海彦・山彦の白秋日記

Ombigaichan 6340m ヒマラヤ襞が綺麗な双耳峰。 この頃はまだ未踏峰だったが・・・今は誰か登ったか?

カテゴリ: 森吉山 (山スキー登山)

12月29日
今日が晴れな事は、3日前から予報されてましたが、こんなド晴れに為るとは・・・
この冬は予報が当たらずに・・・早朝の空の具合で判断してました。
日の出時間に、雲の具合を確認。
雲が無いと、当地は盆地ゆえ、日が登るに従って雪面から濃い霧が発生します。
其の内に(9時頃に)霧は消えるが・・・今日もそのパターンでした。

この晴れ間に、正月用の“寒黒鯛”を釣りに、磯に向かうか? 年内最後の山スキーに往くか?
今朝まで悩んでました・・・この晴れでは、磯は人出が多いだろうし、確実に釣れるか?
結局、山スキーに・・八甲田はまだ140Cm程度の積雪。12月16日より、少し増えただけ。
森吉スキー場は125cmで、先日全コースが滑走可能に為ってる・・・
スキー場で125cmなら、その上はもっと積もってるはずです。

森吉山に向かいます・・・道路は凍結、慎重に・・・9時過ぎにスキー場着。
着いて、ビックリ満車に近い状態です、正月休みに入った家族連れで賑わってました・・
西武Gが開発した頃並の混み様です・・・

森吉山は、積雪期何人も死んでるので、登山届けは煩い、プリントアウトして持参。
届け出は7番目でした・・・先行者は6人か? 6パーティか?
ゴンドラ片道券を買おうと並んでたら、梅◯氏と遭遇、今日は仲間とアルペンスキーだと。

上駅で準備をして、シール登高・・・先行者は、全員スキーの様です。
深いトレールがバッチリ付いてます・・・
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石森ピークが・・・雲が流れて来たり・・・
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石森ピークからは、それぞれ思いのルートで、沢方向に滑った様です・・・
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尾根伝いに、阿仁避難小屋を目指します・・・
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樹氷は未完成・・・
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避難小屋に着きました・・・新設の夏用トイレの位置が、ここで良いのか?
1月中旬には、小屋の2階の窓まで雪に埋もれ、屋根だけ露出。
新設トイレと小屋の間が風の通り道に為り、雪が着かず冬戸からの侵入が大変では・・
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避難小屋から見る、森吉山山頂です。ここから山頂を目指して、登り易い処を登る。
この頃から、バッチリ晴れました~
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下部青森トド松樹林帯、ただ雪を被っただけ・・・
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上部は、少し樹氷らしく育ってますが・・・
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風紋が綺麗
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ルート旗を60本程背負って来ましたが・・・この天気では、使い途は無い様です。
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山頂標識が目視出来ます・・・
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年々、文字が風化して判読不明に・・・
山頂部は岩が隠れておらず、慎重に板で歩く・・・西廻りで登れば岩を避けれる。
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山頂からは、岩木山・八幡平・岩手山・秋田駒ヶ岳などが一望に・・・
(画像は、ピンボケでカットです・・・)
風の当たらない岩陰でザックを降ろし、菓子パンとコーヒー。
G3TLTで登って来た爺から、ルート旗を見て、仕事で来てるのか?と聞かれた(エッ?)
30分休んで・・・さて帰路は・・・連瀬沢源流に滑り込み、石森ピークに登り返す事に。
                   ↓石森ピーク    ↓森吉避難小屋
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2019_12290022 パノラマ写真

一の腰ピーク
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こんな雪面は、沈まない太板で滑れば、快適なのだが・・・次回にしょう~
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沢床に滑り込み・・・登り返しに入ったが・・・凹面の沢床に日差しが集中して、
雪が腐り始めて・・・アッと言う間に、片板側が“シール団子”に・・・
粉雪が溜まった沢床です・・・板を外せば、たぶん腰までの蟻地獄状態。
片板を外し、ストックでコスッて見たが、効果無し・・・
ザックを降ろし、スントのコンパスでシール面をゴシゴシ、上手く取れました。
エッジの氷は、ストックで叩き落とし、平常に戻りました・・・
こんな時は、カーボンよりアルミのストックが重いが便利。

石森ピークからの降りで、ボード若者3名と交差、この時間から登って来るのか?
.背負ってるルート旗を見て、もう回収して帰るのか? と聞かれる(エッ?)・・・
訳の判らない奴が多い!のが、この山の特徴、ゴンドラで簡単に上がれるからか・・・


スキー場内を滑る・・・ルート旗を背負ってるので、子供からは好奇の目で見られる・・
下山申告をして、帰路に着く・・・

これで年内の山スキー遊びは終了です。年明け1週間の予報も良くない(雪マーク)ので、
山の積雪が2mを超えた頃に再開します・・・

今日の教訓
シールワックスを車に積んでたのだが、持ち忘れ・・・
シール袋に入れて置くべき。(昔は常に持ち歩いてた、ナマッたなぁ・・・)

1月18.19日
2日続けて晴れ予報、森吉山(1454m)に向いました。
スキー場事務所に登山届を出して、片道1200円のゴンドラに乗り込みます。
久し振りに100Lザックを背負っての登山・・・
ゴンドラを使わずに、登れば3時間は掛かります。10年前は登れたが、今は・・・
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天気が良いので、標識旗は60本持参。
標識旗袋を襷掛けにしてから、ザックを背負うと、歩きながら抜いて挿せます。

樹氷は雨で一度落ちてしまったが、新たにここまで成長してます。
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粉雪の下約30cmに雨後に凍結した、固い層が有ります。
標識旗は固い層を突き抜けて挿さないと、風で飛ばされる恐れ有り・・・
シール歩行で、40歩毎に立てて・・・(天気の悪い日は、25歩の時も有り)
山頂が見えます~

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ここ数日降雪・風が無く、溝状のトレールがバッチリ残ってる。
10m位の風が吹けば、30分位でトレールは掻き消されます・・・

振り返って・・左の白い尾根を登って、石森ピークから広い尾根に標識旗を立てながら。
尾根上の黒い建物は、連瀬沢を挟んだ対岸に有る森吉避難小屋。
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パノラマにすると・・・
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強い季節風が吹かないので、樹氷は痩せてます・・・
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標高1300mに有る阿仁避難小屋に着きました・・・今日の予定は、ここで一泊。
12月29日の画像転用(
)、積雪半月以上経ても少し増えただけ。
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雪が少なく、2階の窓から入るのに垂直梯子で一苦労・・・窓から正面に見える山頂。
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小屋に入ると・・・先客2人分の荷と寝る様にマットがセットされてます。
2人は山頂へ向かった様です・・・間もなく帰って来て、新潟から来たと・・・
土日の新潟の天気が悪いので、北に向かったのだとか・・・遠路ご苦労様です・・・
水用の綺麗な雪を採取、床にツェルトを敷き、寝場所を確保。
雪を解かしながら、持参の角ウイスキー500mLをチビチビ・・・
チビチビのツモリが、お湯割りにすると・・・ガバガバで完飲・・・
5人組が到着、中に山スキー仲間の塚◯氏が・・・暗くなる前から“大宴会”が始まる・・・

夕焼けで樹氷原がピンクに染まる・・・
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この小屋で一泊する目的は、で買った高所用ダウンの試験です。
これを着て、手袋はBD製の-29℃対応のミトン、足は
MAGIC MOUNTAIN製の象足、
寝袋無しでゴロ寝・・・結果は、夜明け前の4時頃に足が冷たくて目覚める!!!
スキー用スマートウールの薄い靴下に象足では、無理でした。厚手の靴下が有ったらOK。
小屋泊では、ダウン上下が必要・更に寝袋、これを着て寝たら寝袋分を軽量化出来る。
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銀溶着シートにツェルトを敷き、ゴロ寝の図。
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5人組の4人が山頂から森吉避難小屋へ滑るそうで出発。1人は標識旗の回収で、来た道を。
新潟の2人組も出発、下で近場のを聞かれ、阿仁前田駅に併設されたを教える。
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4人が登ってます・・・朝飯を喰いながら観察・・・
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パッキングを終え、小屋前に標識旗とザックをデポ。空身で山頂に向います~
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八幡平と焼山山塊
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山頂からは、岩木山・南北八甲田連峰・岩手山・早池峰山が・・・鳥海山は見えず・・・

秋田駒ヶ岳も、やはり雪の着き方が少ない・・・
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山頂に5分も居ないで、小屋に滑り降りザックを背負い・・・標識旗を回収しながら・・・
小屋下で、元職場の鳥◯君と会う、少し立ち話・・・
5人組・新潟組と交差したと。
天気が良いので続々と登山客が登って来ます・・・シューの割合が高い。
ゴンドラ上駅でザックに標識旗を固定してると、梅◯氏と遭遇、昨日塚◯氏と会ったと。
更に5人組の中の2人が、下まで滑りザックを置いて、ゴンドラで上がって来てました・・・
石森から、小生が山頂に登ってるのを見てたとか・・・
100Lのザックを背負っての滑りは、足に来る・・・再三休みながら・・・下山届けをし、
乾いた道を走る・・・豪雪地帯の阿仁路だが、今年の冬は異常に雪が少ない・・・

8月9日
夏休みに入って4日ほど、孫が泊まりに来てた。
ヨット講習の日で、天気が良ければ連れて行き、カヌー体験をさせる予定だったが、
雨で中止の連絡が入る。

8月10日
山登りにも連れて行く約束をしてたが、連日の雨・・・
10日夜には帰ると言うので、予報を見て決行です。
朝方まで雨は残るが、高気圧が張り出して、30°Cにも為ると・・・

行き先は、森吉山(1454m)。7.8月の間、スキー場のゴンドラが無料運行中です。

山スキーでの登山は毎冬来てるが、雪の無い時期の登山は、孫のママが小学生の時以来。
30数年振り位に為るだろうか・・・疲れて歩きたくないママに気合を掛けて登らせた・・・
その記憶が有るのか?  疲れた様なら、 無理させないで戻って来て・・と言う。
日頃、我が侭イッパイの孫達が、自己完結の山登りでどうなるか・・

孫達のリュックには、水筒・ポテチと長袖のパーカーと帽子、熊鈴のみ。
私は、ツェルト・凍らせたペットボトル3本・缶B・食料、それに雨を考えゴアの上着2着。
それに、2.3日と連日熊出没の話が有り、爆竹20発持参。

スキー場に着くと、登山客がチラホラ、8時半から運行のゴンドラが、まだ動いてません。
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並んたのが4人目。ゴンドラに乗るのが初めてで、支柱通過でガタガタ揺れるのに大騒ぎ。
1170mの山頂駅まで一気に上り、登山道を歩き始めると・・・山頂が見える。

木道が滑るので、その歩き方・浮石の見分け方、ズックなので泥濘みの歩き方、
100mで気温が0.5°C・風1mで体感温度が1°C下がる事等を話ながら登る。

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樹林帯で爆竹を鳴らしながら・・・15~20分歩かせて、水を2口飲ませる。
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石森P1308mの三差路で水分補給をさせ、阿仁避難小屋へ・・・
Wストックのオヤジが、猛然と子供を“煽ってる”のには、笑ってしまった~
一息登れば、小屋前の広場なのに・・・小屋前で水タイム・稚児平で水タイム。
山頂標識が見えると・・・俄然元気が出る、走るなと気合を掛け3人揃って山頂へ。
煽ったオヤジとほぼ同着でした・・・痩せ馬の先走り?

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雲が湧き出し視界が無く、西寄りの風が強く、寒くヤッケを着込む・・・
下の小屋に降りて、昼飯にしたかったが、子供は、涼しくて気持ちがいいと・・・
雲の中に居るのが、嬉しいと・・・降りる気無しだ。
お握りを食ってると、登山客がゾロゾロ到着。
地元の森吉山岳会員が、“山の日記念”に登頂証明を子供達に配ってる。
余裕が有るとの事で、保護者も貰えた。孫にはいい記念に為った・・・
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山頂を後にし・・・滑らない様に注意しながら下ってると、知人に声を掛けられる。
お気に入りの“熊尻皮”を付けた後ろ姿、これとアザラシのシール・角が欲しいと・・・

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避難小屋で水タイム、小屋の中が気になる様で、中に入りたいと・・・靴を脱いで2Fへ。
孫曰く、ダッシュで下って来たから暑いと・・・赤ら顔なので、暫く休ませる。
キッズ携帯が鳴り、ママからだと・・・交互に登山の様子を聴かせてる。

小屋を出て、石森Pで水タイム。樹氷平手前の青森トド松帯に来ると・・・
20人ほどが大渋滞してる・・・熊が居ると大騒ぎだ!!! 皆オロオロしてる・・・
林が濃くて周りが見えない・・・持ってた爆竹を連発し、皆に大声を出せと!!! 
皆さん一斉に大声・・・

ここの景色が綺麗だと言うので、一枚・・・
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ゴンドラに乗り・・・下界に・・・下りのゴンドラ内でも、支柱通過のガタガタに大騒ぎ。
下界は日差しが有り暑い・・・コンビニでアイスを買い、車内で喰うと寝てしまう・・・
家の直前まで・・・余程疲れたのか・・・

着いて、菜園の収穫手伝いをさせる・・・毎日これ位採れる。
我が家2人で喰うには余るので、持たせてやる・・・

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帰り掛け、次男が前から欲しいと言ってた、
ヒマラヤから持ち帰ったゾッキョの角に、手を加えた自作の置物を持たせてやる。
大喜びで帰った~ 

来年の夏は、“ラフティング”を遣りたいと言う・・本格的な4人乗りのゴムボートが有る。
ヨット教室から、子供用のライフジャケットを借りて来れば何とか為るか?・・・
鮎釣りのオヤジ達には、怒られそうだが・・・

1月15日
久々の晴れ予報です。
北八甲田での山行を予定してたが、朝一のライブ画像やスキー場の書き込みをチェック。
八甲田は、視界30m・風8m、ライブ画像は上半分が雲の中。森吉は、視界良し・無風。
行き先を変更して、登山届けをPrint Out、8時半に家を出て一路森吉へ・・・
国道は、2日続きの暖気で雪が無く、快適だったが・・・山道に入ると、ガチガチに凍結。
4駆に切り替えて慎重に登る・・・スキー場のPは、天気が良いのに平日でガラ空き。
着替えて装備を整え、登山届けを出して、17番目の受付票を貰う、少なくても17人が入山。

疫病防止でゴンドラ乗り合い無し、運良くキティちゃん号に1人乗りで・・・
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ブナ林に霧氷が・・・
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ゴンドラ上駅発が11時・・山登りやスキーでも遅過ぎる時間だが、天気も良いし風も無し。
早い連中は山頂に着いてる時間だ・・・深いトレールがバッチリ付いてる脇をシール登行。
樹氷は、暖気で落ちていて痩せ樹氷・・・次の寒波で復活か・・・
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石森ピーク(1308m)に登る途中からの森吉山。曇天だが風も無く、一日持ちそうな天気。
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南東奥に、秋田駒ヶ岳が見える・・・
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1311mピークに、阿仁避難小屋が黒く確認。
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石森ピーク(1308m)の分岐から、進路を東寄りに変えて・・・山頂を目指す。
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石森から一ノ越ピーク(1264m)への尾根上に、森吉避難小屋が見える。
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阿仁避難小屋に着く、積雪量は少なめか・・・
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小屋を通過し・・・森吉山への上りに入る地点で、板を外して大休止。
山頂から下りて来る人達を見ながら、テルモス珈琲とクッキー・・・長閑だ・・・
下りて来たオヤジが、樹氷の根穴に腰まで嵌り、スノーシューが引っ掛かり藻掻いてる。
連れの女は、側を通るからだと言ってるが、助ける様子無しだ・・・
オヤジは、暫く藻掻いて何とか脱出・・・浅くて幸いだった、深いと1人では難しい・・・
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最後の上りに入る、処々ウインドパックでキシキシ言うが、割れる最中で無い・・・
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この辺の樹氷も、落ちて痩せてる・・・
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山頂(1454m)着12時40分。石森で“ドローン”を飛ばしてた方が1人居たのみ。
八幡平で飛ばすには、林野庁の許可が要るそうだが・・・国立公園だからか・・・
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山頂から東側に八幡平・岩手山・秋田駒ヶ岳、南側に鳥海山、西に男鹿半島と日本海、
北側に世界遺産の白神山地・田代岳と岩木山・八甲田連峰と丸見え、風が異常に冷たい。
一際 北八甲田連峰が白く輝いて見える、天気が上がったのだ・・・予定を変えたのを後悔。
写真を撮るのも面倒で、即刻シールを剥いで退散です。冷えてるので滑り良し~

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山頂から滑り、大休止した場所でシール装着。珈琲とレーズンバターパンで遅い昼飯。
ここ一年位、このパンにハマってる、ローソン製は初めて食ったがファミマの方が美味い。
2個買って、1個は非常用に残して置くのが最近の流儀だ・・・そして明日の昼飯にする。
歳なので腹が減らない・・・山でも里でもパン1個で済むのが日常に為ってしまった・・・

石森ピークでシールを外して・・・スキー場上駅まで滑る・・・
スキー場の滑りは、上から下までキャットで均した跡が、バリバリに凍ってる。
ロッカーのセンター105の板では、難行苦行だった・・・

駅舎前で声を掛けられた・・・鳥海山で会った以来と言われたが・・・
何処の誰だったかが思い出せ無い・・・ボケが始まったのかも・・・

次の晴れ間には、迷わず八甲田に・・・12月22日の山スキー以来で腕の付け根が痛い・・・

2月27日
1月15日の
以来、2回目の森吉山。
今日は曇り・晴れマークで、森吉に向かう道路掲示板の外気温度は-10℃。
路面には、昨夜の雪が薄っすら圧雪されてる・・・
走りながら見える森吉山は、山頂部に雲が掛かってます。

スキー場の事務所に登山届けを出し、ゴンドラ片道券1200円を買い、上駅へ・・・
杉林は、昨夜の雪を被って・・・
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ゴンドラのガラスが青味を帯びてるので、更に綺麗に見える。
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杉の造林帯を抜けると・・・ブナの森

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間もなく山頂駅です・・・
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シールを貼り、登行開始・・・スキー場の管理区域の外れ迄来ると、
ピンクテープを結んだ竹ポールを大量に準備してる方が・・・神社関係者かナッ?
毎年の事だが、ここから先の石森ピークを経由して、森吉神社までの間に立てる目印だ。
迷惑な事だ・・・目印頼りに、悪天でも登って来る奴が居る・・・

トレールは、バッチリ付いてます。
登山届けの受理番号が10番、最低でも9人以上が登ってる。
北から風が強烈に冷たく、フードを被る。左の尾根に森吉避難小屋・神社が見える・・・
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石森ピーク(1308m)が見えて来た・・・寒くて立ち止まる事無く、ひたすら登る。
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石森から90°右折して、阿仁避難小屋・山頂方向へ・・・
振り返ると・・・左の石森、森吉避難小屋・三角の一ノ腰ピーク(1264m)。

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阿仁避難小屋(1311m)に着いた。右の冬用出入り口が、吹き溜まりで埋まってる・・・
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前回1月15日の画像、2階が現れてます。
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山頂にはガスが掛かり、樹氷も先の爆弾低気圧のお陰で落ちてしまってる・・・
それにしても寒い・・・登行意欲が失せ、ツェルトを張る事も考えたが、小屋へ入ろう~
出入り口が塞がってるが、備え付けのスコップで掘る。何処に何が有るかは、知っての事。

板を外すと股まで抜かる・・・再び板を履いて、掘って・掘って・掘りまくる・・・
一団が到着、ナンチャッテガイドらしき奴が見に来て、「お疲れ様でーす」だと。
俺を小屋の管理人で、入り口の除雪に来たと思ってるのか・・・

掘り進むと・・・外れた冬戸が、雪の中から出て来た・・・
吹き溜まりが出来る前に、小屋を使った奴が、凍結して開かない冬戸を煽って外したに違いない。そしてレールに嵌めれずに、窓ガラスに被せて帰ったのだ・・・
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重い冬戸を脇に寄せ・・・次はガラス窓だ・・・テムレスで窓の雪を剥ぎ取ると・・・
ガラスが割れてる・・・一点から三方向に・・・スコップを当てたのか???
窓サッシは、凍結して無く直ぐに開いた。
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小屋の中は・・・吹雪は入り込んで無かったが・・・進入者の運び込んた雪が凍結してた。
塵取り・箒が備わってるのに、掃除もしないで帰るとは・・・糞野郎である。

小屋の柱の温度計は、-10℃を指してたが・・・風が当たらない事を考慮しても寒すぎる。
テルモス珈琲で、非常食の“甘納豆”を食う・・・何故かパンを喰う気に為れず。
中の雪を塵取りで剥がし、掃除して帰る準備。ガラス戸を2枚閉め、冬戸を立て掛ける。
備え付けのスコップを定位置に掛ける。もっと窓周りの雪を大巾に寄せて、
冬戸を嵌めれれば良いのだが、12時を過ぎてる・・・
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外で板を履く準備をしてると・・・さっきの奴が、山頂から戻って来て・・・
無線で本隊に、「これから、小屋の中を見てみまーす」だと。
お前らが飯喰う為に、開けた訳じゃねぇーぞ。そのつもりだったら、一人くらい手伝え!

小屋から石森に戻る途中で、振り返ったが・・・山頂はガズの中・・・
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石森ピークの手前まで来ると・・・何か・・2回コールが聞こえた・・・
ピークに上がると・・・名字で呼ばれた・・・振り向くと「◯◯でーす」
何で分かったと聞くと・・・「熊の毛皮」で・・・
モンブラン登頂者の◯◯女史が単独で・・・山頂に向かわず、森吉神社の方で滑ってたらしい・・・寒さで口が廻らず、上手く会話出来なかったが、連瀬沢へもう一本滑って帰ると。

石森まで、朝見た竹ポールが設置されてる・・・神社までの分がデポして有った・・・

石森からブーツを固定し、滑走体制に・・・滑り出すと、大人数の一団が登って来た。
サックのサイズを見て泊りと分かる。小屋の事を伝え、冬戸を嵌めて貰う様に依頼する・・

後は、スキー場内をダーーッと滑って、事務所に下山報告。
北秋田市役所の知り合いに、ガラス破損を連絡し、関係部署に連絡を頼む。

1月22日
この冬は降雪量が多く、Xmas寒波以降、雪が降らない日は数日のみ。
お陰で腕・腰が・・・昨日は、寒中なのに青空が広がったが、時間的に山にも行けず・・・
今日は、晴れ・曇りマーク、決行です。

行き先は60キロ先の森吉山、樹氷が見頃な筈です。
スキー場に登山届を出すと、7番の受付。既に7組が先行してるのか・・・楽出来そうです。
ゴンドラに乗り込み、
ブナ林の雪化粧を眺めながら、上駅に・・・。
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小雪混じりのガスガスで、視界不良だが、風も寒さも気に為らず。
樹氷平まで登り、管理区域外に出る。視界は2~30m。樹氷は其れ為りに出来てた。
スノーシュー跡が着いてるが、スキーで踏めば膝深、凹凸が多い尾根の夏道を進んでる。
樹氷帯を避けて、尾根の右下を巻けば、楽なのにと思ったが、シュー跡を壊しながら進む。
視界が悪いので、持参の標識旗を立て、振り向いて旗の離れを確認しながら登る。
スノーシューの女子に追い付いた、この天気に良く登ってる。聞くと冬は10回位来てると。

スノーシューの2人組が降りて来た・・・雪が深くて戻って来たと・・・
先にスキーで登ってる男子1人が見え隠れ。
右に雪庇が有る処に来たが視界が悪く、5m程離れた左側の処を登る。

1308m石森Pに着いたが、視界最悪で何も見えず。
スキー男子もシュー女子も、ここから帰ると言う・・・この先トレース跡が無い。
登山届けが7番目、途中で戻った2人と此処に居る2人、何か員数が合わない・・・

石森Pからのラッセル中に、2回程フラ付く・・・
1回目は、立ち止まってるのに、板が流れる様な感じ。表層雪崩に会った様な・・・
2回目は、目眩がして立って居られない感じ・・・一瞬中風(脳卒中)かと。
これがホワイトアウト酔いの症状かも・・・長い山歴で、初めて体験でした・・・

この天気では、無理して1454mの山頂まで行く意味が無い・・・
石森Pの東南約600mに、阿仁避難小屋が有る。そこで昼飯を喰って、戻る事にする。
広い尾根で帰路を考え、標識旗を目視出来る、20m位の間隔で立てながら進む。
ここは、少し風が吹くとトレースが消える場所。
スキーは、膝から太腿まで埋まり、向きを変えるのも一苦労だ・・・

300m位進んで中間点辺りに来ると、後ろからツァーの一団が追い付いて来た。
先頭は、ガイドでスキーを履き、ボードを背負ったシュー女子が5.6人続く・・・
ガイドは無言だったが、女子の何人かは、標識旗とラッセルの礼を言う。
その後ろからも、別の一団が・・・オバハンが「山岳会の方ですか?」と聞く、
「否」「旗を立ててるので・・」「八幡平は立ててくれてる」と・・・
「お前の為で無い、俺の為だ!」と言いたかったが我慢の子・・・
更に「小屋は何処ですか?」と聞く、「この斜面を登れば直ぐに有る」「もう直ぐだって!」
最近は、こんなトボケタ奴等が多い。
こんな奴等の為にラッセルするのは、馬鹿馬鹿しい・・・横に寄って一団を先行させる。

集団の後ろに着いて、ラッセルから解放されたが・・・
先頭のガイドが暫し立ち止まり、盛んに磁石か? GPSを確認してる様子。
視界は無いが・・・樹氷の無さから、俺的には小屋から、右(南)にズレてる感じがする。
隊列から離れて左(北)気味に登ると、目の前に2F建て避難小屋の屋根だけが出てる。

冬季出入り口の2Fの窓は、吹き溜まりで埋まってた。約2m掘らないと入れない・・・
スコップで、ここ掘れワンワン中、一団が雪原を半周して小屋脇に来て、
2Fの窓が埋まってるのを見ると、視界無しだが山頂に向かう様子。
この天気でも、一発で小屋に辿り着けないナンチャッテガイドが、山頂目指して大丈夫?
帰りに寄って、昼飯を喰う積りだろうか・・・

窓の位置を掘ると・・・冬戸が有る筈だが、直接ガラス窓が現れる・・・
冬戸を閉めないで、帰った奴が居るのだ・・・
去年の2月も掘ると、冬戸は外れて落ちてるし、2重窓の外側が割られてた・・・
冬戸は雪を払えば、スライドするのだが、無理に煽って開け、スコップで割ったのだ。
帰ってから市役所の知人に、ガラスの件を知らせた事が有る。

1m程掘ったが、風も無く・寒くも無い・・・
後1m掘るのを止め、雪に段を造って座る。こんな時は自作の熊尻皮が絶対だ・・・
テルモス珈琲とチョコ・甘納豆で一服。
今日は、ディナPDG800gにTLT370gの板で来たが、軽くて動き易い。
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腹も空いて無いので、昼飯はカット・・・視界が悪いので降りる事にする。
次の旗が辛うじて見える・・・この辺は25歩毎に、立てて来たのに・・・
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太陽の方向に樹氷が見える・・・
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標識旗を回収しながら・・・
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石森Pを過ぎると、2人組が登って来る。今頃?  格好を見ると、とても・とてもだ・・・
旗を回収されると帰りが困ると言う・・・関係の無い事だ!  自力で登れる様に成れ!
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標高が下がると、少し見通しが良く為る。
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スキー場管理域内の、樹氷平が目前。
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樹氷見物用のルートを滑り降りてると、80~100Lの巨大ザックを背負った一団が登って来る。先頭が女、
尻皮を見て「熊ダ~」と。泊まりだろうが、1泊では荷がデカ過ぎる・・・

ゴンドラ上駅に戻り、兼用靴のバックルを締めて、スキー場内の滑走・・・
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ブナ林の雪化粧が綺麗だ・・・
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スキー場に下山届け、車に戻り下山メールを送る。
久し振りに、冬山気分を味わえた、いい1日だった・・・

2月9日
昨日の夕刻、明日は何日振りかの、晴れ模様と言う予報が、テレビで流れる・・・
各社(気象庁、W・new-s・気象協会)予報のを見たが、皆微妙に違う。
GPV(http://weather-gpv.infoで、雪雲の流れを見たら、八甲田よりは森吉山が良サゲ。
一応森吉山を第一希望にして、今朝の予報とスキー場の朝一の書き込みを見る。

八甲田上駅 風速14m・気温-9.6° 視界20m
森吉山上駅 風速2m・気温-9° 視界100m

森吉山に決定、登山届けをプリントアウトして出発。
1月23日(
)以来の山行だ・・・
この冬は、降雪日が異常に多く、累積降雪量が5mを越え、除雪の日々で山どころで無し。

スキー場に着き、登山届けを出す。3番だった・・・
ゴンドラに乗り込み、景色を見ながら上駅へ。
青空が覗く、昼から晴れるかも・・・と、淡い期待。

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ブナの雪化粧
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上駅に着くと、旗を背負った男女がシューを履いてた。視界は書き込み通り、100m位だ。
ストックを伸ばし、樹氷平を目指してシール登行。
樹氷平の規制ロープ前で、ザックに着けてた標識旗袋を、挿し易い様に肩掛けにする。
上駅から少し登っただけで、視界が25~30mだ・・・前回と同じではないか・・・

樹氷平に樹氷見物に来たらしい一団が、標識旗を見て何か話してる・・・
帰り道が判る様にだ、と言ってるのが聞こえた・・・

規制ロープの外は、スキー場の管理区域外で、登山届が要る。

先行してるシュー男女が、標識を挿しながら登ってる・・・見るとN・A・Cと書いてる。
何処かの山岳会だろう・・・後ろを振り向きながらの、立てた間隔を見ると、其れ為りだ。

視界が悪いので、先行者が続々帰って来る・・・
奴ら
格好を見れば、登山届けを出してないのでは?


石森Pで男女Pに追い着いて、話しかけたが・・・秋田弁が通じ無かった・・(泣)
森吉山では、不要なピッケルを携行してたので、初見参かも・・・

石森Pから、広い尾根のトラバースに入る。吹雪けばトレースは直ぐに消える処。
樹氷平に居たガイドと婆3人組が到着、1人が尻皮を見て「それ何?」「熊だョ」
「本物?」「俺がライフルで撃った」と法螺。(友が撃った皮を貰って、自力で鞣した物)
標識旗を目印に付いて来た様だ・・・

先行する彼ら・・・いい間隔で、標識を挿してる。20~25m毎に・・・
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時折、雲が切れると・・・
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1300mの避難小屋手前。尾根伝いに登ってるが、一旦降りて登り詰めれば、小屋は目前。
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ドンピシャ小屋へ・・・2F建ての屋根だけが・・・軒先までの積雪。
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この冬は、小屋周りの雪の付きが可怪しい・・・風の吹き方が違うのだ・・・
冬季の入り口の2Fの窓が、完全に埋まってる。反対側は露出だが、ここからは入れない。
昨年だか? 夏用のトイレを、冬の出入り口脇に別棟で建てたが、これが影響してるかも。
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視界は無いが、寒さも・風も、それ程でないので、板を外して珈琲タイム。
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ガイドに連れられた、シュー婆3人組が到着。
何と婆の1人が、俺が
挿して来た標識旗を、抜いて持ってるではないか・・・
ザックに挿そうとしてる・・・
婆に「その旗、何だ! 返せ!」「遭難しない様に、お守りにして、東京に持って帰る」と・・
いっぱい持ってるから、1本位はくれても良いのにの口振り。呆れたバカだ・・・
何も判ってない“腐れ婆”だ・・・「今から抜きながら帰るから、旗有る内にサッサと帰れ」
こんなのが、なんちゃってガイドに連れられて、冬山に来る・・・ガイドもガイドだ!!!

小1時間休んでたが、天気は上がらず・・・帰る準備をしてると。
誰も居なく為った処に、スキー単独の津軽衆・・・標識旗の礼を言われる。

帰路、旗を回収しながら・・・来た時よりは、見通しが良く為ったり・・・

2022_02100019 パノラマ写真
お嬢さん2人が、シューで登って来た・・・小屋を通り過ぎたかもと・・・聞く。
小屋は、この先300m位だと教える。寒くてGPSが変だと言う・・・
「旗を抜いて帰るが、此処は吹雪くと、トレールが直ぐに消えるので気をつけて」と。

2022_02100021 パノラマ写真
2022_02100024 パノラマ写真
樹氷平近くまで来ると・・・オバハン1人が、ヨタヨタとシューで、登って来た・・・
旗を回収してるのを見て、「抜いたら駄目でしょう」「◎▲◆※…」何でこんな奴ばかり。

スキー場か?観光協会か?かは知らぬが、「日本三大樹氷」を売り物に、長靴・シュー・
ストックの貸し出しをしてる。これを借りて、トレール頼りに登って来る奴も居る。
樹氷平の区画ロープ際に、「この先、登山届け必要」の看板が、この冬は無い!!様な?

樹氷平でシールを外し、標識袋をザックに結え、ゲレンデを滑走して、下山報告。

車に戻り、帰り支度をしてると・・・お嬢さん2人が帰って来た。後ろに止めた車だった。
秋田弁が通じたのに、横浜?  脇に“帰省中”のステッカーが・・・コロナ禍対策?
「迷いそうに為ったので、小屋に行かずに、急いで帰って来た」と言う。
それにしても早いと思ったら、コンドラで降りて来たと。
良く手入れされた、皮の本格的な登山靴を履いてた。

帰路、下界は晴れてる・・・鷹巣に来ると・・・1200mの田代岳が真っ白に輝いてる。
1500mの森吉は、雪雲の中・・・300mの差が明暗を分けている・・・

予報に惑わされた一日、でも、冬山気分を味わえたので、良しとする。

これからは、朝の雪寄せも減るし、天気も安定するので、山行が出来る\(^o^)/

3月8日
昨夜の予報で、珍しく3日間晴れ・曇りです。これは“山”だなぁ~と、早めの就寝。
今朝起きて一番に、5時発表の予報をチェック。昨夜と変わらずです。

次に、青森市からの八甲田のライブカメラを見ると、麓から上が雲の中です。
気象庁の火山監視カメラで、八甲田・地獄沼を見ると、沼奥に在る硫黄岳が雲の中。
八甲田ロープ上駅は、視界40mと表示されてる・・・これで、八甲田行きは諦める。
(3月に入って、八甲田ではツァールートの標識立てが終わり、3ルート開放済)

次に、森吉山ゴンドラをチエック。視界200mと表示、なら森吉山へ・・・
今季は、1月(
)と、2月()に、
山頂を目指したが、視界が悪くて避難小屋までより登れなかった・・・

昼頃からは晴れるだろう・・・と、遅目の出発。平日なのでスキー場の駐車場はガラ空き。
止めた車の隣で準備してる方から、声を掛けられる。ガイドのF氏、客を連れてる。
会うのは何年振りか・・・スキー場に登山届けを出し、ゴンドラに乗り込む。
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上駅で板を履き、樹氷平を目指してシール登行。この時点で、石森Pも山頂も目視出来る。
樹氷祭りが終わったので、規制ロープが撤去されてた・・・
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樹氷平から、スキー場の管理区域外に進む・・・今日のスキー跡が・・・
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雲が流れると・・・日差しが当たる。樹氷は、まだ健在だ!!! 
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樹氷の中は凹凸が有るので、樹氷原の下を巻いて進む。
2022_03080005 パノラマ写真

石森Pへ続く尾根に上がると、竹竿標識が・・・この竿の右側は、雪庇だ・・・
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石森Pへ着いた・・・竹竿標識は、森吉避難小屋(黒く見える)まで立ってる様子。
奥の△は、一ノ越ピーク。

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石森Pから、右に進路を取る。雲が流れて来ると・・・視界が悪く為る・・・
2022_03080011 パノラマ写真

阿仁避難小屋へ向かう・・・雲が怪しい・・・
2022_03080014 パノラマ写真

こっちにも竹竿が立ってる、阿仁避難小屋まで・・・
登山届の受付が11番だったが、先行者の足跡が・・・風裏なので残ってる。

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時折、山頂が見える・・・
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風当たりが強い処の樹氷は、塊に為る。これが見えると、小屋は近い・・・
2022_03080017 パノラマ写真

阿仁避難小屋に着く。2F建ての小屋だが、2月の時よりも、更に埋まってる。
仲間が2月19.20日に、冬戸を掘り出して泊まったので、少しは出てると思ったが・・・
昼飯を喰うのを止めて、山頂を目指す。
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小屋から先には、竹竿標識が無い・・・天候も良くないし、帰路を考えて、
持参の標識旗を30歩毎に挿して登る。
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一瞬視界が開けた。追い越して行った、若者2人が山頂に着いた・・・
森吉には、初めて来たと言ってたが、運のいい奴等だ。山頂標柱が矢鱈太く為ってる。

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2022_03080024 パノラマ写真

標柱はエビの尻尾で、巨大海老フライです。
着いて、この写真を撮って、直ぐに降りる。若者も同時に降りる。

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往路は、風を背に受けてたので、気に為らなかったが・・・帰路はモロ向かい風。
地吹雪で視界は最悪、顔面凍傷に為るかと思って、フードを締める。
30歩毎に挿して来た標識旗だが、間隔的に正解だった。50歩なら次が見えなかった・・・

標識旗を回収しながら、避難小屋まで来ると、視界が開ける。
板を外して・・・大休止、テルモス珈琲を1杯飲み一服。
シューで登ってきた単独者、暫く山頂方向を見てたが、諦めて戻る・・・

石森Pから一ノ越Pに続く稜線が、バックの黒雲に映える。
2022_03080028 パノラマ写真

振り返ると・・・向岳(森吉山)に日が当たってた・・・
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石森Pでシールを外し・・・雪庇帯に来ると・・・竹竿の左側を滑った跡が・・・
左が雪庇なので竿を立て、ロープを張ってるのだ・・・そう云う事が判らない奴等が居る。
先日も落ちて、登れずに救助を求めた馬鹿が居たが、この辺りだろう・・・
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間もなく樹氷平・・・一番下の樹氷群だ。今年の見納めかも・・・
2022_03080036 パノラマ写真

ゴンドラ上駅に戻り、併設された休憩所に入り、遅い昼飯を喰う。
山頂で別れた若者が居た・・・帰路、標識旗が有って、良かったと言う。
彼等と入れ替わりにN氏が入って来た・・・久し振りに色々話す。
2時も回ったので帰ろうと・・・入り口で、降りて来たF氏一行が・・・中にN氏居るよ!

スキー場をチンタラ滑って、車に戻り帰路へ・・・
明日・明後日は、今日より天気が良さそうだ、八甲田か? 遣り残した田代岳か?
起きて、予報を見てから決めよう~

8月25日
今月末までの間、阿仁スキー場のゴンドラが往復(1800円)無料。
無料なら納涼登山に・・・と、思ってたが中旬の集中豪雨で、土砂崩れの為通行止め。
21日から開通したので、晴れの日を探してた。今月末迄の間で、いい日は今日限りか?

9時前に家を出て、途中のCVSで菓子パン2個を買い、スキー場着が10時過ぎです。
途中、何処が崩れたのか?と・・・何の事は無い、スキー場下の民宿村の処。
造成した時に押し出した土砂が、水を含み路面にズリ落ちたのだろう・・・
仮設の土留をして有ったが、法面工事工事が必要だろう。安易な開発が起こした事故かも。
他にも途中に、数箇所土砂を寄せた跡が有ったが、沢の流れ込みが殆んど。

チケット売り場で、住所・氏名・telを記入し、往復券を貰う。
冬と違い、登山届の必要は無しだと・・・今日の受付17番目だった。

1人ゴンドラに乗り、山頂駅へ10時半着。
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即 歩き始めるが、樹林帯の中は暑い・・・汗を掻かない様にユツクリと・・・
山頂が見えた、ゴンドラ始発の9時に乗った人は、山頂に着いた頃だ。
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石森Pが見える。30分で到着。
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石森Pと阿仁避難小屋の鞍部に有る、水溜り。銀ヤンマが一生懸命に産卵してた・・・
こんな高い処で孵化するのか? ビックリである。
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阿仁避難小屋 冬は屋根まで、雪に埋もれる。雪を掘って2Fの窓からの侵入が常。
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小屋から山頂までは1km。途中に、登山路整備で荷揚げした、砕石の山。
最近撒いたのか? 砕石が馴染んでなくて、歩き辛い・・・
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稚児平を過ぎると、山頂標識が見える。稚児平の緑化は、効果が出た様だ。
高山植物の開花時期が終わり、竜胆が少し・・・キスゲの種も弾け始めてる。
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1時間20分後の、11時50分山頂着。早くも遅くも無い、こんなものだろう・・・
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積雪期は、山スキーで何十回も登ってるが、無雪期は3回目の登頂。
最初は、子供達が小学生の夏に、キャンプ場から登らせた。
これがかなり轍えたのか? 以後、山に登る気が失せた様だ・・・
2回目は、一昨年の夏に小学生の孫2人を、楽なゴンドラ経由で登らせた。
今年も“子の子達”に再度登らないかと、声掛けしたが・・・無視される・・・
小6の時に山頂からの絶景を見て、山にのめり込んだ、俺の遺伝子は何処に行ったのか?

雲が降りて来たので、菓子パン1個を喰い下山する。
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夏山は、暑くて駄目だ・・・キリッと身が引き締まる積雪期でないと、山は面白く無い!!!

8月29日
25日
)に続き、今日も登った。

ゴンドラ往復が無料なのが、8月末まで・・・予報では、8月最後の晴れが今日です。
昨日のヨット講習は風が若干不満だったが、帰ってから菜園の整理も予定分を消化。

今日の晴れは、やる事も無く・・・起床して、「森吉に行く」と宣言。
お握り1個を作って貰い、好物のドラ焼き・バナナを各1個とペットのお茶を持つ。
基本日帰りでは、殆んど喰わずに通せが、万一の非常食程度に持参。
勿論晴れ予報でも、合羽上下・ライト程度は持つのだが・・・

阿仁スキー場間近の山道を、普通に(50k位で)走ってると、後ろの車に迫る車が見えた。
それを追い越し、続けざまに俺に追い越しを掛けて来た奴がいた・・・
寄ってやろうかとも思ったが、フザけた奴なので無視して走る。
100m程並走したが、
カーブの多い山道、一気に加速出来ない様だ、なら追い越しするなよ!
30秒早く着いてどうする? 爺と婆が乗った秋田ナンバー・・・

無料チケット申込み記入は47番目、少なくとも47人以上が先行してる。
9時半にゴンドラに乗り、9時45分に上駅着。即 歩き始める・・・
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25日は暑さを予想し、半袖だったが・・・アブが居た。今日は長袖で・・・
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石森Pへの道端に、何竜胆か?知らないが咲いてる。他に黄花や赤い実も・・・
花には、全く興味が無いので、名を知ろうとも思わないのだ。
(後記 蝦夷オヤマノ竜胆 だそうです)

石森Pへの登山路に、追い越しの爺と婆が、ヨタ歩き中。迫って避けさせる。
巻道を通らず石森Pに登る。端正な一ノ越Pの手前に森吉神社と避難小屋が見える。
帰りに寄って見る事に・・・

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阿仁避難小屋で一本立て、一服。茶を2口、25日程は汗ばまず・・・
稚児平の隠れベンチで、一服 そよ風が心地良い・・・

10時15分山頂着、歩き始めて1時間半、25日は1時間20分。こんなもんだ・・・
25日は山頂に誰も居なかったが、今日は人・人・人・・・
北側に南・北八甲田連峰、東寄りに八幡平・岩手山・早池峰山、鳥海は雲の中・・・

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二服して山頂を去るが・・・天気が良いので、続々と登って来る・・・
阿仁避難小屋に戻り、一服。
石森Pから、森吉避難小屋へ・・・小屋の後ろに神社の屋根が・・・冠岩も。

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小屋前に写ってる、白い上着に手提げバッグの娘さん、スニーカー履きだった(*_*)
出し縫い山靴を履いて、ガシガシ歩く俺は何なのか・・・

冠岩 岩の上に岩が載ってる。森吉山は、山岳信仰の対象だった歴史が有る。
“一ノ越”P・“石森”P等の名の他に、ここから見る本峰を、向山と呼んだ時期も有る。
今でも、石森や向山の山頂を少し掘れば、“寛永通寶”等が出て来るのだ・・・
江戸後期の紀行家 菅江真澄も、この岩を絵に描いてるが、信仰の対象に為らなかったのか?
今、しめ縄が巻かれて無い不思議・・・基部に何か有るのか? 近付かなかったが・・・

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冠岩の前に、森吉神社が鎮座。鳥居の桁が、熊に齧られてる・・・熊が多い場所だ。
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鳥居の前の、小スペースの下草が刈られて、干し草状態。寝転んで空を見上げる・・・
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秋の雲だ・・・30分ほど過ごす・・・石森Pに戻り、山頂駅に・・・
途中何と・・・ロングスカートのお嬢さんが登って来た・・・園児も居た、山は様々だ。
俺も、大夫丸く為ったなァ~、と、思いながら「頑張れョ」と挨拶に返した。

ゴンドラで降りてると、遥かに鳥海山が見える~

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夏に、週2の登山をしたのは、記憶に無いがビールが美味い! 折角腹囲が痩せ掛けたのに!

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