海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

カテゴリ: 秋田駒ヶ岳 (山スキー登山・東面登攀)

古い山行ですが、冊子にしてたものをスキャンしてUPします。
見難いですが、お許しを・・・・
 
このルートは数年機会を伺ってました。
何度も阿弥陀小屋に泊まり、
山頂から東側に発生する巨大雪庇が落ちるのを待ちました。
それに標高が低いので、
取り付きに降りるにもある程度雪が締まる時期でないと無理です。
2月中の【厳冬期登攀】を狙ってましたが、天気・雪庇の具合で3月になりました。


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2007年2月17.18日
 
2007年から男岳東面登攀の可能性を探っていたが、
画像の通り東面に雪庇が張り出しており、
下から登って来てショックでの崩落や、上手く乗っ越す事が出来るかが問題。
この年は、阿弥陀小屋に一泊し、
横岳稜線や馬の背のコルから雪庇の状態を観察した。
 
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 バリバリに凍結した小屋の中は、隙間風も入らず-15℃で安定していた・・・
毛布が多数あり、マットレス代わりに使った~ 
帰りは、スキーで旧アッスルへ・・・
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2010年3月12日
 
男岳西尾根から、男岳山頂へ。
五百羅漢方向へ降り、男岳南面の岩稜沿いに下降。
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この岩稜基部(仮称1リッジ)を巻き、2リッジも巻き、直登ルート基部へ。
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直登ルートの取り付き点から男岳山頂を見上げる。
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 登攀終了点から取り付き点を見るが、凸状で下が見えない・・・・
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馬の背のコルから見た、直登ルート。
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横岳稜線から見た男岳東面、左から1リッジ・2リッジ・直登ルート。
いつかは、1リッジ.2リッジを登ってみたいものだ・・・
2リッジのナイフ通過が核心部か・・・・ 
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男岳山頂から、直登ルート取り付き点までのアプローチ。
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 2011年4月10日

 田沢湖スキー場から男岳西尾根に。
堅雪でP1手前で板を背負い、アイゼン装着。
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馬の背に降りる分岐点、いつもの左尾根経由で阿弥陀池へ・・・
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岩手山が良く見える。
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 男女岳
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通過して来た男岳・・・
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 2012年3月4日

田沢湖スキー場第3リフトから、男岳西尾根を登って来ました。
P1まではシールで登り、板を背負ってドーム手前でアイゼン装着。
男岳の稜線は、雪庇に注意し田沢湖スキー場側10mほどの処を通過。
馬の背のリッジを避け、左手の尾根伝いに阿弥陀池に下降。
阿弥陀小屋で一服・・・ 
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 小屋を後にし、沢の左を巻いて8合目非難小屋へ・・・昼飯。
夏道沿いに旧アッスルへ・・・バス便が無いので、田沢湖スキー場まで歩き、車回収。
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2月21日、秋田駒ヶ岳東面Ⅰルンゼ(仮)を登攀しました。

20・21日は、久々の2日連続晴れ予報、暖めていた計画の実施です。
男岳から200m下降し、顕著な2本のリッジの内のⅠリッジを登攀予定。

Ⅰリッジを選んだ訳は、
この時季雪庇に邪魔されずに男岳山頂に貫けれるから・・・
Ⅱリッジ・直登ルートは、
有る程度雪庇が落ちてからでないと、最後に進退窮まります。
(2010年の直登ルート登攀記録は、下記)
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田沢湖に至る小峠を越えると・・・・
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中央に男岳(おだけ)・男女岳(おなめだけ)・女岳(めだけ)が、
ドーンと見えます。
昼過ぎに、田沢湖スキー場に到着し、シール登行しでスキー遊び。
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スキー場からの男岳。
駒3リフトの終点からの男岳西尾根が、今回のアプローチルートです。
この日は、スキー場の駐車場で、車中泊。


9時のリフト運転開始に合わせて、準備しリフト券3枚購入1200円也。
男岳山頂は、ガスってたが昼からは晴れ予報、通称ドームは目視可能。
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リフトを乗り継いで・・・
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リフトの左手に八幡平が・・・モッコ岳がポッコリ見えます~


駒3リフトの乗り口で、登山計画書を提出。
男岳西尾根を登り始めますが、
以外に雪が柔らかく、時に踏み貫く事も・・・
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アイゼン無しで、高度を稼ぎます~ 眼下にスキー場。
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P1を過ぎる頃から快晴に~ ドーム直下の様子。
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右手の、水沢尾根。
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振り返ると、遠くに人影が・・・
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水沢尾根が近付いて来ます、男岳山頂で合流。
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振り返って、田沢湖。
日本最深のカルデラ湖 水深4百何十mだったか???
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ドーム全景。水沢尾根越しに、女岳が見え始め~ 水蒸気が上がってます。
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女岳の頭が見えます、地熱で雪が無く水蒸気が・・・
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男岳山頂に着きました、11時30分、ここまで2時間。
トレイルが有れば、1時間半ぐらいで登れるのですが・・・
眼下に女岳、以前は山頂に地熱で雪が無かったが、
左裾にマグマ移動してるのかも・・・
1970年に噴火してます。
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当時 溶岩が流れた様子。
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男岳山頂からの、森吉山。
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八幡平、焼山山塊も見えます~
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男岳稜線と八幡平。まさに平らな山・・・
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秋田駒ヶ岳の最高峰、男女岳。
キャットで旧アッスルスキー場から上がって来た、スキー客が・・・
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岩手山も・・・・
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大休憩して、
12本アイゼン装着・ピッケルとアイスバイル用意・ヘルメット装着。
12時に東面取付点、馬場の小路(通称ムーミン谷)に、
水沢尾根伝いに降ります。
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正面のコルから、左斜面を降る予定、ここで雪の状態がチェック出来ます。
柔らかいもののピッケルを刺しても、
堅い層等は無く雪崩の心配も無さそう・・・
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女岳の隣には、小岳の噴火口が・・・ここから下降です・・・
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水蒸気を揚げる女岳北斜面。
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下降地点からのⅠリッジ上半部。
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この岩稜の基部を左に巻くと、Ⅰリッジ取付点。
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降りて来たルートを見上げると・・・
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Ⅰリッジ取付きから見上げた、女岳。水蒸気が雲のように・・・
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下には、小岳噴火口が・・・
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Ⅰリッジの基部に到着です~ 
岩稜はボロボロで、日に当たって氷塊がバラバラ落下してます。
メットが有るから良いものの、危な過ぎます・・・・
30分も格闘しましたが、登れたのは10mほど・・・・
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時間が無くなるので、岩稜のリッジルートを諦め、
Ⅱリッジとの間だに有るルンゼに登路変更。
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当たり前の事ですが、上部に往くほど傾斜が増します・・・
両手でピッケル・バイルのシャフトを深く刺し、アイゼンを蹴り込み・・・
若い頃に、こんな斜面は練習では登ったものの、60度以上有るのは確実。
這い上がる度に顔面と雪面が30cmほど・・・・
1時間半も掛かりました・・・
足場を崩さない様に、両足揃えては休めませんし、四苦八苦の連続・・・
このルンゼを真っ直ぐに詰め・・・やっとⅠリッジとの合流点へ。
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下の谷が、馬場の小路。右の岩がⅠリッジ、左がⅡリッジです。
ようやく腰を下ろして休める場所に着きました~~ 水分補給。
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ここからの展望
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下降の際の足跡が見えます・・・
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早池峰山が・・・
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遠くに、鳥海山も見えます。
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男岳山頂に戻って、1時30分過ぎです。
アイゼンを外し・バイルをザックに取り付け、
2時までチョコを食ったり・水分補給して大休憩。
天気は良いし、大絶景堪能。 鏡のような田沢湖です。
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男岳山頂の祠も雪に閉じ込められてます。
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後は、西尾根を下るだけ・・・一応ピッケルを持ち慎重に降ります・・・
駒3リフト降り場着が、1時間後の3時、ピッケル・メットを仕舞い、
スキー場の最短を狙ってドンドン下り、車着が4時15分。
今回は、状況が悪くルート変更し、緑のラインを登りました・・・・
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21日の登攀を、忘れない内に記しておこう。

東面取り付き迄
①男岳西尾根は、予想に反して雪面が絞まっておらず、
 踏み貫き等の体力消耗が有った。
 最近まで降雪が続いてた為だが、カンジキ・ストックを使い、
 時間・体力ロスを防ぎ、男岳にデポすべきだった。
②男岳着が昼近くだったので、準備を急ぎ、昼飯を抜いてしまった・・・
 少しでも腹に入れた方が良かった。

東面でのルート変更
 予定してたⅠリッジの取り付き岩稜が、
 あんなにボロボロとは思わなかった。
 アイゼンを立てると崩れる状態、
 隣のⅡリッジも見た感じ同様と思われる。
 凍結してる早い時期に登るか、アンザイレンが必要。

登攀用具の選択
①ルンゼルートに変更したが、雪に絞まりが無く、
 直登ルートの時の様にピックを刺して登れる処は少なかった。
 ほとんどはシャフトを深く刺し、支点として使った。
 由って持参したバナナピックのバイルよりは、
 ノーマルを選択すべきだった。
 50cm・57cmの長さ選択は良し。
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②アイゼンは12本爪を使ったが、日差しが当った雪は、
 巨大団子化し落とすのに一苦労。
 スノーガードは付けてたが気休め程度・・・対策を考えなくては・・・
 靴にピッタリ設定よりは、
 縦横2mm程度の隙間が有った方が良かったのかも・・・

秋田駒ヶ岳・東面(仮)1ルンゼ登攀記録は下記↓

3月17日
昨夜の天気予報では、今日は県内全域晴れの予報でした。
最近 予報通りでなく、苦戦の山行ですが、今日は貰ったと・・・
勇んで家を出ましたが、途中の森吉山は雲の中です・・・

今日は、旧アッスル・スキー場を登り、
八合目への夏道(観光道路)から、男岳・男女岳(おなめ)を目指す。
戻りは、来たコースを滑走の予定です。


峠越えの前に、阿仁道の駅へ 地域起しでチェンソーアートが盛んです。
木彫り彫刻が沢山並んでます~
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駒ヶ岳が見える処まで来ると・・・上半分が雲の中・・・
スキー場の白いラインが微かに見えます・・・
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田沢湖高原スキー場の奥に在る、閉鎖されたアッスルスキー場跡をシール登行。
BC用に、ここ650mから8合目の1300mまでキャットが運行されてます。
予約制で3500円も取られます・・・40分で往けるとか・・登れば2時間。
着いた時に2組の山スキー客が、9時40分のキャットで出発。
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ヒタスラ登るも、山は御覧の通りです・・・雲の中・・・
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スキー場跡を登り終え、夏の観光道路に合流。
この辺は風も無く予報通りの暑さ、
ツナギウェアのサイドジッパー両側を、腕から腰まで解放して換気・・・
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カーブ毎にミラーが付いてるので、猛吹雪でない限りは8合目までは安全。


途中ツァー用の標識が何箇所か付いてますが、古く欠番が有り当てには為りません。
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雲が晴れて来ました~                ↓男女岳パノラマ画像
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片倉橋を過ぎると、夏道から離れカーブをショートカットで登ります。
この方が時間・歩行距離の節約に・・・     ↓男女岳北西斜面
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1300mに在る小屋が見えました~
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黒い処が戦時中に硫黄の採掘をした跡です。
秋田駒ヶ岳は、全体が活火山で10万年前頃から出来始めた山。
男岳・男女岳・女岳・小岳等の総称。女岳は今も水蒸気を上げてます。
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小屋が見えた処からのパノラマ画像
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2時間掛からず小屋に到着。キャットで先行した2人組が200m先を登ってた・・・
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高山植物が見頃の時期から、紅葉までの間は、定期バス・車でここまで上がれます。
道路・駐車場は無料。


小屋前から北東の景色 パノラマ 
                       ↓笹森山1414m       ↓湯森山1471m
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南側の景色 パノラマ    ↓横岳      ↓男女岳
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小屋内部 2階建てで、冬は2階の冬戸から進入。
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2階には毛布も用意、男女トイレも・・・

昔、スキーで膝ラッセル、4~5時間掛かって着いた時には、暗かった思い出有り。
泊りで翌日登頂の予定だったが、昼過ぎに出発したのが徒・・・
翌朝は悪天で下山・・・苦い教訓でした・・・・

小屋内で昼飯を喰い、1時間ほど休む。
雲は取れたが風が強く、流れる雲の速さを見て、戦意喪失・・・
冬戸を縛ってる2mほどのトラロープの撚りが解けて、3本バラに為ってたので、
取り合えず三つ編みにして処理、当分は大丈夫だろう・・・


雪面がテカッテます・・・堅いのか・・・男女岳北斜面
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男女岳北斜面パノラマ
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相変わらず滑りは下手・グニャグ二ャ・・・(>_<)
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中々の威容 男女岳
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車に戻り帰る準備をしてると、2人組みも帰って来た。
風か強く、阿弥陀小屋まで行って戻ったとの事。


帰りには秋田駒ヶ岳が良く見えた。
        男女岳1637m↓     ↓男岳1623m   ↓女岳1513m
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水深 日本一 423mの田沢湖、辰子と云う名の龍が住むと・・・・
噴火口に水が溜まって湖に・・・ 
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辰子像   謂れに興味の有る方は下記を・・・・
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今日は、4キロ シール登行して、4キロ スキー滑走。
腐れ雪だったが、面白かった\(◎o◎)/!



追記

帰ってUPしてたら、知り合いからのFBで・・・秋田駒情報が・・・

仙台管区気象台発表
秋田駒ヶ岳で、12日から14日にかけて山頂を中心に、火山性地震が49回。
12日には、M1.8 の揺れ他18回が有ったそう。
画像は、14日に女岳から上がる水蒸気 200mの高さまで達したと云う。
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登ってる時に、爆発しなくて良かった・良かった~

女岳は、1970年に噴火してます。

4月2日
3/31日 秋田八幡平スキー・4月/1日 南八甲田スキー登山に続き、
3日連続で 山 です。

1日は、津軽平野はいい天気だったが、東北地方の日本海・太平洋の分水嶺の、
八甲田連峰は1000m以上に終日雲が掛かり敗退。
原因は、洋上の低気圧からの東風(三陸ではヤマセ・秋田ではダシと言う)
この湿気を含んだ風が山に当たり、冷却されて雲に・・・

今日2日は、秋田県晴れ予報。
某山岳会所属の若手と、秋駒・男岳東面の雪壁を攀じろうと、前夜に急遽決定。
朝、ライブカメラで各山をチェック、鳥海・森吉などは晴れします。
秋駒のみ雲の中・・・着く頃には晴れるだろうと・・・

小峠を越えると、田沢湖はダシ風で波立ってます・・・
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肝心の秋駒は・・・岩手県側から雲が湧いてます・・・
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8時半頃に田沢湖スキー場に到着と同時にメール着信、先に着いてたようです。
準備して9時スタート、リフト乗り場で登山届け。
リフト乗り継いで、1100mからの登り始めが9時半、
山頂部のガスは相変わらず取れません・・


男岳西尾根(リフト尾根とも言う)で振り返ると、左に田沢湖 眼下にスキーが・・・
スキー場は、明日で営業終了とか・・・ガスが稜線を越えて流れてます・・・
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週末の晴れなのに、登山客無しで、前日?山頂往復した単独者の足跡が残ってます。
雪は以外に締まってて、ブッシュ脇で踏み抜く程度。
ゴアツナギが暑く、頭から汗ダグ・目に入ります・・・何でこんなに汗かくのか・・
P1でツナギ上を脱ぎ腕で腹縛り、カッターと肌着のみ。
P2では風も出て冷えて来たので、再び着込む。
ここでピッケルを出し、足元は壷足のままキックで・・・


男岳の山頂鳥居が見えた処で、一瞬ガスが晴れたが・・・
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1623mの山頂着いたのが11時、休み休み1時間半で登りましたが・・・
同行者には、物足らない速さだっただろう・・・彼はマラソンランナーだ。
鉄骨鳥居と方位盤が露出してます、厳冬期は雪の下ですが・・・(同行者撮影)
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山頂で約1時間天気待ち・・・今回は山頂が目標では無く、山頂の東面登攀が目標。
過去に攀じたルートのトレースをしようと・・・↓
このどっちを攀じるか? 未踏の2ルンゼにするかは、取り付き点に降りて、
雪の状態を見て判断する事にしてました。

天気待ちの間にアイゼン装着して・・・12時に東面下降点まで往って見る事に。

山頂から、上記URLの下降点まで降りて見たが、下が全く見えない状態。
ここの風裏で再度天気待ちです・・・汗で濡れた髪の毛が凍る始末、
帽子とフードを冠り、フリースを着込む・・・

ここでも小1時間様子見をしたが、湧き上がるガスが晴れること無く、
1時に登攀を諦める事に・・・
この先ガスが晴れて、取り付き点まで30分・登攀1時間・下山1時間を考えても、
家に着く頃には暗くなります。

男岳山頂に戻り、アイゼンを外し、ピッケルだけ携帯。
日差しで腐った尾根をドンドン降り・・・(同行者撮影)
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山頂を振り返ると・・・やはりガスガス(同行者撮影)
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下は晴れてます・・・
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2時半に車着く、飯を喰って無かったので、装備を片付けながら腹ごしらえ。
3時に帰路に就きましたが・・・途中で振り返ると・・・山頂晴れ!!!
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反省
昨日の南八甲田山行でもそうだったが、ダシ(ヤマセ)風が吹く日は、
分水嶺の登山は控えるべきと・・・・
昨日も今日も、岩手側と接しない鳥海山・森吉山・田代岳などは終日良い天気。
予報の風向きが大事だと、再認識の一日でした・・・





3月19日
今日は久々の晴れ予報。
この冬は遠くて足が向かなかった、秋田駒ヶ岳へ。


6時半に家を出て、2ヶ所の峠越えで120キロ・・・2ヵ所目の峠を越えると、
秋駒がドーンと見えました。下の白い筋は県営田沢湖スキー場です。
          男女(おなめ)岳↓   ↓男(お)岳 ↓女(め)岳   
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8時半過ぎに田沢湖スキー場に到着、2時間チョイ掛かりました・・・
駐車場はスキー客でいっぱいです、急いで準備しリフト券売り場へ・・行列です。
長いリフトを降りて、2本目乗り場で登山届け提出。
そこでハッと気付いた・・・1本目に乗る時にリフト券2枚出すの忘れてた・・・
それでも乗せて貰えました~ 2本目乗り場で3枚渡して1200円也。

二本目を降りた処で、板にシールを貼ってると、スキー客に怪訝な目で見られ・・・
ザックにスコップ・アイゼン・ピッケル装着ですから・・・


10時にシール着けて登り始めて・・・振り返ると、田沢湖が見えます~
日本一深い湖 4百何メールだとか・・・噴火口に水が溜まったのだとか・・・
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急斜面なので、ヒールサポートを2段階にし、ジグ切って登ります。
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手前に見えるP1(小ピークを指す)までは、ジグ切ってシール登行です。
幅広板にスキーアイゼンで登った跡が有ります・・・        パノラマ画像
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11時 P1で板を背負い、壷足でストックを1mに詰め、刺しながら登ります・・
一応10本爪アイゼンを持って来たのですが、固い処は無さそうなので使わず。
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P2付近に人影が2名、板背負ってる様です・・・上のピークがドームの頭。
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P2まで登ると、雪面が固くなり、ストックからピッケルに切り替えです。
登山靴と違い兼用靴は、足首の動きが悪いので、安全策を取りました。
数年前に岩手の遭難対策協議会の副会長?が、
この辺から沢に落ちて死亡しましたから。
2名に追い着き、追い越しました・・・雲が流れて来ましたが・・・
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男(お)岳 到着が12時。
登り始めから2時間・・・この前までは1時間半で登れたのだが・・弱ってます。
今日の装備は、ディナPDG軽量板・アルピレット・出番無しサレワ10本爪。
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一息入れてる間に、視界が悪化・・・・2名が先行して出発しました・・・
ここは東側に大きな雪庇が有り、踏み抜きで過去転落や死亡事故の多い処。
視界が悪いので、慎重に雪庇から10m以上左寄りを通過です・・・
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男岳から東に伸びる痩せ尾根を、馬の背のコルに向かって降ります、視界不良・・・
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まだ雲の中・・・慎重に降ります・・・
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馬の背のコルに降りる途中に、ガイドツァー5~6人が登って来ました。
皆さん12本アイゼンだったが、足元がおぼつかない感じ・・
背負ってるザイル出せば、皆さん安心だろうに・・・・


少し降りると、雲間から小岳(左)の噴火口と、女(め)岳が見えました・・・
女岳の露岩の処は、地熱で雪が積もらず、水蒸気が出てます。
この谷は通称ムーミン谷と呼ばれ、高山植物が咲き乱れる谷です。
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間も無く、馬の背のコル到着です。
ここまで降りれば滑落の心配なし、後はスキーで骨折しなければ・・・
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視界が開けて来ました~ 
正面が横岳です。この裏側に〝コマクサ〟の群生地が有ります。
左の雪原に 阿弥陀池避難小屋が見えます。
このコルから小屋に向かってスキー滑走・・・阿弥陀池の上を・・・
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雲が垂れてます・・・風も強いが追い風なので楽・・・
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↑↓女岳の水蒸気が良く見えます・・・
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避難小屋が近くなりました・・・
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バリバリに海老のシッポで覆われてます・・・
お陰で隙間風が入らないので中は快適、軽く遅い昼飯タイム。
先行の2名も入って来て、聞けば盛岡からとか・・・この前八幡平に登ったと・・・
3月5日に登ったと言ったら、そう言えば大館から来た人(小生)が居た・・・と。
世の中狭い・・・その時はシューで今回はスキーだ・・・
装備・格好から長く山遣ってる雰囲気だった。
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小屋から出ると、雲が取れて男岳が良く見えます。
細い雪稜を降りて来ました・・・          男岳↓ ↓馬の背のコル
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       男岳↓↓馬の背のコル  男女(おなめ)岳↓     パノラマ画像
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これから滑る方向、岩手山に向かって・・・ヘルメット着用して・・・
八幡平の峰々↓          岩手山↓          パノラマ画像
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滑り降りて振り向くと、もう男岳は見えなく・・・雪は粉雪で快適です・・・
    横岳↓                男女岳↓    パノラマ画像
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女性一人スキーで登って来ます・・時間的に遅い気がするのだが・・パノラマ画像
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八合目避難小屋(1300m)まで滑って来ました・・・あっとの間です。
ここまては、観光道路で車で上がれます。
春の花の時期と紅葉の時期は、土日は乗り合いバスのみ。
平日は自家用で上がれるが、駐車場が50台位なので大混雑・・・
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1月中旬~4月下旬まで、下の温泉街からキャットで、小屋まで運んでくれるが、
片道3500円 往復4000円 所要時間は片道1時間 要予約。
乗らずに歩いて登っても、2~3時間 徳か損か???


キャットが踏み固めた観光道路跡を、エッジでガリガリ鳴らして滑るも良し、
ショートカットして粉雪を滑るも良し・・・           パノラマ画像
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途中 観光道路から離れて、廃止されたスキー場跡地を滑って到着です。
          男女岳↓   ↓男岳
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ここからスキー場を通る、路線バスが1時間おきに有るのだが・・・
次のバスまで30分も・・降り道なので30分も有れば着くと・・歩き出す。
スキー場の駐車場着くが2時30分でした~ バスには追い越されずに・・・


今日のルート 地図に300mのスケールが付いてます。
青線シール登行・壷足登り 赤線スキー滑走
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今日は、山頂部雲の中・・・昼から強風と、変わり易い天気だったが、
久し振りにピッケルを使った山登りが出来た事と、長距離滑走でいい気分~~


3月20日 追記
車載の昨日使った装備を整理してたら、板を見てビックリ!!
エッジの錆全て取れてピカピカに為ってました~
昨日キャットが踏み固めた観光道路跡を、
ガタガタ・ガリガリと長距離滑ったお陰です~ 
圧雪されたゲレンデを滑る程度では取れないのだが、エッジ少し丸く為ったかも。

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