ディナフィット・PDG板に、板幅分のシールをセットしました。
ディナ社の板のトップには、シール取り付け用の、U型切れ込みが入ってます。

この赤いシールは、PDG板専用のポモカのレース・プロと言う、名のシール。
幅5.5cm 長さ150cm 重さ1本120gの超軽量仕様です。
1月8日に八甲田をスキー縦走した時に、大岳避難小屋から八甲田大岳への登りで、
固雪斜面をジグ切って登りながら何度もスリップ・・・(腕に必要以上の力が・・・)
このシールの特徴は、下のポモカリストに有る様に、
レース用の為、毛足が短く・グリップ性能よりグライド性能に重きを措いた物。
確かに、シールを外さなくても良く滑りますが・・・
板幅が足らないので、固雪面の斜登には不向きなのです・・・(雪を噛めない)

ポモカシールのリストです。
一番上がこのレース・プロで、グリップ(登坂力)が最小、グライド(滑り)が最大です

ヤフオクに、ディナフィット専用シールの出物が有りました。
長さ156cmで幅広、4000円+送料600円でのスタートで・・・
トップフックの形状が異色なので、入札者無し、早速ポチし今日配達に。
新品だと22000円+税もしますから、年金生活者には、お買い得かと・・・
シール色から、クライム・プロ・ガイド(モヘア70%・ナイロン30%)、
グリップ(登り)力・グライド(滑り)力、共に満足なレベルです・・・

早速、板にセットして見ました。 〝雪豹〟マークが格好いい~
糊の状態は、やや柔いものの使えそうですが、板よりシールが幅広・・・

板が161cmなので、シールのテールが合いません。
シール長が156cmなのは想定内、板幅よりシールが広いのも想定内です。

シールカット用のトリムツール等は無いので、いつも板に合わせる時は、
カッターナイフでエッジに沿って切り落としてます・・・
ホツレ防止に小口をライターで焼く人も居ますが、今迄焼かなくてもホツレ無し。

テールの処理ですが、テールフックが邪魔なので、ハサミでカット。
〝貼り流し〟のスタイルに仕上げました・・・・
貼り流しは、剥げるので嫌だと言う人も居ますが、
糊さえ効いてれば、スリップしてもそう簡単には剥げません。

本来なら、エッジ分の2~3mm狭くカットするのが筋ですが、
細工が面倒なのでこのまま使います。これで、微妙な斜登も楽な筈です。
シール加工後の1本の重さは、165g、レース・プロの120gとは比較出来ないが、
腕力に頼らず登れると思う・・・・
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富士吉田に在る、ディナフィット・テストセンターのブログに、
ポモカシール(レースプロとクライムプロ)に付いて以下の記述が有りました。
シールについて
春先のレースに関しては気温も高く雪も溶けているので
レースプロというピンクシールはビギナーには扱いにくい可能性があります。
おすすめはクライムプロ。今年は進化したクライムプロS-グライドもあります。
気温の低い、乾いた雪ならばピンクシールの滑走性能を求めますが、
安定して登り切れないと意味がないかなと感じるので
まずはクライムプロをお勧めしています。
撥水性も良いですし、
シール表面に滑走ワックスを塗るとピンクと似たような性能を発揮します。
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この冬最大の寒波で、八甲田も八幡平も平年に近い積雪に為った様子です。
次の晴れ間を見て、森吉山の樹氷見物を・・・と思案中。
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