天候が安定しないが、GWの山計画を立てました。(4月30日時点)
5月1日(曇り・雨予報)
鳥海山・矢島祓川 午後から出発し、祓川P泊。
5月2日(曇り・晴れ予報)
ノーマルルートで、七高山に登り、スキー滑走。
5月3日(晴れ・曇り予報)
新山北面を登り、滑走は雪の状況を見て、北面か? 七高山からか?決定。
5月4日(雨・曇り予報)
祓川から、月山・姥沢Pに移動。
5月5日.6日(晴れ・曇り予報)
ノーマルルートで月山往復、姥ヶ岳→湯殿山→南西尾根→姥沢P
気象庁・気象協会・ウェザーニュースの予報からの計画。
風の状況が判らないものの、当日状況を見て判断します。
5月7日 予備日
5月8日 孫の運動会
以上がGW中の予定でしたが・・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
5月1日
予報通りの雨模様ですが、今日は鳥海・矢島祓川登山口の駐車場まで上がる予定。
昼に出発、道中断続的に雨が降ってますが、由利高原に上がると、
雨雲の中で濃いガス、対向車もライト点灯、カーブが多いのでユックリ運転。
祓川への林道は更に濃いガス・・・車窓からはボンヤリと残雪が・・・
3時に祓川駐車場へ到着、雨は降ってません。天気が悪いので車も少な目。

下界は雲の中、上空は別な雨雲・・・

まずは飲み水の確保ですが、駐車場内の蛇口が折れて使えません・・・
百m先に在る祓川ヒュッテに貰い水・・・グサグサの雪道でスニーカーびしょ濡れ。
長靴を持って来るべきと後悔・・・
ヒュッテは昨年改修され、広い調理場スペースは食堂兼休憩に。調理場は縮小です。
蛇口は除雪の際に壊したと、小屋番の話。
4Lの水を確保し車に戻る。携帯のバッテリーが少なめ・・・予備に入れ替えるも、
起動して・・・ダウン・・・エンジンを掛けてバッテリー2個充電。
5月2日
朝焼け・・・異常な赤さで、嫌な感じですが・・・


8合目辺りから上はガスの中ですが、予報では序々に晴れるとか・・
ヒュッテから竜ヶ原湿原を横断して、赤線が今日の予定ルートです。

七つ釜避難小屋下の急斜面を避け、尾根の裏から小屋に周ります。
竹竿標識は直登ですが、見てると裏周り派と直登派は半々程度。
年々裏周りが増えてる感じです、潅木が出てしまうまでの限定ルートです。

避難小屋辺りまでは、黄砂で汚れてますが、上は28・29日の新雪です。

相変わらす山頂は視界不良。

3時間で、9合目の〝島〟に着きました・・・正面に七高山が見えるはずが・・・

舎利坂に挑むツワモノ・・・

〝島〟例年はハイ松が露出してて、休むのには絶好の場ですが・・・
風が出て来て・たまに小雨が顔に当たります。
アウターを着込み様子見をしますが、ここで撤退する事に・・・
シールを外して、極上ザラメ満喫です~~

降りて来たら、薄っすらと山頂が見えました・・・

3時頃に為ると、駐車場の車も減ります。
9割が県外、今年は何処も雪が少なく、皆さん鳥海祓川集合の様です。
塚○氏から電話で、これから上がると・・・
松○氏も夜までには到着予定です。空いた両脇のスペースを確保。
夜は3人で大宴会・・・10時頃まで呑んだらしいが・・・記憶に無い・・・
5月3日
6時起床、しっかりと寝袋に入ってました・・・強烈な二日酔いです・・・
何年振りかの酔い様です・・・
隣を見ると、松○氏は起きてましたが、塚○氏は寝袋の中。
今日は、梅○氏も合流して、鳥海・新山北面を登り滑る予定。
気持ちが悪いが、ラーメンで腹ごしらえ・・・・水もガブガブ・・・
梅○氏が到着して、いざ北面へ・・・天気は上々。
竜ヶ原湿原を横断し、
最初の藪(潅木帯)コギ板・ストックを投げてやり何とか脱出・・・
何と目の前に大きな雪壁が・・・・
例年は、トラバース気味に登れる斜面ですが、これでは無理 沢上から迂回。

雪壁の上に周り込んで、又も藪・・・藪下に滑り込み切れ目から雪原へ。
絶不調でドンドン離されて、待って貰い合流。汗ダグ・・・
熊が、これから往く方に走って行った・・・との話です。
(帰りに足跡を確認しました)

3回藪コギをして、北面の大斜面が眺められる処へ・・・
最後の藪を越えれば、新山北面が見えます。 稲倉岳1554m↓

最後の藪(ブッシュ)を抜けた処で水音がします。
ここまで1Lの殆んどを飲んだので補充・・・
ここまで2時間、北面基部にトラバース。赤線が予定のルート
2年前に登って以来の北面です、前の記録↓

北面基部にやっとの思いで到着。
梅○氏は、ここから七五三掛・千蛇谷経由で荒神ヶ岳に向かい、
滑走するのでここで一端別れです。
3人で登り始めるが、ドンドン離される・・・
通称〝ポコン〟の手前で、ジグり切り替えしをしようと板を捻ってら、
ザラメ雪がズレでバランスを崩して、転倒・・・
板履いたまま・頭を下にし背中で滑落・・・・急斜面で止まらない・・・・
20mほど流されて、ブッシュに引っ掛かり止る!!!!
ブッシュを過ぎれば又滑落が始まるので、
慎重に板とザックを外し、ステップを切って起き上がる。
この時は露岩が無くて幸い・・・ヘルの大事さを知る・・・・
(知人から、GWの山の事故多いからのメール・・・事故寸前・・・)
シールでの上りは無理と判断、アイゼンを付け・板を背負って、ピッケル刺して。
松○氏が見えたのでコールするが、山頂からの吹き降ろし風で聞こえない様子。
下を指して・降りる意思を伝え、基部に戻りオレンジ色のツエルトを張る。
上から見えるはずだ・・・
画面左が七高山 右が新山。基部からの標高差800m 4時間の登り。
中央斜面に塚○氏 大ジグ切って登ってます。

吹き降ろす風が強くなり、ツェルトがバタバタ言う・・・
体調は相変わらずで・・・先に戻ることに・・・
車に戻って、小1時間すると3人が戻って来た・・・
風が強くて大変だった様子、来年又 チャレンジしよう・・・(ヘルも忘れずに・・)
雑談中に、GW後半の予報が変わったとの話が・・・
翌日4日は、雨天で月山・姥沢に移動し、5.6日で月山・湯殿山のつもり。
松○氏に確認して貰うと・・・雨予報に変わってる・・・
月山には往かず、帰宅を決断・・・途中から帰宅する旨を連絡。
不摂生も有り、消化不良のGWでした・・・・
反省
①酒は程々に・・・
②シール登行の限界を知る・・・
③兼用靴でのアイゼン装着は、歩き難いことを再認識・・・
④ヘルメット装着の重要さ・・・
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