岳沢にBCを張り、雪渓歩行訓練。 ピッケルを使い◇型に斜登・斜降の繰り返し、
山足・谷足の使い方を飽きるほど・・・ピッケルの差し位置等・・・
滑落停止も、前転含め飽きるほど・・・びしょ濡れ・・・
ひと通り出来る様になると、
ザイルを結びスタカット・コンティニアスでの登攀方法、滑落時の制動方法。
4日間も朝から夕方まで・・目から鱗でした。
 
雪渓訓練が終わり、いよいよ蝶から燕まで縦走です。
一年生のキスリング重量は60キロ(バネ秤で計量)、二年は40キロ(目測)
三年生は20キロ(私物+ザイル2本程度)、四年生は10キロ以下(私物のみ)
一年奴隷、四年天皇と言われてましたが・・・意味が有ったです。
何で60キロなのか・・・
①仲間が事故で歩けなく為った時、
 背負って下ろす体力。(仲間や他人の救助で経験あり)
②冬山での歩荷力の為。(15~20キロ梱包を2箱担ぐ+ラッセル)
 60キロ担いで歩くのは、死ぬほど苦しいものです・・・・
 
初日は岳沢から徳沢、2日目は徳沢から常念越えの予定が常念手前、
3日目は大天井、4日目は燕まで、5日目は合戦尾根の下り。
小屋泊なら、中1日で歩けるコースですが・・・・
 
当時、大学山岳部の【しごき事件】が多発してました・・・
一年生5人が入部したが、残ったのは2人・・・
朝、歩き始めて最初の一時間が、【しごき】に遭うかどうかの分岐点なんです・・・
冬用テントは当時既製品が無く、高価な特注で作ってましたから、
やたら部員が増えてもテントが・・・なんて・・・
 
年間合宿は、100日程度で
新人錬成合宿    GW前後に7日~10日

夏山合宿      3週間程度(剣沢定着で1週間岩登り訓練、上高地まで縦走)

冬山・春山偵察合宿 紅葉が落ちてから、冬・春に予定のコース下見(フィックス量等)
  
富士山合宿     11月末~12月初め1週間程度、アイゼン歩行・滑落停止・
          ザイルワーク・耐風姿勢訓練。山頂アタック。

冬山合宿      12月中旬~1月中旬。槍・穂高周辺で、
          極地法登山(ポーラメソッド)BC→CⅠ→AC展開と荷捌き法。
 
春山合宿      3月上旬から3週間ほど。ラッシュタスティックスや放射登山
 
その他、個人山行は許可制で随時可能。
山漬けの4年間でしたが、ヒマラヤへの体力・技術養成の為・・・
 
おもいで・・・
立山でヒラリー卿に遭遇握手、講演でガストン・レビュファと握手・著書にサイン。
いつの日か解禁になったらと、ヒマラヤ見参を夢見てました・・・