11月23日に、矢留山岳会主催の雪崩講習が有り秋田へ。

昨年の講習会の内容は→ 雪崩れ講習会 報告

BC(バックカントリー)等と言ってるが、〝裏山散策〟の意味に近い・・・
山スキーと言った方がスッキリしますがねぇ・・・

当日の講習内容
イメージ 1

内容は昨年とダブル箇所も有るが、再確認のつもりで聴いてました。
去年の那須での高校生の雪崩の話も出て・・この項で多々意見を述べてますが・・・


印象に残った言葉
「登る技術より、帰る技術」セルフレスキューそのものです。



ビバーク(不時露営)の話しに為り・・・
〔スノーマウント〕??? 初めて聴く言葉、所謂〝かまくら〟だそうです・・・
〝かまくら〟は当地が本場 子供の頃から掘って遊んでましたが、
造り方が違うようです・・・

スノーマウントが絶対早く、これに限る様な話でした。
ビバーク用にツェルト・雪洞・イグルーは知ってたのだが・・・
〝スノーマウント〟を検索すると2.3の記載にヒット、
個々に長短を述べようと思ったが、上手く纏められてるし、面倒なので転記します。



イメージ 7
イメージ 2
過去に掘って見て、一番時間の掛かるのが雪洞です。
排出する雪の量も多く、屈んだ姿勢も疲れるし、汗ダグに為ります。


次にイグルー、積雪量が少なくても出来ます。
積雪量が多いほど楽に出来ます・・・絞まり雪だと更に楽・・・
イメージ 3
文章にすると難しく為るが、遣って見ると意外と簡単です。


※雪洞・イグルーは掘ってると枝が出て来たりする、
 市販のスノーソーでは歯幅が広く、枝切りには向かない・・・
 軽量折り畳み鋸(刃先20cm程度の物)が、雪切り・枝切り共に使い易いと思う。




2015年1月30日に造った時の経緯は→ イグルーを造ってみたを参照。

画像は造ってから10日後の様子。角スコップでは壊せない、剣先でないと・・・
内部の直径が1.5mあるので、対角の壁を少し掘り出せば、足を伸ばして寝れます。
イメージ 6
春の雪解けまで放置してました・・・


さて、スノーマウントの話しです。
イメージ 4
カナダか? 米国から入って来た方式の様ですが、
これが簡単に出来るとは思いません・・・
雪を集める苦労・外から横穴を掘り・ザックを出し・床下を下げる、
屈んでの作業に為ります・・・・100Lザックなら空間も大きく為るが、
山スキーでは精々50Lのザック、大変な作業と思う・・・


イメージ 5

講習の最後の質問コーナーで〝スノーマウント〟に疑義を唱えてみた・・・

①4人で30分で完成と言う
 雪を山にしただけで?  外周を叩いて粘性を出さないと掘れないのでは?

②雪をスコップで撹拌しただけで、粘りが出ると・・
 雪国に住む人は経験上から、この可否の判断は出来ると思うが・・・

③人が乗っても崩れないと・・・
 そんなはずは無い、可笑しい・・・時間が経過したら別だが・・・

 
講師は否定されたと思ったのか?
口角 泡を飛ばして、興奮してましたが・・・・
(雪が積もらない処に住んでる人だもの・・ねぇ~)



この冬に庭で試して見るつもりです。楽で早いのはイグルーと思うが・・・


過去の雪崩講習会は↓で。