海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

2024年03月

3月5日
2日に大山北面で、表層雪崩が発生し、3名が巻き込まれ、1名が自力脱出・2名埋没・・・
この日は、北アの風吹岳でもBCの10名が雪崩に流され、全員生還と言う事故が有った。

昔から、社会人の土日の山岳事故が多いのが、今でも続いている・・・
休暇と、天候が合わないのに、無理して山行した結果である。

大山の遭難だが、ザイルワークとアイゼンワークの訓練で、福岡から来たと言う。

概念図で見ると・・・

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①2日8時半、元谷避難小屋から登り、3時間で八合尾根に到着。
②雪の状態が悪く、下山する事に・・・
八合沢から七合沢に横断中、1350m付近から雪崩発生、1030m辺りで止まったらしい。

地理院の1/2万5千地形図を、概念図に合わせる為に、南北を逆にして見ると・・・
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3方 山に囲まれた馬蹄形の右奥が、その現場に為る。

似た地形で、岳沢を思い出す・・・岳沢小屋の上で、訓練を予定してたのと略同じ・・・
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遥々 九州から大山まで来て、八合尾根で訓練とは・・・それ為りの山歴と思うが・・・
大山は登った事が無いが、この時期に岳沢の奥での訓練等は、考えもしない事だ。

仮に、八合尾根の登攀を目論んでて、今回 訓練
偵察に来たとしても、天気を読めよ!!!
一般道(夏道)を通らず、谷筋から支稜を目指すには、当然雪崩を予測しなければ為らぬ。
雪の積もらない九州に居たので、雪崩を知らない訳でも無いだろうに・・・
北アまでは遠いから、近場の大山を選んだのか? 

これからは、全層(底)雪崩の時期に入る。十分に気を付けなければ・・・

3月3日
東京マラソンの中継だ!!!  パリ五輪代表の、男子残り1枠が決まるレースだ。
駅伝・ラグビー・スキージャンプが好きなので、見逃せない番組。

日テレの放映だが、箱根駅伝の中継でキャンキャン煩い、上重聡アナの声が無くて一安堵。
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箱根の頃から服部勇馬を応援してたが、23kmから遅れ始めて、結果2時間14分3秒で36位。
20km地点での、給水に失敗したのが影響したのか・・・
レース後「引退はしたくない」と言ったそうだが、30歳だがまだ駅伝は走れる、ガンバレ。

前半、世界新を20秒以上上回るペース(日本人は関係無いが)だったが、
五輪3連覇を狙うケニアの?(19戦16勝)も、中盤で崩れて凡タイムで終わる。
結果、パリ五輪代表男子が、大迫含めMGC(マラソン クランド チャンピオンシップ)の
3名が内定。4位の川内優輝は補欠に決まった。
大迫は、高校駅伝の頃から好きに為れない選手。本番では是非 川内優輝に走って欲しい。
あの泥臭く・結果に拘らず、必死に走る姿が好きなのだ・・・

女子の期待された? 新谷は、凡タイムで終わった。
女子は、3月10日の名古屋で、前田穂南の日本新を1秒上回る記録が出れば別だが・・・

ま~ パリ五輪は、男子が小山・赤崎・大迫・川内(補欠)
         女子が前田・鈴木・一山・細田(補欠)に決まるだろう。

レース後の、男子西山(途中転倒)・女子新谷のコメントに驚いた!!!
2人共に、ペースメーカーの速度が一定せず、記録を出せなかった様な口振りだ。
練習なら、それも言い訳に為るだろうが・・・
五輪代表選考の本番だ。五輪でペーメーカーが付くか?  甘いよ!!! 

19年振りに日本新を出した前田穂南は、ペースが遅いので自分で飛び出したと言ってる。

コースには、5km毎に標識が設置されている。腕には、ラップが出る時計もしてる。
42.195kmのペース配分・走行位置・コース取りが、自力で出来ぬとは? 
“他人のふんどしで相撲を取る”のか?と言われても、致し方なしだ・・・
こんな事を言ってる限りは、日本代表には為れないし、世界で勝てない・・・

3月2日
八甲田の山スキーツァールートの第1段の3ルートが、1日から開放に為った。
ロープウェイで田茂萢岳(1310m)に登り、城ヶ倉温泉・酸ヶ湯温泉に滑り込むルート。
城ヶ倉ルートは約4km、酸ヶ湯ルートは約5kmの滑走が楽しめる。
ただのスキーと靴では、登り返しが有り駄目。山スキーの装備が必須で有る。
ロープ起点で城ヶ倉・酸ヶ湯に滑り込んでも、帰路1時間半掛けて歩いて戻るか、
酸ヶ湯発3時15分のJR路線バスで戻るより方法は無い。

その他に、酸ヶ湯を起点として、八甲田大岳(1584m)を周回する、
環状ルート約7~8kmも開放に為った。但しこれは、約半分がシール登行で有る。
3ルートの中では、最も山スキーに相応しいルートだ・・・周回の仕方は、
酸ヶ湯⇒仙人岱⇒大岳避難小屋⇒酸ヶ湯がお勧め。
体力と時間が有れば、八甲田大岳山頂越えが楽しめる。
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4月に為れば、 銅像ルート3.6km・八甲田温泉5.3km・箒場岱6.3km・睡蓮沼2.5kmに、
滑り込むルートが開放される。いづれも前半は、シール登行が課せられる。
帰路だが土日は、シャトルが走るが、ロープ駅で事前に申し込みが必要。
睡蓮沼ルートは、取り付きに車を置くか、中旬に開通する十和田湖からのJRバスを利用。

各ツァールートには、長竹竿標識がセットされてるので、迷う事は無い。

このコースを基本に、各コースを繋いだり、自分の技量で楽しめるのが八甲田の良さだ。
仮にルートを失っても、沢筋に入らなければ、360°道路が通ってるので、心配無しだ。

※この冬、バックカントリーと称し山に入り、怪我もしてないのに救助を求める奴が多い。
 動け無い・ルートロスが言い分だが、其れなりの装備・喰い物・知識が有れば、
 一晩や二晩は耐えられるはず・・・恥ずかしいとは、思わ無いのか???

3月2日
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画像は2021年春、ローツェ フェイスを登り、C4のサウス コルに向かう様子。
1本のFIXザイルを頼りに、数珠繋ぎだ・・・約1/3位は、高所シェルパ。手前のテントは、C3の一部だ。
C4に入り・元気な奴は、仮眠後12時~2時頃に山頂に向かう。
これを見て、昔 山野井氏がエベレストには、興味が無いと言った事を思い出す・・・

(CNN 3月1日付より抜粋)
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年のエベレスト登山シーズンを前に、
ネパールが入山を許可する際の新たな条件を発表した。
全ての登山者に追跡チップのレンタルと登山中の使用を義務づける内容だ。
ネパール観光省の責任者によると、既にチップを使用している登山グループもいるが、
これからは全登山者にチップ装着が義務づけられる。
「今後は事故が起きた場合、捜索・救助に要する時間を短縮できるだろう」(同責任者)
説明によればチップの料金は各10~15ドルで、登山者の上着に縫い込まれる。
下山後は外されて政府に戻され、次の登山者のために使用される。
追跡チップは全地球測位システム(GPS)を活用し、衛星と情報を共有する。

C3~C4迄の間なら、ネパール側なので落ちても、直ぐに発見・収容は出来る。
C4~山頂の間で、裏側(中国)に落ちると・・・発見が出来ても、収容は可也難しい・・・
ネパール側と比べて急峻だし、ルート工作をしないと降りれない・・・仮に生きてても、時間切れと為る。
観光省の役人は、現実を知ってるのか? 捜索・救助と言うが、ヘリが飛べない高度だ・・・
捜索・救助に必要な酸素ボンベを、常時C4に備蓄でもするのか? 
仮に備蓄しても誰が管理するのか? 登山隊の間でも酸素が盗難に遭う世界なのに・・・
登山客は、山頂往復に必要な、最低限の酸素3本より持たぬのが現状だ。
未使用の2本を、シェルパに背負わせる奴も居る。空ボンベは、下界に下ろせば1万で売れる。

※栗城が存命なら、面白かったろうに・・・何処まで登れたか一目瞭然だ。
  否 チップが重いと言って、取り外してたかもネェ・・・

3月1日
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栃木県那須町の茶臼岳で2017年3月、登山講習中だった県立大田原高の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた3被告に対し、検察側は29日、宇都宮地裁(滝岡俊文裁判長)で開かれた公判で、それぞれ禁錮4年を求刑した。弁護側は「雪崩を原因とする死傷事故と(3被告の)行為の因果関係はない」と無罪を主張し、結審した。判決は5月30日。(毎日新聞より抜粋)

事故以来7年目を迎える今、ようやく結審した。
しかし・・・被告側3人共に、相変わらず“無罪”を主張している。

先の民事調停(2020年)では、3人が出廷せず不成立。
それで2022年には、県・高体連・3人に損害賠償を求め、提訴された。
結果、宇都宮地裁は、過失を認め県・高体連に損害賠償を命じた。
県・高体連は、それを認めて従う事と為った。これで民事は決着した。

それでも、3人は過失致死を認めずに、事故以来遺族に弔問も謝罪も無しだと言う。
あまりにもフザケタた話だ。5月30日の判決は如何に・・・執行猶予等付けずに!!!

風化しつつ有る雪崩事故だが、
那須 高校生雪崩遭難事故顛末記 (18)に詳細を記載している。

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