海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

栗城〝アンナプルナ南壁〟をウォッチしてましたが、今日更新です。
(黒字は、栗城公式ブログを抜粋引用 青字は私見です。)

 何ともお気楽なタイトルです。これが今回の総括でしょうか・・・
逆に、こちらが笑ってしまいます~

笑って元気に

無事に帰国しまして、今日は講演のために札幌におります。
13日に帰国し、15日に講演(口演又は公演)した事には、触れてませんね・・・
アンナプルナのベースキャンプからカトマンズまでヘリで飛び、そのまま香港経由の便で帰国しました。
予想通り、BCからヘリを使い、カトマンズから12日の夜便に乗ったようです。
本来の帰国予定は1週間前でしたが、予備日を全て使い果たし、ギリギリまで好天気のアタックを待ちましたが、最後の最後まで条件の整った好天の周期はありませんでした。
一週間前と言うと、ABCから6290mに上がり、
天気が悪いと、ABCを通過しBCに戻った頃です。
予備日の期間に2度目の試みをした事になるが、オマケだったのか・・・
前に述べた、3隊はひと月も天気待ちをして、満を持しての登頂。
一つ反省点は、好天にならない時はならず、天に人は勝ることは無い。
それを分かっていながら、焦りと執着をして余裕を無くしてしまったことは本当に反省でした。
御託を並べてますが、膝に氷塊が当たり、継続不可能で下山した事には触れず・・・
どうしようもない時だからこそ、「笑って明るく元気」に次に向かえる精神力を持たなくてはいけないと。

南壁の登頂者を調べると、最近は「秋」に挑戦しています。
アンナプルナ南壁の秋は風は強くても好天気の周期が多いようです。
8千m登頂を目指す者が、天候を調べもせず向かうとは笑止・・・
2010年の春にアンナプルナ北側に挑戦した時に好天があったので、
そのイメージを南壁に持ち込んでしまいました。。
近くのロッジ(宿)のおじさんが「今年は晴れないのよ~」と冷やかしに来ていましたが、
また2年以内に戻ってきたいと思います。
また2年以内に来る?  東日本震災の子供達をエベレストに招くと言って、
集めた募金はどーなってるのか・・・
ただ今回の遠征は決して無駄ではなく、3ヶ月後に控えている秋季エベレスト(中国側)に向けた目標の一つであった「リズム」と呼ぶ、高所に対する順応のスピード・耐久性を上げるトレーニングとしては効果をかなり発揮しました。
昔ならもう少し順応で苦しんだり脈や呼吸数が上がるのですが、安定して登り、またバランスも良かったです。
8000m以上の世界では酸素濃度が3分の1になりますが、さらに自信をもっていけると思いました。
日本は酸素が濃くて本当に幸せです。
まだ登山は続いています。
冒険の共有を行うための資金という地上の山登り、そして3ヶ月後に控えた念願の中国側による秋季エベレスト。
いいことも悪いことも全てに笑って明るく元気に向かって行きたいと思います。


。。。。。。。。。。。。。。。


これが中国側の、一般的な北稜ルート(図中の青線)と呼ばれるコースです。
エベレストは、ネパール側からの南東ルートが、ノーマルで圧倒的に登頂者が多い。
中国は、1975年に自国隊と外貨獲得の為、登り易い様に、
セカンドステップと呼ばれている難所に、梯子を固定しました。
以後、人工物を経由しての登頂は、単独登頂として認定されなくなったのです。
そこで、単独・無酸素登頂を狙っていた、超人ラインホルト・メスナーは、
1980年夏に北壁を大トラバースして、(赤線ルート)
グレートクーロワールと呼ばれる巨大な溝を直登し、梯子を避けて登頂しました。
栗城は、このメスナールートを狙ってます。このルートはまだ誰も成功してません。
イメージ 1
栗城には絶対に登れないと、確信を持ってますが・・・どうなることか?






栗城が、公式ブログ〔アンナプルナ南壁〕の中で公開した画像に付いて、
下記の書き込みが有りました。
まさか・・と、思いつつも2枚の画像を比較して見ました。

2016/05/28(土) 00:34:44.36
僕は最初から栗城を胡散臭い奴だと思ってたけど
まさか写真を改竄したりまではしないだろうと思ってました。
だけど、滑落騒ぎを起こしたシシャパンマの時
雪の斜面に取り付いた栗城を遠くから撮ったと称する2枚の写真で
雪面に取り付いた黒い胡麻粒が下から上へかなりの標高差を移動してるのに
山の影の形が全く変化していないのに気が付いた。
栗城が恐ろしい速さで斜面を駆け上がりでもしない限りこれはあり得ない。
きっと同じ山の画像に黒い点を貼り付けてごまかしたのだろう、と。

その画像が、以下の2枚です。(黒字は栗城公式ブログより添付)

<現在の栗城の様子>
現地時間am4:00(日本7:15)にアドバンス・ベースキャンプ(ABC)を出発。
6:50(日本10:05)に壁に取り付き、登り始めました。
現在も登り続けています。
※写真で「点」のような栗城の姿が確認できます。
イメージ 1


アンナプルナ南壁挑戦中!#02】
<現在の栗城の様子>
現地時間9:50(日本13:05)、南壁を登り始めて3時間で写真の位置まで進みました。
イメージ 5

カメラアングルが2枚共に同じで、左リッジの影が、全く移動していない事が判ります。
 

このブログを編集してる途中に、同じ画像がまだ有るとの話がありました。
下が、この5月10日付けで掲載された画像です。
5月4日付けの、上2枚と同じ物・・・・
現地時間が其々6:50 9:50 6:00 と発表してるが、日にち違いのアングル同じ。
壁の〝影〟も同じ・・・・


【アンナプルナ南壁挑戦中!attack2 #01】
<現在の栗城の様子>
現地時間午前3:40(日本6:55)にアドバンス・ベースキャンプ(ABC・5010m)を出発。6:00(日本9:15)に壁に取り付き、登り始めました。現在も登り続けています。
イメージ 4

山の陰を強調する為、青を濃くして視たら、この様になりました・・・・
2枚の画像の中央  内が、栗城の姿だと。それはもうどーでもいい事です。

中央に映る、左リッジ(リッジとは、凸角な急な岩稜)に、
太陽光が右上から当たって、左にリッジの影が出てるのが判ります。
イメージ 2

3時間後の画像(下)でも、影の形は同じです。変だと思いませんか????
ここは南向きの〝南壁〟ですから、太陽は序々に正面上に回り、
影が短くなるか 無くならなければ可笑しいです。
明らかに、ニセ画像だと思います・・・が、・・・・

イメージ 3

5月10日の画像も処理しようと思いましたが、手間だし同じ結果なので止め。

結論 この様に、一枚の画像に、さも栗城が登ってる様なを入れて、
   合成したのを視ると、栗城は〝壁〟にすら到達出来なかったのかも・・・・

この指摘を、栗城公式ブログに〝質問・問い合わせ〟として書き込みましたが、
即・削除されました。栗城に取って都合の悪い書き込みは、削除する体質です。

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栗城へ
〝無酸素・単独登頂〟を謳い文句にして、
金を集め遠征資金や事業費・生活費に充てるのは構わないが、
登れもしない〝アンナプルナ南壁〟を、然も6290mまで登攀したような、
嘘の演出は、スポンサーも資金援助したファンも喜びません、駄目です。
この秋の、エベレスト・メスナールートを間違って登れたとしても、
人は(小生は)それを疑います。
無酸素然り・単独然り、誰も居ない世界のはずですから、
自分に正直でなければ為りません。
本当に山登りがしたいのなら、体力・技術を身に就ければ、
その年齢ならまだまだ〝8千〟は登れます。そう為ったら栗城に期待します。


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今日はこれから、鳥海山最後のスキー登山に往って来ます。

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