山スキー
山スキーに対しての拘り。
基本的に、積雪期の山に登る為の道具と思ってます。
わかん を使う時も有るが、ほとんど山スキー使用。
わかんに比べて、埋まらない(体力消耗しない)・行動が早い(登り・下り)が、利点です。
例 12.1.2月の降雪期に八甲田や八幡平でトレースが無い場合、
わかんだと腰までのラッセルです。山スキーなら、膝まで程度です。
なので、山スキーでシールが効く処まで登り、
往復登山ならスキーをデポし、アイゼン登行。
帰りに、板回収してシールを外し滑走です。
横断登山なら、そこから板を背負い登行、
滑れる処でアイゼンから板に変えて滑走。
縦走登山で、登り・下りの繰り返しが有る場合はシール装着のままで行動、
この先下りのみの地点でシールを外し滑走。
(シールを外したり・着けたりは面倒)
こんな山スキーの使い方をしています。
手持ちの山スキーを紹介します。

①ブルーモリス ランドニー・ライト 150cm 1050g (105-70-95mm)
ウロコ板(ウロコ部72cm 50%) 金具は、ジルブレッタ500(ドイ ツ製・最後のモデル)
金具込み重量 1810g。 板が短いので樹林帯の登りも降りも楽~~
新雪では、短いため他の板と比む・・・・
②ハート(銘柄不明) 165cm 1250g(80-65-70mm)
改造ウロコ板 (ウロコ部120cm 70%) 金具は、ジルブレッタ404。
金具込み重量 2300g 、 アルペン板に後日ウロコを彫ったもの。
シート傷大でアクリル噴き付け塗装、7割ウロコで効きは抜群~~
シート傷大でアクリル噴き付け塗装、7割ウロコで効きは抜群~~
③ハガーン ツアーカーブ・ライト 165cm 1250g (110-70-100mm)
オーストリア製、金具は、ジルブレッタ404 金具込み重量 2300g
カービング板で、とても曲がり易い板~~
④トラブ スペースピューマ 175cm 1250g (85-70-80mm)
イタリア製 金具は、ジルブレッタ404 金具込み重量 2300g
板が長く、深雪で廻すのが大変。荒れた雪面では板が長い分楽。
⑤M S F コロナ・グラス 165cm 900g (85-70-80mm)
西ドイツ製 金具は、ジルブレッタ125-A 金具込み重量2220g
40数年前に購入したもの、 当時の最先端・・・
板・金具・アザラシシール・ストックで給与1ヶ月分。
トップの反りが大きく、シュカブラや吹溜りも越えれた。今の板は刺さる・・
⑥東京(トンキン)竹 ストック 130cm リング径16cm
中国産の東京(トンキン)竹のストックです。
40数年前、竹で一番丈夫と言わたもの。
リングは大きく新雪・深雪でも埋もれること無し。
当時、金属のストックも有ったが、遭難時、暖を取るのに竹は火が付き易いと言う事で選択。それに金属ポールで大口径のリングは無し。このストックは、今でも12.1.2月は使っています。
⑦BD ストック
長さ調節可 3月からの締り雪で使用。 リングはBDの能書きで深雪用と言ってるが、
12.1.2月の八甲田・八幡平ではリング径がもっと大きくないと刺さる・・・
12.1.2月の八甲田・八幡平ではリング径がもっと大きくないと刺さる・・・
トップの反り比較 時代と共に反りが少なく為ってる・・・

ジルブレッタ 404↓ ジルブレッタ 500↓

404 500共に踵部で横・縦開放。 クライムサポートは404一段 500二段
ジルブレッタ 125-A(Aはプレート付き) 当時125も有りプレート無し。
登りは、踵開放 滑走は踵の固定可。単純で頑丈な造り、流石ドイツ職人仕事。
転倒すると、ワイヤーがカバーの中のコイルバネを伸ばし、フックが外れ開放される仕組み。

東京(トンキン)竹 リング 径16cm
酷使して弱ってるが、補強しながら使っている。 愛着の有る逸品

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