栗城は、’17年春季にエベレスト7回目の敗退後に、
公式ブログで下記の書き込みをしてました。(ダラダラ長文なので読まなくて結構)
その最後で※9月はフランスで訓練です。と言ってました。

エベレストに何回挑んでも登れないので
登れる為に9月はフランスで訓練です〟と、小生は解釈してました。

そして、8月末に訓練の為に、フランスに出国。
実際の訓練の内容はに記載してます。



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フランスで訓練中の栗城の発言です。(黒字)

9月6日 公式ブログでの発言
今回シャモニに来たのには、目的があります。
2012年秋季エベレストで9本の指を失ってから、技術的にどうしても超えにくい課題がありました。
それを道具の改良も含めてさらに克服していきます。

指を失ってからの課題を、道具の改良で克服したい、と言ってます。
失う前には、技術的に超えられた事なのでしょうか?

過去の経緯(指が無く身体を支えられないと言ってた)から、
ピッケル等の使い方の訓練と、〝氷〟対策と思ってましたが・・・

しかし、訓練目的が微妙に変化してきました・・・

9月13日 FBでの発言
今回の訓練には目的があります。
今まで高所登山(8000m峰)を専門としてやってきましたが、もっと幅の広い登山ができること、そして、9本の指を失ってからの「不便なこと」や「できないこと」の課題を一つ一つ超えることでした。


もっと幅の広い登山〟とは、具体的にどんな事か?


学生の頃に一人でエルブルース(ロシア)を登りきて、そのままモンブラン縦走に来てました。コスミックの下にテントを張り、ミディ南壁を登る人達を見て、いつか登ってみたいなと思っていましたが、その小さな夢が一つ叶いました。
10数年前の〝夢〟が、ガイド付きで叶った・・・
指が有った頃に登れ無いと思っていた〝ミディ南壁〟を、今 登れたと・・・

来年はル・プチ・ドリュ(800mの壁)を登る目標もできました。
今度は、ドリュ壁も登ると言う・・・
江本ガイドは、モンブラン周辺には詳しく仏語も堪能、栗城の実力も知ってるので、
栗城にとっては格好のガイドです。

しかし 登山愛好家がガイドを雇い、アルプスの名ルートを登る事は良しとして、
〝自称 登山家〟が、ガイドに曳かれて壁を登る事に、どれ程の意味が有るのか???

栗城は、エベレスト北壁を狙いつつ・夏はアルプスで大岩壁にも挑むと言う事・・・
宗旨替え?かと思う程の変化です。


9月7日 江本ガイドのFBで、近藤謙司(ガイド・エベレスト登頂6回)との遣り取り

近藤 謙司 クリキントンやるじゃん!(ミディ南壁を登った事への言葉)
栗城 史多 江本さんのお陰です!ホテルの件、ありがとうございました!
近藤 謙司 アイスクライミングのルートも連れてってもらいな〜^_^    
江本 悠滋 栗城くん頑張ってますよ〜(^^)

今回の訓練では、〝氷雪技術〟の訓練は無し、岩登りのみでした。
近藤ガイドも言ってる様に、アイスに弱い栗城が折角氷河を前にして、
訓練無しではアルプス迄往った意味が無い・・・〝岩〟は国内でも出来るのだ・・

結論は、エベレストに繋がる様な訓練では無く、
学生時代に夢見た〝ミディ南壁〟を登る為の訓練だったのか・・・
登れたので、次は〝ドリュ壁〟なのか? 
道具の改良の話は、立ち消えか・・・・

今回 栗城が学んた事は、〝クラック(岩の割れ目)の登り方〟と、
カム(岩の割れ目で支点を取る為の器具)の使い方以外に無い様な気がするが・・・・
イメージ 1
カム 岩の割れ目幅により、使えるサイズが色々有り。
使い方は、丸いリングに親指を要れ、
人指し指と中指の第一関節を上のバーに掛け握ると、カムが閉じます。
クラックの中に入れて指を離すと、割れ目の中でカムが開き、固定されます。
第二関節まで無い手で操作出来るのか・・・ワイャーの長さ調整が可能なのか?疑問。

エベレストの北壁・南東稜のヒラリー・ステップにも、
カムを使う様な岩場は無いのです・・・・

江本ガイドに、ガイド料として約60万ほど儲けさせる結果でしたねぇ・・・


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9月15日にフランスから帰国の途に・・・今日に為っても帰国報告が無い・・・
帰国報告を見てからコメしようと思ってたましたが、
いつになるか判らないので、取り合えず一言。
報告が有れば、書き加えます・・・