今年の3月に栃木県・那須で起った、高校生の雪崩遭難事故の、
「最終報告書」が県教委の検証委員会から発表されました。


青線を引いてる箇所が〝キモ〟です。
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ご子息を亡くした方の想いは、皆さん其々でしょうが、
いまだに〝なぜ〟・・・と言う想いだと感じています・・・・


県の教育委員会の傘下の〝登山部会〟が起した、遭難事故です。
それを、同じ県教委が設置した〝検証委員会〟が検証し、出した最終報告です。

引率教諭の個人責任には言及しない〟〝再発防止を図る

高校山岳部員を管理する山岳部担当教員その教員を管理する教育委員会
その教育委員会が任命設置した〝検証委員会〟(御用委員会)の見解です。
互いに・傷口を、舐め合ってるのでしょうか?
当時責任者の猪瀬は、恐らく年度末の定期異動で教育現場から離れ、
教育委員会事務所の片隅で、定年まで息を潜めて生きて居るのでしょう・・・


県警では、引率教員を〝業務上過失致死〟の疑いで年内にも立件の予定とか・・・
刑事事件として立件されても・民事で訴訟されても・結果は目に見えてますね・・・
県教委が必死で猪瀬を守るでしょうから・・・


情報の共有をして・連絡協議会を作り・再発防止を図る事で、
亡くなった生徒達が納得するでしょうか!!!
より組織を複雑にするだけです。
責任の分担先を増やしたと言えば、過言でしょうか・・・

今回の訓練では、責任者が責任者らしい行動をし、
現場で其れなりの判断能力が有れば、
回避出来た雪崩遭難事故です。



小生は、栃木県高体連・登山部委員長 猪瀬修一の、
合宿中の行動が許せません。何の為の責任者? 万死に値すると・・・

厳しい表現だと思いますか?
危険を伴なう遊びは、全て自己責任の範疇ですが、
他人の失態から危険に晒されたり、死を招いたとしたらどうでしょうか・・・

 
山に素人を連れて往くには、此の位の覚悟が必要です。
尚更、相手は登山入門の高校生・しかも雪山・・・
吹雪の中で頑張った結果がこれでは、子供達が可哀想過ぎます。



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追記 マスコミ各紙より

最終報告書を作成した、検証委員会の委員長談話
「公私がどうだったからという個人的なものではなく、組織的に協働が行われていなかった」(雪崩事故検証委員会・東京女子体育大教授戸田芳雄委員長)
この人は、所謂学識経験者と言う部類の人間でしょうか・・・


最終報告書を受けた教育長の談話
「計画全体のマネジメント及び危機管理意識の欠如が指摘され、部活動の一貫でありながら参加者の尊い命を失い、多くのけが人を出してしまったことにつきまして改めて責任を痛感しており、申し訳ない気持ちでいっぱいです。誠に申し訳ありませんでした」(栃木県・宇田貞夫教育長)
いかにも、役所的発言ですね・・・・


当時の実質責任者
栃木県高体連・登山部委員長 猪瀬修一の談話が有りませんね・・・・
既に、お役ご免だからでしょうか???


毛塚優甫教諭(29)の父、辰幸さん(65)の談話
「一人一人の指導者たちが危険だと感知する能力を作っていけば、組織の危機管理体制(への指摘)は意味がある。(責任追及が)一人一人に及ばない限り本当の再発防止にはならない」
お父さんが言ってる事が、正論です。



奥公輝さん当時(16)の父、勝さん(46)の談話
「われわれにとっては何の区切りでもなく、喪失感は癒えることはない。息子たちの生きた証しとして立派な再発防止策ができ、それを息子に報告できるようにしてもらいたい」



先頭の第一班で難を逃れた生徒の談話
唯一 検証委員会に参加し、山岳部長として部の再建に取り組んでいると言う。

意志の強い子が居るものです・・・・

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こんな記事を見付けました。多分上記の生徒と思われます。

栃木県那須町の雪崩事故から半年を前に、同県立大田原高の男子生徒が報道機関に寄せた手記の全文は以下の通り。(毎日新聞2017年9月22日 付け)

メディアの皆様
メディアの皆様にはあの日以来、事故の真相究明に向けた報道をしていただきありがとうございます。
また沢山の取材の申し込みを受けながら自分の精神状態を理由にお断りをし続けて申し訳ありません。
まだあの日の事を思い出すと、痙攣(けいれん)等の症状が出ることがあり、
手記という形での対応をお許しください。
あの日からもうすぐ半年を迎えようとしています。
この半年であの日の事を忘れた日はありません。一生忘れることはないでしょう。
しかし半年という区切りを迎え改めて今思う事は、自分は毎日思い出す亡き友の事が、やはり世間的には毎日起こる事件や様々な情報の波にのまれ薄れていってしまっているということです。
その事がとても悲しくやりきれない思いです。遺族や被害者とは違い当事者でなければ仕方がないことは理解しています。しかし8人もの命が奪われた事故をこのまま風化させてはいけないと思います。風化させずに語り継いで行く事が、再発防止の第一歩にもなるのではないでしょうか。
今日も昨日もみんなの事を思い出しています。テレビを見ても音楽を聴いても何をしても、「あいつこれが好きだったな」とかいつも考えてしまいます。
みんなが好きだった物の向こうに楽しかった記憶が蘇(よみがえ)ります。
みんなの笑顔と何も言えなくなったあの日の顔が交互に浮かんでは消えていきます。事故当初は、「なんで生き残ってしまったんだろう」「なんでみんな助けられなかったのだろう」いろんな、「なんで」ばかり考えていました。
生きる事を諦めたくなる日もありました。でも親友に誓った、生きていく約束を思い出し毎日を過ごしています。
今は普通に生活をする事が自分の精一杯です。
だけどいつかまた会えた時、みんなに笑われない生き方をしようとも思っています。
この事件が一日でも早く解決し、遺族の方が納得のいく結果が出ることを願っています。
もしこの手記を目にする事があったらみんなのことを思い出してください。こんなに悲しいことがあった事を忘れないでください。どうしたら二度と同じ悲劇がおきないかどうか考えてみてください。


子供にこんな思いをさせて、〝ノウノウと教員生活か???〟
猪瀬修一 人前に出て何とか言えよ!!!