アイゼンの紹介
 
手持ちのアイゼンは、全て自作固定バンド2点締め式のものです。
スノーガードは自作、
爪先部はポリプロピレン樹脂(100均のまな板1ミリ厚使用)、
踵部は塩ビ樹脂(ホームセンターで水中ポンプ用排水ホース切り売り使用)。
アイゼンとの固定は、電工用結束バンド使用(100均)
暖気時、アイゼンに団子が着くが、ピッケルで叩くのも面倒・・・・
専用ガードは高価・・・で、考えた方式です。
 
使っての感想は、団子着かずgoodです(^_^)v
蹴り込んでも、壊れません~~ 是非、真似して下さい~
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①エバニュー 氷壁8本爪(切り抜き鍛造)
 
 当時国産で、ホープ・トップ・門田等が一般的でしたが、全て爪が三角錘
 でした・・・
 爪の刺さりが悪そうです・・・・
 初めての富士山氷雪訓練合宿の前に、【四谷たかはし】で発見~
 爪が四角錘です~これなら体重が掛かれば、グサリ!!!!
  南壁も有りましたが、迷わず北壁購入。
 山嶽部時代は全ての合宿でこれを使用。
 あれから約50年今でも、使ってます。
 
②サレワ(西ドイツ) 10本爪(プレス)
③サレワ      12本爪
 
 鋼板プレスなので軽い~ 浮き錆びは紙ヤスリで研磨後、ペンキ仕上げ。
 流石、ドイツ職人仕事 ③12本爪と共に健在です。
 
④カシン(イタリア) 12本爪氷壁用(プレス)
 
 リカルド・カシンに憧れて購入したもの、
 氷壁用で前4本の爪が気持ち長い。
 サレワより重いが確りした造り。ヒマラヤ3山登頂時はこれを使用。
 
アイゼンのメンテについて
 
爪先が消耗したら、手ヤスリで内側だけ研ぎます。
外側を研ぐと引っ掛けの原因に為ります。
電動サンダーはアイゼンが加熱し、金属軟化の元となり消耗を早めます。
良く働いてくれたなぁ~との思いで、時間を掛けて研いで下さい~~
 
アイゼンの着用時について
 
キックステップでは、登れない堅さの場合に使用する。
なので、靴底の型が残る様な雪面では使わない。
キックステップの技術習得が先である。
ズボンの裾に引っ掛け転倒する例を目にするが、
基本のガニ股歩きが出来て無いから・・・・スパッツ併用は基本。
 
ストックにアイゼンという方も見掛けるが、
アイゼンが必要なシーンで転倒滑落したら、ストックは何の役にも立たない・・・
アイゼンが雪面を噛み、回転滑落が始まります・・・・
なので、ピッケルとの併用が原則です。(滑落停止が出来ることが前提)
逆のピッケル有りのアイゼン無しは、
雪渓歩行訓練が出来ていればOKです。
 
アイゼンもピッケルも命に係わるものですから、使用時は慎重に・・・・