12月24日
雪不足で、上部のリフト限定で19日にOpenした阿仁スキー場。
ここ2.3日のドカ雪で、昨日から下迄の滑走可と為った。
待ちに待った・・・寒波が治まったので、早速 出掛けた。

予報は曇り・・・途中 車から見えた“山”は、山頂部に雲が掛かってるが、尾根も見えた。
スキー場着が、9時のゴンドラ運転前だったが、車多数に乗り場は行列・・・

準備中・・・板の選択に悩む、新雪に備えて幅広ロッカーか? 動き易い軽量板にするか?
登山届けを出しに行くと・・・雪が深いので、気を付けて下さいと!
届け出は2番、先行者有りなので、軽量板にした。(これが大失敗の元だった・・・)
全ての準備が終わり、ゴンドラ券を買いに行くと、知人とバッタリ、山は止めた様だ!

一人ゴンドラに乗る・・・青空・・・山毛欅の雪化粧が綺麗だ~
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何か、予報よりもいい天気。
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山頂駅でストックを伸ばし板を履き、スキー場外の樹氷平を目指す・・・
先行パーティーに直ぐに追い着く、膝から太腿深迄の新雪粉雪、シューを履いてたが、
深雪に遅々として進まない・・・追い越す気に為って、トレールから外れると・・・
蟻地獄状態です。登り斜面で膝上の積雪深、ストックは握りまでズッポリ刺さる・・・

向きを変えるにも、板が上がらず・・・藻掻いてるとテールがドンドン下がる・・・
オマケに・・・貼り流しのシールが剥がれる始末・・・板幅とシールの選択ミスです。

シールを貼り直すのにも大汗、下り気味にトレールに戻り、板で踏んで足場を固める。
シールの剥げた部分をエッジに擦り、雪を除く・・・ストックの柄で擦って圧着。

少し急な登りに入ると・・・シールが効かずにズリ下がって、又もや剥げる・・・
軽量板に合わせて、ポモカの毛足の短いレースプロだ・・・雪を噛めないのだ。
幅広板にテール迄のシールを装着した、若者2人に抜かれた・・・
完全に、板とシールの選択ミスだ。車に板もシールも各種積んでたのに・・・

何とか、石森P迄登った・・・視界が悪く為る・・・帰路を考えて、標識旗を立てて来た。
スキーの若者は、森吉避難小屋に向かう。シューのパーティーも、それに続いた。

さて・・・1人に為る。時間も有るし、予定通り阿仁避難小屋に向かうが・・・
2023_12240010 パノラマ写真
広い尾根上は、風裏の吹き溜まり・・・太腿迄沈み、向きも変えられ無い・・・
最低鞍部に降りる手前で、又シールが剥がれる・・・
板で踏み固め、片足の板を外して立つと・・・ズブズブ沈んで行く。
外した板に座り、周りの雪を集めて踏み、何とか蟻地獄から脱出。
又エッジに擦り、ストックで擦って圧着。さて、これからどうする・・・
調子こいて進んでも、避難小屋には辿り着けそうに無い。雪が深過ぎる・・・

風も無く・寒くも無し、テルモス珈琲を飲んでると・・・
スキー単独の若者が現れる、彼も板を外したが、腰まで抜かり藻掻いて板に履い上がる。
超一流の装備だ・・・聞けば、航空自衛隊の救助隊だと言う。
訓練で森吉山の上を飛んで見て、来る気に為ったと言う・・・
雪の降らない県の出で、秋田に着任してから“山スキー”を始めたと、次は何処に転属に為るか判らないが、居る内は“雪遊び”をしたいと言う。
子供が居るので、帰りにケーキを買わないと、と。
あぁ~今日は、Xmasだったのか・・・大昔を思い起こした・・・中々の若者だ!

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昼近くに為る。この先の避難小屋まで、1時間以上は楽に掛かる事を伝え、戻る事にする。

準備してると、スキーとボードの若者が来た・・・先に行く気に為ってる。
俺が立てた旗を見て、ガイドツァーの準備中かと聞く、そして熊の尻皮を見て“マタギ”か?と、言葉からこの辺の原住民では無さそう・・・
この先に行っても、明るい内に帰れないゾと伝える・・・

自衛官氏と戻る・・・前方にボンヤリと石森Pが・・・
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旗を回収しながら戻る。
石森Pからのトレールは、踏み固められて更に深く、腿~股深に為ってた・・・

自衛官氏が、トレールの中を滑ろうとして、七転八倒 悪戦苦闘してる。
3.40cm幅・腿から股深の凹の中を滑るのは、不可能に近いのだ・・・
こんな時の、滑り方を教える。
谷足はトレールの中、山足はトレールの上が鉄則。
両足共に溝の中では、制動も掛けられない・・・
体重を谷足に掛けて、山足は雪面を撫でる程度にし、テール(踵)でブレーキを掛ける。

この滑り方に納得した様だ・・・
スクールでも教えない、ゲレンデスキー上がりの山スキーも知らぬ、
山屋の極意なのだ!!! グリセードでも両足の体重移動で、弧をかいて滑れるのだ。


何とかスキー場TOPに着く。自衛官氏と別れ、即 シールを外して滑走したが・・・
太腿がプルプルして100mも続かない・・・休み休み、下まで滑る・・・

板を外してると、Blogを見てると声を掛けられた・・・熊の尻皮で判ったらしい。
事務所に下山報告をして、車を走らせるが・・・体がカッタルイ・・・

途中の鷹ノ巣のSport shopに寄る。目当てのSki Dr.は休み・・・平日出勤だと。
駅通り商店街は、何十年振りに来たが、店舗の99%が死んでた!!!


次の“遊び”は、30日の“戻り鰤”釣り。
昔からの釣り仲間と、死亡1・再起不能1・元気4で。正月用刺身、12000円分釣れるか?

本日の教訓⇒山を舐めては駄目。道具の選択を誤らぬ様。無理せず戻る。
深雪で、こんなに苦労したのは、山嶽部時代に奥穂目指して、西穂小屋に登るのに、
上高地から中一泊の2日掛かり。胸までの新雪以来。
この時は、途中にキスリングを置き、空身でラッセル、戻って背負っての繰り返し。
当時を思い出しながら登った・・・