安田氏が帰国し、ブログの更新をしました。全文を転記します。

ただいま~👍アラスカから帰国しました~。
2019/6/12(水) 午後 7:20
みんな~たった今アラスカから日本に帰国した。
(エクストラチャージ払って便を変更しての帰国。)
img_0_m

img_1_m
北極圏6000mのビバークの体への影響は甚大で、
足の指は、カマキリの卵のように腫れ上がり、手の指は土星の環のようになっている。
(明日凍傷の専門医に行って切断or非切断の相談に行ってくる。)

素人見解だが、足は3度?で壊死・・・
img_2_m
手は2度だろう・・・(酷いしもやけは1度)
img_3_m
もちろん痛み止めを飲んでいるのだけど、歩くのも痛いので辛く体はしんどいが、
なぜだか心は晴れやかで誇らしい。
例え指を切断することになったとしても、一切の後悔はなく、
デナリへの感謝や畏敬の念は変わらない。
嘘偽りなく本当に、指を切断してもデナリをやって良かった。
やらずに後悔するより百倍いや千倍まし。無事に志を遂げる事が出来き、もう何も言うことはない。
赤穂浪士の47志士の最後の気持ちが、今ならよくわかる。

貧乏以外何の取り柄のない、何でもないイチおっさんが、
皆様の支えでデナリ山頂から単身スキー滑降した。
その事実が皆様を勇気づけ、元気づけ今度は、皆様の背中を押すことができれば、
どんなに嬉しいことか....犠牲を払い遂行した僕自身がどんなに救われることか....

アメリカの詩人がこういったそうだ。
 「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、
こう言う様相を青春と言うのだ。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる」
【サミュエル・ウルマンの「青春の詩」】

僕は、今年46歳だ。白髪が増え、風貌はすっかりおっさんになり、体力の衰えを感じはじめている。
ただ情熱は年々衰えるどころか、20代のように燃え上がるばかりだ。
今も青春真っ只中、僕の青春はこれからもまだまだずっと続く。
明日からは次の目標に向かって頑張るぞ⤴お~⤵😁

皆様からのコメント、凄く嬉しかったです。リコメしよう思ったのですが、
時間がなくそのままにしてしまいすみませんでした。
家に帰りじっくり読ませて頂き、リコメさせて頂きます。
応援コメント本当にありがとうございました。


成功の代償として・・・大き過ぎる・・・
凍傷治療には時間が掛かる、体液が抜けて、壊死した部分が判明してからだ・・・
それまでは、感染症予防が優先される。先ずはユックリ休んで・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

登頂の報をブログに記したが・・・→ 
凍傷の程度が気に為ってた・・・本人からの詳細はまだ無いが、何故???の疑問が・・・

手に付いては。

fc375e14
登頂時は、赤のオーバー手袋装着。

8ac9b594

オーバー手袋の下には、ウール手袋をしてるはず・・・
img_2

最高級のダウンミトンも、持参してたはず・・・
アタック時に予備として、ザックに入れて無かったのか???


足に付いては、
p
この兼用靴に
k
保温材入りのオーバーシューズを履いて登ったはず・・・

img_1_thumb

ダウン・テントシューズ

帰路ビバークを予想したら、ダウンのテントシューズを持参したのだろうが・・・
滑走体勢に入ってからのビバークなので、
もしかしたらオーバーシューズを履いてなかったのかも・・・
足が絞められてる兼用靴のシェルを脱ぎ、インナーにテントシューズを履き、
オーバーシューズを重ね履きしたら防げたかもだ・・・
ツエルトを被らなかったのか・・・悔いが残る・・・

********************************************************


6月15日 追記
田中幹也氏(登山家・冒険家)から、
凍傷の専門医を紹介して貰い、昨日(14日)入院したそうです。