海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

カテゴリ: ◆◆山道具あれこれ◆◆

シール代わりに!!細紐で対応
 
シールを忘れた時、
糊が弱り貼り付かなく為った時、貼り流しシールが剥がれた時、
濡れて重く為って嫌な時、応急で使えます。

細引き紐を用意、5m以上10m未満を2本(太いほど良く効く)
ワッカを作りトップに嵌めます。
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片手で直線部を押さえ、一周させて画像の様に絡めます、
この繰り返しでテールまで・・・

 
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センターの金具付近の体重が掛かる部分は、ピッチを狭くした方が効きます。

 
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テールまで来たら、折り返し結びます。

 
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表は、こんな感じに・・・・
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紐は太いほど・ピッチを細かく切るほど、下手なシールより良く効きますし、
ガンガン登れます。
滑走面に縦に紐が入ってるので、斜登行でも板が谷側にズレルことは有りません。
下りは、シールで登れる程度の傾斜なら、
雪を噛み板履いたままで歩いて降りれます。
心配な方は、ダブルでセットすると因り強固に・・・でも重くなるか~~~


または応急法として、
ビニールテープを巻いて、板とシールを固定する方法も有ります。
ストックの柄に、予備テープを巻いてる方も見掛けるが、ザックに忍ばせても良し、
使い掛けのテープをストラップに通して置くも良し。


ダウン虫干し
 
天気が良いので、半日虫干しを・・・フカフカに~~ 
ストレスを掛けない保管が大事。
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ダウン寝袋   モンベルNO1 冬季登山靴を足先に収納するので、
                        ロングタイプ を選択。
          
ダウン上    マーモット フード付き
 
ダウン下    モンベル ペンディスカ
 
象足      マジックマウンテン
 
☆ トラブ板をエッジ研磨のメンテに出す、
      競技板専門なので上手くやってくれるだろう~
  期限は、八幡平ぶな森スキー場オープン前まで・・・・
 

タイタン7.5-8購入
 
オークションで、旧モデルのスカルパ・タイタンが出品されていた。
サイズは7.5-8で、添付画像を見る限り、ほとんど痛んでない感じ・・・
これからシーズンなので、もっと入札が有ると思ったが3000円で落札。
送料800円で、〆て3800円也。
外皮にキズも無く、バックルも完璧、インナーの汚れも無し、
ソールの磨耗も無し・・・お買い得だ~
 
山スキーが上手く滑れそう~~ 
11月中旬の八幡平・ぶな森オープンが待ち遠しい・・・・
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TRAB山板をメンテに出してたが、
そろそろ八幡平ぶな森に、降雪が有ってもいい寒さに為った・・・
旧知の彼に、暇な時でいいからと言って頼んでおいたもの。
競技スキー板専門なので、凡板は後回しでいいと・・・
滑走面もしたら・・と言われたが、どうせブッシュで傷付くのは時間の問題。
エッジ87度にして、2500円也で商談成立です。
 
引き取りに行ったら本人不在で、3000円+税!!!
んんんんーーーと思ったが、女の子に文句いってもなぁ~と帰宅。
包装解いて見て・・えっ!!滑走面も~~
エッジは爪が立つほどの研磨、素手で持つには危ない・・・感謝・感謝である。
 
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片足1.12Kg・26cmの軽量兼用靴、2010年モデルを格安で。
 
ディナフィットの最新軽量モデルは、
片足500gで30万 高嶺の花過ぎます・・・
人気のスカルパ最新F1でも9.5万・・・・重さはF1と同等です。
 
足首の稼動範囲が驚くほど。
イタリー設定のバックル位置では、駄馬の脛に入るはずも無く、
3mm六角レンチで1段広い穴に移設。(4段階に調節可が嬉しい)
 
TLT仕様だがAT金具にも装着可能、早速ジルブレッタに・・・
404・500共に問題なくセット出来た~
 
残るは、片足790gのディナフィット山岳レース用の、
PDG板が欲しいものだ・・・
最軽量のディナ・710g板は、
硬くて素人は乗りこなせないらしい・・・
どちらも旧モデルだが、40%引きで、
共に2本限定品が有るのだが・・・
 
追記 12月26日
 
今日の午後から、近隣のファミリーゲレンデで試乗 。
ウロコ板に履いて登行・下降を繰り返したが、軽くていい具合。
登行の際も足首に違和感が無く、下降もグラ付き感なく滑れる。
次回は、八甲田か森吉で本格使用をしたいもの。
 
追記 12月27日
 
八甲田・酸ヶ湯から、地獄湯ノ沢経由で仙人岱避難小屋へ。
上部は悪天で大岳は断念したが、靴の軽量化で登行は楽であった。
下降は深雪で苦戦したが、バックルの絞まりも良い。 

ディナフィット 世界最軽量山スキー板 最新2モデル
 
ディナレース と PDG です。
 
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 ディナフィットの山スキー板と、
TLT金具・専用靴を初めて見たのは、
2005年ですが、山岳スキーレース用との事でした。
当時、余りの軽さに驚いたものです・・・・
板は、680gでした!!!
 
あれから10年、改良が進みTLT金具は75gまでに~
靴は、700gにまで進化しました~
 
でも、TLT金具はスプリング部分の凍結や、
滑走モード切替の際は一度靴を外すと言う、
問題が残ってますが・・・
TLT靴も、爪先穴と踵穴の雪詰まりが・・・
 
価格もうなぎ登りにです・・・円安が原因でしょうか??
板のディナは、
昨年モデルが10万→今年モデルが12万 仕様は同等。
  PDGは、7万→       9万  仕様は同等。
 
色違いだけでしょうねぇ~
長さの161cm・センター幅65mmは、
レース規定に160cm・60mm以上と言う、
制約が有るからです。
 
昨年モデルが40%オフで売ってますが・・・・
デモ用に使った板の中古品を探してます。
代理店の話では、
デモ用はモデルが替わると格安で処分するとか・・・
早く頼んでおけば良かったのに・・・・・ 
 
PDGが有れば、更に片足500gの軽量化が~
ガルモント・マスターライトとセットで使えれば!!!!

ストック改造
 
新雪・深雪用ストック の取っ手追加。
前から使い勝手が悪く考えてたが・・・
板を履いて膝までのラッセルをしてると、
ストックを肩以上に上げないと駄目・・・
距離が長いと肩に負担が・・・
 
BDの可変式のストックはその点便利だが、
あの程度の深雪用リングでは八甲田辺りでは、
底無しに刺さってゆくのだ・・・
 
このトンキン竹のストックは、L130cm・リング径16cmで、
深雪でも安定。
一段下に取っ手を細工して見たが、丁度腰の位置にきて具合が良さそう~
これなら、膝程度のラッセルをしても、肩に負担が掛からないだろう。
 
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スノーシューは使った事が無く、山麓散策程度の物との認識ですので・・・
カンジキの使い方です。
 
積雪・膝下程度の場合
普通に歩いて行けます。
ラッセルは、仲間と距離を決めて交代する方が疲れません。
先行者は、横にそれて最後尾に着きます。
二番手以降は、先行者の踏み後より気持ち(10cm)前に踏み込みます。
同じ跡を踏むより安定します。
 
積雪・膝上の場合
雪を引きずって歩く事になり、負荷が掛かるので、
陸上ハードル越えのイメージで、足を外回しで進めると楽です。
慣れない動作ですが、やって見ると意外と疲れません。
 
積雪・腰以上の場合
ハードル越えの歩き方は出来ません。
単独の場合は、ザックを置き空身になり、膝で雪面を押し下げてから踏み出す。
有る程度進んだら、ザックを取りに戻ります。これの繰り返しで進みます。
ザックを背負って難儀してるよりは、疲れが少ないです。

複数での場合
この進み方は、体力消耗が激しいので早めの交代が必要です。
トップは空身でラッセル後脇に逸れ、隊が通過してからザックを取りに戻り、
最後尾に着きます。この繰り返しで進みます。
バランスを取る為に、両手で肩幅にストック・ピッケルを握り支えにします。
この時、手首の短い手袋は駄目で、肘丈のオーバーミトンが有効です。
登りの場合は、先行者の跡より気持ち前に足を置く事で、ステップ崩壊を防げます。

斜面のトラバース
基本はアイゼン・壷足での歩き方と同じです。
山側の足は進行方向 、谷側の足は斜度により90度~45度の範囲で接地。
この方がバランスも取り易いし、足場の崩れも少ないです。
スノーシューは、長さが邪魔になり、こんな歩き方は出来ません。

上手く説明出来ませんが、場数踏むことにより上手く為ります。
 
歩き方は、ガニ股が鉄則、でないとカンジキを踏み、転倒しますから・・・
 
カンジキは外れるから・・・と言う方もいますが、結び方次第です。
要望が有れば、一日歩いても外れない結び方紹介します。
 
カンジキの結び方は⇒
カンジキの手入れは⇒

寄る年波か・・・年々山スキーで足回りの重さを感じてました。
板・金具・靴・シール等々・・・
冬山(積雪期)登山の場合、
スキー板のまま登れる山は別ですが、途中で板をデポし、
アイゼン装着して登る時は、登山靴でないと無理が有ります。
なので、登山靴に使える金具を選んでました。
ジルブレッタ404番か500番ですが、
404は片足1.050g・500は800gです。
500は軽くて良いのですが軽量化の為か、
404に在った登歩行の際に、
板を持ち上げるスプリング機能が付いてません。
斜登で切り替えしの時に、ダラーンと板を曳き回す感じ。

スキー装着のまま登れる山の場合、
金具・靴が軽いに越した事は有りません。
今季、旧ガルモント・マスターライト・兼用靴を購入、
片足1.120gです。
この兼用靴は、ジルブレッタ404・500にも装着出来るし、
TLT金具にも使用可。
今迄の登山靴は、1.400gでしたから軽量化が図れました。
今季の森吉・八甲田・田代等は、この兼用靴が活躍してます。

次に、TLT金具が欲しく為りました・・・
TLT金具が使える靴が有るのですから、当然かも・・・
ディナフィット・TLTスピード・ターン 349gが理想の金具ですが、
しかし、高価過ぎます・・・38.000円(税別)。
ディナ製のTLT金具は、
市場の90%シェアだそうで信頼度は高いのだろうが、
価格が・・・最大でも15%引き程度・・・

中古を探してたら、スピード・ターンではないが、
同じディナ製の ラディカルST が格安でした・・・
板+金具+シールのセットが23.000円、送料1.450円。
ラディカルST 550gの今季モデルは、56.000円もします・・・・
金具を手持ちの板に付け替えようと思ったが、
そうするとジルブレッタが余ります・・・
重さを計って見ると、板+金具で1.750gで、
手持ちの板と変わりません。
ガルモント兼用靴を合わせて見ると、
目一杯ヒールを前に調整してもヒールピンが擦れ擦れの位置、
あと1cm・・・

ショップの知り合いに相談、ヒール部を前に付け替えて貰いました。
彼は、アルペン競技板のメンテを手掛けてるが、
ディナフィットは初めてとの事・・・
ヒールピンと靴との隙間も、規定通り4ミリにセットして貰い、
縦・横の開放値も5.5に・・・1.080円の出費・・これで安心です~

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歩行モード 
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登行モード①
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登行モード②
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滑走モード ヒールピンと靴との隙間も4ミリに設定、
      これが狭いと設定値通りに開放しないとか・・・
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・・・・・・・・・・
金具の開放値ですが・・・・各メーカーでバラバラと思ってましたが・・・
彼曰く、全メーカーが世界統一基準だそうで、
靴サイズと体重から割り出す表を見せられました。
転倒して、金具が開放せずに骨折などの時、
開放値設定を守って使用してた場合は、
裁判を起されるとショップが休業補償・治療費の責を負うそうです。
外れるのが嫌で、開放値以上で使用してた時は、自己責任とか・・・
厳密なショップは、
開放値設定時に両者署名捺印して証拠を残しておくそうです。
全国で毎年、裁判事例が有るそうですが、
自分で強めの設定にしてると敗訴とか・・・
皆さん、知ってましたか?
・・・・・・・・・・

今日から何日かは、晴れ間が望めない週間予報ですが・・・
晴れたら、これ履いて試し乗りです~~






カンジキ(ワカン)の外れない付け方を紹介。

歩いてると緩んで外れて嫌だ、と言う方は参考にして下さい。
固定バンド式の物も有りますが、半世紀の間 一本紐で締めてます。
外れた記憶は有りませんので、簡単最強の絞め方と思ってます。
手順を紹介します・・・2m~2.5mの紐が有ればOK。

1本締めに拘るのは、山行中に長い紐が有れば・・・の場面に活躍します。
小屋での衣類干し・テント張綱補強等々に転用出来ます。


紐を半分に折り、カンジキの下にセット。
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紐に靴先を通します。
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紐を踵の処で捻ります(緩み防止)、なるべく下がいいです。
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捻ったら、前で交差させます。
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交差した端を、紐に潜らせます、外掛・内掛はお好きに。
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紐に掛けたら絞め上げて、前で結んで完成。
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余りが有ったら二重結びに。これで一日歩いても外れません。
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土踏まずにカンジキがセットされてる事、靴底踵の段差を利用します。



カンジキを逆に付ける仕方も有ります。
これは、バリバリの最中雪で、時に踏み貫いたり・カンジキの爪が刺さらない時に、
アイゼンを装着してからカンジキを履く付け方です。
氷化した雪面に為ったら、カンジキを外します。
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今 主流のアルミパイプ製のカンジキで、先が反ってる物は、
上の様に逆さには装着出来ません・・・
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スノーシューでは、こんな使い方は出来ませんし、
トラバースや急斜面の登り降りも、土踏まずを軸に自由に出来ます。

カンジキは、雪離れを良くする為に、定期的に亜麻仁油を塗りましよう。
色々な地方のカンジキが有りますが、富山の立山・あしくら製が太軸・丈夫でお勧め。
カンジキの長径は、靴の長さ+前後に余裕の有る方が、抜かりが少なく効果的です。

カンジキでの歩き方は、↓ を参考に。

カンジキの手入れ ↓


◆注意点◆
甲の柔らかい夏用靴の場合は、絞めによる血行障害の恐れが有ります。


◆カンジキとスノーシューの利点・欠点

雪面に対して   スノーシューは、接雪面が大きく、沈みが少ない。
         下りの時、踵がプレート上に在り、不安定感が有る。
急斜面の登下降  カンジキが勝る。
急斜面の横断   カンジキが勝る。
重さ       カンジキが軽い。
価格       カンジキが安い。

里山遊び程度なら、スノーシューがお勧め。
本格的な登山を目指すなら、カンジキです。 

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