御嶽山噴火被害が報じられている、悲惨な事故だ・・・・
紅葉時期・晴れた土曜日・丁度昼飯時、誰もが予想しない事が・・・
捜索隊には不明者の一日も早い発見と収容、
負傷者には早期回復を願ってます。
残念にも亡くなられた方のご遺族にも、お見舞い申し上げます。
 
山での事故では、兎角「自己責任」と言う言い方をされる。
「自己責任」と言われる由縁は・・・
自分の意思で行ったから、事の責任は自分に有る・・・が、
大方の見方。
 
今回の噴火で、降り注ぐ灰・砂礫・火山弾等々・・・
防ぐ手立ては無かったのか・・
頭をザックで保護した方・タオルで灰の吸い込みを防いだ方
一時岩陰に避難した方、
機転が利くか・利かないかが生死の分かれ目だったのかも・・・
(軽々には言えないが)
 
今、槍・穂の縦走路では、
岩壁登攀でもないのにヘルメットを被ると言う。
自身の事故防止よりも、他人が起こす落石防止とか・・・
猫も杓子も槍・穂らしい。
 
ここ2日、自身の山登りを考えてみた・・・
天災で有れ・人災で有れ、事故には遭わないに越したことは無い。
事故を回避するには、
山に行かなければ良いだけの話、所詮趣味のこと・・・
 
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現に、後輩山嶽部員が冬山合宿で北ア縦走中に、
雪庇を踏み抜き3名死亡。
雪解けまで捜索出来ず・・・・
事故原因と今後の対策を、現役・OBで何度も協議した結果、
現役部員の結論は、危ない冬山には行かない!
当時の現代子的発想に
これを、覆せるOBは居なかった・・・
結果、10数年の停滞期を迎え、
技術やノーハウの伝承が途絶えた・・・
 
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今の自分は、どうだろう・・・
荒天時対策・手足の凍傷対策・ビバーク対策等々、
最近馴れっこに為ってないだろうか?
間もなく始まる雪山対応を、再度考え直す機会にしたい。