2月28日
この冬の目標だった、新ルート(仮称・五色尾根)を完登しました。

目標に掲げて以来、3回の偵察山行をし、4回目で完登。
2回目の詳細は田代岳 偵察山行 2回目
3回目の詳細は田代岳 新(旧)ルート偵察山行 3回目

3回分のルート概略図です。
青線は、1月29日に850mまで試登。
赤線は、2月11日に1030mピークまで試登。
紫線が、今回の山頂までのルート。
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図中の、緑色で示した痩せ尾根は、登行意欲を湧かせる支稜。
スキーは使えないが、来年の目標候補かも・・・
これを登った人は無しと思う・・・



2月28日の朝の田代岳。
前日の27日(土)は、一日珍しく快晴でした。
予報では、午前中は晴れ・午後から曇りでした・・・
前回は1030mピーク到着が12時半で、
上の高層湿原までは板を背負って、更に1時間~1時間半は掛かると予想、
帰りが遅くなるので撤退。
次回は完登を目標に、T氏と現地7時半集合としました。
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準備を終え8時出発。
最初が沢渡りですが、雪が開いてる・・・何とか渡渉地点を探して。
876mピークへの急登、カモシカの足跡も腹を付いて歩いてました。
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ザラメ雪に新雪が20~30cm積もってて、谷足が取られる感じ・・・
こんな時は先行者のトレースより、板一枚分山側を歩くと安定します。
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核心部、960mピーク手前のバーンを慎重にトラバース。
前回より雪の状態が悪く、離れて通過、一度ジグを切ってブナへ抜ける。
ここで落ちたら2~300mは流されるだろう・・・・
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960mピークを過ぎて、1000mピーク・1006mに向かいます。
余りの気分良さに、又奇声を発すると大広手左尾根からコールが・・・
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1006mピークを越え鞍部に降りると、前回の11日と尾根の様子が大違い。
痩せてた尾根が、更に痩せててスキーでは登れず、板を背負いました。
カンジキに履き替え、一歩一歩・・・・
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1030mピーク目前。
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1030mピークに11時到着。11日以来です~
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振り返って、1030mピーク。
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高層湿原への最後の登り、雪庇の脇を通過予定。
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最後の鞍部。小休止の積もりだったが、休まずに・・・
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多少雲が流れて来たりしたが、無風で気分最高~
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雪質も良く、久し振りに山を登ってる~の、気分です~
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登って来たルート。多分冬期は初登でしょう~
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12時、高層湿原に出ました~ ガッチリ握手!!!
カンジキを脱いでスキーに履き替え。山頂ドームに向かって一直線に・・・
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12時半に山頂神社に到着、4時間半の行程でした。
ほぼ同時に着いた〔東北・山好き・全員集合〕グループと記念写真。
入り口の外から撮ったので、雪とレンズ曇りが・・・
何と会員が1400人も居るらしい・・・
秋田県内の選ばれたメンバーでの登山とか~
登り途中での奇声に答えてくれて、どーもでした。
キリタンポ鍋をゴチになった・・・美味かったですよ~ありがとう。
サングラス男は、同行者のT氏。


今日の山頂神社は、大賑わいで、到着時に3名と入れ違いに・・・
矢留の会長・K氏・M氏だったがゴーグル姿で判らなかった(>_<)失礼。
それと、能代市のS氏グループも居たが、
ドカドカ入り込んで、何だ!と思われたかも・・・


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今回の、周回ルートです。
帰りは、大広手左尾根を滑り、775m地点から大広手口には降りずに、
右手の枝尾根を滑りました。
650m付近からは林が密で、小生のレベルでは立ち木に激突の恐れが有り、壷足で・・・雪は絞まってたので下の林道まで苦も無く・・・
林道を150mほど歩いて車へ・・・
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今回の山行は、心強いT氏が参加してくれて、
厳冬期の内に所期の目的を達成出来ました。

来シーズンは、ダイレクトに伸びる支稜を登って見たい~