2006年の春に、ヒマラヤ登山をした時に入手した物。

ネパールは、ヒンズー教を信仰する部族(80%)と、
チベット仏教を信仰する部族(10%)が共存してる国です。
南はインド・北はヒマラヤ山脈を挟んでチベットに接しているからです。
高い山々に囲まれてて、昔は交流も少なく、多民族・多言語国家と言われてます。
チベット仏教徒の多くは、ヒマラヤ山脈の麓に住んでます。
シェルパ族が主で、彼等の家には、この様なタンカとダライラマ師の写真が、
祭壇に飾られています。


このタンカ【仏画】は、チベット仏教の僧が修行の一環で描き、
寺院(ゴンパ)の現金収入にしてるものです。
ローソクだけの薄暗い寺院の中で、描かれたものとは思えない鮮やかさです。


拡大して御覧下さい、緻密さに驚きますよ~    目の表情がどの顔も優しいのです。
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4辺が不揃いの、厚手の布(油絵用のキャンバス地の様な物)に描かれてます。
サイズは幅約30cm・長さ約40cm。


拡大画像(上・左) 左上に山並みが描かれてます、ヒマラヤ山脈でしょうか・・・
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拡大画像(上・右) 
金線・銀線で縁取りされてて、光の具合で輝きます。
 白い三角天幕が描かれてます、モンゴル遊牧民のパオに似てます、
チベット族も、昔はこんな天幕で暮らしてたのか・・・  
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拡大画像(下・左) 
象のほか、想像上の動物達が、多数描かれてます。
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拡大画像(下・右)
火炎を纏った、餓鬼も描かれてます・・・
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額に入れて、ベット脇の壁目線の高さに飾って、寝ながら眺めてます。
信仰心は無いですが、見てると何となく落ち着きます。