3月21日

’17年春季エベレスト北壁の〝無酸素・単独〟を目指し、チベット側に入るも、
初期高度順応に失敗し、北稜の7300m地点で敗退。
目標の北壁では、蒼氷に為す術もなく・・・苦肉の策で、ネパール側に転進。
クンブー氷河から西稜に上がり、北壁を目指したが・・・
西稜上にさえ上がれずに、7200m地点で敗退すると言う有り様でした。

敗退後、〝来年もやる〟との宣言が有り、この一年間にどの様な訓練をし、
次に繫げるのかを注視してましたが・・・・

この間の栗城の山行は、(栗城FBより)
7/2  富士吉田・浅間神社から五合目まで、1時間57分で走ったと。  
7/21  小樽・赤岩ゲレンデで2日間、岩登り訓練。
4/1  フランス・シャモニーで約1週間、江本ガイドと岩登り訓練。
10/1  富士山 スバルラインから友人と。
12/15  八ヶ岳・南沢大滝で江本ガイドとアイスクライム訓練。
    (ここは同時期に登山用品店・カモシカが新入社員研修を実施した場所)
1/4  富士山 富士吉田・馬返しより。
1/19  甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根より。
2/18  八ヶ岳・赤岳で、花谷ガイドとラッセル訓練。
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訓練中の栗城 意味の無いデカスノーシュー・ピッケルは背負ったまま。
ラッセル経験者は、何が言いたいか?判るでしょう~
同行の花谷って、そこそこのガイドと思ってたが・・・
3/4   八ヶ岳・美濃戸から赤岳周辺で、花谷ガイドと岩稜訓練。


この一年を見て、エベレスト北壁を目指す者らしい山行は、甲斐駒のみ。
栗城の弱点である氷登攀の訓練は、カモシカ新入社員の研修と同レベルです。
また弱点のラッセル訓練も、積雪の少ない八ヶ岳・・・何故越後の山に行かない!!!
これ位の山行で、エベレスト北壁が登れるなら楽勝である・・・
これ以上の厳しい山行を、日々繰り返してる登山愛好家はゴマンと居る。
栗城 かなり考えが甘いのでは・・・・

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頭がデカイのか? メットが小さいのか? これでは何の役にも立たない。
手袋も指が無いのに切り詰めもせず・・・ビロビロして邪魔だろうに。

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流登山家のメット姿、山野井泰史氏。
栗城 こう冠らないと意味が無いのよ・・・


さて、栗城が始動しました・・・・

21日付けの栗城FBより(黒字全文)
「高所順応訓練で6000mの山に向かいます」
皆さんこんばんは!
今日からヒマラヤの高所順応訓練に向かいます。
今ままで8000m以上の山に向かう前に低酸素室でのトレーニングをしていましたが、8000mの世界は低酸素だけではなく気圧も低くなるため高所に順応しやすい身体を作るには、やはり現地が一番だと考えました。
この時期は講演や研修のお仕事が重なることが多いですが、ヒマラヤに集中します。
今、エベレストに向けて着々と準備してます
行ってきます

これを見て、?????が2点ほど・・・・
①高所順応の為に、6000mの山に往くと言う。

 そして一度帰り、エベレストに向かうと・・・・順応の為の旅費が無駄。
 どうせ信者から集めた、お布施だからか・・・
 何故、今からヒマラヤに入り順応しないのか???? 
 仮に順応出来ても、海抜0mの東京に戻り、ダラダラしてたら順応の意味無し。
 6000mに登り、その足で5000mのBCに入ってこそ意味が有るのに・・・・

②今まで低酸素室だけで訓練してた??? 余りにもお粗末過ぎる・・・

 高所は酸素濃度が減るのは当然、5000mでは約1/2・8000mでは約1/3に減。
 更に高所ほど、気圧が低下する。
 平地で1000hpa(ヘクトパスカル)だと、5千mは約500hpa・8千mは約350hpa。
 徐々に高度に身体を慣らして往かないと、当然浮腫みが出ます。それがこの画。
 高山病の症状の一つです。(体内の無駄な水分を、排出出来ないのだ。)
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’16年春季・アンナブルナ南壁BCに、ヘリで降りた時の姿。
標高1200mのカトマンズから一気に5000mに往くと、
低気圧に慣れて無い為の浮腫み、まるで別人だ・・・
水を鱈腹飲み、利尿剤を飲む事で改善される。

これで、栗城が過去に初期高所順応に失敗した、原因が判りました。
低酸素だけが頭に有り、低気圧への対応を考えて無かった〝自称 登山家〟だ。

低酸素&減圧室で、山の高度に併せて 低酸素への対応と、
低気圧への対応を、同時にしないと意味がないのだ・・・・今頃気付いたか・・・・

しかし、何処の・どの山で訓練し、いつ帰るかを公表しないのは栗城らしい。
帰国後に、どんな発表をするか、楽しみである。