ヒマラヤ・アマダブラム峰(6,856m)の、西壁単独登攀を目指している紙谷氏が、
28日朝カトマンズからヘリで、パンボチェ(3,930m)に入りました。
普通、カトマンズ(1,400m)から、小1時間で2,500mも高い地に立つのは、
高山病のリスクが伴ないますが、彼はアンナプルナ・サーキットを周回し、
6千mへの高度順応を済ませてます。

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ヘリから初見参の、アマダブラム峰の画像だそうです。朝日の逆光ですが・・・
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この3人乗り用のヘリに、彼の荷物48キロと1人乗っての入山です。
何と贅沢な・・・チャーターで飛ばせば、40万~45万取られます・・・

このヘリは、HSA社(ヒマラヤン・シェルパ・アドベンチャー)所有の、
イタリア・アグスタウエストランド社製のAW119・コアラと言う機種とか・・・
しかも最新機種で新品だそうです。
性能は、8千mまで飛べて・5千mに離着陸可能とか・・
ヘリの性能上、大気が薄い6千~6.5千m辺りの高度が限界と、
言われてましたが大幅な性能UPの機種です。

話が長くなりました・・何故、紙谷氏がヘリで入山出来たか??? しかもタダで!!!!

2015年に紙谷氏は、ダウラギリ峰(8,167m)の無酸素・単独登頂を目指し、
高度順応始め・ダウラ登山申請の手続き・その他を、HSA社に依頼。
その過程で、社長の息子が手助けしてくれたそうです。
ダウラギリ登山中に、ネパール大地震が有り、登山は断念・・・
以来、息子を介して社長とも懇意になり、今回の順応・アマダブラム峰の申請も、
彼等の力に因るものだとか・・・それに、登山料他の節約方も考えて貰ったとか・・

アンナでの順応を終えて、カトマンズに戻った紙谷氏に、
社長がナムチェバザール(3,446m)までなら、ヘリで送ってくれるとの話し。
結局は、アマダブラムの麓の村(パンボチェ)まで送って貰ったようです。

ネパール人(シェルパ族)は、非常に勤勉で約束事は、対価に見合う仕事をします。
しかし、無料でこの様な便宜を図ってくれた話は、初めて聞きました・・・

おそらく、紙谷氏の人柄・山に対する気持ちに、
息子始め社長が感化された結果のことと・・・・想像します。
小生も、紙谷氏を応援したく、ブログで取り上げている次第です。


紙谷氏は、アマダブラムBCに向かい、Wi-Fiの環境外に居ますので、
暫くはブログの更新は出来ないと思うが、最新の情報を添付します。↓

ヒマラヤ報告④は→  https://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/14868577.html

雪の状態が良くないそうなので、無理せずノーマル・ルートからでも、
登頂して欲しいと思ってます。