけより降りません・・・
4時現在で、酸ヶ湯がようやく3m積りました~ 平年より確実に1mは少ない。

2月中旬迄の予報です。これでは・・・この先も降雪は望めませんねぇ・・・
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晴れたら山スキーか・磯釣りに往きたいのだが・・・
週間予報を見ても、曇・雪マークの連日だ・・・

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支那発の“疫病”、大変な事に為ってるが・・・実に迷惑な話だ・・・
客足が~売上が~等と、騒いでる向きも有るが、所詮流動客相手の水物商売。
粋人からは、冬の京都らしくて、“趣”きが有るとの声も・・・

“マスク”が品薄・・・都市部だけの話と思ってたが、当地の店舗もだそう・・・
妻曰く、昨日から入荷不足で「一日一枚のお達し」が出たそうで、仕事柄困惑気味。
我が家の在庫状況は・・使い捨て1箱・少し良い奴1箱・子ども用1箱、何とか為りそうだ。


2月5日
1遺族が、示談に応じる様です。
全遺族の示談が成立し、引率責任者達が、不起訴なんて事はないでしょうねぇ・・・


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【那須雪崩事故】1遺族、賠償受け入れ 栃木県と初の示談成立へ

2/5(水) 9:45配信

下野新聞SOON

那須町で2017年3月、大田原高の生徒7人と教員1人の計8人が死亡した雪崩事故で、亡くなった生徒1人の遺族が県からの損害賠償に応じることが4日、分かった。遺族と県の間で示談が成立するのは初めて。18日開会予定の県議会2月通常会議に、損害賠償額の決定についての議案が提出される見通し。
4日に開かれた県教育委員会定例会で、県議会への議案提出が了承された。損害賠償額は約7千万円。
県教委は17年末から遺族に対し、損害賠償に関する説明を始めた。宇田貞夫(うださだお)県教育長(当時)は18年2月、県議会での答弁で「県に賠償責任がある」と述べ、遺族らに損害賠償する意向を示していた。
同年7月、8遺族のうち6遺族から損害賠償に関する交渉を委任された弁護団が結成された。弁護団は委任を受けた遺族の交渉を代わりに行い、県教委と断続的にやりとりしてきた。交渉は現在も続いている。
今回賠償に応じる遺族は、弁護団に委任せず県教委と直接やりとりを行ってきた。損害賠償のほか、事故の再発防止についても県教委と合意したという。
荒川政利(あらかわまさとし)県教育長は4日、定例会後の記者会見で「議会への上程案件なので、ご家族の氏名等について公表は控えたい」と明言を避けた。
雪崩事故を巡っては19年10月、県教委と知事部局が「高校生の登山のあり方等に関する検討委員会」を共同設置。遺族も交え、高校登山の在り方や再発防止策の改善などについて議論している。

損害賠償額は約7千万円。この額で議会が通れば、他の6人の賠償も、これに倣うだろう。
高校生の命が7千万円、残る教員1人の損害賠償額は、如何程か?・・・

県警では既に、担当教員達を書類送検してるが、その後どうなった?

過去の経緯は↓
那須 高校生雪崩遭難事故顛末記 (9)


大寒中なのに雨が降ったりで、北側の日差しが当たらない処を除いては、
折角の雪が融けてしまいました・・・2月に周囲に雪が無いのは、初めての“珍事”です。
毎朝の除排雪が日課の平年とは、比較にならぬ暖かさ、雪寄せをしないと朝飯が不味い。
今度、晴れ間が有ったら・・・山スキーへと、思ってたら連続雪崩事故・・・


北海道 トマム山 1月30日 午後3時半頃発生

30日午後3時半ごろ、北海道の占冠村にあるトマムスキー場の周辺で、「バックカントリー」と呼ばれる整備されていない場所で滑っていたフランス人の男女8人が雪崩に巻き込まれました
警察によりますと、このうち7人は自力で下山して警察官に救助され無事が確認されたということです。しかし現場にとどまっている男性1人が意識不明の重体とみられ、警察は31日の夜明けを待って救助に当たることにしています。現場はスキー場の標高1239メートルの山頂付近で、雪崩の規模は幅が3メートルから4メートル、長さが50メートルほどだったということで、警察は当時の状況についても調べています。(NHK NEWS WEB抜粋

スキー場を管理運営する会社によると、この日は強風などで山頂へ向かうゴンドラとリフトの運行を休止していた。雪崩が起きたコース外の地点はトマム山の山頂からでないと行けない場所で、担当者は「どうやって外に出たのかよく分からない」と話した。(北海道新聞抜粋)
ガイド無し・スキー場へは無届けの様です。ガイドが居れば、良い訳では有りませんが・・

山頂付近から、三角沢へ滑り、雪崩に巻かれた様です。
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最近のスキー場は、捜索費用を明示してる処が多いねぇ・・・
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1/25000の地形図
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上記3画像を見ても、現場が今一“ピン”と来ない人の為に・・・

トマム山の画像   赤線を滑り、雪崩に巻き込まれたと思われる。
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トマム山から500m下の三角沢で、仲間が掘った“雪洞”内で発見されたらしい。
表層雪崩の規模は、幅3~4m・長さ50m、厚さは不明だが10cmとしても、
雪崩の末端(デブリ)では、最低でも15
 m3の雪の塊、水換算で約5t。
巻き込まれたら圧死か?窒息死でしょう・・・
仲間で掘り出し、雪洞に収容してたとは立派です
が・・・
何故、リフトが止まる様な天候の日に行動したのか?・・・日本の山舐めてた???



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北海道 敏音知岳 2月1日 午前11時40分頃発生
枝幸署などによると、現場は南側の斜面。レビーさんは英国人の30代の兄、40代の日本人ガイドと3人で同日午前8時ごろ、麓の道の駅ピンネシリに入山届を出して入山。徒歩で山頂付近まで登り、11時ごろからスキーをしていたとみられる。(北海道新聞抜粋) 

敏音知岳 703m
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道の駅から、敏音知岳703mへのルート。ほぼ夏道沿いに登ったと思われる。
たぶんスキー滑走したと思われるルートをで表示しました。右ルートと思うが・・・
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報道によると、雪崩は幅30m・長さ200mの表層雪崩だったとか・・・



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長野 乗鞍岳 2月1日 昼12時半頃発生
松本署によると、川村さんは知人男性2人と入山。スキー場「Mt.乗鞍スノーリゾート」のリフトを使うなどして標高約2500メートル付近まで登り、圧雪などをしていないゲレンデ外(バックカントリー)を滑っていたという。知人によると、雪崩は最長200〜300メートルほどの規模だったといい、斜面で転倒して歩いていた川村さんを巻き込んだらしい。知人2人は離れた所にいて巻き込まれなかった。(信毎Web抜粋
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2500mの等高線を赤線で入れみました。
リフト上駅から
赤破線状に登り、雪崩に巻き込まれたと思われます。
摩利支天岳から高天ヶ原に至る稜線から、東側に雪崩れた場合、
赤破線登下降ルートに被る。図中の青線内。
このルートは、降雪後は雪崩頻発ルートです。知ってか?知らずか?

一連の事故に、色々言いたい事は有るが、現状把握まで・・・

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