2014年08月21日 秋田駒ヶ岳・男岳東面(仮)直登ルート登攀① 古い山行ですが、冊子にしてたものをスキャンしてUPします。見難いですが、お許しを・・・・ このルートは数年機会を伺ってました。何度も阿弥陀小屋に泊まり、山頂から東側に発生する巨大雪庇が落ちるのを待ちました。それに標高が低いので、取り付きに降りるにもある程度雪が締まる時期でないと無理です。2月中の【厳冬期登攀】を狙ってましたが、天気・雪庇の具合で3月になりました。
2014年10月05日 秋田駒ヶ岳・男岳東面(仮)直登ルート偵察山行 2007年2月17.18日 2007年から男岳東面登攀の可能性を探っていたが、 画像の通り東面に雪庇が張り出しており、 下から登って来てショックでの崩落や、上手く乗っ越す事が出来るかが問題。 この年は、阿弥陀小屋に一泊し、 横岳稜線や馬の背のコルから雪庇の状態を観察した。 バリバリに凍結した小屋の中は、隙間風も入らず-15℃で安定していた・・・ 毛布が多数あり、マットレス代わりに使った~ 帰りは、スキーで旧アッスルへ・・・
2014年10月05日 秋田駒ヶ岳・男岳東面(仮)直登ルート登攀② 2010年3月12日 男岳西尾根から、男岳山頂へ。 五百羅漢方向へ降り、男岳南面の岩稜沿いに下降。 この岩稜基部(仮称1リッジ)を巻き、2リッジも巻き、直登ルート基部へ。 直登ルートの取り付き点から男岳山頂を見上げる。 登攀終了点から取り付き点を見るが、凸状で下が見えない・・・・ 馬の背のコルから見た、直登ルート。 横岳稜線から見た男岳東面、左から1リッジ・2リッジ・直登ルート。 いつかは、1リッジ.2リッジを登ってみたいものだ・・・ 2リッジのナイフ通過が核心部か・・・・ 男岳山頂から、直登ルート取り付き点までのアプローチ。
2014年10月05日 秋田駒ヶ岳横断山行・男岳西尾根→旧アッスルスキー場へ 2011年4月10日 田沢湖スキー場から男岳西尾根に。 堅雪でP1手前で板を背負い、アイゼン装着。 馬の背に降りる分岐点、いつもの左尾根経由で阿弥陀池へ・・・ 岩手山が良く見える。 男女岳 通過して来た男岳・・・
2014年10月05日 秋田駒ヶ岳横断山行・男岳西尾根→旧アッスルスキー場へ 2012年3月4日 田沢湖スキー場第3リフトから、男岳西尾根を登って来ました。 P1まではシールで登り、板を背負ってドーム手前でアイゼン装着。 男岳の稜線は、雪庇に注意し田沢湖スキー場側10mほどの処を通過。 馬の背のリッジを避け、左手の尾根伝いに阿弥陀池に下降。 阿弥陀小屋で一服・・・ 小屋を後にし、沢の左を巻いて8合目非難小屋へ・・・昼飯。 夏道沿いに旧アッスルへ・・・バス便が無いので、田沢湖スキー場まで歩き、車回収。
2015年02月22日 秋田駒ヶ岳・男岳東面(仮)Ⅰルンゼ登攀 2月21日、秋田駒ヶ岳東面Ⅰルンゼ(仮)を登攀しました。 20・21日は、久々の2日連続晴れ予報、暖めていた計画の実施です。 男岳から200m下降し、顕著な2本のリッジの内のⅠリッジを登攀予定。 Ⅰリッジを選んだ訳は、 この時季雪庇に邪魔されずに男岳山頂に貫けれるから・・・ Ⅱリッジ・直登ルートは、 有る程度雪庇が落ちてからでないと、最後に進退窮まります。 (2010年の直登ルート登攀記録は、下記) http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/12049770.html http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/12233475.html 田沢湖に至る小峠を越えると・・・・ 中央に男岳(おだけ)・男女岳(おなめだけ)・女岳(めだけ)が、 ドーンと見えます。 昼過ぎに、田沢湖スキー場に到着し、シール登行しでスキー遊び。 スキー場からの男岳。 駒3リフトの終点からの男岳西尾根が、今回のアプローチルートです。 この日は、スキー場の駐車場で、車中泊。 9時のリフト運転開始に合わせて、準備しリフト券3枚購入1200円也。 男岳山頂は、ガスってたが昼からは晴れ予報、通称ドームは目視可能。 リフトを乗り継いで・・・ リフトの左手に八幡平が・・・モッコ岳がポッコリ見えます~ 駒3リフトの乗り口で、登山計画書を提出。 男岳西尾根を登り始めますが、 以外に雪が柔らかく、時に踏み貫く事も・・・ アイゼン無しで、高度を稼ぎます~ 眼下にスキー場。 P1を過ぎる頃から快晴に~ ドーム直下の様子。 右手の、水沢尾根。 振り返ると、遠くに人影が・・・ 水沢尾根が近付いて来ます、男岳山頂で合流。 振り返って、田沢湖。 日本最深のカルデラ湖 水深4百何十mだったか??? ドーム全景。水沢尾根越しに、女岳が見え始め~ 水蒸気が上がってます。 女岳の頭が見えます、地熱で雪が無く水蒸気が・・・ 男岳山頂に着きました、11時30分、ここまで2時間。 トレイルが有れば、1時間半ぐらいで登れるのですが・・・ 眼下に女岳、以前は山頂に地熱で雪が無かったが、 左裾にマグマ移動してるのかも・・・ 1970年に噴火してます。 当時 溶岩が流れた様子。 男岳山頂からの、森吉山。 八幡平、焼山山塊も見えます~ 男岳稜線と八幡平。まさに平らな山・・・ 秋田駒ヶ岳の最高峰、男女岳。 キャットで旧アッスルスキー場から上がって来た、スキー客が・・・ 岩手山も・・・・ 大休憩して、 12本アイゼン装着・ピッケルとアイスバイル用意・ヘルメット装着。 12時に東面取付点、馬場の小路(通称ムーミン谷)に、 水沢尾根伝いに降ります。 正面のコルから、左斜面を降る予定、ここで雪の状態がチェック出来ます。 柔らかいもののピッケルを刺しても、 堅い層等は無く雪崩の心配も無さそう・・・ 女岳の隣には、小岳の噴火口が・・・ここから下降です・・・ 水蒸気を揚げる女岳北斜面。 下降地点からのⅠリッジ上半部。 この岩稜の基部を左に巻くと、Ⅰリッジ取付点。 降りて来たルートを見上げると・・・ Ⅰリッジ取付きから見上げた、女岳。水蒸気が雲のように・・・ 下には、小岳噴火口が・・・ Ⅰリッジの基部に到着です~ 岩稜はボロボロで、日に当たって氷塊がバラバラ落下してます。 メットが有るから良いものの、危な過ぎます・・・・ 30分も格闘しましたが、登れたのは10mほど・・・・ 時間が無くなるので、岩稜のリッジルートを諦め、 Ⅱリッジとの間だに有るルンゼに登路変更。 当たり前の事ですが、上部に往くほど傾斜が増します・・・ 両手でピッケル・バイルのシャフトを深く刺し、アイゼンを蹴り込み・・・ 若い頃に、こんな斜面は練習では登ったものの、60度以上有るのは確実。 這い上がる度に顔面と雪面が30cmほど・・・・ 1時間半も掛かりました・・・ 足場を崩さない様に、両足揃えては休めませんし、四苦八苦の連続・・・ このルンゼを真っ直ぐに詰め・・・やっとⅠリッジとの合流点へ。 下の谷が、馬場の小路。右の岩がⅠリッジ、左がⅡリッジです。 ようやく腰を下ろして休める場所に着きました~~ 水分補給。 ここからの展望 下降の際の足跡が見えます・・・ 早池峰山が・・・ 遠くに、鳥海山も見えます。 男岳山頂に戻って、1時30分過ぎです。 アイゼンを外し・バイルをザックに取り付け、 2時までチョコを食ったり・水分補給して大休憩。 天気は良いし、大絶景堪能。 鏡のような田沢湖です。 男岳山頂の祠も雪に閉じ込められてます。 後は、西尾根を下るだけ・・・一応ピッケルを持ち慎重に降ります・・・ 駒3リフト降り場着が、1時間後の3時、ピッケル・メットを仕舞い、 スキー場の最短を狙ってドンドン下り、車着が4時15分。 今回は、状況が悪くルート変更し、緑のラインを登りました・・・・
2015年02月24日 秋田駒・東面登攀の反省 21日の登攀を、忘れない内に記しておこう。 東面取り付き迄 ①男岳西尾根は、予想に反して雪面が絞まっておらず、 踏み貫き等の体力消耗が有った。 最近まで降雪が続いてた為だが、カンジキ・ストックを使い、 時間・体力ロスを防ぎ、男岳にデポすべきだった。 ②男岳着が昼近くだったので、準備を急ぎ、昼飯を抜いてしまった・・・ 少しでも腹に入れた方が良かった。 東面でのルート変更 予定してたⅠリッジの取り付き岩稜が、 あんなにボロボロとは思わなかった。 アイゼンを立てると崩れる状態、 隣のⅡリッジも見た感じ同様と思われる。 凍結してる早い時期に登るか、アンザイレンが必要。 登攀用具の選択 ①ルンゼルートに変更したが、雪に絞まりが無く、 直登ルートの時の様にピックを刺して登れる処は少なかった。 ほとんどはシャフトを深く刺し、支点として使った。 由って持参したバナナピックのバイルよりは、 ノーマルを選択すべきだった。 50cm・57cmの長さ選択は良し。 ②アイゼンは12本爪を使ったが、日差しが当った雪は、 巨大団子化し落とすのに一苦労。 スノーガードは付けてたが気休め程度・・・対策を考えなくては・・・ 靴にピッタリ設定よりは、 縦横2mm程度の隙間が有った方が良かったのかも・・・ 秋田駒ヶ岳・東面(仮)1ルンゼ登攀記録は下記↓ http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/12748916.html
2016年03月17日 秋田駒ヶ岳 スキー登山 強風敗退 3月17日 昨夜の天気予報では、今日は県内全域晴れの予報でした。 最近 予報通りでなく、苦戦の山行ですが、今日は貰ったと・・・ 勇んで家を出ましたが、途中の森吉山は雲の中です・・・ 今日は、旧アッスル・スキー場を登り、 八合目への夏道(観光道路)から、男岳・男女岳(おなめ)を目指す。 戻りは、来たコースを滑走の予定です。 峠越えの前に、阿仁道の駅へ 地域起しでチェンソーアートが盛んです。 木彫り彫刻が沢山並んでます~ 駒ヶ岳が見える処まで来ると・・・上半分が雲の中・・・ スキー場の白いラインが微かに見えます・・・ 田沢湖高原スキー場の奥に在る、閉鎖されたアッスルスキー場跡をシール登行。 BC用に、ここ650mから8合目の1300mまでキャットが運行されてます。 予約制で3500円も取られます・・・40分で往けるとか・・登れば2時間。 着いた時に2組の山スキー客が、9時40分のキャットで出発。 ヒタスラ登るも、山は御覧の通りです・・・雲の中・・・ スキー場跡を登り終え、夏の観光道路に合流。 この辺は風も無く予報通りの暑さ、 ツナギウェアのサイドジッパー両側を、腕から腰まで解放して換気・・・ カーブ毎にミラーが付いてるので、猛吹雪でない限りは8合目までは安全。 途中ツァー用の標識が何箇所か付いてますが、古く欠番が有り当てには為りません。 雲が晴れて来ました~ ↓男女岳パノラマ画像 片倉橋を過ぎると、夏道から離れカーブをショートカットで登ります。 この方が時間・歩行距離の節約に・・・ ↓男女岳北西斜面 1300mに在る小屋が見えました~ 黒い処が戦時中に硫黄の採掘をした跡です。 秋田駒ヶ岳は、全体が活火山で10万年前頃から出来始めた山。 男岳・男女岳・女岳・小岳等の総称。女岳は今も水蒸気を上げてます。 小屋が見えた処からのパノラマ画像 2時間掛からず小屋に到着。キャットで先行した2人組が200m先を登ってた・・・ 高山植物が見頃の時期から、紅葉までの間は、定期バス・車でここまで上がれます。 道路・駐車場は無料。 小屋前から北東の景色 パノラマ ↓笹森山1414m ↓湯森山1471m 南側の景色 パノラマ ↓横岳 ↓男女岳 小屋内部 2階建てで、冬は2階の冬戸から進入。 2階には毛布も用意、男女トイレも・・・ 昔、スキーで膝ラッセル、4~5時間掛かって着いた時には、暗かった思い出有り。 泊りで翌日登頂の予定だったが、昼過ぎに出発したのが徒・・・ 翌朝は悪天で下山・・・苦い教訓でした・・・・ 小屋内で昼飯を喰い、1時間ほど休む。 雲は取れたが風が強く、流れる雲の速さを見て、戦意喪失・・・ 冬戸を縛ってる2mほどのトラロープの撚りが解けて、3本バラに為ってたので、 取り合えず三つ編みにして処理、当分は大丈夫だろう・・・ 雪面がテカッテます・・・堅いのか・・・男女岳北斜面 男女岳北斜面パノラマ 相変わらず滑りは下手・グニャグ二ャ・・・(>_<) 中々の威容 男女岳 車に戻り帰る準備をしてると、2人組みも帰って来た。 風か強く、阿弥陀小屋まで行って戻ったとの事。 帰りには秋田駒ヶ岳が良く見えた。 男女岳1637m↓ ↓男岳1623m ↓女岳1513m 水深 日本一 423mの田沢湖、辰子と云う名の龍が住むと・・・・ 噴火口に水が溜まって湖に・・・ 辰子像 謂れに興味の有る方は下記を・・・・ http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/13342114.html 今日は、4キロ シール登行して、4キロ スキー滑走。 腐れ雪だったが、面白かった\(◎o◎)/! 追記 帰ってUPしてたら、知り合いからのFBで・・・秋田駒情報が・・・ 仙台管区気象台発表 秋田駒ヶ岳で、12日から14日にかけて山頂を中心に、火山性地震が49回。 12日には、M1.8 の揺れ他18回が有ったそう。 画像は、14日に女岳から上がる水蒸気 200mの高さまで達したと云う。 登ってる時に、爆発しなくて良かった・良かった~ 女岳は、1970年に噴火してます。
2016年04月02日 秋田駒ヶ岳 男岳東面登攀 敗退 4月2日 3/31日 秋田八幡平スキー・4月/1日 南八甲田スキー登山に続き、 3日連続で 山 です。 1日は、津軽平野はいい天気だったが、東北地方の日本海・太平洋の分水嶺の、 八甲田連峰は1000m以上に終日雲が掛かり敗退。 原因は、洋上の低気圧からの東風(三陸ではヤマセ・秋田ではダシと言う) この湿気を含んだ風が山に当たり、冷却されて雲に・・・ 今日2日は、秋田県晴れ予報。 某山岳会所属の若手と、秋駒・男岳東面の雪壁を攀じろうと、前夜に急遽決定。 朝、ライブカメラで各山をチェック、鳥海・森吉などは晴れします。 秋駒のみ雲の中・・・着く頃には晴れるだろうと・・・ 小峠を越えると、田沢湖はダシ風で波立ってます・・・ 肝心の秋駒は・・・岩手県側から雲が湧いてます・・・ 8時半頃に田沢湖スキー場に到着と同時にメール着信、先に着いてたようです。 準備して9時スタート、リフト乗り場で登山届け。 リフト乗り継いで、1100mからの登り始めが9時半、 山頂部のガスは相変わらず取れません・・ 男岳西尾根(リフト尾根とも言う)で振り返ると、左に田沢湖 眼下にスキーが・・・ スキー場は、明日で営業終了とか・・・ガスが稜線を越えて流れてます・・・ 週末の晴れなのに、登山客無しで、前日?山頂往復した単独者の足跡が残ってます。 雪は以外に締まってて、ブッシュ脇で踏み抜く程度。 ゴアツナギが暑く、頭から汗ダグ・目に入ります・・・何でこんなに汗かくのか・・ P1でツナギ上を脱ぎ腕で腹縛り、カッターと肌着のみ。 P2では風も出て冷えて来たので、再び着込む。 ここでピッケルを出し、足元は壷足のままキックで・・・ 男岳の山頂鳥居が見えた処で、一瞬ガスが晴れたが・・・ 1623mの山頂着いたのが11時、休み休み1時間半で登りましたが・・・ 同行者には、物足らない速さだっただろう・・・彼はマラソンランナーだ。 鉄骨鳥居と方位盤が露出してます、厳冬期は雪の下ですが・・・(同行者撮影) 山頂で約1時間天気待ち・・・今回は山頂が目標では無く、山頂の東面登攀が目標。 過去に攀じたルートのトレースをしようと・・・↓ http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/12233475.html 2010年3月12日 http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/12748916.html 2015年2月21日 このどっちを攀じるか? 未踏の2ルンゼにするかは、取り付き点に降りて、 雪の状態を見て判断する事にしてました。 天気待ちの間にアイゼン装着して・・・12時に東面下降点まで往って見る事に。 山頂から、上記URLの下降点まで降りて見たが、下が全く見えない状態。 ここの風裏で再度天気待ちです・・・汗で濡れた髪の毛が凍る始末、 帽子とフードを冠り、フリースを着込む・・・ ここでも小1時間様子見をしたが、湧き上がるガスが晴れること無く、 1時に登攀を諦める事に・・・ この先ガスが晴れて、取り付き点まで30分・登攀1時間・下山1時間を考えても、 家に着く頃には暗くなります。 男岳山頂に戻り、アイゼンを外し、ピッケルだけ携帯。 日差しで腐った尾根をドンドン降り・・・(同行者撮影) 山頂を振り返ると・・・やはりガスガス(同行者撮影) 下は晴れてます・・・ 2時半に車着く、飯を喰って無かったので、装備を片付けながら腹ごしらえ。 3時に帰路に就きましたが・・・途中で振り返ると・・・山頂晴れ!!! 反省 昨日の南八甲田山行でもそうだったが、ダシ(ヤマセ)風が吹く日は、 分水嶺の登山は控えるべきと・・・・ 昨日も今日も、岩手側と接しない鳥海山・森吉山・田代岳などは終日良い天気。 予報の風向きが大事だと、再認識の一日でした・・・
2017年03月19日 秋田駒ヶ岳 スキーで横断 3月19日 今日は久々の晴れ予報。 この冬は遠くて足が向かなかった、秋田駒ヶ岳へ。 6時半に家を出て、2ヶ所の峠越えで120キロ・・・2ヵ所目の峠を越えると、 秋駒がドーンと見えました。下の白い筋は県営田沢湖スキー場です。 男女(おなめ)岳↓ ↓男(お)岳 ↓女(め)岳 8時半過ぎに田沢湖スキー場に到着、2時間チョイ掛かりました・・・ 駐車場はスキー客でいっぱいです、急いで準備しリフト券売り場へ・・行列です。 長いリフトを降りて、2本目乗り場で登山届け提出。 そこでハッと気付いた・・・1本目に乗る時にリフト券2枚出すの忘れてた・・・ それでも乗せて貰えました~ 2本目乗り場で3枚渡して1200円也。 二本目を降りた処で、板にシールを貼ってると、スキー客に怪訝な目で見られ・・・ ザックにスコップ・アイゼン・ピッケル装着ですから・・・ 10時にシール着けて登り始めて・・・振り返ると、田沢湖が見えます~ 日本一深い湖 4百何メールだとか・・・噴火口に水が溜まったのだとか・・・ 急斜面なので、ヒールサポートを2段階にし、ジグ切って登ります。 手前に見えるP1(小ピークを指す)までは、ジグ切ってシール登行です。 幅広板にスキーアイゼンで登った跡が有ります・・・ パノラマ画像 11時 P1で板を背負い、壷足でストックを1mに詰め、刺しながら登ります・・ 一応10本爪アイゼンを持って来たのですが、固い処は無さそうなので使わず。 P2付近に人影が2名、板背負ってる様です・・・上のピークがドームの頭。 P2まで登ると、雪面が固くなり、ストックからピッケルに切り替えです。 登山靴と違い兼用靴は、足首の動きが悪いので、安全策を取りました。 数年前に岩手の遭難対策協議会の副会長?が、 この辺から沢に落ちて死亡しましたから。 2名に追い着き、追い越しました・・・雲が流れて来ましたが・・・ 男(お)岳 到着が12時。 登り始めから2時間・・・この前までは1時間半で登れたのだが・・弱ってます。 今日の装備は、ディナPDG軽量板・アルピレット・出番無しサレワ10本爪。 一息入れてる間に、視界が悪化・・・・2名が先行して出発しました・・・ ここは東側に大きな雪庇が有り、踏み抜きで過去転落や死亡事故の多い処。 視界が悪いので、慎重に雪庇から10m以上左寄りを通過です・・・ 男岳から東に伸びる痩せ尾根を、馬の背のコルに向かって降ります、視界不良・・・ まだ雲の中・・・慎重に降ります・・・ 馬の背のコルに降りる途中に、ガイドツァー5~6人が登って来ました。 皆さん12本アイゼンだったが、足元がおぼつかない感じ・・ 背負ってるザイル出せば、皆さん安心だろうに・・・・ 少し降りると、雲間から小岳(左)の噴火口と、女(め)岳が見えました・・・ 女岳の露岩の処は、地熱で雪が積もらず、水蒸気が出てます。 この谷は通称ムーミン谷と呼ばれ、高山植物が咲き乱れる谷です。 間も無く、馬の背のコル到着です。 ここまで降りれば滑落の心配なし、後はスキーで骨折しなければ・・・ 視界が開けて来ました~ 正面が横岳です。この裏側に〝コマクサ〟の群生地が有ります。 左の雪原に 阿弥陀池避難小屋が見えます。 このコルから小屋に向かってスキー滑走・・・阿弥陀池の上を・・・ 雲が垂れてます・・・風も強いが追い風なので楽・・・ ↑↓女岳の水蒸気が良く見えます・・・ 避難小屋が近くなりました・・・ バリバリに海老のシッポで覆われてます・・・ お陰で隙間風が入らないので中は快適、軽く遅い昼飯タイム。 先行の2名も入って来て、聞けば盛岡からとか・・・この前八幡平に登ったと・・・ 3月5日に登ったと言ったら、そう言えば大館から来た人(小生)が居た・・・と。 世の中狭い・・・その時はシューで今回はスキーだ・・・ 装備・格好から長く山遣ってる雰囲気だった。 小屋から出ると、雲が取れて男岳が良く見えます。 細い雪稜を降りて来ました・・・ 男岳↓ ↓馬の背のコル 男岳↓↓馬の背のコル 男女(おなめ)岳↓ パノラマ画像 これから滑る方向、岩手山に向かって・・・ヘルメット着用して・・・ 八幡平の峰々↓ 岩手山↓ パノラマ画像 滑り降りて振り向くと、もう男岳は見えなく・・・雪は粉雪で快適です・・・ 横岳↓ 男女岳↓ パノラマ画像 女性一人スキーで登って来ます・・時間的に遅い気がするのだが・・パノラマ画像 八合目避難小屋(1300m)まで滑って来ました・・・あっとの間です。 ここまては、観光道路で車で上がれます。 春の花の時期と紅葉の時期は、土日は乗り合いバスのみ。 平日は自家用で上がれるが、駐車場が50台位なので大混雑・・・ 1月中旬~4月下旬まで、下の温泉街からキャットで、小屋まで運んでくれるが、 片道3500円 往復4000円 所要時間は片道1時間 要予約。 乗らずに歩いて登っても、2~3時間 徳か損か??? キャットが踏み固めた観光道路跡を、エッジでガリガリ鳴らして滑るも良し、 ショートカットして粉雪を滑るも良し・・・ パノラマ画像 途中 観光道路から離れて、廃止されたスキー場跡地を滑って到着です。 男女岳↓ ↓男岳 ここからスキー場を通る、路線バスが1時間おきに有るのだが・・・ 次のバスまで30分も・・降り道なので30分も有れば着くと・・歩き出す。 スキー場の駐車場着くが2時30分でした~ バスには追い越されずに・・・ 今日のルート 地図に300mのスケールが付いてます。 青線シール登行・壷足登り 赤線スキー滑走 今日は、山頂部雲の中・・・昼から強風と、変わり易い天気だったが、 久し振りにピッケルを使った山登りが出来た事と、長距離滑走でいい気分~~ 3月20日 追記 車載の昨日使った装備を整理してたら、板を見てビックリ!! エッジの錆全て取れてピカピカに為ってました~ 昨日キャットが踏み固めた観光道路跡を、 ガタガタ・ガリガリと長距離滑ったお陰です~ 圧雪されたゲレンデを滑る程度では取れないのだが、エッジ少し丸く為ったかも。