海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2022年05月

5月29日
24日のを最後に、スキーの季節が終わった。
次の遊びは、6月から9月迄のヨットだが、開始の案内が今だ無し・・・
晴れた日は、庭イジリやニワカ百姓業より、遣る事が無い。

牡丹が 咲き始めた。今年は蕾も多い・・・我が家と妻方の仏壇に、芍薬と共に供える。
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キスゲも開花・・・一説には、1日限りと言うが、2日は咲いてる・・・
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去年の10月中旬に植えた()が、“茎”を出し始める。
葉を見る限り、2回目の栽培は上手く行きそう・・・葉が枯れ始めれは収穫。
手前に食用菊の“もってのほか”を、株分けして植えた。これはピンク、黄色より美味い。
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何年振りかで、薩摩芋を4株植えた・・・根付いたのか? 緑の葉が出始める・・・
確か? 120日後が収穫なので、9月末頃には喰えるかも・・・

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“ミョウガ”も順調に育ってる・・・
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“温州みかん”だが春先に根を切り植え替えをした(
新芽が出たが・・・花目が数個より出ない・・・植え替え時期を間違えたのか・・・
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“透かし百合”が咲いた。今や、希少植物か? 絶滅危惧種のはず・・・毎年咲いてくれる。
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今年は、胡瓜を3本植えた。何年も同種2本だったが、今年は3本が別種。
それぞれ苗の謳い文句が違うので、どんなのが生るか? 楽しみだ・・・
蔓が出始めたので、今日ネットを張る。昨年強風で倒れ掛けたので、今年は支えで補強。

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Black bassを釣って1年に為る()。30cmに成ろうとしてる。
釣ってから秋までは、トンボや虫を喰わせてたが、活餌の無い晩秋から今迄では、
釣った魚のアラを小間切れにして、冷凍してたのを喰わせてた。餌が枯渇したので・・・

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“お魚キラー”(下図)で、餌にする小魚捕り。Home centerで売ってる物ですが・・・
公然と販売されてるのに、これが可笑しいのです。
各県の
「漁業調整規則」「内水面漁業調整規則」に拠ると、この網は使用禁止。
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製造や販売に規制が無く、使用は禁止です。河川や海には“漁業権”が有る為とか・・・
この網を仕掛たのは、“農業用水”田圃の中の水路。権利関係は、水利権のみです。
小ハヤが捕れて、
Black bassの餌に・・・3匹も喰えば腹パンパン。
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Black bassは獰猛と言われてるので、小魚を見れば攻撃するかと思ってたが、
見てる限り「足るを知る」魚です。

5月25日
水産庁から、黒鮪釣りに対して、全国の遊漁船業者に“御達し”が出た・・・
しかし・・・遊漁船業者に直では無い、水産庁⇒県担当⇒漁業組合⇒組合員と言う手順。
所謂上意下達である。

内容は“資源保護”の為に、30㎏(体長1m未満)以下の黒鮪が釣れたら放流せよとの事。
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世界的に資源保護の必要性は判るが・・・
普通に海で釣りをしてて、黒鮪が針に掛かる確率は、ほぼゼロです。
鰤等の青物狙いの、太仕掛けでの“ナブラ打ち”や、メタルジグでの“バーチカル”釣りには、稀に掛かる。鰤等と同じサイズの黒鮪は、針掛かりすると2倍の強烈な引きをする。
其れ為りのラインシステムを組んでないと、30kgの黒鮪を釣るのは不可能だ。

仮に針掛りたとして、船縁まで巻き上げて、其れが30㎏(1m)以上か?未満か?
釣り上げて、計らないと判らない・・・高い船縁からの針外しも殆ど不可能・・・
ナブラ打ちで使う、トリプルフック(三叉針)に掛かった鮪は、放流しても先が知れてる。
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折角釣れた鮪、小物でも「美味しく戴く」以外、無いだろう・・・

釣りをした事も無い役人が、机上の論理で有る・・・
一本釣りの漁師や釣り好きが、年間釣り上げる小物の数量は、高が知れてる。
規制しなければ為らないのは、“巻き網漁”で有り、その船団で有る。
探索船で魚群を探し、小物から大型魚まで一網打尽にする。
鯵・鯖・鰯の群れには、其れ等を捕食する鮪が着いてる。
網で擦れ・船倉で悶絶死した鮪は、丁寧に血抜き・活締めされた鮪と比べ、
市場価値は1/3・1/4に落ちる。
この船団や漁法を規制せずには、黒鮪の復活等有り得ないのです。

5月23日
数日先の天気予報を見てるが、3社(気象庁・ウェザーニュース・気象協会)共に、24.25日が晴れマーク。今季最後の春スキーを・・・と、矢島祓川登山口へ。
12時に家を出て、頑張って走り3時半に現地着。途中の林道で拡幅工事が始まってた。
狭くて交差しずらい処をだ。祓川駐車場は平日と在ってか?ガラガラ。
定位置に停めて、Pの端に有る蛇口から水を得ようとしてたら、ヒュッテの管理人が来た。
まだ水質検査してないので、煮沸しする様にと・・・(水源は雪解け水)

風が無いので、吸血ブヨがワンサカ飛んでる。ブヨが出る前のGW頃は外呑みも良いが、
車内で
窓を開けて蚊取り線香を・・・これが、虫除けに一番効く。
窓辺には来るが、中には入る勇気が無いらしい・・・。

日本海に沈む夕日が、東側の雲を染める。 
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明日は、予防通りの天気か・・・
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寝袋は、厳冬期用なので持って来ず、ダウン上下を着込み就寝。

5月24日
4時前に目覚め・・・雲海の縁が朝日に染まってるが・・・手前に怪しい雲・・・
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間もなく太陽が出るか・・・
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山が染まる・・・
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出た! 朝日を眺めながら、外で珈琲。気温が低いので、ブヨは居ない・・・
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5時1分のの山頂画像。
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この後・・・海側から濃いガスが湧き6時頃まで、山容が閉ざされる。
予報が外れたか? この間に朝飯を喰い、準備を・・・

ガスが晴れた・・・出発する事に・・・ヒュッテ裏の雪が消えヤブ、板は履けない。
木道を渡り・・・途中から板を履く、第一の関門。辛うじて雪が繋がってる・・・
この斜面は、ジグ切って登る・・・
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いつもクラックが入る処・・・縁を慎重に・・・
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第二の関門。夏道横断だが雪が残ってて、右隣の雪渓に移れた。
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急斜面を斜登して、山容が見える処に出る。雪原が日差しに暖められてガスが湧く・・・
暑い・・・汗ダク・目に染みる・・・上着を脱ぎ半袖Tシャツ一枚で登る。
七ツ釜避難小屋へ直登か? 左の尾根を越えれるか? 
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第三の関門。踏み跡が、年々ハッキリとしてくる、枝も折られて鮮明。
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板を脱いで、裏の雪渓に出る。

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ブッシュが出て、少し遠周り。
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右に、七ツ釜避難小屋が見える処に来た・・・ガタガタの縦縞だ・・・
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振り返ると、北から東に雲海。
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山頂への標識は、“大雪路”に立てられてるが、それに沿わずに左へ・・・
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例年に無い大クラックが・・・
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第四の関門。ブッシュが立ち上がってる・・・GWから2.3mもの雪が解けた・・・
上手く突っ切れるか? 板のままで5m位藪コギをして、乗り越える。
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右手に、“大雪路”終点の“氷の薬師”が見える。九合目と言う説も有るが、そうなら舎利坂は九合五勺と言う事に為るが・・・左に進む・・・
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斜登して、急登を登り終えると・・・七高山直下の“島”が見えた・・・
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“島”まで3時間、今の体力では早い方だが、暑さと汗で脱水気味・・・板を外して大休止。
山形側の2000mに雲海。休んでると、雪渓の上を吹いて来る風が、半袖T シャツでは寒い。
長袖を羽織り、ハイ松の風下に隠れる。
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山頂からの話声が、風に乗って聞こえて来る。小一時間休み・・・今日は此処で終了。
疲れ果てた・・・シールを剥ぎ・昼飯を喰う・・・さて、このガッタガタをどう滑る?
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登って来たルートを滑り、藪コギした手前から、左の“大雪路”へ滑り込む。

“大雪路”の名の通り、大雪渓だ。残念ながら・・・雨後の縦縞地獄。
“大雪路”は、氷の薬師から七ツ釜避難小屋までの、広大な雪原。野球場3つ4つ位?
何処で板を回すか? 平場を探すのが容易でない・・・何せガッタガタなのだ・・・
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“七ツ釜避難小屋”。この先登ったルートを滑ると、一箇所板を脱がなければ・・面倒だ。
御田への急坂を滑る・・・左端の縦溝が少し小さくて楽。
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ヒュッテ脇の池で、板を洗う・・・車に戻ったが、ブヨが凄い・・・
車の整理や着替えをしたかったが、止めて・一路花立のPへ走る。
花立で、車内整理・顔を洗い・半袖短パンに着替える。

これで春スキーは、終了。
6月からのヨット講習が始まる迄は、植木屋や百姓業をしよう~

5月18日
今年の山開きから
矢島祓川登山口に在る、標高1000mの祓川ヒュッテからの、
ライブ画像が見れる様に為った。北東の方向から、10分間隔で山頂他を写している。

https://haraikawa.pixif.jp

朝日を浴びて、黄金色に輝く山頂。手前が、七高山2229m、奥が新山2236m。
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ヒュッテ脇の“竜ヶ原湿原”。早朝・夕方の登山客が居ない時間帯に、熊が現れる場所。
残雪が有る時期限定だが、上手く行けば熊が写ってるかも・・・稲倉岳1554m

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画像中の赤線部分の雪が繋がってれば、七高山の山頂からの連続スキーは可能。
また、
青印は、1570mに在る“七ツ釜避難小屋”トイレも在り。
切れても、板を脱いて少し歩けば可能。その頃は下方でも板を背負う場面が有る。
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春・夏スキーに参考に為るカメラだ。

5月16日
今日は、象潟側から入山。12時半に家を出て、3時間半で鉾立登山口に到着。
鉾立山荘の小屋番と一年振りに会う。N女史と会った事やT氏が泊まった話。

明日予定の登り口の雪の様子を見に、山形県側に行くと・・・青年が車に戻ってた。
雪が繋がってるのは、大平手前の沢筋だと、教えて貰う。

山荘に戻ると・・・今夜は、浜松からの単独だけが泊まりだと・・・
単独が、小屋番にルートを聞いてたが・・・詳細に為ると小屋番が、俺に振った・・・
ルート上の今の雪の状態を、山荘備え付けの図で説明すると、クドかったのか?
「初心者で、無い」と怒られた・・・なら、アレコレ聞くなよ、馬鹿タレが!!
(腐れ雪なのに、アイゼン履くと言う? キックステップで登れ無い時に、アイゼンだよ!!)

こんな時は、長居は無用 水を分けて貰い、稲倉裏の水平スペースで、車中泊の準備。
標高1000mにしては暖かい・・・Whiskyで一人宴会。
日本海に夕日が反射して、太陽がふたつだ。
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期待した程の夕焼けにぱ為らなかった・・・
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5月17日
5時に目覚め・・・湯を沸かして、珈琲。朝飯を喰い・・・車を移動と思ったが、
青年に路側だと聞いてたのを思い出し、歩いて行く事にする。
車には板5本の他、山道具一式を積んでるので、人目にに付く山荘前に駐車。
板に靴をセットし、小次郎背負いで、スニーカーで登り口へ、下り坂なので楽に着けた。

2m程の雪を登り、雪面に上がる。兼用靴を履き、スニーカーをブッシュに吊り下げる。
登って行く沢斜面、昨日滑り降りた跡が、古雪が寄せられハッキリ判る。
ここは、初めて登る。

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振り返って見ると、片斜面だ・・・
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縦溝は、それ程気にならず・・・行手が狭まってる・・・通れるか・・・
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通れるが・・・1週間後には、ヤブ漕きだ・・・隣の雪渓に移動。
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広い雪渓だ・・・正面を目指して登る。
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登って行くと、ブッシュが切れてる処が・・・切れ目を目指す。
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更に隣の雪渓に移る。大平登山口と合流、標識旗が立ってる。
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左に鉾立口から登ると有る、賽の河原を見下ろして、雪渓を詰める。
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1600m、御浜⇔笙ヶ岳の樹走路に出る。
正面に鳥海山、鍋森・月山森が・・・“鳥の海”は、まだ雪の下だ・・・

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この景色を見ながら、大休止・・・
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笙ヶ岳三山の東斜面。
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昔、この斜面を滑り、板が外れて・・・死ぬ思いをした・・・
今日来たのは、山スキーをしたい事も有ったが、他の目的も有った。
知り合いの仲間が、4月上旬から何度の捜索にも、今だに行方不明・・・
厳冬期でも日帰りで鳥海山を登る“岳人”が、この辺で消息を絶ったらしい・・・
“煙草”と、非常食で持ち歩いてる“甘納豆”を供え、手を合わせる。

山での遭難事故には、一言有るつもりで居るが、この事故は残念で為らない・・・
見ず知らずの方に、こんな思いをしたのは、初めてである。
1日でも早く、家に帰れる様に・・・

南に月山が綺麗に見えてたが、霞んで来た・・・風も冷たく為る。
ヤッケ被り、シールを剥がして、一気に滑り降りた・・・
上が緩斜面、下が急と言う不思議。ここは面白く無い、やはり鳥海山スキーは祓川だ・・・
道路に出て、スニーカーに履き替えて、登り100mを30分掛かり車に戻る。

次は・・・八幡平の“ドラゴン・アイ”でも見に行くか・・・そろそろ開眼した頃だ。

追記 笙ヶ岳遭難の件
20日に、仲間の一人が捜索に登り、クラックの底8mで発見。
21日に、41日振りに収容された。やっと家に帰れる・・・合掌

5月15日
今日は、隣の小学校の運動会。
コロナ禍以前は、昼を挟んで父兄も参加、賑やかだったが・・・昼前に終了。
孫が通う小学校も、今日が運動会。楽しみにしてたが、家族以外はお断りの知らせ・・・

PCで、こんな記述を見つけた・・・
山梨のキャンプ場から、行方不明に為った女児の件が、【登山ちゃんねる】に。
【登山ちゃんねる】とは、所謂まとめサイトである。
【登山ちゃんねる】⇒http://tozanchannel.blog.jp/archives/1080262738.html
この中で、 ID:tGF7KDpz0の投稿者が、
足跡の話も含めて地理・気象・時刻・状況すべてを網羅した資料貼っとく
まずはこれに目を通して地形とか全部把握してから考察してね
と、Google Mapを3D化した画像を載せている。
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図中に書き込まれた、記載も実に判り易い。
行方不明の2日後に、捜索ボランティアが発見した靴跡の位置も記載。靴跡の画像も有り。
靴跡発見者は消防に伝えたが、それが何故か警察には伝わらなかったらしい・・・
 ID:tGF7KDpz0の投稿者は、靴跡まで実線。其れ以降の足取りを破線で想像してる。
尾根に登った後は、登山道の大室指ルートか椿ルートを辿り、涸れ沢に至ったと・・・

また、捜索ボランティアが撮影した当時の地図の書き込みをマッピングした結果

発見場所は完全に捜索範囲外だったことが発覚
「何度も捜索した」のは道路のそばだけだった模様とも・・・

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今回の事故では、消防・警察・自衛隊・ボランティア・他が多数参加し捜索したが、
事件・事故両面での捜索の為、警察が主導した。靴跡情報も伝わらず、その指揮命令系統・他隊との連携・情報交換に、問題が有ったのでは?と思う。
靴跡情報を共有して、集中捜索をしてたら、死なずに済んだものを・・・

再捜索が行なわれているが、1日でも早く家族の元に帰れる事を願う・・・合掌

5月4.5日
4月30日のは、急ブレーキが掛かる“湿り新雪”と“風紋”で、
満足に滑れなかったし・七高山頂も踏んでない。
予報では5.6日が晴れマーク、5日9時の山頂付近は11mの風だが、昼には治まると・・・

前日の4日に4時間走り、夕方に現地入りをする。
山は、1800m辺りから上は
南西寄りの風で、滝雲の中・・・
何時もの定位置が確保出来た。晴れてたが風が強く、車が横揺れ。
到着後即一人宴会・・・厚手ダウン上下を着込む。(寝袋は持参したが使わず)
県外車が続々登場、県営の小屋泊客が多い。素泊まり1830円・寝具510円は魅力だ。
多分寿司詰め状態だろう・・・

翌朝目覚めると・・・第1Pも第2Pも満車、暗い内からヘッ電点けて登ってる・・・
湯を沸かし、夜明けの珈琲・・・知人にmail「今日来る?」「満車」「猿倉から登る」
七高山で12時に会う事にする。

今日も、毛足の長いシールで登る・・・時折、吹き下ろしの突風が吹く・・・
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小屋番が立てた竹標識に沿わず、何時ものルートで・・・
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右手に、七ツ釜避難小屋が見える。この辺から“真っ白”、更に新雪が積もってる・・・
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振り返ると・・・蟻の行列だ・・・
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30日の様にエッジが凍る事も無く、登れる・・・
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ハイ松の“島”が見えて来た・・・板を外して休める、最後の処だ・・・
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板を外して、大休止。日頃運動をしてないので、この辺に来ると・・・太腿パンパン。
薄っすら汗に風が当たり寒い・・・ペラペラヤッケを着込むと快適。
30日は、これより上の雪の状態が悪く、断念しシールを外して滑走。
今日も・・・と思ったが、老若男女?が必死乞いて、皆山頂を目指すではないか・・・
知人との約束も有ったし、去年は山頂を踏んで無い、久々に登って観るか!!!と。

ここで、秘策のツムラ漢方薬“芍薬甘草湯・68番・2.5g”を2袋飲む!!! 
下肢の疲れに効くのだと言う。
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何故か?我が家には大量に有る。元看護師の妻から、山で飲めば楽なはずと言われてたが、
“ヤク”に頼って登るのも・・・と思ってた。今日は2袋、ポッケに忍ばせて来た・・・
今は外装のデザインが変わったが、中身の効能は同じだ・・・

約束の12時に1時間半も有るが、1時間で登り・山頂で30分待つ作戦でスタート。
再び板を履き、シール登行・・・考えられない位に、足が動くし・前に出る!!!
アットと言う間に、“島”は遥か下に・・・

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七高山頂が目前です~~
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30分も掛からずに、外輪に上がった・・・“ヤク”の効き目は凄い・・・
半円の外輪の中に、新山。2年振りの対面。

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七高山頂、人だらけ・・・皆さんメットから板まで、一流の装備です。展示会みたい?
MILOの登山ズボンに、50年物のさかいやヤッケ・タオル鉢巻は、オラだけです・・・
板のビンは、2.3年前TLTは珍しかったが、今や6.7割がTLTだ。
ガッタン・ガッタンのディァミールはもう古い・・・
スプリット板も急増してる。
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新山にも人の列が・・・予報通り風が治まり快適。
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続々と登って来てる・・・知人を探すが・・・見つけらけず(携帯を車に忘れて来た)
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昼飯を喰い、12時も過ぎたので・・・滑走準備。
山頂部は混雑してるので、外輪から新山への夏道分岐に移動。
下を覗くと・・・絶好のバーンが荒れずに残ってる!  準備してるのは2人だけ・・・
必死乞いて、ガタガタの斜面を滑るよりもナンボ楽だか・・・
シールを外して、東斜面を滑る。新雪湿り雪が薄くて、曲がりも楽だ~
“島”の下まで滑り、大斜滑降で大雪路に出る。ここはガタガタだ・・・

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七ツ釜避難小屋脇の急斜面も、転ばずにクリア。
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ここから下は、サラメ化してて快適。
車に戻り、椅子で日光浴しながら・・・チンタラ後始末。
隣の青森人が降りてきた・・・車に貼った“真実の目”のステッカーを見て、
酸ヶ湯で会ったと・・・

新潟人 妙高市から初めて来たと言う。豪雪地帯の妙高高原には、まだ雪が有るが、
こんなに長い距離を、登り返し無しで滑れる斜面は無いと・・・来年も絶対来ると言う。
全国区な意味が何となく判った・・・
第1Pを出て、第2Pへの細道(2台が慎重に交差)には、片側路駐がズラリ、第2Pの下も。

帰って、某なんちゃってガイドの5月5日のブログ拝見。
笙ヶ岳で・・・
「巨大雪庇ぎりぎりに人影。他人事ながらハラハラ。」と、記している。
全員貴方より“力量”が有る、山男達です。心配ご無用・・・
4月上旬に、単独行中に行方不明に為った方の、山仲間による自力捜索隊。
クラックに落ちたのか? 計画ルートを、ヘリ捜索したが発見できずに、
今に為ってる。
一日も早く、奥さんの元へと願う・・・知り合いも捜索に参加中だ・・・

4月29・30日
待ちに待った、秋田県側の鳥海山(矢島祓川口・象潟鉾立口)への道路が開通した。
GWの天候が不安定で、連泊して楽しめる状況に無いが、30日は晴れ予報。
29日の夕方に祓川口に着くように、12時に家を出る。29日は、昼から雨予報。
走り始めて・・・直ぐに雨・・・しかも、黄砂で汚れた雨・・・
4時間掛かって、4時に祓川口の駐車場着。標高1200m、ミゾレ混じりの雨・・・
一人宴会をしてると、次々に明日の晴れを狙った車が登って来る。
ミゾレが雪に替わり、吹雪状態・・・何年も来てるが、吹雪は珍しい~

目が覚めた、時計を見ると間もなく5時、真っ暗だ。4時半過ぎ頃に日の出なのだが・・・
何と・・・車が雪ダルマ状態、ミゾレで濡れてたのに雪が付着して、朝日を遮ってたのだ。
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20cm以上は積もってる・・・長靴は持って来て無い・・・山用スコップで、周囲を除雪。
日中は気温が上がるので、直ぐに解けると思うが、迷惑な雪だ・・・
日差しが強く、微風快晴だ。湯を沸かし、椅子を出して外で、珈琲。
朝飯を喰い、準備をする。新雪が積もってるので、シールは毛足の長いのを貼る。

湿った重い雪で、板の上に張り付く・・・蹴っても、離れ無い・・・
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只管、先行者のトレールを辿る。暑い・・・額の汗が目に、バンダナで鉢巻。
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トレールが分岐。直接七ツ釜避難小屋へ登るのと、尾根の上を巻いて登るルートだ。

尾根に出るルートを選ぶ。

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右に大きな亀裂が・・・
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この辺に来ると・・・降雪が均一で無く、風紋が出来てる。
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1800m辺りから、風が出始める。
日差しは強いが、板の上の雪が解けて、エッジに凍り付き、歩く度に抵抗が有る・・・

山頂直下のハイマツの“島”に着いた・・・3時間半も掛かってしまった・・・
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この先、山頂まで1時間は掛かる・・・登っても、この“ウネウネ斜面”は上手く滑れ無い!
板を外して、“島”で大休止。エッジの氷を、ストックで叩き落とす・・・
休んでると、寒い・・・アウターを着込む。
一団がシールを付けて滑って来た・・・途中まで登ったが、シールが効か無いと・・・
2人は板を置いて、アイゼンを付けて登ると・・・他はシールを外して帰りを待つと。

山頂を諦めて、シールを外し・・・ワックスを塗る。
夏道の“氷の薬師”方向に滑って見たが、登って来たルートよりも、風紋が大きい・・・

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登って来たルートに沿って、滑る事にする。
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“大雪路”辺りまで来ると、風紋は無く為ったが、新雪の厚みが処に寄りマチマチ。
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板を取られながら、何とか・・・七ツ釜避難小屋へ・・・
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下から、“兎”が必死に走って登って来た・・・タカやテンの姿が無いのに・・・

避難小屋から下の雪は、日差しで“ドフドフ”の腐れ雪に為ってた・・・

車に戻ると、屋根の雪は落ちてて、周囲の雪も消え掛けてた。
椅子を出して、日差しを楽しみながら、帰りの準備。
明日も晴れなら、喰い物も有るし居れるのだが、雨なのだ・・・
次の晴れ間は、5.6日頃? いいザラメに為ってれば良いのだが・・・

4時間走って帰宅、疲れた~~

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