10月9日
10月8日に森吉山麓の小又峡で、沢の増水で2名が
流される死亡事故が有った。
クラブツーリズム社が主催した、“紅葉登山ツァー”だが、
この日は天候が悪く、ガイドと添乗員が相談、森吉山登山を止めて、
主催者の了解を取り、山麓の景勝地“三階の滝”見物に、予定を変更したと言う。

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ご覧の3段滝だが、天気が良ければ、ハイヒール以外の履物なら楽に行ける場所。
何度か沢の渡渉は有るが、橋・飛び石・遊歩道も確り整備されてる・・・

ツァー客16人・添乗員1人・ガイド1人の構成。
(晴れてたら、この構成で登山をしたのか? ゴンドラで山頂往復なら有りですか?)

この日は、里でも雨風で荒れてました・・・
里が荒れ・山も荒れて、登山を中止して、何で“沢”へ・・・疑問です。
ツァー主催者は、一連の日程に穴を開けれずに、“滝”見物に変更したのでしょう・・

滝に向かう途中に強い雨になり、引き返し際に起きた事故です。
沢が一気に増水し、70代の女性が足を取られ、ガイドと共に流されたと・・・
膝までの激流だったそうです。こんな時は流れに正対し、カニ移動が鉄則です。
流れに背を向けての移動は、確実に足が拐われます。
(減水するまで、足場の良い高台で、待機するのが常識ですが・・・)

2人の事故で収まって幸いでしたが・・・ツァー登山では、稀に有る事故です。
責任は誰に有るのでしょうか?  足を取られた人? 滝見物に変更したツァー会社? 
増水した沢を渡らせるガイドの資質?
責任は3者に有ったと思います。酷かも知れないが、敢えて書きます・・・

足を取られた人
他の方は無事でした・・・ガイドツァーに、“おんぶに抱っこ”ではなかったの?

ツァー会社
日程通りの消化が目標で、評判を恐れてる。トムラウシの例が、いい見本です。

ガイド
そもそも森吉山登山の客16人に、1人のガイドで対応出来ると思ってたのか?
勿論ガイド手配は、ツァー主催者だが・・・73歳のベテランガイドだって・・・
山歴50年がベテランでは無い、どんな山にどう登って経験を積んだかだ。
この滝の上部は、広大な面積が有り、降雨時は一気にこの狭い沢に雨水が集中。
それを知ってか知らずか?、沢に入って滝見物?  呆れてしまいますよー


ツァー社&ガイドツァーでの遭難事故を聞いて、いつもこんな事を思ってます。
①ツァー客に
自力で計画立案し、自力で登る事が出来る“山”に登れ、安易な“道”を選ぶな!
他力頼りでは、いつまで経っても進歩無し。
②ツァー会社に
企画募集だけして、現地ガイドへの丸投げは止め、判断が出来る社員を派遣せよ。
その余裕が無いなら廃業せよ。
③ガイドに
客を殺さない自信が有るか?  知力・体力・技術力
, etc.
負傷者を背負って降ろせる体力有り?(それとも、即救助ヘリ依頼派?)
雨降れば沢は増水するって知ってた?(
小又峡では近年
増水で2人の死亡例が有り
今回ザイル1本有れば、防げた事故、常に携帯。(使い方を知ってればの話だが)

過去の事故参照  


“山”は、“自己責任”の範疇と、“自己完結”のフィールド。実に楽しい世界です。
無理無く“山”で遊びましょう~~

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10月11日現在
クラブツーリズム社のHPには、小又峡遭難事故の件は、1行も書かれてません。
近畿日本ツーリスト社の系列だそうですが・・・

10月11日 資料(字が小さいのでクリックして)
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画像は、ガイドと客が流された現場の橋です。平時の水位は画像の通り。
事故当時は、橋の右手の平らな岩(人が立ってる)の上を、膝までの濁流が流れていたと。
階段を降りた処にガイドが立ち、階段を降りた客が濁流に足を拐われ、ガイドに倒れ、
共に転倒し流されたと・・・予想通りです。流れに背を向けて、降り立った事になります。
この客は、こんな時には流れに対して、どんなポジションを取るのが、
ベストかを知らなかったのだ・・・ガイド任せは駄目、命は自分で守らないと・・・