ピッケルは11本も持ってるが(下記URL)、また1本買ってしまった・・・
そのピッケルは、アルピレッド(フランス製)です。
ピッケルが手造りの時代から、加工が楽な金属シャフトに変わり、
各社が一斉に金属シャフトでの製造に移行した頃に、異彩な存在のピッケルが出現。
それが、アルピレッドです。
現在でも、木製シャフトでピッケルを製造してるのは、
知る限りウイリッシュ・ベンド・二村より有りません。
シャフトの強度を求める為には、金属ですから当然に重くなります。
アルピレッド社は、当時の超音速旅客機コンコルドの骨材でシャフトを加工しまた。
コンコルドの骨材は、機体の軽量化を図る為に、超ジュラルミンを使用。
画像【上】の短いピッケルは、以前から持ってた
〝アルピレッド ルネ・ドメゾン モデル 〟60cm・700g
ドメゾンは、フランスの登山家で、ヒマラヤ・アンデス・アルプスで、
114もの初登頂や新ルートからの登頂を果たした、当時の登山界の雄です。
【下】は、ネットオークションに2000円で出品されて、希望者が無く落札した物。
70cm・730gのアルピレット オリジナルです。

この歳で、今更ピッケル・・しかも同じ物を2本も要らない・・とも思いましたが、
ドメゾンモデルがバランス良く・使い勝手が良いし、2000円で不落は可哀想と。
クリックしてしまいました・・・到着後、爪ヤスリと砂消しゴムでクリーニング。
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両ピッケルの比較
ピック・ブレード長 シュピッッェ長 ブレード幅 全長
ドメゾン モデル 30cm 8cm 6.8cm 60cm
オリジナル 27cm 6cm 5.8cm 70cm
画像【上】ドメゾン モデル 【下】オリジナル
ピックのカーブ差(オリジナルは、ドメゾン モデル以降の造と思われる)
頭部の凸部差(凸部は、ピックを氷に刺す為バイルで叩ける様に考案したと思われる
これは、シモンにも同じ様な物が有るが、飾り程度のもの)

シュピッッェ形状
ドメゾン モデルが、より刺さり易く造られている。

アルピレッドの特徴は、ブレードの先が凹状。他のピッケルは凸か直線がほとんど。
カッティングの際に、角が先に当たる様に考案されている。
ドメゾン モデルの方がブレードの造りが大きい。

シャフトの握りラバー(オリジナル画像)
オリジナルには付いてるが、ドメゾン モデルには無し。
小生が、釣竿握り用の熱収縮ラバーを取り付け。

縦走用には、丁度良い長さ・重さです。使う機会が有ればいいのたが・・・
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