海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

カテゴリ: 鳥海山(山スキー登山・北面登攀)

5月19日(木)

今朝の朝日は・・・
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今日も朝日が昇る前に起床、洗面・コーヒーで始まります・・・

装備は、昨日ウロコ板で最後に目に有ったので、シールが勿体無いが、
ディナフィットPDG 161cm・800g+TLTバーチカルST・540g+兼用靴
昨日よりも、片足で1kgも軽い~~


昨日同様7時出発、駐車場脇から板を履き、正面の最初の急斜面を登らず、
ギリギリ雪が残ってる赤線ラインで・・・昨日も往復通過。
多少潅木を踏み付けたが・・・ご免
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昨日は、赤線を辿り、最後のブッシュまで抜けれなかったので、

今日は昨日の帰路の青線で・・・板を外して夏道を10m程横断です。

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亀裂帯 ブッシュぎりぎりを進む・・・

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風が気持ちいい~ 七合目・七っ釜避難小屋と急斜面が見えて来ました・・・
避難小屋から左に伸びる尾根越えは、今時期ブッシュで無理、
急斜面を登る覚悟で・・・
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ここにも亀裂が・・・
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抜けれそうな処を探しながら登って往くと、有りました\(◎o◎)/!
誰かが、枝を払って・・・踏み跡まで・・・
2回目の板を外して横断、この裏にすぐ雪面が・・・
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ブッシュを抜けた処で、SONYFMラジオ発見!!  通過間もないスキー跡も。
裏に、「横手市・小泉・℡」のシール貼り、
ONにしたが、ザラメ雪に刺さってたので鳴らないが・・一応ゲットして・・


七っ釜の急斜面を、登らなくても良かった~ 一休みしようと思ったら・・
藪の向こう側で、バキッ・ガサと・・・一瞬〝熊〟かと、固まったが・・・
藪越しに見ると、人でした。 何と昨日駐車場で話した、北海道氏です。
見通しの良い処まで登り、二人で板外して休み雑談・・・
以後、楽チンルートを教えて併登です。


左・楽チンコース、右・氷の薬師の分岐まで来ました。
楽チンコースで進むことに・・・
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九合目の舎利坂下が見えて来ました~
北海道氏は大変そう・・・アルペンビンディングにトレッカー装着、
更にガチガチのスキー靴ですから、鉄下駄履いているようなもの・・・・
目の前が九合目の〝島〟で、芝生敷きの奥座敷が有るから、頑張れと。
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奥座敷直前で、二人が山頂から滑って来ました・・・
「小泉さん」と呼ぶと・・・「アィ~(秋田訛りでハイ)」ラジオを渡す。
探しながら帰るつもりだったと、イガッタ・イガッタ(秋田訛り・良かった)


〝奥座敷〟に着きました。
北海道氏は足が攣りそうで、滑りに影響が有るので、ここまてで充分と・・
昨日に比べ風も無く、穏やか~ 色んな話をして、何と同じ歳で少し先輩。
農家だそうで、冬は蔵王スキー場に働きに来てたとか・・・
後での、滑りを見て納得!!!! 滑りの上手い人は何人も見て来たが、
上手いを通り超して、華麗な滑りでした~
ガタガタの縦溝はジャンプターン・多少の亀裂は飛んでく・・・(◎o◎)
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〝奥座敷〟横の大斜面
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帰路の滑走は、北海道氏の要望で、舎利坂下から氷の薬師を通り、大雪路へ
北海道氏は、雪渓の分岐まで一気に滑り、左か右か確認して・また一気・・
待たせぱなしでした・・・(下手な奴だなぁ~と、思われたかも・・・)


駐車場近くの雪解け跡に、水芭蕉が・・・
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車に戻って、ビールタイム中に突然爆音が・・・
黒塗り軍用ヘリの襲来、前方を照らすライトを点けて、ロケット弾も見える
小1時間も旋回してました・・・
二枚目の画像 頭の上を飛んだ時には、爆弾でも落される恐怖・・・
この辺で航空自衛隊が在るのは新潟? それとも三沢の米軍か?
山に飛んで来る県警のヘリは可愛いが、黒塗りは見るからに不気味。
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5月20日

今朝の日の出は今一・・・どんより天気です。
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ラジオは朝から、夏日になるので熱中症に注意と、盛んに放送・・・
何か戦意喪失、山もジリジリ・・少し遊んで昼過ぎに帰ることに・・・

山を降りながら、木蓮? コブシ? 花は判らない(^^ゞ
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冬の裸のブナも、秋の黄葉のブナも好きだが、新緑が一番!!!!!!!!
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夕方帰宅、洗濯機廻して、風呂、湯上りビール・山菜三昧。
家が一番いいと思ったり・・・歳かも・・・・


5月28日

翌29日が晴れ予報なので、午後から鳥海・矢島・祓川に向かいました。
途中で、スキーのメンテを頼んでる彼に℡、兼用靴のシェル出しです。
遣ってくれるとの事で寄道です。

右足の小指の付根の骨が、左より明らかに、飛び出してます・・・
去年もシェル出しをして貰ったのですが・・・
インナーを外し、ヒートガンで熱し、機械に掛けて押し出します。
餅が膨れる様に迫り出し、いい処で止めて水で冷やして完了。
料金は、只・・・
彼の性格からして、去年の処理が足らなかったと思ったのか・・・


5月19日以来の鳥海山  まだこんなに、雪が残ってます。
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1180mの矢島・祓川登山口に着きました。
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下界は、夏日の暑さの為か霞んでます。
     ↓太平山    ↓森吉山      秋田駒ヶ岳↓ ↓岩手山
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雪解けで〝緑の島〟が出て来ましたが、下の藪コギだけで登れそう~
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駐車場には、3人が車中泊の様です・・・
あまり酒も進まず・・・7時に就寝


5月29日

日の出前の下界、靄が掛かってます。
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山麓の水田に光が反射。
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朝食後、準備してると、登に声を掛けられました。
県南で歯科医をされてる荘○氏ご夫妻、
2月末に田代岳山頂神社小屋でお会いした方です。
今日は、二人で登山とか・・・

高校山岳部が二組、ザックには秋田高Aと秋田南の表示、
夏の高体連のコース下見でしょうか?
母校なので、声を掛け様かと思ったが、年寄りの出る幕ではないと・・・

梅○氏が到着。塚○氏は、途中パンクで遅れるとの話・・・
ヒュッテ前から、祓川祠まで板を背負い、最初の雪渓の急登も・・・
雪渓がブッシュで繋がらず夏道を登りますが、板が木に当たり難儀。

やっとの思いで夏道右の雪渓に・・・板に履き替え二人で登りだすも・・・
汗が噴出し・ペースが上がらずドンドン離されます・・・
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6合目〝賽の河原〟付近
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ここで、訂正が有ります。恥ずかしい限りですが・・・
観光案内を見たら、何合目の認識に誤りが有りまた。
七っ釜7合目・氷の薬師8合目・舎利坂下9合目と覚えてましたが、
正式には、
賽の河原6合目・御田7合目・七っ釜8合目・氷の薬師9合目です。
御田→七っ釜120m・七っ釜→氷の薬師約300m・氷の薬師→山頂約380m、
の標高差はどーなんだろう・・・


賽の河原〟上の平坦な処からの、七っ釜避難小屋下の急斜面が見えます。
急斜面の下の平坦な処が、御田と言う湿原の有る処です。
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急斜面の登りは、大きくジグを切って・・・
8合目の七っ釜避難小屋直前で、
急斜面の雪渓をキックステップで登って来た、秋田高Aに追い着かれる・・・
秋田南は小屋前で休んでいた・・高校山岳部二組は、猿倉ルートの下見へ。

小屋を過ぎてもペースは上がらず、30歩いては休む様。
先に大雪路の大雪渓が見えます・・・
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夏道ルートの大雪路から左に別れ、
傾斜の緩いコース取りで〝島〟に向かうつもりですが、視界がクラクラ・・
板を外して、2回目の休憩中に、塚○氏に追い着かれる・・・
梅○氏は〝島〟までの中間点辺りに居る事と、
具合が悪いから戻るかも・・・と伝える。

大雪路で休憩中に、獲物を探しながら旋回する鳥、鳶? 鷹? 鷲? 何だろう~
高山植物にも疎いが、鳥にも疎い・・・・
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騙し騙し、30歩進んで、一息入れて、やっとの思いで〝島〟に到着です。
氷の薬師が9合目なら、ここは9合5尺の辺りか・・・
塚○氏に、℡し〝島〟に居る事を伝え、帰りに寄る様にと・・・
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〝島〟で昼飯を喰い、気持ちのいい芝生に寝転び・・・
シールを外し・靴を脱ぎ・大休憩です。

舎利坂を見ると、荘○夫妻が下って往くのが見える。

小1時間して、塚○・梅○氏が滑り降りて来る・・・
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縦溝が多い処も有ったが、気持ちの良い滑走を楽しめました~
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車に着き、着替えて帰路へ

今朝 起きたら、扁桃腺が腫れ気味・・・不調は夏風邪だったのかも・・・

GWは毎年鳥海と決めてましたが、前半は天候不順で見送り、
4月30日の晴れ間を見て、八甲田スキー登山だけで終わりました。

GW後半は天気予報も良く、5月1日昼から鳥海に向かいました。

麓からの雄姿
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夕方に、由利本荘市矢島・祓川登山口に到着。
昨年同期以上の積雪、登山・スキー客は帰り、駐車場は泊まり客のみ。
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何処でも自由に滑れます。
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日が陰ると寒く、ダウン下を履き、車内でウィスキーのお湯割とツマミで、
一人入山祝いです・・・遣る事も無いので早めの就寝。


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翌5月2日の日の出、4時半頃でした。車内温度は+2度、外の雪はガリガリ。
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雪壁が朝日に染まってます・・・
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目覚めの珈琲を飲み、朝食準備。徐々に車が増えて第一駐車場はすぐに満車。
下の第二Pも満車状態・・・ガリガリ雪なのに先をい急いて、皆さん登り始めます。
ゆっくり飯を喰い、再び珈琲タイム 雪が緩むのを待って7時スタート。


8合目辺りから上はガスの中・・・普通の人が歩かないルートで・・・
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七ッ釜避難小屋の尾根に向かって・・・
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レンズ雲風の雲の塊が山頂から離れません・・・
避難小屋を過ぎる頃から、風が強く為り寒くヤッケを着込む。
海からの風に煽られバタバタ煩い・・・視界も無くなり雪渓亀裂も見え難いので、
ルートを竹標識が有る〝氷の薬師〟方向に変えて・・・
薬師で撤退宣言、シールを外し滑走。              パノラマ画像
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11時前に車に戻り、缶Bとパンで昼飯・・・皆さんも早目に帰って来ます・・・


昼に為ると、雲が取れましたが・・・殆んどの人が帰った後・・  バノラマ画像
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今日のスキー登山ルートは、図中の緑線です。
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夕方までに、知人が来るとの連絡があり、〝大宴会〟でした~~
知人持参の〝和牛霜降り〟で焼肉、〝原酒18度の一升瓶〟と〝四合瓶〟
12時頃かと時計を見たら、何と3時です(>_<)、残った酒は一合程度・・・
仕事・山・スキー談義が、尽きませんでした。
泡喰って寝ました・・・・




5月3日
朝3時に寝たが、外が煩く目が覚めると、7時でした(>_<)・・・・
隣りの知人も起きたばかりの様子・・・少々共に2日酔い気味・・・
皆さん出発で、ガタガタしてました。駐車場は満車・・・無風・快晴です。

慌てずユックリ朝飯を喰い、8時にスタートです。
今日は北斜面の予定ですが、二日酔い気味と睡眠不測で、
ノーマルルートに変更しないか?との意見を却下。

去年の同時期も熊が居るので、ロケット花火を鳴らしたが、
驚いた熊が我等の進む方向に逃げて往った・・・
ロケットは単発なので、熊に聴こえないかも・・・
今回は〝爆竹20連発〟を8個調達して・・・
ブッシュ帯を横断する時に鳴らす段取り・・・これが結構ウルサイ。

最初の谷越えに・・・爆竹 今年は雪の付が良く簡単に渡れた。
この雪面を登り・・・・新山の頂が微かに見える。        パノラマ画像
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次の尾根もトラバースで越える。                パノラマ画像
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カモシカの足跡発見、今朝の物・・・熊でなくて良かった・良かった・・・
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雪面を横断し、次のブッシュ帯を藪漕ぎ・・・          パノラマ画像
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潅木帯を越える・・・振り返ると、亀裂にヌカッテる(>_<)
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北斜面全体が見渡せる処に出ました~ 右に稲倉岳が・・・熊の巣窟です・・・
これから先の藪は膝程度なので楽勝。        稲倉岳↓   パノラマ画像         
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2時間、藪漕ぎ・横断して10時に大雪原に出ました。
      新山↓      文殊岳↓            パノラマ画像
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素晴らしい景色、誰もが見れる景色で有りません・・・
これを眺めるには、藪漕ぎテクと、動物的方向感覚 ? 
地図・磁石が無くても頭の中で〝山座同定〟出来る感が必要です。

北面を滑り降りた若者達が到着、戻りの藪の状況を聞くので、
トレース料として一人300円払えと互いに大笑い。


    新山山頂と北面↓
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新山基部に向かう途中に、昨日歩いた熊跡・・・七高尾根に向かってました・・・
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急斜面に見えないが、見上げて写してるから・・・標高差800m有ります。
鞍部への登り4時間ほど・・・・ここで11時。
   ↓七高山     滑走開始の鞍部↓    新山↓    パノラマ画像    
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新山基部を、千蛇谷方向に回り込む・・・手付かずの大雪面。
ウロコ板は、今頃のザラメ雪に最適、シールは水吸って倍も重く為る。
    七高山↓   ↓新山
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大分登って来ました・・・ここで大休止して、12時滑走開始です。 パノラマ画像
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今日のスキー登山ルートは、図中の青線です。
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アッとの間で、藪漕ぎして出た場所へ・・・
帰りも板を履いたり・背負ったり・手持ちしたりで2時半に車へ到着。
即、缶Bを雪面てクルクル回し、30秒で呑み頃に・・・・
この日は、何百人も登ったが北面に立ち入った者7名位か・・・


知人は2泊の予定で来たが、夜寒くて寝れないので、帰る事に・・・
2日目の分の和牛と野菜を貰い、すき焼きのタレが有ったので〝牛丼〟で戴く。


余談
車に戻り装備を天日干ししてると、御婦人が話し掛けて来るではないか・・・・
ビックリ!!! 何と小学校の同級生だった・・・
旦那がカメラマンで、鳥海の写真を撮りに来たとか・・・
「変なのが居るなぁ~」と見に来たとか、その内一杯遣る事に・・・







5月4日
日の出と同時に起床、寝袋を捲りスペースを広くして、朝珈琲。

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5時前には既に満車です・・・・ ピンク鳥海。
朝 税金を納めるのも一苦労・・・並んでます・・・女用はガラ空きなのだが・・・
山に来れば男も女も関係無いと思うが・・・セクハラかなぁ・・・・


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駐車場奥の建物が祓川税務署・・・
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毎日、チンタラ出発です・・・7時スタート、既に人だらけ・・・
今日もいい天気だーーー 昨日に続きウロコ板採用。
急斜面には手こずるが、ジグ切ってユックリ・ユックリ 時間は余ってるのだ・・・
                               パノラマ画像                   
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避難小屋が見える処から・・・・蟻の行列 昔はこんなに人が居なかったが・・・
今では、鳥海もメジャー 鹿児島ナンバー? 北海道や長野・岐阜からも来る・・・
北アが有るのに何故???                   人だらけのパノラマ画像                                            
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避難小屋を過ぎても・・・七高山頂へ続く 蟻達・・・      パノラマ画像
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直下の〝島〟に着きましたが・・・・またまた 蟻 。      パノラマ画像
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続々と登って来ます・・・長靴履き・腐れ雪に12本アイゼン・壷足・シューと様々。
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蟻軍団を避けて、東斜面を大回り登ります・・・こっちは人無し。
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11時半、外輪に到着 雪を纏った新山。ここにも人が・・・    パノラマ画像
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七高山 頂は満員です・・・
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                            大展望パノラマ画像
   行者岳↓文殊岳↓大物忌神社↓       ↓新山       七高山↓
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外輪で30分休んで、12時に滑走・・・休み・休み滑ったが30分掛からず到着。
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今日のスキー登山ルートは、図中の赤線です。
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道具を片付けて、帰る仕度をしてると・・・携帯が鳴る。
何と、海側の象潟・鉾立登山口に居ると・・・明日登りたいので来ませんか~ と。
トラバース道が無いので、一旦平地まで降りないと・・・一時間後に会う事に。


5月5日
4日の夕方に駐車場で落ち合い、県営鉾立山荘へ・・・
山荘は登山・スキーで満員でしたが、ホールで当番管理人の〇〇氏と、
単独若者と〝酒宴〟開始・・・9時消灯まで呑んでました・・・車に戻り就寝。


翌朝4時起きし、5時にスタート。
朝飯を作るのが面倒で、朝・昼のパンをザックに、暑いので水は1.5L持つ。
ピッケルは置いて、アイゼンのみ持たせる・・・
今日は何年振りかで、歩いて鳥海を登る事に。


稲倉岳の裏から日が昇る。              新山↓
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稲倉渓谷 この一帯は熊の巣窟、こんな崖を熊は普通に歩きます。
拡大して〝白糸の滝〟見えますか?
稲倉岳↓蟻の戸渡り↓  七高山↓↓新山 御浜↓↓白糸の滝   パノラマ画像     
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〝賽の河原〟を通らずに、手前からハイ松漕ぎをし、御浜の下を巻く様に歩きます。
近道だし・徐々に標高を上げれます。
御浜や扇子森の稜線を歩かず、扇子森から下った御田越え(鞍部)に直接出れます。


クラストした雪面に当たる朝日と鳥海山頂の図。ここがお気に入りの場所。
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                               パノラマ画像
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鳥海が近づいて来ました・・・
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外輪の〝七五三掛〟(しめかけ)から、千蛇谷を見下ろす。
ここから谷に下りるトラバースが、多少ヤバイ 雪崩跡2ヶ所有り。
      荒神ヶ岳↓                   パノラマ画像
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帰りの時間が有り、谷に下りずに外輪から景色を眺めながら、文殊岳を目指す。
文殊山頂から、海側に有る笙ヶ岳一帯の雪化粧。
山スキー好きには堪らない斜面が多々、海岸線も見えます~

         笙ヶ岳1~3峰↓  ↓手前 鍋森   御浜↓ パノラマ画像
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ここまで写して、デジカメの容量が無くなり、以後画像無し・・・
一コマのサイズを小さくしてれば良かったが、後の祭り・・・・

今日の登山ルートは、図中の黄色線です。
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いゃ~連休後半は鳥海山で、あとスキーは当分要らぬと言うほど、遊びました~
今日は朝から雲行きが可笑しく、天日干し出来ません・・・
菜園(80坪)に耕運機掛けて、百姓業も始めなくては・・・





天気予報を見ると、5月18日(木)~21日(日)までは晴れ予報です。
GW後半以来、2度目の鳥海山春スキーを計画。


18日
昼から200キロ彼方の、鳥海・祓川登山口を目指しました。
途中で酒・ビール・ツマミ・昼飯用パン等を調達し、
鳥海高原に上がると、鳥海がドーンと見えます・・・       パノラマ画像
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祓川登山口への林道。ブナの新緑が綺麗です。
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まもなく、祓川登山口の駐車場。鳥海が近くなって・・・     パノラマ画像
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この日は平日で車中泊の車も少なく、夜は〝一人入山祝い〟で一杯・・・
ラジオで明日の予報を聴くと、波50cmとのこと。明日に期待し早々に寝袋へ・・・
(鳥海山は海辺に有り、海風の影響を受け易い)



19日
3時半起床、4時半頃の日の出。横手盆地に雲海が・・・
 駒ヶ岳↓岩手山↓和賀山塊↓              早池峰山↓  
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朝焼けの鳥海
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無風・快晴です。
スキー登山のつもりでしたが、
こんな良い条件は無いし・昨日途中から見た北面の雪の状態から、
3年振りに北面を登って見ようと・・・・
3年前はカメラをザックに入れてて、取り出せる様な斜面で無く、
写真も満足に撮れなかった。
その時の画像は↓

5時30分に出発。
夏道は無く、〝熊〟が多い処なので、
藪漕ぎの前に〝20連発の爆竹〟を派手に鳴らす・・・

最初の藪を越えると、雪の壁が立塞がる。目標の新山の頭が遥か彼方に・・・・
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雪は絞まって歩き易い。今日は、マウンテン・テクノロジーのピッケル。
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この斜面を登り、また藪を漕ぐ前に〝爆竹〟・・・
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この藪は、漕ぐに値しない・・・透けて先が見える・・・
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また藪・・・〝爆竹〟を鳴らし、薄そうな処を突破・・・
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この藪も、〝爆竹〟後に突破・・・
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遂に草付き+潅木帯に出ました~ 鳥海山北斜面の全貌。誰もが見れる景色でなし。
    ↓新山                    稲倉岳↓パノラマ画像
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最後の藪を漕ぐと・・・・
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眼前に新山北面が・・・6時45分。
藪漕ぎ・雪渓のトラバースを繰り返し、1時間15分で到着です。
スキーだと、藪の突破に時間が掛かり・板を履いては外すの繰り返し・・・
2時間は掛かってしまいますが、今日は板なしで登山靴、ガンガン往けます。

今日のルート
北面基部から新山まで、標高差800m・時間にして約4時間。
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日差しの当たって無い雪面はガチガチで、靴底跡が微かに残るだけ・・・
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北面基部に着きました・・・7時25分。
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登り始める前に、靴紐の締め治し・・・前開きのスパッツは遣り易いです。
靴は、ゴローのオーダー。
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アイゼンも装着、サレワ12本ヒマラヤ(時代物)。
アイゼン3丁の内2丁がサレワ製・・・・刺さりがお気に入り。
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7時45分から登り始めます・・・・
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〝熊〟の足跡が・・・形が鮮明でないので、昨日の物か・・・
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中島の露岩を目指して登ります・・・
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左手の七高山側の雪渓に〝熊〟が横断した足跡が・・・拡大して見て下さい。
こんな急斜面を熊は歩くのです・・・
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ここにも〝熊〟の足跡が・・・離れてるので登ったか? 降ったか? は不明。
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右手には、稲倉岳が・・・海岸線も・・・
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愈々、急斜面・・・ピッケルを刺し・3点支持を確実に・・・
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露岩が見えて来ましたが・・・なかなか着かない・・・
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10時25分、ようやく、露岩下部に到着です。ここまで休める処は無し・・・
一息入れて、アイゼン点検。
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七高山の側壁。
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先の急斜面、雪面の状態により斜登・直登の繰り返し・・・基本に忠実に・・・
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象潟口からの途中に有る〝扇子森〟と、日本海に浮かぶ〝飛島〟です。
更に、急斜面が・・・スリップしたら何百m落ちるか?
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斜度は更に増します・・・
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新山の山頂が見えて来ると、斜度は落ちますが、足も疲れて来る・・・
油断は禁物・・・
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最後の斜面です・・・
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新山と七高山の鞍部を目指して・・・最後の登り。
ここで12時半、やっと座って休める処へ・・・水分補給。
基部から休み込みで、4時間45分で完登です。          パノラマ画像
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七高山の山頂を見上げる・・・
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外輪山越しに、南に〝月山〟と〝朝日連峰〟
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1時20分 七高山の〝一等三角点〟。
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七高山山頂からの〝月山〟と〝朝日連峰〟
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七高山山頂からの新山ドーム。小生がトラバースした足跡が・・・
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〝氷の薬師〟で沢水500mLを補充、冷たくて美味い・・・
降りて来た七高山を振り返る。
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眼下には〝大雪路〟の雪原が広がってます。
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祓川駐車場に2時30分到着。
雪でクルクル(雪に埋めるより、回すと30秒で冷える)して、
即冷えの缶ビール500mL2本を、一気に遣っ付ける。

夕方、塚〇氏が到着。
8時まで外で〝酒宴〟以外に寒くはなかった・・・
明日は塚〇氏の希望で、又 北面に往く事になる。


20日
7時45分出発。
昨日の記憶を辿り、藪漕ぎを繰り返す・・・雪渓の足跡は既に消えてる・・・
藪漕ぎは2人なので、気分的に楽。
9時45分北面に出る・・・2時間・・・板だとやはり時間が掛かる。
手持ちしたり・背負ったり・履いたり・外したりの繰り返し・・・

10時30分 北面基部に到着。
塚〇氏は北面を滑ると言い、2時までには戻る約束で、
スキーアイゼンを装着して登って往った・・・
小生は、こんな急斜面滑る自信も無し・・・去年はバランスを崩して滑落・・・

ツェルトを張って、2時まで待機・・・
中に居ると、日差しで暖かいぃぃ~
小生の嫌いな、某社製のパラシュート生地を使った〝超軽量〟の物。
フリースを着込み・ツェルトに横になる・・・
何十年目にして新発見である・・・・雪の上なので当然ヒンヤリ感は有るが、
水分が滲みて来ないのだ!!!!  防水効果が有るとは知らなかった・・・
これなら雨も防げるなぁ~ と、思った次第。
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中で、ゴロンの図。
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来るのは大変だが、今日も北面は素晴らしい~~
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約束の2時に塚〇氏が戻り、藪漕ぎ開始地点へスキー滑走。
七高山側壁からの落石が、雪面一帯に落ちてる、板で踏まない様にコース取り・・・
2時半から藪漕ぎ開始・・・2時間で戻れると思ったが・・・
雪渓の繋がった処を選んだ為に、最後〝大藪漕ぎ・木登り〟をする羽目に・・・
結局、2時間半掛かり、ヘロヘロで5時に駐車場に戻る・・・
右足小指の骨が出てる処が、靴に当たって痛い・・・
即、缶Bは言うまでもなし・・・疲れて早めの就寝。


21日
4時半起床、先ずはモーニング珈琲。
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梅○氏が後一時間で到着との電話・・・バタバタと準備し、3人バラバラに出発。
今日もいい天気だ~~ノーマルルートで七高山に向かう・・・
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毎年同じ処に亀裂が・・・
数年前に落ちたボーダーが亡くなる事故が有ったのだ・・・
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ここにも・・・ガスってる時には危険だ・・・
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ここで一息入れる・・・右足の小指の付根の骨が痛い!!!
とても我慢出来ず、この先で戦線離脱・・・
昨日の〝大藪漕ぎ・木登り〟で悪化したらしい・・・
もっとシェル出しして貰わなくては・・・
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2時前に皆が戻り、解散・・・200キロ走り我が家へ。
4日振りの風呂は気持ちがいい~ 洗濯も済ませ、ブログ記載した次第。
これで鳥海を終わろうと・・思ったが晴れが続く日が有れば・・・又・・・?


今回、スキー登山は敗退だが、天候に恵まれ北面を、
3年振りに登れたのは最大の成果でした。


余談
七高山山頂に、こんな石碑が建立されている。
秋田の鳥海山麓に在る温泉宿の親爺が建てた物、建立者名も刻彫されている。
東日本大震災・原発事故と鳥海は何の関係も無いのだ。
山頂神社・山形県・環境省の許可済みと言うが、発想がかなりズレテないか?
これをソリに載せて・大勢で引揚げるのを山頂から見たが・・・
21日に第5回目の記念登山が実施された・・・
受付を見てると、日帰りも居たが、前日宿に宿泊し送迎バスで登山口往復者多し。
これでは、営業行為の一環と思われても仕方がないのでは・・・
実に鳥海山には不釣合いの工作物だ。

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万死一生=必死の覚悟を決めること。
又は、ほとんど死を避けがたい危険な瀬戸際で、かろうじて助かること。

遭難事故でした・・・でも、自力下山・・・
こんな体験をしてから、一週間が経とうとしています・・・・
恥かしい話なので、ブログに残そうかと・・・迷いましたが・・・
都合の悪い事に蓋では、進歩・前進がないと思い・・・
気持ちの整理が付いたので記述します。


6月23.24日鳥海山に行って来ました。

6月23日
日本海に沈む夕日。
霞で水平線がはっきりしませんが、翌日は晴れ予報です。 象潟口・鉾立駐車場から
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同時刻の山頂、薄っすら夕日を浴びて染まってます。
            七高山↓ 新山↓   ↓荒神ヶ岳   ↓外輪山
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日本海に沈む落日
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鉾立には、県営の山小屋〝鉾立山荘〟が有り、3人の管理人が24時間交代で常駐。
知り合いが居たら・・と思い寄ったが、知らぬ管理人・・・
後で聞いたら2年前から居たと言うが、偶々当番日に当たらなかったらしい・・
愛想も良くないので、車中泊で一人宴会・・・

山友から、明日は往くからとのメール受信。


6月24日
日本海方向に〝滝雲〟出現、通常稜線の左右どちらかに現れる雲ですが・・・
見ると、雲の縁が手前に流れ降ってます・・・          
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日はまだ稲倉岳の裏に有り、奈曽渓谷は眠りについてます・・・
この渓谷一帯は〝熊〟の餌場、根曲がり竹が今頃の主食です。
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奈曽渓谷に日が差し始め・・・中央に〝白糸の滝〟
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尾根伝いに登って往くと・・・〝少女袴〟や〝葵〟が咲いてます。
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ウロコ板を担いで1時間登ると、〝賽の河原〟雪渓の下部が見えて来ました・・・
雪渓からは、ウロコ板を履いて登ります。
シールは水分を吸って重くなるので、この時期はウロコ板が有利です。
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ザックを降ろし、板を履く準備をしてると・・・
山荘管理人の知り合い、須〇氏が登って来たではないですか・・・
「おやっ?」「あれーっ!」と言う事で暫し談笑、5月中旬以来です。
雪渓上の標識旗の点検に来たとか・・・

〝賽の河原〟中心、中央の雪渓にブルーシートで覆われた標柱の頭だけ見えてます。
この標柱は1.5m程の長さですから、積雪の厚みも其れ位有るかと・・・
板・ストック・ザックが写ってます。             
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賽の河原で、山友に電話すると、車で2合目辺りとの事・・・
足が速いので、1時間少しすれば着くはず・・・ここで待つ事に。
200m位の雪渓が有り、雨流れの縦溝も無く快適、
登っては滑りの繰り返しをしてると、到着。

賽の河原の上の〝河原宿〟からの鳥海山。
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河原宿と笙ヶ岳のコルからの鳥海、手前のコンモリは鍋森。
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笙ヶ岳東斜面、今日滑りに来た斜面です・・    笙ヶ岳2峰↓  ↓3峰
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3峰からの鳥海 文殊岳西斜面に〝花〟形雪渓が・・・読めますか?
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3峰直下の雪渓で一休みして、滑走の準備・・・
ここで事故れば、ヘリで酒田(山形県)の病院に搬送される・・・などと話して・・・
標高差200m・滑走距離約250m。結構急斜面・・・

笙ヶ岳                1峰↓      2峰↓
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シールに改造クトーで登って来る山友。
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笙ヶ岳東斜面には、画像の様に雪庇の痕跡がまだ残ってました・・・
雪庇跡の辺りから滑り降りようとした時、
落差2~3mの処でバランスを崩して、転倒!!!!
何と・・・下の露岩に向かって落ちて往く・・・・
必死で向きを変えようとしても、落下速度が速く万事休す・・・
愈々露岩に当たると・・・頭を起こし(ヘルメットを被ってたが)、ドーンと・・・
2.3回バウンドし、露岩の上を通過・・・・露岩下の雪渓に板が刺さり停止。
一瞬、スキー板が折れたのかと思った・・・テールが刺さり逆さ吊り状態。

露岩に当たった衝撃で、板の金具は両側とも解放されで、
流れ止めで繋がってましたが・・・全身激痛で動けず、10分位はそのまま・・・
雪が滲みて来るのが判っても動けず・・・

暫くして、腰が痛く動けないが、流れ止めを外し、板が下に流れない様に確保。
立ち上がるが腰に力が入らず、露岩に座り込み・・・
手足は痛みが有るものの、折れては無い様子・右肩甲骨の辺りが痛いが手も動く。

板を背負い直登は無理なので、右手の草付きに向かってトラバース・・・
これが大変でした・・・キックステップで足場を切るのに片手は背負った板、
片手でストック2本を支えにして・・・30m程トラバースして草付きへ・・・
足場が崩れれば、150mは楽に流されますから・・・

                        必死で辿り着いた草付きからの画像
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草付きでかなり休んで、全身打ち身で痛いものの、骨は大丈夫そう・・・

この斜面を板を肩に背負って登るのには、不安が有ります・・・
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空身で登り、上に置いてたザックを回収して、
再び草付きに戻って、板をザックにA字にセットし登り返しです・・・
ピッケル1本有れば、楽に登れる斜面ですが、
ストックを刺し、一歩毎に何回も蹴り込みをして、
キックステップでの足場を確保しながらの登りは、苦痛でした・・・

何とか稜線に戻り、帰路の河原宿から賽の河原下部までの雪渓を滑走・・・
全身打ち身に板背負っての降りは、一歩毎にズギン・ズギン。
尾根筋を1時間歩いて、鉾立山荘へ・・・管理人のS氏に冷たいお茶ゴチに。

180キロ・3時間半掛けて帰宅。運転中は案外痛みを感ぜず・・・

帰宅したら、土日で孫軍団が・・・娘が勤務のついでに連れて来てたのです。
風呂に入ろうとしたら、長男も入ると言う・・・「ジジ、背中 血・・・」
「孝チン、婆とママには内緒だよ」「OK」で話は付いた。

寝ようとしたが、腰がモッコリ腫れ上がり痛くて、上向きでは寝れない・・・
階下に下りて、妻からシップ薬を貰う、「どーしたの?」 「転んで腰打ったの・・・」
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この大判シップ薬は、強烈に効きます。
夜に腰に二枚貼って寝たら、翌朝あの腫れが引いてました。
翌 日曜日の朝、孫が「ジジ 散歩に往きたい」と言う・・・
断わる訳にもいかず、2キロほどゆっくり散歩したが苦痛では無かった。
三日貼って痛みも和らいだし、皮膚が弱いのか発疹が出るので止めましたが・・・


さて、当日に着てた物。
山ズボンは、ポーランド・ミロ社製、スリム・ストレッチタイプの厚手。
山ズボンは、スリ傷さえ付きませんでした。

上着はモンベルの長袖に、ゴールデンベァー半袖を重ね着してました。
露岩に背中が当たり・・・・大穴・小穴が・・・
                        ゴールデンベァー・半袖ポロ
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モンベル・長袖Tシャツ
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どちらも娘からの、父の日・誕生日の貰い物です。
何気なしに、これを着てました・・・
命拾いしたのも娘のお陰かと・・捨てられずに・・・繕う事に・・・
家人の留守中に裂け目を縫い、100均でカギ裂き補修用のシートを買い、
裏からアイロンで圧着しました・・・
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縫い目に沿って、鋏みでコブの部分をカット・・・
山で着る分には、自己満足の仕上がりです・・・大事に着るつもり・・・
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その後汚れ落し専用の固形石鹸で手洗いしたら、土汚れも綺麗に落ちて一安堵です。

29日現在の症状
右肩甲骨・右膝下・擦り傷、両肘・腰から臀部に掛けて青タン。
右臀部から太腿裏は紫色に変色・・押しても痛み無し・・・
序々に回復してます。


総括

身の程知らずが、招いた結果。
打ち所が悪かったら、骨折・最悪は死・・・
歳相応の行動をしなくては・・・と、思った次第です。


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2018年7月14日追記

コメ欄で湿布薬について、医療関係者からご指摘が有りました。 
湿布薬 モーリス・テープは、個人差に因り副作用が有るそうです。
使用の際は下記を参考に↓

27日
今日から、鳥海山の秋田県側の山岳道路が開通する。

昨日は、車載の装備・食料等をチェック。衣・食・住の準備はOKです。
昼用のパン類・ビール・ツマミを途中で購入して、山に上がれば数日は暮らせる。

ライブカメラでチェック。多少霞んでるが、GW前半は毎日晴れ予報です。

鳥海・北面
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鳥海 東面 
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3時頃に現地着の予定で、途中の〝桜〟を観ながら出発です~

レポは帰宅後に鳥海山 2236m(山形)の記載します。
昨年は最後に大ドジを踏んだので、今年は慎重に・・・・


GW前半の3日間が、連日晴れの予報です。

4月27日

鳥海山・矢島口 祓川に通ずる山岳道路が、今日開通です。
前日から準備して、夕方に着く様に出発。
鳥海が良く見える処まで来ましたが・・・・半分は雲の中です。  
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終点の駐車場。今夜の車中泊は5.6人のみ・・・
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山荘に水4Lを貰いに行く、見覚えの有る管理人・・・
麓の町で調達した地酒、〝飛良泉〟の一升瓶を立てて一人宴会。






4月28日

4時半起床、車の中の温度計はー3℃。
ガチガチに凍ってます・・・
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鳥海も朝焼け・・・
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雪が凍結してるので、遅目のスタ-ト。

毎年同じ場所に亀裂が・・・今年はそれ程開いてない。
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振り返って・・・
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天気はいいが、海からの北西風が強い・・・以外に雪面が腐らす。
七つ釜避難小屋が見えて、急登を避けて左のブッシュを越える。   
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大雪路の大斜面が見えて・・・                      
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左寄りの斜面を登る・・・                   
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シールが時々スリップ・・・結構休んだが雪面は腐らず、風が冷たい・・・
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今日は此処までとして、シールを外して滑走、最初はガリガリ・バーンだったが、
下に来ると腐り始めてる。
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沢に滑り込んでみる・・・
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大亀裂帯
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上空の冷たい空気と、地上の温められた空気の層。
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4月29日 画像なし

朝 雪面の凍結なし・・・ 能代の友が来て登り始めるが、
山からの吹き下ろしの風が強く、時々耐風姿勢を取る。
上に往く程に強く・・・山頂を諦め滑りだす。能代の友は気合で山頂へ・・・

午後から若手の友が現われる、夜勤明けとか・・・前日は30キロ走って、夜勤へ。
すぐに宴会と・・・酒美味く飲む為に、2時間登って来るから時間呉れと・・・
何と舎利坂まで登り滑って来たそうな・・・
夕暮れまで外呑みし、車内に移動し9時まで・・・

何を想うか・・・鉄人ランナー
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満月前夜の月が・・・
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4月30日 最終日

3日目も朝から晴天・風弱し・・・絶好の山日和。
今日は何時もの左寄りのルートを選択せずに、皆さん登るの付いて往く・・・

鉄人ランナーは全て直登で往くと、アイゼン装着。
アッと言う間に見えなくなってしまいました・・・

ボーダー・長靴・登山靴・スキーと仕様は様々です。
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殆んどは正面の急登を避けて、左の尾根裏を登ります・・・    
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能代の友・・・頑張ってます~ 早く追い越せ!!!
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去年の春山シーズンも、一回だけ避難小屋下の急斜面を登ったが・・・
中間に人影が見える・・・根性有る奴が居た。俄然 闘志が・・・
能代の友は左の緩斜面を往くと・・・

下部1/3は直登・・・2/3はジグを切って登る。
一歩進むと50cm位の高度が稼げる・・・・
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有りました・・・鉄人ランナーが、アイゼンで直登した跡が・・・
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避難小屋目前
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避難小屋上の大雪原に出ました~
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居ました・・・能代の友が左手の〝島〟を目指して頑張ってます~  
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島〟で一休みの予定だったが、休むとヤル気が無くなる気がして休まず登行。
七高山山頂への最後の急登、能代の友が奥で頑張って直登してます・・・
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軟弱な小生は、ジグ切って左の露岩沿いに登り山頂へ・・・
鳥海山の最高点・新山。吹き上げる風が強烈で覗いただけで終了。
外輪山は以外に黒々・・・寒過ぎてヤッケの下にフリースを着込む。
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帰路、雪面が荒れてない東側の大斜面を滑り、〝島々〟の下を巻いて避難小屋へ。
標高が下がると暑く、途中で・・・フリースを脱ぐ。
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朝登った避難小屋下の急斜面。滑って降りました・・・
横亀裂もまだ開いて無く、荒れてなくていい斜面。
ここを滑り終わって更に暑く・・・ヤッケも脱ぐ。
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車に着いて一休み・・・何回来ても 登るのも・滑るのも 疲れる山だ・・・
水分補給をし・・・暑くて山シャツも脱ぎ、半袖Tシャツで帰路に着く。


山から降りて・・・の、鳥海山。
雪の着き方を見ると、早い内なら北面登攀も出来そうだが・・・
問題は、その根性が有るか?だ・・・・
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3日間の春山遊びが終わりました・・・
今回の反省・・・年々暑い・寒い・凍ってると・・・能書が先・・・
基礎体力の重要さを知る(前から知ってたが)・・・
挙句〝老害〟等と言われる始末・・・重々反省 後5年位かなぁ・・・

今朝から次回に備えて、食器洗浄・ダウン干し・板洗い・車内整理 諸々・・・
雨が予想されるので、土が乾いている中に〝菜園〟に耕運機掛けを済ませた。

GW後半は、晴れれば八幡平も良いかなぁ~ 等と次の算段・・・


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