先月(1月9日)に熊皮の油脂除去の為に洗って、約ひと月の間〝磔〟干しにしてたが、
余分な部分をカットする事に・・・洗った様子は 熊皮の、その後
皮側の油脂を洗って落としたが、全部は落し切れず・・・
あまり油脂分が無くなってもパサパサになり、〝革〟には良くないと思ったり・・・
早く尻皮に仕上げないと、使う機会が減ると思ったり・・・
試行錯誤でしたが、思い切ってカットしました。
この冬の寒さでも、皮を触ると・・・手の熱で油脂が融けてきます。
尻皮にした時に体温で融け出して、高価なゴァテックスのウェアが、
汚れては困るので・・・考えた末が、天幕地を裏に縫い付ける事。
丁度 廃業したテント屋から貰ったテント生地が有るので、それを転用。
テント地の表側を皮に押し付けても、
防水が効いてるのか?裏地には油脂が滲み出てきません・・・
テント地を45cm×75cmに切り、これに合わせて皮のカットです。
尻皮には長過ぎますが・・・折角の皮が勿体無いので、
この長さで折り返して使います。

パリパリの皮は、カッターナイフで簡単に切れました~

首下の縁に合わせて、テント地を木綿糸で2/3ほど縫ったが、
皮が堅く針が折れる始末これは失敗です・・・
皮を揉んで、シナシナにする作業を忘れてました・・・

皮は乾いたスルメ並みにバキバキ・・・手順失敗・・・

少し揉んで見ました・・・筋繊維を壊さないと〝皮〟が〝革〟に為らないのだとか~
皮を折り曲げた処に、白く細かいヒビが入り少し、気持ちシナシナに・・・
全体に遣らなくては・・・ですが・・・時間を掛けて・・・

ブラッシングです。
毛並みに沿って・・・毛の中から細かい植物の繊維や、
ダニの乾燥した屍骸くずが結構出ます・・・抜け毛も・・・
毛並みが艶々に・・・
首周りから肩に掛けての、毛の長さは10cmも有り、
密度も濃いのです。(急所の首を守るため?)
背中辺りの毛は5cm位の長さで、細い産毛が中に密生してます。

シナシナにしてから、テント地を四辺縫い付け、腰ベルトの取り付け予定です。
縫い付けは、堅い皮に錐で穴をあけて、丈夫な水糸で縫うつもりです。
完成までの揉み作業は、焦らずジックリと・・・でも急がないと雪が消える・・・
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