2014年08月21日 秋田駒ヶ岳・男岳東面(仮)直登ルート登攀① 古い山行ですが、冊子にしてたものをスキャンしてUPします。見難いですが、お許しを・・・・ このルートは数年機会を伺ってました。何度も阿弥陀小屋に泊まり、山頂から東側に発生する巨大雪庇が落ちるのを待ちました。それに標高が低いので、取り付きに降りるにもある程度雪が締まる時期でないと無理です。2月中の【厳冬期登攀】を狙ってましたが、天気・雪庇の具合で3月になりました。 タグ :スキー
2014年10月05日 秋田駒ヶ岳・男岳東面(仮)直登ルート偵察山行 2007年2月17.18日 2007年から男岳東面登攀の可能性を探っていたが、 画像の通り東面に雪庇が張り出しており、 下から登って来てショックでの崩落や、上手く乗っ越す事が出来るかが問題。 この年は、阿弥陀小屋に一泊し、 横岳稜線や馬の背のコルから雪庇の状態を観察した。 バリバリに凍結した小屋の中は、隙間風も入らず-15℃で安定していた・・・ 毛布が多数あり、マットレス代わりに使った~ 帰りは、スキーで旧アッスルへ・・・ タグ :登山
2014年10月05日 秋田駒ヶ岳・男岳東面(仮)直登ルート登攀② 2010年3月12日 男岳西尾根から、男岳山頂へ。 五百羅漢方向へ降り、男岳南面の岩稜沿いに下降。 この岩稜基部(仮称1リッジ)を巻き、2リッジも巻き、直登ルート基部へ。 直登ルートの取り付き点から男岳山頂を見上げる。 登攀終了点から取り付き点を見るが、凸状で下が見えない・・・・ 馬の背のコルから見た、直登ルート。 横岳稜線から見た男岳東面、左から1リッジ・2リッジ・直登ルート。 いつかは、1リッジ.2リッジを登ってみたいものだ・・・ 2リッジのナイフ通過が核心部か・・・・ 男岳山頂から、直登ルート取り付き点までのアプローチ。 タグ :登山
2014年10月05日 秋田駒ヶ岳横断山行・男岳西尾根→旧アッスルスキー場へ 2011年4月10日 田沢湖スキー場から男岳西尾根に。 堅雪でP1手前で板を背負い、アイゼン装着。 馬の背に降りる分岐点、いつもの左尾根経由で阿弥陀池へ・・・ 岩手山が良く見える。 男女岳 通過して来た男岳・・・ タグ :登山
2014年10月05日 秋田駒ヶ岳横断山行・男岳西尾根→旧アッスルスキー場へ 2012年3月4日 田沢湖スキー場第3リフトから、男岳西尾根を登って来ました。 P1まではシールで登り、板を背負ってドーム手前でアイゼン装着。 男岳の稜線は、雪庇に注意し田沢湖スキー場側10mほどの処を通過。 馬の背のリッジを避け、左手の尾根伝いに阿弥陀池に下降。 阿弥陀小屋で一服・・・ 小屋を後にし、沢の左を巻いて8合目非難小屋へ・・・昼飯。 夏道沿いに旧アッスルへ・・・バス便が無いので、田沢湖スキー場まで歩き、車回収。 タグ :登山
2015年02月22日 秋田駒ヶ岳・男岳東面(仮)Ⅰルンゼ登攀 2月21日、秋田駒ヶ岳東面Ⅰルンゼ(仮)を登攀しました。 20・21日は、久々の2日連続晴れ予報、暖めていた計画の実施です。 男岳から200m下降し、顕著な2本のリッジの内のⅠリッジを登攀予定。 Ⅰリッジを選んだ訳は、 この時季雪庇に邪魔されずに男岳山頂に貫けれるから・・・ Ⅱリッジ・直登ルートは、 有る程度雪庇が落ちてからでないと、最後に進退窮まります。 (2010年の直登ルート登攀記録は、下記) http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/12049770.html http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/12233475.html 田沢湖に至る小峠を越えると・・・・ 中央に男岳(おだけ)・男女岳(おなめだけ)・女岳(めだけ)が、 ドーンと見えます。 昼過ぎに、田沢湖スキー場に到着し、シール登行しでスキー遊び。 スキー場からの男岳。 駒3リフトの終点からの男岳西尾根が、今回のアプローチルートです。 この日は、スキー場の駐車場で、車中泊。 9時のリフト運転開始に合わせて、準備しリフト券3枚購入1200円也。 男岳山頂は、ガスってたが昼からは晴れ予報、通称ドームは目視可能。 リフトを乗り継いで・・・ リフトの左手に八幡平が・・・モッコ岳がポッコリ見えます~ 駒3リフトの乗り口で、登山計画書を提出。 男岳西尾根を登り始めますが、 以外に雪が柔らかく、時に踏み貫く事も・・・ アイゼン無しで、高度を稼ぎます~ 眼下にスキー場。 P1を過ぎる頃から快晴に~ ドーム直下の様子。 右手の、水沢尾根。 振り返ると、遠くに人影が・・・ 水沢尾根が近付いて来ます、男岳山頂で合流。 振り返って、田沢湖。 日本最深のカルデラ湖 水深4百何十mだったか??? ドーム全景。水沢尾根越しに、女岳が見え始め~ 水蒸気が上がってます。 女岳の頭が見えます、地熱で雪が無く水蒸気が・・・ 男岳山頂に着きました、11時30分、ここまで2時間。 トレイルが有れば、1時間半ぐらいで登れるのですが・・・ 眼下に女岳、以前は山頂に地熱で雪が無かったが、 左裾にマグマ移動してるのかも・・・ 1970年に噴火してます。 当時 溶岩が流れた様子。 男岳山頂からの、森吉山。 八幡平、焼山山塊も見えます~ 男岳稜線と八幡平。まさに平らな山・・・ 秋田駒ヶ岳の最高峰、男女岳。 キャットで旧アッスルスキー場から上がって来た、スキー客が・・・ 岩手山も・・・・ 大休憩して、 12本アイゼン装着・ピッケルとアイスバイル用意・ヘルメット装着。 12時に東面取付点、馬場の小路(通称ムーミン谷)に、 水沢尾根伝いに降ります。 正面のコルから、左斜面を降る予定、ここで雪の状態がチェック出来ます。 柔らかいもののピッケルを刺しても、 堅い層等は無く雪崩の心配も無さそう・・・ 女岳の隣には、小岳の噴火口が・・・ここから下降です・・・ 水蒸気を揚げる女岳北斜面。 下降地点からのⅠリッジ上半部。 この岩稜の基部を左に巻くと、Ⅰリッジ取付点。 降りて来たルートを見上げると・・・ Ⅰリッジ取付きから見上げた、女岳。水蒸気が雲のように・・・ 下には、小岳噴火口が・・・ Ⅰリッジの基部に到着です~ 岩稜はボロボロで、日に当たって氷塊がバラバラ落下してます。 メットが有るから良いものの、危な過ぎます・・・・ 30分も格闘しましたが、登れたのは10mほど・・・・ 時間が無くなるので、岩稜のリッジルートを諦め、 Ⅱリッジとの間だに有るルンゼに登路変更。 当たり前の事ですが、上部に往くほど傾斜が増します・・・ 両手でピッケル・バイルのシャフトを深く刺し、アイゼンを蹴り込み・・・ 若い頃に、こんな斜面は練習では登ったものの、60度以上有るのは確実。 這い上がる度に顔面と雪面が30cmほど・・・・ 1時間半も掛かりました・・・ 足場を崩さない様に、両足揃えては休めませんし、四苦八苦の連続・・・ このルンゼを真っ直ぐに詰め・・・やっとⅠリッジとの合流点へ。 下の谷が、馬場の小路。右の岩がⅠリッジ、左がⅡリッジです。 ようやく腰を下ろして休める場所に着きました~~ 水分補給。 ここからの展望 下降の際の足跡が見えます・・・ 早池峰山が・・・ 遠くに、鳥海山も見えます。 男岳山頂に戻って、1時30分過ぎです。 アイゼンを外し・バイルをザックに取り付け、 2時までチョコを食ったり・水分補給して大休憩。 天気は良いし、大絶景堪能。 鏡のような田沢湖です。 男岳山頂の祠も雪に閉じ込められてます。 後は、西尾根を下るだけ・・・一応ピッケルを持ち慎重に降ります・・・ 駒3リフト降り場着が、1時間後の3時、ピッケル・メットを仕舞い、 スキー場の最短を狙ってドンドン下り、車着が4時15分。 今回は、状況が悪くルート変更し、緑のラインを登りました・・・・ タグ :登山
2015年02月24日 秋田駒・東面登攀の反省 21日の登攀を、忘れない内に記しておこう。 東面取り付き迄 ①男岳西尾根は、予想に反して雪面が絞まっておらず、 踏み貫き等の体力消耗が有った。 最近まで降雪が続いてた為だが、カンジキ・ストックを使い、 時間・体力ロスを防ぎ、男岳にデポすべきだった。 ②男岳着が昼近くだったので、準備を急ぎ、昼飯を抜いてしまった・・・ 少しでも腹に入れた方が良かった。 東面でのルート変更 予定してたⅠリッジの取り付き岩稜が、 あんなにボロボロとは思わなかった。 アイゼンを立てると崩れる状態、 隣のⅡリッジも見た感じ同様と思われる。 凍結してる早い時期に登るか、アンザイレンが必要。 登攀用具の選択 ①ルンゼルートに変更したが、雪に絞まりが無く、 直登ルートの時の様にピックを刺して登れる処は少なかった。 ほとんどはシャフトを深く刺し、支点として使った。 由って持参したバナナピックのバイルよりは、 ノーマルを選択すべきだった。 50cm・57cmの長さ選択は良し。 ②アイゼンは12本爪を使ったが、日差しが当った雪は、 巨大団子化し落とすのに一苦労。 スノーガードは付けてたが気休め程度・・・対策を考えなくては・・・ 靴にピッタリ設定よりは、 縦横2mm程度の隙間が有った方が良かったのかも・・・ 秋田駒ヶ岳・東面(仮)1ルンゼ登攀記録は下記↓ http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/12748916.html タグ :登山
2016年03月17日 秋田駒ヶ岳 スキー登山 強風敗退 3月17日 昨夜の天気予報では、今日は県内全域晴れの予報でした。 最近 予報通りでなく、苦戦の山行ですが、今日は貰ったと・・・ 勇んで家を出ましたが、途中の森吉山は雲の中です・・・ 今日は、旧アッスル・スキー場を登り、 八合目への夏道(観光道路)から、男岳・男女岳(おなめ)を目指す。 戻りは、来たコースを滑走の予定です。 峠越えの前に、阿仁道の駅へ 地域起しでチェンソーアートが盛んです。 木彫り彫刻が沢山並んでます~ 駒ヶ岳が見える処まで来ると・・・上半分が雲の中・・・ スキー場の白いラインが微かに見えます・・・ 田沢湖高原スキー場の奥に在る、閉鎖されたアッスルスキー場跡をシール登行。 BC用に、ここ650mから8合目の1300mまでキャットが運行されてます。 予約制で3500円も取られます・・・40分で往けるとか・・登れば2時間。 着いた時に2組の山スキー客が、9時40分のキャットで出発。 ヒタスラ登るも、山は御覧の通りです・・・雲の中・・・ スキー場跡を登り終え、夏の観光道路に合流。 この辺は風も無く予報通りの暑さ、 ツナギウェアのサイドジッパー両側を、腕から腰まで解放して換気・・・ カーブ毎にミラーが付いてるので、猛吹雪でない限りは8合目までは安全。 途中ツァー用の標識が何箇所か付いてますが、古く欠番が有り当てには為りません。 雲が晴れて来ました~ ↓男女岳パノラマ画像 片倉橋を過ぎると、夏道から離れカーブをショートカットで登ります。 この方が時間・歩行距離の節約に・・・ ↓男女岳北西斜面 1300mに在る小屋が見えました~ 黒い処が戦時中に硫黄の採掘をした跡です。 秋田駒ヶ岳は、全体が活火山で10万年前頃から出来始めた山。 男岳・男女岳・女岳・小岳等の総称。女岳は今も水蒸気を上げてます。 小屋が見えた処からのパノラマ画像 2時間掛からず小屋に到着。キャットで先行した2人組が200m先を登ってた・・・ 高山植物が見頃の時期から、紅葉までの間は、定期バス・車でここまで上がれます。 道路・駐車場は無料。 小屋前から北東の景色 パノラマ ↓笹森山1414m ↓湯森山1471m 南側の景色 パノラマ ↓横岳 ↓男女岳 小屋内部 2階建てで、冬は2階の冬戸から進入。 2階には毛布も用意、男女トイレも・・・ 昔、スキーで膝ラッセル、4~5時間掛かって着いた時には、暗かった思い出有り。 泊りで翌日登頂の予定だったが、昼過ぎに出発したのが徒・・・ 翌朝は悪天で下山・・・苦い教訓でした・・・・ 小屋内で昼飯を喰い、1時間ほど休む。 雲は取れたが風が強く、流れる雲の速さを見て、戦意喪失・・・ 冬戸を縛ってる2mほどのトラロープの撚りが解けて、3本バラに為ってたので、 取り合えず三つ編みにして処理、当分は大丈夫だろう・・・ 雪面がテカッテます・・・堅いのか・・・男女岳北斜面 男女岳北斜面パノラマ 相変わらず滑りは下手・グニャグ二ャ・・・(>_<) 中々の威容 男女岳 車に戻り帰る準備をしてると、2人組みも帰って来た。 風か強く、阿弥陀小屋まで行って戻ったとの事。 帰りには秋田駒ヶ岳が良く見えた。 男女岳1637m↓ ↓男岳1623m ↓女岳1513m 水深 日本一 423mの田沢湖、辰子と云う名の龍が住むと・・・・ 噴火口に水が溜まって湖に・・・ 辰子像 謂れに興味の有る方は下記を・・・・ http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/13342114.html 今日は、4キロ シール登行して、4キロ スキー滑走。 腐れ雪だったが、面白かった\(◎o◎)/! 追記 帰ってUPしてたら、知り合いからのFBで・・・秋田駒情報が・・・ 仙台管区気象台発表 秋田駒ヶ岳で、12日から14日にかけて山頂を中心に、火山性地震が49回。 12日には、M1.8 の揺れ他18回が有ったそう。 画像は、14日に女岳から上がる水蒸気 200mの高さまで達したと云う。 登ってる時に、爆発しなくて良かった・良かった~ 女岳は、1970年に噴火してます。 タグ :登山
2016年04月02日 秋田駒ヶ岳 男岳東面登攀 敗退 4月2日 3/31日 秋田八幡平スキー・4月/1日 南八甲田スキー登山に続き、 3日連続で 山 です。 1日は、津軽平野はいい天気だったが、東北地方の日本海・太平洋の分水嶺の、 八甲田連峰は1000m以上に終日雲が掛かり敗退。 原因は、洋上の低気圧からの東風(三陸ではヤマセ・秋田ではダシと言う) この湿気を含んだ風が山に当たり、冷却されて雲に・・・ 今日2日は、秋田県晴れ予報。 某山岳会所属の若手と、秋駒・男岳東面の雪壁を攀じろうと、前夜に急遽決定。 朝、ライブカメラで各山をチェック、鳥海・森吉などは晴れします。 秋駒のみ雲の中・・・着く頃には晴れるだろうと・・・ 小峠を越えると、田沢湖はダシ風で波立ってます・・・ 肝心の秋駒は・・・岩手県側から雲が湧いてます・・・ 8時半頃に田沢湖スキー場に到着と同時にメール着信、先に着いてたようです。 準備して9時スタート、リフト乗り場で登山届け。 リフト乗り継いで、1100mからの登り始めが9時半、 山頂部のガスは相変わらず取れません・・ 男岳西尾根(リフト尾根とも言う)で振り返ると、左に田沢湖 眼下にスキーが・・・ スキー場は、明日で営業終了とか・・・ガスが稜線を越えて流れてます・・・ 週末の晴れなのに、登山客無しで、前日?山頂往復した単独者の足跡が残ってます。 雪は以外に締まってて、ブッシュ脇で踏み抜く程度。 ゴアツナギが暑く、頭から汗ダグ・目に入ります・・・何でこんなに汗かくのか・・ P1でツナギ上を脱ぎ腕で腹縛り、カッターと肌着のみ。 P2では風も出て冷えて来たので、再び着込む。 ここでピッケルを出し、足元は壷足のままキックで・・・ 男岳の山頂鳥居が見えた処で、一瞬ガスが晴れたが・・・ 1623mの山頂着いたのが11時、休み休み1時間半で登りましたが・・・ 同行者には、物足らない速さだっただろう・・・彼はマラソンランナーだ。 鉄骨鳥居と方位盤が露出してます、厳冬期は雪の下ですが・・・(同行者撮影) 山頂で約1時間天気待ち・・・今回は山頂が目標では無く、山頂の東面登攀が目標。 過去に攀じたルートのトレースをしようと・・・↓ http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/12233475.html 2010年3月12日 http://blogs.yahoo.co.jp/discus11199/12748916.html 2015年2月21日 このどっちを攀じるか? 未踏の2ルンゼにするかは、取り付き点に降りて、 雪の状態を見て判断する事にしてました。 天気待ちの間にアイゼン装着して・・・12時に東面下降点まで往って見る事に。 山頂から、上記URLの下降点まで降りて見たが、下が全く見えない状態。 ここの風裏で再度天気待ちです・・・汗で濡れた髪の毛が凍る始末、 帽子とフードを冠り、フリースを着込む・・・ ここでも小1時間様子見をしたが、湧き上がるガスが晴れること無く、 1時に登攀を諦める事に・・・ この先ガスが晴れて、取り付き点まで30分・登攀1時間・下山1時間を考えても、 家に着く頃には暗くなります。 男岳山頂に戻り、アイゼンを外し、ピッケルだけ携帯。 日差しで腐った尾根をドンドン降り・・・(同行者撮影) 山頂を振り返ると・・・やはりガスガス(同行者撮影) 下は晴れてます・・・ 2時半に車着く、飯を喰って無かったので、装備を片付けながら腹ごしらえ。 3時に帰路に就きましたが・・・途中で振り返ると・・・山頂晴れ!!! 反省 昨日の南八甲田山行でもそうだったが、ダシ(ヤマセ)風が吹く日は、 分水嶺の登山は控えるべきと・・・・ 昨日も今日も、岩手側と接しない鳥海山・森吉山・田代岳などは終日良い天気。 予報の風向きが大事だと、再認識の一日でした・・・ タグ :登山
2017年03月19日 秋田駒ヶ岳 スキーで横断 3月19日 今日は久々の晴れ予報。 この冬は遠くて足が向かなかった、秋田駒ヶ岳へ。 6時半に家を出て、2ヶ所の峠越えで120キロ・・・2ヵ所目の峠を越えると、 秋駒がドーンと見えました。下の白い筋は県営田沢湖スキー場です。 男女(おなめ)岳↓ ↓男(お)岳 ↓女(め)岳 8時半過ぎに田沢湖スキー場に到着、2時間チョイ掛かりました・・・ 駐車場はスキー客でいっぱいです、急いで準備しリフト券売り場へ・・行列です。 長いリフトを降りて、2本目乗り場で登山届け提出。 そこでハッと気付いた・・・1本目に乗る時にリフト券2枚出すの忘れてた・・・ それでも乗せて貰えました~ 2本目乗り場で3枚渡して1200円也。 二本目を降りた処で、板にシールを貼ってると、スキー客に怪訝な目で見られ・・・ ザックにスコップ・アイゼン・ピッケル装着ですから・・・ 10時にシール着けて登り始めて・・・振り返ると、田沢湖が見えます~ 日本一深い湖 4百何メールだとか・・・噴火口に水が溜まったのだとか・・・ 急斜面なので、ヒールサポートを2段階にし、ジグ切って登ります。 手前に見えるP1(小ピークを指す)までは、ジグ切ってシール登行です。 幅広板にスキーアイゼンで登った跡が有ります・・・ パノラマ画像 11時 P1で板を背負い、壷足でストックを1mに詰め、刺しながら登ります・・ 一応10本爪アイゼンを持って来たのですが、固い処は無さそうなので使わず。 P2付近に人影が2名、板背負ってる様です・・・上のピークがドームの頭。 P2まで登ると、雪面が固くなり、ストックからピッケルに切り替えです。 登山靴と違い兼用靴は、足首の動きが悪いので、安全策を取りました。 数年前に岩手の遭難対策協議会の副会長?が、 この辺から沢に落ちて死亡しましたから。 2名に追い着き、追い越しました・・・雲が流れて来ましたが・・・ 男(お)岳 到着が12時。 登り始めから2時間・・・この前までは1時間半で登れたのだが・・弱ってます。 今日の装備は、ディナPDG軽量板・アルピレット・出番無しサレワ10本爪。 一息入れてる間に、視界が悪化・・・・2名が先行して出発しました・・・ ここは東側に大きな雪庇が有り、踏み抜きで過去転落や死亡事故の多い処。 視界が悪いので、慎重に雪庇から10m以上左寄りを通過です・・・ 男岳から東に伸びる痩せ尾根を、馬の背のコルに向かって降ります、視界不良・・・ まだ雲の中・・・慎重に降ります・・・ 馬の背のコルに降りる途中に、ガイドツァー5~6人が登って来ました。 皆さん12本アイゼンだったが、足元がおぼつかない感じ・・ 背負ってるザイル出せば、皆さん安心だろうに・・・・ 少し降りると、雲間から小岳(左)の噴火口と、女(め)岳が見えました・・・ 女岳の露岩の処は、地熱で雪が積もらず、水蒸気が出てます。 この谷は通称ムーミン谷と呼ばれ、高山植物が咲き乱れる谷です。 間も無く、馬の背のコル到着です。 ここまで降りれば滑落の心配なし、後はスキーで骨折しなければ・・・ 視界が開けて来ました~ 正面が横岳です。この裏側に〝コマクサ〟の群生地が有ります。 左の雪原に 阿弥陀池避難小屋が見えます。 このコルから小屋に向かってスキー滑走・・・阿弥陀池の上を・・・ 雲が垂れてます・・・風も強いが追い風なので楽・・・ ↑↓女岳の水蒸気が良く見えます・・・ 避難小屋が近くなりました・・・ バリバリに海老のシッポで覆われてます・・・ お陰で隙間風が入らないので中は快適、軽く遅い昼飯タイム。 先行の2名も入って来て、聞けば盛岡からとか・・・この前八幡平に登ったと・・・ 3月5日に登ったと言ったら、そう言えば大館から来た人(小生)が居た・・・と。 世の中狭い・・・その時はシューで今回はスキーだ・・・ 装備・格好から長く山遣ってる雰囲気だった。 小屋から出ると、雲が取れて男岳が良く見えます。 細い雪稜を降りて来ました・・・ 男岳↓ ↓馬の背のコル 男岳↓↓馬の背のコル 男女(おなめ)岳↓ パノラマ画像 これから滑る方向、岩手山に向かって・・・ヘルメット着用して・・・ 八幡平の峰々↓ 岩手山↓ パノラマ画像 滑り降りて振り向くと、もう男岳は見えなく・・・雪は粉雪で快適です・・・ 横岳↓ 男女岳↓ パノラマ画像 女性一人スキーで登って来ます・・時間的に遅い気がするのだが・・パノラマ画像 八合目避難小屋(1300m)まで滑って来ました・・・あっとの間です。 ここまては、観光道路で車で上がれます。 春の花の時期と紅葉の時期は、土日は乗り合いバスのみ。 平日は自家用で上がれるが、駐車場が50台位なので大混雑・・・ 1月中旬~4月下旬まで、下の温泉街からキャットで、小屋まで運んでくれるが、 片道3500円 往復4000円 所要時間は片道1時間 要予約。 乗らずに歩いて登っても、2~3時間 徳か損か??? キャットが踏み固めた観光道路跡を、エッジでガリガリ鳴らして滑るも良し、 ショートカットして粉雪を滑るも良し・・・ パノラマ画像 途中 観光道路から離れて、廃止されたスキー場跡地を滑って到着です。 男女岳↓ ↓男岳 ここからスキー場を通る、路線バスが1時間おきに有るのだが・・・ 次のバスまで30分も・・降り道なので30分も有れば着くと・・歩き出す。 スキー場の駐車場着くが2時30分でした~ バスには追い越されずに・・・ 今日のルート 地図に300mのスケールが付いてます。 青線シール登行・壷足登り 赤線スキー滑走 今日は、山頂部雲の中・・・昼から強風と、変わり易い天気だったが、 久し振りにピッケルを使った山登りが出来た事と、長距離滑走でいい気分~~ 3月20日 追記 車載の昨日使った装備を整理してたら、板を見てビックリ!! エッジの錆全て取れてピカピカに為ってました~ 昨日キャットが踏み固めた観光道路跡を、 ガタガタ・ガリガリと長距離滑ったお陰です~ 圧雪されたゲレンデを滑る程度では取れないのだが、エッジ少し丸く為ったかも。 タグ :登山