海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2022年12月

12月28日
昨日の夜に、森吉山で遭難の報道が流れた・・・

27日午後3時50分ごろ、秋田県北秋田市の森吉山に登り、スノーボードで下山中に現在地が分からなくなったと青森市の会社員男性(44)から110番があった。

夕方の4時近くに為ってから・・・現在地が分からないとは、何考えて登ったのか? と。
まだ日が短い今は、4時頃に為ると
辺りが暗く為る・・・
通報の時間からして、朝では無く昼から登ったと想像。
続報が無いので、スキー場のパトロールとかに、救助されたかと思って居たが・・・

今日の報道で、
27日に北秋田市森吉山でスノーボード中、現在地が分からなくなったと110番した青森市の男性(44)は、28日午前9時5分ごろ、森吉避難小屋の東約200メートルで無事発見された。男性にけがはなかった。
何と一夜、山中で過ごした様です。一夜過ごす装備を持ってたのか?
此処数日は、この標高(1300m付近)でも、夜間は-10℃に至らず、生き長らえたと・・
色んな疑問が湧く・・・
①何故、そんな時間に山中に居たのか?  (山頂から滑るには、時間が遅過ぎる。)
②山頂から見通しが有れば、眼下に登って来た避難小屋が見える。其れを見て滑れば?
③視界が無かったら、トレール(自分が登って来た跡)に沿って滑れば?
④ルートロスした時点で、何故登り返さなかったのか?(暗く為って出来なかったのか?)
苦言を言えば、少しはボードで滑れるが、山を舐めてる奴に違いない。

迷った経緯を想像して見る。(下の画像)

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普通、青ラインで登頂する。山頂から、調子コイて無木立の赤ライン滑ったと思う。
理由は、昔 同じ様なルートを辿り、戻るのに四苦八苦した例を見たから・・・
その先は、下図の様な急斜面と為る。そこに来て、初めてルートロスしたと思ったのか?
時間的に暗く為り、登り返す気持ちも無く、安易に110番・・・笑止!!!
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幸いかな?  27日にスキー場に、新型モービルが納入された。初仕事に役立ったと思う。
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スキー場のゴンドラを使って、楽に上に登れる山だが一歩間違えば、こんな事故が起きる。
110番通報から一夜明けた28日、朝から40人以上で捜索したとか・・・
スキー場のルールで、場外救助の実費は、1時間当たり・雪上車1台5万・モービル1台3万・
パトロール員1人2万・支援者1人1万、だそう・・・(警察・消防は無料)
避難小屋から200m先で収容されたらしが、冬のボーナスがブッ飛ぶ請求額だろう・・・
この煽りで、今朝のスキー場コンドラの営業開始時間が、遅れたとか・・・迷惑な事だ。

年内は、この先穏やかな天気は、今日だけ・・・森吉に行く気に為ってたが、消沈。
巷で、また単独山行が問題視されてる・・・2.3人で登っても、烏合の衆では・・ね。

銭金の話では無く、冬山で遊ぶには、其れ也の覚悟が必要だと言う事。
心して、山と“対峙”しなければと思った次第。

12月21日
前夜、天気予報をチェックしたが、明日は寒波が去って一段落の曇り予報。
今朝6時に目覚めたが、外はまだ暗く・・・その内に東の空が白み・・・朝日が!!!
若しや晴れるのでは? 
17日には、Xmas寒波の到来を、http://weather-gpv.infoを見て、予想してたが・・・
テレビでは、今朝に為って始めて、Xmas寒波が来ると報道・・・

寒波前の穏やかな天気は貴重、曇りでも雪雲が無ければ、山へ・・・
処が、家の前の夜間降雪が7cmほど・・・そのままでは、夜勤帰りの妻が何と思うか?
泡喰って除雪、朝飯をレンジで温めてる間に、車の暖気・ウェアの着込み・登山届準備・
置き手紙・ヤル事は山程・・・

7時45分出発。道中は、凍結してて神経を使う・・・下界は青空だが・・・
目指す森吉山は、1300m辺りから上が雲の中。
9時、森吉スキー場着。平日なので車は少ない・・・準備して、登山届け提出、2番です。
ゴンドラに乗って・・・今日も、新雪・深雪を想定して、センター105の板・標識80本。

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ブナ林の枝が折れそうな着雪・・・
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山頂駅が10時着。準備しながら上を見ると・・・登山届け1番の3人組が見えた・・・
直ぐに板を履き、シール登行・・・3人組のシュー跡を辿る。
何と・・・200m先の樹氷平で、ウロウロしてるでは・・・確かに新雪が深くて難儀だが。
男2・女1の若者だ・・・先に行く気が無い様なので、樹氷観測器機の下を巻いて進む。

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17日よりも新雪が増えて、トレールが全く無く・・・しかも雲の中で、見通し無し。
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冬山のルート採りのテクが試される・・・
尾根近くの樹氷帯を辿ると、巨大風紋や樹氷間の蟻地獄に嵌まる恐れが有る。
青森トド松(樹氷)の枝は、雪の中で重さで下を向いている。
枝の下は空洞・・・踏み抜いたら・・・履い上がるのは、一苦労です。
樹氷帯を避けて、その下を大きく迂回、センター105の板でも膝まで沈む粉雪・・・
体力の消耗を感じるが、滅多に無いシーンだ。

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樹氷帯を下から交わし、尾根の上に出た・・・
雲が消え、見通しが良く為る。風の当たる尾根の雪は締まってて快適。
ここから標識旗を、25~30m位の間隔で立てて進む。

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石森1300何mが見えて来た・・・風も無く・寒さも気に為らず・・・
右の雪庇から5m位離れて登る。雪庇を踏んで落ちた奴も多い処だ・・・

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石森Pの下の夏はベンチの有る処で一本立てる。ここまで1時間も掛かって仕舞う。
後ろから、全身黒装束の単独シューが来た。
「トレース使わせて貰いました」と、挨拶される。何と女だ、それらしい色を着ろよ!

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彼女は・・・獲得高度を下げない様に、歩いている様に見える。遠廻りだ・・・
ザックに小旗を挿してるが、目印も短く・竿も長目の焼鳥串程度だ、無いよりは増しかも。
旗旗間は基本直線に歩き、間隔を一定に取ると、帰路吹雪かれても役立つが・・・

お構い無しの歩き方をしている。人の事は、どーでも良いが・・・
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彼女の踏み跡とは別に、成るべく最短を目指して進むが・・・サラサラ新雪の深雪に苦闘。
この上に登れば、阿仁避難小屋が・・・

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避難小屋からの本峰、この頃は見通しが効いてたが・・・
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避難小屋脇の無木立台地を直進して、本峰の登りに入ったが・・・12時に為る・・・
17日は、ここより上で、1時半に撤退を決めたが、帰路はライト点灯の運転で疲れた。
今戻れば、日の有る内に帰れる・・・パン1個を珈琲で流し込み帰路へ・・・
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雲が段々厚く為る・・・
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避難小屋 目前・・・左シュー跡 右スキー跡
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彼女が挿した標識旗 リボンも軸も短か過ぎる。トレールが消えたら探し当てるのは至難。
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南まで雲が広がって来た・・・
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17日に続き、今日も鳥海山が見えた・・・この時期では珍しい・・・
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標識旗を回収しながら、石森Pまで戻るのに1時間を要して1時だ。ここでシールを外す。
ゴンドラ山頂駅まで滑り込み、板を外して一息入れてると、上から凄い滑りの方が、
「また、来てたの。今日は何処まで?」と。「松倉を滑って来た」と言う。
そう言えば帰路、石森への尾根に登りのスキー跡が有った・・・
17日に会った御仁だ・・・石森に登り・松倉に滑り・登り返して滑る・・・驚愕の体力。
今だに、記憶から飛んでる・・・ゴーグルを外して顔を見せてくれたが・・・
5月の鳥海山春スキーで会った方かも・・・そんな気がする。

圧雪されたゲレンデを、センター105のRocker板で滑るのは、結構大変だ・・・
何か足の裏で板が勝手に曲がる感じがする・・・無事下に滑り降りで帰路へ。

17日に続き、今日も山頂には立てなかったが、膝ラッセルで雪山を満喫した!!!  
次は、Xmas寒波が明けてからか~ 八甲田にするか? 森吉か? 悩ましい・・・

12月17日
15.16日と続いた、この冬初の寒波が去り、今日緩んだ・・・
今朝起きたら15cm程の積雪が・・・朝飯喰って、8時から雪寄せを・・・
9時半に終わって、PCで天気予報をチェック。
直ぐに次の寒波が来るとかで、山行を予定してた19日は、雪・吹雪マークに変化・・・
その後の日を見ても、今日より無さそう~

恐る恐る妻に・・・山サ行ってもいい?  雪寄せで疲れてないの? 大丈夫。
直ぐに、登山届けの雛形を修正して、プリントアウトする。

9時半を過ぎてるので、これから山に向かっても、登れる範囲は限られてるが・・・
夏は暑くて嫌いだが、雪の中を歩きたいのだ・・・

車には、常に山道具一式が積んで有るので、喰い物を持ては、直ぐに出発可。

一番近い森吉山、今季はまだ行って無い・・・11時に森吉スキー場に着く。
何と、駐車場が舗装されてる・・・夏は、砂利だったのに、市がやってくれた?

準備をして、登山届を出す。4番だ・・・既に3パーティーが入山してると言う事だ。
ゴントラ1回券を買う・・・エッ!!! 1400円だと・・・200円の値上げだ・・・

券売り場で、バッタリ「今来た?」 「1時間前」だと、ただのスキーで来たらしい・・・
スキーは下りのみ・・・山スキーは、登ってナンボ・・・どうする鳥海・・・?

11時半にゴンドラに乗り込む・・・
今日も新雪・深雪を予想し、重いがセンター105の沈まない板で。

天候も良くないので、帰路の目安に、標識を約80本持参。
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視界は良くないが・・・ブナの雪化粧を眺めながら・・・
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11時45分、ゴンドラを降る。シューの2人と山スキーらしい2人が降りて来た。
時間的に途中敗退か・・・

直ぐにシール登行。樹氷平から山に入る・・・彼等のシューの下りの跡とスキー跡が・・・
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樹氷は、未完成です。南の垂れた雲が、気に為るが・・・
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南南西の遥か彼方に、鳥海山が・・・この天気で珍しい・・・
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石森への尾根に出た、奥に山頂が見える・・・天気が天気なので、ここから標識を立てる。
北西からの風が、超寒くて左頬が痛い・・・フードを被る。帰りは風向きが逆に為った。

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石森P(1300何m)着く。90°進路を変え、曲がった事が判る様に、標識を3本立てる。
先のシュー2人とスキー2人は、ここから引き返した様だ・・・この先にスキー跡無し。
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阿仁避難小屋を目指して登る。途中、振り返った画像。左が石森P、三角が一ノ越P。
石森Pからは、シューで登った跡が・・・ストック跡から4人か?
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途中で、山頂から降りて来る4人が見える・・・
1300何mの阿仁避難小屋に着いた。
小屋前にシュー2基、
2階から侵入して、ガタガタ靴音が聞こえる・・・
小屋前で立食いしてるシュー男女。これで3パーティ確認。時間的に俺が最後だ・・・
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1300mを過ぎても、樹氷は未完成・・・
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稚児平手前で、南東方向から低い黒雲が流れて来る・・・この先、荒れるに違いない・・・
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1400何mの山頂が目前に見えるが、1時半に為ってしまった・・・
この先の天候悪化を予想して、ここで断念する。
休み無して来たので、板を外して大福餅を2個喰う。そして、即 旗を回収しながら戻る。
後で、この決断が大正解だった・・・


途中、一瞬だけ日差しが射したので・・・樹氷原を・・・
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標識が有れば、心強い~
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間もなく、石森P
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石森Pからの、森吉山(向山) 山全部が樹氷原だ・・・
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石森Pで、スキーの単独男性が・・・強風の中、シールを剥いてるのか・・・
この強風では、シールを剥ぐ気に為れず、そのままで滑る・・・体が右に倒され気味だ。
トレールが消え掛かった処も・・・雪庇が形成された風(季節風)とは、逆から吹いてる。

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風が息をしてて、強い時は立ち止まり、風に背を向け・・・弱まってから進む・・・
山頂を目指さず、早目に帰って正解。時間が経たら、もっと手前で地吹雪に合ってたかも。

風の当たり具合か? トレールが残ってる処も・・・雪庇の先の雪が飛ばされてる・・・
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ゴンドラ山頂駅が見えた処で、石森Pに居た単独氏が追い付いて来た・・・
名字を呼んで声掛けして貰う・・・大館の◯◯だと・・・「急に荒れて来たな~」 
「気を付けて~」と、一気に滑り降りて行った。メットにゴーグルで顔判らずだ・・・
大館◯◯さん? さて、何処で会ったか・・・思い出せ無い・・・やっぱり呆け症状か?
冬山は、何時も“黄と黒”のツナギに、熊尻皮を付けてるので、見た方は忘れないのかも。
何年か前の大寒の阿仁避難小屋泊での、鷹の巣山岳会の方か・・・
又は、八幡平でお会いした方かも・・・困ったものだ・・・
大館の◯◯さん、申し訳無い・・・今度お会いの節は、宜しくです。

3時にコンドラ山頂駅に着いた・・・駅舎の、風が当たらない処でシールを外し、
旗をザックに結び、靴と金具を滑走モードにセットして、スキー場を滑走。

事務所に下山報告をして、帰路に・・・途中で、阿仁の知り合いの飲み屋に寄る。
陸自レンジャー上がりの兵だ、奥さん共々元気な様子、一杯飲みたい気分だったが、我慢。

暫く、悪天が続く・・・次は、何処の山を登るか・・・
予想では、Xmas寒波が来るはず・・・それが過ぎてからか・・・

12月14日
寒波襲来・・・予報を見ると、この先一週間は天気が悪そうです・・・
今朝、起きたら真っ白で、この冬2回目の雪寄せを楽しんだ!!! 湿り雪だったが・・・
八甲田ロープウェィーは25m以上の風で運行停止、2日連続で止まってる。
森吉ゴンドラも20mの風で停まってる・・・これで山は積雪が増えるだろう~

今の“ひまわり画像”を見ると、紫印のロシア沿岸に近い海から、雪雲が発生している。
これで、上空の寒気が強い事が判る。寒気が弱いと、沿岸から大夫離れて雲が湧く。
緑印の一帯の雪雲が、筋状の点々に見えて、北陸に流れている。大雪に為るかも・・・
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 雪雲の特徴は、範囲の広い雨雲と違って、点々で流れて来る。
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里には程々で良いが、山にはドンドン積もれだ・・・

処で・・・飼っているだが、この冬は水温を維持するヒーターを入れて無い。
昨冬は、寒いと可哀想と思い、ヒーターを20℃に設定して過ごしたが・・・
水温が20℃だと、活動が活発で餌を喰う・・・冬場に活餌を調達するにも大変。
秋迄に活餌を腹一杯喰わせてたので、メタボに為ってる・・・自然界並に越冬です。
この冬は、節電をも考えて、ヒーターをOFFにした。
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2Fの階段の踊り場に置いてるが、水温は10℃位・・・
この水温になると・・・流石、大喰いのバスも餌を喰わなく為った。
秋に獲った餌用のハヤが、15尾ほど生き残っている。
水温が高いと、3日で喰ってしまう量なのだが・・・
上部濾過の他に、牡蠣殻と活性炭を入れて、水質の酸化を防いでいるが・・・
糞をしないので、水質も何とか維持出来てる。

12月17日 追記
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17日朝、寒波が去る。紫印内の雲が消える。津輕海峡に筋状点々の雪雲。

12月12日
今の時期は、晴れる日が少ない・・・今日の予報は、穏やかな曇りで午後から晴れ間。
積雪も1mを越えて日が経つので、そこそこ雪も絞まったかと思い、
八甲田へ・・・
酸ヶ湯のPに着いたら、其れらしき空の車が4台、直ぐに準備してスタートです。

ブナの2次林の中には、土日のトレールが残ってて、新たな降雪は無しの様子です。
クニャクニャ曲がるトレールは、スキーでは回しが面倒、出来る限り直進します・・・
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風が吹かなかったのか? 雪化粧が落ちてない・・・
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林を抜けると、無木立の広場。手前の木が枯れてる・・・火山ガスが発生してる処。
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右手(南側)に、南八甲田の逆川岳1183mと、奥に横岳1339mが・・・
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大きな青森トド松、この標高では樹氷に為れず・・・
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奥に、真っ白な八甲田連峰の主峰“大岳1523m”が見えた。
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大柄な外人が猛然とスキーで追い越して行く、「オハヨウ ゴザイマス・ドーモ」と。
米軍三沢基地の要員だ、冬の八甲田には多く現れる。アッと言う間に見えなく為った。
日頃鍛えているのだろう、恐ろしい体力だ・・・

地獄湯の沢出会いに着いて、板を脱ぎ一本立てる。
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今日は、新雪深雪を予想して、登りも滑りも沈まない様に、センター105mmのRocker板。
リバティ製の芯が竹で、軽い部類に入る板だが、それでも片足1・6kgも有る。
金具はTLT370g、全面シールは重く為るので、87cmの自家製作。結構登れるものだ・・・

ここから夏道を辿った跡は無し・・・
沢通しに登り、仙人岱を目指すか? 横断して右に取り付き、硫黄岳のコルを目指すか?
テルモス珈琲を飲みながら考える。どっちのルートも上部は風の通り道だが、今日は微風。
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沢床に滑り込む、日差しが当たり、奥に大岳が見えた・・・
沢筋にトレールが伸びている。多分雪崩無いだろうが、チョット心配・・・
こんな思いがする時は、安全第一で硫黄岳のコルを目指す事に・・・
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此処にも、スキーで登ったトレールが・・・ストック跡を見ると、4人組です。
地獄沼辺りから登って来たのか・・・
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標高が上がると、青森トド松が樹氷らしく為って来る。横岳の左に櫛ヶ峯1516mが見える。
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先行者のルート取りが、実に上手い。風に因る凹凸を避けて、伸びてる。
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コルが見えて来たが・・・12時が近い、後1時間は掛からないと思うが、ここで断念する。
今の時期は日が短い、3時を過ぎると薄暗く為り、4時過ぎには暗く為る。
2.3月になれば、日も長く為り、行動時間が伸ばせるのだが・・・
1人だし、何か有ってからでは遅い・・・ワンビバークの準備は有るが・・・
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板を外し2本並べて座る、熊尻皮が有るので冷たくは無い。
クリームパン・ドラ焼き・テルモス珈琲で昼飯。吹き上げる風も無く、快適。
左に大岳の頭が見える・・・雲が上がったのだ・・・予報でも午後から回復すると・・・

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シールを外して、靴を締めて滑走・・・Rocker板は、沈まず浮遊感が有り快適・・・
雪も粉雪で回し抵抗無し・・何か滑りが、上手く為った様な錯覚・・・硫黄岳が遠くなる。
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樹氷群に日差しが当たる・・・
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今の時期は、雪が締まって無く、樹氷脇は要注意だ。踏抜くと蟻地獄状態になる・・・
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硫黄岳西斜面の樹氷群
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1時半には、車に戻れた。
下山メールをして帰路に就くが、城ヶ倉大橋からは雪が消えてて、4駆を解除して走る。

次の晴れ間は、何処を登り・滑るか・・・

山行中、気に為った事
八甲田の東の三沢市に、米軍基地が有るが、山行中に矢鱈と戦闘機が、超低空飛行。
昨年までは、洋上で訓練をしてたのだが、起伏の多い山間部を縫う様に飛ぶ訓練。
しかも編隊で! 何の為の訓練か? 半島の彼の国を想定した訓練だと、想像出来る・・・

12月7日
秋田八幡平が70cmの積雪で、2本有るコースの内1本が圧雪滑走可、1本は未圧雪だと。
八甲田酸ヶ湯は、4日には120cmだったが、その後の降雪が無く、現在97cmだと言う。
解けたのでは無く、積雪の重みで下の雪が絞まったので、20cm減ったと言う事。
雪遊びをしたいのだが、連日天気が悪く、行けないで居る。景色が見れないと面白味半減。

10月下旬にを収穫したが、その時に茎蔓の一部を水栽培して見る事に。
収穫した薩摩芋をホイル焼きにしたが、美味い焼き芋が出来た。
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四方に伸びた茎蔓を鋏で切って、Pet Bottleに水を入れて、挿して置いた。
10日程経つと、蔓の先端を挿したのは、葉が落ちずに根を出した。
途中の蔓を切った方は、葉が枯れて落ちたが、白い根を出した。茎だけで生きているのだ。
春に為れば、葉が落ちた節から芽吹くと言う。
暖房無しの、南向きの室温10℃の部屋に、蘭類と一緒に置いている。
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どの茎からも白い根が生えている。根が生えてる処は、葉が付いてた処からだ・・・
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外気温が20℃位に為ってから、地植えすると、薩摩芋が実ると言う不思議。
春先に苗を買っても幾らもしないが、100%自家栽培に挑んで見ようと思っている。

12月5日
共同通信社が配信した、都道府県知事・議員の旧統一教会との関わり記事が、
各紙紙面を賑わしている。
知事13人・政令市長9人・議員334人が関わりが有ったと言う。自民が8割だそう~
票欲しさの乞食的振る舞いや節操の無さは、国会議員に限らない様で有る。
笑って仕舞うのは、県議の11人が公明党だ。創価学会の票だけでは落選なのか?(爆笑)

知事の中に、我が秋田県知事の佐竹敬久が居た。佐竹藩の末裔だが・・・
5月に、世界平和連合(秋田県連合会)が開いた30周年式典に、祝辞を贈ったと言う。
安倍が銃撃される前の事だが・・・

その式典の記念講演で関わった者が居た・・・彼のFBより
5月22日 プロ冒険家/夢を追う男 阿部雅龍さんは秋田県生涯学習センターにいます。
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世界平和女性連合秋田さまの30周年記念講演にお呼び頂いています。
30年もの活動おめでとうございます㊗
司会はなんと長年の友人 藤田 ゆうみんさん。
再び日本中から講演依頼を頂くようになり有難い限りです。

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顎脚付きで御呼びが掛れば、700km馳せ参じる身軽さが、冒険家には必要なのかも・・・
悪名高き旧統一教会から、逆御布施とは・・・ま~金に色は無いと言うが・・・

それにしても講演テーマが、旧統一教会信者にビッタリなのが笑える~ 
急拵えの救済法等には頼らず、何事も自力更生ですよ! 

12月3日
秋田八幡平スキー場、通称“秋八”へ。昨日(2日)で、降雪量は45cmに達した。
夜間も降ってるはずなので、今朝は更に積もってるだろう~と、朝8時に家を出る。
予報では、平地は昼過ぎから雨だが、1000mの山は雪に違いない・・・
久々の雪道だ・・・途中から4駆に切り替えて山道を登る。

八幡平への登りに入ると、前方に2台後ろに3台、列で走る。この時間走るのは、スキー客。
スキー場着が9時半、駐車場には矢鱈車が・・・土曜で雪が降ったと言っても異常な数だ。
9時過ぎてるのに、リフト空運転中・・・隣の車の親父が帰って来て、今日はリフト廻さないと言う。積雪60cmに達して無いので、今日は休業らしい。
根性の有るボーダーの何人かは、シューを履いて登ってる。

準備をしてゲレンデへ・・・ゲレンデ下部で、SAJと書かれた
揃いのウェアを着た100人以上が、基礎講習を受けている。指導してる奴は赤ウェアだ・・・

今日ここに来た目的は、初滑りよりも毎年シーズン初めに、標高差150mの区間を直登で何分で登れるか? の体力測定が主だ。登ったらシールを外しで滑走~
10年前は18分で登れたのだが、徐々に落ち昨年は22分だった・・・今年は如何に・・・
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ひたすら直登する。急な処はヒールサポを2段目にして・・・
脚・腿の疲労感よりも、息が苦しく25~30歩で、立ち止まり一息入れる・・・
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目標の“青森トド松”に、
30分掛かって着く・・・過去最悪!!!
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圧雪されて無い事も有るが、掛かり過ぎだ・・・11月上旬にコロナで、5kgも体重減。
中旬に、少し早足散歩しても息が上がって、体力が落ちた事が判ってた・・・
徐々に慣らすより、仕方が無いだろう。

ゲレンデTOPに向かって、登ってると・・・
SAJの連中が班毎に講習中だ。
エッ!! リフト運転しないと言って、一般客を返してたのに・・・客が居なく為ってから
リフトに乗って、此処で講習してる
SAJって何様??
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兎では無い足跡・・・カモシカか? 熊は左右2列に歩く。
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TOPに着いた・・・此処でも班講習をしてた・・・邪魔しない様に脇をラッセルで通る。
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前から気に為ってた、謎の施設に向かって、今日のトレールが有る・・・
辿って見るが・・・100m程でブッシュに阻まれて、引き返した様だ。
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八幡平山頂へのツァー標識100番が・・・起点が此処で、山頂は300番。
樹氷見物の頃には、100番標識が足元に為るだけ積雪が増す。
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新雪をトレースするのは、楽しい~
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ゲレンデTOPに戻る頃から、吹雪に為る・・・リフトスロープ下の空間が風雪が防げそう。
板を外して大休止、見るとまだ講習をしてる。シールを外して滑走の準備を。

吹雪の中、無圧雪のゲレンデを滑るが・・・視界が無く、凹凸も見え難い、
緩斜面だと滑ってるのか? 止まってるのか?  ハッキリしない、酔った感じに再三為る。

途中でも
SAJの3班が講習してたが、圧雪されて無い処では、上手いとは言えない感じ!!

スキーハウスは開放してた。入り口に[全日本スキー連盟 東北ブロック研修会]の垂幕が。
SAJって全日本スキー連盟の略だった。本当に一流処が集まってるの? 三流の練習会か?
喫煙部屋で会話を聞いてると、土日講習らしく、今日は吹雪で午後は無しらしい・・・
各温泉に分散宿泊らしいが、後生掛温泉の箱蒸し・ドロ湯が人気の様だ。
コロナ不況下、県外客が金を落としてくれるのは、有難い事だ。

パン・チョコ・缶Bで昼飯後、ハウス前で板を履こうとしてたら、声を掛けられた・・・
顔を見たが・・・何処の誰やら思い出せない・・・スカルパ・マエストラーレの靴に見えたが、それを履いている知り合いは居ない気がする・・・
“斑呆け”に為ったのかも知れない・・・声を掛けてくれた方、御免なさい・・・

吹雪だが・・・もう一度タイムに挑戦、33分だ・・・ガックリで有る。
ここから滑って帰る事にするが、隣の斜面が荒らされて無い・・・
向かって見る、膝までの雪・・・お陰で加速しないが、凹凸が見えなく四苦八苦。

車に戻り、ショーワのゴム手で雪払い・・・この手袋は、濡れず・冷たく無く最高だ~
猛吹雪の中、点灯して慎重に下る。玉川分岐からは雨、道は雪解けでグチャ
グチャ・・・

明日は、積雪もタップリでリフトが廻るだろう・・・
八甲田は、ブッシュで当分無理なので、晴れ間を見て又来ようと・・・

道具で思った事
サイドにポッケが付いた小型ザック。中に大量の雪がゴッソリ入ってる。
古く為りゴムが伸びてるからなのだが、切り取って仕舞うか? 内側にゴムを付け替えるか?

後日、両サイドポッケを切り取って、スッキリです。

12月2日
今朝は、サッカー・スペイン戦を見る為に4時起き。
6時過ぎに外が明るく為ると、15~20cmの湿り雪が・・・この冬初めての除排雪をする。
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昼の晴れ間を狙って、車庫の梁から、車に山スキー用具を積み込む。
登山靴で履けるジルブレッタ500にブルーモリスの鱗板。
他は、800~1250gの板にディナフィットTLT370g金具。105のRocker板はリバティの竹製。
2022_12020002 パノラマ写真
床下に5台収納。
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ゴロー冬靴1500gとGarmontTLT兼用靴1120g。冬靴用12本爪・兼用靴用10本爪アイゼン。
Mammutメット。山嶽部でザイルとメットは、裸で持ち歩くなと教えられ忠実に守ってる。
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シールを6ヶ月振りに冷蔵庫から出す。糊の具合は良さそうだ・・・
シールは全部が貼り流しタイプ、剥げる等の不具合は1回も無い。
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秋田八幡平が、朝で45cmの積雪。下草刈りされてるので60cmでリフトを廻す。
八甲田酸ヶ湯が昼で72cm、ここはブッシュが酷いので1mを超えないと安心して滑れぬ。

明日か?明後日には、八幡平で初滑りが出来そうだ・・・
問題は、コロナで5kgも体重が落ちてる・・・
例年シーズン初めの八幡平で、シール登行で体力測定をしてるが、今年は何分で登れるか?

12月1日
主な天気予報が出揃った。愈々待ちに待った“冬”が来る!。
今年はラニーニャ現象とかで、寒く為ると言ってたが、12月に為って冬到来です。

ウェザーニュースの予報 
雨から雪に 本格的な冬の訪れ

今日は雲が多く、雨が降りやすい天気。午後は雨からみぞれや雪に変わります。
気温は右肩下がりで、昼間は昨日より寒く、夜はさらに冷え込みます。

週間(10日間)

天気

最高

最低

降水

1
(木)

2

-2

80%

 

2
(金)

1

-4

60%

 

3
(土)

5

-6

60%

 

4
(日)

4

-2

60%

 

5
(月)

4

-4

60%

 

6
(火)

4

-3

60%

 

7
(水)

6

-1

60%

 

8
(木)

5

0

60%

 

9
(金)

6

-1

40%

 

10
(土)

4

-2

40%

師走寒波到来 大雪のおそれ

月初は今季最も強い寒気が南下。断続的に雪が降り、内陸部では大雪のおそれがあります。一気に真冬の寒さになるので万全の防寒も欠かせません。

気象協会の予報

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気象庁の予報

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昨日は、灯油を350L補充して貰い、タンクは満タン。
タイヤもスタンドで、新品冬用に交換して貰う・・・処が、一寸した事件が・・・
車を買った時にサービスされた、ホイール付き冬タイヤを持ち込んだのだが、
バランス調整が遣られて無いと言う。何処で買ったかと聞かれた・・・
ディラーの付属品だと言うと・・・前に来た客が持ち込んだ新品冬タイヤも、
未調整だったと言う。
このディラーは、手抜きをしてる様だ。5日に行く用事が有る、一言言ってやろう!!

今朝起きたら、白銀の世界だ・・・3cmほど積もっている。
酸ヶ湯を見ると20cm、標高が同じ八幡平も、其れ位は積もっているはず。
3日頃には、初滑りが出来るかも・・・
温暖化で年々降雪時期が遅れてるが、Blogを辿ると2014年11月16日時点で、
八幡平の積雪が60cmも有った頃が懐かしい・・・

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