秋田県内のJA(農協)を一本化する計画が有る事は、JA(農協)の末路①で述べたが、
愈々 今日の県JA大会で決議されます。


記事に有る様に、単一組織でブランド化に成功すれば、
農産物の販売・農薬資材の調達・価格交渉にスケールメリットが生まれると言う・・

本当でしょうか???  
南北に約150キロ・東西に約80キロの面積の秋田県、半分以上は山間部です。
県北・中央・県南部では、其々土質気象条件も違います・・・

何をブランド化するのですか?
米?長ネギ?枝豆?茗荷?山芋?アスパラ? 素人にはこの程度より思い浮かびません・・
今迄は 其々の適地を活かした、産物を栽培して来たはずですが・・・

十把一絡げにして、単一組織が音頭を執って、上手く往くとは思えません・・・

資材調達にしても、JA(農協)の末路①で述べた通りの遣り方では、勝負に為らない。
県経済連が仕入れの際に運営コスト(口銭)を上乗せし、末端のJA(農協)店舗に流し、
店舗では販売コストを更に上乗せして、農家に販売。
大手ホームセンターとの流通と比べても、中間搾取分が余計なのです・・・

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記事でも触れられてる様に、〝JAおばこ救済〟の為では???
JAおばこは、5年掛けて経営改善を進めると言うが・・・
56億円の累積赤字12億円の未収金を、この先5年で解消出来るとは思えぬ!!  

今話題の、カルロス・ゴーンに頼むのかナッ???(笑)



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〔県JA大会〕では、各JA(農協)の代表の約520人に、合併の背景・趣旨を説明。
その後に統合案を採決したそうです。
赤線を引いた組合員(3万3000戸)には、
こう決めたから従がえと言う、図式の様です。
我が家では、65万円ほどをJAあきた北に出資をしてますが、脱会の良い機会かも。




追記 11月29日 

JA統一に関しての、過去記事を調べて見ましたら・・・
今年の10月12日付けの〝秋田魁新報〟の記事を見付けました。それがこれです↓


〔県内14JA、24年度めどに一本化へ 組織基盤の強化図る〕
秋田県内の全14JAが、県単一JAへの統合を検討していることが11日分かった。関係者によると、組合員数が落ち込む中、組織基盤の強化を図る狙い。統合が実現すれば東北初となり、全国トップクラスの規模となる。統合の時期は2024年度をめどとしている。近く実現を目指す方針を決定し、11月下旬の県JA大会に議案として提案する見通し。

ただ、JA再編を巡っては09年の県JA大会で5JA構想(秋田しんせい、秋田おばこ、県北、県南、県央の各JA)を目指すことが決議されている。しかしJA間の財務状況の格差などがネックとなり、実現していない。県内各JAの幹部には14JAの統合について「将来を考えると避けられない」との声がある一方、「財務状況や事業運営の方法が異なり、まとまるのは難しい」との見方もある。計画通り進むかは不透明だ。

秋田県には、約3万3,000戸の組合員(農家)が居ます

記事によると、2009年の段階で、県内の5地区のJA(農協)が、
合併統合話が有ったとか・・・
しかしJA間の財務状況の格差などがネックとなり、実現していない。
約10年経過しても、上記の理由で〝合併統合〟が出来なかった様です。

過去10年掛けて、5地区JAの合併統合が出来なかったのに、突然の全JAの一本化。
2024年に14地区のJA(農協)を、合併統合出来るのでしょうか!!!  疑問ですね~

JAおばこ救済〟〝68億円の赤字隠し〟と思われても致し方なしですね・・・