戦前、立教大山岳部が、インド・ヒマラヤのナンダ・コット(6867m)に初登頂。
当時国内初の快挙、その時に使用したテントが80年を経て発見されました。

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毎日新聞が報じた記事ですが、毎日新聞社が支援した遠征隊だったので、
この記事が書かれたと思われます。(他紙は記事にする意味は薄い)

山の呼称がナンダ・コートと為ってますが、
小生が覚えた頃は、ナンダ・コットと呼んでました。

この記事を読んで・・・
帆布(はんぷ)生地のテントが懐かしく、取り上げました。

帆布は、綿製で丈夫だが重く、雨に濡れると重さが倍増、冬はバリバリに凍ります。
大学山岳部時代に無雪期に使うテントは帆布製で、重くて苦しめられたものです。
積雪期は、BC用は帆布のカマボコ型、高さが有り居住空間は取れるが、
重さと凍るのが難点でした。
畳んでもキスリングに入らないので、それ様の木製背負子で担いだものです。
BCより上では、化繊のテントを使いましたが、冬山用のテントは市販されて無く、
たしか神田?の細野で特注で縫って貰ったものです。ウィンパー型が主流でした。
内張りが綿で、朝起きるとバリバリに凍ってる代物でした・・・

今はゴア製のテントが常識、隔世の感が有りますねぇ~

当時、1.2年生は冬用のヤッケ・オーバーズボンも綿製を着せられました。
滑落しても、スピードが出ないと言う理由で・・・
確かにそうでしたが・・・付いた雪が体温で溶け、風に当たるとバリバリ・・・
対策としてワセリンを生地に塗ってました・・・防水効果を求めて・・・
今では考えられませんね・・・
早く上級生に為って、雪の落ちるナイロン製を、着たいと思ったものです・・・
ナイロン生地一枚で縫製され、二枚仕立てのヤッケも有りましたが、
高価で買えず皆一枚生地を使ってました。
当時、ファスナーは凍ると噛みが駄目に為り、命取りに為るとの事で、
頭から被って着るタイプでした。体温調整が大変でしたが・・・
オーバーズボンは、ブッシュ等で切れ、継ぎはぎして着てましたが、
ヤッケは健在で今でも風防用として残雪期に使っています。

今は昔と比べ化学繊維物が進化し、快適な山歩きが出来ます。

明日は、久々に天気予報も良さそうなので、北八甲田の稜線でスキー登山の予定。