海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2020年03月

3月30日
愛用の“ガルモント・マスターライト”TLT兼用靴(片足1120g)だが・・・
25日にで使用。
昨日、で使用。
次回に備えてインナーを乾かして、入れようとしたら・・・・
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ソールの踵部分に・・・見慣れないキズが・・・
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拡大
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原因はヒール部の、クライムサポート。2段アップでシール登高する時に着いたキズ。

25日は、この金具でガリガリに凍結した斜面を、蹴り込みながらシールを効かせて登高。

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昨日は、この金具を使ってた・・・
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この一点で全体重を受けると、キズに為るのかも・・・
軽量靴なので、ソールも“消しゴム”程度の固さより無い、衝撃で摩耗したのだ。
勿体無い使い方をしてしまった・・・将来、ソールの張り替えが出来るのか・・・
ボロボロに為ったら・・・ホームセンターで耐震ゴムでも買って貼るか???

3月29日
今日は、高気圧に覆われて、昼から晴れる予報。関東では、季節外れの“雪”が降ると・・・
迷わず八甲田へ・・・
25日にも八甲田へ向かったが、晴れてたが、
強風と雨後のガリガリ凍結で敗退。
その時の様子は⇒


7時半に出て、ロープウェイ駅着が9時前。夏タイヤに替えてたが、途中に凍結箇所は無し。
9時の始発便(疫病対策で40人限定)に乗り込めた・・・樹氷見物の時期も終わったし、
米軍三沢基地の要員は今回も居なかった・・・外出禁止令でも出てるのか・・・
“日曜日の晴れ”なのにガラ空き、皆さん自粛なのでしょうか?

乗車10分で上駅着、直ぐに外に出る・・・何と・・・雪面がバリバリに凍結してます。

スキー板を抱えて、昨日歩いた凸凹跡を拾いながら、少し登って滑走開始地点へ・・・
田茂萢湿原が見える処で、板を履くが・・・
今日は、ストッパー無しのTLTスピードターン板を、選んでしまった・・・
板を流さない様に、流れ止め紐を掴んでセット、雪の上なら何んて事が無いのだが・・・
テラテラ滑る氷の上だ・・・周囲のボードの若者連中も悪戦苦闘してる様子・・・

何とか板を履き、田茂萢湿原の底に滑り込んだが、凍ってて非ぬ方へ板が進んだり・・・

赤倉岳・井戸岳双耳峰・八甲田大岳
2020_03290002 パノラマ写真
底で板を外し、シールを貼る。天気は高曇りで無風、日差しが当たれば緩むだろうが・・・

今日は、八甲田大岳まで稜線縦走して、酸ヶ湯温泉へ滑り、3時25分のバスで戻る予定。
時間はタップリ有る・・・

赤倉岳目指してシール登高・・・直線の夏道がハッキリ見える・・・
1400m辺りまで登ると、氷にシールが効かず板が流れる、
踏ん張ると無駄な力が内腿に掛かる・・・

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板を外して、襷掛けに背負って・・・ストックを1mに縮め、バランスを取りながら
キック・サイドステップを多用して、赤倉岳に立つ。

赤倉岳の基部から、前後して登ってるボードの若者達(男3・女2)と度々会話した・・・
今日は箒場岱に滑る予定だと。雪の条件が良ければ、赤倉の東の沢を滑る事も有ると。
目が眩む様な斜度だし、雪崩誘発の可能性が高い処だ・・・只者でない感じ・・・
シューが3・アイゼン2で、ガンガン歩いてる・・・女が、一人は危ないから気を付けてと。
男が、父さん歳幾つだと聞く、72だと言うと、「有り得ねぇ~しかも壺足だし」だって。
2020_03290006 パノラマ写真
赤倉岳の祠ピーク1548mで、集合写真を撮ってやった・・・
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祠ピークは何時もなら巻いて、井戸岳との暗部に出るのだが、
ハイ松帯が出てて巻けず・・・夏道を降りて・・・井戸岳1550mへ。
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ここでザックを下ろして・・・一服。井戸岳噴火口 奥に八甲田大岳
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東に雛岳・高田大岳・小岳
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歩いて来た方向、P1521mと祠P1548mと夏道
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井戸岳東側の火口沿いの夏道を通り、回り込むと・・・眼下に大岳避難小屋が見える。
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12時半、小屋前に板が沢山・・・ツァーが中で昼飯中な様子。
風が無いので、外でおにぎり1個を喰い、大休止。

ツァー客他が、窓から出て来るではないか・・・入り口が半分も雪で埋まってる・・・
酸ヶ湯温泉宿泊り客用の、雇われガイドツァーの一行だ・・・見覚えの有るのが2人居た。
客を休ませる商売道具の小屋だ、お前ら入り口の雪位寄せろよ! スコップ持ってねぇのか?

休みながら考える・・・3時25分のバスなので、ここから大岳に登る時間は充分有るが、
この雪なら登りもキック・山頂から滑るのも、この固さでは至難の業・・・
八甲田大岳の裾を巻いて、酸ヶ湯に行く“大岳環状ルート”で帰る事に。

ツァー一行が、いつもは大岳の途中まで登り、東斜面を滑るのだが、
固いので鞍部から箒場岱に滑る様だ・・・

1時半にスタート。
環状ルートの出だしは細かい登り・降りが有り、シールを付けたまま板を履く・・・
竹竿とルート表示板に沿って滑るが・・・ガリガリで何とも為らず、板を背負って歩く。
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右下に、P1206mの顕著な凸部が見える処まで下ると、雪が少し緩み、何とか滑れそう~
シールを外して、靴を締めて滑走開始・・・
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緩んだとは言え、加速が凄い・・・左右に大きく振って、“鍋壊し坂”へ。
通って来た峰が遠く為る、赤倉岳・井戸岳・八甲田大岳
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“鍋壊し坂”からは、ザラメ雪で快適。2時半に酸ヶ湯着、バスまで1時間も有る・・・
余ったテルモス珈琲でドラ焼きを喰い、日向ぼっこ。

今日は、高曇り微風で山日和だったが、何せ固くてシールも効かず・滑りも満足に行かず。
3月9日の様には上手く行かなかった⇒

でも久々に、ガチガチの稜線を歩いて、春なのに“冬山気分”が味わえた~~

3月25日
今日・明日は、珍しく2日連続で晴れ・曇りマークです。
3月9日の
に続き、今日も・・・と思い出掛けた・・・
7時に出発し、8時半に八甲田ロープウェイ駅着、準備をして列に並ぶ。
9時が始発とのアナウンス・・・1便(100人乗り)に乗れる位置と思ったが・・・
支那の疫病騒ぎの為、感染予防で40人で運行中との事・・・15分後の2便に乗りました。
空いてて良いのだが、何と天井の換気ハッチ4箇所が全開、風轟々です・・・
3月9日同様、支那や半島人は皆無、いつも居る米軍三沢基地の方も居ません、和人のみ。

乗車10分で上駅に着いたが、表示は風速16m・時折雪煙が舞ってます・・・
田茂萢湿原に滑り込むが・・・雪がキシキシ(春先特有の湿り雪)鳴って、滑り難い・・・

左から、赤倉岳 井戸岳双耳峰 八甲田大岳
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湿原の底でシールを貼り、赤倉岳の登りに入る。樹氷は落ちてる・・・
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西からの、雲の流れが速い・・・でも、青森トド松帯の中は、それ程気に為らず。
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登るに従い、青森トド松が疎らに為ると・・・モロ風が当たる・・・時折耐風姿勢。
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赤倉岳の頂きと、夏道跡が見える処まで登ったが・・・この風での稜線縦走は無理と判断。
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赤倉岳の西側の腹を巻いて、井戸岳との鞍部に出ようと・・・大トラバースです。
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雨後のガリガリバーンに、薄っすらと新雪が乗った、嫌な斜面が続く・・・
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井戸岳の鞍部と、双耳峰が見えて来たが・・・登るのを諦める・・・
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ガリガリバーンに、エッジを叩き込みのトラバースで、写真を撮る余裕無し・・・
今日は、カービング板を選ばなくて良かった!
センターが狭い板だと、ガリガリのトラバースは板が浮いて難儀する・・
こんな時の避難路は、カモシカと呼ばれてる寒水沢沿いのルート、それを目指します・・・

寒水沢に向かって滑る途中で、振り返った稜線。相変わらず雪煙が巻いてる・・・

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樹林帯まで滑り降りると・・・風が気に為らず、初めて板を外して一服。シールを外す。
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酸ヶ湯温泉へのツァールート“宮様コース”の標識。
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宮様コースを横断し、上毛無岱から下毛無岱へ向かう・・・
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上毛無岱最後の斜面を滑り降りると、毛無岱廃小屋に出る。ピン呆けだが、中央に廃小屋。
ここに、城ヶ倉温泉に向かうツァールート“中央コース”の標識が有る。

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下毛無岱の緩斜面を、岩木山に向かって滑れば、カモシカの始まり・・・稜線が遠く為る。
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右に寒水沢を見て、ブナ林を滑って行くと・・・道路に出る。
板を背負い、5分も歩くと車に戻れる。
案の定強風で、ロープが止まってた・・・(25m以上吹くと運行停止)

下山メールをし、帰路途中の大河原温泉へ・・・
珍しく誰も居らず、終始目一杯水を入れて、温くして浸かった~~

今日は、晴れたが、上は雨後のガリガリ・下はキシキシ鳴る春先の湿り雪・・・
4月に入れば、滑り易いザラメ雪に為るし・・・土日はシャトルバスも走る、待ち遠しい!!

3月21日
半年前の9月19日に、
検診を受けた・・・
原因は、胃の2箇所に潰瘍が有る事・ピロリ菌が居る事が判明。
潰瘍は、細胞検査の結果、悪性では無く、投薬治療で・・・
ピロリ菌は、将来の胃潰瘍・胃癌の原因に為るとの事で、
一週間朝晩の薬で治す事にした・・・
その後の検査で潰瘍は完治、ヒロリ菌も退治出来た。

問題は、この時の腹部超音波検査で、“腹部大動脈”に太い部分が有り、
“大動脈瘤”に為る可能性が有るので、半年後に再検査して経過を診ると・・・
“瘤”が破裂したら、下半身に血が回らず・・・壊死(これが原因で知り合いが亡くなった)

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その半年後が今日で、朝イチで再検査を受けて来た・・・
結果は、前回から変わらずで・・・「まぁ~いいでしょう」の判定。
「鳩尾から膀胱まで診たが、他に異常はない」との事。

おっかなビックリで医者に聞いた・・・「普通、大動脈の太さは?」「2cm位」
「一箇所が2.5cm有り、半年後でも太く為ってないので・・・」との話だ・・・
「その人の、血管の柔らかさにもよるが・・・4cm位に為ると危ない・・・」

1,600円で安心が買えた。“隊動脈瘤予備軍”君よ、後10年は太く為らないでくれ給え!!

3月13日

ネパール政府、エベレスト入山を事実上禁止…テント共に寝泊まりで感染の危険

3/13(金) 20:13配信

読売新聞オンライン

【ニューデリー=小峰翔】世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ネパール政府は13日から5月末まで、中国との国境にそびえる世界最高峰エベレスト(8848メートル)の入山を事実上、禁止することを決めた。AFP通信によると中国も同様に入山を禁止しており、比較的気候が良い4~5月に集中するエベレスト登山は困難になった。
ネパール政府は発行済みの許可証を一時無効にし、新たな発行も見送る。エベレスト以外の山も対象にした。政府高官は13日、本紙に「感染拡大が広がっている国からの登山者が例年多く、寒冷な場所で何日も過ごす登山は感染が広がる恐れがある」と説明した。
エベレスト登山は一般的にシェルパらと複数で登り、テントで共に寝泊まりすることからも、感染の危険性があると判断したという。春は山頂やベースキャンプ近くで渋滞が発生するほどの人気で、昨春はネパール側からは644人が登頂した。ネパールは入山手数料だけで年数億円を得ている。

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影響はエベレスト登山にも ネパール 必要なビザ発給停止へ
2020年3月13日 16時02分NHN NEWS WEB

5月1日又は6月1日からの発給では、モンスーン(雨季)に入り、
トレッキングでの高山植物見物より出来ず、登山は無理ですね・・・

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エベレストにはネパール側とともに中国側からも登ることができますが、
地元のメディアによりますと、中国側ではすでに実質的に入山を禁じているとのとで、今回のネパール政府の措置で、当面の間、エベレストの登山はできなくなります。
エベレストはこれから春の登山シーズンを迎えるとあって、観光を主要産業とするネパール経済には大きな打撃になるとみられます。

エベレト登山に限らず、全ての外国人の入国を阻止する様です。
医療が充実してない現状では、仕方の無い事ですが、1人の旅行者が落とす金で、
10人が喰えると言われてるのだが・・・
登山隊(客)の荷を背負って、5~600円の日銭を稼ぐポーター達は大変だ・・・



感染者1人のネパールがコロナ対策でエベレスト登山を停止した理由

3/19(木) 17:51配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

ネパール経済に大きな打撃

 高山に挑む登山家は、世界で最も健康で丈夫な部類に属する人々だ。その目的地は、たいてい文明から遠く離れている。それでも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)により、世界中で移動制限や隔離が行われている影響からは逃れられないらしい。

 チベット高原全域のあらゆる旅行・登山許可の発行を担う中国チベット登山協会(CTMA)は3月11日、中国が管理する山の北側からのエベレスト登山について、この春は一切許可を出さないと発表した。

 中国の発表に続き、ネパールもエベレストを含む今春の登山をすべて中止することを決定したと、地元紙カトマンズ・ポストは報じている。政府はすでに観光ビザの発給を一時的に停止しており、この措置は4月30日まで続くという。

 山岳観光は、ネパール経済を支える主力産業の1つ。エベレスト登山者だけで年間3億ドル以上の経済効果があるという。一切の登山を停止するという今回の決定は、山岳観光を生活の糧にしている地域社会にとって大きな痛手となるだろう。

「旅行者1人が、ネパールの11世帯を支えている計算です」と、カトマンズに本拠を置くツアー会社「シャングリラ・ネパール・トレック」のジバン・ギミレ氏は話す。「かなり厳しい状況になるでしょう。すぐには現れないでしょうが、大変な影響があるはずです」

 ギミレ氏によると、登山シーズンの度に旅行者でにぎわうロッジや商店が直撃を受けるという。

「もちろん、政府にも数百万ドルの収入となりますが、お金の90%は現地の人々に直接渡ります」とギミレ氏。「登山が家族を養い、学費や生活費になるのです。エベレスト登山がなくなれば、失業者があふれるでしょう」

 ネパールは実際、登山産業による大きな利益を優先してきた。例えば、2019年には外国人登山者に発行された登山許可証が381通に上り、危険なほどの混雑が報じられた。ネパール政府は2020年のエベレスト登山者数を減らすため、新たな規制を設けると発表。しかし最近になって方針を撤回し、結局その規制は実施しないことを決めた。

感染が広がりやすい山の環境

 ネパール政府が発表しているコロナウイルス感染数は、今のところ1件だけだ。だが、ネパールの医療専門家は、「ウイルスがネパールにも入ってくるかどうか」ではなく「いつ入ってくるか」を問うべきだと指摘している。ネパールの医師の割合は1000人あたり0.7人と比較的低く、感染に対処できるのか危惧される(米国では1000人当たり2.6人の医師がいる)。

「あまり健康状態が良くない、資金や物資が十分にない人々の間にCOVID-19が広がれば、大きな被害が出るでしょう」。エベレスト登山12回、ヒマラヤ地域への遠征20回以上の経験がある登山医師、モニカ・ピリス氏はこう話す。「こうした集団を守る責任があります」

 経済的な心配だけでなく、パンデミックが抑えられていない中でこの地域に旅行することの倫理的問題もある。これまでも、季節性インフルエンザはネパールにとって大きな問題だった。昨年、インフルエンザがクーンブ地方で猛威を振るい、多くの村がダメージを受けた。登山者も多く感染したが、主に影響を受けたのは現地の人々だった。

 ギミレ氏もこれに同意し、ほとんどのネパール人が3世代同居だと指摘する。コロナウイルスの場合、高齢者が重症化しやすいとされており、「インフラが不十分なこの国では、病気が流行すると大惨事になりかねません」

 通常の年でも、2週間のトレッキングを経てベースキャンプにたどり着くまでに病気にかかる登山者は少なくない。登山者もハイカーも、みな同じロッジに滞在する。こうした施設は小さく、グループで食事を取るうえ、水道水は多くの地域で限られているため、手洗いすらできないこともある。

「感染を広げる条件が揃っているのです」とピリス氏。「おびただしい数の人々が、それぞれ独自に変異したウイルスを世界各地から持ち込み、同じロッジに集まり、同じ狭いテーブルで食事をするのです。基本的な衛生対策すら限られています。感染症に極めて弱い状態です」

人の姿が消えるエベレスト

 この10年のエベレストは成功と悲劇を経験してきた。登頂数が記録的な数に達し、観光業がうるおった年もあれば、登山者も地域社会も大きな打撃を受けた苦しい年もあった。2014年には大規模な雪崩があり、クーンブ・アイスフォールで作業中だったネパール人ガイド16人が死亡。登山シーズンは中止された。

 翌2015年は、1974年以来初めてエベレスト登山者がゼロとなった。4月25日にマグニチュード7.8の地震が発生し、ネパール全体で約9000人が死亡、2万2000人が負傷し、重要なインフラが大きな被害を受けたためだ。一部の登山者は、地震の被害には遭わなかったものの、クーンブ・アイスフォールの上で「身動きが取れなくなり」、ヘリコプターによる救助を要請。被災地に出動していればもっと多くの人を助けられたであろう救援の手段を、別のことに使わせたと批判を呼んだ。

 過去2年間で際立つのは、混雑の激化だ。登頂数は2018年に807、2019年に891と、新記録を更新している。春の登山シーズンに、わずかな好天を逃さず山頂を目指そうという登山者が押し寄せる。結果、1本のロープにつながった登山者の列が無限に続くかのような写真が大きな注目を集めた。2019年、この山で命を落とした登山者は11人。人が多すぎるのが要因の1つだという指摘も出た。

 そして2020年シーズンは、重大な災厄により、5年間で2回目の登山者ゼロの年になりそうだ。

「コロナウイルスによる他の影響に比べれば、エベレストに登れないのは間違いなく軽い方です」。エベレストの立ち入り不可で影響を受ける山岳ガイド企業の1つ、アルペングロー・エクスペディションズ社のエイドリアン・バリンジャー氏はこう話す。「しかし、我々の顧客の多くが登山のために何年も準備し、多大な時間と費用をつぎ込んできました。残念ではありますが、慎重なアプローチは当然だと思います。決定に賛成です」

 バリンジャー氏の企業ではネパール人スタッフ22人とガイド10人を雇う計画だった。その全員に「少なくとも何らかの額」を支払うことを約束し、同時に、顧客にも可能な限り返金するよう努めている。「どのガイド会社も、ネパールにいる自社のスタッフを支援できるよう願っています」とバリンジャー氏は語る。

 近年のエベレストの混雑を考えると、この山への挑戦とそこでの生活が「一休み」するのはいいことかもしれない。環境への影響も小さくなる。「今は家族が集まる時なのかもしれません」とギミレ氏は話す。「欧米の人々は、家族とのつながりが薄れてしまっています。この時間を使って、家でみんなで過ごすのがいいのかもしれません」


3月10日
毎日新聞地方版の記事。
昨年の県の発表では3.700頭、今年の発表でぱ2割も増えて、4.400頭がいる様です・・・
県人口は、毎年死亡・流出等で約1%(約1万人)減なのに、熊だけが異常に増殖中。
県の面積が11.640平方km、其内山間部が6.000
平方kmです。
6.000平方kmに4.400頭ですから、1.3平方kmに1頭が居る事に為ります。

これだけ増えたのは狩猟免許者の高齢化や、住民の高齢化で里山の管理が出来てない等の、
理由が挙げられてるが、猟期の1ヶ月前倒しだけで、対策が不十分では?

狩猟期間での捕獲は1割だけで、9割は人里に出没した熊の有害駆除だそうな・・・

まもなく冬眠から目覚める時期・・・冬眠明けには、腸内に溜まった脱糞を促す為に、
毒化の有る“水芭蕉”を喰うと言う習性が有るとか・・・
全国の腕に自信の有るハンターの皆さん、雪解け直後の“水芭蕉群生地”で、狙って見ては?
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この“熊尻皮”は、’18年12月の冬眠前に、知り合いのハンターが撃った熊の皮を貰い、
自力で“鞣し加工”をした物。
大きいので切ろうと思ったが、勿体無いので折り返し、座る部分をWにした。
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昨日の八甲田山で、雪の上に1時間以上座ってたが、冷えを感ぜすに過ごせました・・・
昔の“マタギ”が背に熊の皮を羽織り、山中で寝る時は敷いて寝たと言う言伝えは納得です。

3月9日
今季6回目の北八甲田です。(画像をクリックで拡大して見れます)
過去5回の中で3回は、天気が悪く酸ヶ湯から、仙人岱避難小屋までより登れなかった・・・
2回は主稜線の縦走を目指して行ったが、強風やガスで敗退。
今回は、雪質・量共に良く、板を背負って歩く場面は無しでした。

今日は、予報も晴れで、北八甲田主稜線のスキー縦走計画の3回目でした。

7時に家を出て、一路八甲田へ・・・

黒石インターを降りると、岩木山(津軽富士)がドーンと聳えてます。
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黒石から八甲田への山道も快適でした。城ヶ倉の分岐から、八甲田ロープ駅へ・・・
8時半に到着、平日なので駐車場はガラ空きだが、各温泉泊まりのスキー客を運ぶバスが、
ロープの始発に合わせて来るはず・・・急いで準備です。
目測、第一便(100人)に乗れそうな位置を確保。
先月21日は、乗客の半数が、支那や半島民(-_-;)!だったが、和人のみでホッとしますねぇ~

10分の乗車で、ロープ上駅へ。板を抱えて、少し登ると・・・この展望です。
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左から赤倉岳 井戸岳(双耳峰)八甲田大岳
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板を履き、田茂萢湿原に滑り降ります。湿原の底でシールを貼って・・・

赤倉岳の基部をシール登高。昨日の跡でしょうか・・・八甲田温泉に向かうトレール。
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樹氷が、まだ健在です・・・樹氷の間の、登り易い処を選んで・・・暑い・・・
立ち止まり、ツナギアウターの上を脱ぎ、腹前で結び、目に汗が入らぬ様に鉢巻きを巻く。
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樹氷帯を抜けると・・・シュカブラ帯、赤倉岳の山頂に向かって、ジグを切って登る。
シールが良く効く雪質だ・・・後続者無しの貸し切り状態・・・
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八甲田大岳が見えて来る・・・
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赤倉岳の稜線に上がった・・・
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少し進むと・・・これから向かう、井戸岳・八甲田大岳が望める。
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井戸岳南峰の奥に、八甲田大岳。ここに登り、右の斜面を滑るのだ・・・
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祠の在る赤倉岳の爆裂口壁。右斜面のハイマツ帯がシュカブラに覆われてる。
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少し降りて、井戸岳に向かう・・・
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10時半、井戸岳に到着。板を外して、大休憩。テルモス珈琲と一服。微風で気持ちいい~
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ここから行く手の景色。左に雛岳・高田大岳を見て、噴火口の縁下を八甲田大岳に向かう。
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来た方を振り返る・・・
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左に見える、雛岳 高田大岳 小岳。
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ハイマツ・シュカブラ帯をトラバース・・・
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八甲田大岳の東斜面が見えて来る・・・
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今日の板 ディナフィット PDG 800g、縦走用に軽い板を選択。
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井戸岳と八甲田大岳の鞍部に滑り込む・・・見上げた、八甲田大岳の北斜面。
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大斜面にジグ切って登る・・・日差しで雪が腐り始め・・・時折シール団子に・・・
シールワックスを忘れた・・・板を前後に踏んで、何とか騙し騙し登る・・・
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12時に八甲田大岳山頂着。標識が新しく為ってた・・・板を外して、少し休む。
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西に、岩木山(津軽富士)が見える。
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東に、雛岳 高田大岳 小岳。
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南に、猿倉岳 乗鞍岳 駒ヶ峯 櫛ヶ峯の南八甲田連峰の山々が・・・
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北に、通り過ぎて来た 赤倉岳 井戸岳が・・・
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八甲田大岳の山頂から、眼下に見える酸ヶ湯温泉へ、滑り降りる計画・・・
ここからメットを被り、気合を入れて・・・
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酸ヶ湯が目視出来るので、小樹氷の間の、滑り易そうな処を選んで・・・

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小樹氷の凸凹帯を通過して・・・板を外して、大休止。遅目の昼飯を缶Bで流し込む。
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下に来ると・・・雪が重く・・・難儀・・・
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日に照らされた樹氷が、バサバサと音を立てて崩れてる・・・
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毛無岱の緩斜面を滑る・・・北八甲田の山々が遠のく・・・
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青森トド松の林を抜けると・・・ブナが林立する“鍋壊し坂”、ここはいつもドフドフ雪。
ブナに衝突しない様に慎重に降りる・・・最後は、酸ヶ湯温泉直上の“湯坂”だ・・・
温泉客のギャラリーも見てる、転倒したら格好悪い・・・何とかドフ雪をクリア・・・

2時酸ヶ湯着。ロープ駅に戻るバスが、3時25分発だ・・もう少しユックリ来れば良かった。
板背負って歩いても丁度の時間だが・・・昔の様に体力が無い、疲れるのは嫌だ・・・
バス停に板とザックを置き、熊尻皮に座り・・・残ったテルモス珈琲と菓子を・・・
1時間以上雪に座ってたが、W熊皮は冷えを感ぜずだ。

400円で車に戻り、帰りはいつもの“大川原温泉”200円で一風呂・・・
実に楽しい一日だった~~  そろそろ申告の書類も書かなくては・・・

3月8日
昨日は八幡平にスキー登山をしたが、今朝起きると・・・体調(腹)に少し違和感。
昨日に続き晴れの天気だが・・・明日も晴れ予想、今日は体調の様子見で家で寛ぐ。

普段の山行を決めるのに、各社の天気予報を参考にしてるが、
山の天気は実際に見ないと判らない・・・そこで、早朝のライブ画像を見て決めている。

八甲田山の西側は、気象庁の下記カメラを利用。

http://www.data.jma.go.jp/svd/volcam/data/volc_img.php
この中で、東北を選択し、八甲田山(大河原)を見ると・・・

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北八甲田連峰の殆どの山々が見れる。更に、八甲田山(地獄沼)で詳細が見られる。
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青森朝日放送の屋上カメラで、北側の青森市内からの北八甲田連峰が見られる。
https://www.aba-net.com/livecamera/index.html
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八幡平・秋田駒ヶ岳は、下記で見られる。
http://www.thr.mlit.go.jp/yuzawa/17_sabou/livecam/index.htm
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鳥海山の、西側はhttp://www.nemunooka.jp/livey/で見る。
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     東側はhttp://foresta.pixif.jp/で見る。アイスバーンがテカッテる・・・
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3月7日
天気予報とニラメッコして、晴れ予報なので、迷わず八幡平へ・・・

八甲田と言う選択も有ったが、今季はまだ八幡平の山頂を踏んでない・・・
樹氷が落ちる前に・・との思いから。

実は、ここ3.4日の間、風邪気味で鼻水・喉の痛みが有り、大人しくしてました・・・

今朝は、用便済ませて出たのに・・・車で5分も走ると・・・急に便意が・・・
さて困った・・・途中に在る“比内道の駅”へ、トイレ位置が判り難かったが事無きを得る。

比内から山越えをして、鹿角へ・・・道は乾いてて快適です~
八幡平の山頂部には、雲が掛かってるが、其内晴れるだろう~

八幡平への登りに入ると、凍結した古雪に薄っすら新雪が乗ってます。四駆に切り替えて。
八幡平ぶな森スキー場着が8時半、いつもはリフトを使わずに場内を直登してるが、
今日は、病み上がりに付き、リフト一回券を買う、350円・・・100円値上がりしてた・・
9時の運転開始に乗り、10分でゲレンデTOPへ・・・
下からシール登高だと、汗ダクで40分位掛かるが・・・楽させて貰った・・・

山スキーツァールート標識“100番”からスタートです。蒸ノ湯展望台に滑り降りる・・・
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展望台着。後生掛温泉から岩手への山岳道路は、冬季閉鎖中だが既に除雪が始まってます。
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展望台には、県境までの除雪に備え、重機が・・・GW前迄には除雪完了。
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積雪量が、2m位より有りません・・・平年の半分程度・・・
眼下の蒸ノ湯温泉にも重機が入り、春の開業に向けて建物周囲の除排雪中・・・

蒸ノ湯温泉の源泉です・・・風が無いので蒸気が真っ直ぐに登ってます・・・
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源泉の上から、急登が始まります・・・ジグを切って、岳樺と青森トド松の混合林を・・・
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昨夜は冷えたのか・・・霧氷が綺麗・・・シールも良く効く・・・

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標識は、山頂から滑り降りる時に見える様に付けられてる、振り返らないと見えないのだ。
全ての番号が、現存してる訳では無し・・・欠落してる方が多いかも・・・

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無風・日差しガンガンで、更に急登・・・流れる汗が目に入る・・・
霧氷の下を通ると・・・日差しに融けた、細かい氷塊がバラバラ落ちて来る・・・
霧氷が落ちた枝が上に弾けるので、別な枝に当たり、バラバラの連続に遭う事も・・・

先を良く見て、ルート取りする必要有り。
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ツナギアウターの上を脱ぎ、袖を腹に括り、サイドジッパーを膝まで開ける・・・
帽子を取り、ヘルメットを包んでたバンダナを鉢巻きに・・・目に汗が入らずGoodだ!

“174番”ここまで登れば、急登は終わり・・・300番の山頂迄は、ダラダラの嫌な登り。
急登よりも、この先のダラダラ登りが一番疲れる、景色に変化が無く見えてても着かない。

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板を外して・・・熊皮に座り大休止・・・テルモス珈琲タイム、一服が美味い・・・

青森トド松帯に入ったが・・・樹氷は落ちてしまってる・・・
2020_03070010 パノラマ写真

振り返ると・・・焼山山塊の奥に、森吉山が・・・

2020_03070012 パノラマ写真

森吉の樹氷は、既に落ちてしまい、観る陰無しだ・・・
八甲田・森吉は、ロープやゴンドラに乗れば、労せず樹氷が観られるので、
支那や半島民が多いが・・・ここ八幡平は、大声で喋る者も居ず静寂そのもの・・・

“225番”まで登って来た・・・残り75番で山頂・・・
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風の音も無く・・・雲だけが流れ動く・・・静か過ぎる・・・
広大な真っ平らな処が在る、吹雪かれたらアウト・・・
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藤助森の登りに入ると・・・樹氷らしく・・・
2020_03070014 パノラマ写真

藤助森から八幡平山頂迄は、ほぼ水平道。
2020_03070019 パノラマ写真

左右の樹氷原
2020_03070024 パノラマ写真
2020_03070026 パノラマ写真

岩手山が見えるが・・・雲の中、岩手県側は雲が多い・・・
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秋田県側は・・・良い天気だ・・・
2020_03070029 パノラマ写真

12時丁度に、“300番”の八幡平山頂に到着。
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八幡平の山頂は、青森トド松の林の中に在り、展望が無いので木組みの展望台が在ります。
高さが5mほどだが、展望台ごと雪に覆われいます・・・
ここの樹氷は、雪に埋もれた青森トド松の頭だけが、樹氷化してる事に為ります・・・

板を外して・・・少し休み・・・藤助森に引き返し、そこでシールを外して昼飯の予定。
戻る途中、元職場の鳥◯君と遭遇・・・何故かシューを履いて、テレの達人なのに・・・
暫し立ち話・・・先月森吉でも遭遇、次は田代岳だと言うが藪が凄いので止めろと進言。

藤助森着、暖かいので素手でシールを外し・・・大休憩です。
風邪のせいか? 食欲も沸かず、缶Bでお握り1個を流し込む・・・

アウターを整え、兼用靴を滑走モードにし・・・良い雪を滑って、蒸ノ湯展望台へ・・・
ここでシールを装着して、スキー場TOPへの登り返し、TOPでシールを外し・・・
ダラダラと、誰も居ないスキー場を滑り車へ。

帰路の降り道は、雪も腐りグズグズ・・・春です。
明日・明後日も晴れが続く模様、体調が悪くないなら、八甲田に行こう~~ 

今日は、天気に恵まれ 楽しく遊ばせて貰った・・・八幡平に感謝!!!

3月1日
八甲田山スキールートの中で、
中央・宮様・城ヶ倉・硫黄の各ルートの標識竹設置が終わり、
ツァールートとして開放されました。

銅像・八甲田温泉・箒場岱・睡蓮沼へのルートは、4月1日開放予定。

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青点は、夏道登山路。赤点はスキーツァールート。
愈々、春スキーのシーズンインです。今季は積雪が少なく、GWまでは無理だろうが、
4月中旬までは十分楽しめそう~

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