2月1日
今朝は、珍しく青空が広がって・・・
天気予報では、低気圧が昼頃に通過するので雪に為ると。
晴れが半日もてば何とかなると思い、田代岳へ・・・

山頂まで登るつもりは無く、新ルートの試登です。
去年の厳冬期に〝未登であろう〟ルート開拓を、延べ4日掛けてやりました。
この時に緑線の痩せ尾根に興味を持った次第。(添付地形図は去年のもの)
距離は短いものの、ほぼ直線で1000mピークに突上げてます。
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1月20日に、下図紺色ルート(大広手左尾根)を登り、
南側に見える痩せ尾根赤線左(仮・直登尾根)を、偵察して来ました。
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                       (地形図は昨年のものを使い回し)



8時過ぎに出発し、約25キロ先の大広手登山口手前の沢に架かる橋を目指します。
途中、ロータリー除雪車が前を走ってましたが、追い越させて貰い・・・・
山瀬ダム脇の除雪車置き場を通ると、2台有るはずの除雪車が1台出動中。
三菱のロケットエンジン実験場に続く林道の除雪にをしてるはず・・・
ダム湖に架かる橋は雪で道幅が狭く、対向車が来れば交差出来ない状態。
林道に入ると、綺麗に除雪したばかりの道・・・
暫く走ると、実験場の夜間警備員が帰る車2台と交差。
タクシー1台・マイクロバス1台も空車で降りて来ます・・・
実験場の関係者を乗せて来たのでしょう・・・燃焼試験が有るのか???
更に進むと、除雪車が・・・少し待って追い越させて貰いました。


大広手登山口の手前の橋の脇に車を停めて、準備・・・今日の装備。
9時30分にスタートです。
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沢向かいに渡りたいのですが・・・空いてて渡れず・・・
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ここは何とか渡れそう~
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対岸に着いて・・・ホッと。取り付きルートは途中まで去年と同じ・・・
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沢筋からの急斜面・・・ジグ切って・・・新雪下は、先日の雨でガリガリバーン。
エッジ効かせてやっと登りました。
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何と、去年付けた生分解テープが劣化してたが、まだ残ってました。
中々分解しないものですねぇ・・・林の中で直射日光に当らない為か・・・
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去年4回も通ったルートなので、地図を見なくても歩けます。
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杉造林帯を過ぎて、進路を右手に・・・林の向こうに、大広手左尾根が見えます。
その手前の杉が生えてる尾根が、今日の目的の〝仮・直登尾根〟です。
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林越に、直登尾根上部が望めますが・・・沢を越えなければ為りません・・・
一旦引き返して、沢床に降り易い処を探します。
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沢筋を横断して、〝仮・直登尾根〟に取り付きます・・・雪は深い処で膝。
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ここも杉の造林帯・・・振り向くと、後ろに昨年通った876mピークが見えます。
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テープを付けながら、尾根に登ります。
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雑木が生えた急斜面をジグ切って登り、何とか尾根上に出ました・・・
そこには、太いブナが1本。ここだけ尾根上が10mほど水平でした。
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ここで11時15分、約2時間経過。
ザックを降ろし一本立ててると、急に降雪 バサバサ降って来ました・・・
降雪で北側に有る大広手左尾根が見えず、現在地がはっきりしません・・・
地形図ては800m辺りまで登ったと思いますが・・・
この先は雑木が密生した痩せ尾根となり、スキーを履いての登り無理と判断。
カンジキでの登行以外無さそうです・・・
天候も崩れて来たので、試登はここまで・・・11時30分 帰ることに。
フードを被り、オーバー手で雪対策・・・・
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少し降りて、見上げた一本ブナ。
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車に戻って装備を解いてると、
IWATANIと描いた大型タンクローリーが下りて往きました。
燃焼実験の液化ガスを運んで来たのでしょう。
12時30分 帰路に・・・途中まだ除雪してました。お陰で快適に走れます~
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山瀬ダム湖に架かる橋も、ロータリー除雪車で雪を飛ばしてくれて夏道の幅に・・・
ダム事務所前で、液化酸素と描いた大型タンクローリー2台が、
パトライトを廻した先導車に導かれて、実験場に登って往きました・・・
近々、H2Aロケットエンジンの燃焼試験が有るのでしょう。



今回の〝仮・直登尾根〟の試登で、一本ブナまではスキーが使える事が判った。
その先はカンジキ・・・板を背負って登り、
昨年同様に大広手左尾根を滑って帰るか? 
一本ブナに板をデポして、山頂往復か? 思案のしどころ・・・・