3月5日(火)

今日も、ド晴れの予報でした。

3月3日に八幡平山頂へ登った時に、八幡平・樹氷・山スキーで
隣りの〝焼山山塊〟が綺麗に見え、其の内に・・・と、思ってましたが・・・
今日、朝飯後に急遽向かいました。


3月3日に撮った、焼山山塊の画像です。国見台は手前の山。
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焼山山塊の登り口は、後生掛温泉裏からが一般的ですが(夏道)・・・
温泉200m手前の、秋八スキー場への道路分岐から取り付きます。


冬季閉鎖の八幡平山岳道路・アスピーテラインの除雪が、今日から始まってました。
ロータリー除雪車2台で、唸りを上げて雪を飛ばしてます・・・
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後生掛温泉から流れ出る排水の小沢ですが、スノーブリッジを探して・・・
対岸に渡ります。トレールが有り難なく渡れました・・・
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このスキー跡主の話しは、後に出て来ます・・・


2・300mは沢筋を登り、左手の尾根に除々に登ります。
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行く手のブナの巨木には、爆弾が載ってます・・・真下を通らない様に注意して。
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広い尾根上を真っ直ぐに登りる・・・雪は絞まって春です。
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林間に目指す国見台が見えます・・・
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登るに従がい、国見台山頂が・・・
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林間にスノーシューの一団が、数日前に歩いた跡が・・・判りますか?
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カモシカも昨日歩いた様です・・・蹄を見ると下に向かってます。
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急斜面は、ジグ切って登ります・・・
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国見台の山頂が・・・
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            ↓八幡平スキー場の上部が見えます。  

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尾根上には、登った跡と滑った跡に遭遇。
3月3日に八幡平に登る時に、隣りに停まってた特長あるワゴン車に見覚えが有り、
声を掛けました。八甲田で見た髭面の精悍な単独男です。(調べたら2月18日の事)
「前に酸ヶ湯の駐車場に停めてたよねぇー」
「一昨日ここ来て、昨日は八幡平に登り、今日は焼山に往く」と・・・
ゲッ!2週間もスキー三昧の様です・・・
焼山は初めてらしく、取り付き口を教える。
スノーブリッジ手前の画像の、スキー跡は彼の物です。
ブリッジを越えて直ぐに、忠実に左の尾根に登ってました・・・ここで合流。
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振り向くと、八幡平山頂と小モッコ岳が・・・
                                ↓八幡平                            ↓小モッコ岳 
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間も無く、国見台山頂です。                   
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春霞に・・・秋田駒ヶ岳。
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                            小モッコ岳↓                       ↓岩手山の頭が・・・
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国見台山頂に到着、西には毛氈峠を挟んで〝栂森〟山頂が・・・   
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東には、八幡平から秋田駒ヶ岳に続く、奥羽山脈が・・・      
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秋田駒ヶ岳が・・・霞んでます・・・
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真下に後生掛温泉の〝ドロ火山〟が見えます・・・熱いので雪が無いですね。
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今日の装備
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国見台山頂で、豪華な昼飯?? ミニパン2個を喰い、プシューを1本。
ミニパン3個は帰路の遭難用に喰わず、足を折ったりした時に一晩過ごせる様に。
勿論ツェルト・スノーソー・非常食・替手・靴下は、日帰りでも常に持参ですが・・
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食後シールを外し・・・滑走・・・雪は絞まってて、いい具合。


無風快晴れで、余りにも気持ち良く、途中で一休み・・・
板に載った雪が日差しで、直ぐに融けました・・・
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休んだ処に〝岳樺〟の古木が有り、剥げ掛けた皮が沢山ぶら下がってた・・・

山嶽部時代泣かされた〝サバイバル訓練の焚き火〟を思い出した・・・
岳樺の皮は、油分が多く、濡れてても直ぐに火が着き、
火力が有り黒煙を上げて燃えます。それを火種に、雪の上でも焚き火が可能です。
大規模な焚き火をすると・・・熱で火床が下がり、輻射熱で擂鉢状に雪が融ける・・・
風が防げ、一晩位は楽に過ごせます。スノーソーを持つなら、木が切れる品質(刃先)の物を
今では自然保護ナンチャラで、こんな事は教えないだろうが、凍死するよりはマシ。
冬の樹林帯での身を守る術として、知ってて損はないだろう・・・

数年前に、八甲田で山スキーの同輩爺に会った、ザックにはワカンが結ばれてた。
板・金具が破損した時に備え、昔はそうする様に教えられたものだ・・・
冬の八幡平で会った同輩爺のサイドポケットには、折り畳みの鋸が~聴かずもがなである。
携帯やGPSを持つ前に、遣らないといけない事が有る気がするが・・・





帰路 田代岳が綺麗に見えました・・・
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次の晴れは、どこの山へ往きましょうか・・・講習会の予定も有るのだが・・・