海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

カテゴリ: ◆◆山彦のヒマラヤ・極地・他雑談◆◆

6月19日
地方紙を購読してないので、このBigNew-sに接する機会が無かった・・・最近知る。
4月28日に、パラグライダーで、日本初の本州横断飛行に成功した人が居るのだ。
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秋田県男鹿市に有る、寒風山パラグライダースクール校長の小野寺氏(72歳)だ。
氏は、子供の頃にトンビが羽ばたかずに空を舞う姿を見て、
「あんな風に空を飛びたい」と思ったとか・・・進学した大学にグライダー部が有り、
即入部し夢中で空を飛び・・・小型飛行機の免許を取り航空写真等の仕事に就いたと。

ハンググライダーが日本に入る前に、写真でそれを見て、自作して飛んでいたが、
組み立てに時間が掛かるのと、運搬に重いのが欠点だったと言う。
その後、バラグライダーが開発され、ワールドカップにも出場し、世界を転戦したと言う。
競技引退後にスクールを開校し、今は日本パラグライダー協会の会長職も務めている。

4月28日の10時過ぎに、上昇気流の存在を示す雲が有るのを見て、
スクールのある寒風山(354m)から飛び立つ。旋回しながら1000mまで上昇。
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当初の目的地は、90km先の青森県大鰐町。高度2000mで県境通過、目的地が眼下に・・・
このまま降りるのは勿体無いと・・・90°向きを変えて、いつかは挑戦したいと思ってた、
太平洋を目指す事にしたと言う・・・
雲の状況・地形を見て、次の上昇気流の発生を予測しながら飛行、
平均1500mの高度を維持し、奥羽山脈を越えて岩手県に入る・・・

二戸市上空から太平洋が見え、日本列島を横断して太平洋まで来たと、感激したと言う。
寒風山を飛び立ってから6時間後に、久慈市の河川敷に無事着陸。
直線距離で164km・飛行距離(地図の黒線)約190km・時速31kmの空中散歩。

6月4日に、
太平洋8500kmを69日掛けて、ヨットで無寄港・単独で横断に成功した、
堀江謙一さんが83歳。この小野寺さんが72歳。高齢者Power 全開です。

小野寺さん、おめでとう~ 凄過ぎますよ~ 

6月3日
3月26日に、サンフランシスコを出港し、約8500kmを単独・無寄港・無動力で航海。
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68日と3時間で、室戸岬沖を帆走中です。
紀伊水道のコールラインまで、残り93kmです。
現在、時速3.9knot(1knot≒1.8km)だそうで、風が落ちなければ今日中に“横断達成”です。

6月3日  17時更新
風が落ちで苦戦してたが、5~6mの向い風が吹き始めた様です。
ダウンロード
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ゴールまで、残り51km。今の船足は、時速4.2knot(7.6km)。
http://weather-gpv.info/を見る限り、徐々に風が吹くようなので、
今日中にはゴール出来そうです。

6月4日 追記
4日午前2;55前に、ゴールラインを通過しました。
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3月26日にサンフランシスコを出港、約8500kmを帆走して、69日目の快挙です。
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“おめでとう”堀江さん!!!

5月31日
単独・無寄港・無動力での
太平洋横断も、残り367kmだ。
風に恵まれれば、6月3.4日頃には達成出来る。
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今日は、冷たい雨の1日、ニワカ百姓業も休日だ・・・
堀江さんの“冒険”の軌跡を辿って見る。

サンフランシスコを出港以来、ハワイ沖通過時も順調に帆走してたが、
小笠原諸島の、父島・母島に近づいた5月20日頃から、帆走航跡が安定しない・・・

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5月19日から、今日までの航跡を、作図して見ると・・・乱れてます。
ダウンロード パノラマ写真
太平洋上の低気圧の影響と思うが・・・上図を拡大して見る。

5月20日から21日に掛けて、大きく南に迂回してる。悪天候を避けての迂回か?
【舟印】は、1時間毎の【位置と進路】を示している。風が有れば、間隔は広がる。
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5月23日の動きが変・・・23日に入って一回り、逆方向の東に進み、13:45進路を戻す。
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拡大して見ると、風が有るのに一回りしてる・・・なぜ? 低気圧の通過待ちか?
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5月28日。夜中から北進してる・・・8:17から南進。寝てる時に風が変わって、北進した?
元の位置近くまで戻り、北西に進路を取る。
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5月30日。真夜中に進路変更・・・
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今日で65日目の単独航海、狭い艇内・波の揺れ・・・83歳、疲れ果ててる事と思う・・・
堀江さんのヨットは、全長6.5m・幅2m・動力無し・居住区1坪・トイレ・キッチン付きだ。
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これで、2ヶ月の航海だ・・・寝るだけのスペース、歩き回れる広さも無し。
辛坊の太平洋往復と違い、補助エンジン無しの風任せ。これが本来の冒険だ・・・

愈々、北上を始めた。今日は、時速5km位で帆走してる。
紀伊水道に入れば、仲間の船が出迎えてくれるだろう~
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6月1日 追記
帰港間近に為って、目的地が変更に為る???  紀伊水道の入り口に、ゴールラインが・・・
ダウンロード
現在地他の情報を発信してるWebSiteの一文には、
航海にあたって
今回の「サントリーマーメイドⅢ号」による航海は、
ザ・サンフランシスコヨットクラブ(マリーナ地区 サンフランシスコ)を出航し、
新⻄宮ヨットハーバー(兵庫県⻄宮市⻄宮浜)まで約2か⽉半(予定)かけて航海するものです。
今回の航海が成功したあかつきには、世界最⾼齢となる83歳での単独無寄港太平洋横断達成となります。と書かれている。

また、今回の冒険を発表した昨年11月の記者会見でも、
サンフランシスコ⇒
新西宮ヨットハーバーを目指す。と、発表。

今更感が有るが・・・
水道内に入れば、船舶の往来が多く、
動力を持たない帆走は無理との判断か?
最初から判ってた話だ。なら、最初からその様に、発表したら良かったのに・・・
紀伊水道からは、曳航されて、
新西宮ヨットハーバーに入港・・・あァァ~だ!!!
因みに、この区間は、冒険家では無いヨットマンが、普通に帆走してます。

5月29日
サンフランシスコを出発してから、63日目。
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目的地の西宮ヨットハーバー迄、残り469kmの位置を、
時速3.7knot(1knot≒1.8km)で帆走中です。

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まだ、四国や紀伊半島は見えないだろうが、太平洋のド真ん中と違い、
沿岸を行き交う船舶の影が見えてるかも・・・頑張れ! 堀江さん!!!

5月26日
堀江謙一さん(83歳)の、単独・無寄港・無動力での太平洋横断も終盤です。
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目的地の西宮ヨットハーパーまで、58日帆走して残り811km。
今の船足は、4.4knot(1knot/≒1.8km/h)だそうで、この先もいい風が吹けば、
5日程度で達成出来そうです。

※6月から、5年目のヨット講習が始まる。
 少しでも操船が上手く為りたいものだ。

5月19日
サンフランシスコを出港して53日目。現在2knot/h(1knot≒1.8km/h)で帆走中です。
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計画の83.9%を走破し、目的地の西宮ヨットハーバーまで、残り1411kmと為った。
ハワイ沖を通過してた頃は、300km/1日位進める良い風に恵まれたが、
ここ10日位は100km/1日進めれば良い方だ・・・4knot/h程度の風が欲しい処だろう・・・
ダウンロード
この後は、台風接近の様なコース取りをして、北上するのだろうか? 興味の有る処だ。
何はともあれ、残り1400km 無事な航海を祈る。

5月9日
5月1日に
と書いたが・・・
その後1週間で、今日現在の位置は、日本迄残り2509kmまで帆走した。

ダウンロード
シスコ出港から43日目。現在の船足は、4.3knotだそうだ。(1knotは、時速約1800m)
この調子で進めれば、後10日位で日本の島影が見れるかも・・
暴風雨に遭わずに、無事の帰還を!!!

5月1日
冒険家の堀江謙一さんが、4月29日に日付変更線を越え、順調に日本に向かってます。
35日間で既に行程の55.1%を帆走して、西宮ヨットハーバーまで、残り3931km。
ダウンロード
約3ヶ月の予定ですが、この調子で進めたなら、2ヶ月と少々で達成出来そうです。
兎に角、無事の航海を・・・

関連記事



4月19日
3月26日に、サンフランシスコから出発した堀江謙一氏が、ハワイ沖を通過して、
西宮ヨットハーバーに向かって帆走中。間もなく、日付変更線を通過です。
出発時の様子は⇒
今の現在地は、北緯22°01′ 西経164°37′。
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上図に因れば、23日と16時間航海して、行程の31%・西宮まで残り6.046kmの航海。
幸い暴風に遭遇せず、快適な船旅の様子。図中のゲージで、日々の船速が判ります。
日々の航海の様子は⇒https://www.furuno.com/special/jp/horie-challenge/で見られます。
 
何事も無く、無事の帰還を願ってます。

3月27日
してる事は紹介したが、
昨日26日にサンフランシスコから、西宮ヨットハーバーに向けて発ったと言う。

堀江さんの現在位置は、1時間毎に下記で見られるとの事。

https://www.furuno.com/special/jp/horie-challenge/

堀江さんの世界初単独無寄港で太平洋横断の報を聞いたのは、中学生だった・・・
凄い人が居ると思ったが、その後の無寄港での世界一周等、ヨット界のレジェンド。
無事の帰国を願う・・・
帰国する6月には、小生が70の手習いで始めた、一人乗りヨット4年目の講習が始まる。
7mの風速に耐えられる様に、頑張らなくては・・・
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 の続き

 1月23日 久々の更新です。
【単独徒歩による南極遠征(54日間780km)を終え南米チリに無事帰還】
日本人(アジア人としても)で初めて南極を跋渉した白瀬南極探検隊の足跡を延ばしての南極点到達はなりませんでしたが、109年振りに白瀬隊の最南到達地点である大和雪原(1912年到達)に人間が初めて立ち、ルートのうち人類未踏の雪原を約200km踏破しました。遠征中は白瀬隊の集合写真が懐中にあり100年以上経っても人の意志は受け継がれていく事を行動で証明しました。
多くの悪条件に阻まれた。
コロナの影響や南極行き飛行機の遅延で日数が減り、大規模なクレバス帯を避ける為の迂回で距離が100kmも延び、柔らかい雪にソリは埋まり、天候不良にも悩まされた。今シーズンの南極は天気が全体的に悪かった。4000m級の南極横断山脈越えの途中でタイムリミットによる撤退を決めたが、先立って山脈を越えたが撤退した遠征隊によると、山脈を上がると今年は時速100kmの爆風が吹いていたそうで、越えても地獄だっただろう。
(しかし神様もオレに試練を与えるのが好きですね)
条件が揃えば達成できる自信はあった。多くの”たられば”を言うのは簡単だが言い訳はしない。コロナ禍でも悪条件でも”やる”と決めたのは自分自身であり、厄害・天候などの悪条件さえも自分の責任だと感じなければ。リスクは承知でこの道を歩いてる。それが夢に生きるって事なのだから。
最南到達地点は、南緯85度26分 西経165度50分。
実現に足掛け18年と1億円、そして人生の全てを賭けてきた。誰にも会わず独りで約60日間、毎日12時間100kg以上のソリを引き続けた。
圧倒的に厳しい条件のなか心折れずにやりきれたのは、応援してくれる皆様のお陰です。”あなた”の気持ちはあなたが思うより南極の自分の元に届いていました。南極点までその気持ちをお連れできず申し訳ない。
昔から自分で分かってる。自分が凡人だってこと。だから覚悟と努力を人より躊躇しない事で補ってきた。日本出国前に達成誓約書に血判までした。だが、達成に至らなかったのは覚悟がまだ足りなかったからだ。満ちる時は全てが満ちるはずだ。
だから考えてる、もっと覚悟を決める方法を。
改めて、あなたの応援とご支援に心から感謝申し上げます。
(帰国後に隔離となります。少し落ち着きましたらまた活動を再開しますが取り急ぎの報告まで)

>先立って山脈を越えたが撤退した遠征隊によると、山脈を上がると今年は時速100kmの爆風が吹いていたそうで、越えても地獄だっただろう。
同時期に同地に他の隊が居た様です。時速100Kの爆風? 風速28mの風です。
>条件が揃えば達成できる自信はあった。
敗退者の多くが言う言葉だ・・どんな条件か? 
晴れてば・風が無ければ・雪が締ってれば・荷が軽ければ・体調が良ければ・・・
揃わなかった時の対処は? 


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1月25日
今朝、無事羽田に到着した様です。コロナ騒動で10間の自宅待機したとか・・・
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1月26日
何と! アムンゼンが辿った、極点へのルートが、
既に[旅行]として商品化されてました。

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今回単独で極点に到達できれば、世界初だったかも知れぬが、ツァーが有ったとは絶句。
このツァーの説明には、雪が深い明記されている。
何が 橇が雪に埋まり難儀しただ!

https://cruiselife.co.jp/cruise/detail_1945.html
これを見て、一瞬“白夜”の様な、白け感が満載です・・・
極地探検の時代は100年前に終わり、“極地冒険の時代”も既に終わり、
今やガイドが引率する
“南極旅行”が、主流の時代に入った様です。
エベレストが800万・南極点が1000万、宇宙が100億。金と暇とその気が有れば・・・

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秋田魁新報 
会員向け記事
 

昨年11月から人類未踏の「白瀬ルート」での単独徒歩による南極点到達を目指し、途中で断念した冒険家の阿部雅龍さん(39)=秋田市生まれ、潟上市育ち、東京都住=が28日、今年末に再挑戦する意向を明らかにした。日本人初南極探検家・白瀬矗(のぶ)中尉(1861~1946年)をしのぶ集いに合わせて開かれたオンラインイベントで述べた。
驚いてます、資金の段取りは? 
まさか、上記のツァーに加わり、後半を繋いで、極点到達すると言うのか・・・
予定のルートを、一回で達成してこそ価値が有る、継ぎ足しでは半値八掛けだ。

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2月10日
今日 マスコミ向けに、オンライン報告会を実施。
長いがhttps://youtu.be/Hy17RmKCYjUを、聞いて見て下さい。
この中で、今年11月25日頃から、残りの行程に、再チャレンジすると発表。

上記1月26日に紹介した、ツァー会社の企画日程と相似してます。
今年のツァー客と一緒に飛び、彼らと前後して橇を曳き、俺は単独だと言っても一人芝居。

また、実現の為に、8月に
グリーンランド横断500kmの公募隊(商業冒険)に、参加する予定も表明。南極と似たコースだと言う。プロ冒険家が、冒険プロ集団が公募するツァーに参加する? 自力で訓練するのがプロでは?

故栗城が晩年、プロ登山家の指導を受けた例に、酷似している不思議。
大蔵喜福が栗城を“表現者”と言ったが、これでは単なる
“冒険Performer”に過ぎない・・・

グリーンランド横断ツァーの行動記録が、公開されるか不明だが、
11月末からの、極点再挑戦を注目しよう・・・


【6月1日 追記】
8月からの、グリーンランド横断500kmの公募隊に参加決定した様です。

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2021年度【植村直己冒険賞】受賞
植村直己冒険賞は、故植村の出身地てある、兵庫県豊岡市が主催する賞。
         世界的な冒険家である故植村直己氏の精神を継承し、
         周到に用意された計画に基づき、
         不撓不屈の精神によって未知の世界を切り拓くとともに、
         人々に夢と希望そして勇気を与えてくれた創造的な行動(業績)
         について表彰することを目的とする賞。

選考委員は、
関野吉晴(武蔵野美大・名誉教授)・椎名誠(作家・冒険家)
      西木正明(作家)・山極壽一(総合地球環境学研究所長)・関貫久仁郎(豊岡市長)
受賞冒険名は、
白瀬ルートによる南極点単独徒歩到達に挑戦
賞の内容は、メダルおよび副賞100万円
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過去24人が受賞。南極域では、大場満郎(1999年・世界初の両極単独歩行横断達成
荻田泰永(2017年・無補給単独で極点到達)に次ぐ受賞。阿部君 おめでとう!

しかし・・・些か、疑問が有る。
受賞冒険名は、白瀬ルートによる南極点単独徒歩到達に挑戦が理由たが、
白瀬が極点を目指したルート上を偵察した結果、クレバス帯が多く、無理と判断。
アムンゼンが辿ったルートに合流する様に平行移動した。
その時点で、白瀬ルートとは、関係無いのでは? 細かいが、こんな疑問を抱いている。

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の続き

第48報で、>やれる限りやってきましたが南極点に到達するのは極めて困難です。と言ったが、この先の14日間で何処まで進めるか? (冒険期間が60日として)

ここで、一つの疑問が湧く・・・それは、冒険期間(日数)の設定。
ALE社(南極冒険者のサポート会社)と、どんな契約をしたのか?
スタート地点に“降ろして”、何日後かに極点で“回収”、これが主な事柄なはず。
当初計画より日程が遅れるとしても、毎日交信してる関係、迎えの飛行日を変更したら?
経費増には為らないはず・・・(多少極点行きよりは、飛行距離が長いとしても)
期間が伸びて、喰い物他が少なく可能性は有るが、本人が喰う量を調整して凌げば済む。
BCから本土への飛行日だとしても、次便とかに変更出来ないのか・・・

残り、極点まで548km。限られた日数で、何処まで近付けるか?
これから登るクイーンモード山脈は、110年前にアムンゼンが探し当てたルート。
アムンゼンは、山脈中の氷河に進路を求めて、3日掛けて56kmの氷河を登り切ったと言う。
氷河を抜けた地点は、南緯85.36°・標高3200m。アクセル・ハイバーグ氷河と命名。

彼は、橇を犬に曳かせて3日で抜けたが、人が100kg超えの橇を曳いて1日何km進めるか?
クレバス帯を迂回しながらの登りだ・・・



行動記録【第51報⇒第60報

黒字は、事務局に送った内容。赤字は、小生が強調した部分。青字は、小生の思い。**********************************************************************

2022年1月4日7:06(日本時間)/第51報

1/3 47日目 距離23km 高度126m
山脈へと近付き明らかな緩い登り下りを繰り返し、取り付きへ。ここまで723km。実に長く辛かった。艱難辛苦は前回の南極と比にならない程。ただ、また問題が。昨日ベースキャンプとの交信で山脈越えの事を話したが、オレのいる場所が遠隔の為、ベースキャンプの撤収の日程まで間に合うかどうか、という問題。山脈を越えないと飛行機が着陸可能な場所がない。オーナー達が相談して最終決断をするらしい。南極では飛べないときは1週間も待つ事も。「山脈越えだけはしたい」と電話で頼み込むが特殊な地である為、オレが決断できる訳ではない。上ずりそうな声を抑え冷静に話す。ピックアップの可能性もある。ここの取り付きなら着陸可能だからだ。最終決断は次の交信の時に下されるだろう。行けるのか、それとも。

前述の、疑問の一部が解消。
>ベースキャンプの撤収の日程まで間に合うかどうか、という問題。
ALE社(南極冒険者のサポート会社)の南極に在るBCは、ハイシーズンのみの営業らしい。
施設は兎も角、要員も飛行機も本土へ撤収するのか・・・
送迎用飛行機チャーター代が、6000万円と言うのも強気だ。

>山脈を越えないと飛行機が着陸可能な場所がない。
>ここの取り付きなら着陸可能だからだ。
飛行機が降りれる場所は、この2箇所より無いのだ・・・予想した通りだ・・・
明日の交信結果は如何に・・・
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南緯85°のライン(
空色)は越えた。これから、ア
クセル・ハイバーグ氷河に入る寸前。
何とか為らないものか・・・
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2022年1月5日10:15(日本時間)/第52報

1/4 48日目 距離20km 高度356m
眼前に広がる山脈。英語で言うMassiveがまさにピッタリ。明らかに標高が高くなるのを筋肉の疲労から感じる。山脈越えに挑戦できる。ただし要所でのタイムリミットがある。達せなかった場合は取り付きまで降りてくるのが条件。クレバスがあるので視界良好でないと行動不能。運にも左右される。飛行機を飛ばす会社の皆さまのご理解に感謝。シーズン終了間際で予期しにくい場所での行動は彼らにとってもリスクなのだから。挑戦できると聞いて、ガッツポーズ。背筋が凍り血が沸く。それがやりがいかも。冒険家ってのは因果な家業だ。

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>山脈越えに挑戦できる。ただし要所でのタイムリミットがある。達せなかった場合は取り付きまで降りてくるのが条件。
厳しい条件だが、昨日の位置から、20km進んで標高差で230mも稼いてる。
確か、
クセル・ハイバーグ氷河の入り口が、標高5百何十mだったと記憶してる。
明日には、入り口に着けるか・・・入り口から56km登れば、3200mの氷床台地に着ける。
氷河を、何日で抜けれるか? が、勝負だ。
血判状を記して挑んた君だ、極点が無理なら、せめて3200mの
氷床台地の上に立て!
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2022年1月6日6:12(日本時間)/第53報

1/5 49日目 距離12km 高度526m

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曇り気味のなか出発。緩やかに登る。雪が柔らかく軽くなったソリでも牽引にパワーがいる。12時間行動が通常だが8時間行動で曇りで雪面が見えなくなり行動終了。ヒドゥンクレバスも確実に見えるコンストラストでなければ、ここでは歩くべきじゃない。
アムンゼンも雪が柔く、クレバスの迂回が多いと言ってるが、見る限りそんな気配は・・・
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高度526m、170m登った。残り標高差2674m。
アムンゼンは、犬45頭で4台の橇を曳き、3日で登ったと言うが、人力で
何日で登れるか? 
人力車夫としての、本領発揮の時だ!!!
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2022年1月7日9:16(日本時間)/第54報

1/6 50日目 距離9km 高度759m

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寝てる間にガッツリ降雪。南緯85度を越えしこんなに降るとは。朝のテント撤収がひと仕事。お陰で軽くなったはずのソリが重い重い。スタート時並に重い。今日はドローンを飛ばして撮影。極めて好条件でないと飛ばせない。もう出発して50日間、実は遠征中は孤独を一切感じない。動物占いがヒツジなのに笑。この世界ではむしろ皆を身近に感じる。精神の世界に近い場所にいるから。都会の方がずっと孤独なものだ。
ドローン撮影? そんな余裕が有るのか、9kmより歩けて無い。今は、何が最優先だ? 
降雪で、クレバスが隠れてるから、注意だぞ!!!

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高度759m、233mも登った!!! 氷床台地まで、残り2441mだ。曳け・曳け・曳け!!!
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秋田魁新報 1月7日掲載web記事より
部さんは昨年11月19日、日本人初の南極探検家・白瀬矗(のぶ)(にかほ市金浦出身)の最終到達地点である大和雪原(ゆきはら)を出発。今月17日までに約1300キロを歩いて南極点に到達する目標だった。
南極へのフライトが予定より遅れるなど、不運も重なって今月1日までに行程の半分過ぎまでしかたどり着けず、南極点到達は断念。眼前に迫った南極断山脈越えに挑むとしていた。
期限である17日には、南極専門の航空会社が南極のベースキャンプを撤収し、阿部さんを乗せる帰りの航空機が飛ぶ。この日までに南極に到達できない場合は、阿部さんがいる地点まで航空機が迎えに来ることになっていた。
しかし、山脈を登り始めると、山を越えるまで航空機が着陸できる場所がない。このため航空会社は、山越えの要所に時間制限を設け、間に合わない場合はその時点で登り口まで戻らなければならないという条件付きで山脈越えの挑戦を許した。
記事を読んで、唖然!!! 
>月17日までに約1300キロを歩いて南極点に到達する目標だった。
これまで、何処にも、17日が期限との書き込みが無い。地元紙にだけ発表?
第48報で、やれる限りやってきましたが南極点に到達するのは極めて困難です。
と、初めて言う。白瀬ルートから、アムンゼンルートに変えた時から、
無理な事が判ってたのでは? 1日当たり平均22km進まないと駄目な事を・・・

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2022年1月8日8:23(日本時間)/第55報

1/7 51日目 距離7km 高度913m
雪と登りで一気にペースが落ちている。登りよりも雪の柔らかさに苦しめられる。9時間歩いてわずかこの距離。天気は悪くない。視界が悪いと歩けないのだから文句は言えない。前に前に、南に南に、進むのみ。

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9時間で、7kmより進めない。154m登って標高913m。残り2287m。
この先1日当たり200m登れても、残り10日で、3200mの氷床台地に到達は不可能。
何日の時点で引き返すのか? 
極点に達せず
瑣末な話だが、何としても
「単独で海側から、橇を曳いて南極横断山脈を越えたのは、俺が初だ」と、言いたいのなら、不要な荷を捨て、身軽にして進め!(知る限りでは、橇を曳いて、南極横断山脈を越えた者は既に居る。極点から単独で同ルートを越えたのは1人、同南極道路経由が2人。スコット基地から自転車・バイクで南極道路経由で極点到達者2人?)
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2022年1月9日6:53(日本時間)/第56報

1/7(1/8の間違い) 52日目 停滞日

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22日目以来の休息とした。起きると分厚い曇りが辺りを覆っていてテントの周辺だけ晴れ。この雲が太陽にかかるとこの地域は歩かない方が良い。そう決めたものの1時間事に外を見る。結局、ほぼ曇らず。歩けば良かったかな、との思いになるが選択しなかった未来など誰か分かるだろう。休む時は休むべきだ。夢ばかり追いかけてきたせいか、生きるのが下手だなぁ、とよく思うが、だからここまで来れたのかも、とも。
時間制限間近の、此処に来て停滞するとは・・・南極山脈の上の台地は遥か彼方だ!
これを越えて、“漢”に為りたかったのでは?  ヤル気が失せたか・・・
事故ル前に敗退宣言をして、救援して貰った方が、後が有るぞ。 

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2022年1月10日9:33(日本時間)/第57報

1/9 53日目 距離9km 高度1,027m

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ほぼ眠れなかった。昨夜、ベースキャンプとの交信で再び続行か撤退か、の話になり、これから天気が荒れるのでかクレバス帯を越えはのが極めて危険であり、また飛行機ピックアップの制限時間にも際どい。改めて最終決定の電話を別日にすると言うことだ。規模が大きい遠征は精神戦でもある。様々な事が起こる。それを受容するメンタルも必要。クレバスはもう目の前で大きく口を開けている。
休んた翌日でも、9kmより曳けない・・・到達高度(標高)1027m。
救援機が降りれる3200mの氷床台地まで、2000m以上の登りが有る。
1日登って100mより稼げない・・・これでは期限の17日までに、
クセル・ハイバーグ氷河を抜けるのは無理だ。回収時の天候不良を考えて、2.3日中に下りる決断をせよ。
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2022年1月11日7:56(日本時間)/第58報

1/10 54日目 停滞日 

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分厚い雲が空を覆い光の乱反射で地形が見えない。前と違いここではこの天気では危険過ぎて行動不能。ベースキャンプとも相談し、「現状では南極横断山脈は極めて難しい」との双方の判断。ピックアップのタイムリミットもあるが、これから天気が荒れ数日間の停滞を余儀なくされるだろう事も考慮して。これから天気が回復次第、プロペラ機が着率可能な平らな雪原がある場所まで約50km下山する。外は南緯85度を超えているというのに雪が降っている。前回も今回も天気と雪に悩まされる。ベースキャンプに戻るまで一週間近くかかるだろう。最後まで気は抜けない。土壇場では自分は極端にドライな感情になる。だから泣いたりはしない。が、応援して下さるあなたの気持ちにどれだけ応えられたか、それに胸が痛む。
一つの冒険が呆気なく終わった・・・心中幾許か・・・
南極横断山脈の中の、クイーンモード山脈に有る、クセル・ハイバーグ氷河の標高1027mが、今回の冒険の最終到達点。極点まで直線で約506kmの地点。
座標は、南緯85.442444° 西経165.840147°。
総踏破距離は、780.7km。
以上が結果だ・・・
救援機が降りる地点までの、50kmの下山中は気を抜く事なく、安全に・・・
アムンゼンは、この氷河の下りが、橇が先行し困難だったと述べている。

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秋田魁新報 1月3日掲載web記事より抜粋

今回の冒険では、南米チリから南極へのフライトが天候などの影響で予定より5日遅れたほか、出発前の調査でクレバスを迂回(うかい)するため行程が100キロ以上増えた。出発後も大和雪原(ゆきはら)周辺の雪が乾燥していてそりが滑らずペースが伸びなかった。こうした悪条件が大きく響いた。
と、書かれているが・・・
南極到着が5日遅い
⇒5日前に着いても、進めた距離は約110km。(1日22km換算)
100km以上迂回⇒約10日間の迂回が無かったとしても、進めた距離は約200~250km。
計約360kmを加えても、極点は約140km先。
1日22km換算で7日相当
要は、
冒険期間と1日当たりの歩行距離の設定に、問題(無理)が有ったのでは? 
いづれ本人から、説明が有ると思うが・・・

橇が滑らず⇒平底に近い橇は、雪面抵抗が多く、軟雪には弱い。
’18年日本人初の、南極点無補給単独到達者、荻田泰永氏が使った橇↓は、
8kg弱だったと言う。信じられない軽さだ・・・しかも、卵型に見える・・・
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今回使ったこの平橇↓は、何kgだったのか? 興味が沸く・・・
何かの記事で読んた記憶では、赤のカバー付きで12kgだったと・・・この差は?
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こんな橇↓だったなら、
雪面抵抗が少なく、曳き易いのではと思ったりも・・・
スキー板と架台の重さが加わるが、荷台の造りで、軽量化が図れるのでは?
若干重心が上に為るが、工夫次第で何とでも為るだろう・・・
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2022年1月13日10:53(日本時間)/第59報
(以下事務局から)南極の現地時間で昨日(1月12日)発信されました阿部雅龍からのメッセージを受け取りました。天候悪化で2日間テント内で停滞をしていたようです。これからクレバスゾーンを抜け、4日ほどで現地サポートチームと決定したピックアップポイントに達する予定です。阿部雅龍の健康状態に問題はありません。
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2022年1月16日19:00(日本時間)/第60報
(以下事務局から)現地サポートチームと合流後、南極点の基地に到着した阿部雅龍から衛星電話での定期連絡がありました。心身ともに健康であることを取り急ぎご報告させていただきます。今後、最短の好天日を待ち、チリへ渡航後、各国のルールに従った入国手順を経て、日本へ帰国いたします。
救援機で、極点基地に収容された様です。
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第60報で、行動記録を終わります。

に続く


の続き

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予備日を含み、残りの行動日は、34日と為ったが(推測)、遅々として進まない。
今日の到達緯度が南緯83.235308°、極点までまだ751.55728kmも有る。
日割計算で1日当たり、22.1km進まないと無理だ・・・

ここから約150kmは、陸氷上を歩く事に為る。これが第一関門だ・・・
そして、ロス棚氷に降りて、1.2日後には、第二関門の“南極山脈”の横断に入る。
第一関門の通過に手間取る様では、
第二関門の山脈越えは覚束無い・・・



行動記録【第41報⇒第50報

黒字は、事務局に送った内容。赤字は、小生が強調した部分。青字は、小生の思い。

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2021年12月25日9:16(日本時間)/第41報

12/24 37日目 距離21km 高度90m
出し抜けに雪原に緑のフラッグ。ロス棚氷には"ハイウェイ"がある。勿論舗装路ではなく雪上車が沿岸のマクマード基地から南極点のアムンゼンスコット基地まで物資輸送の為にクレバスを埋めて作られたルートでロス棚氷を斜めに横断している。どこかでぶつかるとは思っていたが想定より北部だった。最近何か通った気配はないが、人間の匂いというものに懐かしさを感じる。これがサンタさんのプレゼントなのかもね。

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今日の到達点
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南進したら“南極道路”と交差する事は、予備知識として予想してたが、
こんなに手前に有ったとは・・・以外で驚きだ。
ここより150km位南進した、ロス棚氷の最深部辺りで、交差するものと予想してた。
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上図の赤線が、完成当時に公表された“南極道路”の位置。
ロス海沿岸の(米)マクマード基地から、極点に有る(米)アムンゼン・スコット基地に物資を運ぶ為に、造られた、1450kmの道路です。
遥か手前に“道”が有ったと言う事は、氷床の移動で維持管理が難しく為り、移設したのか?

マクマード基地の画像
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南極最大の基地・・・最早、地の果てや空白地帯でも、無く為ってしまったのか・・・
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輸送船が接岸出来る港や、物資保管の設備が整ってます。
千人以上の要員が居て、約200人が暮らす極点基地へ、物資を供給してるとか・・・

南極道路の様子
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トラクターや雪上車で橇を曳き、1450kmを40日掛けて、極点基地まで運ぶらしい。
ルート上には、極点まで400m毎に目印の旗が立てられ、道も維持管理されてるとか・・・
過去のバイクや自転車での極点到達記録は、この道路を使って達成されたと言う。

その“南極道路”に、ブチ当たったのだ!!! 
この旗に従って進めば、極点まで迷う事も、クレバスに落ちる心配も無い。

アムンゼン・ルートに沿って進めば、巨大な背丈程も有るシュカブラ(風紋)の、
“サスツルギ”帯(下画像)やクレバス帯に嵌り込み、橇が進まずに難儀するかも・・・
更に、氷河を登り、南極横断山脈も越えなければ・・・
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さて・・・明日から、どちらを選択して進むのか? 
速さ・楽さ・安全さでは南極道路だが、プロ冒険家としては・・・悩む処か?

これを通る事での云々は、ルートが決まった後日に・・・
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2021年12月26日7:02(日本時間)/第42報

12/25 38日目 距離18km 高度84m
サスツルギという強風で雪が削られて段差になった地形を歩いてる。高さは30cm程でしかないがソリで越えるにはやはり力がいる。見えてる分には良いが曇ると乱反射で全く見えなくなる。そうなると見えない小さな落とし穴と同じ。時に落ち派手に固雪に身体を打ちつける。足をくじいてもここでは大問題になる。曇りの日は一歩一歩見えない落とし穴を探し歩くので神経も体力もすり減る。

サスツルギ帯に入った様だが、今の処アムンゼン・ルートを南進してるのか?
南極道路に沿って進んでるのか? は、今日のGPS情報では判断出来ず。
2.3日歩けば、進む方向が判断出来るだろう・・・極点到達成否の分岐点に為るかも・・・

H30cmのシュカブラ越え、板を脱いで、ツボ足で歩いているのか・・・
板のエッジを効かせて歩く方が、楽に思われるが・・・日本の物とは、固さが違うのか?

到達緯度 南緯83.56° 極点まで残り715.5km 
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2021年12月27日8:33(日本時間)/第43報

12/26 39日目 距離24km 高度97m
晴れと曇りが交互に。曇りになるとサスツルギが見えなくなり急に速度が落ちる。雪面が固くなってきた。距離が伸びる。スキーポールのスノーバケットが破損、新品に交換する。よくぞここまで持ってくれた。ポールはSINANO様、石突は松本精機様の町工場のおやっさんの手造りのチタン。頼れる装備はマスト。

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プラリングの破損では無く、ストラップの縫い目がホツれた様だが、
縫い代が少ないのが原因。シナノの1760円の深雪用既製品だが、
石突を特注する位なら、ストラップを長目にして縫って貰い、
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更に補強の為に、カシメを打てば良かったのでは? 素人目に思う改良点だ・・・
画像のストックは、50年も昔に山スキーの主流だった“東京竹”製(トンキン竹)。
リングが15cm有り、深雪には絶対で有る。革が駄目に為り、ストラップで代替えして、
12.1月の新雪期に使用。今の既製品には、大口径のリングが無く、重宝してる。

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陸氷の上を初めて24Kmも進んだ。絞まった雪は抵抗が減り、橇を曳き易い様だ。
南極道路を曳いてるのか? アムンゼン・ルートをトレースしてるのか? 判断付かず。

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2021年12月28日8:45(日本時間)/第44報

12/27 40日目 距離19km 高度83m

今日も曇りでサスツルギが全く見えない。非常にストレス。一度、転んで正面から落ちあわてて受け身を取る。サスツルギで骨を折ってリタイヤする冒険家もいる。視界の悪い日は歩かないのがベストだが、そうもいかない。歩ける限り歩かないと。もう40日間。疲れているは当たり前。少しでも前に。
使った事は無いが、曇天用の凹凸が見えるゴーグルが有るはず・・・用意してない?

到達緯度 南緯83.91° 極点まで残り676.599km
残り日数が30日、1日当たり22.55km進まないと・・・ 

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※第41報で、南極道路に出会ったと言ってたが、その後どのルートを取るのかを見ていた。
27日現在、南極道路を選ばず、アムンゼン・ルートに沿って、南進してる様に見える。

このまま進んで、最後のロス棚氷を横切れば、南極横断山脈を登る事に為る。
アムンゼンは、山脈中の氷河に進路を求めて、3日掛けて56kmの氷河を登り切ったと言う。
氷河を抜けた地点は、南緯85.36°・標高3200m。アクセル・ハイバーグ氷河と命名。
先人は、犬達に橇を曳かせたが、100kg超えの橇を曳いて、3200mを何日で越えれるか?
今回の極点行きの最大の難所だ・・・

当初、今回の極点ルートを、下図の様に考えていた。
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BCから、白瀬が上陸した起点に飛び、棚氷末端から歩き始めるものだと・・・
しかし、何故か?白瀬が断念した“大和雪原”からの、スタートに為る。
クレバス帯を避ける為に西進し、まさかのアムンゼン・ルートに合流し、そのまま南進するとは・・図中の小生が勝手に予想したルートとは、大幅に狂った。
南極横断山脈越えは、ホーリック山脈とクイーンモード山脈の狭間が、楽で可能なルートの様に思え線を引いたが、そこに南極道路が通っていたとは・・・以外だった。
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2021年12月29日8:40(日本時間)/第45報

12/28 41日目 距離22km 高度95m
ようやく晴れた。地形がしっかり見えて歩きやすい。気分が良い。ただ日焼けがエゲツない。未来のお肌のシミが心配w。スキーのビンディングのネジに緩みを見つけフィールドでマス締め。遠征ではギアを見ながら修理しながら行く。ペンチ、針金、接着剤、エポキシパテなどを持ち様々なシーンに対応する。
75mm3ピン金具は、3箇所でのネジ止め。靴にも亀裂が入ったし、力が掛り過ぎだ・・・

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2021年12月30日8:39(日本時間)/第46報

12/29 42日目 距離23km 高度120m
39歳の誕生日。南極では2回目。ウイスキーの小瓶を開けてお祝いした(頂いたN先生感謝)。ちなみに南極では一切飲まないし、飲みたくもならない。去年は我が家でaiboと2人で、2年前は冬の北海道を独り歩き、3年前が南極(あれデジャヴ感w)。来年で40どこの旅の空にいるだろう。南極から帰ったら見るので"誕おめ!"か"抱いて!"のコメントでお祝いしてくれよな。"誕おめ、抱いて!"などの合わせ技もウェルカム、男女不問。コメントしない人はかかるよ、南極の呪いに。行っちゃうよ、南極に。
チャラけてる場合では無い、必死で歩け・橇を曳け!!! 悪天で停滞したら後が無い。
到達緯度 南緯84.31° 極点まで残り632km 1日当たり22.6km進まないと・・・

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2021年12月31日9:13(日本時間)/第47報

12/30 43日目 距離19km 高度108m
山脈が見えてきた。写真ではまだ確認しにくいだろうが。圧倒的迫力。山脈越えまで後60km程度。歩きながら早川徹也の白銀の夢という曲を聞いてた。前回の南極の応援ソングでキングレコードからCDが出てる。Spotifyにあるかな?まさに今の自分。徹也とはそれぞれの夢を目指し共に駆け抜けた。彼はいま活動を休止し、経営者として奮闘してる。熱い日々を共に過ごした。てっちゃん、君の歌は今もオレの心で鳴り響いてるぞ。

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>山脈越えまで後60km程度。正確には、南極山脈の基部までの距離。
今のペースでは、60km進むのに3日掛かるか?・・・下図の青線は、これからのルート。
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南極山脈の基部から、標高3200mの台地まで、延々と56kmの登りが始まる。

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2022年1月1日9:02(日本時間)/第48報

12/31 44日目 距離22km 高度109m
新年明けましておめでとうございます。2022年が皆さまにとって素晴らしい一年になる事を南極点より祈念しています。
明けてのいの一番ですが、やれる限りやってきましたが南極点に到達するのは極めて困難です。それを見誤るほど冒険においては愚かではありません。悪い条件が重なり過ぎました。既に満身創痍ですがタイムリミットまで一歩でも南極点に向けて前に進みます。 頭が良い人ならムダな努力はしない、と程よく切り上げるのかも。だがオレは諦め悪く最後まで精一杯走り抜きたい。
まだやってる、もう無理なんだから諦めて早々帰ればいいのに、という冷めた意見もあるかもしれない。ただ「阿部くん最後までガンバって」と言うあなたの想いは南極まで届いています。それに応えたいんだ。
何よりオレが最後までガンバりたい。白い大陸を許される限り歩く。実現に足掛け18年かけた夢。諦めの悪い人間には新たな可能性がある。誰に負けてもいい。大事なのは自分に負けない事、自分で自分を誇れるって事だ。重ねた努力がムダになる訳じゃない。オレは依然として阿部雅龍だ。
これから遠征の最大の難関。悪魔の舞踏場と言われるクレバスの多発地帯がある4000m級の山々が連なる南極横断山脈越えにかかる。単独で登りを越えたら世界初。そもそもこれだけを切り取っても大きな挑戦。これを達成したい。
そうだ、最後まで挑戦するのは、皆さんの気持ちに応えるため、そしてオレがオレであるために。

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到達緯度 南緯84.67° 極点まで残り592.163km 1日当たり22.7755kmだ。
“ガリュウ” 弱音を吐くな!  誰の為でも・記録の為でも無い、自身が納得出来る行動を
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2022年1月2日9:02(日本時間)/第49報

1/1 45日目 距離21km 高度102m
新年が明けたが変わらずに歩き出す。毎日、太陽に2礼2拍するが今日は更に気持ちを込めて。一口だけ残しておいたウイスキーを飲んでお屠蘇とする。歩いてると明らかに雪上車の道にまたぶつかる。明こらかに使用されてる。れが南極ハイウェイだろう。となると前回のはどこへ?繋がりそうな活きてる基地はなさそうだが。ベースキャンプとの定時交信で、休む事も大事だよ、身体の事も考えた方がいい。とソッとアドバイスくれたのが有難い。単独の遠征だがベースキャンプでは冒険家たちの遠征を陰で支える各分野のプロがいる。

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>歩いてると明らかに雪上車の道にまたぶつかる。明こらかに使用されてる。れが南極ハイウェイだろう。
第41報で、図入りで示した“南極道路”に再度遭遇。明らかに最近通ったキャタ跡だ。
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到達緯度 南緯84.86° 極点まで残り571km 

さぁ~どうする、時間切れが間近の状態で、これからが第二関門の正念場だ。
①このままアムンゼン・ルートを進んで、世界初の単独での南極山脈越えに挑むのか?
②多少遠回りだが、橇引きに楽なキャタ跡を進んで、極点を目指すのか?

①を選んた場合
3200mの氷床台地まで、56kmの氷河を登る事に為る。登れればアムンゼン以来の第2登。
クレバス通過が有るし、登り切るまでに万一何かが有っても、救援機が降りれない。
②を選んだ場合
氷床台地に上がる標高差2000mの斜面には、雪上車が登れる様に段々の道が造られ、
クレバスも埋められて安全が確保されている。救援機も、天候次第だが通常降りれる。
上手く素早く行動出来れば、極点到達も夢ではない!

>単独の遠征だがベースキャンプでは冒険家たちの遠征を陰で支える各分野のプロがいる。
山岳界では、BC・他からの支援が一切無いのを、単独と言う。
冒険界では、位置・天候他の情報の遣り取りが有っても、単独と言う不思議・・・

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2022年1月3日8:29(日本時間)/第50報

1/2 46日目 距離22km 高度148m
朝のアラームで起きれない事が増えてきた。疲労のせいか気付くと二度寝している。時計はベースキャンプの時間で動いてるがオレは通常朝5時に起き23時に寝る。単独行はやる事が実に多く睡眠時間の確保に必死だ。明日には山脈越えの取り付きまで行ける。壮大な景色が実に美しく、また恐ろしい。

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①を選択した様です。単に極点に到達したいのなら、少しは可能性が有る②を選ぶかも。
しかし、前回(’19年)補給を受けながらも、極点に到達してるので、
今回は
>南極横断山脈越えにかかる。単独で登りを越えたら世界初
を目指す事に・・・
期限が何日だか判らないが、期限内に山脈を越えて3200mの氷床台地に上がらないと、
迎えの飛行機が降りられない・・・60日としたら、まだ2週間有るから越えれるか?
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に続く



歩行を開始して、26日が経過した。
下図に因ると、総踏破距離が325.7km。南緯81.8°、標高52m地点に居る。
南極点が南緯90°なので、もう8.2°分の距離を歩かないと、到達出来ない。
どの位の距離だろうか? 
地球は自転の影響で、真ん丸では無く、少し膨らんでると言う・・・
計算が面倒なので、丸い前提でザックリ計算する。誤差は数10km程度だ。
地球の外周は約40000km、360°で割ると1°が111.1km相当。
8.2°✖111.1km=911.02kmと出る。更に900km以上歩かないと、着かない事に為る。
それに、南極点の標高が2830mなので、更に2778mも登らないと・・・

26日間で、1日平均12.5km歩いたので、更に911km歩くには、72.8日を要する計算だ。
本人はハッキリ言ってないが、残りの日程は40日を切ってると思う。
今後、今までの倍近い距離を、休養日無しで、日々歩き通せるのか?
在京事務局に送信してる、彼の行動記録を見る限り、悲壮感は無いが・・・
しかも、後半は長い・長い登り坂、食料・燃料の重さが、日毎に減ると言ってもだ・・・
この先の天候・クレバスの状況・体調、他人事ながら・・・同郷として心配に為る・・・
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日程・行程に関する疑問点
11月17日 BCで、
期間は59日になるかと、と言ってる。     
11月19日 歩行2日目で、
1日22km進まないと間に合わない、と言ってる。
              
現在まで、1日22km進んだ日は、1日も無しだ・・・遅れている事に為る。
11月24日 歩行7日目で、
まだ全体の日程の1/10、と言ってる。
     
17日に期間は59日と言う、予備日が11日?
12月  7日   歩行20日目で、
残り40日を歩き抜かないと。と言う。
     
全日程は60日?  
ハッキリしないが、59日+予備日11日で、70日を全日程と考える事にする。



行動記録【第31報⇒第40報
黒字は、事務局に送った内容。赤字は、小生が強調した部分。青字は、小生の思い。
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2021年12月15日8:07(日本時間)/第31報

12/14 27日目 距離10km 高度75m
今日も強風。何日間続くだろう。気温が高いので酷く寒くはないが横から強烈に吹くので重いソリが流される。スキーの轍をなぞればソリはスムースに進むが、常に左斜めに力強く引く感じでえらく疲れる。ペースが上がればまた新たなトラブルが、の繰り返しだが、また海路の日和も来るだろう。

10kmより進めないか・・・これでは、極点到達は無理だ。
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2021年12月16日8:58(日本時間)/第32報

12/15 28日目 距離15km 高度41m
風が少し増しになり速度が上がる。環境に本当に左右される。遠征も残り半分近くになったので食糧の残量を確認する。現在1日5500kcal摂取、最大1日6800kcalまで増やせるよう計算して持参。

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遠征も残り半分近くになったと言うが???
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まだ極点まで900kmも有るのに、半分近くに為ったと言う・・・不思議??? 
残り日数なら、毎日30kmは進まないと (上図 稼いだ距離
赤点、これからの距離青線)
>食料の残量を確認し、
1日5500kcalから6800kcalに増量する
食料が余るから、喰う量を増やすと言うのか? これも不思議だ。
まさか・・・時間切れで、極点に到達出来ないと判断してか・・・
南極山脈に入る前の、ロス棚氷上で拾って貰う計算か !
その方が、迎えに来るブッシュパイロットも楽だ・・・


添付画像を見て、驚いた!!!
 
チリのSM(Super-Market)で買った食料を、個別包装のまま南極に持ち込んだとは・・・
延べ何百個か知らぬが、包装袋の重さだけで、何kgに為る? それで橇が150kgか・・・
軽量化と言って、歯ブラシの柄にドリルで穴を空けてた、
自称プロ冒険家にしては、笑止!!!
喰った後の多量の空袋は、雪に埋めたか?
通常、長期の遠征登山や冬山登山では、出発前に食料を朝・昼・晩・非常食に別け、
直ぐに取り出せる様・一目で管理出来る様、1日分又は1人分を、1つの袋に入れて、
レージョンパックを作るのが常識。
冒険や探検も同じだろうに・・・個別包装は極力取って、軽量化を図る。
フライト前の天候待ちで、その時間は十二分に有った筈だ。

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2021年12月17日9:29(日本時間)/第33報

12/16 29日目 距離19km 高度57m
ソリがスタート時より30kgは軽くなってるはずなのでスキースキン(シール)を短いのに貼り替える。長いスキンは逆戻りしない抵抗だけでなく実は前に進むのも抵抗するのだ。荷重に合わせて変える。極地冒険の知恵。スキーの裏側にはデザインで「You never failed until quit trying」挑戦を止めない限り失敗はない。と書いてある。挑戦し続けるか、し続けないか、が大きな成果に繋がる。だからここにいる。

29日目で、初めての19km進んだ様子。シールの長短に付いては、第9報・第15報に記載。
>長いスキンは逆戻りしない抵抗だけでなく実は前に進むのも抵抗するのだ。
前に示した通り、あの様なぶつ切りシールは、明らかに抵抗が有る。
長いシールに、“シール専用WAX”を塗れば、少しは解消出来るのに・・・

極点までの直線距離は、残り約867kmだ・・・29日で荷が30kg軽くなると言う。
食料・燃料が1日1kg相当。70日分で70kg、橇荷の約半分が食料・燃料らしい。
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2021年12月18日8:08(日本時間)/第34報

12/17 30日目 距離20km 高度58m
遂に20km突破。悪条件重なりこの水準まで持ってくるの時間かかったなぁ。遠征折返しの良い励みになった。

最長の1日20kmを達成。このペースが持続出来れば良いのだが・・・
30日目で遠征折返しとは、日程を指すが、残りの距離は2倍も有る。この謎は???
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2021年12月19日5:53(日本時間)/第35報

12/18 31日目 距離13km 高度58m
強烈な向かい風。ゆうに秒速10m(時速36km)は超えている。前進に力を使って仕方ない。強風下では軽い物は飛ばされ重い物は地吹雪で埋まり見失う。これらは一瞬でおこる。うっかりした行動をとれば装備は消える。テント設営も必死だ。地吹雪を這いつくばりながらやる。天気に阻害される事が増えてきた。

向かい風が強いらしい・・・
ロス棚氷では、極点から吹く風が、南極山脈を越えて、
吹き降ろす風が強い事は、既に周知の事実だ・・・油断せずに、前進有るのみ!
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※今回、彼の冒険のお陰で、ロス棚氷から極点に至る現在の状況を、
調べ・色々知る事が出来た・・・机上で思いを巡らせ、夢空間を漂う。これも冒険だ!

人類未踏白瀬ルートによる南極点単独徒歩到達と言ってたのに、
クレバス帯を避けて、
必要以上に西に186km転進。アムンゼン・ルートに合流した。
何故、クレバス帯を避けた、極点側に着陸して、そこから南進しなかったのか? 
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今日で402.7kmを進んたが(上図)、極点はまだまだ遥か彼方だ・・・
遅々として進まないが、何故か? 彼の口から、悲愴感や
焦燥感が感じられ無い。
今流の冒険は、楽しむ事なのか? 
後、300km位進めば、答えが出るかも・・・
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2021年12月20日9:24(日本時間)/第36報

12/19 32日目 距離15km 高度65m

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一度起きて雪かきの為に外に出た。吹き溜まる雪でテントが押し潰される事があるからだ。昨日よりマシだが今日も強風。秒速8,9m位か。この風の強さ辺りから地吹雪がおこる。脚が重い。気だるい。それでも一歩一歩進んでいくのみ。向かい風に抗う1日。疲れた。
画像に立ってる黒い棒、目盛りが付いてる検尺棒の様だが、雪深を計ると同時に、
テント場周辺に刺して、ヒドンクレバスの有無を探る為の物だろう。
重厚に見えるが、BC用のゾンデ棒は、折畳み式で250g未満、用途が同じならこれだ。
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橇の前後には、向きを変える時に楽な様に、取手が付いてる・・・フムフム

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※橇の画像を見ながら・・・
テント・寝袋・炊飯具・1日分の食料他を下ろすと・・・積載されてる分は、
この先の食料・燃料他だろうと想像する。雪を融かす灯油は、何10L持参してるのか?
1日6000Kcalを摂取と言うが、どんな物を喰ってるのか?
過去のFBから、探して見ると・・・運賃が掛かるので、現地購入が殆どだ。
英国製フードレーション1袋で1000kcal。湯で戻すフリーズドライ式。朝晩用か?
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バター・チーズ類
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サラミ・ポテチ・チョコ・ナッツ類、昼の行動食か?
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日本から持ち込んだ、アマノフーズの味噌汁の素各種
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2ヶ月もこんな物を喰ってると、明らかに野菜不足に為る・・・
フードレーションには、其れ為りのバランスで、3要素が含まれてるだろうが・・・
乾燥野菜は、持って行かなかったのか・・・・湯で直ぐに戻るのに・・・

今は色々な乾燥野菜が売られてるが、半世紀前の山嶽部の頃は自作したものだ・・・
当時、市販されてたかも知れないが、有っても高価だったと思う。
夏・冬・春と、1ヵ月の山行合宿が3回有り、野菜が不足すると口唇に潰瘍が出来る者も・・
生野菜を背負って行っても、夏は直ぐに腐るし、春冬は凍るし・重いし・・・
海外遠征登山の練習を兼ねて、合宿前に部室で大量に自作。
食料担当の上級生の指示で、下級生が遣らされる・・・
人参・ほうれん草・ネギ・ヒーマン・大根等を、薄切り・小口切りにして、塩茹。
木枠が付いた金網に丁寧に並べて、校庭で天日干しをする。当然見張り番も・・・
数日でカラカラに乾くと、一纏めにして混ぜてから、合宿日数分に小分けする。
山では、一袋を朝晩の味噌汁や塩汁に、包丁要らずで即喰える。

“ペミカン”為る物も作らされた・・・
安いマトン・鶏肉を小切れにして、ラードと大量の塩・胡椒で炒める。
これも小分けして持参し、汁にブッ込む。
食当の1年生は、脂ギラギラのメンツを、クレンザーと束子を使い、冷たい沢水で洗う。
今は、こんな事をしてる山嶽部は無いだろうが、懐かしい味と苦い思い出だ・・・

しかし、高カロリーの物を喰って、熱量は満たされるとしても、秋田県人は米喰わないと、
橇曳く馬力が出ないのでは・・・
 freeze dryingの米は持参か? 気に為る処・・・
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2021年12月21日9:05(日本時間)/第37報

12/20 33日目 距離18km 高度59m
動物に出遭って驚愕した。歩いている20m手前に褐色の何かがある。南極では雪の白と空の青しかないのでそれ以外の色は存在しないのですぐ気付く。それは鳥だった。海から500km近くも離れてる。一羽でなぜこんな所に来たのか。1ヶ月振りに見た動物に愛着を覚え、一緒に語り合いたかったが近付くとどこかへ飛んで行った。きっとひとっ飛びで海へ戻れるのだろう。その距離はオレが1ヶ月かかった距離。野生の強さは美しさだ。人間は弱いな。ただ人間は経験と装備でどこへだって行ける。それは人間の美しさだろう。
遭遇した鳥は、オオ盗賊カモメだろう。飛べる距離も抜群だし・・・

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2021年12月22日8:46(日本時間)/第38報

12/21 34日目 距離19km 高度63m
サンサンの太陽。南半球は夏至の時期に辺り太陽高度が高い。気温は最高-4℃。無風になると暑くて仕方ない。上半身裸になって涼をとる。人間は適応力が最も高い生物である事を肌で感じる。

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添付画像を見て、唖然!!!  自称プロ冒険家は、単為る“お調子者”なのか・・・
以前エベレストBCで、風呂上がりのバスローブ姿をSNSに晒し、
登れもしない壁に挑む素振りをして、没した奴が居たが、同世代の同類か?
右上腕に“墨”入れてるし・・・
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スタートして依頼34日掛かって、やっと南緯83°まで来た。残り7°歩けば極点だ。
7°×111.1kmが、極点迄の地図上の直線距離。残り777.7kmだ・・・
残り36日を休み無しで、日々21.6kmを進まないと、極点には到達しない。
今迄に、その距離を歩いた事が有るか? 
馬鹿な写真を撮ってる暇が有ったら、歩け!!!
気温ー4°なら橇を曳いても、摩擦熱で雪が解けて抵抗が減り、進み易いだろうに・・・
スキーが滑る原理と同じだ。それでも抵抗が有るなら、橇のワキシングが間違ってる。
チンタラ遣ってて極点に至る、何か? 秘策でも有るのか?
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※極点まで何km有ると書いてる根拠は・・・
①地図上の南緯90°の極点から、書かれている同心円が、89°・88°・87°・・・と為ってる。
②1°の幅・距離が約111.1kmだと、前に記してる。
計算して見ると・・・
図上の22日到達緯度が、南緯82.905396° 下図の21日は、南緯82.732308°
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82.905396°-82.732308°=0.173088°が進んだ緯度
0.173088°×111.1km=19.230077kmと為り、事務局発表の19kmと合致する。
90°-その日の到達南緯度×111.1km=極点迄の残り直線距離と為る。(数百mの誤差有り)
(但し111.1kmは、地球が縦横真丸と外周が約4万kmを、前提に割出した数値。実際地球は膨らんでるが、その差が1%も無い事から、便宜上4万kmとしてる。)
※地図上で今通ってるアムンゼン・ルートに、87[515]と書かれてるが、87は標高(海抜)を指す。[515]は、氷の厚さを示している。その下に海が有る、大変な処を通ってるのだ・・・
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2021年12月23日8:27(日本時間)/第39報

12/22 35日目 距離18km 高度73m
寒いと気にならないが昨日の気温で約40日間もシャワーを浴びてない自分の匂いが気になり行動後にスノーシャワーをやった。裸になりテントの外に飛び出し雪を全身にこすりつけ汚れを落としタオルの乾布摩擦で仕上げる。非常にサッパリする。恩師の冒険家・大場さんは、血行が良くなり下半身も自然にガッとタツと言っていた。オレはガッとならない。体質だろうか、割と元気な方だと思うんですが(何の話だっけw) Byあべまさタツ
予想してる、全日程の丁度半分が経過。残りの35日で何処まで進めるか・・・
まだ、ロス棚氷(海氷)の上で、ほぼ平らだが・・・南緯83°過ぎから陸氷に上がる。
当然、下の大地の凹凸に拠り、亀裂(クレバス)が生してると思われる。
愈々、第一の正念場だ 83°⇒84°⇒85°間の、222kmを上手く歩けるか? 10日掛かる?
更に85°~極点迄の555kmを、25日で歩けるか? 南極山脈越えも有る、後日言うとする。

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2021年12月24日9:36(日本時間)/第40報

12/23 36日目 距離19km 高度85m
時差があるのでいま日本はクリスマスイブだろう。去年は写真家髙橋こうたが我が家に撮影に、2年前は冬の北海道を独り歩き、3年前も南極にいた。ハチャメチャに硬派じゃねぇかw。夢だけを追いかけて"普通"を経験しないままこの歳になり誰かの人生を羨ましいと思う時も実はありますよ。こちらは圧倒的ホワイトクリスマス感。なんならホワイトアウトで白しかねぇ。何もなくとも南極にいるだけで特別な毎日。皆さまが素晴らしいクリスマスを過ごせることをお祈りしてます。メリクリ!

高度85m段々と陸氷に登り始めた様だ・・・
これからの約150kmが、最初の核心部。
上手く乗り越せ!!!

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に続く


12月4日
南極に在る各国基地と踏破ルート図。
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前の記述は⇒ 

今日の第20報(16日目)で、1911-1912年のアムンゼン・ルートに合流したと言う。
これからは、このルート(青線)で南進すると思われる。
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白瀬矗が果たせなかった、極点を目指すのが、この冒険の趣旨だったのでは?
と、思ったり・・・疑問が湧く・・
詳しくは帰国後にでも・・・と、言ってるが・・・

白瀬隊(緑線)が引き返した、大和雪原からスタートの予定が、クレバス帯を避ける為に、
西に約100km迂回すると言ってのが、結果186km西進して、アムンゼン・ルートに合流。
既に、歩き始めて16日目だ・・・
約100km歩き、クレバス帯が終わった地点を、10日目辺りと仮定(歩行距離から)すると、
白瀬隊が予定した南進ルートに戻るには、更に10日の東進が必要に為る。
それでは後の日程が無くなるので、6日西進してアムンゼン・ルートを目指したのでは?

アムンゼン・ルートは、110年前の事と言っても、詳細な探検記録が残っているのだ。
特に極点への鍵と為る、クィーンモード山脈の通過過程が書かれてるのでは・・・
予備知識が有れば、100%“未知の世界”では無い。多少氷雪の着き具合は違うだろうが。

小生は、当初こんな風に考えて居た。
斜行気味に予定の正規ルートに戻り、南進。
ホーリック山脈とクィーンモード山脈の狭間を通って、
極点を目指すものと・・・。山越えするよりは、少しは楽なはずだ・・・

日程の遅れ・リスクの回避を考え、既存のルートに変更したのではないか・・・?

歩行16日目の第20報で、こんな風に言ってる。
このルートを通ったのは過去に10名少しほど(アムンゼン隊を指す)。未踏の雪原を700km行く予定が直前で変更せざるを得なく(クレバス帯に阻まれる)、人類未踏の雪原を186km踏破。(詳しくは帰国後にでも)だが1912年以来、誰もが踏んでなかった大和雪原に行き、未踏の雪原を切り拓き、史上2人目になる単独によるロス棚氷徒歩。いまやれる環境で出来る限りの事をやった。
何か・・・苦しい言い訳に、聞こえるのだが・・・
人類未踏白瀬ルートによる南極点単独徒歩到達が、今回の冒険の最大の目的。
これを断念した事に為る。理由は兎も角、アムンゼン・ルートでの極点への距離は、
地図上で約1000kmも有る。

残り54日で1000km、1日18kmは進まないと・・・極点に間に合わないゾ。


行動記録【第21報⇒第30報
黒字は、事務局に送った内容。赤字は、小生が強調した部分。青字は、小生の思い。
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2021年12月5日9:29(日本時間)/第21報

12/4 17日目 距離14km 高度63m
アラームセットしたが疲労で起きれず日食を見逃す。稀有な機会ではあったが南極に日食を見に来たわけでもない。歩く事が最優先。極地冒険は消耗戦。特にソロで長期、厳しい遠征となればタフネスこそが最重要。苦労してつけた筋肉ちゃんだが過度の運動で筋肉は回復も間に合わず落ちていくばかり。
15日目の第19報で、BCとの交信時に、日食の情報が有ったらしいが、
南極全域で見えた訳では無い。見える範囲は下図の黄色内の地域のみ。

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彼から、位置情報を得てる筈の、BCの交信担当員にしては、お粗末な話だ・・・
こんな事で、万一の時、大丈夫か??

もう一つの懸念は、冒険のバックアップをする筈の在京事務局だが、
FB・Twitter共に、12月3日以降更新されて無い・・・週末だから、お休み中?

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2021年12月6日9:25(日本時間)/第22報

12/5 18日目 距離15km 高度59m
疲労を感じるようになってきた。今日も1日クモリで乱反射によりナビゲーションが困難。真っ白だけの世界を何日も連続で見てるとさすがに酔ってくる。ウールのミトンに穴が空き、テントの中で縫う。裁縫も最もテントでやる仕事の1つ。ちなみに糸はデンタルフロス。イヌイットに教えてもらった方法。
人により、ホワイト・アウト時にも、酔いが出る事が有る。

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アムンゼン・ルート(青線)での、南進が始まった。

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2021年12月7日8:59(日本時間)/第23報

12/6 19日目 距離16km 高度35m
今日も曇りで低コントラスト。一瞬だけ雲がきれた部分があり、そこがやけに美しく見えた。太陽の有難さを心から感じられる。16kmをなんとか稼ぐ。
雪は締まり、橇が曳き易い様だ・・・勝手に、もっと距離が稼げたらと思う。

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2021年12月8日9:52(日本時間)/第24報

12/7 20日目 距離12km 高度46m
夜のベースキャンプとの定時交信で、この辺りはクレバスが多いかもと注意喚起を受ける。今のとこヒドゥンクレバスらしきものも見てない。12時間でわずか12km。雪の柔らかさと疲労に阻まれる。顔のテープになにかこびりついてると思ったら膿だった。凍傷か霜焼けかは分からないが頬にダメージを受けていた。疲労で免疫が下がっているのだろう。本格的な不調にならぬよう気をつけないと。遠征中は悪くなることはあっても良くなることはない。なんとか長く辛い残り40日を歩き抜かないと。

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歩き始めて20日、残り40日で極点まで行けるのか・・・

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2021年12月9日10:32(日本時間)/第25報

12/8 21日目 距離13km 高度58m
顔の破裂した部分は浅く霜焼け程度。酷くならないようにしないと、とは言え強い風が吹くと防ぐのは楽じゃない。今日もソリが重い。出発時より20kg以上軽くなってるはずだが、いよいよ重く感じる。疲労+雪の柔さもあるが雪の表面がドライだ。砂の上を引いてるみたいだ。本当にこの遠征は修行になる。

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素晴らしい空、正に南極晴れ。橇の腹が衝く雪深では無さそうだが・・・
21日間で、橇の荷が20kg以上軽く為ったと言うが、後40日だと20kg+40kg=60kgが減る。
変動する荷は、食料・燃料が主だと思うが、当初の150kgの荷の内訳は・・・
前に書いたが、こんな時に携行装備品のリストが有れば・・・判り易いのだが。

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2021年12月10日6:31(日本時間)/第26報

12/9 22日目 休息日
起きると強い風が吹いてる。これをきっかけに休息日にした。体力が落ちてるのは明確。何か理由をつけないと休めないタチ。順調ならまだしも今は予定より遅れてるので尚更。休むのが苦手で最終的ボロボロになるタイプ。休むのにも勇気がいる。ひたすらに寝て回復を狙う、凍傷も少しは回復するか。投稿を見てる方でガンと闘病してる方がいると冒険事務局から聞いた。私もこの孤独な白い世界の中ガンバります。

歩行を開始して3週間目で、初めての停滞です。これで、明日からまた頑張れる!!
しかし・・・極点迄は、アムンゼン・ルート(青線)を辿っても、まだ970km以上有る。
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今は、ロス棚氷の上で比較的平らだが、後半棚氷から離れると、
極点(標高2830m)迄は、長い登り坂に入るし、南極山脈越えも有る。
20日目の更新で、
後40日歩き抜くと言ってるが、1日当たり20.5km以上進まないと、
極点には到達しない・・・毎日条件が良い日が続くとは限らない・・・
今迄、ほぼ平地で1日で最大進んたのが16km。登りでそれ以上歩けるのか? 疑念が湧く。
予備日も10日位は有る筈だが・・・


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※私見 今後のルートと標高差を図式化して見た。

現在地から極点迄は、まだ約970km位有る。
アムンゼン・ルート(青線)に沿って進む前提で。
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今迄進んだ距離が、点線で表示されてる。
ここから約400km南進して、平坦なロス棚氷が終わる。
クイーンモール山脈への長い登りに入り、標高3000mの台地に上がる。
山脈越えでのルート選定が、通過日数増減の最大の鍵に為る。
座標に表すと、急激な登りに見えるが、約400km歩いて3000mへの登りなので、
平均1km歩いて7~8m程度の登り。
極点が2830mなので、気持ち下り気味に200km歩いて到達。
3000mの台地を避け、東(左)に迂回するルートも取れるが、日数が掛かると思われる。
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2021年12月11日9:13(日本時間)/第27報

12/10 23日目 距離16km 高度51m
1日中寝尽くしてかなり回復した。筋肉の張りが和らいだ。風が強い中歩き出す。強風で均された更に柔らかくソリが沈む。だが休息のお陰で力が出る。ソリ引きは腰の力が肝要だ。ロス棚ではこの状況が続く可能性が高い。ならば与えられた条件で毎日を必死にこなして行くのみ。やるしかないのが人生だ。


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2021年12月12日9:11(日本時間)/第28報

12/11 24日目 距離18km 高度76m
風が弱く快晴。風がないと快適さが違う。気温よりも風に左右される。気合の最長18km。今回の冒険も他の冒険家たちと連絡取らないので完全に情報から孤立状態。それでいい。人との比較ではない。人は人。自分は自分。人との比較で優劣を決めるな。ただ自分を超えて行く。大事なのは"諦めない心"だ。

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距離が伸びた、いいぞ・・・持続出来るか? それそれ条件が違う、人は人、当然である。

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2021年12月13日8:36(日本時間)/第29報

12/12 25日目 距離18km 高度52m
今日も18km。少し筋肉に痛みは感じるが行ける感じ。まだ通常よりもスローな進みだが延ばす。少しずつ前へ。ブーツの先端にクラック発生。クリティカルではないが毎日確認の必要あり。壊れても修理可能な用意はあるので着剤固定に時間を取るがなんとかできるだろう。

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3ピンでのシール登・歩行の際、爪先の曲げ伸ばしで、ピン穴に力が掛かる劣化亀裂だ。
プラ・ゴム底系のコバ靴は、低温曲げに弱いのでは・・・皮製が丈夫な様に思うが・・・
これを防ぐ、3ピン靴用の保護金具を付けなかった失態。何gでもないのに・・・
75mm3ピン仕様は国際規格なので、靴・金具全てに共用出来る。
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低温下で、接着剤が効くのか・・・着いても、また同じ箇所に同じ力が掛かる。
靴先が破断したら。3ピンは用を成さない・・・板と靴を縛るか? 
この先、試練だ・・・

使ってる3ピン370g(下図)は、野山を散策する為に、極端に軽量化された金具。
金具に強度は有るが、靴のコバが持たなかった・・・
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この金具1420g(下図)なら、コバに直接力が加わらず、曲げに因る亀裂が防げる。
爪先の可動域も90°だし、登り坂でのヒールアップも可能、アキレス腱に優しい・・・
但し、可動軸の強度は不明だが・・・
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山道具で例えるなら、アルミ製ピッケル・アイゼンは軽いが、氷には役立たずだ。
道具は“命を守る物”、シンプルさは重要だが、軽ければ良いと言う物ではない・・・
後々靴の亀裂が、致命傷に為らなければ良いのだが・・・

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2021年12月14日7:46(日本時間)/第30報

12/13 26日目 距離10km 高度52m
強風の風速10m位か。気温が高めなので肌を切り裂く痛みはないが正面から吹くので進行の妨げになる。立っていると風に押されるので半ば風によりかかって歩き、早めの行動終了。使用テントは風に強いので安心だがテントが風で唸るのは良い思いはしない。頬の凍傷は現状維持。基本は冒険中は治らない。

3ピン靴の亀裂の話がない・・・上手く修理出来たのか???


に続く

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