海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

カテゴリ: 八甲田山(山スキー登山・縦走)

4月9日
睡蓮沼から、南八甲田連峰の駒ヶ峯へ。

黒石インターから、津軽富士とも言われてる、岩木山が良く見えました。
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予報は晴れ、酸ヶ湯の八甲田ゴールドラインのゲートに着いたが、
閉鎖中・・・ 8時半だったがゲート開放は9時からの表示が・・・

睡蓮沼に着いたが、ほとんどの人が北八甲田を目指してる様子。
道路反対側の南八甲田に向かう人は4人だけ・・・
それぞれ好き勝手なルートで、シュー・壷足・スキーで登り始め・・・・

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判り難いが枝に霧氷が・・・
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登るにつれて、青森とど松が雪を被ってます・・・
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ツァー標識 櫛ヶ峰コースと表示
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振り返って、北から東の様子
    ロープウェイ山頂駅↓          ↓八甲田大岳    ↓小岳
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           ↓小岳            ↓高田大岳
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パノラマ加工しました
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昨日、吹雪いて氷結したもよう・・・
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南八甲田の稜線に上がりました   ニセ駒ヶ峯山頂  東から南への展望を・・・
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           ↓(南)赤倉岳                              ↓乗鞍岳1459m
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十和田湖方向 遠くに湖面が見えましたが、写真では判らない・・・
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パノラマにすると・・・・
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11時だが、早めの昼飯に・・・ニセ駒ヶ峯山頂からの、                 
                            八甲田大岳
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                        小岳
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                     高田大岳
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パノラマにすると・・・
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帰りの様子
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睡蓮沼 駐車帯からの硫黄岳
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南八甲田は、北八甲田と比べ人が入らず、静かな山域。
カモシカやウサギの足し跡が多い、
スキーでザラメ雪を滑る音に驚いて、走って逃げるウサギ4羽発見。
どのウサギもまだ白かった・・・まもなく毛代わりか・・・

帰り道、いつもの大河原温泉へ。
時間が有ったので、弘前のディナフィット・テストセンターに寄り、
型落ちや、デモ使用の払い下げ板・金具の情報依頼。
来週にはリストが届くらしいが値段が問題だ・・・・

来期から新設のサレワ・ジャパンが、ディナフィット製品を扱うらしい。
サレワの傘下に入った故・・・

週末から、月山へ~~


4月19日
久々の晴れでした~
シャトルバスも運行中です、迷わず滑走距離最長6.3キロの箒場岱ルートへ。
普段は、銅像ルートや八甲田温泉ルートに降りても、バス便が悪く戻りが困難。
ロープ駅で、バス便と箒場岱まで雪が繋がってる事を確認。
日曜日で混んでたが、10時に上駅着。

赤倉岳を目指して、シール登行・・・
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山頂直下100m辺りから、雪が無く板を背負っての登り、
予想通りとは云え兼用靴での登りは大変・・・おまけに西風が強烈・・・
ニセ赤倉岳の山頂直下。
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ニセ赤倉岳からの絶景 南八甲田連峰の最高峰・櫛ヶ峰もはっきり・・・
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夏道の柵が現れてます・・・このピークを廻り込むと・・・
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赤倉岳の山頂祠が見えます。
いつもはスキーなので、ピークに立たずブッシュ帯を右に巻き、
井戸岳の鞍部に出るのですが、夏道通りに登りました・・・
横からの強風で、左の崖へ煽られる始末・・・
ここの通過が気を使いました~ ストック100cmにし、八の字に突いて耐風。
背負ってる板も煽られ、まさに4点確保・・・
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赤倉岳山頂の祠です、戸が開いてて中に丸い鏡が見えました・・・
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赤倉・井戸の鞍部は、祠から右に降りた処、風裏で大休憩です。
左に八甲田大岳の東斜面、中央井戸岳の噴火口、どの斜面も人・人・人・・・
ここでスキーシールを外し、東斜面を箒場岱まで滑走・・・6.3キロ。
ルートは、竹竿が立てられ明確です~ ここにもガイドツァーが・・・
12時、滑走開始。
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休憩場所からの    雛岳   高田大岳          小岳
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出だしの斜面、サンクラストがシャリシャリ言っていい感じ。
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画面中央のブナ林帯が切れる処が箒場岱、茶屋が3軒並んでます。
そこまで滑ります~ ブナの新芽が紫に見えてます・・・
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八甲田大岳の東斜面 多数のガイドツァーグループが見えます・・・
八甲田のガイドは、単独行者を無視する者が殆んどで、声掛けしても返答は稀。
先頭はいいとしても、最後尾は駄目、出稼ぎナンチャッテが多いから・・か?
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青森トド松が出てくると・・・ルート標識が・・・ 奥は小岳の東斜面
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白いピークから滑って来ました~
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途中で、お茶タイム  ここまで下がると風も無く、あったかぃぃ~
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高田大岳の裾を滑ります~
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ブナ林に入ると、倒木が目立ちます・・・
ブナ林の緩斜面を、東へ東へと・・・車の音が聴こえて来て、箒場岱まもなく。
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箒場岱着が1時20分、茶屋で2時発のシャトルバスの券を購入、1000円。
バスは、ほぼ満員でロープ駅へ・・・

箒場岱ルートは、下部のフナ林帯の雪解けが進んでおり、
GWまでは通しでの滑走無理と思う・・・50cm程度の場所多し・・・
板を背負ってまで滑るルートでは無い・・・睡蓮沼ルートの方が積雪多し・・

12月20日(日)

八甲田・酸ヶ湯から、地獄湯ノ沢経由で仙人岱避難小屋まで、スキー登山。
週間予報では、20日は晴れ曇りマークでしたので、この日よりないと・・・

直前の19日には、曇りマークに変わってました・・・
アメダスで、酸ヶ湯の積雪が68cmなことを確認。
先日、酸ヶ湯の積雪が85cmでしたが、雨と暖気で50cm台まで減少・・・
その後、新雪が積もったようです~

まだ暗い朝6時に家を出発、路面は乾いてて、黒石市の外れから路面が凍結。
4駆に切り替えて、山道を慎重に・・・酸ヶ湯温泉上のPに到着。
数台の車があり、登山準備中の人も・・・皆さんカンジキやシューです。

遅いですが、8時半スタートです。
酸ヶ湯に往く城ヶ倉大橋手前から、冬期夜間通行止めで、
午前7時半に為らないとゲートが開放されません。(閉鎖は午後9時)

ぶな林には、バッチリ踏み跡が有り、30~40cmの溝となってますが・・・
潅木がまだ雪の下になってなく、それを避ける様にクネクネ曲がる処もあり、
165cmのスキーを廻すのが大変です・・・
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八甲田大岳環状ツァールートの標識板。
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積雪多くブッシュが隠れた頃は、標識板沿いに登るのですが、
笹や潅木が邪魔で、夏道伝いに踏み跡が続いてます・・・

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樹林帯の中は風も無く、曇ってるものの新雪を載せた木々が綺麗、
晴れてればもっと綺麗なのに・・・

地獄湯ノ沢との合流点に来ました・・・沢の下流方向
この辺からガスの中へ・・・沢底には露岩が・・・まだ埋まってません・・・
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沢沿いに登ります  雪で埋まってない為、硫黄臭が鼻に・・・
沢を吹き上げる冷たい風が背後から・・・降りは向かい風です・・・
どの辺を滑って下ろうか? 等と見渡しながら登ります。
この先に沢幅が狭まった 喉 と呼ばれてる処が何時も強風地帯で、
フードを引き出して被ります。
また、喉 は雪が飛ばされ露岩多数、時には氷化しててシールが効かない時も・・・
幸いシールが効きました~
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喉 を通過すると、青森トド松帯  まだ樹氷には程遠いですね~
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喉 から仙人岱避難小屋までは竹標識が立ってます。
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避難小屋到着。裏側の夏入り口から入れました。
積雪が増えて、入り口が塞がれると、外梯子を上り冬戸から中に、
また内梯子を降りて小屋に入ります。
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今回の板 晴れ間が有れば、目の前の八甲田大岳に登るつもりで、
重登山靴を履いたので、金具はジルブレッタ404・シール貼り流し。
ストックは、深雪対応のリング径16cmにストラップ2段加工。
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小屋には日曜日とあって、次々に登山者・テレマーカーが・・・
早めの昼飯を喰いながら、天気待ちをしましたがガスが晴れることも無く、
大岳登山を諦め12時に引き返すことに・・・
喉 の通過まではシール装着のまま、
露岩を踏んでもシールが滑走面を保護しますから・・・

喉 からシールを外して~粉雪が良く滑ります~
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登って来た夏道を離れ、地獄湯ノ沢伝いに滑りました・・・

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いつも通る沢筋から、滑ったまま上にあがれると思ったのが大間違い !!!
雪が少なく段差有り過ぎで、横歩きでやっと登れました・・・・
登り終えて滑って来た方を振り返る。
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その後も、小沢が埋まっておらず、渡るのに一苦労です・・・
途中で、シールを装着・・・やっと夏道に合流、あぁ~疲れたって感じ・・・
夏道でシールを外し、笹や潅木に引っ掛かりなからも何とか下山。

もっと積雪量が増えないと、スキーでは快適な登下降が出来ませんねぇ・・・

教訓 雪が少ない時は、来た道を戻りましょう~

帰りは、恒例の大河原温泉200円に入り、全国高校駅伝を聴きながら・・・
秋田工業高校にガックリして・・・帰宅。

2月4日 
今季2回目の八甲田スキー登山です。

天気予報(気象庁・気象協会・ウェザー)を見てても、先日まで晴れ・曇り予報が、
当日の朝はコロッと変わる不思議・・・
高額な気象衛星を打ち上げてる割りには、当たりませんね~

今朝の予報では、秋田〔曇り・雪〕、青森〔晴れ・雪〕です。
ならば、久々の八甲田と思い、出発・・・県境の矢立峠を越えると晴れてます。
高速の黒石を降りたら、津軽富士(岩木山)が・・・
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この冬は積雪が少なく、八甲田・酸ヶ湯で2.5m、平年の半分です。
高速も雪無し乾燥でしたが、黒石から酸ヶ湯の山道に入ると圧雪、4駆に切り替え。

酸ヶ湯から八甲田大岳か、赤倉岳から八甲田大岳への縦走か、悩んだが、
西側の岩木山が晴れてるなら、山頂部に雲が掛かってる北八甲田も晴れるだろうと、
予測して縦走コースを選択しましたが・・・

田茂ヤチ岳の湿原はガスが掛かり、視界は200m程で、
八甲田温泉ルートへ滑走のツァー客が歩いてます・・・
平年は積雪量も多く、この湿原の潅木は雪の下ですが、今年はこの有様です。
赤倉岳へは、このルートの右にある尾根を登ります。
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時々ガスが晴れて、青空が・・・千歳便の航跡も・・・
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今日の赤倉岳は無人です~ 
樹氷の間を抜ける風が造った巨大な風紋で直登出来ず、斜登の繰り返し・・・・
吹き溜まりは膝までの新雪と、風の通路はガリガリバーン。
陸奥湾と青森市が見えます、日が当たってるのが前岳。
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今年の樹氷は痩せてるのと、氷化してません・・・
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雲間にボンヤリ太陽が・・・
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登って来た田茂ヤチ湿原が眼下に・・・
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前岳もボンヤリ見えました・・・
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赤倉岳への中間まで登ると、突然晴れました~
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青森市方向のパノラマ
地平線の灰色雲が、流れて来て猛吹雪に為るとは、
この時思ってもいませんでした・・・・
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これから登る赤倉岳方向。
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ここまで休み無しで登って来たし、晴れたので板を外して休憩。
10分もすると小雪がパラつき、風も・・・視界が無くなり、おっとコレはと撤退。
急いで板を履き降りました・・・

正面からの吹雪でフードを被り、登って来たトレイルを辿るが、
風で吹き消された処もあり、立ち止まって確認すること暫し・・・
映画〝八甲田山 死の彷徨〟の二の舞寸前(>_<)

1000m辺りまで降りると、視界が開け下界は晴れてました・・・・


今日の教訓  標識旗を持って往くべきだった。
今日の装備  ディナフィットPDG板+TLT+ポモカ・レース用シール
                    軽量で動き易かった
       

3月4日
4.5日が晴れ予報、6.7日が雨予報。
3日の夕方の予報では、5日より4日の方が晴れマークが大きく、4日に決定。
朝の内は雲が残るが、昼からは晴れと・・・(ウェザーニュース)

勇んで八甲田に向かいました~・・・が、県境の峠を降りると、
岩木山はドーンと見えるが、北八甲田連峰の上部は雲の中・・・
登り始める頃には、雲も取れるべぇ~と・・・


天気は、はっきりしませんが・・・
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田茂萢湿原から、赤倉岳に向かうルートにはトレイルが無し、
おぉ~今日の一番乗りと・・・湿原を横断し赤倉岳の基部へ・・・
宮様コースの標識。
これに沿って滑ると、毛無岱避難小屋(廃屋)前が、
酸ヶ湯温泉・城ヶ倉温泉への分岐点となります。
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甲田名物の樹氷も、暖冬でこの有様です・・・
シールが効いて登り易い。
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赤倉岳に着いたものの、雲の中で見通しが悪い・・・
ここに看板が付いてるが~~
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本当の頂上はこれ・・・ガスの中・・・
先が見えないので、少し休んでればガスも晴れるかと、
風裏で板を外して大休止ですが、30分後に益々悪化・風も出る始末・・・
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でトレースが掻き消される前にと、撤退を決意。
100mも降ると薄日が差す時も・・・
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ツァールート宮様コースの分岐に着いて、コーヒータイム。
コースには、スノーシュー4人組みの足跡が有ります。スキーの跡は無し・・・
当初の予定は、
赤倉岳→井戸岳→八甲田大岳と縦走し、酸ヶ湯温泉へ降りる積もりでしたが・・・
予定を変更し、
宮様コースを滑って、毛無岱避難小屋でどっちに向かうか考えよう~と。
画像の日が差してる処が、上毛無岱。この下に避難小屋が在ります。
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宮様コースは、赤倉岳の裾を巻きながら滑ります。
(故)高松宮様が若い時に滑ったので、そう名付けたらしい。
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田茂萢湿原の南斜面 スキーか?ボードの跡が・・・
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上4枚の画像をパノラマにすると・・・
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後ろを振り返って・・・ガスガスで山頂は見えません・・・
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上3枚のパノラマです。
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途中のイタズラ・・・
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今頃に為って、晴れて来ましたが、既に遅し・・・です。
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毛無岱避難小屋(廃屋)です。廃屋と言っても、雨・風・雪は防げます。
スノーシュー4人組が、遅い昼飯中でした。
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上3枚をパノラマにすると・・・
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ここまで降りれば、安全です。板を外して、遅い昼飯。
飯を食いながら考えました・・・・
酸ヶ湯・城ヶ倉に往くには、ここから傾斜の無い毛無岱湿原を歩かなければ・・・
往っても、車の回収に道路を1時間も歩かねば・・・

以下の3枚の画像が、酸ヶ湯・城ヶ倉方向。
ツァーコース解禁に向けて竹竿が立ってます。
南八甲田の 逆川岳・横岳・櫛ヶ峰が良く見えます。
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パノラマにすると・・・
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思い付いたのが、隠れルートの存在です。
あまり知られてませんが、カモシカと呼んでる寒水沢の南側林間を通り、
寒水沢の橋の傍に出るルートです。
間違えて沢筋を滑っての死亡事故多発なので、パンフには載ってません。

毛無岱避難小屋から西方向。天気も良くなったので、地図・磁石・目を頼りに・・・
西に進めば、南北に通ってる道路に出る、途中崖マークは無し。
初めて通るルートですが、晴れて気持ちの良い林間です。
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林間を抜けた雪原から、来た方を振り返ると、晴れてます・・・・
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      ↓赤倉岳        ↓井戸岳の双耳峰   ↓八甲田大岳
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上2枚をパノラマにすると・・・北八甲田連峰
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雪原から最後の林間に入ると、ウサギの足跡だらけ~~
餌さになる木の皮が多いのか・・・
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林間を滑って往くと、右手に寒水沢と沢越しに八甲田スキー場のリフトが見える。
車の音が聴こえ、ドンピシャ寒水沢橋の傍に出ました。
道路への落差は1m ほど、板を外して尻滑りで・・・200m歩いて車へ。

帰りは、黒石温泉郷 大河原温泉200円 アルカリ温泉でツルツルに・・・

反省
①帰っての天気予報は、明日5日は今日よりも良く、一日晴れると・・早まったか?
②ストックは16cmリングを持つべきだった、雪原歩きは底無しに刺さる・・・
③カモシカルートが確認出来た、悪天候時は有効。


3月5日追記
カモシカルート概要(赤線で表示)

寒水沢は、沢登りにも使われる沢です。
小滝も有り、滑り込んで行き詰るとシール・カンジキ等が無いと、
壷足では抜けれません。
春スキーの時期は、融雪の流れで空間が出来、スキーで乗ると崩落。
2.3年前もこれで凍死者が出てます。右岸か左岸を巻いて巻いて通過のこと。
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3月13日
今期、やっと3回目で、
北八甲田(赤倉岳→井戸岳→八甲田大岳)のスキー縦走が出来ました。


過去2回、赤倉岳までは登ったものの、天候悪化で敗退・・・
今日も予報は良くなかったが、朝起きたら朝日が燦々。
早速ライブカメラをチェックすると・・鳥海山・森吉山・八幡平・岩木山・八甲田、
全ての山が山頂までハッキリ見えてます~
特に八甲田の、弘前市(西側)・青森市(北側)のカメラが鮮明に映ってます。
午後からは雲が多くなる予報・・・昼までに勝負すれば何とか為ると・・・

7時に家を出ました、片道90キロ、途中高速に乗り1時間半で到着。
途中の黒石インターからの岩木山、左奥の山塊が世界遺産の白神山地です。
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薄曇り・弱風で、日曜日と在ってガイドツァー全盛です。
田茂萢湿原(たもやち)からの
             赤倉岳↓  井戸岳↓ 八甲田大岳↓
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まずは、赤倉岳山頂を目指しますが・・・
暖冬で積雪不足に、3月に入り雨が多く、樹氷の姿は無し・・・
おまけに、雪面がバリバリに凍り付いてシールが効かない・・・
何とかジグ切って良さそうな雪面を探して登ったが、山頂直下100m辺りで、
ズリ下がる始末です・・・腕と胸筋に要らぬ力が入るので、
シール登行を諦め板を背負うことに・・・
兼用靴を蹴り込んで登るのは、登山靴の様に上手くは往きません・・・・


何とか赤倉岳に到着、眼下に毛無岱の大湿原。
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これから向かう稜線
       井戸岳↓  八甲田大岳↓
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ここからスキー装着し、赤倉岳の祠の在るピークを巻いて井戸岳との鞍部へ。
ハイ松と潅木の混合帯ですが、雪が少なくブサブサ状態、壷足で難儀するよりは楽。
       ↓祠のピーク                   井戸岳↓
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井戸岳鞍部が目前です。ここまで来ると赤倉岳に隠れれてた、高田大岳が見えます。
三角形の端正な山ですが、小岳を挟んで離れてるのと、
登って降りても車に戻る手立てが無いので、一昔前に登った以来ご無沙汰。
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井戸岳(北ピーク)まで来ました。井戸岳の噴火口です。井戸岳は双耳峰です。
八甲田大岳へは、左の噴火口のヘリを周って南ピークの手前から降ります。
            八甲田大岳↓     井戸岳南ピーク↓
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噴火口のヘリの夏道が現れてます・・・如何に雪が少ないか・・・
板を外して再度背負うことに・・・兼用靴ではロボット歩き(>_<)
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普段は、夏道の柵沿いにスキーでトラバースする場所ですが、
雪が無くハイ松や潅木が・・・・   八甲田大岳↓
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火口を周り込んで、八甲田大岳との鞍部に降りますが・・・
ロボット歩きでの降りは難行苦行です・・・鞍部に在る大岳避難小屋。
大岳の登りに沢山のガイドツァーが・・・
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小屋に入り、アンパン一個とテルモスコーヒーで軽く昼飯です。
小屋の入り口は前後2枚戸なのだが、大量の雪が吹き込んで中は雪だらけ・・・
近年使い方が乱れてます・・・この小屋は夜に雪女が出ると???泊まる者は稀。
ひと昔前の冬に泊まったが・・・アラワレなかった・・・

小屋前でスキーを履き、八甲田大岳への最後の登りに入る。
案の定、山頂手前で又ガリガリバーンにシールが効かない・・・
即、板を背負い・ストックを1mにセットし、両方同時に腕の長さに突き、
左右キックステップを刻む。これの繰り返しで直登。
皆さんアイゼンだが、使うまでも無い・・・キックで対応出来る堅さだ・・・
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大岳山頂から、今日のルート。
    田茂萢岳↓ 田茂萢湿原↓   赤倉岳↓ 祠ピーク↓↓井戸岳噴火口 
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大岳から酸ヶ湯温泉への降りは、
仙人岱経由か避難小屋まで戻りツァールート経由が普通ですが、
時間の節約と面白味が理由で、山頂からダイレクトに降り、ツァールートに合流。
昨年同期は、雪も豊富で山頂からスキーで降りたが、今年は露岩だらけで無理。
板を背負って降りに入るが、西風がマトモに当たる場所なので、
思った以上に氷化してて手古摺る。
部分的に10cmほどの新雪が流れる処も有り、今日一番の難所・・・

スキーが履ける処まで降りました・・・
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ここまで降りれば一安心。大休憩~   ↓八甲田大岳
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下の方は、腐って重い雪です。      ↓大岳            ↓硫黄岳
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南八甲田連峰の山々               ↓主峰 櫛ヶ峰
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最後に八甲田大岳を・・・・
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縦走目的での山行。
井戸岳の稜線に雪が無く・各山の上部が氷化してて、兼用靴では歩き難い。
こんな時は、コバが確りしてる重登山靴がステップを切るのに適している。
今回はこんなに氷化してるとは思って無かった・・・

軽量化を図り、兼用靴+TLTにしたのが裏目に・・
でも、滑りは登山靴より足首が安定し良い。
金具・靴は重いが歩きを重視するか? 滑りの快適さを重視するか? の差だ・・・ 

シール
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ポモカのレース用シール(長さ1.5m・幅5.5cm)を使ったが、
毛足が短い上に板の幅分無くズリ感が何とも・・・
今日の様な雪面では、板幅に忠実にカットしたシールが有効。


今回の八甲田縦走は、氷化した雪面があり、板を履いたり脱いだり忙しかったが、
久し振りに冬山気分を味わたショッパイ山行でした~

それと、酸ヶ湯温泉に降りても、
バスの便が悪く車まで1時間以上歩いたり・親切な方に拾って貰ったり・・・
今回は兼用靴なので、歩き用の靴もザックに詰めましたが・・・
酸ヶ湯温泉が見える 湯坂 まで来ると、眼下にバスが止まってました~
時は1時50分、運転手に聞くと2時発、ラッキーでした390円也。

3月15日
13日に続き、中一日置いての八甲田詣です。
今日と明日が晴れ予報で、太陽マークが大きい今日を選びましたが・・・・

朝起きたら、外は霧で・・・予報では序々に晴れると・・・
今回の計画は、酸ヶ湯→地獄湯ノ沢→仙人岱→睡蓮沼→笠松峠→酸ヶ湯の予定。
天気が悪化すれば、仙人岱避難小屋往復です。

谷地温泉⇔睡蓮沼⇔酸ヶ湯の間、8キロは冬期道路閉鎖中で、
毎年4月1日から日中に限り開通です。
今頃は盛り除雪中・・・谷地と酸ヶ湯の両側から開始するので、
上手く往けば、中間の睡蓮沼辺りまでの除雪済みかも・・・と。
除雪が終わってれば、睡蓮沼付近の雪の壁は4~5m有り、降りれない事も予想。
良さそうな立ち木を利用し、懸垂下降も考え10mm×20mのザイルも持参。
酸ヶ湯まで歩いても1時間の距離です。

7時に出発しました~高速を降りると、天気は良いが岩木山に雲が・・・
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黒石市から酸ヶ湯への山道に入ると、北八甲田がドーンと見えてます。
   田茂萢岳↓赤倉岳↓井戸岳↓ 八甲田大岳↓    小岳↓
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酸ヶ湯温泉の上の駐車場に車を止め、準備。
平日なので温泉関係者の車と、改装工事業者の車が殆んど・・・
登山らしい車は2.3台のみ。
登山口には、スキーの登り跡が1名・・・

ブナ林を抜け、青森トド松が出始めると、地獄湯ノ沢への降り口です。
この沢を詰めれば仙人岱で、避難小屋が在ります。
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地獄湯ノ沢の中間かで振り向くと、南八甲田の山並みが・・・
この沢は、雪で埋まってても硫黄臭がします。
序々に青空が、雪雲に・・・いつもの事ですが背中から風も付いて・・・
ガリガリバーンに粉雪が被ってるが、シールが効き快適に登れます。
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左側の雪庇が崩れて、プチ雪崩れ跡。
この辺は過去雪崩れで埋没者が出た場所、通過には雪の状態チェックが大事。
湯ノ沢に入って危険を感じたら、
夏道経由か・沢を横断して硫黄の鞍部経由で仙人岱へ抜ける選択必要です。
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夏道との合流点に来ました。この先、沢は狭まり 喉 と呼ばれる強風部が目前。
沢を吹き上がって来た風が、狭い処を通るので押される感じの強風です。
ここは、休まずに一気に通過しないと・・・
雪が吹き飛ばされ露岩で何処を通るが悩んだり、
また氷化しててシールが効かない時も有るが、今日は楽に通過です。
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喉 を過ぎると、一瞬青空が覗いたり・・・落ちた樹氷が再生する姿。
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左手に八甲田大岳が・・・
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八甲田大岳の右 東側に小岳が見えます。
風が強いものの天気はまだ持ってますが・・・
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中央に仙人岱避難小屋の屋根が・・・
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酸ヶ湯9時半発、避難小屋着が11時。2.5キロ登るのに1時間半掛かりました・・・
酸ヶ湯で在った、先行スキー者は小屋に入った形跡なし。
冬戸を外して中に入る・・・
小屋内はほんのり暖かく、温度計は10℃を指してます。
荷物が3箇所に置いて有り、やかんに触れると暖かい・・・
昨夜泊まって、大岳か小岳に登ってる様子だが・・・大岳に人影は無かったが・・
小岳だとトド松が密生してて見えない・・・この強風で大岳は考えられない・・・

粒あん大福一個とテルモスコーヒーで軽く昼飯・・・
あんこ系は大好物、何か元気が出るのだ・・・あんパン二個は非常用に手を付けず。

11時半になり、強風が小屋を揺する感じに為ったので、冬戸を閉め滑走準備。
板を履いて、さー滑るか~ 小岳方向から女性主体の団体が小屋に向かって来ます。
あぁ~あの荷物の主か・・・全員シューで隊列の乱れも無し。

地吹雪に押されるように、小屋裏の急斜面へ・・・出だしは下が見えない・・・
ガリガリバーンに薄っすらと粉雪・おまけに雨後の縦溝まで・・・
何とか急斜面クリアです、コケレバ流されること必須です。
睡蓮沼へは3月末になれば、ツァー標識の竹竿が立ちますが、今は無し。

これから硫黄岳の腹を巻いて、睡蓮沼方向へ       硫黄岳↓
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雪雲が空を覆い・強風だが、睡蓮沼方向の見通しは良し。
曇りで雪面の凹凸が見えず、ガリガリハーンと新雪ブレーキで苦行の滑り。
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パノラマ    睡蓮沼まで直線で2.8キロの滑走です。
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来た方を振り返って・・・小岳も高田大岳も雲の中です、いい時に降りた・・・
              ↓小岳         ↓高田大岳
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更に滑って、振り返ると・・・・見えてます~
      ↓八甲田大岳      ↓小岳         ↓高田大岳
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           ↓硫黄岳       ↓八甲田大岳
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間も無くトド松林で、山々が見えなくなります。
            ↓石倉岳             ↓硫黄岳
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12時に道路に出ました~ と、言っても除雪が出来てません。
折角、下降用にザイルを背負って来たのに・・・・
ブルドーザーのキャタピラ跡が・・・遠くに道路標識が・・・笠松峠の案内板です。
ここでシールを付け、峠への緩い登り・・・
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笠松峠到着です
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荒削りの除雪  この巨大な溝が風の通り道、正面から吹き付けます・・・・
春山と思い、覆面を持って来なかったのが悔やまれる・・・顔面凍傷寸前。
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道路に出て1キロ程進むと、大型ブルとロータリー除雪車が2台止まってます。
エンジンが掛かったまま、お昼休みの様ですが姿なし・・・
ブルの前で板を外して、手持ちでブルの右の狭い隙間を通る。
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ブルで大雑把に除雪し、左右の車線を同時にロータリー車で除雪してるようです。
雪の回廊が綺麗に仕上がってます~
暫く歩いて往くと、オペレーターが工事車両に3人乗って登って来ました。
減速し怪訝な眼差しで・・・・
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ゲート下の隙間を這って脱出・・・・
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酸ヶ湯の駐車場に戻ったのが1時、睡蓮沼から4キロの距離。
八甲田大岳が正面に・・・コロコロ変わる天気でした・・・
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最後に 黒石 大河原温泉
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黒石温泉郷の八甲田側の最奥に在る温泉です。よく寄ってます。
山の帰り、酸ヶ湯等の温泉は有るが入浴料600円、ここは200円。
アルカリ泉で57℃・毎分160L湧いてるそうです。
全館温泉床暖、小トイレの便器もお湯が流れます、これにはビックリ・・・
番台の婆さん曰く、「水道代の節約だ~湯余ってるもの~」
風呂は42℃に設定してると言うが、熱くて入れない・・・
婆さん曰く、「熱っちば、なんぼ水入れでもいい~山の水だもの~ あっははー」

大河原地区は32戸の集落で、ここが地区の集会場も兼ねてるとか。
管理は集落の婦人会で、婆さん達が交代で番台役や掃除をしてます。

ツルツルのいい湯ですから、是非八甲田に立ち寄りの際は入ってみて下さい。



今日の反省
こんなに天気が崩れるとは、予想してませんでした・・・
が、当初の計画通りに歩き・滑れて満足。
2.5キロスキーで登り・2.8キロ滑走し・約4キロ板背負って歩き。

この土日は、孫が泊まりに来る予定だったので、山は考えて無かったが・・・

土曜の午前中に来たが、母親が風邪気味で病院に・・・インフル的中で、
土曜日の夜勤は交代して貰い、2階で床に就いてた・・・夕方帰宅。
仕事柄、予防接種は受けてたらしいが・・・それでも罹患とは・・・
天気も良く、外遊び、ゴムを曳いて飛ばす飛行機に飽きて、近くの小山を散策。
ドングリの実が矢鱈落ちてて、中には根が2~3cm伸びてるものも・・・
少し拾って、家に帰って庭に植えると云う・・・リスが来るかもと。
日曜日の予定が、無くなってしまった・・・

今日(日曜日)は早く目覚めた、外は凄い朝靄と車の窓がバリバリに凍結。
山のライブカメラ画像を見ると、鳥海・秋田駒・森吉・岩木・八甲田がハッキリと。
秋田・青森全域が晴れです~ 急遽山へ・・・
用具他は常に車の中、コーヒーとメシが出来ればOK。

日帰り最短で往ける田代岳は、林道の雪が消え、ドロ道とのことで×
次の森吉山は、2月19日の遭難者がまだ発見されず×
結局、毎度の八甲田へ・・・


黒石ICからの岩木山、山頂部に薄雲が・・・
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日曜日で久し振りの晴れなのに、意外と少ない人出です。
ツァーの団体、滑走地点に・・・樹氷は少し甦り・・・
前回の13日より新雪が30cmほど増えてます~
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これから登る山のバノラマ         ↓八甲田大岳の裏までの1人ツァー
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南八甲田の山々も丸見えです。こんな天気は今シーズン初。
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トレイル通り往くと、八甲田温泉に降りてしまいます。
ツァーは回収バスが有るが、一般は歩き以外無し・・・大変な事に・・・
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最初の登る 赤倉岳パノラマ 夏道が山頂に伸びてるのが見える。
この辺は薄最中だけど、シールは効く。
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風は冷たいが・・・太陽カーン~
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赤倉岳の夏道が判る辺りまで登ると、ガリガリでシールが効きません・・・
前回13日と同様、板を背負い・ストックを1mに縮めキック・ステップで・・・
兼用靴は何回やっても登り難い、コバの確りした重登山靴なら1回の蹴り込みで、
ステップが決まるのだが・・・
でも、登山靴1.5キロ+板1.25キロ+金具1キロ=3.75キロ(片足)で重い!!
遊びで歩くには、軽量化されたものが楽チンです~
今日の道具は、兼用靴1.1キロ+板0.8キロ+金具0.55キロ=2.45キロ

赤倉岳山頂部は風が有りフードを冠る、風裏のいつもの場所で板を外して一休み。
一休みでも、ザック降ろして・板外して・座して一服しないと休んだ気に為らない。
最近はいつもそうだ・・・あぁ~田代岳初ルートの時は、余り休んだ記憶が無い。
あの時は偵察から完登まで、真剣に遣ってたなぁ~あんな緊張感が堪らない・・・


赤倉岳から井戸岳との鞍部にスキーでトラバースです。
ハイ松に雪が載ってて歩き易い。    井戸岳パノラマ
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右手に南八甲田の山々も目線の高さに・・・ パノラマ
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鞍部に着くと、高田大岳が姿を見せます。
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井戸岳の噴火口  正面南側に八甲田大岳がデ~ン~と見えます。
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井戸岳から八甲田大岳との鞍部に在る、大岳避難小屋へは、
夏道左下のハイ松帯をスキーでトラバース。
前回13日はハイ松帯に雪が無く通れないので、
板を背負い夏道を避難小屋まで歩きました。


大岳避難小屋からの八甲田大岳北斜面。
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八甲田大岳のパノラマ
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大岳避難小屋は誰も居なく、マドレーヌと饅頭でカロリー補給。
テルモスコーヒーを2杯。
いい気分で居ると男女混合ツァーがドカドカ15人ほど来た、
挨拶無し・板の間に靴で上がり込み、そこら一杯雪だらけ・・・
コンロを着けて飯を喰う様子。4人居たガイドも雪落して上がれの一言も無し。
ガイドは土間の椅子で飯・・・文句を言おうと思ったが・・・我慢・・・

北八甲田には大岳を挟んで、北にこの大岳避難小屋、南に仙人岱避難小屋が在る。
仙人岱小屋は、地元の山の会が常時使ってて管理が行き届いてるが、
ここは、冬戸も碌に閉めず中は雪だらけ・・・
客の質が悪いのか? ガイドが駄目なのか?

ガイドが確り言えは、客は従うはず。
文句言われて嫌なら、遠路八甲田に来なければいいのだ。

ガイドが駄目なのだろう・・・
雪崩れる斜面滑らせて、死者だしたレベルだから・・・
夏場百姓して、雪降ればナンチャッテガイド・・・関係者見てたらご免デ


そんな小屋を早々に退散して、八甲田大岳の東斜面を巻いて仙人岱へ・・・
大岳環状ルートの標識竹が林立してます。
今回は、最初から大岳に登る予定では有りません。
雪が良ければ、仙人岱から睡蓮沼に滑るつもりでした。
高田大岳に向かってスタートです。ここでシールを外して滑走です~
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左手には、降りて来た井戸岳  パノラマ
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高田大岳の北西斜面パノラマ
小岳と大岳の間を通って仙人に向かうが、大岳側の高い位置を滑らないと、
途中で登り返しに為ります。
          雛岳↓   高田大岳↓       小岳↓
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八甲田大岳の東斜面、昼になると雪が腐ってズシズシ・・・・
板に乗った雪が重い・・・
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仙人岱避難小屋が見えます、後ろは硫黄岳。一面の雪原、雲が出始める。
小屋から睡蓮沼に向かっても、下部は斜度も無くグサグサに苦労するだろう・・・
観光道路の除雪は全部終わってると思うが、酸ヶ湯まで1時間の歩き・・・
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4月1日から谷地温泉⇔酸ヶ湯温泉間が開通なのに、
睡蓮沼までの竹竿標識が未設置。今までに無く遅い・・・・

睡蓮沼を止め、ツァーコースの硫黄岳ルートを帰路と。
仙人岱避難小屋に寄らず、硫黄岳との鞍部に滑り込みます。
雪が重くて回すのが大変・・・

鞍部手前から振り返えってのパノラマ
                小岳↓    ↓高田大岳の頭
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コース標識が付いてます。竹竿も・・・
これに沿って滑り、地獄湯ノ沢で大岳環状ルートと合流です。
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硫黄岳北斜面をワンペアが登ってます、東斜面を滑るのでしょう・・・
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ここはまだ日差しが有るが、西から怪しい雲が・・・・
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この辺で、バランス崩して横転倒・・・首がギクっと鳴った・・・今の所大丈夫そう


南八甲田の山並みパノラマ
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岳樺(だけかんば)
この木の冬姿が好き、この色合いが好きだ。高い処の奇形よりも。
其々の木肌の色合いが微妙に違うのだ・・・
成長に従って樹皮が剥げるが、油分が有って濡れてても燃えるし、
以外に火力を得られる。遭難対策用か???
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此処まで来ると、酸ヶ湯までは5分位。
板外して、おにぎり二個を喰う・・・時間は1時を回った、バスは酸ヶ湯発2時。
風も無く暖かいので、ゆっくり休んでると、外人ペアがシューで登って来た。
ザックの大きさと・時間からして仙人小屋泊か・・・
三沢市に米軍基地があるので、八甲田に来る外国人は多いし、日本語も達者。
子供で方言を喋るワラシも居る位だ・・・
「チワーー」「コン 二チ ワァ~」


バス時間も迫って来たので、酸ヶ湯に降りると駐車場の除雪をしていた。
4月1日に道路開通なので、駐車場の整備。
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2時発のバスに乗り、390円で車回収。

帰る途中、城ヶ倉トンネル(登り勾配・直線で約50m)に入った途端、
車が180度回転した・・・
朝は道路が凍結してて4駆で通過したが、帰り解けてたので4駆を解除してた。
対向車が無く良かったが、あの狭いトンネルの壁が目の前に来た時は、
あぁー壁に衝突するー と、まだ車は90度より回転してなく、その後の90度は、
横転する錯覚に陥った・・・
反対車線に止まったので、一旦トンネルから走り出て方向転換、
4駆に切り替えて再突入・・・入り口10m位がブラックアイスバーンだった・・・

登り坂だったので、何気に加速したのが原因だべぇ~
冬場何回も通った場所だったから油断も有ったべなぁ~
気を付けなければ・・・


帰路 黒石の大河原温泉200円で一風呂。

4月1日
昨日の3月31日もいい天気。
前から約束してた孫のスキー練習で、秋田八幡平スキー場へ・・・
この冬の積雪量が少ないと言っても、標高900mでは充分な雪。
コースは、ポール練習以外ガラ空きで、ど真ん中で練習です。
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歩くスキーでの登り・滑りの練習を・・・100m程は転ばずに滑れる様になった。
昼にスキーハウスで好物のカレーを喰い、午後も滑ると・・・
足の疲れで怪我でもされたら、親から何と言われるか・・・ソリ滑りを進めました。
無料のソリを借り、結構楽しんだ様子。
3時前に切り上げ、隣の後生掛温泉で一時間も遊んで本人大満足。
ボゴボゴの火山風呂・打たせ湯・ドロ湯などは初見参、帰りは疲れ果てて寝る始末。

爺としても満足の一日。


そして翌日の今日・・・
4月1日は、八甲田ゴールドラインの開通日です。
3月15日は盛り除雪中↓
9時開通なので7時半に出発、黒石ICからの岩木山は霞んでます・・・
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平地は天気が良いのですが、八甲田連峰は雲の中・・・
北は薄いが南は1000m辺りから上が灰色雲・


ゲート開放を待つ間に、地獄沼。水面から湯気が上がり硫黄臭。
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ゲートから3キロの睡蓮沼バス停へ到着。
十和田湖⇔青森駅間の路線バス(今年は23日から運行)用で、
道路が広く除雪されてます。
南八甲田の山々に入るには、猿倉温泉・沖揚平付近からのルートも有るが、
ここからが一般的です。
雪壁は例年に比べ2~3m低い・・・GWまでには、半分以下になるかも・・・
バス停脇の低い処のガードレールを足掛かりに、スコップで足場切り。
堅くてスコップで歯か立たぬ処は、ピッケルでカッティング・・・
これで壁上に立てます、毎年誰かに通路開いて貰ってたので、お返し。
開通で上がって来た連中は、壁見て、南八甲田に入らず・・・北八甲田へ・・・
この道路が、南と北に分けてます。
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西方向は青空も覗いてますが、今日は東風が雲を運んでます・・・
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青森トド松と岳樺の林を約1時間登り、振り返るとS字カーブが見えます。(望遠で)
北八甲田の山々は雲の中・・・
このカーブの右手が睡蓮沼からの登り口、帰路のいい目標になります。
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撮影場所は違いますが、晴れてればこんな景色です。(2015年4月9日)
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熊かと思ったが、カモシカです。
雪質は、しもザラメ雪で表面はカリカリ。雨が降ってないのか縦溝は無しです。
薄っすら新雪なので、シールは良く効く。
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青森トド松の大木、枝が雪の重みで下を向いて育ってますが、
今年は雪が3mほど少ないのが分かります・・・
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東風が強くなり、雪も降って来ました・・・
間も無く、ニセ駒の稜線が見える辺りですが視界がなく、大休止・・・
ガスが下がって来るし、晴れも望めないので此処で撤退。シールを外して滑走~

少しカチカチのしもザラメなので、出来るだけ板を流してエッジの錆び取り兼ねて。
なるべく立ち木の少ない斜面を探して滑ってると、S字カーブが見えます。
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登り始めた時に付けた、3箇所の最後のピンクテープです。
テープに沿って滑れば、雪壁をカットして乗り越えた場所に出ます。
目印無しで適当に滑って、壁に出ても垂直で降りれないし、
ガスが濃いと降り口の右に居るのか?左に居るのか?現在地不明に・・・
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無事 車に着いて、ラジオが三重県で地震が有ったと・・・

酸ヶ湯温泉上の駐車場で昼飯を喰い、時間が早いので弘前のモンベルに・・・
何年振りだろうか・・・山の店と言うより、遊び着中心の店という印象だった。
山靴3000番と2500番の間に、もう一ブランド2800番が置いてたが・・・
そんなに種類多くしてどーなるって。
消耗小物を買ったが、カード作りませんか?と、
年会費払って買い増す程の物も今は無し、丁重に断わる・・・

帰ったら、アマゾンから〝外道 クライマー〟が届いてた~
最も野蛮で原始的な登山を目指す沢屋 の宣伝文句に釣られたかも・・・・
今晩、呑みながら読んで見よう・・・・


4月10日
昨日9日から、春スキーシャトルバスが運行でしたが、
強風で八甲田ロープウェイが運休(風速25m以上)。
今日は、天候も回復の予報で、八甲田に向かいました。

黒石ICを降りると、黄砂予報通りに、岩木山が霞んでます。
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沖揚平まで来ると、北八甲田の全景が見えます。
                      井戸岳↓     ↓八甲田大岳
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シャトルバスの土日運行が始まったので、北八甲田の裏側(東側)に滑り込み、
バスで車まで戻る計画、行動範囲が広がります。

ロープウェイを使い、赤倉岳・井戸岳に登り、箒場岱に滑り込むか?
酸ヶ湯温泉から仙人岱避難小屋に登り、井戸岳から箒場岱に滑り込むか?
考えながら運転・・・
ロープWの回数券は残ってるが、勿体無いので酸ヶ湯から登ることに・・・
酸ヶ湯までのシャトルバスは最終便より無く、箒場岱発が14時40分。
時間はタップリ有ります。

酸ヶ湯温泉上の駐車場に着くと、登山客の車が多数停まってます、準備の人も・・・
準備を終えて9時15分出発。


真新しいツァー標識が付いてます。
〝山岳同人たかじょ〟(青森の山の会)の Iさんが、6日に5枚取り付けたとの事。
古いのや・欠落したのを、塗り直し、取り付けてるらしい・・・(同人HPより)
遭難予防と・・無償でしてるらしいが、頭の下がる思いです<m(__)m>。
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雪は締まって、シール登行も楽。
今朝歩いた先行者の足跡を見ながら、ドンドン登れます・・・
12本アイゼン跡・壷足跡・長大シュー・アルミカンジキ跡、等様々です。
何でこの雪質に・・・と、思いながら・・・足元が重くて大変でないかと・・・
ま~人其々でいいか・・・


木立越しに、山々が見えて来ました。パノラマ画像
       八甲田大岳↓                    ↓硫黄岳
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大岳環状ルートの竹竿標識が・・・この先ずーっと立ってます。
ここで降りて来た、お嬢さんと交差「速いですね」と言うと「うふっふっ」の返事。
アイゼンを履き・背にはシュー 早朝発・仙人避難小屋往復でしょうか・・・
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地獄湯ノ沢の降り口に来ました、先行者3名が見えます。
沢通しに往くのが大岳環状ルート、右へ上がると硫黄ルートです。
雪が安定してるので沢ルートを選択。
新雪が深い時は、右の林間から仙人岱避難小屋を目指す方が安全です。
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沢の中は照り返しで暑く、
ツナギの上を脱ぎ・腕を腹前で縛り・下のサイドファスナー膝まで開放・・・


地獄湯の沢 中間点、雪で埋まってるのに硫黄臭がします。
左上の夏道で、トラバースに苦戦中1名・・・
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喉 が見えます、銚子の口 と言う方も居ますが、沢が極端に狭く為ってる処。
新たな先行者3名が前方に・・・
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喉 で、振り返ると南八甲田の横岳が、どーんと・・・・
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喉 を越えた処に有る巨大な吹き溜まり。
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小岳が見えて来ます
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10時30分仙人岱避難小屋到着、ここまで1時間15分は満足なタイム。
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天気が良いので、中に入らず小屋前で、板外して大休憩。

北側パノラマ     ↓八甲田大岳            小岳↓   ↓高田大岳
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3月27日のブログで、小屋から睡蓮沼に降りるコースには、
竹竿標識無しと記載しましたが、今日見たら設置されてました。


南側パノラマ 奥に南八甲田の峰々     ↓硫黄岳大斜面
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30分休憩して、11時に八甲田大岳と小岳の間を、井戸岳に向かって緩い登り。

八甲田大岳の東斜面 今日はまだ誰も滑って無いようです。
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大岳の裾を巻くと、井戸岳・赤倉岳が見えて来ました。
              ↓井戸岳       ↓赤倉岳
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井戸岳と赤倉岳                 ↓ここの稜線から箒場岱に滑る予定
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八甲田大岳の裾野の雪庇が崩壊してます・・・一度に落ちるとブロック雪崩が・・・
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小屋を発って小1時間、12時少し前に滑走予定地に到着。
滑り始める処からのパノラマ 雛岳の左裾野を巻いて、箒場岱まで6.3キロの滑走。
         ↓雛岳   ↓高田大岳   ↓小岳        八甲田大岳↓
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シールを外して滑走準備、ツナギの上を着込み、
兼用靴を滑走モードに絞め込みます。


箒場岱への滑走ルート
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竹竿標識を左右に見て・・・ザラメ雪ですが、日陰は少しカリカリ・・・
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手前の台地を巻いて、高田大岳の裾野目指して滑ります・・・
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箒場岱ルート標識板  林間に入ると竹竿標識が無く、標識板が目印です。
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大分降りて来ました・・・
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高田大岳の裾野を回り込むと、山容が一変します・・・
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ここ辺まで降りれば、後はブナ林の中を標識に沿ってほぼ真っ直ぐ。
12時半なので、此処で昼飯・1時過ぎまで大休止。
風も無く・日差しが心地良い・・・
50人位の大ツァーが降りて来たので、ボチボチ出発です・・・

箒場岱に着いたのが1時40分、滑り始めて休み込み1時間40分の滑りでした。
丁度、1時40分発の3便シャトルバスが止まってたが、
ロープウェイ駅止まりで、酸ヶ湯温泉までは往かず・・・
当初予定の、最終便2時40分発を待つ。

茶屋でバスの切符を1000円・ロング缶B480円購入。
缶B呑みながら、バックルを緩め、ストック畳んだり・・・
アスファルトに、ごろ寝・・・暖かい~1時間はすぐ過ぎます。

2時40分の便、客は10人ほど・・・途中のロープ駅で降り、
酸ヶ湯温泉まで乗ったのは1人だけ・・・酸ヶ湯着3時20分 40分のバス旅。
山越えして東側に降りても、路線バスが無いので、
昨日から始まった土日シャトルが、有り難い・・・
ガイドツァーに参加すれば、送迎バス付きだが、
コースも限定されるし、3000円が勿体無いのだ・・・・


次のスキー遊びは、15日開通の八幡平アスピーテライン。
16日から山頂までの定期バスが走るので、
晴れの日を選び、蒸の湯駐車場からバスで山頂へ・・・
時間的に、4キロの滑走×2回は可能です。

10日オープンの月山も気に為るが、遠いので去年並みに鳥海と併せて・・・
長距離運転も年々億劫に・・・


追記
八甲田ロープウェイHP4月9日付けに、城ヶ倉ツァーコースが閉鎖との記載有り。
理由は判りませんが、積雪量はまだ充分に有るはずですが・・・
滑り出しの南側急斜面に、亀裂が入ったのかも。
宮様コース側を巻いて、毛無岱廃小屋付近で合流すれば、南斜面を迂回出来ます。

北八甲田山岳スキールート図
(八甲田ロープ駅で貰えます)
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