海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

カテゴリ: ◆◆山道具あれこれ◆◆

山に関して、なんか変だなぁ~~と思ってる事を。
まー、独断と偏見ですから、気にしないで下さい・・・
 
雨の日の、スパッツ。又の名をゲーターの使い方!
 
スパッツの始まりは、
山靴の足首から小石や砂が入るのを防ぐ為の物。
ショートが主流でした。
富士山の降りを体験した方は、良くご存知と思いますが、
無いと砂礫が痛いほど入ります。
 
時代が変わって、今ではロングスパッツが主流です。
無雪期はパンツ裾の泥汚れ防止の為、
積雪期はアイゼンの引っ掛け防止と雪進入防止の為です。
 
雨の日、合羽の上に装着してる人がほとんどですよねぇ~
ゴァだし防水だから・・なんて。
余程、合羽の裾が長くない限りは、
一日歩くと膝から入った雨が山靴の中が浸水します。
 
雨の日は、合羽の下にスパッツを着けるべきです。
山靴がイカレテない限り、靴下が汚れませんよー。
 
 
 
 
 

山に関して、なんか変だなぁ~~と思ってる事を。
まー、独断と偏見ですから、気にしないで下さい・・・
 
ザックのホルダーに逆さに装着して、
潅木帯で引っ掛かったりしてませんか~
ザック本体より長いピッケルを付けてる時、
頭が潜ったと思ったらピッケルが引っ掛かります。
40L位のザックなら確実ですよね。
ザックを背負ってから、
ピッケルをショルダーベルトと背中の間に斜めに差し込みます。
ブレードが外側を向くように、
ピックも片方のベルトに掛り落ちませんし、
どんな藪でも引っ掛かる事は有りません。
但し、ザックを降ろして休む時、
ピッケルを抜いてからザックを下ろす事。
そうしないとピッケルを落とします。
出発時は差し忘れ忘れなきように・・・
 
また、雪面でピッケルが必要な時は、頭の後ろに手を回し、
即取り出せるのでザックを降ろす手間が省けます。
 
「剣豪・小次郎スタイル」と呼んでるのは、小生だけですが・・・
でも、昔は皆こうしてました。
 
 
 

独断と偏見ですから、気にしないで・・・
 
山スキーの際、
雪面が氷化してて、シールが効かない時のこと・・・・
 
よく目にするのが、
アイゼンをセットして登って人がいる、勇ましい~
春先の腐れ雪でさえも・・・
腐れ雪でアイゼン装着は問題外としても、
氷化しててアイゼンとは ?
間違いなく、アイゼンのおかげで登って往けるのだが、
突風等で、バランスを崩して転倒した時にどーなるのか・・・・
ストックでは滑落を止めれませんよねぇ~~何人も見ています・・・
斜度が緩む処まで、ガーーと落ちて行きます。
立ち木や岩が無くて幸いです・・・
 
是非、
板を背負い、なんちゃつて兼用靴にアイゼンを装着して登って下さい。
手には、ストックでなく、ピッケルです。
(ストックは滑落時には、何の役にも立ちません)
板を背負って、ピッケルでの滑落停止は、難易度高いです。
滑落停止の練習を充分にしておくべきです。
練習では出来ても、実際は一瞬の出来事ですから・・・
 
 
 
 
 
 
 
 

手持ちのピッケル紹介
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①アンデンマッテン(スイス) 950g 77cm
 
 このピッケルは、今は無き四谷の【山友社 たかはし】が、
 見本として取り寄せた中の一本。
 ピックからブレードまで32cmの大振りで、
 小柄な日本人には向かないと輸入しなかったらしい、
 なので日本に有るのはこれ一本限り。
 店の飾りにしてたものを、拝み倒して入手。
 山嶽部時代何度か使ったが、矢張り扱い辛かった。
 特徴
 木部は、希少なヒッコリー使用。
 鋭いピックと極端に湾曲したブレード・菱型のスピッツェ。
 ピック裏に、地元のミシャベル連峰の彫り物。
 堅雪への刺さりとカッティングは抜群です。
 
②森谷(秋田) 950g 73cm 製造番号は N4458
 
 高3の時に森谷製作所に依頼し造って貰ったもの。
 炭素鋼(S)とニッケル・クローム鋼(N)が有り、
 粘りの有るN鋼での製作依頼。
 穴無しが6000円・穴有りが7000円、
 当時月1000円の小遣いだったので穴無し選択。
 山嶽部時代はこれ中心に使用、シャフト交換時に10cm詰めて貰う。
  初ヒマラヤ登山で、ポカルデ峰(5806m)・イムジャツエ峰(6189m)登頂時に帯同。
 
③ウイリッシュ(スイス) 700g 45cm
 
 2代目ローマン・ウイリッシュ作の名品。
 鋼材は軟らかい、ピックをリスに刺し体重を掛けると撓る。
 85cmだったのを、森谷で45cmに詰めて貰う。
 当時、新規に短いものを買う余裕が無かった・・・
 
④アイガー・スーパー(東京HOPE)  950g 75cm
 
 今は無きホープ社晩期の製品。
 木製シャフトのアイガーの後に、
 ピック角度をより鋭角に、ブレードカップを大きく、
 ハーネス・シュピッツェを一体に。
 鋼材は、ニッケル・クローム・モリブデンを使用。(当時としては、最高の鋼材)
 シャフトも、高力アルミ合金管1.2mmにアルマイト処理し、
 更にエポキシ系FRP加工。
 日本の精鋭がアルプス3大北壁を目指した頃のもの。
 
⑤シモン・カマロ(フランス) 800g 62cm
 
 3代目ロジャー・シモン作 
 手作りの鍛造での製作を止め量産が出来る鋳造に。
 これは、ピッケルだった物を鍛冶屋に頼みブレードをカットし、
 鋼を溶接してアイスバイルに改造したもの。
 1500円で・・バイルを買う金が無かっただけ。
 昔のアイスハーケンは、スクリュウ式でないので、
 これで充分叩けた・・・
 
イメージ 2
 
⑥アルピレッド ルネ・ドメゾン モデル(フランス) 700g 60cm
 
 名クライマーのルネ・ドメゾンがプロデュースした逸品。
 シャフトは、超ジュラルミン製で、超音速機コンコルドの骨材を使用。
 シュピッッエとハーネスの段差が無く、
 刺さり最高、振ったバランスも良い。
 
⑦マウンテン・テクノロジー(スコットランド) 750g 75cm
 
 山好きなロールスルイス社の技術者が造ったもの。
 当時、ロールスルイスのピッケルと話題になった・・・
 ピックにイギリスと打たず、敢えてスコットランドと表記したのは、気骨か・・・
  バランスが良く、扱い易い。
 
⑧カンプ・アイスバイル(イタリア) 780g 55cm
 
 カンプ社とインターアルプ社が合併した頃の作で、両社の刻印がある。
 
⑨⑩エイリアン(イギリス) 共に750g 50cm
  
  DMM社製のアックスとバイル。
  ピックはノーマルではなく、
  氷に刺さった時に安定するバナナピックを採用。
  シュピッツェも刺すことよりも、雪面で安定させる方式。
  このスタイルのアックスは後に、ベントシャフトへと進化する。
 
⑪カンプ・ALPAX 570g 57cm
 
 急斜面にピックを刺して登る時に、
 シャフトが曲がってる処を握ると雪面に着かず具合が良い。
 12本アイゼンとの併用で、カッティングの要素が無い為、
 ブレードは最少限。
 ベントシャフトの為、滑落停止には向かない・・・
 バランス良く、非常に使い易いアックス。
 2回目のヒマラヤで、メラ峰(6654m)登頂時に帯同、しかし長大なメラ氷河を登るには、
 マウンテンテクノロジーのピッケルが良かったかも・・・
 
ピッケルの選び方
目的の山の斜度に合うものを選択する。
 
長さについて
急斜面が多い山ほど、シャフトが短いものを・・・長いと登行時に刺し難い。
緩斜面が多い山は、
長いもの(立ち位置でシュピッッエの先が地面から10~15cmの長さ)が、扱い易い。
 
重さについて
最近軽量のものを進める店があるらしい・・・全国ネットだが知識不足・・・
軽いものは、
氷化した雪面での足場カッティングの際、弾かれて使い物に為らない・・・
かえって疲れる・・・
700~800gの確りしたものを選ぶべき。
 
バランスについて
シャフトを握り、体の前で肘を軸に左右に振って診る。
1時間でも振ってられるなぁ~ と思えるものが貴方にベストマッチ。
但し、重さは先に述べた通りのもの・・・
 
★使用については、滑落停止が確実に出来ること。
 滑落停止技術が無くて滑落した場合、ピッケルバンド着用してるとピッケルが暴れ、
 ピックが腹に刺さり死亡例多し。
 ヨーロッパ式にバンドを使用しない方が、ある意味安全かも・・・
 
 

アイゼンの紹介
 
手持ちのアイゼンは、全て自作固定バンド2点締め式のものです。
スノーガードは自作、
爪先部はポリプロピレン樹脂(100均のまな板1ミリ厚使用)、
踵部は塩ビ樹脂(ホームセンターで水中ポンプ用排水ホース切り売り使用)。
アイゼンとの固定は、電工用結束バンド使用(100均)
暖気時、アイゼンに団子が着くが、ピッケルで叩くのも面倒・・・・
専用ガードは高価・・・で、考えた方式です。
 
使っての感想は、団子着かずgoodです(^_^)v
蹴り込んでも、壊れません~~ 是非、真似して下さい~
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①エバニュー 氷壁8本爪(切り抜き鍛造)
 
 当時国産で、ホープ・トップ・門田等が一般的でしたが、全て爪が三角錘
 でした・・・
 爪の刺さりが悪そうです・・・・
 初めての富士山氷雪訓練合宿の前に、【四谷たかはし】で発見~
 爪が四角錘です~これなら体重が掛かれば、グサリ!!!!
  南壁も有りましたが、迷わず北壁購入。
 山嶽部時代は全ての合宿でこれを使用。
 あれから約50年今でも、使ってます。
 
②サレワ(西ドイツ) 10本爪(プレス)
③サレワ      12本爪
 
 鋼板プレスなので軽い~ 浮き錆びは紙ヤスリで研磨後、ペンキ仕上げ。
 流石、ドイツ職人仕事 ③12本爪と共に健在です。
 
④カシン(イタリア) 12本爪氷壁用(プレス)
 
 リカルド・カシンに憧れて購入したもの、
 氷壁用で前4本の爪が気持ち長い。
 サレワより重いが確りした造り。ヒマラヤ3山登頂時はこれを使用。
 
アイゼンのメンテについて
 
爪先が消耗したら、手ヤスリで内側だけ研ぎます。
外側を研ぐと引っ掛けの原因に為ります。
電動サンダーはアイゼンが加熱し、金属軟化の元となり消耗を早めます。
良く働いてくれたなぁ~との思いで、時間を掛けて研いで下さい~~
 
アイゼンの着用時について
 
キックステップでは、登れない堅さの場合に使用する。
なので、靴底の型が残る様な雪面では使わない。
キックステップの技術習得が先である。
ズボンの裾に引っ掛け転倒する例を目にするが、
基本のガニ股歩きが出来て無いから・・・・スパッツ併用は基本。
 
ストックにアイゼンという方も見掛けるが、
アイゼンが必要なシーンで転倒滑落したら、ストックは何の役にも立たない・・・
アイゼンが雪面を噛み、回転滑落が始まります・・・・
なので、ピッケルとの併用が原則です。(滑落停止が出来ることが前提)
逆のピッケル有りのアイゼン無しは、
雪渓歩行訓練が出来ていればOKです。
 
アイゼンもピッケルも命に係わるものですから、使用時は慎重に・・・・
 

 ぺツルの登高器とシモンの下降器。
 
昔は、こんな便利な物は無かった・・・
プルージックで登り、肩絡みで降りたもの・・・
登高器は右利きなので、左手用を購入。
各メーカーから発売されてるが、機能は同じなので安いものを選択して良いだろう~
自分の利き手と逆を購入するように・・・・
 
それと、ハーネスに繋がるビナは、必ず安全環付きを・・・
このセットは、2mほどの6mmにフィックス支点通過時、
登高器付け替えの際の転落防止ビナもセットしている。
 
ロック・ハンマーは、東京トップ製 約50年もの 亜麻仁油の滲み具合! 
今では、岩は遣らないので単なる思い出の品・・・・
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わかん・スコップ
 
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立山わかん
 
各地の豪雪地帯に昔からのモデルが色々有るが、
富山の立山モデルが一番丈夫と思う。
軸も太いし爪も丈夫・・・麻縄は伸びたら締め直せばよい。これは2代目です。
わかん は、脱げるので・・・と言う方も居るが、着け方が上手くないと思う・・・
紐一本で一日ラッセルしても脱げない結び方がある、
希望者が有ればいづれ紹介します~ 
 
スノーシューなる物があるが、似てて非である。
山を登り降りするには・・・・重いし・・
アルミパイプ製の わかん も売られてるが、駄目。
理由は、先(足先)が反ってるから・・・普通に使うには支障が無いが・・・
森林限界近くの、最中雪や堅雪がミックスしてる処で使う際は、
アイゼンを装着後に爪を逆に上向きに装着。これだと潜らず滑らす登れる。
堅雪の処に出たら、わかんを外すだけでいい。
アルミの反ったものは、足抜けは良いがこの使用法が出来ないのだ・・・・・

カンジキ(わかん)の付け方・歩き方 は下記↓


改造スコップ 700g
 
市販の山用・スキー用スコップは、カーボンやナンチャッテアルミ製・・・・
カーボンは番外としても、アルミのシャフトが軟弱・・・堅雪は掘れない・・・
 
これは、ホームセンターに安価で売ってるアルミスコップ(30cm×25cm)を、
街の鉄工所で焼き切って貰った(500円)、少しは軽量化。
周囲のテープは指の保護、冷えた指はすぐに切れる・・・・
シャフトの軸も切断し削り出し、必要な時には挿して使える。
山スキー時にザックにも収まりが良い、
使わないにこした事はないのだが・・ビバークの際の雪洞堀りに。
 
 
 

履いている山靴
 
一応黒が夏靴で茶が冬靴、どちらも冬用に使えるのだが、
黒が靴下厚手+薄手・茶が厚手2足でサイズ設定。靴底も5mmほど差がある。
出し縫いの重登山靴です。
黒は30年物でビブラムを2回張替え、最初は茶皮だったがこんな色になった・・・・
そろそろ限界(防水)と思い、ゴローにオーダー3ヵ月後に完成、
両靴は山スキーにも使用。
重登山靴なので、両靴の重さは1足2.8Kg有ります。
これまで、山靴を3足履き潰しましたが、
最初のキャラバンシューズ以外は重登山靴です。
マメ・靴擦れは、足型が余程変でない限り、足入れと紐の締め方で大方防げる。
 
重登山靴の長所
ガレ場で頭大の石が落ちても痛くない、足首が安定するので捻挫がない、岩を蹴ってもOK、
重い荷でも安定して歩ける、靴底が剥げる心配なし、残雪期キックステップで大概登れる。
 
重登山靴の短所
重いこと、手入れが必要、冬山で凍結?皮が硬くなる(寝袋の足先に入れて寝る)
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テント
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ヘリティジのゴアテックス・エスパース・ソロ 1.6kg(写真の状態で)
製造番号が記されて有り高価だが、信頼出来るテント。
 
夏冬兼用のゴアシングルテント 夏バージョン
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冬バージョン(出入り口を吹流しに交換・吹雪の進入を防ぐ) 
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夏場はゴアのシングルで十分雨は防げるが、冬場は防寒用に内張りor外張りが欲しい処。
しかし、重量が嵩むし設営手間も掛かるので、これに決定。
このテントは、エベレスト・サウスコル(8000m)でも設営実績が有り、十分な耐風力有り。

山スキー
山スキーに対しての拘り。
基本的に、積雪期の山に登る為の道具と思ってます。
 
わかん を使う時も有るが、ほとんど山スキー使用。
わかんに比べて、埋まらない(体力消耗しない)・行動が早い(登り・下り)が、利点です。
例 12.1.2月の降雪期に八甲田や八幡平でトレースが無い場合、
  わかんだと腰までのラッセルです。山スキーなら、膝まで程度です。
なので、山スキーでシールが効く処まで登り、
往復登山ならスキーをデポし、アイゼン登行。
帰りに、板回収してシールを外し滑走です。
横断登山なら、そこから板を背負い登行、
滑れる処でアイゼンから板に変えて滑走。
縦走登山で、登り・下りの繰り返しが有る場合はシール装着のままで行動、
この先下りのみの地点でシールを外し滑走。
(シールを外したり・着けたりは面倒)
こんな山スキーの使い方をしています。

手持ちの山スキーを紹介します。
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①ブルーモリス ランドニー・ライト 150cm 1050g (105-70-95mm) 
 
 ウロコ板(ウロコ部72cm 50%) 金具は、ジルブレッタ500(ドイ ツ製・最後のモデル)
 金具込み重量 1810g。 板が短いので樹林帯の登りも降りも楽~~
 新雪では、短いため他の板と比む・・・・
 
②ハート(銘柄不明) 165cm 1250g(80-65-70mm)

    改造ウロコ板 (ウロコ部120cm 70%) 金具は、ジルブレッタ404。
    金具込み重量 2300g 、 アルペン板に後日ウロコを彫ったもの。
 シート傷大で
アクリル噴き付け塗装、7割ウロコで効きは抜群~~                                               
                  
③ハガーン ツアーカーブ・ライト 165cm 1250g  (110-70-100mm) 
                                                 
    オーストリア製、金具は、ジルブレッタ404 金具込み重量 2300g
 カービング板で、とても曲がり易い板~~                 
                   
④トラブ スペースピューマ 175cm 1250g   (85-70-80mm) 
                                                     
 イタリア製 金具は、ジルブレッタ404 金具込み重量 2300g
 板が長く、深雪で廻すのが大変。荒れた雪面では板が長い分楽。
                  
⑤M S F コロナ・グラス 165cm 900g  (85-70-80mm) 

 西ドイツ製  金具は、ジルブレッタ125-A 金具込み重量2220g
 40数年前に購入したもの、 当時の最先端・・・                
    板・金具・アザラシシール・ストックで給与1ヶ月分。                                               
 トップの反りが大きく、シュカブラや吹溜りも越えれた。今の板は刺さる・・                            
                 
⑥東京(トンキン)竹 ストック 130cm リング径16cm
     
 中国産の東京(トンキン)竹のストックです。
 40数年前、竹で一番丈夫と言わたもの。
 リングは大きく新雪・深雪でも埋もれること無し。
 当時、金属のストックも有ったが、遭難時、暖を取るのに竹は火が付き易いと言う事で選択。それに金属ポールで大口径のリングは無し。このストックは、今でも12.1.2月は使っています。
                  
⑦BD ストック            
                  
 長さ調節可 3月からの締り雪で使用。 リングはBDの能書きで深雪用と言ってるが、
 12.1.2月の八甲田・八幡平ではリング径がもっと大きくないと刺さる・・・
                  
トップの反り比較 時代と共に反りが少なく為ってる・・・
イメージ 2
  
     ジルブレッタ 404↓       ジルブレッタ 500↓
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404 500共に踵部で横・縦開放。 クライムサポートは404一段 500二段
 
ジルブレッタ 125-A(Aはプレート付き) 当時125も有りプレート無し。
登りは、踵開放 滑走は踵の固定可。単純で頑丈な造り、流石ドイツ職人仕事。
転倒すると、ワイヤーがカバーの中のコイルバネを伸ばし、フックが外れ開放される仕組み。
 
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東京(トンキン)竹 リング 径16cm 
酷使して弱ってるが、補強しながら使っている。   愛着の有る逸品 
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ザックストラップ改良
 
山スキーを、ザックに付けて登る場合が有りますが、
エッジでストラップやザック生地に傷が付きます、
長時間背負うと揺れて特に・・・
タオル巻きの方も見かけるが・・・・
そこで、これです。
イメージ 1
      ↑自作    ↓自作            既製品↓     ↑自作
イメージ 2
 
赤いミレィにセットした既製品は、
マジックマウンテン製2個で1600円ですが今は廃番に。
便利と思うが、需要が無いのか? あるのが知らないのか?
具合が良いので追加と思ったが、既に廃番でした・・・
 
アイゼンの雪団子防止に使った、排水ホースの余りが有ったので、転用しました。
スキー幅+αに切り、ストラップ幅に両サイドに切り込みを入れます、
ストラップがホースの裏を通る様にセット。
この状態では、ストラップにスキーが触れ傷付きますから、カバーを接着します。
これでスキーをセットし締めれはOK。以後ストラップは無傷です。
是非、お試しあれ!!!!
 
それと、赤ザックに下げている赤細引きの使い道は・・・・・
雪崩れ紐 です。初耳ですか????
昔は、雪崩れの心配が有りそうな処の通過には、
これを(特に雪崩れ紐と言うものは無し)垂れ流して登ったり滑ったりしてまた。
10m~15mも有れば充分、
雪崩れに遭遇しても埋まってる場所(既に死んでる)が判ります・・・
 
もうひとつの使い道は・・・
シールが剥がれてどーしようもない時、シールそのものがない時、
春の腐れ雪でシールが水を吸い重くなった時、に応急でスキーにセットします。
これで、ガンガン登れるし、降りでもブレーキに為り滑りません。
万金払ってシール買う必要がないかも~~
 
セット方法は、下記↓

山スキー用シール
  ナイロン↓     モヘア↓        アザラシ↓
イメージ 1
 
 ナイロン製    水切れが良く丈夫で一般的シール、春の腐れ雪に強い。
 
モヘア(山羊)製   ナイロンに比べ気持ち毛が長い、腐れ雪だと、
                            水を吸い毛が寝てしまう。
 
アザラシ製    毛が長いので効きは抜群、
                          ナイロン・モヘアでは登れない斜度もOK。
         毛が長いので腐れ雪だと毛が寝る、春先には向かない。      
 
取り付け方    固定と張り流しが有るが、好みで良い。
                          両方使ってるが違和感は無し。
         滑走面の全面に張らず、
                         エッジは現した方が堅雪トラバースに良い。
          
お助けグッズについて
 
不時露営用ツエルト 張り綱込み250g
                           パラシュート生地使用の最軽量。
                            ニク・ワックスで撥水処理済み。
                            スキー時の昼飯は、立てたスキーの間に張り風を防ぐ。
                            換気口が広いので、
                            ここから頭を出し合羽代わりにも使える・・・
イメージ 2
 
 標識旗   110cm 120本
 
昔は、赤布を縫って作ったものだが、
今は加水分解するプラスティックテープが有り便利。
半年も太陽に晒されると劣化し土に戻る、自然に優しいテープ。
竹は里山で収穫、半年寝かせて乾燥。
雪面に30~40cmは挿すので、この長さが必要、浅いと風で飛ばされる。
80~70cm出てる事に為るが 、降雪時の山では帰りに頭だけのことも有り。
必ず歩数を決めて挿して行く(30歩毎・50歩毎とか)、
大きく曲がる箇所には三本で【く・L】のように表示をする。
こうしておくと、吹雪かれても安全に帰れる。
経験上、八幡平の樹林帯を抜けてから山頂までの大平原で120本有れば安全。
 
GPSは過去使ったが、極寒で新品電池アウトとなり、ルート切れを体験。
以来使う気がせず・・・・地図・磁石・旗の昔の方式が安全。
 
6mm×50mフィックスザイル
 
単独では使い道が無いが、
冬の早池峰・河原坊コース山頂からの最初の斜下降、
鳥海・七五三掛・七高→新山、など連れ用。
ダイレクトにショックが掛からなければ、6mmでも確保は出来る。
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10mm20mザイル

お助け紐程度の使い方用。
イメージ 4


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